S i t e - Y a m a n a k a

808/31/12/2000

　友人宅からそのまま実家へ。実家に戻ったのは２ヶ月ぶり。引っ越してから始めてである。かつて僕の部屋だった６畳部屋は弟の部屋に様変わりしていた。午後からは何にもする事もなく、ダラダラとお菓子を食べながらＴＶを見るという、これぞ大晦日という感じののんびりムード。そのまま夜になり、紅白を見ながら年越しそばを食べる。昨日から食べてばっかりだ。サザンの年越しライブを見ながらあっさりと年明けを迎えた。

807/30/12/2000

　お昼過ぎ、先輩夫婦と共に深大寺へ行く。深大寺と言えば何と言っても「深大寺そば」。お参りもそこそこに、名物のそばを堪能する。旨い。３０日という中途半端な日ということもあって、人の数も極めて疎らであった。しかし、それが逆に静けさ漂う寺の雰囲気が心地良い。食後のデザートは焼きたての草まんじゅう。これも旨い。夕方からは友人宅で恒例の忘年会。温かいおでんと新鮮なマグロの刺身を堪能する。参加者は高校時代の同級生、その奥さん、奥さんの友人、同級生の友人など総勢８名。いつの間にか人脈が広がっていくのが面白い。仕事で遅れてきた友人がドンペリを持参すると、場のテンションは最高潮に盛り上がる。もちろん僕は置いてけぼりだったのだが・・・。今年の公式ゲームは「バーチャル・ピンポン」。ラケット型の専用コントローラーで卓球をするだけのゲームなのだが、これが以外に深い。おまけにこれがプレステでもドリキャスでもなく、直径１０センチぐらいの専用ハード。電源入れて、テレビに接続するだけ。コントローラーはワイアレスなのだ。むむむ、深すぎる。気が付いたら右腕が筋肉痛になっていたのは言うまでもない。就寝は午前３時。お腹いっぱいで動けず。

806/29/12/2000

　スタンリー・キューブリックの次回作になる予定だった「Ａ．Ｉ」。この脚本をどういう訳かスピルバーグが製作することになったのは御存知の通り。「私がキューブリックの意志を引き継ぐべき後継者だ」ってな感じの虚栄心が見え隠れして感じ悪いんだが、作品自体には非常に興味がある。というかスゲー見たい。はっきり言って公開が待ち遠しいのだ。という訳で現在、鋭意撮影中の「Ａ．Ｉ」なのであるが、近況をドリームワークスのサイトで知ることができる。既に予告編なども公開されていて「うぉおおおっ」って感じである。肝心の公式サイトは未だ準備中（でも、ポスターのイメージが入手可能なのだ）。２００１年にキューブリック本人が存在しないのは非常に残念だが、こうやって遺稿が作品化されるっつーのは、何とも象徴的だねえ。スピルバーグが真っ当なＳＦ作品を撮るのも久しぶりだし。「未知との遭遇」は来世紀に持って行くべき数少ない作品のうちの一つだと僕は思うよ。

805/29/12/2000

　お昼過ぎに起床。明日から来月の４日までスケジュールはいっぱい（もちろん遊ぶのだが）。よって今日は一日、大掃除の日なのである。風呂掃除、トイレ掃除、洋服の整理など今まで気になっていた所を全て綺麗にする。奮闘すること６時間。やっとのことで今年の汚れを落としきった。部屋が綺麗になると気持ちまでさっぱりするから面白い。疲れたけど。年賀状はまだ準備できていない。

804/28/12/2000

　仕事納めの日。今年もいろいろあったねえ。まあ仕事的には、６０対４０ぐらいでまあまあの年だったなあ。来年はどうなるんだろ？仕事はさておき、帰りに外注さんの送別会に出席。彼女がうちの部署にいたのはかれこれ１年半ぐらいだろうか？感慨もひとしおである。最後の日まで恒例のマシンガン・トークは冴え渡っていた（笑）。警察官のお父さんが押収品のエロ本を家に持ち帰ってた、って話は最高だった。既に次の職場が決まっているそうで、今後も頑張って欲しいもんである。どんなに酷い所に行ったとしても、今までの上司よりはマシだと思うよ（苦笑）。

803/25/12/2000

　あれは何というタイトルだったか・・・風と太陽が如何にして旅人のコートを脱がせるかという勝負をするというお話。風は旅人にこれでもかと強風をビュービュー吹き付けてコートを剥ごうとするのだが、旅人は逆に風でコートを飛ばされないようにしっかりと着込んでしまう。一方、太陽は暖かい日差しを燦々と降り注ぐ。旅人はこりゃ暑くて堪らんとコートを脱いでしまう。このお話の教訓は「押してもダメなら引いてみな」なんだろうか？風だって一生懸命やったんだよな。そんなに悪い奴じゃなかろうに。なんでこんな事を書いてるかというと、今日の会社の帰り、このお話に出てくるような凄い突風が吹き荒れていたってこと。ただそれだけ。あ、年賀状のことすっかり忘れてる。どーしよ。

802/24/12/2000

　吉祥寺の西友へドライバーを買いに行く。家に帰って早速ＣＤラックのネジを締め直す。なんだ、ちゃんと締めればしっかりしたもんだよ（当たり前か・・・）。ＣＤをＡＢＣ順に収納するだけでも莫大な時間と労力が必要なのであった。やっとのことで全てのＣＤをラックに納め終わった。もう数年来の夢であった「聴きたいＣＤがすぐに取り出せる」という状態が自分のものになった。嬉しい！今年もあと一週間か・・・あ、年賀状を書いてない。

801/23/12/2000

　注文していたＣＤラックが届く。約１時間ぐらい奮闘してやっとの事で組み立て完成。サイズは分かっていたものの、組み立ててみるとかなり大きい。あまりに大きすぎて予定していた場所には置けなかった（苦笑）。さっそく大量のＣＤを収納してみたのだが・・・あわわ、どうして倒れそうになるのだ？やっぱり、ちゃんとネジを締めなきゃダメなのね。この家にはドライバーが無いのだ。クリスマス、鮭のムニエル、温かいシチュー、趣味の良いセーター、ＭＤプレイヤー、子犬のぬいぐるみ、ジャクソン・ファイブのクリスマスアルバム、チョコレートケーキ、スヌーピーのＤＶＤ。

800/21/12/2000

　やっとネットに接続できるようになった。久々のページ更新。ブロードバンドでの接続をあきらめ、結局はＮＴＴの一般回線に甘んじることになった。その理由は電話回線を電話として使わないにも係わらず、回線使用料だけでＮＴＴに月々２２００円も払わなきゃならんからだ。これにＩＳＰの料金を含めると月々７０００円を越えてしまう。いくら速度が速くて繋ぎ放題でも、これはあまりにも高すぎる。こんな暴利がまかり通ってるようでは日本のインフラ整備はちっとも進まんぞ。いつの日か、完全に「脱ＮＴＴ」を実現してやるからな。首を洗って待っとけ！

799/21/12/2000

　突然だが、頭に来るシチュエーションというのは大きく分けて２種類ある。１つ目は、その場で瞬間的に怒りが頂点に達するケース。こちらは頭の悪い人と話している時に多い。２つ目は、後から怒りがムクムクと沸き上がってくる場合。こちらは頭の切れる人と話している時に多い。今日のケースは後者。帰宅間際に上司から突然「明日の打ち合わせ、ＯＫなんだよね？」と言われる。は？何の話じゃ？知りませんよそんなの。「前の会議の時に言ったじゃない。覚えてるでしょ？」言われるがまま思い出してみる。あのとき言われた内容はこうだ。「来週、打ち合わせに行く予定なので都合が付くようなら顔を出して貰いたい」そのときはあくまで「言って欲しいなあ」という意志を表示した以上のものは無かった。で、あれから一週間経っている。その間、何の音沙汰も無かった。もちろん集合時間も場所もな～んにも聞いてないので、この話は立ち消えになったもんだと思っていた。で、今日の突然の「ＯＫなんだよね？」である。慌てながら「は？予定には入れて無かったんですが・・・」と答えると。「えええぇ、もう人数に入れちゃったよ。行けないのか？」いや、行けって言われれば行けますけど、できれば会社で開発作業をしたいのだ。ただでさえ会議の連続で自分の作業が滞っているのだから。渋々ながら「いやぁ、行けなくはないですけど・・・Ｋさんは行くんですか？」と聞くと「いや、Ｋ君は（忙しいから）行けないそうだ」なにそれ？だったら僕だって忙しいから行けない、ってのはありなの？・・・ん？ちょっと待てよ。Ｋさんには行けるかどうか確認したってことだよな。さらに「いやねえ、もう当日の弁当を注文しちゃったんだよ。できれば来て欲しいんだけど」って、なんで僕には今日の今日まで音沙汰が無かったわけ？それって確信犯じゃないか！　やりかたが汚いっつーの。この人、頭は切れるんだけど、どうも僕とは今一つ噛み合わないんだよねえ。なぜもぜ？

798/20/12/2000

　会社をＡＭ休してＮＴＴ三鷹市店へ電話の申し込み。ブロードバンドだケーブルＴＶだと散々悩んだ挙げ句、最終的に通信環境として選択したのはＮＴＴの一般回線であった（苦笑）。来年、もしくは再来年にはブロードバンドが本格化するだろうから、その時に移行しようと決めたのであった。どこの村役場かと思うような旧態依然としたＮＴＴ窓口にて、３０分程度の手続きを済ませる。電話開通は明日の夕方。引っ越してから一ヶ月半。やっとネットに接続できるぅ（涙）。午後から会社にて新製品の設計レビュー。ぶっつづけで４時間しゃべりまくる。疲労困憊。夕食は吉祥寺のパキスタン・インド料理店「POTOHAR」にてチキンカレーを食す。安っぽい店内の雰囲気がそこはかとなく良い感じ。もう１２月２０日か・・・

797/19/12/2000

　具体的な考えも無いくせに正論を吐く奴は嫌いだ。何の行動も起こさないくせに理想論を語る奴は嫌いだ。口先だけの前向きな考えを押しつける奴は嫌いだ。自分の事を棚に上げて他人の批判ばかりする奴は嫌いだ。うるさい男は嫌いだがチマチマと愚痴ってる男はもっと嫌いだ。それにしても、僕の価値基準は昔からちっとも変わってないな。これって頑固者ですか？

796/18/12/2000

　会社帰りに先輩、同期、後輩が入り乱れての飲み会に出席。仕事の都合で遅れて参加下したのだが、既に同期は潰れかかっていた。飲めない僕が言うのも何だけど・・・弱くなったねえ（苦笑）。飲み会と言うよりはハイペースなお食事会という感じで、次から次へと運ばれてくるハンバーグがあっという間に無くなっていく。何だったんだろ、あのスピードは。

795/17/12/2000

　先輩夫婦と一緒に吉祥寺の「ひょうたんなべ」で夕食。昔っからある店らしいのだが、来るのは今日が初めてである。ここの名物は「おでん」。この冬初めての美味しいおでんに舌鼓を打つ。良いねえ。冬はやっぱりこうでなくちゃ。食後、店の近所のアイスクリーム屋に立ち寄る。お腹いっぱいでも甘い物は食べられるんだよねえ。寒い季節にアイスもなかなか良いもんだ。満足満足。帰る頃、少し雨が降ってきた。あ、洗濯ものが干しっぱなしだ・・・。

794/17/12/2000

　映画「イエローサブマリン」をＤＶＤで見る（ちょっと自慢！）。ビートルズマニアとしては恥ずかしながら、ちゃんと見るのは今回が初めて。ビートルズが主人公のアニメーションだと言うことは知っていたが、予想を超えて素晴らしい作品であった。幻想的な映像、斬新なキャラクターデザイン、言わずもがなビートルズの名曲の数々。強いて言えば「サイケデリック時代の不思議の国のアリス」ってところか。見事。デジタル化に伴うリマスター効果は絶大で、２０数年前の作品とは思えないぐらいクオリティーの高い映像、音質に仕上がっている。製作には直接タッチしていないとは言え、こんなところにもビートルズの偉大な足跡が残されているんだねえ。ＤＶＤで見るに相応しい傑作。

793/16/12/2000

　早起きしてＮＴＴ下連雀支店に電話の申し込みに行く・・・が土曜日はお休みだった。なんだよお、一人暮らしだと会社を休まないと電話も敷けないのか（怒）。殿様商売と言われても仕方ないんじゃないの。気を取り直して、近所のスーパー「たいらや」へ買い出し。一人暮らしをするようになって、現代の食料品事情が少しずつ分かってきた。特に冷凍食品の充実ぶりには目を見張る物がある。チンジャオロースー（漢字が分からん）のピーマン抜きとかあるのね。ピーマンだけ切って炒めれば良いという。便利な世の中だねえ。買い物の帰りにＹシャツをクリニーングに。仕上がりでたたむかどうかで値段が違うんだ。ふ～ん。

792/15/12/2000

　会社の忘年会に出席。夕方になって後輩のプログラムに不具合が見つかって慌てたが、なんとか出発時刻には間に合った。ふぅ。ここ最近の課の飲み会（と言っても前回は新人歓迎会だったっけ）は年輩層と若年層が完全に分離した状態になる。まあ、各自の日頃の思いがそのまま現れているに過ぎないのだが、せっかく皆が揃うんだからもうちょっと交わりがあっても良いのかなあ、とは思う。思うのだが致し方ないのかなあ、とも思う。まあ、部長自ら欠席しているって事実に今の状態が集約されているのかね。う～む。食事はこの冬初めての鍋。美味しかったなあ。一人暮らしじゃ鍋なんて作らないもんね。二次会のカラオケに参加したのはたったの７人。それなりに盛り上がったんだけど・・・課の忘年会だよ。寂しいじゃないの。

791/14/12/2000

　あまりに手持ちのＤＶＤソフトが少ないので、会社帰りに「イエローサブマリン」と「マトリクス」を購入。本編は週末に取っておくことにして、付録の映像を楽しむ。まあ、メイキングとかいろいろ見られるのは良いことなんだろうけど。別にどうってことないな（苦笑）。ＤＶＤレンタルが本格化してるから、そっちの方がメリットなんだろうな。

790/13/12/2000

　会社帰りに吉祥寺のラオックス立ち寄る。そう、ＤＶＤプレイヤーを購入するのだ。この数日というもの、数々のパンフレットと格闘してきた。一読すれば分かるのだが、なにせ機能が多すぎてちょっとやそっとじゃ理解できないのだ。僕のＡＶシステム（３２インチのハイビジョンＴＶ＋サラウンドシステム）に適合する機種を選定するだけで一苦労であった。結果、ＤＶＤプレイヤーは一般的なスペックで十分であることが分かった。最後の最後に店頭で悩んだ挙げ句、SONYのDBP-S313に決定。値段は３万円弱（安い！）。そのまま持ち帰って早速、接続。取りあえず手持ちのＤＶＤソフト「２００１年宇宙の旅」を試聴。おおおっ、やっぱ画質はビデオの比じゃなく綺麗なのだ。２００１年の幕開け映画はこれで決まりだな。ふふふ。

789/11/12/2000

　ネット通販で購入したＤＶＤ「スヌーピー　ベストコレクション９～クリスマスストーリー～」が到着。さっそくＭａｃで見ようと試みるが・・・あれれ、再生できないぞ。どうやらQuickTime関連のコンポーネントが足りないみたいだ。おかしいなあ。以前はそのまま見られたんだけど。まあ良い。こないだ出たばっかりのボーナスでＤＶＤプレイヤーを購入する予定なのだ。現在、パンフレットとにらめっこの真っ最中。

788/09/12/2000

　ＮＨＫホールへ「矢野顕子　さとがえるコンサート２０００」を見に行く。アッコちゃんを聴き始めて早１０数年。実物に対面するのはこれが初めてだった。今回のコンサートは１部がピアノソロ、２部はピアノトリオという２部構成になっている。開演時間を少し過ぎた頃、ピアノだけがポツンと置かれた殺風景なステージ上に、颯爽とアッコちゃんが登場。１曲目は奥田民夫作の「さすらい」。矢野顕子の音楽人生そのものが正に「さすらい」なのだ。ちなみに今日のコンサートはＣＳで生中継されている・・・というのに矢野顕子と言う人は演奏曲目をその場で決定しているのだ。曰く「う～んと、次は何を歌おっかな」。これは気持ちが入っていないという事ではなく、小さなライブハウスで演っているようなアットホームな雰囲気だということなのである。２部はドラム、ベースを含めた超絶技巧ピアノトリオでの華麗なバンド演奏。「愛があれば」「ニットキャップマン」「在広東少年」「雷が鳴る前に」「電話線」、アンコールの最後はニューアレンジ版の「David」で締めくくる新旧を取り混ぜた素晴らしく且つ暖かい、良質な音楽をたっぷりと堪能することができた。ほぼ期待通りの内容。もちろん最高に良い意味で。矢野顕子には「天才」という称号がよく似合うのだ。

787/08/12/2000

　開発チーム＋αのメンバーで恒例（？）のお食事会。今回のテーマは「焼き肉」だ！「焼き肉」という魅惑的な言葉に惹かれた１０人弱の面子は、田町の三田側にある某焼肉店に集合した。僕は初めて行ったお店だったが、これがなかなか良質な肉で、久々の贅沢品をお腹いっぱい食す。よくよく考えれば今まであんまり無かった面子だったので、面白かったなあ。ストレス解消って感じ。

786/07/12/2000

　１２月に入っていよいよ新製品の開発に着手。いざ設計を初めて見ると、これが以外に重い作業であることが分かってきた。たった２週間で設計なんかできるのかなあ。不安。丸一日、頭をフル回転させているともの凄～く疲れる。ふぅ。ただでさえ時間が惜しいのに、どーして４時間も会議をやるかねえ？遅刻してきた人は静かにしてるように。

785/03/12/2000

　吉祥寺をブラブラする。携帯灰皿とコースターを購入。目覚まし時計は気に入ったのが見つからず保留。

784/02/12/2000

　朝１０時頃。昨日の酔っぱらい大将だったパーカッション担当からの電話で起こされる。どうやら無事に帰宅したようだ。寝ぼけながら話を聞くと、どうやら自宅に戻ったあとも一騒動あったようだ。奥さんの話によれば「自宅は戸田なのに、なぜかタクシーは浦和に向かっていた」「近所までタクシーを迎えに行ったものの、大きな酔っぱらいを一人で運べる訳もなく、運転手さんに手伝ってもらった」「玄関でそのままダウン。仕方がないので毛布をかけてあげた」「その途端、エクトプラズムが・・・」「ってな事が３回も続いた」ってな感じだったらしい。昨日の夜、奥さんに「あんまり怒らないでね（苦笑）」と話したときには、あまり実感が沸かなかったようだが、今ではその真意がバッチリ伝わったようだ。まあ、怒りを通り越して呆れているみたいだったが。とりあえず、今週末は奥さんの「下僕」として小さくなってるしかないだろね。情状酌量の余地無しなのだ。わはははは。午後から新宿に出かけ、買い物に勤しむ。シンプルだけど妙にカッコ良いグラスを６個、自転車の空気入れ、クリスマスツリーを購入。ツリー売場は今が一番混んでるだろうなあ、という感じの大盛況。人の波に揉まれながら、ヌードツリーと細々したオーナメントを選別した。さっそく自宅に戻ってツリーの飾り付け。そんなに立派なもんじゃないけど、こういうのがやりたかったんだよねえ。

783/01/12/2000

　来週から海外青年協力隊（？）の一員としてフィリピンへ行く高校時代の友人を囲んでの壮行会へ出席。渡航する彼はブラスバンド部の指揮者だった（ちなみに僕は庶務、記録、会計）。ブラスバンド部の同期やその周辺の人間が久しぶりに集まった。そうか、卒業したのはもう１２年も前の事。こんなイベントでも無いとなかなか集まれないもんねえ。昔の仲間の良いところは、久しぶりに再会してもあっと言う間に当時の雰囲気に戻れることだ。ものの３０分もしないうちに、高校時代と同じ空気に包まれる。なにせ高校時代は大昔の話なので、時効になったきわどい話題が次から次へと繰り広げられる。それはそれで大変結構な事なのだが、如何せんみんなのはしゃぎぶりは度を過ぎていた。１時間後にはただの酔っぱらい集団と化し、終電間際までハイテンションのまま貫徹するに至る（笑）。で、問題はその後。一番元気の良かった、当時パーカッション担当は席を立った瞬間、一気に酔いが回って正に千鳥足状態。エレベーターで一階に降りるやいなや「トイレ！トイレ！トイレに行きた～い！」と騒ぎだす。必死の思いで近所のゲーセンのトイレに連れていく。１０分後、真っ青な顔をしてトイレからやっとのことで出てくる。「大丈夫か？」「（力無く）ふぅ」「ホントに大丈夫か？」「（さらに力無く）ふぅ」どうみても大丈夫では無かった。とりあえず外へ連れ出し、道端に座らせる。気が付くと、僕ともう一人以外は全員ヘベレケ状態であった。はっきり言って心配だったが、終電が近い僕は良心の呵責を感じながらも、みんなに別れを告げて家路につく。まあ、みんな大人だし、７人もいれば何とかなるでしょ。で、自宅に付くやいなや、そのパーカッションの奥さんから携帯に電話が入る。「連絡が付かないんだけど、どうなったか分かる？」う～む、やはりダメだったのかなあ。彼と一緒にいるはずの当時クラリネット担当に携帯をかけまくる。２０数回のリダイアルの末、やっと繋がる。「ああ、奴ならタクシーに乗っけたよ」ほっ。取りあえずは自宅に向かっているようで一安心。その旨、奥さんに連絡する。こりゃ、帰ったら大目玉を食らうぞお。１時過ぎに就寝。

782/30/11/2000

　久しぶりに「完全に寝坊」した（苦笑）。一人暮らしになって初めての経験である。原因はオンボロ目覚まし時計が鳴らなかったこと。小奴のせいで何度も寝坊している。前々から買い換えようと思っているのだが、普段はちゃんと動くし、値段が5800円もしたやつなので（飾り気のない普通の小さな時計なのだ。どうしてこんな時計を買ったのかさっぱり思い出せない）いまひとつ決心が付かなかったのだ。しかしもう我慢の限界。週末に新しい目覚まし時計を買うぞ！買うぞ！買うぞ！オンボロ君は倉庫部屋で隠居生活に入ってもらいやしょう。で、寝坊してドタバタしたお陰で眼鏡を忘れてしまったのだ。朝は寝ぼけているからあんまり見えなくても気が付かないんだよね。何とかなるかなあ、と思ってそのまま出社したのだが・・・これが何ともならなかったのであった。とにかくディスプレイの文字が全く読めないんじゃまるで仕事にならんのだ。仕方がないので一日中、紙とペンで新製品の設計やらなんやらを背中を丸めてやっていたのでありました。いや～、マイッタよ。これは。

781/28/11/2000

　久しぶりに丸一日を開発に費やす。とっととシステム試験を終わらしちゃおうと思った矢先、今までに見たこともない原因不明のエラーが発生。これでもデバッグには自信がある方なのだが、今回のは一筋縄では行かなかった。何しろソース上はどこもおかしな所はない（それでも一時間以上も確認していた）。同じソースを使って別のテストプログラムを動かすとエラーは起きない。しかしそのソースをＤＬＬに組み込みと途端におかしな動きをするのだ。そんなこんなで午後の殆どを不具合調査に費やすことになった。ああ、僕の貴重な作業時間が・・・取りあえずの結論としては「コンパイラ側が開発対象によって参照するライブラリを変えている」という所に行き着いた。まだ決定的な結論には至っていないのだが。ふぅ、参ったね。夕方から、久しぶりに会う後輩を囲んでの飲み会に出席。突然、飲みましょうという誘いが来たのでどういう風の吹き回しだろうと思ったら、実は「結婚します」という報告であった。おめでとー(^_^)。若いのにやるねえ、と思ったら彼は御年２８才。別に早くも何ともないのだ（苦笑）。男だけの飲み会だったこともあり、それ相応の話題（笑）で盛り上がる。そう言えば飲み会なんて久しぶりだもんなあ。最後はカラオケで締めて、帰宅は午前様。終電を気にしなくても良いってのは精神衛生上とても良い事なのだ。

780/26/11/2000

　注文していた衣装ケースが到着。白いポリエチレン素材の引き出し式の箱が８つ。早速、段ボールに入れっぱなしだった洋服の収納に取りかかるが・・・なにせ量が半端じゃない。ああでもない、こうでもないと入れたり出したりを繰り返し、すっかりくたびれてしまった。今日の所は「取りあえず全部入った」というところで終了。本当は種類別、用途別にきちんと整理したいのだが。１１月もそろそろ終わろうとしてるのにねえ。

779/25/11/2000

　今の住まいの前の住人だった先輩夫婦の新居へ遊びに行く。調布からバスで１０分ぐらいの所にあるその新居は、集合住宅を一つのコミュニティーとしてデザインする「タウンハウス」という方式のもの。敷地内は建物も歩道も統一されたコンセプトでレイアウトされいて、正に小さな街のよう。部屋の窓から見える景色（隣の家や歩道）は綺麗なカラーリングが施されていて異国風情が楽しめる仕掛けになっている。部屋の間取り的にちょっと長屋っぽいが、地下部分を含めて３階立てなので総面積はかなり広い。晴れた日には屋上から富士山が見えるという。一言で言えば「楽しみながら住める家」と言った感じ。まだお若いのにやりますねえ。でも一番羨ましかったのは、食器がたくさんあることかも。僕ん家は人を招待しても、ろくに皿も用意できないもんねえ。

778/23/11/2000

　久々の休日。今日は何の祝日なんだろう？（笑）。お昼までグッスリ眠り、午後から吉祥寺へ買い出し。ジャムを２瓶、パスタ関連を３つ、ＡＶシールドをまとめる器具、などを購入。そろそろコートを着ないと寒い季節になってきた。気が付けば１１月も後半なんだねえ。早いっす。夕食は駅前の「大戸屋」へ。「ちょっと小綺麗な学食」とは良い表現だ。値段も安いし、メニューも豊富。一人暮らしの強い見方なのかもしれない。強引に明日も休暇を取ったので４連休だ。ひゃっほ～い。でも部屋の掃除をしなくちゃね。

777/21/11/2000

　またまた丸一日、会議漬けの日。リーダー会に新製品企画会議と全体会議。気が付いたらすっかり夜になっていた。それでも新製品のコンセプトが僕の思惑通りに進みそうなので「してやったり」って感じ。前々からこうすれば良いって言ってたことなのではあるが・・・まあ、結果オーライということで。夕食はできるだけ自炊を心がける。今日は野菜スープとペペロンチーネ。どうやって作るのかあまり分からないまま作ったにしては見た目は上々の仕上がり。それではいっただきまーす。まずは野菜スープ・・・むむむ、辛い。ペペロンチーネは・・・うぐ、これも辛い。とほほほほ。そうか、ニンニクは焦がしちゃいけないのね、ふむふむ。なるほど、唐辛子は入れなくて良いのだな、ふむふむ。野菜スープはなんだろな・・・コショウの入れ過ぎかな。石坂浩二への道は険しい。

776/19/11/2000

　今まで使っていたリビングボードを粗大ゴミとして三鷹市に引き取って貰う。その為には酒屋さんなどで「粗大ゴミ手数料処理券」っていうシールを買わなきゃならないのだ。このシールを張って所定の日に家の前に出しておけばいいのだ。こういうシステムになってるなんて自分でやってみなきゃ分からないもんだ。で、午後からお散歩ついでに近所の酒屋で粗大ゴミシールを購入。三鷹市は「鷹」がシンボルマークになっている。まあ、何かと言われれば、やっぱ「鷹」だろうねえ。秋も深まってきた井の頭公園は、今日は一年中で最も散歩に適した日なのではないか、と思うほど気持ちが良かった。いつか、ポットに入れたコーヒーとまだ読んでいない本を持ってって、一日中ひなたぼっこをして過ごしたいなあ。自宅に戻って、自転車で買い物に行こうとしたら・・・あーっ、パンクしてる！。近所の自転車屋さん曰く「あーこれは高いタイヤだねぇ。取り寄せになるから４～５日かかるよ。費用？そうだねえ。１～２万はかかるんじゃないかな」ガーン。予想外の出費（涙）。夕食は、たくさんお肉の（こんなのばっかり）ニンニク炒飯。今回はまあまあ旨くできたんじゃない。いろいろ不満はあるけれど、これは間違いなく炒飯だよ。

775/18/11/2000

　午前中、注文していたダイニング・テーブルとリビング・ボードが到着。さっそくテレビ、ビデオ、ステレオ、サラウンドシステムなどのセッティングに取りかかる。何が面倒ってＡＶ機器の配線ほど面倒なものはない。一本ずつ確認しながら少しずつ線を繋いでいく。苦戦すること３時間。やっとのことで全ての機器の接続が完了。ふぅ。新しいリビングボードはシンプルかつ合理的でかなり良い感じ。おまけにサイズが今まで使っていた物より格段に小さいので、一挙に部屋が広くなった。お昼はパスタを茹でて、ナポリタンにする。旨かった。午後にはお願いしていたガス屋さんがやってきて、ガス管の配線工事をして貰う。工事はものの３０分程度で終了。これでガス・ストーブが使える。その後、ダイニングテーブルの組立に取りかかる。これが予想以上に難物で、狭いところにあるネジを幾つも締めていかなければならない。最後の最後で、どうしても閉まらないネジが出てきた。これは不良品か？購入した店へ電話を入れ、パーツ単位での交換が可能か問い合わせる。答えは「ＯＫ」。しかし、週末なので今すぐにはメーカーに連絡が取れないとの事。来週早々にまた電話を貰うことにした。夕方から西友にお買い物。湿気取り、小皿、米びつ、砂糖と塩の入れる瓶、台所のタオルかけ、バターナイフなどを購入。最後に、注文してあったペンダント照明を受け取りにＬＯＦＴへ。裸電球に小さな傘だけが付いているような昔の照明、それを近未来風にしたようなデザインなのだ。今週も両手に荷物をたくさんぶら下げた「買い物大王」なのであった。

