大分空港で出迎えてくれたのは、義兄の奥さん+3人の子供達。僕はこの日から6日間、甥っ子3人に翻弄されまくるという事を後で思い知らされるのだが・・・。実家に到着すると、初盆の準備がかなり進んでいた。年末に義理の祖父が亡くなって、その初盆って事でいろいろと行事があり、実はその多くに僕は重要な立場(祖母の娘の子供の旦那、数少ない動ける男)として参加する事になるのであった。もの凄い数の参列者、親戚の方々と挨拶したのだが、それが誰かを把握している暇が無いというか、覚えられないというか・・・(苦笑)。
お盆って言っても、せいぜい墓参りしてオシマイみたいな感覚だったのだが、今回の体験によって、地方や村によって諸々とネイティブな文化があるのだって事を知った。お盆の終わり頃に近所のお寺で盆踊りがあったのだが、どこから湧いて出たんだって位に人が集まって来て、最初は霊を弔うような口上から始まるんだよね。それが終わると徐々に輪になって、昔から伝わる盆踊り用の歌を交代で延々と歌うのだ。東京音頭とか流れないし、縁日なんかも無い。そうだよな、盆踊りってのは本来、死者の魂を供養するための行事なのだ。思いの外、宗教的でスピリチュアルな盆踊りにハッとさせられた。もちろん、輪になって踊るんだから楽しげなんだけど(笑)。
さて、甥っ子3名は小学校2年生の長男を筆頭に、朝から晩まで何かしてないと爆発させられるのか?ってぐらい四六時中、何か楽しいをやりたくって仕方ない、という感じ。一日に何回、ババ抜きをやれば気が済むんだろう・・・とか思ったが、ちと待てよ。親戚のお好み焼き屋さんで、一口食べるたび、あちこち走り回って、挙げ句の果てに2階の階段から転げ落ちたのは、何を隠そうこの僕だったりする。小学校低学年の通知表には「とにかく落ち着きが無い」と必ず書かれていたし・・・そうか、これがそうか!あぁぁぁぁぁぁ(笑)。ってな訳で、昔の両親への罪滅ぼしではないのだが、ちびっ子3人のエンドレスな遊び探しにずっと付き合う僕なのであった。
何にも無い村で6日間を過ごす、ってのでかなり暇を持て余すんじゃないかと心配していたのだが、結局お盆の行事と子供達の相手で、あっという間に過ぎてしまった。ちっとも休めてないし・・・まあ、いっか。貴重な体験だったしね。僕の夏休みはこれでオシマイ。