774/16/11/2000

　というわけで今日は張り切って炒飯を作ってみる。細切れにした肉と野菜を北京鍋で炒め、しんなりしてきたら冷やご飯をぶち込む。あわわわわ。見る見るうちに焦げていくのは何故なんだ！？　イメージ通りにご飯が混ざらない。最後に味付けした溶き卵を全体に馴染ませて出来上がり。う～む、どう見ても炒飯では無いな。「たくさん野菜の卵混ぜご飯」といった所か・・・やっぱ難しいんだね。まあ、見てくれはさておき、問題はその味だ。いっただきま～す。パクっ！・・・ん？これはやっぱり炒飯では無いな（苦笑）。僕ん家の食糧危機はまだまだ続く。

773/15/11/2000

　夕食にどうしても餃子が食べたくなった。駅ビル内の食品売場が期せずして定休日だったので、吉祥寺をあちこち探して回る羽目になる。結局、餃子（生じゃないやつ）を発見できず途中で断念。焼売で我慢することにする。本当は炒飯を作ろうと思っていたのだが、自宅に辿り着いたところでエネルギーが切れてしまった。材料は買ってきたのだが・・・疲れて帰ってくると料理する気にならないね。インスタントの五目ご飯で我慢する。やっぱり一人暮らしは大変なのだ。ふぅ。

772/14/11/2000

　先輩の誕生日会を兼ねた飲み会に出席。総じて取り留めのない気楽な話で盛り上がる。今月の２５日。先輩夫婦（今の僕の家の前の住人）の新居のお披露目会が行われることになった。噂が噂を呼ぶ「長屋のような一軒家」とは、果たしてどのようなものか？

771/13/11/2000

　炊飯器でお米を炊いてみる。買ってきた米がたまたま「洗わなくても良い米」だったのでそのまま一合分をジャーの中へ。待つこと２０数分。ほっかほかご飯の出来上がり・・・むむ、なんだかベチャベチャしてるぞ。少ない量だと水加減も微妙になってくるのだろうか？　まだまだ修行が足りん。

770/12/11/2000

　お昼頃に起床。朝食に初めてトーストが登場。少しずつまともな食生活に近づいていくのが分かる。一服した後、初めてのお洗濯。初めてなのでおっかなびっくりだったが、何のことはない。洗濯機に洗濯物を入れて、洗剤を入れて、スイッチを押せばそれでＯＫなのだ。うんうん、僕でもできる。お天気が悪かったので、お風呂場に洗濯物を干し、乾燥機をフル稼働させる。午後から吉祥寺を散策。今日は東急デパートの裏側を集中的に探検する。数年前に比べて、格段にお洒落な街になっている。オープン・カフェ風のスターバックス・コーヒーの横でジャズの生演奏が行われ、の向かいにはSHIPSやGAPなどのショップが並ぶ。これじゃまるで原宿か青山だ。途中、ラパン・アジルというフランス料理の店でお茶にする。こんな素敵なお店などかつては存在し得なかったのに・・・まあ、僕の世代には嬉しい事だけど「若者からお婆ちゃんまで楽しめる街」という雰囲気は少しずつ薄れてきているのかも知れないねえ。駅前の商店街はバリバリにおばちゃんだらけなのだが（笑）。

769/11/11/2000

　お気に入りの食器を求めて吉祥寺のあちこちを見て回る。結局、House Styling と言う店でみつけたシンプルな白い食器に決定。大皿、小皿、深皿、小鉢と取りそろえる。このセットには茶碗が無かったので、無印良品のボーンチャイナという茶碗を追加で購入。これで一通りの食器は揃った。ついでに炊飯器、普通の鍋、パスタ用の鍋、鍋掴み、まな板、タッパ、調味料入れなどその他諸々をお買い物。いくら買物王でもこれはさすがに疲れる（苦笑）。夕食はオニオンスープとペペロンチーネ、ポテトサラダを料理する（というか料理しているのを見ていた）。味についてはひとまず置いといて、やっと料理ができる環境が整った。石坂浩二への第一歩である。お風呂に入った後、御年３０才にして初めて風呂掃除、トイレ掃除を体験する。思ったより簡単だけど、これを継続していくのが大変なんだろうな。

768/10/11/2000

　体調は復活。会社に出社する。午前中はケンケンガクガクの新製品企画会議。やっとのことで製品コンセプトがまとまりそうだ。はっきり言ってこの段階まで持ってこれたのは僕のお陰です（笑）。午後からは久しぶりにコーディングに没頭する。今週は殆どと言って良いほど机に向かっている時間が取れなかった。職制は会議だけ出ていれば良いかも知れないけど、開発はそれプラス開発作業もあるのよね。いつもの３倍の速度でコーディングを進めて、なんとか今週のノルマを達成した。ふう。定時を過ぎた頃にはもうヘトヘト。帰宅途中に渋谷マークシティー内のTimeless Comfortで独特のフォルムを持ったナイフ、フォーク、スプーン計６本を購入。夕食は吉祥寺の鶏肉料理屋「比内や」で美味しい焼き鳥を食す。これが旨いんだ。一応、病み上がりなので無理せず早めに就寝。

767/09/11/2000

　午前３時頃、激しい腹痛と共に目が覚める。うぐぐぐ・・・何か変な物を食べたかな？　朝になっても痛みは収まらず、そのまま会社を休んだ。仕事の慌ただしさに桑へ、生活の劇的な変化に身体が付いて行けなくなったのだろうか？引っ越したばかりなので胃薬も無い。午後まで大人しく休むことにする。夕方になって、取りあえず痛みは収まった。何だったんだろう？　せっかくお休みしたので無駄にはできない。吉祥寺のLOFTへ買い物に行く。まずは目を付けていた食卓とリビングボードを購入。今すぐにでも必要なのに、配送されるのは来週の週末かあ。ついでに北京鍋、包丁、包丁研ぎ、おたま、フライ返し（って言うの？）を購入。料理するには本当に最低限の一式だ（この時点ではまな板を忘れていることに気付かなかった）。その後、無印良品で洗濯物入れ、歯ブラシ立てなども購入。この手の小さい日用品はまだまだ必要だ。少しずつ買い足していこう。せっかく北京鍋を買ったので、何かしら料理をしてみたい。これだけの道具で、しかも僕でも簡単に作れる料理は・・・そうだ、焼きそばだったできるんじゃないの？早速、近所のコンビニで焼きそばの材料を調達、シャカシャカと調理してみる。時間にしておよそ１５分ほど。できた～っ！　人暮らしをして初めて自分で作った料理だ。そのお味は・・・う～ん、はっきり言って美味くはない（苦笑）。味が濃い部分と薄い部分、火が通っている部分と生焼けの部分が混在している。まあ、全然食べられるのだが・・・やはり美味いもんじゃないな。まあ、修行あるのみだ。目標は石坂浩二。

766/08/11/2000

　目まぐるしい一日。午前中は渋谷にある某銀行のシステム部門へ出向く。名目上は不具合対応なのだが、動作確認をしていない環境に導入するのがそもそも間違いなのだ。動かないなら動かないなりに、どうして動かないのか原因を突き止めなければ始まらない。NetWareねえ・・・やっぱダメなのか。午後は会社に戻って職制、営業、開発の定例会議。なんだか知らないがお昼を過ぎても無性に眠い。会議中の半分ぐらいは意識が飛んでいたかも。そんな中、開発チームで検討中している次期製品のコンセプトを説明する。どのくらい理解されたのかは疑問だが、概ね良い反応が得られた。いつもこうなら楽なんだけどね。隙間の２時間を使って金曜日の会議資料をパタパタと書き上げる。夕方からは川崎の某所にて既存製品に用いられている基幹技術の特許会議。既に米国特許庁から２回も棄却されているのだが、クレーム内容を検討しなおして再度チャレンジする予定。棄却理由を見直して、取りあえずの方向性は決めることができた。帰宅途中、吉祥寺駅前のニンニクげんこつラーメンにて夕食。チャーシュー麺が820円ってのは高くないか？朝食用にドーナツを４つ買って帰途に付く。あー疲れた。今日は早く寝よう。

765/07/11/2000

　朝、生まれて初めて「燃えないゴミ」を出す。ドア・トゥ・ドアできちんと出社するのは今日が初めて。ぴったり一時間半ぐらいで通勤できる。帰宅の時はもっと早く行けるだろう。自宅からの通勤に比べ時間的にはほんの１０～２０分ぐらいの差なのだが、気持ち的にはかなり楽だ。一番違うのは行く、もしくは帰る時間がほぼ確実に予測できることだ。電車の乗り継ぎが悪くて予定が狂うという心配が殆どない。毎日の事だからこれは非常に大事なことだ。仕事の方は相変わらず会議やなんやで、自分の開発作業が思うように進められない。週の半分ぐらいは違うことやってるもんなあ。それでも何とか予定通りの進捗を保っている。頑張っても頑張らなくても給料は同じなのにねえ。気合いだけで乗り切るにはモチベーション的にギリギリの線だ。今日の夕食も鍋焼きうどん。賞味期限が今日までなんだなあ。

764/07/11/2000

763/06/11/2000

　朝、生まれて初めて「燃えるゴミ」を出す。毎週月曜日と木曜日が燃えるゴミ、火曜日が燃えないゴミの日だ。午前中は会社をお休みしてさくら銀行三鷹支店へ、マンションの権利書を受け取りに行く。ついでに水道料金の口座振り替えも申し込む。銀行への住所変更をまだ届けていなかったので窓口から直接、銀行のテレホンサービスで変更をお願いする。サービス毎に受付窓口を統合したいのは分かるが、これはちょっと変な感じだ。まだ時間が少しあったので、吉祥寺パルコ内のFranc francを覗く。食器類を物色するためなのだが、メジャー、ストラップ、メモ用紙など全く関係ない買い物をする。さらに近所の雑貨屋さんのワゴンセールでスリッパを三足購入。一足５００円は高いか安いか？昼食を食べ損なったまま、午後から出社。会議を２つこなした後、会社への提出書類（住所届け、ローン補助申し込み）を提出。これで一通りの手続き作業は終わったんではなかろうか。ふぅ。ぼーっとしていたらあっと言う間に夜になってしまった（笑）。帰宅途中、渋谷のマークシティーに寄り道。ここにも食器類がたくさん置いてあることを思い出したのだ。一時間近く、あちこちをウロウロする。あれもいいし、これも捨てがたいなあ・・・悩む。しかし渋谷もかなり変わったもんだ。吉祥寺の駅ビル食品売場にておにぎりを３個購入。閉店間際だったのでちょっと値引きされてる。ナイスな街、吉祥寺。一人暮らし３日目だが、まだ状況が飲み込めていないと言うか慣れていない。当たり前か。お風呂やトイレってどのくらいのペースで掃除すれば良いんだろう？ああ、洗濯物がたまっていく・・・

762/05/11/2000

　朝１０時頃起床。相変わらず寝起きが悪い。コーヒーを飲んだ後、いよいよ待望の吉祥寺探索へ出かける。それを歓迎するかのような抜群の秋晴れ。井の頭公園を散歩がてらにブラブラ歩くだけで心が晴れ晴れする。大宮の自然とは根本的に清々しさが違うね。吉祥寺駅前を懐かしく見て歩く。昔と比べていろいろ変わっているのだが、基本的な雰囲気は殆ど同じ。高校生とお婆ちゃんが混在できる街・それが吉祥寺なのだ。お鍋もフライパンも買わなきゃね。ってことはフライ返しやおたまも必要。あ、電子ジャーも・・・。まだまだ揃えなければならない物がたくさんある。とりあえず、新しい室内照明が欲しかったので、あちこちの電気店を見て回ることに。昔の土地勘がそのまま使えるのはやはり便利だ。途中、アンテナケーブルも購入。いろいろ見た結果、上品なＵＦＯみたいなフォルムのペンダント照明（なんちゅう例えじゃ！）に決定。残念ながら店頭に在庫がなかったので、いつ入荷するかを連絡して貰うことにした。その後、三鷹駅へ移動。駅ビル内にある市政サービスセンターで住民票を取得。会社のローン補助を申し込むのに必要なのだ。一端、自宅に戻ってから、近所のスーパーに初めてのおつかい（って自分の夕食のためなんだが）に行く。なにせ調理器具無し、電子レンジなしの状態なのでメニューがかなり限定されてくる。結局、にぎり寿司と玉子スープを購入。買い物かごをブラブラ下げて、帰途へ付く。独りぼっちの夕食。やっぱり少し寂しい。夜になって、ガスと水道料金の口座引き落としの申込書を作成。こういう手続きって住民票の移動と同時にまとめてできると便利なのにね。あしたは一人暮らしになって初の通勤だ。起きれるのか？

761/04/11/2000

　朝１０時頃目に覚める。寝起き悪し。食欲無し。お昼過ぎに最初のお客様を出迎えに吉祥寺駅へ。駅前の駐輪場への申し込み、定期券の購入を済ませる。ついでに駅ビル内のＣＤ屋さんで矢野顕子、鈴木慶一、大貫妙子、宮沢和史、奥田民生によるコンサートを収録した「LIVE Beautiful Songs」とU2の新作「ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND」を購入。最後に薬局で入浴剤を５つ購入。ご近所への挨拶回りで配るためである。自宅に戻ったものの、荷物を片付ける気力もなく、とりあえずＣＤ「LIVE Beautiful Songs」を聴く。その名の通り「美しい歌」が疲れた体に染みわたる。午後３時。ガス屋と電話。自宅からガスストーブを持ってきたのだが、この部屋にはガス管が装備されていないので取り付け工事をお願いする。午後５時過ぎ、前の住人であった先輩夫婦が到着。お風呂の使い方（昨日、お湯は出せたのだが、温度の上げ方が分からなかった）、石油ストーブの使い方（暖房器具な何も無いのは寒かろうと先輩夫婦が置いてってくれたのだ）、浄水器の使い方（これも先輩夫婦の置きみやげ）、テレビの配線（ここのマンションは共同アンテナならぬ共同ケーブルなので専用のアダプタが必要なのだ）などあれこれレクチャーを受ける。テレビをリビングボードに乗せるのも手伝って貰った。あまりの重さに一人では動かせなかったのだ。この後、みんなで近所の焼き肉屋へ出かけるはずだったのだが、今日の夕方に届くはずの冷蔵庫と洗濯機がまだ到着していない。しばらく待っていたが、あまりに遅いので先輩夫婦に先に行って貰う。午後８時を過ぎても荷物は到着せず、電話も繋がらない状態が続く。その後、機転を利かせてくれた先輩（奥様）が自宅に戻り「留守番してるから焼き肉食べておいでよ」とのお達し。わ～い、ありがとうございます。もうお腹ペコペコで御座居ます。そそくさと自宅を後にし、近所の焼き肉屋へ・・・もうもうと煙が立ちこめる店内へ足を踏み入れる。席には先輩（旦那様）が待っていて「さあ、ジャンジャン頼んで」と俄然食欲が盛り上がる。思えば今日初めての食事だ。ジュージューを焼けあがっていく肉を固唾を飲んで見守ること数分。見るからに美味しそうなカルビを口の中に放り込む。く～っ、美味いっす！たっぷりと焼き肉を堪能し、大満足で帰宅すると丁度、冷蔵庫と洗濯機が届いていた。ベスト電器よ、もっとベストを尽くせ！　先輩方が帰られた後、いよいよＡＶ機器の配線に取り組む。が開始早々、アンテナケーブルが足りないことが判明。早々に作業終了。明日、買ってこなくっちゃ。午前２時頃就寝。

760/03/11/2000

　と言うわけで引っ越しの日。朝の１０時頃に起床。最後の荷造り作業に追われる。お昼頃までに、何とか収納完了。その直後に引っ越し屋さん（２名！）が到着。あれよあれよのうちに荷物がトラックに積み込まれていく。あっという間に部屋は空っぽになった。その頃、昨日も朝帰りだった弟がやっと起きてくる。「そんじゃ、あとはよろしく」と言うと寝ぼけた顔で「ん？　ああ、達者でな・・・」だと（苦笑）。トラックが家を出てすぐに、父親の運転する車で新居に向かう。両親は昨日の夜からず～っと自分の引っ越しのようにはしゃいでいる。母親は僕より早起きして前乗りしているのであった。新居に到着して３０分後、トラックが到着。またもや、あれよあれよのうちに荷物が運び込まれる。引っ越しのサカイって本当に仕事がきっちりしてる。午後４時過ぎには荷物の搬入は全て完了。あれだけ盛り上がっていた両親は、荷物の片づけは手伝ってくれないようで早々に帰途についた。さあ、いよいよ独りぼっちである。とにかく大量の段ボールを解体していかなければならない。まずは書籍とＣＤを片付ける。何を隠そう荷物の半分はこれなのだ。ラジカセで音楽を聴きながら（だって寂しいんだもの・・・）次から次へと段ボールを攻略していく。午後６時、お腹が空いたので近所のモスバーガーへ買い出し。独りぼっちの夕食。寂しい。お腹がいっぱいになったところで、今後はテレビの配線を試みる。が、これが異常に重くて一人じゃ動かせない。僕は引っ越し屋さんにはなれないことが判明。明日、先輩夫婦が遊びにくるので手伝って貰おう。とりあえずＣＤプレイヤーの配線だけを済ませる。お風呂の使い方が分からなかったり、パソコンの配置に悩んだり、初日から思いがけず苦労している。自ら望んでここに来たとは言え、やっぱ大変なんだわ。すっかりクタクタ。午前２時頃に就寝するも、疲れすぎたのか落ち着かないのか、どうも寝付けない。で、こうやって今日の日記を書いている。明日はどうなるんだろ。

759/03/11/2000

　現在、１１月３日午前２時半。やっと荷造りが終わった。部屋は段ボールだらけ。残るはこのマックだけである。そしてあと数時間後にはここを離れ、新居へ引っ越しする。この期に及んでも、まだ実感が沸かない。本当に引っ越すんだろうか？明日の今頃はこの部屋じゃないところで眠っているんだねえ。どうなることやら。で、読者の皆様へお知らせ。新居の通信環境が未だ整っていないため、しばらくページの更新ができなくなります。なんとか今月中には何とかしますので、どうか気長にお待ちください。それでは暫しのお別れです。

758/02/11/2000

　引っ越し前日にも係わらず（関係ないか・・・）、いろんなことがあった一日。その１。信じられないぐらいの大雨。秋晴れはどこへ。いつもよりバスも電車も余計に時間がかかる。都会のシステムは脆い。その２。午前中。いつの間にか遅れ始めているコーディング作業に没頭。気が付いたらお昼。その３。来年の３月にドイツで開催されるＣＥＢＩＴへ出展要員として行ってくれ、との指示。マジで？　その４。開発チームによる新製品の企画会議。リーダー遅刻で開始が１時間遅れ、会議室の予約が取れず１時間で終了。何の進展も無し。そもそも１０００人以上も従業員を抱える一部上場企業に会議室が９部屋しかないってのはどうなのよ？その５。客先でトラブル。何度聞いても、顧客先での設定は間違っていない。はて？なんで動かないんだろう。少しずつ動作環境についての情報を集めていくと・・・へ？NetWareを使ってるって？　そんなものに対応した覚えは無いぞ！リーダー曰く「そんな話は初耳」。営業さん曰く「説明資料に載ってましたよ。え～と（と言いながら資料を探す。案の定、そんな資料は出てこない）」。って言うか、知ってたんだったら教えてよ。こっちがＯＫを出していない使い方をしといて「動かないぞ！」と言われても困るのだ。結局、来週の水曜日に顧客先へ対応に出向くことが決定。来週も会議やら顧客対応やらでスケジュールびっしり。コーディングはどうすんねん？

757/01/11/2000

　会社の創立記念日。午前中を部署の収納ロッカーの移動作業に費やす。ロッカー内の荷物を出して、ロッカーを移動して、空いたところに新しいロッカーを置いて、また荷物を入れる。率先して手伝ってくれる人。要領の良い人、悪い人。気にはなっているのだが、邪魔しちゃ悪いと遠巻きに見ている人。「俺様は忙しくてそれどころじゃないんだよ」とふんぞり返っている人。こういうボランティア的な作業の時には、その人がどういう人なのかが意外に見えてくるもんだ。っていうか、「仕事が忙しくてそんなことしてる暇なんか無いんだよ！」というあなたへ忠告。その１。はっきり言って手伝ってくれてる人は全員「仕事が忙しくてそんなことしてる暇なんか無いんだよ！」人なのです。にも係わらず（自分の仕事を中断してまでも）手伝いましょう、という気持ちがあるのか無いのか。そういう事なのです。あなたの仕事だけが人より特に重要だという根拠は何もありません。個人的には、チームプレーができない人にプロジェクトの管理なんてやって欲しくありません。その２。もし本当にあなたの仕事が切羽詰まっていて、５分でも惜しいぐらいの状態であるとしましょう。はっきり言って、５分の猶予も見出せないようなスケジュールで仕事を進めている人を、とてもじゃないですが「能力のある人」だとは思えません。それはつまり、スケジュール管理がまるでダメだということを証明しているに過ぎません。一概には言えませんが、僕は忙しさをことさらに強調する人を「単なるバカ」だと思っていますので。あしからず。まあ、得てしてそういう人は手伝ってくれない方がありがたかったりするんですが・・・午後は創立記念日には恒例の社長のスピーチ・・・の録音テープを粛々と拝聴する。毎年、何をどうすればこんなぬるいスピーチ（の録音テープ）になるんだろうという内容なのだが、今年は近年希にみる壮絶なものであった。曰く「一番手はリスクが伴う。成功している者のマネをしろ」だとさ。これが人の上に立つ人の言葉かね？　あんたにはフロンティア・スピリッツつーもんは無いのか？　つまらん会社やのう。引っ越しまであと２日。

756/31/10/2000

　引っ越しに向けてＡＶ機器のコードを全て取り外す。たったそれだけの事なのに、どうして一時間もかかるんだろう（苦笑）。アンプ、テープデッキ、ＣＤプレイヤー、ビデオ、テレビ、サラウンド。コードだけで段ボール１箱分もあるぞ。これをもう一度、接続し直すのか・・・とほほ。気が付いたら１０月も終わりだよ。引っ越しまであと３日。

755/30/10/2000

　Apple社が満を持して発表したMacOS X（パブリック・ベータ）で新たに実装される「Dock」についての私見をコラムとしてまとめたのだが、ファイルをどこかへ無くしてしまった。改めて書き直す気力も時間も無いので、忘れないうちに要点だけ記録しておく。Dockとはアプリケーションを起動するためのランチャー機能とウィンドウを切り替えるタスクスイッチ機能（Windowsで言うところのタスクバーみたいなもん）を実現するためのものである。ウィンドウの最大化・最小化するときにはハクション大魔王が壺から登場する時のようなアニメーションが楽しめて面白いのだが、ひとつだけ懸念していることがある。ランチャー機能とタスクスイッチ機能とでは、その操作の意味が根本的に異なる。それらを、見た目には同じようなアイコンとして横一列に並べているのは、明らかにインターフェィス上の混乱を招く。要は「アイコンをクリックする」という操作でも、一方はアプリケーションが起動され、一方はアクティブウィンドウが切り替わる、という異なる挙動をするのだ。一応、それぞれのアイコン列の間には仕切り線のようなものが存在するにはするのだが、あまり効果的とは言えない。現状はパブリック・ベータ版ということなので、来年初頭に出荷予定の正式版では何らかの改善を期待したい。まあ、Appleの開発チームもどうすべきか迷っているんだろうけどね。それまでは、こういう似非 Dockソフトでシミュレーションでもしていませう。

754/29/10/2000

　ここへ来て、新居用の照明器具を準備していないことに気が付いた。部屋が真っ暗じゃ荷物の片付けもできないもんね。早速、父親と二人で近所にオープンしたばかりの大宮SATYに買い物に出かける。がしかし、店舗に続く道はかなり前から大渋滞。オープンしたばかりというだけでなく、昨日の巨人の優勝で混雑はさらに酷くなっているようだ。早々にSATY行きを諦め、もっと近所のコジマ電気へと向かう。単なる室内灯なので、これといった拘りがある訳でもなく、あっという間に購入決定。ついでに格安のポットと展示品のオーブンレンジも購入。所要時間はほんの３０分だった。まあ、こんなもんか。自宅に戻って、荷造りの続き。押入に入れっぱなしの大量のカセット・テープを選別する。時折、学生時代のバンド演奏を録音したテープを聴きながら思い出に浸る（そして荷造り作業は滞る）。これで遊び道具は全て箱に詰められた。お陰で、非常に退屈なんですけど・・・

753/28/10/2000

　お昼頃に起床。淡々と荷造りをこなしていく。書籍は完全に完了。その他の小物も殆ど箱詰めした。現在までで、段ボール１６箱。部屋の荷物が無くなって家具だけになると、泥棒に入られた後のようにガランとしている。いよいよ寂しくなってきた。

752/27/10/2000

　知らない間にJourneyのニュー・アルバムが発表されてるじゃないか！　タイトルはその名も「アライヴァル」。不朽の名作「インフィニティー」「エスケイプ」「フロンティアーズ」などのように、アルバムタイトルを一つの単語にするという伝統が復活している。おまけにアルバム・ジャケットに例のカブトムシも登場している（苦笑）。残念ながらVoのスティーヴ・ペリー、Drsのスティーヴ・スミスは前作の発表直後に脱退。ニューメンバを迎えての再始動ということなのだが・・・果たしてこのメンバー構成でJourneyを名乗って良いのだろうか？公式ページでは新生Journeyの新曲をRealPlayerで試聴することができる。う～ん、これはJourneyというよりもBad Englishのサウンドだねえ。90125の頃のYESにも近いかも。ファンとしては悩ましいことになった。とほほ。

751/26/10/2000

　朝から新製品の企画会議。前回の会議での決定事項に突然意義を唱え始めた気まぐれ上司をなだめながら（笑）こっそり用意していた折衝案を提示。どうよ、これで文句ある？内容を理解してもらうまでが一苦労（この作業が最も骨が折れる）だったが、最終的には満場一致で承諾を得ることに成功。そもそも反証するのに何の準備もしてこないなんて全然ダメっす。わはははは。戦わずして買ったって感じ。真面目に議論してるとアホらしくて頭に来るけど、如何に感情的にならず論理的に相手をねじ伏せるか、というゲームだと思えば気も楽だわ。白熱した会議でヘロヘロになり、午後はすっかりやる気なし。ほげ～。帰宅後、段ボール３箱を収納。これで書籍は殆ど片づけた。あとは洋服か。

750/25/10/2000

　某プロジェクト終了に伴った打ち上げに出席。僕は直接は関係していなかったのだが、たくさんの外注さんが携わった大きな（？）仕事だったので、名残惜しいというか何というか・・・とにかくいろんな意味で印象深かった。立ち上げ時のドタバタや室長騒動など今では懐かしかったりもする。ホントにいろんなことがあっただけに、担当していた方々には心からお疲れさまでしたと言いたい。本来なら二次会へ突入となるところなのだが・・・眠い！なぜか無性に眠かったので一次会で失礼させていただきました<(_ _)>。それにしても「i-mode並に普及するはずだった」と本気で思っていたのかねえ、あの人は。ぬるい。

749/24/10/2000

　午前中は会議。午後も飛び込みの会議が２つ。なんだか会議の為に会社に行ってるような気分だ。で、会議をする度に仕事が増えていく。今週は比較的に余裕があったはずなんだが、いつの間にかスケジュールが一杯になっていた。同時に７つの事を考えるのは無理ではないかと思うのだが・・・明日も会議が２つある。おまけにスーツの日だ。

748/23/10/2000

　３連休を終えて出社。仕事に身が入るわけがない（苦笑）。しかしそんなことはお構いなしにドタバタ会議に奔走する。なんでこんなに決めなきゃいけないことがあるんだろう。どうやら今年いっぱいはこんな調子が続く見込み。まあ、程々に頑張りましょう。そんなことより今は引っ越しの方が大事だ。帰宅後、書籍を段ボール一箱分収納。まだまだ荷物は残っている。

747/22/10/2000

お昼前に起床。１２時間以上眠っていたことになる。昼食の後、重い体に鞭打ちながら引っ越しの荷造りを始める。まずは大量のＣＤと書籍を段ボールに詰め込む。ＣＤだけで５箱になった（苦笑）。まだまだ荷物はたくさんある。引っ越しまであと２週間。果たして間に合うのか？夕方頃、母親が「冷蔵庫、これ買っといたから」と突然にパンフレットを渡される。なんでも昨日、近所の大型電気店で冷蔵庫、洗濯機、掃除機を勝手に見繕ってきたらしいのだ。まあ、嬉しいんだけど・・・相談ぐらいして欲しかったなあ。ふと気が付くと、部屋の隅に細々とした小物が詰まった大きな包みがあるではないか。嫌な予感を払拭しながら恐る恐る中身を確認する。あちゃー、やっぱり。ゴミ箱、玄関マット、洗面器、タッパのセットなど生活用品が詰まっている。「ああ、他にもいろいろ買っといたから」と母親。およよ、洗面器にピーターラビットの顔が・・・（涙）。うぎゃーっ！タッパはイチゴ柄だぞおい（号泣）。

746/21/10/2000

　７時３０分起床。大快晴。２時間しか眠っていない割には目覚めがよい。ロッジを後にし、すぐ近くの河原でバーベキューの準備を始める。当日組も続々と到着し、楽しいバーベキュー大会が始まる。炭を起こしたり、タープを建てたり、みんなで力を合わせて盛り立てようとする雰囲気が素晴らしい。後輩達が先頭切ってやる気を見せてくれている。嬉しいじゃないの。久しぶりに修学旅行のようなワクワクした気持ちになった。楽しいねえ。あっという間に時間は過ぎて午後３時過ぎに解散。帰宅して、そのまま布団に潜り込む。漠睡。

745/20/10/2000

　またまたまた会社はお休み。今週末は会社の協賛行事ということで、奥多摩でのバーベキュー大会に参加する。希望者は会場の脇にあるロッジにて一泊するのだ。前泊組は、材料などの買い出しをする車チームと早めに現地入りしチェックインをする電車チームに分かれる。で、僕は当初から電車チームに名乗りを挙げていたのだが、いつの間にか電車チームは僕だけになってしまったのであった。使いっ走り状態と言えなくもない（苦笑）。いつもよりちょっと遅く起床し、簡単に荷造りをした後、奥多摩までの一人旅に出発。電車を４本ほど乗り継いで、小雨の降る奥多摩駅に到着。予想以上に田舎風情たっぷりの場所だ。遠くに臨む山々は大きな風雲に包まれていてＮＨＫ大河ドラマ「独眼流正宗」のオープニングのようだ。簡単な地図を頼りに駅からテクテク歩いておよそ１０分、目的地のキャンプ場に到着。チェックインを済ませ、まな板や鍋、ストーブなどをレンタルして宿泊するロッジに運び込む。この時点で午後３時過ぎ。買い出しを終えた車チームが到着するのは夜になってから。暇だ。何もする事がない。広い部屋の中で独りぼっちである。タバコを何本か吸う。各部屋をチェックする。暇だ。柔軟体操もやってみる。すぐに終わる。寂しい。ロッジの近くを散歩しようと思ったが、雨はさらに酷くなってくる・・・そもそも周囲にはコンビニも何もない。暇だ。寂しい。ちょっと昼寝。雨音だけが聞こえてくる。目覚める。まだ誰も来ない。寂しいよう（涙）。７時頃にやっと車チームが到着。俄然、賑やかになる。落ち着いたところで車で近所の温泉に向かう。雨は土砂降りになっていた。明日は晴れるのかねえ、なんて話していたら道に迷ってしまう（苦笑）。来た道のりを確認しながら戻り、なんとか温泉「もえぎの湯」に到着。入浴料７００円を支払い待望の露天風呂へ。平日だったこともあり、館内は殆ど貸し切り状態で、即座にご満悦モードに突入する。その後、ロッジに戻って飲み会の準備、そして乾杯。部屋の隅でウーロン茶片手に陣取っていたら、いつの間にかそこが若年層の溜まり場になってしまった。後輩が持ち込んだジェンカ（積み木崩しゲーム）に興じる。ふと気が付けば、参加者のうち僕の後輩が約半数を占めている。仕事場ではなかなかゆっくり話もできないのだが、こうやって後輩達と楽しい時間を過ごす事ができて先輩冥利に尽きる。そして、いつの間にか中堅社員になっている自分を再認識する（苦笑）。正直、一泊旅行は面倒だなあとも思ったのが、後輩の「参加しますか？・・・っていうか来てください！」という言葉に従い参加して正解だった。バカな話も、ちょっと真面目な話もたっぷりできたしね。後輩達の頑張りでとっても楽しい夜になった。結局、就寝したのは朝の５時過ぎ。

744/19/10/2000

　あ～あ、やっぱりね。出ちゃうんだ。ベスト版という名を借りたリマスタリングＣＤが。以前にもコラムで述べたように、「イエローサブマリン～ソングトラック」なる意味不明のニューアルバムの登場によって、門外不出のビートルズ世界統一音源に手を加えても構わない、ということになってしまったのだ。あのアルバムが出た時点で、今回のベスト盤のような展開は想像することができたが・・・やっぱりお金の匂いがプンプンするんだよねえ。ご存知の通りビートルズには通称「赤盤」「青盤」という問答無用のベスト盤が既に存在している。にも係わらず「歴代のNo.1シングル」という苦しいカテゴライズと「リマスタリング」という玉虫色の売り文句で強引に新製品を出そうとしているのだ。この次の展開はもうお分かりですね？オリジナルアルバム全１５枚のリマスタリング盤が登場するのは時間の問題だろう。やな感じ。それにしてもこのジャケットはどういうセンスなの？酷すぎ・・・

743/19/10/2000

　そして今日も午後から会議。「僕が企画案を策定し、関係者全員の承諾を得て、意気揚揚と開発に没頭していた矢先、部長の鶴の一声で突然中止になったいわく付きのプロジェクト」について３ヶ月ぶりに再検討が行われた。当時、部長が実装すべきだと譲らなかった新機能はソフトウェア的には明らかに実現不可能。強引に実装したところで、ユーザーには何のメリットもない、全く持ってアホの戯言であった。それを「これこれこういう理由でダメなのよ」とわざわざ説明しなくちゃならんのだ。ふぅ。この日のために作成した資料を使って、できるかぎり冷静に（また突拍子も無いことを言われるかも知れない・・・）そして丁寧に説明を行った。「というわけで、こういう機能は実現できませんし、したところで意味がありません」と報告が終わった瞬間、その部長が言った言葉は「もちろんそうだ。できないに決まっている」・・・・・・は？は？は？　なんですと！あんたがあれだけ駄々をこねたから、僕はわざわざこうやって説明しているのだぞ。それを「そんな当たり前なことを今更」みたいな顔して涼しい顔をしてんじゃねえよ。こちとら、どれだけあんたに振り回されたと思ってるんだよ。順調にやってりゃもう完成してる頃だよ。それをあんたが潰したんだぞ・・・ってもう、それすらも忘れているのね。おまけに再提出した企画案（殆ど修正をしていない）を指して「おお、これは完璧だ」「これは売れますよ！」ときた。なにそれ？　課長もリーダーも営業さんも開発メンバーもあまりの事に呆れて果て失笑。それにまるで気が付いていない部長。ここまで本気でボケボケだと怒りを通り越して笑いがこみ上げてくるのだ。あは、あはは、あははははははは。

742/18/10/2000

　今日の会議は月一回、お偉いさんが集合する定例会である。いつもなら２～３時間は下らないマラソン会議になるのだが、今日は出席者のうち数名が次の予定が切迫していたらしく、１時間強で強引に終了してしまった。早く終わったのは嬉しいけれど、すっかりなあなあになってるなあ。緊張感まるでなし。会議終了後、部長に呼び止められ「先日の会議で決定したこと」について突然、反対意見を捲し立てられる。「は？それってこないだの会議でどうするか決めましたよね？部長も納得してたじゃないですか？」との問いに「いや、あのときは話の内容が分からなかったんだよ」だってさ。理解力が乏しいのは我慢するから、せめて分からなかったら「分からん！」ぐらいは言っておくれよお。みんな忙しい時間を割いて会議に出席してるんだからさ。今回の反対意見。なんでも、風邪で２日間寝込んでいたときに思い付いたんだそうで・・・。はっきり言って迷惑です。自分でソフトを買ったこともない人にソフトのことをとやかく言われたくないね。

741/17/10/2000

　午後から打ち合わせの為に大井町へ。初めて大井町に行ったが思ったよりも栄えている。どう考えても若者が集まりそうな土地ではないのに、駅前にはでっかい丸井がそびえ立っているのはなぜ？平日とは言えおばさんばっかりだよ（笑）。打ち合わせは一時間ぐらいで終了。その足で会社に戻り、またもや会議。人生のうち何％ぐらいを会議に費やすのだろう、という疑問がふと頭に過ぎる。明日も会議、明後日も会議。僕の中ではとっくに答えが出ている案件について、世代も考え方も違う人達に理解して貰うのは根気がいる作業だ。仕事とは言えねえ・・・むだじゃむだじゃ。

740/16/10/2000

　そうかそうか、おかしいなあとは思っていたんだ。Netscape Communicator 4.75（英語版）はブックマークに日本語があると、特定の文字が化けてしまうのだ。まあ、英語版だから仕方ないかって思っていたのだが、ちょっと前に、この4.75の日本語版が公開されたのでさっそく入れ替えてみたのだが・・・・・・やっぱりブックマークが化けている。これはバグなのね（苦笑）。正直言ってここ最近、わざわざネスケを使い続けていることに疑問を感じ始めている。もちろんＩＥをまともなブラウザだとは思わない。相変わらずタグの解釈に癖があるしね。でもそのアドバンテージでさえ、すっかり進化の止まったネスケを使い続けるだけの理由としては弱くなってきている。要はＩＥとネスケでどっちがよりマシなのかという話だ。ユーザーとしてメリットとデメリットを天秤にかけた時に、もはやネスケを選ぶ根拠が希薄になってきている。特にＭａｃ版における性能差はもはや無視できない程に大きくなっている。とにかく表示速度が圧倒的に違うのだ。ウィンドウをリサイズするたびに再描画するってのは何とかならんの？悲しいねえ。ブラウザですら選択の余地がなくなるのか・・・。年末に発表とも言われているNetscape 6はその最終審判になると同時に、オープンソースというビジネスモデルにとっても転機となるだろう。成功すればマイクロソフトの物量作戦がもう意味を成さなくなったことの照明になるし、失敗すればLinuxの成功は偶然の賜だったという空気が（事実がどうであるにせよ）広がるだろう。僕だけじゃない。世界中が見ているのだ。ソフトウェアの選択に感情論は無用。それが使えるのか使えないのか。それだけが問題なのだ。

738/16/10/2000

　久々にスーツを着て出社。午後から顧客と打ち合わせなのだ。が、しかし直前になって向こうの都合でドタキャン。何のためにスーツを着てきたんだよう（涙）。しかし、ひとつ打ち合わせが中止になると、それを待っていたかのように別の会議が組まれるのはどうして？会議会議会議。コーディングが恋しい。帰宅後、久々にＩＱ　ＦＡＩＮＡＬで遊ぶ。すっかり下手っぴになったけど、地味な楽しさは相変わらずだ。

738/15/10/2000

　前々から気になっていたんだが、KDDIの駅張りポスターって、６０～７０年代にアルバム・ジャケットのデザインで活躍したデザインチーム、ヒプノシスの作風にそっくりだ。例えば Led Zeppelin の In Through the Out Door 変則６面ジャケ。これなんかコンセプトもろパクリだよね。楽しいっす。

737/15/10/2000

　ビデオ「Ｘファイル・セブン　オリソン／偉大なるマリーニ」を見る。前者はＸファイルではお馴染みの「神と悪魔の存在」がテーマ。個人的にはあんまり好きじゃない。後者はマジシャンの華麗なトリックが主題になっている。話としては面白いんだけど、Ｘファイルが取り扱うような事件じゃ無いような気もする。閑話休題って感じ。引っ越すまでにこのシリーズを見終えることができるのだろうか？

736/15/10/2000

　両親と一緒に新居の下見。冷蔵庫や洗濯機などを配置する場所の寸法を正確に計るのが目的。先輩夫婦は既に昨日の午前中に引っ越ししていて、部屋はすっかり空っぽである。そうか、照明とか掃除機とかも買わなきゃならんのか。忘れてたよ。備え付けのクローゼットだけで洋服は全部収納できるんだろうか？　パソコンはどこに置こう？ケーブルテレビねぇ。どうしよう？　今週中に必要な家電をリストアップしよう。マンション購入の手続きは終わったけれど、まだまだやらなきゃならんことが山積みだ。ふぅ。帰り道は僕が車を運転。日記に運転したことを書かなきゃならん程に運転は久しぶり。よ～し、まだ運転できるぞ（苦笑）。

735/14/10/2000

　ビデオ「ブレア・ウイッチの呪い」を見る。映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で怒ったミステリアスな事件を、実際の事件のように取り扱ったドキュメンタリー風の作品。行方不明になった３人の学生の家族、友人、捜索に当たった保安官、伝説研究家（！）などがブレア・ウィッチ事件について証言する、という内容。架空の事件をここまで凝った形で表現する方法論（バカさ加減）は興味深いが、その内容は映画同様に悲惨の一言に尽きる。これに熱狂したアメリカ人の心理が理解できないっす。どこが面白いの？

734/14/10/2000

　ビデオ「Ｘファイル・セブン　ラッシュ／ゴールドバーグ」を見る。前者は、猛烈なスピードで走ることができる能力を持った青年の話。移動のシーンは映画「マトリックス」の影響が伺えて興味深い（どっちが先だろう？）。後者は、全ての出来事には理由があるという「因果応報」がテーマ。珍しくファンタジックな内容で面白い。ここへ来てやっとＸファイルらしくなってきた。

733/14/10/2000

　引っ越し業者の方に来てもらい、引っ越し費用の見積もりを出して貰う。見てもらうのは構わないのだが、どうして朝の８：３０なんて時間に来るのさ？２日続けてちっとも休日気分を味わえない（苦笑）。見積もり自体は１時間弱で終了。一人分の荷物なので２トントラック１台で大丈夫でしょう、との事だった。引っ越し日は１１月最初の週末、三連休の初日に大決定。自宅に段ボールが持ち込まれると俄然、引っ越し気分が盛り上がる。あ～、本当に引っ越すんだあ（やっとリアリティーが・・・）。せっかく早起きしたので、地元では最後になるだろうヘア・カットへ。美容師さんと話し込んでいたら、いつの間にか必要以上に短く切られてしまった。まあ、いいけどね（苦笑）。

732/13/10/2000

　またまた会社をお休みして、マンション購入の最終契約へ。どうでもいいのだが、どうして朝９：３０集合なのだ？　異様に眠い・・・。銀行の応接室に通されると、売り主の先輩夫婦とリハウスの担当者が既に到着していた。もうひとり見知らぬおばさんが同席していたので「誰？」と思ったが、弁理士さんでした（笑）。担当者の人にいわれるがまま、署名と捺印を次々とこなしていき、ものの３０分で作業完了。晴れて大借金を抱える身となった。当たり前なのだが、大金（僕の今までの貯蓄だ！）が右から左へ渡っていく様はあまりにも呆気なく、リアリティーが無い。別に損している訳じゃないのに、何となくもの悲しいのは何故だろう。ふぅ。まあ、これでやっとマンション購入に関する手続きは終わりだ（あとは引っ越し＆ライフラインの確保）。そのまま帰っちゃうのも寂しいので、少しだけ吉祥寺の街を散策する。あの店が無くなってこんな店ができてる、なんて細かい変化はたくさんあるのだが、基本的な雰囲気は以前とあまり変わってはいない。やっぱ買って良かったよ（笑）。ついでなのでクレジットカードと携帯電話の住所＆口座変更を行う。ドコモのサービスセンターでは順番待ちのチケットが用件別に配布され、いくつもあるカウンターの順次呼び出される、まるで市役所のようなシステム。本人確認をされなかったのは何故？

731/11/10/2000

　ExhibitionにFast Sync No.21 "BLAME"を掲載。なかなか。

730/10/10/2000

　映画「バットマン」の次回作の主演がブラッド・ピットだという噂。やはりガセネタでした。そりゃそうだわな。

729/09/10/2000

　去年の春頃に購入したAdobe Publishing Collection。これに含まれていたPageMakerを使ってPDF書類を作りたかったのだが、これが何度やっても上手く行かない。ファイル自体は書き出されるのだが、文字が著しく右にずれて配置されてしまうのだ。まあ、今すぐに必要な機能でも無かったのでずっとそのままの状態にしていた。正に宝の持ち腐れ状態。で、三連休の最終日。やっと「今日はな～んにもすることがない」という日がやってきた。今日こそはPageMakerからPDFファイルを作成できるようにしよう！まずはAdobeのホームページで情報を検索。そしたら・・・あったあったありました。まず、PostScriptプリンタ用のドライバAdobePS 8.5.2をインストールし（これでPageMakerから印刷が可能になる）、そのプリンタドライバ経由のデータをPDFに変換するプラグインをインストールする。これでPageMakerからAcrobatへ印刷データが受け渡され、PDFファイルに変換されるようになる。いや～、やっと僕のやりたいことができたよ。

729/07/10/2000

　早起きをして横浜・八景島シーパラダイスに遊びに行く。前々から行きたい行きたいと思っていた場所。ここの目玉は何と行ってもアクアミュージアムと呼ばれる巨大な水族館だ。水族館って好きなので割とあちこちに行っているのだが、ここは他とはちょっと違う。同じペンギンの水槽でも佇まいが違うとでも言えばいいのだろうか？どうも上手く表現できないのだが、ちょっとした部分ひとつひとつに華があるのだ。今まで行った水族館ランキングではかなり上位に食い込むはずだ。併設されているアクアスタジアムでは、笛を吹くセイウチさんや歌うシロイルカくん（正規表現）を見ることができる。行ってみて初めて分かったのだが、水族館だけでなくジェットコースターやアクアライドのような施設もかなり充実していて「海をテーマにした遊園地」と言った方が実際のイメージに近いだろう（ちなみにここのジェットコースターの怖さは半端ではなかった。壮絶）。広い敷地に多くのレストランやショップも立ち並んでいて、そう言えばお台場の雰囲気にそっくり（実際は逆なんだろうが）。夜22:30まで営業しているのも嬉しいところである（施設によって異なる）。休日にも係わらずそれほどの混雑も無く、丸一日たっぷりと楽しむことができた。実は意外と穴場なのか？今がお勧め。

728/06/10/2000

　会社をお休みにして、役所関係の引っ越し手続きを行う。午前中は大宮市役所へ行って転出届を。午後は三鷹市役所で転入届、そして印鑑登録、印鑑証明、住民票とおっかなびっくりの事務手続きの連続。恐縮している自分がもの凄くいい人に思えてくるから不思議だ（苦笑）。それでも最近のお役所は意外に親切だったりするので、これといった問題（失敗？）も無く終了。警察署が近所だったので運転免許書の書き換えまで済ませてきたのであった。なんだ、やればできるじゃん。帰宅途中、ほんの出来心で秋物のニットを購入。年内は冬物を買わないと宣言したかもしれませんが、秋物についてはその限りではありません。これが大宮での最後の買い物か？

727/05/10/2000

　先日のCEATEC JAPAN 2000でシャープが新型のザウルスを公開した。ザウルスもＰａｌｍもそうだけど、いまいち購入に踏み切れなかったのはやっぱりキーボードが無いって事なんだよね。小さいとは言えザウルスにキーボードが付いたってのは個人的にはちょっとした事件である。いつの間にやら拡張性も凄いことになってる。ＯＳが枯れてるＰａｌｍ、機能豊富なＰｏｃｋｅｔＰＣ。今度のザウルスはその両方の旨味を兼ね備えた一品なのかもしれない。確かＭａｃとも連携できたよねえ。あれ？ひょっとして・・・神様！僕が探し求めていたのはこれですか？（苦笑）

726/05/10/2000

　会社のノートパソコンにWindowsMEをインストールする。パッケージには３０分～１時間でインストールできると記載されているが・・・終わってみれば２時間以上かかっている（嘘つき！）。勝手な思い込みで「WindowsME = Windows98 + IE5.5 + Movei Maker + Media Player 7.0 + etc」だと思っていたので甘く見ていたのだが、これが予想以上に調子悪い。っていうかなんでCD-ROMを認識しないのさ？さっきまでインストールしてたくせにぃ。全体的な印象としては「無駄な拡張性が基本機能の妨げになっている典型的な例」って感じ。フォルダ毎に見栄えをカスタマイズする必要性ってあるのか？今思えば、エクスプローター（ファイルブラウザの意）はWindows95の頃の方がシンプルで良かったなあ、なんて思う。ダメ過ぎ。

725/04/10/2000

　会社の同期会に出席。これといった目的（結婚、退社など）も無く同期で集まるなんて何年振りの事だろう。しかし、部署が違ったり客先に常駐していたりで、そう簡単に皆のスケジュールが調整できる訳も無く、結局のところ集まったのはたったの６名（苦笑）。６人中３人が既婚者、２人が子持ち、１人が年末に出産予定。さすが入社７年目だけあって、すっかりおじさんの飲み会である。最初は久しぶりということもあって妙に静かな飲み会だったが、まあお酒が入ってくると・・・（笑）。話題の中心はもっぱら「独身者から既婚者への質問」という感じで、各人の結婚生活についてあれやこれやで盛り上がった。とにかく既婚者全員に共通しているのは経済的にかなり摂生を余儀なくされるという点だ。ビールの替わりに発泡酒を飲むとか、ジーンズがリーバイスからユニクロに変わるとか、そんな話ばっかり。やっぱ大変なのねえ（涙）。あとは婚約指輪は銀座の三越で買うのが横道だとか、子供の泣き声は本能に突き刺さるとか、正月に奥さんの実家に行くのが辛いとか、次から次へと興味深い話の連続であった。いやぁ～楽しかったねえ。やっぱり帰宅は午前様。

724/03/10/2000

　なんでこう僕は事務処理が苦手なんだろうか？　会わせる顔が無いっす。反省。

723/03/10/2000

　引っ越しを間近に控え（何の計画も立てていないが・・・）、いろいろと家電製品を調べていたら、な、な、なんと「ペルチェ素子を使った冷蔵庫」ってのを見つけた。ペルチェ素子って確かCPUとかを強制的に冷やしてるやつじゃなかったっけ？そんなんで本当に冷蔵庫なんか作れるのだろうか？さっそくハード屋の友人に意見を求めてみた。以下、その回答。
---------------- ここから ----------------
　ペルチェ素子って～のはもともと熱電対を逆手にとったもの。異種金属をくっつけてそれぞれの金属に温度差を与えてやると電流が流れる(わかりやすく言うと電気が発生する)って～のが熱電対の仕組みです。(これをゼーベック効果といいます)なので、微少ながら発電ができるわけさ。んでもってそれを逆手にとって、異種金属をくっつけて強制的に電気を流してやると、異種金属がそれぞれ発熱・吸熱する。(これがペルチェ効果)もう１つトムソン効果って～のがあったけど忘れちゃった(^^;)　でね！ＣＰＵを冷やすヤツなんかは、うまいことＣＰＵの面積分の大きさにしてあげて、吸熱面をＣＰＵにくっつけて強制的に電気を流してやるわけ！そうするとＣＰＵの発熱を吸熱してくれて反対側の発熱面へ熱を伝えて発熱する！そこで１つ問題がある。吸熱面でいくら熱を吸収しても、発熱面でどんどん熱を逃がしてやらないと意味がないのさ。結局、放熱を考えてあげないと吸熱してくれないのよ。なので、その冷蔵庫は本体(もしくは本体後方のヒートシンクかなにか)がペルチェ素子の発熱面に熱伝導体でつながっているはずなのだ。この「放熱量」がコンプレッサー方式の冷蔵庫よりも大きいのか小さいのかわからないけど、俺の予想だとかなりの熱量のはず。(俺の予想よりも技術が進歩していれば別の話ですが)。「かなりの熱量＝かなりの電気食い」なので、思ったほど消費電力は小さくないはず。結局、消費電力＆発熱量＆製造原価＆ランニングコストを考えて、17リットルっていう大きさが一番ベターだったんだと思います。騒音に関しては、冷蔵庫の後ろ側等の発熱面(多分巨大ヒートシンクかなにかがついているんだと思うけど)が自然放熱で間に合うのであれば無音だと思います。自然放熱で間に合わないのであれば巨大ヒートシンク等を冷やすファンの音がするんじゃないだろうか？(ＣＰＵのヒートシンクにも小さなファンがついてるよね！あんな感じ)俗に言うオーバークロッカーと言われる人達は、ＣＰＵをペルチェ素子で冷やしてオーバークロックを目指しているんだけど、ＣＰＵの面積程度であれば－２０℃くらいまで下がるらしいよ！結露注意らしい！でも、結局パソコンの電源だけでは間に合わないので、別に電源を用意しているようです。いじょ！
---------------- ここまで ----------------
　ふむふむ、なるほどね。冷蔵庫の容量が１７リットルっていうのは、バランス的に妥当な線なんじゃないかって話ね。しかし、いくら一人暮らしでもこれじゃあちょっと小さすぎるよなあ。サブの冷蔵庫を買う予算は無いっす。

722/02/10/2000

　世間じゃユニクロだぁＧＡＰだぁと騒いでいるが、あたしゃなんてったって無印良品を支持するのだ。品質は良いし、デザインは至極シンプル（故に僕好み）だし、店員は馴れ馴れしく話しかけてこないし。変にイメージ戦略が先行していない分、身の丈にあった商品コンセプトが身を結んでいる。忘れられがちだが、安かろう悪かろうのイメージを最初に覆したのは何を隠そう無印良品なのだ。そんな無印良品のコミュニティサイト「MUJI.net」がオープンした。サイトのデザインもシンプルでGood。新居の家財道具は無印にしよっかなあ。

721/02/10/2000

　映画「バットマン」の次回作の監督が映画「π」を撮ったダーレン・アロノフスキーに決まった模様。個人的にはティム・バートンが撮った第一作目が好きだったので、この人選には期待している（その心は「暗くて奇妙奇天烈な映像を撮らせたら天下一品」）。しかしスーパーマンと並ぶアメリカン・ヒーロー大作を一介のインディペンデント作品で名を挙げたばかりの新人監督に任せちゃうハリウッドの柔軟さってのは凄いねえ。ブラッド・ピットに主演のオファーがあったという噂は本当ですか？

720/01/10/2000

　映画「ガンモ」を見る。この映画にストーリーはない。田舎に暮らすローティーンの子供達のリアルで残酷な世界を単なるエピソードの羅列、スケッチの集積で、どこからが即興なのかさっぱり区別が出来ないリアルさで描いている。この映画に出てくる子供たちの姿は、映画の登場人物と割り切ってしまうにしては、あまりにも切実すぎる。空気銃を持った少年たちが、次々に猫を射殺したり、人気のない家に忍び込んで、寝たきり老婆に空気銃を発射し、生命維持装置のスイッチを切ってしまったり・・・。直接的な描写はないので、ホラー映画的な「残酷度」は無いのだが、思わず目を覆いたくなる描写の連続。「なんでそこまで」と、吐き気さえ覚える。子供たちの時間はどこまでも続き、彼らのいる荒涼とした風景に終わりはない。ハードでくたびれる内容の映画だった。

719/30/09/2000

　映画「ジョン・マルコヴィッチの穴」を見に行く。ニューヨークのど真ん中にあるビルの、７と1/2階で発見された小さな穴。そこはなんと、俳優ジョン・マルコヴィッチの頭の中に通じていた・・・という物語。アカデミー賞で助演女優賞・監督賞・脚本賞の３部門にノミネートされた、異色のファンタジック・コメディである。今回ユニークな脚本を書いたのは、これが劇場用映画脚本デビューとなったチャーリー・カウフマン。おなじアイデアから、コテコテのギャグを全面に押し出したコメディ映画を作ることもできるだろうが、本作はあえてそうはせず、人間の変身願望や隠されていた自意識やセクシャリティの芽生え、個人とアイデンティティの関係、不老不死への憧れといった、シリアスなテーマと結びつけていく。普通ならドロドロの悲劇になるところだが、「ジョン・マルコヴィッチになれる穴」という荒唐無稽な設定によって中和され、生々しさを緩和している。しかし、こういう脚本が平気で採用されちゃうのが凄いなあ。企画会議で「今回の目玉はマルコヴィッチになれる穴です！」なんてプレゼンをしたんだろうか？日本じゃ絶対ダメだろう。映画「マグノリア」もそうだったが、ピカピカの綺麗な日常じゃなくて、ちょっとウェットで散らかっている日常を描いた作品が今のハリウッドの流行なのだろうか。この作品にも同じ空気を感じたのは僕だけか？ジョン・マルコヴィッチ本人が自分の頭の中を覗く場面は必見です。隠れてキャメロン・ディアスが好演。特別出演のブラッド・ピットは0.5秒ぐらい登場する。

718/29/09/2000

　映画「シックス・センス」を見る。ブルース・ウィリス主演のサイコ・ホラー映画。児童心理学者である主人公が少年の心の闇に分け入るうちに、そこにある特殊な能力に気づくという物語。ブルース・ウィリスが特殊能力のある少年と関わり合いを持つ話というと『マーキュリー・ライジング』を思い出すが、映画の持ち味はまるっきり違う。ラテン語の台詞やテープレコーダーが小道具として登場するなど、サイコ・スリラーの恐怖描写のテクニックとしてはかなり古風。映像や音で観客を驚かすショック描写より、次に何が出るかという期待感で観客を怖がらせるサスペンス描写が主体なのは好きだけど。「シャイニング」的と言えるかも知れない。監督・脚本のＭ・ナイト・シャマランはこの作品がメジャーデビューという僕と同じ年の人だ。可愛い顔してエグい演技をする子役（名前を忘れた！）も含め、作品全体のクオリティーは高いのだが・・・なぜ、どうして主演がブルース・ウィリスなのだ。がっかり。とっても良くできている作品だとは思うけど、誰かさんが言うほどの傑作ではないよ。秘密って程の秘密もないじゃん。う～む。

717/27/09/2000

　ビデオ「Ｘ－ファイル　ハングリー／ミレニアム」を見る。前者は、前者は人間の脳を貪る怪物（結局、この怪物の説明は全くなされないまま終わった。まあ、いつものことだ）が、その食欲を自制しようとする話。彼（普段は人間の姿をしている）は自分の食欲の旺盛さに悩み苦しみ、カウンセラーに相談に行くのだ（笑）。後者は話の内容は大したこと無いのだが、Ｘファイルと同じく２０世紀ＦＯＸが製作しているドラマ「ミレニアム」の主演を勤めるランス・ヘンリクセンがそのままの役柄で競演しているのが面白い。「ミレニアム」ってシリアスで好きだったんだけど、近所のビデオ屋にはファーストシーズンしか置いてないんだよねえ。引っ越したら探してみよっと。

716/27/09/2000

　結局、上司から返ってきたメールの内容はさっぱりチンプンカンプンだった。あまりの呑気さ加減にイライラしてきたので、面と向かって直に話を付けることにした。「で、これはいつまでに仕上げれば良いんですか？」「いつまでと言うか・・・とにかく早くだよ」って、とにかく早くって何なんだよ？明確に指示を出してくんなきゃこっちは動けないんだってば。そば屋の出前じゃないんだからさあ。頭に来たので上司の言っていた「そんな事はとっくの昔に決まったことじゃないか。何を今さら言ってるんだ！」の内容の問題点を全て指摘し（そもそも何にも決まっとりゃせんのだが・・・）、こっちが出した修正案（というか殆ど全て作り直したのだが）を有無を言わせず承諾させた。なんで僕が段取りまでせにゃならんのだ。高い給料もらってんだからちゃんと働け！いや、こっちで全部やるから黙ってて欲しいなあ、逆に。

715/26/09/2000

　映画「２３　トゥエンティースリー」を見る。カルト小説の一節を信じ込んでしまった一人のハッカーが主人公。キーワードとなる「２３」の謎を追い求めたことが原因で世界的な大惨事を引き起こすことになる・・・実話を元にしたサスペンス作品である。舞台はほんの１０数年まえのドイツ。音響カプラなどを駆使する初期のハッカーの姿が興味深い。それでも、そうやってシステムに侵入し、違法に得た情報が国家を揺るがすほどの影響力を持ちえるのだ。Windowsなんか無かった頃の話である。主人公の青年の心理描写は巧妙に描かれてはいるが、如何せん話の筋がいまいち分かりにくい。全体的に暗いトーンが貫かれていて、決して楽しい映画ではない。硬派といえばそれまでなのだが。まあまあ。

714/26/09/2000

　久しぶりに会社に行く。到着するなり大混乱・・・という最悪のシーンを想定していたのだが、それほど問題も起きていないようだった。少しホットする。ところが夕方になって、とある案件について突然に「そんな事はとっくの昔に決まったことじゃないか。何を今さら言ってるんだ！」と上司が怒りだす。とっくに決まっていると豪語しているその話。どうして誰も知らないんでしょうねえ。答えは２つ。その決定が下されたときに全員が居眠りをしていたか、実際には何も決まっていなかったのか、のどちらかだ。まあ、全員が眠っていたんでしょうなあ。あれだけ自信たっぷりに言うんだから。わざわざ口頭であれこれ指摘するのも面倒なので「これこれこういう事柄が全く話し合われてません」というメールを送りつけて、そのまま帰ってきた。どんな返事が返ってくるのか楽しみだよ。フロントページの文句をそろそろ変えようと思っていたのだが、もうしばらくこのままにしておくことにする。「もしかして自分が間違っているかもしれないという思いが君の胸に浮かんだことがあるかい？」

713/25/09/2000

　仕事の打ち合わせで西明石に出張。行きに３時間。打ち合わせ１時間。帰りに３時間。どうなんだろうねえ？新幹線の中でサン・デグジュペリの「星の王子さま」を読む。何年も前から読みたい読みたいと思い続けていたこの本。今年の夏に思いがけずプレゼントされたのだ。しかし、なかなか時間が割けずに今日までおあずけ状態であった。ごめんなさい。で、さっそく読んでみると・・・・・・これが予想外に難解なのだ。もちろん文章自体はやさしい言葉で綴られていて、読み終わった後にやさしい、そしてちょっと寂しい気持ちにさせられる。しかし、その内容はありとあらゆる風に解釈できるような気がするのだ。百人が読めば百通りの解釈が成立しそうな、そんな不思議な物語だ。読み終わった後には、いろんな思いが頭の中に浮かんでは消えていった。機会があればきちんと整理してみたい。少し時間をおいてもう一度読んでみよう。

712/24/09/2000

　５連休最終日。ビデオ「Ｘ－ファイル　セブン／第六の絶滅Part1、Part2」、「ブラックジャック　カルテ６／雪の夜はなし、恋姫」を立て続けに見る。Ｘファイルは、やっと新作の札が取れて４泊５日レンタルになった。翌日返却は心の余裕が無くて好きじゃないのだ。新シーズンのオープニングということで、とにかく気合いが入った内容なのだが、謎という味付けを回を重ねるごとに濃くしていった結果、今ではオリジナルが何だか分からない状態に成りつつある。これからどうなっちゃうのだろう、と思いつつ見ちゃうんだろうなあ。ブラックジャックは、本編の殆どがブラックジャックの見た夢という異例の内容。これまでの作品の中においては完成度は高い方だ。でもねえ・・・・・・

717/24/09/2000

　ビデオ「Ｘ－ファイル　セブン／第六の絶滅Part1、Part2」、「ブラックジャック　カルテ６／雪の夜はなし、恋姫」を立て続けに見る。Ｘファイルは、やっと新作の札が取れて４泊５日レンタルになった。翌日返却は心の余裕が無くて好きじゃないのだ。新シーズンのオープニングということで、とにかく気合いが入った内容なのだが、謎という味付けを回を重ねるごとに濃くしていった結果、今ではオリジナルが何だか分からない状態に成りつつある。これからどうなっちゃうのだろう、と思いつつ見ちゃうんだろうなあ。ブラックジャックは、本編の殆どがブラックジャックの見た夢という異例の内容。これまでの作品の中においては完成度は高い方だ。でもねえ・・・

716/22/09/2000

09:00 - 起床。背中が痛い～っ（苦笑）。09:30 - 朝食。10:00 - 露天風呂「江戸情話・与市」にて最後の温泉を楽しむ。湯煙に包まれながら朝風呂なんて贅沢の極みだ。11:00 - VIR PORTチェックアウト。次のバスまで一時間もあることに気が付く。ハワイアンズのロビーで休憩。11:55 - 無料のシャトルバスでいわき駅へ出発。12:15 - いわき駅着。常磐線で泉駅へ。12:40 - 泉駅着。タクシーで三崎公園へ。13:00 - 三崎公園着。海抜110メートルいわきマリンタワーに登り、小名浜港から北に延びる美しい海岸線を一望。海風が気持ち良い。岸壁に突き出した潮見台からは眼下に広がる岩場の海岸を見ることができる。最高のお天気。素晴らしい眺め。旅の締めくくりに相応しい。来て良かったよお。13:50 - タクシーにて泉駅へ。14:10 - 泉駅着。時間が余ったので駅前の喫茶店「ビーンズ」で休憩。15:22 - スーパーひたち４２号にて泉駅を出発。上野へ。17:35 - 上野駅着。19:00 - 帰宅。あっという間の三連休であった。でも中身は濃かったねえ。大満足。あ、水着を忘れて来ちゃった！。

715/21/09/2000

08:30 - 起床。09:00 - 朝食。ホテルの朝食バイキングってなぜか好きなのだ。10:00 - 水着に着替えてウォーターパークへ。平日、それも午前中なので人影はまばら。巨大プールを思いっきり堪能する。こういう大きなプールに入るなんて小学生以来じゃなかろうか。ウォータースライダーなどの一日券を購入し、浮き輪に乗ったまま滑り降りるワンダーリバー、暗いチューブの中を、最高時速４０ｋｍの速さで滑り降りるワンダーブラックなど３種類のスライダーを交互に乗りまくる。プールに飽きたら今後はスプリングパーク（屋外）へ。回転ドアから表に出ると、広大な敷地に水量豊かな温泉の川が流れていて、水着で遊べる温泉の公園になっている。ジャグジー風呂やサウナなど施設もあり、心身共にリラックスできる。こういうスポーティーな温泉の楽しみ方もあるんだねえ。はんなり。13:00 - ウォーターパーク内のフードビレッジ「ダイアモンド」で昼食。その後、部屋へ戻りしばし休憩。14:00 - 整体マッサージを受ける。きちんとしたマッサージをしてもらうのは初めての経験。首とか間接なんかをゴキバキやるのかと思ったが、何のことはないソフトな全身マッサージだった。あまりの気持ち良さにしばらくボーッとする。その後、再びウォーターパークへ。16:00 - 「ダイアモンド」で休憩。パイナップルジュースが美味い！取りあえず、ここでプールから撤収。朝から遊び回ってすっかりクタクタだけど、とても心地の良い疲れだ。部屋に戻って一寝入りする。18:00 - 夕食。その後、テレビでオリンピックを観戦。20:00 - ポリネシアンショーを見る。ハワイアンズと言えばやっぱりこれなのだ。創業当初から続く名物ショーだけあってその完成度は半端ではない。フラダンスやタヒチアンダンスなどが次々と披露されていくうちに、細野晴臣の名作「はらいそ」のような楽園気分で満たされていく。いや、恥ずかしながらちょっと感動しましたよ。南の島の音楽って何とも言えない独特の波長があるんだねえ。ショーの最後はサモアの火の踊り（ファイアー･ナイフダンス）。想像はしていたが、やはり目の前で見る迫力は凄まじい物がある。気が付いたらすっかりショーを堪能していたのでありました（笑）。もちろん観客の年齢層はかなり高いのだが、子供からお年寄りまで無条件に楽しめるものって案外少ないもんね。レベル高いっす。23:00 - VIR PORT内の大浴場にて入浴。体中の筋肉が悲鳴を上げている。25:00 - 就寝。

714/20/09/2000

08:30 - 起床（目覚まし故障のため30分の寝坊）。09:00 - 自宅出発。10:30 - 上野駅着。11:00 - スーパーひたち19号にて福島県いわきへ。13:00 - 泉駅に到着、有料シャトルバスにてアクアマリンふくしまへ。13:30 - アクアマリンふくしま着。２ヶ月程前にオープンしたばかりの海洋ミュージアムである。埠頭にポッカリ浮かび上がってきたような美しい建築デザインに圧倒される。館内全体がガラス張りで自然光がふんだんに差し込んでくる。サービス満点のゴマアザラシ、それに負けじと愛嬌を振りまくトド。セイウチの旦那は終始お昼寝中だった。水族館の目玉は世界初の三角形水槽トンネル。円形トンネルとはまたちょっと違う感覚が楽しめる。世界で初めて長期飼育に成功したというサンマの水槽（そう言えば水族館でサンマをあまり見かけないねえ）は岩も水草もなく、ぼんやりとした照明だけが当てられていて幻想的（悪く言えば地味）な雰囲気を醸し出している。とても美味しそう。15:00 - タクシーで泉駅に戻り、常磐線でいわき駅へ。16:00 - いわき駅着。路線バスでスパリゾートハワイアンズへ。16:30 - スパリゾートハワイアンズ着。わぁ、ホントにみんなアロハとムームーを着てる！（笑）。僕が宿泊するのはハワイアンズに併設されているVIR PORTという施設。ここには昔ながらの常磐ハワイアンセンターの面影はなく、ジョン・レノンの「イマジン」のプロモに出てくるような白と基調とした美しい部屋の内装がとても気持ち良い。なるほど、これならハワイアンセンターのイメージに抵抗のある若い女性でもＯＫだ。見事な企業努力。18:00 - 夕食。　レストランも下手なイタ飯屋など足下にも及ばないリッチでお洒落な雰囲気。鰆（サワラ）の梅肉ソース和えが絶品。19:00 - スプリングパーク（屋内）へ。吹き抜けドームと南ヨーロッパ風の装いの男女共用風呂は、温泉につかるというより水着で温泉と遊ぶ場所。水温をあえて３４度ぐらいにすることで長時間入浴していても大丈夫なようになっている。ジャグジーやミストサウナなんかも用意されていて銭湯で遊んでいるような気分になる。22:00 - 日本最大級の露天風呂「江戸情話・与市」にて入浴。とにかくでかい。無駄にでかい。少年野球ぐらいだったらできそうなほど広い露天風呂である。星空を眺めながら露天風呂に浸かる。あ～極楽。23:00 - VIR PORT内の大浴場にて入浴。スプリングパークや与市では石鹸が使えないのであった。25:30 - 開会式以来、初めてゆっくりオリンピックを見た後、就寝。

713/19/09/2000

　今日も相変わらずドタバタした一日だった。どうしてこう同時にいろんな事が起こるかね？一時はどうなることかと思ったけれど、それぞれの案件に対して何とか対処できた。ふぅ。結局、午前様になってしまったが・・・　でも、でもね。明日からやっと待ちに待った夏休み。ひゃっほぅ！明日から２泊３日の予定で福島県（だっけ？）のいわき市に遊びに行くのだ。今回の目玉はスパリゾートハワイアンズ。かつては常磐ハワイアンセンターだった場所である。アロハシャツを着てハワイアンを踊らされるのだろうか？　ワクワク。

712/18/09/2000

　午前中にお休みを貰って三鷹の某銀行へ住宅ローンの手続きに行く。手続きとは行っても、まだ具体的な引っ越の日も決まっていないので今日は口座を開設して、ちょっとした書類を記入しただけ。近いうちに大宮市に転出届を出し、三鷹市に転入届を出し、そして新しい住民票と印鑑証明を貰ってこなくちゃならない。想像はしていたが、やはり面倒な手続きが目白押しである。ふぅ。午後からは会社に出社。机の上には「＊＊＊に電話してください」「＊＊＊を確認してください」などのメモがたくさん置いてある。この三連休で生活のペースがすっかりのんびりモードになっていたので、いきなりいつものペースに戻るとそのギャップに頭がクラクラしてくる（苦笑）。気が付いたらすっかり夜になっていた。ふぅ。それでも今日と明日を乗り切れば、５日間の夏休みなのだ（ずいぶんと遅くなったが）。何が何でも絶対に休んでやるのだ！

711/17/09/2000

　高校時代の友人が自宅に遊びにきた。目的は僕のＭａｃにＢｅＯＳをインストールするというもの。彼はここ最近、ＢｅＯＳに凝っているのだ。早速、インストールＣＤをＭａｃにセット。インストーラーを起動する・・・・・・がしかし、これが何回やっても上手くいかないのだ。ああでもないこうでもないと、いろいろな方法を試してみたが埒があかない。半ば諦めかけていたその時、果たして僕のＭａｃでＢｅＯＳが動くのだろうかという根本的な疑問が頭に浮かぶ。慌ててＢｅのホームページで対応機種の確認をすると・・・な、な、なんとＧ３以降のマシンはｉＭａｃも含めてほぼ全滅という事実が判明した。対応していない理由については「アップルが必要な情報を教えてくれないから」とあからさまに記述されていた。そう言えばそんな話をどこかで聞いた記憶がある。あちゃー。僕らはいったい何をやってたんだ（苦笑）。やることも無くなったので近所の大衆食堂「味楽」で名物メニューの「味楽丼（要は肉野菜炒め丼）」を食べてから、その友人の自宅に遊びに行く。彼の部屋には３台のＤＯＳ／Ｖ機があり、WIndows2000、WindowsME、BeOS、Linuxなど、めぼしいＯＳ環境が揃っている（笑）。その中でも興味津々だったのがLinux。特にＧＵＩを司っているGNOMEは仕事抜きでちょっと触ってみたくなった。LinuxPPCをＭａｃにインストールすれば自宅でも使えるしね。落ち着いたら挑戦してみようかな。ちょっと調べてみよう。

710/16/09/2000

　田村亮子。いや～ホントに良かったよ。たまたま新橋にいた僕は、駅前で配られていた号外でその結果を知ることとなった。とにかくこの人ほど「金メダルと獲らせてあげたい」と日本中が思った人はかつて存在しなかっただろう。いや～良かった良かった。

709/16/09/2000

　お台場のビーナスフォートへ行く。朝からピカピカゴゴロゴロの不安定な天候にも係わらず、お台場はそれなりの人出で賑わっていた。殆どのショップが女性をターゲットにしていることもあり、個人的にはこれと言って買い物をするわけではないのだが、屋外のショッピングモールをイメージした屋内のショッピングモールというコンセプトは、ただグルグル歩き回っているだけでもそれなりに面白味がある施設である。一通り一周した後、隣接しているネオジオ・ワールドへ。去年末に行ったときには、あまりの観客の少なさに「こんなんでやっていけるのか？」と心配したのだが・・・・・・とりあえず、まだあった（苦笑）。以前よりもアトラクションの種類も増え、既存のものもリニューアルするなど、それなりに企業努力はしているようだ（それでもお隣のジョイポリスには及ばないけどね）。これからネオジオ・ワールドへ行かれる方は、是非ともフリーパスポートを購入することをお勧めする。なにせ空いているので、頑張れば１～２時間ぐらいで殆どのアトラクションを制覇できる。あっという間に元は取れるのだ。前回は「穴場」と書いたが、現在でもその状況は変わっていない。お勧め。日中は何とか落ち着きを見せていた空模様だが、夜になって再びピカピカゴゴロゴロの大荒れ状態となった。ゆりかもめから見る稲妻は凄まじい。

708/15/09/2000

　ＴＶでシドニー・オリンピックの開会式を見る。僕はもちろんハイビジョン中継で見たのであった（単なる自慢）。関係ないけど、ハイビジョンで放映されている映像は世界中に配信されている共通映像とは根本的に違うのだ。ハイビジョンってのは日本独自の規格だから、別途それ専用のカメラや設備を持ち込んで撮影しているのだが、つまりそれはそのまま「世界共通映像と比較すると圧倒的にカメラの台数が少ない」ということなのだ。例えば、たまにグラウンドで撮影しているカメラマンが映ったりするのだが、あの人が撮っている映像は絶対にハイビジョンでは放映されないのだ。特に困るというわけでもないのだが、全体的にハイビジョン映像は引き気味の映像が多くなる（苦笑）。
　今回のオープニング・セレモニーは一人の少女が見た夢という設定でオーストラリアの歴史を７部構成で綴った壮大な叙情詩的作品であった。特に第１部「深海」においては、主人公の少女や海中の生物を地上から浮かせる（ワイヤーで吊る）ことによって、グラウンドを海底、その空中部分を海の中とするアプローチは今までにない方法論であり、注目に値する。また、第３部「炎」では火を巧み且つシンプルに導入し、第４部「自然」ではありがちなマスゲーム風な演出を、色彩と電飾効果で美しくまとめている。後半はややまとまりに欠けたが、個々のオブジェクトが集合体となったときにどのようなイメージが醸し出されるかを完全に計算しつくしている見事な演出であった。これだけのものをプロデュースできる人は世界に何人もいないと思う。拍手。（後から聞いた話だが、今回のプロヂューサーはかつてバルセロナ大会も手掛けた人だったそうな。なるほどね）
　長い長い選手の入場行進については、日本チームの救いがたい衣装はさておき、韓国と北朝鮮の連合チームの入場はやはり歴史的な瞬間であろう。信じられないスピードで時代は動いているんだねえ。で、ホントにお久しぶりって感じのオリビア・ニュートンジョンの熱唱なんかがあって、いよいよ聖火ランナーの登場。女性がオリンピックに初出場してから１００年目ということで、会場を走った聖火ランナーはすべて女性であったというのも興味深い。そして、最終ランナーが聖火台に向かって走り始めると、階段から水が流れ始めて滝のようになる。水面に聖火を近づけるとその部分に炎が立ち上がり、それらを運ぶように円盤状の物体がせり上がっていく。「うひゃー！スゲー仕掛けだなあ。どうなるんだろ？」・・・・・・と思ってからが妙に長い（苦笑）。演出なのかトラブルなのかはっきりしない中途半端な間が続く。やっとのことで円盤が動き出し、いよいよ聖火台の頂上へ辿り着き、それから・・・・・・それで終わりであった（苦笑）。う～ん、狙いは分からなくもないんだけど、やっぱ聖火のハイライトは点火の瞬間だと思うんだよね。トーチをかざしてボッ！っと炎が立ち上がる。そういうシーンを期待する訳だよ、やっぱり。で、今回はそれが無かったのだ（あったのかもしれないけれど、どこだか分からなかった）。最後の最後でちょっとマズったって感じかな。ちょっとやりすぎだったと（笑）。まあ、全体としては見応えのある開会式だった。長野の時とは大違い。そう言えば例のマスコット、一度も登場しなかったね（笑）。

707/14/09/2000

　どうして今まで無かったんだろうと思うビートルズの公式ページがやっと開設。まだまだボリュームは少ないけれど・・・

706/13/09/2000

　映画「アンタッチャブル」を見る。御存知、禁酒法時代のアメリカを舞台に、マフィアのボス、アル・カポネと対決する勇者４人「アンタッチャブル」の活躍を描いた作品である。恥ずかしながら、きちんと見るのは今回が初めてなのである。話には聞いていたが、とにかくキャスティングが豪華過ぎる。ケヴィン・コスナーとロバート・デ・ニーロが競演しているだけでも贅沢なのだが、脇を固めるショーン・コネリーとアンディ・ガルシア、監督は名匠ブライアン・デ・パルマ。音楽もエンニオ・モリコーネと気絶寸前おオールスターキャストだ。内容に関しては今更言うまでもないので、いささか違った視点から考察してみる。その１。ケビン・コスナーはこの作品の頃が最も脂が乗っていた時期だろう。まだ髪の毛もある（笑）。逆に禿げてカッコ良くなったのがショーン・コネリー。この作品で大根役者の汚名返上。オスカーの助演男優賞を獲得している。演技派のロバート・デニーロは役作りのためにわざわざ髪の毛を抜いたというし、妙なところで共通点がある（笑）。その２。この映画にはエラー（映像的に辻褄が合わない部分）がある。財務官のケビン・コスナーが老いた警官のショーン・コネリーに協力を求めるために自宅を訪れたシーン。ショーンは青い開襟シャツを着ているのだが、一番上のボタンがカット毎に開いたり閉じたりするのだ（笑）。ちょっと休憩したときにでもボタンを外してそのままにしちゃったんだろうねえ。一端、気が付いてしまうともの凄く気になる。これからご覧になる方は注目して欲しい。

705/13/09/2000

　特に理由もなく「デジカメ欲しいなあ」と思う今日この頃。これといって目的がある訳では無く、コンパクトに集約されているマシンが好きなのだ（同じ理由でPalmも欲しいのだが・・・）。ここ最近のデジカメ業界は、各社とも意欲的な新製品を投入して賑わっている。で、いまいち無難な路線を踏襲していたソニーだったが、ここに来てかなりインパクトのある製品を発表した。Cyber Shotの新作DSC-P1の特徴はやはりボディが小さいということだろう。とにもかくにも「小さい」としか言いようがない。業界のトレンドとして「小型化」がキーワードになっているのだが、そこはソニーの天下の宝刀。メモリーステックを強力にプッシュする形で見事に実現してみせたのである。おまけにUSB接続も可能。ってことはMacにも繋がるんじゃ・・・ああ、神様！僕が探し求めていたのはこれですか？

704/12/09/2000

　いよいよシドニー・オリンピックも目前である。野球もサッカーも、普段はスポーツ中継を全く見ることのない僕ではあるが、オリンピックだけは欠かさずに見るのだ。世界中から選りすぐられた超人達が、一発勝負の頂上決戦を繰り広げるのだ。これほど見応えのあるスポーツ中継が他にあるだろうか。へっ？サッカーのワールドカップですか？完全に個人的な趣味なんだろうけど、団体競技ってこう「限界への飽くなき挑戦」っていうからは少しズレてしまうよね。僕が好きなのは「ここからあそこまで、一番速く走った奴が勝ち！」っていう単純明快な勝負の世界なのだ。地球上で一番速く走れる人間を決めるなんて、ちょっとロマンチックじゃないか。オリンピックはやっぱ個人競技こそ意義があるんだと思う。という訳で開会式が待ち遠しい今日この頃なのだが、話は変わってオリンピックには付き物のマスコットについて。モスクワ大会のミーシャ、ロサンゼルス大会のイーグル・サム、長野大会のスノーレッツと、いつも話題を振りまいてくれるのだが、今回のシドニー大会はMillie、Olly、Sydの三匹。これが何とも可愛くないんだ（笑）。ネーミングもベタだしねえ。どうなんだろ？ちなみに歴代のマスコットは国際オリンピック委員会のページで見ることができる。こうやって見ると、どれもあんまり可愛くないんだなあ。伝統なのか？（苦笑）。全く関係ないが、間違ってhttp://www.olympic.com/にアクセスすると、ペンキ屋さんに辿り着きます。わはははは。

703/11/09/2000

　映画「レッサー・エヴィル」を見る。子供の頃からいつも一緒に遊び回っていた親友４人組。しかし高校卒業と同時に疎遠になり、20年以上も音信不通だった。あの事件から22年目。再び集まった元親友たちは、かつて自分たちが犯した罪と再び対決することになる・・・という物語。葬儀を行う神父が「彼を殺したのは私だ。仲間の秘密を守るための苦渋の選択だった」とナレーションで告白するシーンから映画は始まる。登場人物は４人。事実上の主人公である神父、弁護士、製材所の経営者、そして警官。２２年後に発覚しかけた事件から、４人それぞれが如何にして逃れようとするかのキャラクターの描き方が秀逸である。過去の清算、終盤の息詰まる密室心理劇、そして「誰がなぜ殺されたのか？」というミステリー。これらが緻密にからみ合うというスクリプトも見事である。ただちょっと惜しいのは、絵に迫力が欠けていること。手に汗握るような「次にどうなる」的な緊迫感が希薄だったのだ。最後のオチも切れ味が甘い。本は優秀なので舞台劇として再構成しても面白いかも知れない。とは言え秀作。

702/10/09/2000

　ビデオ「ブラックジャック～カルテ３：マリア達の勲章」、「ブラックジャック～カルテ４：拒食、ふたりの黒い医者」を立て続けに見る。相変わらずオチャラケ無しのシリアスなブラックジャックが描かれている。さらに気が付いたことは、シチュエーションの奇抜さばかりがやたらと目に付き、肝心の医者としての視点が希薄な点である。ビデオ化と言うことでスクリプトを練ったというのは分かるのだが、ちょっとトゥー・マッチな感じ。カルテ４ではキリコが初登場。

701/09/09/2000

　お昼過ぎに起床。夕方から池袋のサンシャイン・シティー内にあるナムコ・ナンジャタウンに遊びに行く。ここに来るのは２度目なのだが、他のアミューズメント・パークとは異なり、妙にローテクな施設が多くて割と好きなのだ。子供の頃って宝探しとか肝試しとか、そういうものが妙に楽しかったりするのだが、ナンンジャタウンはそんな精神を上手く消化していると思う。スリルとかスピードとかは皆無だし敷地も狭いんだけど、一日じゃ到底遊びきれないほどの仕掛けがあちこちに盛り込まれているの。何となくホンワカ楽しいのだ。心の底から「遊んでる」っていう感覚になるんだよね。おまけに夕方５時以降は２５００円のフリーパス券が使えるし、個人的にはディズニーランドなんかより面白い。あれやこれやで閉場の午後１０時までたっぷり遊ぶ。いや～、遊んだ遊んだ。楽しかったよ。

700/08/09/2000

　インストーラーやその他の不具合もろもろに対して、現状における最善の策をギリギリまで検討する。とは言うものの、ゴールデンマスター作成の締め切りは今日。考える猶予は数時間程しかない。久しぶりに頭を１２０％フル回転させる。対処の方向性を決定し、すぐさま改修に着手。若干のドタバタはあったが、開発チームそれぞれの頑張りのおかげで夕方までには最終マスターが完成した。年単位で潜在していた致命的なバグを１週間で２つも見付けてくれた後輩には「涙の努力賞」を進呈しよう（涙）。あまりに無茶なスケジュールだったが、取りあえずは無事に終了。今回は何とかなったけど、こんなやり方を続けていたらいつか絶対に破綻するからね。やりかたには納得行かないけれど、まあ終わって良かったよ（苦笑）。退社後、先輩方と飲みに行ったのだがプチ放心状態であんまり話には参加しなかった。抜け殻状態。

699/07/09/2000

　想像もしなかったことはまだまだ続く。例の新製品の一部機能にかなり深刻な不具合があることが発覚した。不可解なのは不具合が発覚した機能については、今回は全く改修をしていないのだ。手を加えていないにも係わらず不具合が発生しているということは・・・大急ぎで、既存の製品におけるその機能を試してみた。うひゃーっ、同じ現象が起こるではないか！このソフトが発売されてから早３年目。その最初期から潜在していたバグだったのだ。とほほ。どうして今まで発覚しなかったのだろう？（それだけ売れてないんだって話もある）。それ以上に、どうしてこんなにバタバタしているときを狙って発覚するんだよう（涙）。

698/06/09/2000

　想像もしなかったことが連発した一日。その１。来週早々に出荷予定の新製品（とは名ばかりのその場凌ぎソフト）の開発をやっとのことで完了させ、いよいよインストーラーに組み込む作業に入った。取りあえず山は越えたなとホッとしていた矢先、予想だにしなかった事態が発生した。新しいソフトをインストーラーに組み込むとフロッピーディスクに収まらないサイズになってしまったのだ。ソフト自体のサイズは今までと殆ど変わっていない。変わったのは今回から導入することになった新しいインストーラー作成ツールが吐き出すインストール・プログラムのサイズだ。まさかこんなに大きくなるとは夢にも思わなかった。状況予測が甘かったと言われればそれまでなのだが・・・フロッピー１枚に収まらないのなら２枚にすればいい、という単純な話ではない。ソフトをパッケージングする箱に格納できるフロッピーの枚数には制限があるのだ。この期に及んでソフトウエァ構成を見直すのか？う～む。どちらにしろ早々に対応策を講じなければならない。出荷は来週だ。困った。どうしよう。
　その２。例の殿様系携帯電話会社の担当から緊急（なにが緊急じゃ！聞き飽きたわい）の問い合わせ。とあるファイル変換ツールの入力サイズと出力サイズが異なっているとの質問だった。ツールの作成者としてはバグ呼ばわりされるのは心中穏やかではない。さっそくソースコードとにらめっこしてみる。ファイルを読みこんで、データを変換して、別のファイルに書き出す。その部分はたった５行のコードだ。間違えるわけがない。もちろん再現テストも行ってみたが、指摘があったような現象は確認できなかった。緊急好きな担当者を飛び越して、実際にツールを利用している人との質疑応答を繰り返す。結果、分かったのは仕様書にある「上書き」という言葉の解釈の違いだった。僕の作ったツールは保存先に同名のファイルが存在していた場合、そのまま「上書き」するという仕様になっている。ここで言う「上書き」とは既存ファイルに対して更新された部分のデータを更新するという意味。一般的なエディタやワープロなんかの「上書きして保存」と同じだ。ところがツールを利用している人はこの「上書き」の意味を「ファイルを置き換える」という風に解釈していたのだ。既存の同名ファイルより、変換して上書き保存するファイルの方がサイズが小さい場合、入力サイズと出力サイズが異なって見えたのであった。当然、既存ファイルを削除してから同じ操作を行えば、今後は「新規保存」扱いになるのでサイズは同じになる。プログラム的には仕様通りの動作をしているには違いないのだが、「上書き」の意味がきちんと伝わっていなかった件については僕にも責任があるだろう。黒じゃないけどグレーといったところか。開発者としてブルーになる瞬間だ。この勘違いのおかげで、緊急好きの担当者に居残りを命じられてしまった。グレーなだけに怒りとも悲しみとも付かないモヤモヤした気持ちをどこにぶつけて良いのか分からない。んがーっ。グロッキーだ。何のためにこんなことをしてるんだろう。

697/05/09/2000

　映画「バッファロー６６」を見る。刑務所から５年ぶりに出てきた冴えない男が、両親に結婚したと見栄を張るため発作的に女を誘拐する。努力の甲斐もなく両親は二人に無関心。男は家を出て、自分が刑務所に入るきっかけになったフットボール選手を殺そうとする・・・という物語。中堅俳優として活躍しているヴィンセント・ギャロが、監督・脚本・音楽・主演をしている。ギャロはこの作品で監督デビューでもある。主人公はのダメ男ぶりは徹底しているのだが、そのダメさの裏側にある優しさや素朴さが、時々チラリと顔をのぞかせるところがあって憎めない。自分のダメダメぶりを人に悟られないようにしようと、乱暴な口をきいて突っ張って生きているのだ。偶然に誘拐された女も出会った直後から男の弱さ、その反面の優しさ、繊細さなどを見抜いてしまったのだろう。序盤から中盤までの弛緩した空気が徐々に引き締まり、最後の10数分はかなりテンションが上がってくる。そして最後の最後に思わぬ結末が待っている。最初は「なんじゃこのダメ男は！」と思っていたが、物語が進むに連れて自分とこの男とに共通する部分に気が付いてドキっとする。誰しも多かれ少なかれ虚勢を張って生きているのだ。思っていたよりも内容はかなり深い。映像的にもかなり実験的な手法が試みられており、独特の雰囲気を作り出すことに成功しているキングクリムゾンやイエスなどのプログレ系の音楽も非常に効果的だ。デビュー作にしてこのクオリティーは素晴らしいの一言に尽きる。何なんだこの人は！　必見。

696/04/09/2000

　ビデオ「ブラックジャック～カルテ２：葬列遊技」を見る。２作目にしてコミック版との決定的な違いを発見した。一般的にブラック・ジャックはクールでシリアスな天才外科医というイメージが強いだろう。しかし、ブラック・ジャックを特別な作品にしているのは単にカッコ良いだけの正義の味方ではなかったからだ。手塚治虫の作品を良く読むと見えてくるのだが、この人は本当の意味でシリアスなシーンを描くことをあえて拒否しているように見える。真面目なシーンで突然にヒョウタンヅギが登場する部分などはその代表的な例である。ブラック・ジャックにおいては、その緩和剤的な役目をピノコが担っている。まれに見る難病に戦いを挑む孤高の外科医という物語の中に、小さい女の子と無邪気に戯れるお茶目な部分が同居していることで、「ブラック・ジャック」という人物像が成立しているのだ。このビデオ版はその「お茶目」な部分が完全に欠落している。個人的には非常に大きな差異だと思うのだが・・・

695/04/09/2000

　コラム「ワンダースワン危うし」を掲載。時間がなかったとは言え、かなり散漫な内容。

694/03/09/2000

　映画「チューブテイルズ」を見に行く。イギリスの９人の若手監督による地下鉄（イギリスでは親しみを込めて「チューブ」と呼ばれる）を題材にしたオムニバス作品。その中には「スターウォ－ズ・エピソード１」のユアン・マクレガーや「リプリー」のジュード・ロウなど若手役者の名前も見ることが出きる。個々の作品はそれぞれが個性を発揮した実験的な内容のものが多くて興味深かったが、如何せん少しまとまりに欠けたのも事実。正直に言えば「総じて良く分からない」というのが率直な感想。短い時間でイメージを主軸に置いた作品を作るのは難しい。どうしても説明が物足りなくなってしまうものねえ。部分的にはいくつか注目すべきシーンもあったのだが。同じオムニバス作品なら「ナイト・オン・ザ・プラネット」の方が格段に面白い。ちょっと期待はずれ。

693/02/09/2000

　　次の水戸黄門はなんとこの人！　へいちゃんってもう６０歳なんだねえ。こんなに変わらない人も珍しい。

692/02/09/2000

　やっとの事で辿り着いた週末。風邪が酷くて一時はどうなることかと思ったけど、何とかここまで持ちこたえた。仕事の都合上、今はどうしても倒れるわけにはいかないのだ。どうしてこう無茶なスケジューリングをするかねえ。肉体的にも精神的にもかなりギリギリ状態。疲れたよ～っ・・・っという訳で今日はトコトンまで眠りこけることにした。あまりの部屋の暑さに午前１１時頃（あくまでも推測）に一度は目が覚めたが、クーラーのスイッチを入れて再び眠る眠る眠る。次に目が覚めたのはなんと午後４時。ああ、またもや土曜日を棒に振ってしまったよ（苦笑）。

691/01/09/2000

　会社の先輩、先輩の同期、僕の同期などが入り乱れての飲み会に出席。結局、どういう主旨の飲み会だったか最後まで良く分からなかったが（笑）、久しぶりに再開した僕の同期（既婚者）は相変わらずの調子で面白かった。そうか、お小遣いは月に４万円か・・・結婚するといろいろ大変なんだねえ。飲み会の後、先輩方はそのままカラオケへなだれ込んだが、僕はまだ体調が万全ではなかったこともあり一次会で帰宅。僕の風邪は峠は超えたものの、まだ少し咳が出るといったところ。もう２週間にもなるのにまだ完治しないよ。ふぅ。

690/30/08/2000

　ビデオ「ブラックジャック～カルテ１：流氷、キマイラの男」を見る。手塚治虫の無き後、虫プロが独自に企画したビデオ作品シリーズ。原作から引用されているのはキャラクターの設定ぐらいのもので、あとはエピソードからスクリプトから全てオリジナルである。大体においてこの手の企画は駄作に終わることが多いのだが（意味もなく駄作を発表し続けているルパン三世を見よ）、この作品はそれなりのクオリティーを達成している。コミック版の「ブラックジャック」の良さを継承しつつも現代風にアレンジすることに成功しているのだ。予算が少ないのが露骨に分かる（笑）し、いろいろと細かい指摘をしていけばきりがないのだが、それ以上に製作者の作品に対する愛情が強く感じられる。「ブラックジャック」のファンならそれなりに納得できるはずだ（これだけの名作に対して「それなりに納得」させるだけでも大変な仕事である）。よくできました。

689/30/08/2000

　基本的に風邪の症状は昨日と変わらないのだが、いつまでも休んでいられないので少し無理して出社。今日は客先に納品に行かなければならないのだ。それも高崎まで（笑）。なんだかんだで丸２日分ぐらいは作業時間を棒に振っている勘定になるので、頑張って遅れを取り戻さなければならん。ならんのだが、相変わらず咳は酷いし頭もフラフラ。猛烈なスピードでコーディングを進めるも、その半分ぐらいは頭が回っていない状態。殆ど手癖で入力しているようなものだ。こんなんで大丈夫だろか？そもそも１０日間で新製品を完成させろ、ってのが強引な話でして・・・。勝手にプレスリリースだけ発表して、その他の作業は放ったらかしだもんねえ。まあ、いつもの事ですが。なんかさあ、要は「新製品を出した」っていう名目が欲しいだけなんでしょ？。だって９月初旬に取って付けたような新製品（とは名ばかりのその場凌ぎソフト）を無理矢理に発表したところで、どれだけ上期の売り上げに貢献すると思う？　たった一ヶ月だぜ。まさか本気で効果があるなんて思っちゃいないよね（本気だったら洒落にならんぞ）。結局は上の人に対して「私は上期にこれだけのことをやりました」ってアピールする材料が欲しいだけなんだよな。で、その人の面目を保つためのアピール材料を用意するのが僕のお仕事なんだよねえ。やる気なんか出るわけないジャン。年末の道路工事よりも質が悪いよなあ。あっちは少なくとも道路はきれいになるもんね。とほほ・・・あれ？いつの間にか愚痴っぽくなってるよ（笑）。

688/29/08/2000

　あまりにも咳が酷いので大事を取って休むことにした。今週、来週と仕事がかなり立て込んでいる。後半に潰れるくらいなら、今あえて休んでおいたほうが却って被害が少ないと判断したからだ。そう言う意味ではちょっとした賭けではある。眠くもないのに強引に睡眠を取り、夕方頃に念のため病院へ。始めて行った近所の開業医だったのだが、これが異常に空いている。大きな待合室には誰もいなかった。当然の事ながら、すぐに僕の診察の番がやってくる。お医者さんは「ああ、風邪かな？風邪でしょ。薬出しときます」とそっけない対応。風邪かな？・・・ってねえ。そんなんでホントに大丈夫なのか？診療時間はわずか５分。ふぅ。

687/28/08/2000

　やっと鼻水が止まったと思ったら、今度は咳が止まらなくなった。わざわざ週末の予定をキャンセルして大事を取ったのに、全く意味無いじゃん。ゴホゴホ。早く寝よ。

686/27/08/2000

　映画「ラン・ローラ・ラン」を見る。裏金の運び屋をしているマニは１０万マルクの現金の入ったバッグを車内に置き忘れてしまう。ボスがやってくるまでに取り返さなければ殺されるかも知れない。途方に暮れ発狂寸前のマニは恋人ローラに電話をかける。残された時間はわずか２０分。恋人の命を救うためにローラは家を飛び出し、ベルリンの街を全力疾走する・・・という物語。制限時間は２０分。この映画ではその制限時間をフルに使って物語が一度完結した後、「あの時こうしていれば」という可能性の世界目指して時計が逆回りし、再び主人公が走りはじめる。ローラとすれ違うさまざまな人のその後の運命が、ちょっとしたタイミングのズレで大きく変化してしまうのが面白い。主人公ローラとマニの人生も、ほんの数秒のタイミングの違いで大きく変化していく。全てが全てに関連している、ちょっとしたシンクロニシティーが作品を貫くテーマになっている。さまざまなカメラアングル、コマ落とし、スローモーションなどのトリック撮影やアニメーションなどを駆使した映像で、ほとんど半分以上がローラーの走るシーンという状況を飽きさせないような工夫が随所にみられ、その全てが成功している。そう言う意味では隙の無い作品。お勧め。

685/24/08/2000

　会社を午前休して大宮市役所へ行く。ローン申し込みに必要な印鑑証明書と住民票を取るためだ。「お役所仕事」なんて言われるが、ここに限っては親切丁寧な対応であった。大宮市では印鑑登録をすると個別の「おおみや市民カード」というＩＣカードが発行される。このカード自体が印鑑登録証として機能し、休日でも自動交付機を使って住民票などが取り出せるのだ。とは言うものの、じきに引っ越しちゃうんだからあまり意味はないんだな、これが。

684/23/08/2000

　映画「金融腐食列島～呪縛」を見る。総会屋と癒着する銀行から裏社会に流れた巨額の不正融資がバブル崩壊で不良債権として表面に浮き上がってくる。危機意識の無かった銀行上層部は一夜にしてパニックに陥る。そんな中で危機感を持ったミドル世代が再建のために走り出す・・という内容。高杉良の経済小説を映画化した作品である。主人公たちミドル４人組は自らを「捨て石」と呼ぶ。「どうせ捨て石なんだったらやることやってから辞めようぜ」というのは、目的はかなり違うが共感できる部分がある。要は自分自身が納得できるかどうかということだ。正直言って物語のスケールの割には期待していた程は面白くなかった（笑）のだが、衝突しながらも同じ目標に向かって突き進んでいく彼ら４人の高揚感は羨ましささえ感じる。こういう感覚ってしばらく味わってないよなあ。相談役の仲代達也は憎たらしい役をやらせたら絶品だ。

683/23/08/2000

　東京国際フォーラムにて今後のパッケージ開発についての会議に出席。ちょうど大きな船底のような塔の側面にあたる一室で、各プロジェクトのリーダー・クラスがそれぞれの仕事内容と今後の展望、新パッケージについての意見を交換した。実際問題、同じ部署でも隣のプロジェクトがどんな仕事なのかを意外なほど知らなかったりするのだ。情報の共有という意味では非常に興味深かったし、参考になった。ただ、本会議の主題である「新パッケージの可能性について」の意義については個人的には非常に懐疑的である。「意見を集める」という事と「それを実行する」ということは一致しないんだよな、うちの場合。これまでにも意見を聞く場というのは何度か設けられたけれど、結局は何も変わらなかったし・・・ま、面白かったけど期待はしてません。それにしてもあの人は「憎まれ口」を叩かせたら世界一だな。「具体的にどうしたいのかよく分からないなあ」って、んなもの１０分で全てを説明できる訳ないじゃん。何様？

682/22/08/2000

　ExhibitionにFast Sync No.20 "FACE"を掲載。まあまあ。

681/22/08/2000

　スヌーピーの原作者、チャールズ・シュルツ氏が亡くなってから早半年。公式サイトには多くのコミック作家によるトリビュート作品が掲載されている。楽しいものから思わずホロリとさせられるものまで１００を越える作品の数々。如何に多くの人々に愛されていたかということを改めて再認識させられる。合掌。

680/22/08/2000

　まだまだ風邪は治らない。酷くはなってないと思うのだが、良くもなっていない。経験から想像するに、気力が途切れた瞬間にドッと病人らしくなるはずだ。でも今は仕事の日程的に休めないんだなあ、これが。なんとか週末までは保たせなきゃ。

679/21/08/2000

　あ～あ、また風邪をひいちゃった。ムギュ～っ。

678/20/08/2000

　映画「トーマス・クラウン・アフェアー」を見る。トーマス・クラウンは実業界で成功した大富豪。退屈な生活に飽きた彼は入念な計画を立てて、美術館から時価１億ドルのモネの絵を盗み出す。彼の前に現れた保険会社の調査員キャサリンは鋭い洞察力と勘でトーマスが絵画窃盗の真犯人だとにらむ。敵と味方として知り合ったふたりは、やがて互いに好意を持つようになる・・・という物語。スティーブ・マックイーン主演の『華麗なる賭け』を再映画化したものである。主演はピアーズ・ブロスナンとレネ・ルッソ。話の中心はスリルに満ちた完全犯罪と大人の恋の駆け引きなのだが、序盤から中盤にかけてはヨットやグライダーなど「お金持ちの道楽」が迫力十分に描けていて見応えがある。ただサスペンス性はほとんどゼロなのでワクワクしないし、だらだらと続く中盤はキャサリンの揺れ動く心の変化を追っているだけで結末に持って行くまでがちょっとだるい。それでも後半のどーするどーなるの緊張感は十分楽しめるし、ジェームス・ボンド張りの鼻につくお洒落感覚（誉め言葉です！）はピアーズ・ブロスナンだからこそできたという感じ。あんまり他の作品では感じたことがない独特の雰囲気が心地良い。意外に拾い物な作品。

677/20/08/2000

　品川プリンスホテル、飛龍の間で開催されている「AAUGH! スヌーピー～ぼくらのひみつを・・・」に行く。自他共に認めるスヌーピー好きの僕としては、前々から気になっていたイベントだった。夏休み真っ盛りだし、きっとチビッ子でいっぱいだろうなあ恥ずかしいなあと思いつつも、最後には好奇心が勝ってしまった。スヌーピーには関係ないが、会場の入り口に一大のバスが停車していて、その乗降口のところにジャージを来た大きな外人が立っていた。あれ～、どっかで見たことあるなあ誰だっけ～っというその人は、あのＫ１グランプリでお馴染みのピーター・アーツその人であった（僕は格闘技にあまり明るくないんだけど、この人って凄いんでしょ？）。話は戻ってスヌーピーへ。会場はそれぞれのキャラクターに関連したこじんまりとしたブースが設置されているのだが、やはりターゲットはチビッ子だったようで、三十路の男がウロウロするのは決まりが悪かった。傑作だったのがスヌーピーの作者、シュルツ氏の仕事部屋を再現！というブースがあったのだが、これが超が３０個ぐらい付く部屋のミニチュア模型だったのだ。これは殆ど詐欺に近いよ（笑）。会場の約半分は最近になって妙に氾濫しているスヌーピーのキャラクターグッズの販売会場。もういっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱいのグッズの山。根っからのファンとしては、スヌーピーの可愛らしい部分ばかりが強調されていることに不満を感じる。ピーナッツの一番面白いところは子供達が織りなすシュールな笑いとほのぼのとした人生訓なんだけどなあ・・・。買い物がしたいという人以外にはお勧めはしない（苦笑）。

676/19/08/2000

　新宿のシアターアプルに「小堺くんのおすましでShow19」を見に行く。小堺一機が企画・演出・主演をこなすコメディーショー。今年でなんと１９年目である。前々から一度は見てみたいと思っていたのだが、チケット予約の煩わしさにかまけてズルズルと来てしまっていた。そんな僕が今年めでたく見に行けるのはWEBで注文できるようになったからです。テクノロジーの進歩に感謝！舞台の方は小堺一機の他、元たけし軍団（？）の松尾伴内、欽ちゃん劇団の坂井香代子（電波少年の「地球防衛軍のレッド」と言った方が良いかも）という３人がそれぞれ探偵、画家、その妻という役所を演じる・・・一応は演じるのだが、あらすじはあって無きがごとくで、およそ７０％ぐらいは激しいアドリブの応酬合戦であった。意外かも知れないが、松尾伴内は昔からこのショーに出演している。正直言ってコメディアンとしてはあんまり面白くない（笑）のに、どうして小堺一機は凝りもせずにキャスティングするんだろう？とずっと思っていたのだが、実際の舞台を初めて見て、その謎がやっと解けた。松尾伴内は予期せぬアドリブを振られたときの反応が絶妙に楽しいのだ。予期せぬアドリブに対する予期せぬ反応が逆に小堺一機を慌てさせたりする。舞台という生き物を前にした時、小堺一機にとって松尾伴内という存在は強力なものになるのだ。なるほどねえ～、ちょっと見直したよ（笑）。坂井香代子も二人に負けじ劣らじの大活躍。この人は舞台に向いてるねえ。これからの活躍にも期待したい。僕は自宅でＴＶとか見ていても、あんまり声を出して笑ったりしないのだが、この日は別だった。コメディーって究極的には「バカバカしさ」なんだよねえ。あんまりアドリブが激しかったのか、終わってみれば予定時刻を３０分もオーバーしていた。いや～、笑った笑った。面白かったねえ。来年も行きたいよ。

675/16/08/2000

　会社のマシンにWindows98SEを再インストールした。別に致命的なトラブルがあった訳じゃなく、いろいろとハードに使っているうちにシステムが汚れてきたような気がしていたからだ。知らない間にインストールされてしまうライブラリ、勝手に書き換えられるレジストリ。特にインストーラーはあるのにアンインストーラーが付いていないソフトなんかは、その事実に気が付いた時にはもう手遅れ。Mac OSならば幾らか自衛手段を講じることができるのだが、Windows系は殆ど一か八かの世界である。パソコンが一般化してからかなりの年月が経っているが、年に１～２回の再インストールは精神衛生的にも欠かせないものになっている。おもちゃ箱から要らないおもちゃを入れたり出したりするようにできないのかねえ。再インストールしたらすこぶるキビキビ動くようになったし・・・いったい何がどうなってたの？（苦笑）。

674/15/08/2000

　映画「狼たちの午後」を見る。７２年８月２２日午後２時４６分、ブルックリンの銀行に３人の男が強盗に押し入った。まもなく警察に包囲され、立て籠もるしかない状況に追い込まれる。犯人たちは人質となった銀行員には同情され、群がる群衆のヒーローにまでなって騒がれる・・・実際にあった事件記事を基にした社会派作品である。あまりに計画性の無い強盗であったが、やがて親近感とも連帯感ともいえる感情を持つ人々が真夏のニューヨークの事件の中に様々なアメリカを浮き上がらせている。この作品の１番の見所は、何と言っても主演のアル・パシーノ。何しろこの作品でのパシーノの演技はすさまじいの一言に尽きる。後で気がついたのだが、この作品にはＢＧＭというかサウンドトラックが殆どない。緊迫するシーンでは緊迫した雰囲気の音楽がその効果を盛り上げるのが常だが、この作品はそれをパシーノの演技力だけで成立させているのだ。１２４分があっという間に過ぎていく。彼の演技を見たい人にはこの作品を強力にお勧めする。傑作。

673/15/08/2000

　年に何度かある無断欠勤の日（苦笑）。このところ、周辺の人々がお盆休みだという事もあって、どうも会社に行く気分では無いなあとは思っていた。そんな思いが通じた（？）のか、ものの見事に朝寝坊をしてしまった。とほほ。しかし、せっかく寝坊をしたのだから、今日という日を大事に過ごさなければならない（こんなところに責任を感じても仕方ないですか？）。まずは前々から熱望していたヘア・カットへ行く。中途半端な長さだったから鬱陶しかったんだよね。いつもの担当者さんはお休みだったので別の人にお願いしたのだが、偶然にもその人のヘアスタイルが涼しそうで丁度良い感じ。思わず「そんな風にしてください」と注文した（笑）。これ以上に分かりやすい注文も無かったようで、仕上がりは概ね上々。その後、そろそろ補充しなければならなかった靴を物色。フォーマル系にしようかカジュアル系にしようか迷った末、コンバースのスニーカーを購入。落ち着いたブラックが渋い。自宅に戻って、ポール・マッカートニー公認の自伝「MANY YEARS FROM NOW」を読む。なにせ総ページ数８５９。下手な国語辞典よりもずっと分厚いこの本を、今年の春頃から暇な時間を見付けては数ページず読み続けていたのだ。それもいよいよクライマックス。サセックスの小さな家で産声を上げたジェームス・ポール・マッカートニーは長年の音楽的功績が認められ、女王陛下から爵位を受けるのであった。ジャーン！。やっと読破した。とにかく長かったよ。たまにはこんな休日もとい平日も良いのでは・・・

672/13/08/2000

　コラムに「２０世紀最後の衝動買い」を追加。いよいよ正式発表なのだ。

671/12/08/2000

　早朝から秋川までバーベキューに出かける。お盆休み真っ盛りの中、道路の渋滞が懸念されたが思ったほどの混雑もなく２時間ぐらいで無事に到着。先輩が買ったばかりのアウトドア・セットをみんなで組み立て、着々とバーベキューの用意に勤しむ。小さい子供が元気に泳いでいるのを横目で見ながら、食材を準備し、焼いて食べる。無くなったらまた焼いて食べる。なんと贅沢な休日だろう。台風が近づいているとの情報でお天気が心配だったが、何のことはない抜けるような青空、ジリジリと焼けるような太陽で、なんとか夕方まで雨も降らずに「バーベキュー日和」を保ってくれた。あまりに暑さに膝まで川に浸かってみたが、水着になって涼しげに泳いでいる人々を見ていると我慢できなくなってきた。とりあえず「何かあったとき用の着替え」は一式持って来ていたこともあり、半パンにＴシャツのまま水の中へ。「ひゃ～っ、気持ちいい～っ」。こんな自然の川で泳いだのは初めての経験。すっかり童心に戻ってバシャバシャと水遊びに興じる。久しぶりに「夏休み」っぽいことをした休日であった。みなさん、また行きましょうね！

670/11/08/2000

　隣の部署から助っ人として開発に参加してくれている２名の歓迎会に出席。ところがそのうちの１名が急な仕事で会社待機を余儀なくされしまった。なんでも、その日中にシステムを動かさなければばらないのだが、上手くいっていないらしい。しかし不具合の原因は既に分かっており、それはうちの担当分では無いことがはっきりしているのだが、それでも「何かあったら困るので待機していてくれ」との要請があったという。僕も以前に同じような経験をしたことがあるが、こういう仕事のやりかたは後で必ず破綻するのだ。こういう「保険」のような会社待機を全面否定する気は無いが、その当日に連絡してきて「とりあえずいてくれ」とかいうのは明らかに礼儀を欠いている。仕事の中にも礼儀はあってしかるべきなのだ。誰かさんの勝手な都合でこちらのスケジュールが拘束される筋合いは無い。さておき、歓迎会は比較的おとなしい雰囲気で進められた。サザン好きの後輩との会話で「初めて接したサザンの曲は？」との問いに対して「みんなのうた」という回答が返ってきたのには驚いた。「みんなのうた」ってサザンが活動を一時休止し、桑田圭祐がKUWATA BANDで活動した後、サザンを活動再開したときの第一弾シングルだったよねえ？それが初めてのサザン体験なの？うひゃ～っ。僕が初めて接したサザンはもちろん「勝手にシンドバッド」だよ。そういう人は既にロートルなんだろうか・・・年取るわけだ（苦笑）。歓迎会終了後、翌日のバーベキューに備えて先輩の家でお泊まり。

669/07/08/2000

　午後に会議がひとつあった以外は、本当に久しぶりにコーディングに没頭した一日。やっぱりプログラミングしている時間が一番充実している。自分が組んだコード、それが全て。正しく作ればソフトはちゃんと動く。正しくなければ動かない。実にシンプルですっきりしている。くだらない政治をしなくて良い分、精神衛生的にとても良い。こんなところに快楽を感じているようでは出世はしないねえ（苦笑）。一日たっぷり働いて、帰ろうと思った頃に強烈な雷鳴と電光。そして大雨。

668/06/08/2000

　友人宅にも係わらずお昼過ぎまで眠りこける。起きたところで特に予定があるわけでもなく涼しい部屋でのんびりと過ごす。テレビをみたりカレーを食べたり昼寝したり、何をしていたって訳じゃないのだけれど、気がついたら午後６時だった（苦笑）。休日の過ごし方としては有意義じゃ無いかも知れないけれど、精神的には凄くリラックスできた。先週分のイライラは解消。

667/05/08/2000

　戸田市と板橋区の合同花火大会へ行く。この花火大会に行くのは何度目だろうか。近所に住んでいる友人夫婦が場所取りをしてくれるおかげで、毎年とても良い席で花火を見ることができる。このところの花火人気が影響しているのか、年を追うごとに明らかに人出が増えている。とうとう今年は戸田市と板橋区合計で１１０万人を越えたという。数年前までは「まるでウッドストックみたいだ」なんて冗談を言っていたが、今やちょっとした政令指定都市である（笑）。相変わらず間近で見る花火は素晴らしく、正に「夏の風物詩」といった感じ。こういうものは何度見ても良い物だ。開始直後からどうも雲行きが怪しくなってきて、後半あたりでは花火と稲光の競演も見られて面白かったのだが、終了１０分前ぐらいからポツリポツリと雨が降ってきた。ギリギリのところで花火大会は最後まで行われたのだが、その帰り道は急転直下の豪雨に見舞われる。完全に濡れネズミ状態（苦笑）。友人宅（最近立て直した凄い立派な家）に戻ってシャワーを浴び、そのまま深夜まで飲み会。いや～、いろいろ大変な一日だった。面白かったけど。(^_^)

666/02/08/2000

　フロントページのメッセージを更新。スヌーピーの著者、チャールズ・シュルツの有名な一節。全てのムカつく奴らに愛を込めて。

665/02/08/2000

　恥ずかしながら生まれて初めてExcelの使い方をマジメに勉強してみた。ソフト業界にいるからといっても、どんなソフトでもスイスイ使えると思ったら大間違い。Wordはドキュメント作成で利用するので比較的理解しているがExcelを使わなければならないような場面は思いのほか少ない。管理職とかだったら別なんだろうけどね。しかしながら上期末を目前に控え、プロジェクトが６つも７つも同時進行している状況においては、稼働時間の計算をするのが大変なのである。ここでやっとExcelの登場となる。とうとうこいつを使わなければならない年頃になったか・・・勉強し始めておよそ１０分。たったこれだけの時間でも、簡単な計算表ぐらいは作れるようになるんだねえ。そうか、合計は「Σ」をクリックするのか・・・知らなかった（苦笑）

664/03/08/2000

　相変わらずうんざりするような内部会議。さっぱり売り上げの上がらない上期の最後の切り札（と上司はぶち上げてるが・・・まあ全くと言って効果はないだろうねえ）として出荷するパッケージ製品について、対応計画の最終的な確認を求めた。そもそも対応計画は前回の打ち合わせで決定していたのである。それを誰に言われた知らないが「宣伝広告としてのインパクトが足りない」だの「頑張れば何とかなるなるだろう」だの根拠の無い理由を並べ立てて、開発チームの知らないところであれやこれ勝手にや変えるから開発チームは大混乱していたのだ。だから開発リーダーは出荷計画についての確認メールを出したんだよ。それをメールを見もしないで「そんな大事な話をなぜメールでやるんだ」と開き直る始末。論点をすり替えてんじゃないよ。あんたが計画を変えたんでしょうが。こっちから言わせてもらえば「そんな大事な話をなぜ勝手に決めるのだ」ってことだよ。おまけに個々のパッケージについての対応は完全におざなりにしてたじゃん。だから時系列に沿った形でそれぞれの対応計画リストを作ってきちんと確認したかったのだ。それを挙げ句の果てにはリストを評して「こんなのリストじゃない」だと！文句があるんならあんたが作れば良いじゃないか。今の今まで誰もこの件に言及しなかったくせに、偉そうなこと言ってんじゃないよ。そもそもこういうリストを作るのはあんたらの仕事なんじゃないの？なんで開発が出荷計画を作らにゃならんのだ。さんざんスケジュールを引っ掻きまわしといて偉そうなこと言ってんじゃないよ。こないだの飲み会で僕に「君はもっとやれるのにわざとやらないんだもんなあ」って言ったよね。なんでやらないかまだ分かんないの？

663/31/07/2000

　ExhibitionにFast Sync No.19 "SPECIALIST"を掲載。そろそろネタが尽きてきた・・・

662/31/07/2000

　あっという間に７月ももう終わり。僕の夏はどうなっちゃうんだ～っ。フロントページのメッセージを更新。The Whoの有名な一節より。この痛々しいほどの青臭さが堪らなく好きだ。

661/26/07/2000

　オーケストラの指揮者をシミュレートしたＰＳ用ゲーム「ザ・マエストロムジーク」をやっぱり購入（苦笑）。もちろん専用コントローラ（バトンコントローラ）も一緒に入手した。インターフェィスは以前に僕が予想したものと全くと言って良いほど同じ。指揮棒を振ることでオーケストラ演奏のテンポと音量の強弱を同時にコントロールするのだ。さっそく試して見たのだが、これが以外に難しい。他の音楽ゲーとは異なりゲームに対するアクションが「指揮棒を振る」という非常にアナログな操作であるため、どこからどこまでの動作がゲームに反映されているのかが判然としない。要は微調整が難しいのだが、ゲーム的にはテンポや音量という「微調整」を要求される。これがかなりイライラさせられる。おそらくちょっとしたコツがあるのだろうが、今のところはまだ掴めていない状況だ。おまけに指揮棒を振るというのは肉体的にかなり辛い。ものの３０分程度で腕が痛くなった。う～ん、このゲームは面白いのだろうか？少なくとも「ギターフリーク」のような爽快感は無いなあ。まあ、もうちょっとやってみよ。

660/27/07/2000

　午前中、スケジュール調整（とは名ばかりの仕事詰め込み命令）で一戦交えた後、打ち合わせのため新幹線で高崎へ。ほんの一時間程度の移動だったが、車窓を流れる田舎の景色を眺めながらボケーっとするのが何とも言えず良い感じだった。ここ最近、もの凄いスピードで時間が流れていたような気がする。新幹線の癒し効果。

659/26/07/2000

　「会議で決定されたことは会議以外の場所では絶対に覆らない。修正の必要がある場合は緊急に会議を召集すること。意思決定の最高機関として暗号宣言を機能させるためには会議の決定に絶対性を持たせるべきですし、ころころ変わってしまうのでは全員で会議をしている意味がありません。」先日、決めたばかりのこんな単純なルールが早くも踏みにじられた。方針をコロコロ変え、スケジュールを混乱させ、製品ラインナップは旧態依然としたまま。結果として売上がガタ落ち、挙句にはその責任を開発チームに擦り付ける。体制を見直そうとか良くしようとかいう気持ちは無いんだな。もう結構だ。煮るなり焼くなり勝手にすればいい。一生懸命やってるのがバカみたいだ。

658/25/07/2000

　前々から問題になっていた新パッケージ開発についての検討会。僕が企画案を策定し、関係者全員の承諾を得て、意気揚揚と開発に没頭していた矢先、部長の鶴の一声で突然中止になったいわく付きのプロジェクトである。僕の構想は新パッケージを商品として世に出すと同時に、自社でもそのパッケージを利用した新製品を発表していくというものであった。製品ラインナップの最もコアとなる部分を先行して開発することで後々の開発期間を大幅に短縮しようというねらいもある。とすれば、これは非常に重要なパーツになる。それはそれは何度も熟考を重ね、慎重過ぎるほど慎重に設計を行ったのだ。それが（全員一致で決定したにも係わらず）部長の恐ろしいまでのアホな主張によって全部チャラにされたのである。現状の問題点を全て検討し、これからのあらゆる方針を加味してやっとのことで導き出した僕の企画案はあっという間に水泡と化した訳だ。反対していたのは部長だけ。部長が何を問題としているのかを理解できた者は他には誰もいなかった。そのぐらい無茶苦茶な決定だったのである。僕のプライド（そんなものがあるとすれば）は粉々に砕け散った。そんなアンタッチャブル状態にあった新パッケージについて再検討するというのだ。「はっきりさせてやろうじゃねえか」という気持ちと「何を今更言ってんだ」という気持ちが入り混じる中、怒濤の会議に参加する。なんだかんだと討議は進められたが、とどのつまり、部長は仕様を理解しておらず、全く見当違いのいちゃもんを付けていたということが判明。結果的に僕の企画案はそのままＯＫとなった。一生懸命に企画案を作成し、長時間にわたって検討し、全員一致でＯＫを出し、必死で開発を進めていたところで突然に中止命令が出て、再検討したらやっぱりそれで行こうと言われたのである。怒りなどとっくに通り越して悲しくなってくる。アホな采配のおかげで開発のブランクは２ヶ月を越えてしまった。もはや新パッケージのためにスケジュール調整をすることができない状況である。当然、開発はさらに遅れることになる。あなたが口癖のように言っている「ビジネスチャンス」ってのは何なんでしょうねえ？アホくさ。

657/25/07/2000

　とうとう復活したモトローラ端末。今度はcdmaOneとして登場だ。EZweb、Cメール、データ通信不可だって？そんなの構わないさ。欲しー。

656/22/07/2000

　映画「π」を見る。世の中の森羅万象を特定の数字に置き換えられると信じ、その法則を日夜研究をしている天才数学者が主人公の異色SF。彼は株式市場というカオスを相手に、自分の仮説の正しさを証明しようと躍起になる。研究の果てにその数学者が見付けたものとは・・・。モノクロの超低予算映画だが、アイデアの面白さで最後まで観客を引っ張って行く。感じとしては、デビッド・リンチやクロネンバーグの映画に近い雰囲気。チープでグロテスクで、しかしどこかスタイリッシュで知的な匂いのする映画である。この作品の製作費はわずか６万ドルというから、日本円にしても１千万円に満たない少額だが全米では大ヒットを記録したという、いわばダイヤの原石のような作品。監督はアロノフスキーという新人だが、、やがて世界をあっと驚かせる大作を作ることだろう。お勧め。

655/22/07/2000

　東京ビッグサイトで開催されている「２１世紀　夢の技術展（ゆめテク）」を見に行く。「大人から子供まで楽しみながら未来の技術を体験できる科学・技術の博覧会」という触れ込みで、これから花開きそうな科学･技術の最新成果を、「情報・通信」「生命科学」「環境保全」「宇宙・海洋開発」「生活基盤」の5大分野に分けて、展示・実演している。いくつになってもこの手の話題に弱い僕は、意気揚々と会場に乗り込むのであった（笑）。「情報・通信」では通常の展示会を子供向けにアレンジした「遊べる」アトラクションが多い。デジカメの無料化貸し出しや３Ｄムービー上映会、ちょっとした遊園地状態である。事実、最も賑やかだったのはこのゾーンだった。「宇宙・海洋開発」では深海探査用の潜水艦（の実物大モデル）やロケットエンジン（本物！）などを展示。個人的にはいちばんワクワクしたゾーン。「生活基盤」は未来の家、未来の車などより生活に密着した最新技術が目に付いた。ホンダの二足歩行ロボットも来場（笑）していたのだが、デモンストレーションの時間が合わなくて対面はできなかった。その変わりと言っては何だが「生命科学」のゾーンでは話題の「クローン牛」に遭遇。本人（本牛？）はお構いなしにお昼寝していたけど（苦笑）。４連休の真っ直中ということもあって、普通の展示会に比べ圧倒的に親子連れが多かったのだが、それにも増してお年寄りの姿が目立ったのが印象的だった。そうか、年を取っても「今はどこまでいってる」「これからどうなる」ってのが知りたいんだよねえ。ちょっと感動。

654/21/07/2000

　映画「Ｍ:Ｉ－２」を見に行く。人気テレビシリーズ「スパイ大作戦」を映画化した『ミッション：インポッシブル』の続編。今度の使命は、製薬会社によって極秘に開発された細菌兵器とワクチンを盗み出すこと。パートナーを組むことを命じられた女泥棒とのラブストーリーも絡めた一大アクション巨編である。主演はおなじみトム・クルーズで文句無し。ジョン・ウー監督のアクション演出も相変わらず名人芸。視覚的には文句無し。ただし、監督もトム・クルーズ自信も主人公のイーサン・ハントをどのように描けばいいかを最後まで迷っていたように感じる。００７シリーズの魅力は、派手なアクションシーンとジェームス・ボンドの人間的な魅力が結集して初めて生まれる効果だと僕は思っている。今後、制作されるっであろう「Ｍ:Ｉ－３」「Ｍ:Ｉ－４」で徐々に形作られていくのだろうが、敵との心理的な駆け引きや、パートナーを含めた愛憎的な葛藤がもう少し強調されていても良かったかなと思う。もちろん、それを差し引いたとしても抜群に面白い作品である。オープニングのカッコ良さにはマジでしびれます。

652/20/07/2000

　映画「トキワ荘の青春」を見る。手塚治虫・藤子不二雄・石森章太郎・赤塚不二男らがほぼ同時期に暮らし、膨大な数の作品を生み出していた漫画家の聖地「トキワ荘」を描いた作品。この映画の主人公である寺田ヒロオは、そんな伝説と神話に彩られたトキワ荘の物語に登場する、主要な中心人物のひとりである。寺田を主役にすえたことで、石森・藤子・赤塚など後の売れっ子漫画家たちの姿を、少し離れたところからながめる構成になっているのが面白い。かといってワイワイガヤガヤの共同生活かというと、映画の中ではどちらかというと「淡々と夢に向かって筆を進める若き漫画家達」という印象が強い。地味ではあるが正直に物静かに描かれていく人々の姿は優しく穏やかで清々しい。主人公の寺田は自らの作家性と雑誌の商業主義の軋轢に苦しんだ末に筆を置きますが、彼の描いた漫画はきちんと読者の心に残るものでした。ラストシーンはちょっと素敵です。

651/20/07/2000

　ビデオ「スパイ大作戦～暗殺計画に便乗しろ／両面陽動作戦」を見る。今週末に「ＭＩ：２」を見に行く予定なので、その準備というか再確認のためオリジナルＴＶドラマを見てみることにした。今更ながら映画版とＴＶ版では、こんなにもスタイルが違うのかということを再確認した。映画ではおなじみの爆発やカーチェィス、秘密兵器や派手な乱闘シーンはＴＶ版では一切登場しない。あくまでも頭脳集団という設定で、如何に相手の行動パターンを読み、綿密な作戦を立て、それを実行するかという緊迫感が主軸になっている。共通点と言えば変装マスクと「自動的に消滅する」の指令テープの存在だろうか。とにかく全然違う。もちろん映画版には映画版の、ＴＶ版にはＴＶ版の面白さがある。ＴＶ版を映画として見せられたら怒るだろうなあ。そういう緻密な作りがＴＶ版の良いところなのである。

650/20/07/2000

「さいたま新都心」の次は「さいたまタワー」なのか・・・ゴロ悪し。「さいたま」って平仮名にするのもうやめません？こんなの建てる余裕があるんだったら埼京線をなんとかしてくれ～。

649/19/07/2000

　MacWorld Expo 2000のスティーブ・ジョブス基調講演にて、前々から噂になっていたキューブ型のPowerMacが発表された。こういうものは実物を見てみないと質感というか物体の持つ雰囲気が分からないのだが、第一印象としてはｉＭａｃの時よりも良い感じで受け止めている。何しろ「えっ？」というぐらいコンパクトなのが良い。欲しいぞ！キューブといえばやっぱNextCubeを思い出す。感慨深いというか執念深いというか・・・面白いねえ。日本での発売は８月中旬から。なぬ！198000円だと～っ。欲しいぞ！（笑）今回の基調講演では他にも新色ｉＭａｃ、Ｇ４マルチプロセッサ、ｉＭｏｖｅ２、光学式マウスなんかも同時に発表されている。相変わらずの攻めの姿勢を崩していないねえ。またまた面白くなってきた。

648/18/07/2000

　「無印良品」の店内ＢＧＭを収録した３枚組ＣＤ、その名も「ＢＧＭ」。これが予想以上に良い。アンビエントっぽいので、集中して聴くのはかなり辛いと思うが、クーラーの効いた涼しい部屋でウトウトするときなんかには最高である。やはり細野晴臣が提供している２曲はかなりの逸品で、海の中をゆったり漂うザトウクジラのような気分になれる。

647/18/07/2000

　チーフ会は特に盛り上がりもなく、丸く収まったそうな。ホント、直接対決となるとこうなんだから（苦笑）。今日は仕事を早めに切り上げ、先輩後輩取り混ぜての慰労会に出席。このところ、立て続けにいろんな新事実が発覚して面白いねえ。７回連続のあと７年間ってのは驚いた。後半に差し掛かってくると、なぜか集中的に攻撃もとい質問責めにあう。「どうするの？どうするの？」「ハワイハワイ！」と言われても・・・。あんまり虐めないでください（苦笑）

646/17/07/2000

　今更どうでも良いのだが、今日になってやっと「事なかれ主義の臆病者」から正式回答があったらしい。その内容を関係者に見せてもらったのだが・・・う～ん、一応「独りよがりの誇大妄想家」をやんわりと揶揄する内容ではあったが、あまりにも遅すぎる。関わり合いになりたくないのは分からんでもないけど、殆ど鎮火した火事の現場にノコノコやって来て、柄杓で水を撒いただけで「俺も消火活動に参加した」って言われてもねえ。ちなみに今日は「独りよがりの誇大妄想家」は出張中でいなかったので、正式回答を見るのは明日の朝。そしてその後、チーフ会だ。おお、いよいよ全面対決だ。面白くなってきたぞ～っ。

645/17/07/2000

　その昔、中学生ぐらいの頃だっただろうか？自分が毎日食べている食料のほぼ１００％が何かしらの形で他人の手を介在していることに気が付き、ゾッとした覚えがある。野菜なら農家、魚なら漁師、肉なら牧場から、気の遠くなるような何百何千もの見知らぬ人の手を経て、やっとのことで我が家の食卓に並ぶ。その中の一人が手を抜いた、いや悪意を持って毒を注入したという話でもいい。今、目の前に並んでいる食べ物が確実に安全であるという保障はどこにあるのか？今回の雪のマークの牛乳屋の事件は、そんなことあるわけ無いでしょだって起こっちゃったら大変じゃんということが本当に起きちゃった訳だ。僕らにできるのは「今から食べるものに毒が入っていませんように」と祈ることだけなんだろうか？あれからというもの、あれよあれよと似たような話が続々と明るみになっている。ここまでくると「今年の夏は特別だったのだ」では収まらないだろう。どちらかと言えば「今までも似たようなことはあったけど、公には隠されてきた」ってのがより事実に近いはずだ。どうしてみんな冷静なんだ？どうしてパニックにならないのだ？いつからこんなんなっちゃったのだろう？よつ葉乳業のチーズに異物k～関西で２２００個回収、スポーツ飲料「スピード」回収～「さびくさい」と苦情、そうざいパンに「カビ」～山崎製パン、公表せず自主回収、カビ飲料水～「青紫蘇（みどり）物語」を自主回収、佐賀でゆで麺にカビ～１２万食回収、山崎パン～カップ入りデザート自主回収

644/17/07/2000

　「スターバック・コーヒー」と「エクセルシオール・カフェ」。似てるよなあと思っていたら、とうとう訴えられた模様。そうかあ、エクセルシオールってドトールの系列なんだね、初めて知ったよ。確かに店の雰囲気とかそっくりだし、うっかり間違って入っちゃったことあるもんねえ。こりゃ弁解の余地は無さそうだ。ドトールの言い分が「模倣では無いと断言できる」なのだが「無用な紛争を避けるために色を緑から青に変更する」ってのがどうも・・・（笑）。でもね、個人的には「エクセルシオール・カフェ」って好きなんだな。「スターバックス」って店内禁煙なんだもの。コーヒーを飲みながらタバコが吸えないなんてねえ、信じられないよ。

643/16/07/2000

　池袋で買い物に興じる。Ｔシャツ３枚（夏物はもう買わないと宣言したじゃないか！とご指摘の方へ。僕の中ではＴシャツは夏物ではありません）と会社用のサンダルを購入。夕方からは靖国神社の「みたままつり」に行く。本堂の周辺はかなり右よりの雰囲気だったが、長い長い参道には多くの露店が軒を連ねていて、ワイワイガヤガヤのいわゆる「夜店」という感じ。日曜日と言うこともあってかもの凄い人出である。あんず飴なんて食べるのは何年ぶりだろう。ノスタルジー。

642/15/07/2000

　「ツインピークス」って覚え居るだろうか？デビッド・リンチが監督した異色のＴＶシリーズで、当時は日本でもアメリカでも話題沸騰だった。僕が大学生の頃だっただろうか？友人からビデオを借りて１２時間ぐらいぶっ通しで見た記憶がある（若かったんだねえ）。そのドラマに頻繁に登場していたチェリーパイのお店。未だに観光客が訪れるほど有名になってしまったのだが、なんと火事になっちゃったらしい。あらら。

641/15/07/2000

　映画「ホッファ」を見る。この映画の主人公ジミー・ホッファは労働組合チームスター・ユニオンを作り上げた実在の人物である。組合はマフィアや司法と衝突しつつも巨大な組織に膨れ上がっていき、ホッファの権力は絶大であのロバート・ケネディと渡り合うほどだったという。何故、彼がそれほどまでの権力を持ち得たのか？それはマフィアとの癒着にあった。労働者を守るために尽力した英雄、というスタンスで作品をまとめることも可能だったはずだが、この映画の人物表現に妥協はなく、暗黒面も余すところ無く見せてくれる。主演はジャック・ニコルソン。もはや何も言うことはない。この人の狂気じみた演技力は何なのだろう？監督は名優ダニー・デヴィート。もちろん本人もホッファの相棒役として出演している。ホッファの死因については今もまだ謎とされているものの、この映画では一応の決着をつけています。あれだけの大悪党があんなに簡単に・・・？

640/15/07/2000

　映画「ラウンダーズ」を見る。法律学校の優等生が賭ポーカーの世界でサクセスする姿を描いた異色の青春映画。主演は「グッド・ウィル・ハンティング」のマット・デイモン。主人公の親友役にエドワード・ノートン、生死をかけた勝負をする凄腕の勝負師にジョン・マルコヴィッチ、マイクを見守る先輩役にジョン・タトゥーロ、法律学校の教授役にマーティン・ランドー。脇を固めるキャスティングだけでも見る価値はある。悩みや誘惑の多い青年期の中で自分の才能を信じ、自分自身の力で運命を切り開いて行こうとする主人公の姿は、賭博という特殊な空間の中でも爽やかである。話が面白いのと各キャラクターに魅力があるので、映画の最後までまったく飽きることはない。究極的なポーカーは博奕と言うより心理ゲームの要素が強く、素人相手なら顔色を見ただけで手の内がわかってしまうのだ。偶然性も確かに多少はあるけど、強い人は偶然に頼ることなく確実に勝って行く。残念だったのは、周囲にいる賭ポーカー仲間やギャングたちがあまりにも魅力的すぎて、闇の世界に住む人間の危険さや怪しい雰囲気があまり感じられないことだ。面白いし良くできてはいるが、如何せん地味である。

639/14/07/2000

　結局、何も変わらなかった。怒りを通り越して、諦めも通り越して、もはや可笑しくなってきた。独りよがりの誇大妄想家。事なかれ主義の臆病者。勇気ある告発者を敵に売った裏切り者。組織のトップが揃いも揃って、なんと情けない有様。外注さんに見切られちゃう管理職って何なのだ？５分で良いから「ひょっとして自分が間違ってるんじゃないか」と考えてみろよ。敬意を払ってくれない人に、敬意を払う必要はない。もう何もしてくれなくて構わない。お願いだから邪魔だけはしないでくれ。僕は悲しいよ。もう何も言うまい。

638/13/07/2000

　敵の思惑が読めないときの戦略は２つしかない。安全策を選んでドローに持ち込むか、自爆して相手を誘爆するかだ。焦って勝とうとしてはいけない。相手が転ぶのをじっくり待って、隙を見せたらすかさず集中砲火を浴びせる。あえて攻撃しないことが最大の攻撃になることもありうる。人は混乱すると反射的に自分のウィークポイントを守ろうとする。そこを狙うのだ。

637/12/07/2000

　午後から顧客先へ納品＆デモンストレーションへ行く。武蔵中原の駅前で課長と待ち合わせをしていたのだが、約束の時間をとっくに過ぎているのに待てど暮らせどやってこない。２０分が過ぎたところで会社に連絡を取る。すると「さっき課長から連絡があったよ。先に行ってるから早く来てくれって言ってた」とのこと。なぬ、なんで先に行っちゃうんだ。必死の思いで客先に向かい所定の場所に辿り着くと、課長はそそくさとデモの準備を進めていた。「どうして先に行っちゃったんですか？」の問いに「う～ん、こっちで昼食を取って・・・食べ終わった後そのまま来ちゃったんだよ」なんじゃそりゃ？僕は置いてきぼりかい？（苦笑）あまりにアホくさかったのでそれ以上は突っ込まなかった。今日は開発したソフトの納品とそれの簡単なデモを行う、と聞いていたのだが、着いてみると大きな会議室に２０人以上の出席者。巨大なスクリーンにパソコン画面を投影しての大規模な説明会であった。ふ～ん、聞いてた話と全然違うじゃない。ここで僕にデモをしろってかい？（苦笑）仕方なくぶっつけ本番の説明会を行ったが、あまりに突然過ぎる出来事だったので逆に緊張しなかった。わざとこれを狙った作戦なんだったら、かなりの切れ者なんだけどねえ・・・ま、あり得ないか。なんとかデモは無事に終了。会社に戻って２日分のメール整理をしていると先輩から「ねえねえ、ハンバーグ食べたくない？」との誘い。もちろん行く行くぅ～っ。退社後、先輩後輩いろいろの飲み会に参加。ウーロン茶のコップを倒す（Ｋ氏）などのハプニングはあったが、終始和やかなムードで楽しかった。受託部隊のみなさまへ。パッケージ部隊がまたもやご迷惑をお掛けしております。例の上司は自分が強引に組んだスケジュールが破綻したのでパニクっています。再三再四に渡り、強く抗議してきましたがいつもの通り何も顧みようとはしてくれませんでした。とはいえ、パッケージ部隊の一人として僕に責任が無いとは口が裂けても言えません。役不足ではありますが、上司に変わって深くお詫びを申し上げます。

636/11/07/2000

　映画「ルパン三世　トワイライトジェミニの秘密」を見る。これでルパン関連の長編は全部見たんじゃないだろうか。結論として言えるのは「カリオストロの城」以降の作品は総じて凡庸だということだ。制作すればそれなりの注目を集めるのは分かるけど、正直言って食傷気味。ルパンに思い入れの強い世代としては、これ以上の醜態をさらして欲しくない、というのが本音である。もういいんじゃない？

635/11/07/2000

　昨日に引き続きセミナーを受講。ＩＴコーディネータ（っていう表現まだ使っちゃいけないんだって。通産省より）って要はシステム構築の「現場監督」みたいなもんだと理解。俗に「フィールドＳＥ」と言われるものと同じだろう。確かに営業職と技術職の両サイドを取り持つ人材はこれから必要になってくるはず。いろいろと参考になるレクチャーもあったのだが、物作りに喜びを感じる僕のような人間には「ＩＴコーディネータ」という役割は向いてないような気がする。かといってプログラミングだけで一人立ちできる程の実力もないしねえ。この先、自分で作る仕事よりも作る人を管理する仕事が増えていくだろうし・・・どうしたもんかね。

634/11/07/2000

　まだまだ迷走するヤフー・オークション。タイムマシン、実物大ガンダムに続いて今度はドラえもんが堂々の登場！　なんかもう無法地帯だな、こりゃ。

633/10/07/2000

　MacWireに掲載されていた記事。この人のコラムは以前から読み応えがあって好きだったのだが、今回のは特に秀逸。僕が以前から思い続けている「本当にユーザーのことを考えたプロダクツ」について非常に的確な分析をしている。正に「その通りじゃ！」という感じ。妙なイルカを泳がせたってダメなのだ。

632/10/07/2000

　午後から「ＩＴコーディネーターの知識と能力取得講座」という大層なタイトルのセミナーに出席。なんとかというコンサルタント会社の人が講師で、「ＩＴとは」「ＩＴ戦略とは」などのテーマでレクチャーをする、というもの。経営理念がどうとか法律がどうとか小難しい話のオンパレードだったが、自分なりに要約すると「一人で全部をこなそうとするのではなく、足りない部分は他で補え」ということ。大きな視点では企業同士の提携。小さな視点ではそれぞれの分野のエキスパートで構成されたチームプレイ。個々が得意分野とするジャンルを上手く活用して最大限のパフォーマンスを引き出せ、って話だった。う～ん、そんなことは言われなくても分かってるんだが・・・明日も引き続きセミナーを受講する。

631/09/07/2000

　午後から買い物。まずは、無印良品の店内ＢＧＭ集大成したＣＤ３枚組、その名も「ＢＧＭ」を購入。開店当時のＢＧＭを担当したのは細野春臣である。ついでに２ｍ×２ｍの大きな麻地の「多用布」を購入。部屋のソファーに被せて雰囲気を夏っぽくしてみるつもり。その後、用も無いのに丸井を覗く。あ、スパークリング・セールをやってる（笑）。キャサリンで夏用のパンツとＴシャツを購入。安くなってれば高くても買う、というのは悪い癖だ。今年の夏はもう洋服を買わないと誓う（ホントか？）。関係ないけど、クーラーの中で生活しているせいか最近どうも肩こりが酷い。熱いお風呂に入って、軽くストレッチをして、早めに就寝しよう。

630/08/07/2000

　台風一過。やっと週末に青空を見ることができたこの日、後楽園ゆうえんちに遊びに行く。東京ドームには何回か行ったことがあるが、後楽園ゆうえんちは初めて。そもそも遊園地に行くことさえ何年ぶりだろうか？いくつになっても「遊園地」という場所にはワクワクさせられる。台風が去ったとはいえ、まだ風が強かったせいで名物であるタワーハッカーなどいくつかのアトラクションは運転を休止していたが、元々それほど大きな遊園地ではないので特に支障は無かった。いくつかの施設の中で最もインパクトがあったのがつり下がり式リニアモーターコースターの「リニアゲイル」。コースが「Ｕ」の字型になっていて、ちょうど「Ｕ」の底辺のところから宙づり状態で、いきなり時速１００キロに加速し前方にそびえる塔を９０度で上昇、そのまんま今度は逆側の塔へ猛スピードでバックしていき、地面を見ながら９０度で上昇して、上までいくと地面に向かって急落下、そしてまた前方の塔へ・・・という風な感じになる（ふぅ、言葉で説明するのは大変だ）ジェットコースターは特に嫌いでも苦手でも無いので高を括っていたのだが、それが重大な間違いであると分かったのは逆側の塔の最高位置に達した瞬間であった。このコースターの売り物は「速度」ではなく、垂直状態からの自由落下なのだ。言うなればバイキング（大きな船がシーソーのように左右に揺れる）と同じような怖さ。はっきり言って、あの手の恐怖感が最も苦手な僕なのである（バイキングには二度と乗らないと心に誓っている）。「うわああああああ、落ちる～っ！！！」と気がついた時にはもう遅い。自分でも「どっからこんな声が出るんだ」と思うような鈍い唸り声を上げながら残りの２往復を走破した。これも二度と乗らない（苦笑）。まあ、それでも全体としてはこじんまりとした遊園地で、フラっと遊びに来るには良いかも知れない。お手軽さから見ればジョイポリスとかの元祖だね、これは。

629/07/07/2000

　映画「ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ」を見る（なんて長いタイトルだ！）。ロンドンで暮らす４人組が、賭カードに負けた50万ポンドの借金を一週間で返済しなければならない。偶然にも隣の部屋から聞こえてきたギャングの麻薬売人襲撃計画を聞きつけ、奪った金をさらに奪おうと考える・・・という物語。かなり激しいドンパチシーンが満載だが、全体のトーンは極めてユーモラス。一番面白いのが、登場人物相互の利害関係が少しずつズレているところで、ギャングやチンピラたちが真剣に何かをやればやるほどドツボにはまって破滅して行く。大真面目になればなるほど、それがユーモアやギャグに転じてしまうのだ。こそ泥や用心棒から親子連れの借金取りまで登場し、どうする？どうなる？と目を離せない展開が最後まで続く。特に終盤の「全てが全てに関連していく」という様は面白いというか凄まじい。クライマックスの大殺戮シーンには、『ブルース・ブラザース』のパトカー破壊と同じギャグ・センスさえ感じさせる。それぞれの登場人物も非常に魅力的に描かれていて、どんどん物語に引き込まれていく。映像センスも一見の価値あり。総じて素晴らしい。お勧め。

628/06/07/2000

　午前中、取り留めのない会議が終わったと思ったら、昼休みも終わっていた。午後、急遽やることになったアプリケーションのカスタマイズの設計。久しぶりに知的欲求が（ほんの少し）満たされる技術的な調査を行い、実現可能であることの確証を得る。少しだけ嬉しい気分になりながら改造仕様書を書き連ねていく。ふと気がつくと既に夜の９時を回っている。まだ残っていた同期と思い付きの夕食を取ることにする。毎日、通勤途中に前を通るのだが一度も入ったことの無かった古びた焼き肉屋へ。その名も「焼肉　たかはし」。狭く細長い店内にはテーブルが４つとカウンター席、積み上げられたビールケース、魔法瓶に入ったお茶、映りの良くないテレビ。厨房（と呼ぶことさえ躊躇する）には陽気な店主が一人。この時間にしては妙に空いている。タン塩とカルビを一人前ずつ、ごはん、付け合わせの野菜を食す。思ったよりは美味しい。そして語りに入る。お腹が満たされたところでイソイソと帰宅。午前様の５分前。ビデオのレンタル期限が迫る。

627/04/07/2000

映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を見る。時代は第二次世界大戦直前、ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の美しい女性教師に一目惚れし結婚する。だが戦争とファシズムが街に忍び寄り、一家はナチスの強制収容所に送られてしまう。５歳になったばかりの息子を収容所の中で生き延びさせるため、グイドは息子に、収容所で行われていることはすべてゲームだと説明する・・・という物語。昨年のカンヌ映画祭では審査員グランプリを獲得。アカデミー賞でもイタリア映画でありながら作品賞を受賞するなど評価はすこぶる高い。監督・脚本・主演はロベルト・ベニーニ。授賞式でのこの人のはしゃぎぶりは歴史に残るんじゃないだろうか（笑）。前半部の女性教師に恋をするシーンでは、主人公の「悪意のない嘘」が上手く表現されていて、これが後半部の収容所のシーンに生きてくる。このあたりの作り方は絶妙。歴史的には重いテーマでありながら、作品全体のトーンはすこぶる軽やか。ユダヤ人絶滅計画という歴史上の狂った時代を、ひとりのイタリア人がユーモアで切り抜けようとする姿はとても感動的。ただ単にやさしいだけではなく、その裏に垣間見える心の強さに惹かれる。「笑いが人生を救う」というスタンスはある意味でダンディズム足り得るかもしれない。う～む。とにかく最後の最後まで、一瞬たりとも目が離せない。秀作。

626/04/07/2000

インターネット・オークションの話題。タイムマシンの次は原寸大のガンダムだ！（抹消されるのは時間の問題なのでリンクが切れちゃってるかもしれません）。出品者との質疑応答が熱い（笑）

625/03/07/2000

　すっかりお疲れモードに突入している。先週は何故かずっとバタバタしていて・・・くたびれました（苦笑）。徐々に気温が上がってきてることも関係してるのかねえ。こんなときは癒し系サイトでも巡回して、心も体も休ませましょう。
E A R T H F R O M A B O V EはFUJIFILMが提供する航空写真のサイト。先日、展示会に行ってきたヤン・アルチュス＝ベルトランの写真が掲載されている。ページ・レイアウトもなかなか凝っている。
Everest roof of the worldはエベレストへの道を綴ったセンスの良いサイト。そうか・・・カトゥマンドゥ（キー入力しにくいな）なんだよな。僕の友人はゴールデンウィークにエベレストを見に行ったそうな（！）。それはもう観光ではなく冒険じゃないか？
Virtual Galapagosはガラパゴス諸島をＷＥＢ上に再現しているサイト。センスはいまいちだけど画像やQTVRが充実している。訪れる方はQuickTimeのインストールをお忘れなく。
最後は本家本元、ユネスコの世界遺産のページ。データベース型サイトのお手本のような感じで、６３０もある世界遺産を順番に見ていくだけでも十分に楽しい。でも、もうちょっと画像とか充実していたらねえ。ついでにＴＢＳで放送中の番組「世界遺産」のサイトもどうぞ。結構ちゃんとしている。

624/02/07/2000

　映画「エネミー・オブ・アメリカ」を見る。　「盗聴法案」に反対する下院議員が、NSA（国家安全保障局）の職員に殺された。暗殺は事故に偽装されたが、野鳥観察用の無人ビデオカメラが、偶然その一部始終を録画していた。何も知らずにこのビデオを託された弁護士が、あらゆる情報操作と盗聴追跡装置を駆使するNSAのエージェントに狙われる、という物語。主演の弁護士役はミュージシャンとしても有名なウィル・スミス。偶然に弁護士を手助けすることになる元NSAエージエントをジーン・ハックマンが好演している。この人はかつての作品「カンバセーション～盗聴」で盗聴の専門家を演じていたっけ。そういう意味ではこっそりとオマージュになっている。NSAは最近のアメリカ映画やテレビドラマで、しばしば国家の陰謀や謀略の温床として描かれる国防省内部の諜報組織で、数年前まではその存在すら公式には否定されていた。国家保安の名の下に駆使されるテクノロジーのオンパレードはそれだけで壮絶である。自宅には隠しカメラ、電話は盗聴、身体は発信器をつけられ、街頭での会話は集音マイクで録音され、電話の通話記録や銀行の取引記録が分析され、マスコミの情報操作で弁護士の仕事を取り上げられ、クレジットカードも使えなくなる。人工衛星、ヘリコプター、商店の監視カメラなどあらゆる手法が駆使される。これらの技術をフルに活用した緊迫の追跡シーンがこの映画最大の見所だろう。某情報筋によると、この映画に描かれている技術の多くは、すべて実用段階にあるものらしい。ただ「個人と国家の利益対立を描いた社会派作品」という側面からみると、あまりにエンターティメントが過ぎて最終的にはリアリティーに欠けてしまう。最後のトリックも面白いんだけど、どうもコミカルに見えてしまったのは僕だけなのだろうか？話の展開の仕方が「ビバリーヒルズ・コップ」に似てるような気がする。そういう作品を期待している人にはお勧めか。

623/02/07/2000

　お昼も過ぎた頃、いつもの店へヘア・カットに行く。以前にも書いたと思うのだが、この店はなぜか予約制を導入していない。休日は一時間待ちはあたりまえというぐらいに込み合うにも関わらずである。朝早くに行けば良いのかも知れないが、午後１時に申し込んで、髪にハサミが入ったのが４時、完了したのは５時半とは何事だ。いくら人気があるとは言え、お客の利便性をまるで考えていないのじゃないか。髪を切るぐらいのことで、なんでイライラさせられなきゃならんのだ。今までは多めに見ていたけれど、もう我慢の限界（おまけに虫の居所も良くない）。二度と行かない。

622/01/07/2000

　ただひたすら漠睡。目が覚めたら午後の４時。それまで一度も目が覚めなかった。体は正直だねえ。とにかく今週は意味もなく疲れ切ってしまった。思い返しても大したことはしていないのだが・・・気疲れしたんだろうか？目が覚めたあとも、これといって何をするでもなく、そのままボーっとして過ごした。休日の過ごし方としては最低だね。

621/30/06/2000

　開発者チームのメンバーだけの飲み会に出席。盛り上がってんのか盛り上がってないのか、よく分からないままに時間は過ぎていった。まあ、どうしても仕事の話になってしまうわけで、そういう部分は聞きたい気持ち半分、聞きたくない気持ち半分というところか。少なくとも、今の仕事のやり方に不満を持っているという点と、その原因がどこにあるのかという点についてはほぼ意見の一致を見たので、それはそれで収穫だったと言えるかも知れない。それよりもなによりも、この日の僕は朝から絶不調だったのだ。いろいろと話し合いたいこともあったのだが、そんな余裕はこれっぽっちも無く、ただただ奥の席でヘラヘラしているだけであった。仕事の話はもうたくさん（苦笑）。帰宅はもちろん午前様。クタクタ。

620/28/06/2000

　以前にダンス・ダンス・レボリューションやギター・フリークなどの俗に言う「音楽ゲー」を体験したとき（204/19/02/1999）に、オーケストラの指揮者をシミュレートしたゲームはどうかと考えた。題して「マエストロの憂鬱」。当時は冗談半分で書いていたのだが、なんとホントに発売されてしまう。その名も「ザ・マエストロムジーク」！（笑）。ゲームの内容は僕が想像していたものに非常に近い。ご丁寧に専用の「指揮棒コントローラ」まで用意されている。ここまで的中するとちょっと不気味だ。自分で自分が怖い（苦笑）。発売日は７月２７日。う～ん。言った手前、買ってレポートしなくちゃいけないのかなあ。

619/28/06/2000

　昨日のタイムマシンの話。うっかりリンク張るのを忘れていました（笑）。失礼しました。

618/27/06/2000

　ヤフーのオークションにタイムマシンが出品されていたと言う話。単なるイタズラなんだろうけど、その周辺の対応が面白い。「このような出品は想定外」ってねえ。想定するわけ無いじゃん（笑）。「可能性は低いとしてもこのタイムマシンは実在しないと即断できず対応の決定に時間がかかった」ってのも良いねえ。記事にあるスペックから想像するとドラえもんのそれに近いような・・・。僕は「もしもボックス」が欲しいなあ。優柔不断なもので。

617/26/06/2000

　今日も午後からず～っと打ち合わせ。コーヒー３杯も飲んだ（笑）。う～ん、ちっとも実作業が進められないねえ・・・困ったもんだ。でも今日は開発者オンリーの会議だったので話しがもう進む進む。久しぶりに実りのある討論の場になった。こういう打ち合わせなら大歓迎だ（愚痴大会で盛り上がったという話しもあるが・・・）。さんざん時間をかけて話し合って、必死こいて内容を説明して、やっとのことで結論が出たと思ったら、翌週には簡単に決議が覆っちゃうなんてアホくさいもんねえ。やる気を無くして当たり前だっちゅーの。もうどうでも良いけどね。（今日のＣＤ：LOTUS/Santana）

616/25/06/2000

　雨の中、池袋へ買い物へ。まず最初にSHIPSのワークパンツを購入。ストレス発散の自棄買いではありません。つぎにWAVEでＣＤ「RIDING WITH THE KING/B.B.King & Eric Clapton」「PUNCH THE MONKEY3/Rimix」「OST/The Blues Brothers」「LOTUS/Santana」を購入。夏は何となくブルースかなあとクラプトン。ルパン・リミックスは１も２も買ってるから勢いで。ブルース・ブラザースは大好きなアルバムなのにＣＤを持っていなかったから。サンタナは随分前から聴きたいなあと思っていたのに聴かずじまいだったから。ストレス発散の自棄買いではありません。その後、西武ギャラリーで開催されていた「光の芸術　ガラスの世界」展も覗いてみる。ガレやティファニーなどのガラス工芸を展示していて、その光の装飾芸術に心癒される。ストレス発散の為ではありません。

615/24/06/2000

　ビデオ録画しておいたドラマ「ＱＵＩＺ」の最終回を見る。前回の放送で犯人の見当は付いていたので、どうやって最後の決着を付けるのかが気になっていた。ところが、今までの緊迫したストーリー展開から急に逸脱し、感動的な結末に強引になだれ込んでいった。どうして謎の男があそこにいたんだ？どうして子供たちは罪に問われないんだ？どうして桐子は立ち直ることができたんだ？最後の最後で決定的にリアリティーが欠落してしまっている。推理サスペンスの結末としては、あまりにも楽天的すぎるたように思う。ストーリー設定やキャスティングがなかなか良かっただけに残念だ。

614/23/06/2000

　会社の諸先輩方との飲み会に出席。存在は前々から知っていたけれど行くのは初めてというイタリアンなお店だったのだが、中に入ってみるとおしゃれなプレハブ屋台と言う感じで、なかなか良い雰囲気。次から次へと出てくるコース料理を堪能する。今週はいろんな事がありすぎて頭が混乱していたけれど、頼りになる諸先輩方に囲まれて楽しい時間を過ごすことができた。それとなく気を使って貰っているようで、有り難いことです。相変わらずイライラした気分は消えないけれど、このままでは何の解決にもならないしねえ。もう少し気持ちが落ち着いたら、具体的な方向性を模索してみよう。感情の切り替えが上手くできないのは、僕の最大の欠点なのです。

613/22/06/2000

　とうとう上司と決裂した。一番許せなかったのは「売り上げが良くないのは開発（チーム）のせいだ」みたいな言われ方をしたこと。個人的に攻撃される分には構わないがチーム全体が訳の分からん非難を受けるのは我慢ならなかった。今の状況を少しでも改善しようと必死で新製品コンセプトを提示したのに、その内容が全く理解されていないことがやっと分かった。大体、ソフトウェアの事を知らない人間が全体をコントロールできる訳がないんだな。３割打者をどんなに揃えたってバントのサインしか出ないんじゃ得点は入らんのだよ。そっちがその気ならこっちもこっちで勝手にやらせてもらうよ。あとで「君の言ってることが正しかった」なんて言っても知らんからね。あなたのために開発してるんじゃないですから。

611/21/06/2000

　ふぅ。今日も遅くなった。案の定、スケジュールがきつくなってきたな・・・というか遅れてるんだか進んでるんだかどうも判然としない。なぜか？誰も正式なスケジュールを把握していないからだ。割り込みの作業を次から次へと言い渡され、これらを正直にこなしていたら、どう考えても今のスケジュールを達成できるはずがない。だったら計画を見直せば良いのだが、問題は「割り込みの作業を言いつける人がスケジュールを把握していない」という信じられないような状況にある。割り込んでくるのは一人だけではない。おまけに彼らは互いに割り込みを入れていることを知らない。こっちは作業ばっかり増えて、スケジュールはどんどん遅れいく。あまりに酷い状況なのでリーダーがスケジュールの見直しをしていたら割り込み上司は「絶対に遅らせることはできない」だと。「じゃあどうするんですか？」という問いには何も答えられないのにさ。ああああああっ、いつのまにか愚痴になってるぞ。愚痴は言うのも聞くのも嫌なのだ！もうやめます。

610/20/06/2000

　仕事に気を取られていたらいつの間にかすっかり夜遅くなってしまった。仕事で午前様は久しぶりかも。しかしあれだねえ、みんな言いたいこと言ってくれるねえ。相手によって態度を豹変させる人。せっかく決めたスケジュールを平気で無視する人。現実を度外視した途方もない計画に陶酔する人。自分はできないくせに「冒険しなきゃダメだよ」と説く人。不必要な知識をこれ見よがしにひけらかす人。何をどう考えようと勝手だけど、今の滅茶苦茶な状況をどうするのさ？誰一人として「自分は間違ってるかも・・・」とは考えないんだねえ。混乱しているときこそ「自己懐疑」ってやつが必要だと思うんだけど。

609/19/06/2000

　映画「マネートレーダー　銀行崩壊」の試写会に行く。試写会というものに行くのは今回が初めて。場所が有楽町の東商ビル内とあったので、小学校の視聴覚教室みたいな所だったらどうしようかと思ったが、なんてことはないちゃんとしたホールだった（笑）。1763年に創業されたベアリングズ銀行は、イギリスでもっとも歴史のある民間銀行として知られていた。だが創業から230年以上たった1995年２月27日、この名門銀行は多額の負債を抱えて破産してしまう。その原因を作ったのは、銀行のシンガポール支店で先物取引部門の主任に抜擢されたまだ28歳のトレーダー。彼は1380億円という巨額の損失を出し、たった一人で名門銀行を破綻に追い込んだのである。本作は彼の獄中手記を映画化した作品。一昨日の「インサイダー」に続いて「実話もの」である。主演は「スターウウォーズ　エピソード１」で一躍脚光を浴びているイアン・マクレガー。ここではスーツを着こなすサラリーマンを好演している。破綻を招いた本人の著書が原作ということもあってか、主人公に悪人の雰囲気は感じない。むしろ真面目で仕事熱心な普通の男である。家柄も学歴もない主人公は馬車馬のように働き、それなりの評価を受ける。ちょっとした連絡の行き違いから損失を出してしまったのが事の始まりとなり、それを取り戻そうと必死に勝負を賭けるが、被害は雪だるま式に増えていく。ここの描写が特に無理もなくスルスルっと進んでいくのが逆に恐ろしい。どうしようも無いところまで行き着くのはあっという間である。怖い怖い。金融商品についての知識があればもっと楽しめるのかもしれないが、ひとりの若者が成功の裏側にある罠にはまった物語という着眼点は面白い。ただし映画としてのデキは中の下ぐらい。

608/17/06/2000

　映画「インサイダー」を見に行く。1995年、CBSテレビのドキュメンタリー番組「60ミニッツ」には大手タバコ会社の元幹部が実名で登場し、社内の研究所がタバコの害を実証していたにも関わらず、企業のトップがその事実をもみ消していた事実を暴露した。この作品は内部告発を行った大手タバコメーカーの元副社長と、証言を拒んでいた彼を、ねばり強い交渉で番組に引っぱり出したプロデューサー。この二人の生々しい実話を元にしたドキュメンタリー・ドラマである。この作品でもタバコ会社が告発者の証言を潰すため様々な策謀を巡らせるエピソードが登場する。実際、公開前にもタバコ会社は上映を中止させるために様々な圧力をかけたという。敏腕プロデューサー役に名優アル・パチーノ。告発者は「Ｌ．Ａ．コンフィデンシャル」で一躍スターの仲間入りを果たしたラッセル・クロウ。演技力に定評のあるこの二人のぶつかり合いは必見。２時間半以上の長尺だが、ストーリーの面白さに引き込まれて長さ自体はあまり気にならない。しかし“陰謀”の黒幕が結局誰だったのか明確にならないとか、告発者に対する中傷や脅迫が本当にタバコ会社の手によるものだったのかわからないという、煮え切らないエピソードも多い。現実の世界の中で事実関係が明らかになっていない以上、あまりその因果関係について明言するのはまずいという判断なのかもしれない。それでも何が正しく何が間違っているかさえわからない混沌とした時代に、自分を信じ、自分を貫こうとする「男の美学」は単なる英雄作品では終わらない何かを残している。最終的には勝利者となった二人ではあるが、そこに笑顔が無かったのが印象的だった。斬新な映像と深いストーリー描写がお腹いっぱい楽しめる。「見応えがある」とはこういう作品のことだ。

607/14/06/2000

　毎年恒例の新人歓迎会に出席。今年度の新人さんは男２名女１名の計３名。まだまだどんな人物なのか知る由も無いのだが、三人三様の個性がちょっとだけ垣間見えた。毎年思うのだが、最近の新人さんは実に堂々としている。僕が新人だった頃なんか緊張し通しで３ヶ月ぐらい喫煙所にも行けなかったもんなあ。僕が極端なだけか・・・分かっちゃいるけど、肝っ玉が小さいんだねえ。このところ厳しい日々が続いていたけれど、こうやって大勢で集まると幾らか華やいだ気持ちになれる。少しは気晴らしになったかな。疲れたけど（やはり帰宅は午前様）。それにしても部長の「（店中に響きわたる声で）やる気のない奴は去れ！」発言は強烈だった。耳が痛いっす。営業部長の「あーたはもっとやれるのにわざとやらないんだもんなあ（苦笑）」発言にはもっと参った。ひたすら低姿勢の夜(^_^;)>。

606/13/06/2000

　気を取り直して（こんなんばっかだな・・・）映画「女と女と井戸の中」を見る。年老いた父親とふたり暮らしをしている中年女のもとに、若い女が家政婦がやってくる。お互い悲しい過去がある二人は家政婦と雇用主という関係を越えて、父親の遺産を頼りにふたりで小さな家で暮らし始める。ある夜、若い女が酒に酔った勢いで男をはね殺してしまう。ふたりは死体を井戸に捨てるが、翌朝ふたりは家の中から一切の現金が消えていることに気づく・・・。自分の気持ちが重かったせいもあるのか、前半はとてつもなく退屈であった。映画の冒頭にまず事故の場面を入れ、そこから物語が過去に戻るという構成は、少しでも場面説明の退屈さを救おうということなのかもしれないが、青白い証明とセリフの少ない女二人の演技は稚拙すぎて盛り上がりに欠ける。そもそも、どこから家政婦と雇用主という関係を越えたのががよく分からない。もうちょっと工夫のしようはあったと思うのだが・・・作品全体がぼんやりとしてテーマが不明確になっている。それでも後半の井戸にまつわる心理的なミステリーはいくらか見所がある。この緊張感が前半でも出ていれば、この映画はもっと面白い作品になったのに。どうもジメジメしてていかんね。こんな日に見る映画ではない。

605/13/06/2000

　なんでこうやる気が無くなるような事ばっかり言ってくれるかねえ。場を乱してるのが自分だってことに全く付いていない。切った貼ったでその場を凌いだってダメなんだよ。あ～あ、アホくさ。どんなに手持ちのカードがあってもプレイヤーがこれじゃあねえ。明日の会議も波乱の予感が・・・

604/12/06/2000

　嘘みたいなホントの話。コントじゃないんだから（笑）。あ、笑っちゃいけないのかなあ・・・

603/10/06/2000

　渋谷のＢｕｎｋａｍｕｒａ　ザ・ミュージアムに「ヤン・アルチュス＝ベルトラン写真展～空から見た地球」を見に行く。少し前にどこかの広告を見て「航空写真」という事は知っていた。てっきり軍事衛星から撮った写真、例えば関東平野があってここが東京ここが神奈川・・・みたいな世界を想像していたのだが、これがこれがちょっと違っていた。簡単に言えば気球に乗って世界を旅をしているような感じだ。サハラ砂漠をいくラクダのキャラバン、イギリスのストーンヘンジ、オーストラリアのグレートバリアリーフ、ケニアのフラミンゴの大群など、地球という星の造形美を空撮という手法を用いて非常に面白い視点をもたらしてくれる。単なる耕作地帯でも空から一望するだけでこんなに美しいものとして捕らえることができるのだ、ということに驚かされるのだ。はっきり言ってこんなに面白いとは思わなかった。これはもう立派なドキュメンタリーである。強力にお勧め。

602/09/06/2000

　「沈黙の艦隊」全１６巻を読破。いや～、読み応えがあったねえ。この作品についてはいろいろと評論されているようだが、僕が最も惹かれたのは、主人公である海江田艦長が敵の攻撃を先の先まで読み切っている点。洋上における攻撃パターンだけでなく、相手の感情や才覚までも完全に見切って、それに対する最も効果的な手段を瞬時に叩き出す。これがカッコ良いんだ。僕は昔から「頭脳がパワーをねじ伏せる」という話が好きなのだ。野球選手よりも科学者にあこがれるタイプだね。人気がない訳だよ（苦笑）。

601/09/06/2000

　仕事の打ち合わせで高崎へ。話では「高速道路脇のだだっ広い土地にポツンと工場がある」と聞いていたが、実際に行ってみたら正にその通りの場所だった。ほとんど旅行です（笑）。顧客先の担当者はいい人だったのだが、要求はかなり厳しかった。ちょっと無理かも。

600/08/06/2000

　気を取り直して、映画「菊次郎の夏」を見る。主人公はビートたけし演ずる中年男と、小学３年生の少年。ふたりは少年の母親に会うために、浅草から豊橋までヒッチハイクや野宿をしながら旅を続ける、という一種のロードムービーである。北野作品と言えばハードボイルドというイメージがあるが、この作品はほのぼのとした人情話になっている。個々の場面は間違いなく北野作品としてのムードを持っているのだが、今までの北野作品のような人間性を見透かしたような残酷さは薄れている。「今回はいつもと違うぞ」という印象が強い。一般的なロードムービーだと、旅を通じて主人公が人間的に成長するというのがある種の定番である。この作品における少年はこの定型を踏襲しているのだが、一方の中年男はこの逆。少年と旅をしていくなかでどんどん子供に戻っていく。このコントラストが織りなす二人の関係が面白い。他の映画ではちょっとお目にかかれない独特のやさしい雰囲気を持っている。北野武という人は作品を着実に映画の幅を広げているねえ。変に媚びてないところも好感が持てる。良質な作品。少しだけ気分が晴れたような気がする。

599/08/06/2000

　「これで良いと言えば良いんだが・・・」ってどういう意味だ？これで良いのか、悪いのかどっちなんだ？これがダメならどういうのが良いのだ？機能がたくさんあればあるほど使いやすいソフトなのか？機能を追加すれば売り上げが伸びるのか？ほんとにそんな機能は必要なのか？誰か一人でもまともなコンセプトを提示したやつがいるのか？使いやすいってどういうことだと思ってるんだ？ユーザーにクオリティーの高い商品を提供しようという気持ちは無いのか？どうして反対はするくせに反論はしないのだ？何も考えていないのか？黙っていれば誰かが考えてくれると思っているのか？誰のせいでこんなにスケジュールが乱れていると思っているんだ？あんたは何をどうしたいのだ？アホらしくて議論する気にもなれない。僕はただ良いソフトを作りたいだけなんだよ。なんでこんなにイライラさせられなきゃならんのだ。疲れた。

598/07/06/2000

　映画「バックビート」を見る。ビートルズの初期のメンバーだったスチュワート・サトクリフを半生を辿りながら、ポップスの歴史に隠された部分にもスポットを当てた作品。ビートルズ・フリークであればストーリーの殆どが実話に基づいていることが分かるはず。しかし、この作品の中心にいるのはビートルズではなく、親友であったジョン・とレノンとスチュワートの固い絆である。ストーリーうんぬんよりも、ハンブルグ時代のビートルズを取り巻く雰囲気を感じていくのが正しい見方かもしれない。それほど深みはないが、決してビートルズ人気にあやかった安っぽい作品ではない。ビートルズを演じる役者のそっくり加減が絶妙。

597/05/06/2000

　テレビ東京で毎週（土）午後１０：００～１０：２０に放送中の「美の巨人たち」の録画を見る。毎週、一枚の絵または一つの作品にスポットが当てられ、その作品に込められているテーマ、時代背景、作者の人間像などを探求していく内容。ピカソの「ゲルニカ」、ダリ「記憶の固執」、ゴッホ「星月夜」などの名作がどのように生み出されたのか、作家たちはなぜその絵を描かなければならなかったのか、が赤裸々に語られていく。この番組がちょっと変わっているのは、その作品を描いた作家と関わったであろう「ある人物」を証言者に設定し、その時代にさかのぼってその人物の目線で展開していくという点だ。どんな芸術作品でもそうだが、最初は作品それ自体が放つ美しさに魅せられ、そして作品がどうして生み出されたのかを知ってまた魅せられるのだ。あまり絵に興味が無い人でも、その生い立ちを知ればまた絵が違って見えてくるはず。お勧め。

596/04/06/2000

　大宮ロフト内にあるジュンク堂にて「沈黙の艦隊」１０～１６巻を買い占める。大人のすることじゃないね（笑）。

595/03/06/2000

　誕生日。映画「The Quiet Family」を見に行く。本当は別の作品を見に行くはずだったのだが、あまりの混雑ぶりに急遽予定変更。ミニシアターのマイナーな作品をゆっくり楽しむことにした。この作品は本国では100万人以上も動員したという新世代の韓国映画で、ベルリン国際映画祭など、多くのコンペにも出品されているという。人里離れた山荘で繰り広げられる惨忍な連続殺人劇の中でハプニングが連発し、登場人物が右往左往する中から人生の不条理さや暴力性を辛辣なブラックユーモアで解いていく・・・という内容。正直言って、この作品に関する予備知識は全くなかったし、韓国映画を見ることさえ初めてだったかもしれない。つまり、殆ど「賭け」に近い状況だったわけだ。面白いのか面白くないのか、見てみないと分からないという。そういう、ちょっとした期待と不安を抱きながらの鑑賞だったが、結果としてはそれなりに楽しめる内容であった。韓国映画の現状はよく分からないが、おそらく日本映画と同じような状況なのだろう。とにかく「予算が無い」というのが如実に伝わってくる（笑）。予算が無ければ脚本を工夫するしかない。そろそろ一般的にも認知されてきたのだが、予算と面白さのバランスで最もコストパフォーマンスが高いのは「シチュエーション・コメディー」だ。三谷幸喜が映画「ラジオの時間」で生放送中のスタジオを舞台にしたように、この作品では人里離れた山荘が舞台になっている。そういう意味ではコメディーの王道なのだ。ハリウッドのきっちり作られたテンポの早い作品に慣れているせいか、前半は何となく説明的過ぎて退屈だったが、後半に進むにつれてハプニングの度合いがドンドン大きくなってくるのが可笑しい。こういうシンプルで楽しい作品もなかなか良いものだ。ミニシアター巡りでもしてみようかなあ。

594/02/06/2000

　２０代最後の日は、一日中ドキュメント作成に没頭しているうちに終わってしまった。まあ、そんなもんだろうね（苦笑）。

593/31/05/2000

　忙殺の一日。朝から夜まで一日中、頭をフル回転させなければならない案件が目白押し。当然、集中力なんて何時間も継続できるものではなく、自分の中で答えがまとまるまでのタイムラグに苛立ちを覚える。そもそも一度に５個も６個も同時に考えられるわけがないんだよな。聖徳太子じゃないんだから。これといった作業をしている訳でも無いのに、昨日と今日で気力的にはかなりピークに近い状態かもしれない。ソフト屋としての才能が無いのかねえ。僕が今、必死でやり遂げようとしていることに意味はあるんだろうか。疲れた。五月ももう終わりなんだねえ。

592/30/05/2000

　流転の一日。朝、会社に着くなり周辺が慌ただしい。おなじみ「某携帯電話会社Ｄ」のシステムで問題が持ち上がっているという。状況を聞いてみると「某社の某ソフトをアップグレードしたらシステムが動かなくなった」との事。もちろん某社ってのはうちの会社の事ではない。なので本来ならうちの会社がバタバタしなきゃならない道理はないのだが、そこは「某携帯電話会社Ｄ」の鶴の一声。とにかくシステム開発に携わった全員に召集がかかったという。急遽リーダーは対策会議に出席せざるを得なくなり、その日の夕方に予定されていた別件の顧客訪問に同行できなくなった。結局、代理人として僕が出席することになったのだが、なにせ突然の決定だったのでスーツなど着ているはずもなく、やむなく一端自宅に戻り、スーツに着替えて打ち合わせに臨むことになった。そう、スーツに着替えるために２時間の道のりを往復するのである。全ては僕の責任においてラフな格好で出社しているのだから当然のなりゆきではある。自宅に戻り、スーツに着替え、すぐさま顧客先に向かった。突然の事だったので少し緊張したものの、代理人の仕事は無事に終了。通勤経路を日に２回も通ると、さすがにげんなりするもんだ。疲れた。

591/29/05/2000

　HotWiredにも掲載されていたデスクトップのインターフェィスを３Ｄにしちゃうソフト「Win3D」を試してみた。今までにも似たようなコンセプトを掲げたソフトはいくつかあったのだが・・・まあ、どれもこれも大した事はなかった。「Win3D」においても主題はやっぱり「見た目の面白さ」である。がしかし、２Ｄを３Ｄにする際のバランス感覚が絶妙で、ただの虚仮威しにしては妙な完成度を持っているのだ。まだまだ開発中の段階（にしてはかなり安定している）だし、これが大ブレイクするとも思えないけれど、まあ、遅かれ早かれデスクトップを３Ｄにするという方向性は望む望まないに係わらずＯＳレベルで実装されていくのだろうから、１つの解法としては、なかなか面白いんじゃないだろうか。こういう無意味に完成度の高いソフトを作ってみたいもんだ。

590/29/05/2000

　今頃なんだと思われるかもしれないが、かわぐちかいじ作の「沈黙の艦隊」を読み始めている。僕は子供の頃から漫画を読むという習慣が無く、所謂「コミック雑誌」というものを未だ買ったことが無い。自分で漫画を買うようになったのは社会人になってからのことである。それでも自発的に購入したのは「ブラックジャック」など手塚治虫の一連の作品群と魔夜峰央の「パタリロ」ぐらいのもの。僕にとって漫画を読むということは、かなり非日常的なことなのである。「沈黙の艦隊」が日本初の原子力潜水艦をめぐる内容であるということは何となく知ってはいた。潜水艦がひとつの国として独立するという奇抜な発想は、コミックに縁が無かった僕にさえアピールするものがあったということだ。以前から機会があったら読んでみたいと思っていたのだが、本屋でふと目に付いて、そのままレジへ向かったのが始まりである。さあ、これが読み始めると止まらない。漫画を読むという行為に慣れていないのか、読み始めると一気に読んでしまう。現在のところ第９巻まで読破。冷静な主人公が頭脳戦に打ち勝っていくという展開は、やっぱり面白いねえ。第１０巻を買いに行かねば・・・

590/28/05/2000

　上野の森美術館に「山田かまち展」を見に行く。１７歳の夏、エレキギターの練習中に感電死し、不慮の事故を遂げた青年が残した作品の数々。当時のバンド仲間に氷室京介らがいたことから急激に注目を集めたのだが、その露骨なマスコミの取り上げ方（天才ギタリスト、生きていればボウイに加入していた）にげんなりしていた僕は今まで意識的に距離を取っていた。一時期の過剰な喧噪は去ったものの、それでも美術館はいつになく盛況であった。先入観をできるだけ排除し純粋に作品だけを鑑賞しようと心がけたのだが、逆にその思いが強すぎたのか心にスドンと来るような感覚は得られなかった。しかし、幼い頃から遺憾なく発揮されていた伸びやかな絵の表現力は間違いなくただ者ではなく、凡人には想像すらできないような感受性を兼ね備えていたのではと想像できる。今のままではダメだ。でもどうすればいいか分からない、というような思いは思春期の頃には誰しも思うこと。山田かまちにおいては、そのセンサーの感度が尋常では無かったということなのだろう（この辺りの思いはちょっとやそっとじゃ書ききれない）。「この人が今生きていたらどんな絵を描くのだろう」という思いが残った。

589/26/05/2000

　今日は早朝から内部打ち合わせ。僕が担当分に関連した大きな議題が３つもあった。決定事項を上司に説明するために膨大な量のドキュメントを配布し、矢継ぎ早に繰り出される質問事項に応対する。開始早々からお昼過ぎまでずーっとしゃべりっぱなし。３日分ぐらいはしゃべったんじゃなかろうか。喉が疲れた。その後も、突然に振られた作業や横やりの応酬があり、気が付いたら夕方の５時。事態の収拾だけで一日が終わってしまった。忙しいくはないんだが極端にバタバタしている状態。これってスケジュールをあらかじめ教えてくれれば済むことなんじゃない？　当日に言うんじゃなくってさあ。

588/22/05/2000

　ExhibitionにFast Sync No.17 "TELEPHONE"を掲載。

587/22/05/2000

　コラム「三市合併四方山話」を掲載。今回はちょっと志向を変えた番外編ということで・・・。

586/21/05/2000

　「アクアシティーお台場」に行く。フジテレビの真ん前にオープンしたレストラン、ショッピング、映画館などが集まった総合施設。公には「エンターティメントショッピングシティ」と称している（笑）。乱暴に言えば同じくお台場にある「ビーナスフォート」よりファミリー向けにアレンジしました、って感じだろうか。事実、カップルだけでなく親子連れの姿が多く見られたのは偶然ではないだろう。お台場海浜公園に隣接しているので眺めも良いし、、日曜日の午後にちょっとブラブラするには良い場所である。施設のマップを見て、とにかく目に付くのはレストランやカフェの多さ。これだけ店舗があればどこかしらには入れるだろう、という状況である。この日は昼食も夕食も施設内で済ませたのだが、どちらも店もピーク・タイムであるにも係わらず、すんなり席につくことができた。店舗数が多い分、人手がばらけるわけだ。散歩の途中にちょっとコーヒーでも一杯、なんつーときにワンサカと行列に並ぶ必要が無いってのは精神衛生的に大変よろしい。スターバックスごときに行列するなんてゴメンなのだ（おまけにあの店は禁煙なんだよ！）。こういう部分は他の施設でも見習って欲しい。まあ、基本ですな。

　アクアシティーにやってきた本来の目的は併設されている「メディアージュ」内にあるシネマメディアージュで映画「アメリカン・ビューティー」を見るためである。わざわざお台場までやってきて映画なの？というなかれ。シネマメディアージュは１３スクリーン、３０３４席を配し、全館に段差のあるスタジアム形式シートを導入。座席幅は一般席で550mm、プレミア席は600mm、スーパープレミアム席（２人用）はなんと1650mmのゆったりさ。音の遮断性能は通常のコンサートホール基準を超える「ＮＣ－25レベル」を実現し、映像音響設備もソニーの最新型Sony Dynamic Digital Sound(SDDS)を始めSRD-EX、DTSなどあらゆるサウンド方式に対応している。おまけに完全指定席制で、予約はオンラインでも可能という映画ファンにとっては正に夢の施設なのだ。行列に並ぶ必要が無いってのは非常にスマートな発想である。他の映画館でも見習って欲しいものである。

　で、僕が予約したのは夕方からの上映だったので、それまでメディアージュ内にある他の施設で遊ぶことにした。「イエローサブマリン・アドベンチャー」「エアタイト・ガレージ」など全部で５つのアトラクションが楽しめる。しかし、メディアージュのアトラクションを楽しむにはファンカードというものを登録しなければならない。これが住所、氏名、電話番号などを専用のシートに記入しなければならないというかなり面倒な作業を強いられる。おまけにアトラクション毎に料金体系が異なっていてファンカード＋入場料が必要なもの、ファンカード＋入場料＋別料金が必要なもの、入場料だけで良いもの（カードの必要無し）、などかなり複雑。後で気が付いたのだが、このファンカードとは一種の電子マネーらしいのだ。それが証拠にアトラクションだけでなく映画や周辺の店舗でもファンカードで支払いができるらしい。にしても、こんなややこしい料金体系をその場で把握できる人なんて恐らくいないだろう。チビッコ向けのアトラクション「ワイルドシングス」もある（これがまた面白そうなんだわ）だけにちょっと残念であった。ジョイポリスみたいにプリペイド方式にすればいいのにねえ・・・。

　そんなこんなで日も暮れて、いよいよ「アメリカン・ビューティー」を見る。身の回りには必要なものがすべて揃った、何不自由のない生活を送る典型的なアメリカ中流家庭。しかし彼らは家庭の中に「愛」を見つけられず、やがて家庭は崩壊する・・・という内容。一応はコメディーっぽい作りにはなっているが、まるで救いの無い話なので笑えない人も多いのではないだろうか。かなり毒が強い。主人公のレスターを演じるのは、ケヴィン・スペイシー。さすがオスカー俳優って感じ。最高です。この作品で笑いの対象になっているのは誰しもが持っている「心の病」。登場人物は全てなんらかの「心の病」持っている。でもこれが典型的な中流家庭の姿だというのだからかなりのブラックユーモアなのである。それを笑い飛ばせるか、そうでないかで作品の評価は分かれるだろう。僕ですか？もちろん笑わせてもらいましたよ。根が意地悪なもんで・・・。傑作です。

　映画の後、食事をして帰宅。う～ん、大宮市民がお台場に遊びに行くとどうしても帰りが遅くなってしまうんだなあ（涙）。それでも久しぶりにたっぷり遊べて大満足の一日であった。

585/18/05/2000

　うちの会社では定期的に業績優秀なプロジェクトを表彰する制度がある。この「業績優秀」という基準がどういうのものなのかは知る由も無いのだが、うちの課からは４つのプロジェクトを申請し、４つとも表彰を受けることになった。なんだよ申請しさえすればみんな表彰されるのかいという意見は置いておいて、表彰記念の飲み会が開催された（笑）。はっきり言って表彰なんてものはどうでも良くて、要は報奨金が出たから飲みに行こう！というのが本題あろう。品川インターシティー内にある「北海道」というお店に４プロジェクトのメンバー＋αが集結する。品川駅近辺を一望できる良い席だったのだが、如何せん料理がパッとしないのが残念であった。美味しい美味しくない以前に量が少なすぎるのだ。飲めない僕はどうすりゃいいのさ（苦笑）。一次会は滞り無く完了し、何となく残った６名で二次会へ。なんと品川駅構内にある飲み屋であった。そんなこんなでやっぱり帰宅は午前様。木曜日の終電近は極端に人が少なくて寂しい大宮市民であった。

584/16/05/2000

　朝から夕方まで一日中会議の日。午後は２回に分けて新製品に向けてのコンセプトをじっくりと検討した。今までの製品は独断（というか一人しかいなかったのだが・・・）と偏見でエイヤ～っと作ったので期間的なプレッシャーがあったのだが、今回は徹底的に設計にこだわる方針なので産みの苦しみがまだまだ続きそうだ。近いうちに今日の会議で決着した内容を上司や営業さんに説明し納得してもらわなければならない。実はこれが一番大変な作業だったりする。ふぅ。このところコーディングを全然やってないなあ。

583/15/05/2000

　夕方から丸の内にある某社で緊急ミーティング。とあるＳＥの軽率な判断から、それらを取り巻く（そして僕も含まれる）全体が上へ下への大騒ぎになっている案件についての対策会議である。僕はその軽率なＳＥという人に初めて会ったのだが、いやはやもう想像通りの人だった。仕様の確認はしない、オフィシャルな回答を独断で提出する、実現できもしない案件を提案する、自分が正しいと信じて疑わない、不必要に声がでかい割には話に内容が無い、など現状のすったもんだの原因が未だに自分のせいだと気が付いていないところが凄い。なにをどう考えればこれほどまでに自分に自信が持てるのかねえ。恐れ入りました（苦笑）。まあ自信を持つのは結構なことだけれど、根拠のない事を勝手に顧客に回答するのはやめてね。おかげで大事な商談がダメになりそうなんですけど・・・

582/14/05/2000

　高校時代の友人が、Machintosh SE/30をうちに持ち込んできた。会社で廃棄処分になった物を貰ってきたらしいのだが、何せ１０年以上も前のマシンである。そのままではインターネットもできないので何とかして欲しいということだった。調べた結果、Machintosh SE/30で動作する最も新しいＯＳは漢字Talk7.5.3。これをインストールすればインターネットができるはずだ。昔のＯＳはアップルのＦＴＰサイトにて無償でダウンロードできる。友人は今日の為に必死こいてフロッピー３２枚分のファイルをダウンロードしてきたそうな。ご苦労様です。ところがインストール開始早々、作業は暗礁に乗り上げてしまった。現在、Machintosh SE/30にインストールされているのは漢字Talk6.0。ここから漢字Talk7.5.3へは直接アップデートできないことが判明したのだ。アップデートするには最低でも漢字Talk7.0.1の環境がが必要らしい。とは言うものの、漢字Talk7.0.1など今どき誰が持っていようか・・・それもフロッピー版など。もちろんアップルのＦＴＰサイトでも公開されていないので、今となっては入手はかなり困難である。さあどうする？　どなたかMachintosh SE/30に漢字Talk7.5.3をインストールする方法をご存じ無いですか？

581/13/05/2000

　久しぶりに原宿近辺を散策。古着屋さんという所に初めて入ってみた。膨大なストックの数に圧倒。Ｔシャツ、スェット、パンツなどの衣類別のジャンルに加え、単純にカラー別に整理されているのは面白かった。やはり驚いたのは値段の安さ。そんなつもりは無かったのにＴシャツを４枚、ワークシャツを１枚購入。よくよく考えてみるとワークシャツっていうのは古着でなければ成立しないジャンルである。実際にその職業用にデザインされ、誰かがそれを着ることで初めて「ワークシャツ」と呼べるわけだから。ワークシャツもミリタリーも古着でなければ厳密には偽物に過ぎない。

580/09/05/2000

　ＮＨＫ総合テレビで毎週（火）午後９：１５～１０：００に放送中の「プロジェクトＸ～挑戦者たち」がかなり面白い。今回の主人公は新幹線を作った３人の男たち。それぞれの分野のスペシャリストが熱い情熱と使命感に燃えて、夢の超特急を実現するまでの物語である。この番組の特色は、実際にその本人が登場してくることなのだが（存命の場合）この３人、見た目はほんとにもうただのヨボヨボのおじいちゃんなのだ。しかし昔の仲間と久しぶりに再会し、かつて新幹線に賭けていた頃の話をしだすと、これが途端に眼の色が変わる。プロの眼になるのだ。自分の夢にこれほどまでに打ち込める技術者（技術屋といった方が相応しい）が日本にもいたことに感動する。お勧め。

579/08/05/2000

　結局、今日は会社を休んでしまった。考えてみると連休明け間際に体調を崩して、そのままオーバーランしてしまうことが多いような気がする。要ははしゃぎ過ぎなんだな（笑）。子供じゃないんだからねえ。それでも抗生物質のおかげなのか熱も急速に下がり始め、喉の痛みも徐々に治ってきた。やっと峠を越えてくれたようだ。丸々４日間。長かったよ。まだ回復率５０％ってところだがこれなら明日は出社できるだろう。まあ、あんまり乱暴な生活はできない年齢ということかな。少しは自分の体に気を使うことにしましょう。

578/07/05/2000

　今日で楽しいゴールデンウィークもおしまい。風邪の症状は相変わらずである。喉の腫れは一段と酷くなっているようで、頭がフラフラするのは喉の腫れにによる発熱が原因だった。単に眠りすぎだと思っていたのだが・・・体温計を見てガックリする。こりゃ病気だわ。３日間で５０時間ぐらいは眠っているだろうか。なのにちっとも良くならんぞ！（誰に向かって怒ってるんだろ）。とにかく熱が下がらないことには如何ともし難いものがある。まっすぐ歩けないんじゃねえ。さあ、また薬飲んで寝よっと。トホホ。僕のゴールデンウィークがあぁ・・・。

577/06/05/2000

　昨日の症状から全く変化がない。どちらかと言えば悪くなっているような気がする。とにかく喉が痛いのはどうにもならない。食べるのも、飲むのも、喋るのも、唾を飲み込むだけでも痛みを感じる状態かといって何も食べない訳にはいかず、無理矢理に押し込めるのだが、これがホントに辛い。寝ているときは辛さを感じないので、ひたすら眠る眠る。寝汗が凄い。自分でびっくりするほど汗をかいている。ちょっと普通じゃないかもしれないを思い始める。

576/05/05/2000

　お昼頃までグッスリ眠りこける。目覚めても頭がすっきりしないので、そのままシャワーを浴びる。いつもならこれで頭スッキリ気分爽快のはずなのだが、シャワーのあともどうも頭がボーっとしている。おまけに喉が痛い。ん？　痛いぞ。喉が痛い。なんでだ？　あれ？　頭フラフラ、喉が腫れてる、ってことは・・・これは風邪ではないのか！どーして風邪なんかひいてるのだ？　早朝の釣りで体を冷やしてしまったのか？　でも昨日は何にも症状は出てなかったよなあ。あ、帰ってから風呂に入ってすぐに寝たんだっけ。それじゃ分からんな。

575/04/05/2000

　友人に誘われて千葉の亀山までバス・フィッシングに行く。出発が早朝だったので、前日から友人宅に泊まり込んだのだが、結局のところ睡眠時間は３時間ぐらいだっただろうか。心配していたお天気の方もバッチリ快晴で絶好の釣り日和になった。糸を垂らして何にも考えず、ボーっと湖面を眺めているのも気分の良いものである。なんて思っていたら、なんと僕がこの日の初ヒットを獲得。いつもは坊主が当たり前なのに、こんなこともあるんだねえ。いやはや、楽しいゴールデンウィークだ。

574/02/05/2000

9:30 - 起床。11:00 - チェックアウト。11:30 - 南禅院、南禅寺。三門に絶景かな。12:30 - 「山源」にてにしんそばを食す。13:00 - 法然寺。穴場なのか人が少ない。良い雰囲気。13:50 - 哲学の道を散策。「花ぎんかく」にて冷やし白玉ぜんざいを食す（相変わらず食べてばっかり）。14:20 - 銀閣寺。やっとのことで初日の目的地に到着（笑）。15:30 - タクシーにて詩仙堂へ。京都観光の最後を締めくくるに相応しい素晴らしい庭園。一時間以上ボーっとしていた。17:30 - 京都駅着。お土産やら夕食の弁当やらを慌ただしく購入。18:50 - 京都駅発。21:42 - 東京着。23:30 - 帰宅。お疲れさまでした。

573/01/05/2000

10:00 - 起床。10:45 - ホテル発。今日は神戸観光。11:50 - 三宮駅着。12:30 - うろこの家。神戸と横浜はあまりにも共通点が多い。13:00 - 喫茶店「ティファニーの休日」で昼食。店の名前が凄い。14:00 - 山手八番館、外人倶楽部、中国領事館、香りの家、テディベアの家、アメリカハウス、サスーン邸を巡る。分からない人には何のことやらさっぱりでしょうねえ（笑）。15:30 - C.M.H（セ・エム・アッシュ）にて休憩。ここのケーキが美味しいんだ。16:30 - 南京町。にくまんにパクつく（食べてばかりだねえ）。17:00 - 元町高架下商店街を散策。怪しげな雰囲気は独特。18:00 - 「群愛飯店」にて夕食。20:00 - ホテル着。24:00 - 就寝。

572/31/04/2000

　6:45 - 起床。7:15 - 自宅を出発。9:00 - 東京駅集合。12:30 - ＪＲ京都駅着、昼食はキーマカレー。13:00 - 新・都ホテルにチェックイン。さっそく観光に出かける。14:30 - 清水寺。「清水の舞台」の程度を認識。二年坂、三年坂を歩く。16:00 - 突然の雨、「梅塩」にて団子を食す。 16:30 - 高台寺。雨のお寺もまた良し。17:00 - 八坂神社。今日の観光はここまで。予定の半分も回れていない。18:30 - ホテル着。19:30 - 京都駅ビルにて夕食。24:00 - 就寝。

571/26/04/2000

　今年のゴールデンウィークは京都に行く予定。僕は関西出身であるにも係わらず、未だ京都には行ったことが無かったりする（似非関西人と呼ばないで・・・）。大阪人から言わせてもらえば、京都って“もろ関西”って感じがしないのだ・・・良い意味で。どこか品があるっていうか、物腰がやわらかいっていうか、関西＝ベタベタって自意識があるから、京都＝関西ってのがあんまりピンとこなかったりする。行ったこと無いんで何とも言えないのだが。現在、京都の観光名所をいろいろと調べているところ（京都情報募集中）、いや～それにしても調べれば調べるほど京都ってのは・・・お寺ばっかりだねえ（笑）。神社仏閣の激戦区って感じ。ほんとにたくさんある。そんな中、清水寺の公式ホームページなるものを発見した。たかがお寺のページといって侮る無かれ。これが実に丁寧に作られている。ドメインもちゃんと"kiyomizudera"なのだ。凄いねえ。お寺とインターネット。いいんじゃない。（今日のBGM : The Beatles / Yellow Submarine Songtrack）

570/25/04/2000

　ＮＨＫ教育「ETV2000」の細野晴臣特集を見る。２夜連続で放送されたこの特番は小林克也によるインタービュアーに迎え、細野自身が自分史を語るというシンプルながら興味深い内容だった。曰く「音楽とはどこか違う世界を見せてくれる物だと思っている」。おおっ、眼から鱗が・・・（涙）

569/25/04/2000

　結局、昨日は体調不良で欠勤。胃薬を飲んでから丸一日眠っていた。お腹の具合は７割ぐらい回復したのだが、どう考えても眠りすぎの結果、頭はフラフラ、背中と腰がとても痛い状態。とりあえず今日は会社に行ったのだが、まだまだ本調子では無い感じだ。２日ぶりに煙草を吸ってみたが、これがもう酷い味。参った。この腹痛の犯人は日曜日の夕食に食べた生ハムではないかと推測している。でもお腹を壊したのは家中で僕だけなんだなあ。どぼちて？　ゴールデンウィークも近いし早く治さねば。ふぅ。

568/24/04/2000

　早朝、お腹の具合がおかしくて目が覚めた。痛くはないのだが、何となく様子が変だ。それでも全体的に寝ぼけていたので、単純に胃がもたれてるんだろうと思い、身支度をして駅に向かった。しかし、いつもの電車が到着するまでの数分間。みるみるうちに調子が悪くなってきた。徐々に体が目覚めてきたからか、もの凄く調子が悪いことに気が付く。そうこうするうちに立っているのも辛くなり、嫌な汗が噴き出してきた。しばらく悩んだが結局は「こりゃだめだ」と判断し、急いで自宅に引き返した。お腹の具合は最高潮に悪くなる一方。何かにあたったような感じだ。どうにもこうにも辛いので、とにかく胃薬を飲んで寝る。ふぅ。

567/23/04/2000

　とある日曜の午後の記録。(1)ヘアカットに行く。何となく思いつきでバッサリと切ってもらった。超さっぱり。(2)ジェームズ・チャップマン著「ジェームズ・ボンドへの招待」を購入。いわゆる００７本である。まだ呼んでいないが帯には「すべてのボンドマニアに捧げる映画史上最強の人気シリーズをまじめに分析した初の００７学術研究書」とある。僕のためにあるような本だ（笑）。(3)音楽雑誌「レコードコレクターズ 1999年10月号」を購入。バックナンバーの書棚で偶然見付けた。この号の特集は「ＮＥＷイエローサブマリン／ビートルズの９９年型リミックス」。最近注目されているリマスタリング作業についての記述が興味深い。(4)「Word98 基礎編／実用編」を購入。とにかくMS Wordほど嫌いなワープロソフトは無い。でも仕事だから使わざるをえないジレンマ。それでもしばらく使っていれば少しずつでも操作方法が分かってくるだろうと思っていたのだが・・・考えが甘かった。頭に来たのでこの際、徹底的に勉強してやることにした。バリバリ使いこなせるようになることが、僕にとってのささやかなる復習だ。(5)ＣＤ「AUDIO LIFE」を購入。昨年、坂本龍一が発表したオペラ「LIFE」の実況録音版である。見に行きたかったのだがチケットが取れなかった。ＴＶ放送をされたのに見逃した。ビデオは同時発売されているのに何故かＤＶＤ化はされていない。などの後ろ向きな理由でＣＤ購入に至る。ゴールデンウィークにでもゆっくり聴き込むつもり。(6)ファースト・キッチンでジンガーサンド・セットを食す。自称「ジャンクフード評論家」としてはジンガーサンドはかなりポイントが高い。美味しいだけでなくあっさりしているのが主な理由。値段がちょっと高めなのが残念。(7)いつの間にか自宅の車が買い換えられていた。車種はブルーバード。我が家の日産路線はまだまだ続く模様。こんなでっかい買い物をするのに、どうして一言も相談してくれないかね（苦笑）。

566/22/04/2000

　遂にというかやっぱりというか、出ました「キーボードマニア」。「ギターフリーク」「ドラムマニア」と来ればやっぱりこれなのであろう。ゲームのルールは今までと全く同じ。要はコントローラーがキーボードになっているだけだ。鍵盤だけでなくピッチベンダーまで装備されているのはご愛敬。ご丁寧にYAMAHAのロゴまで入っている（笑）。噂を聞きつけてさっそく遊んでみたのだが・・・これがちょっと複雑な心境なのである。個人的には「ギターフリーク」の面白さというのは、ギターの弾けない人間がギターを弾いているときの陶酔感を味わうことができるという部分だと思っている。当然、ギターそのものをコントローラーにすることはできないのでフレット部とピックアップ部をボタン化することで、ゲームとしての娯楽性を獲得していたように思う。これが「ギターを弾いてる雰囲気を味わえる」と「ゲームとして面白い」を両立できた秘密であろう。ところが「キーボードマニア」はかなりの部分が本物のキーボードに非常に近い。コントローラーは約２オクターブ分の鍵盤そのものであり、画面の指示に従って押下する鍵盤は「ド」の音ならば鍵盤の「ド」を弾く（押す）ことになっている。これはもう本物のキーボードだといっても過言じゃないだろう。逆に言えばこのゲームを上手く操作できる人は、もうキーボードが弾けると言ってもいいだろう。で、僕の場合である。僕は本物のキーボードが弾ける人間である。そのことで却って鍵盤をゲームのボタンとして割り切ることの邪魔になってしまい、とてつもなく不自由さを感じてしまうのだ。演奏している楽しみを全く見出せない。「ギターフリーク」のような「自分で音を出している」という感覚が希薄なのだ。早くも遊び込んでいる人がいるようで、そのプレイを端から見ていたのだが、その指使いは通常の鍵盤奏法とは明らかに違う。要は指一本でピコピコ演奏しているわけだ。「ギターフリーク」「ドラムマニア」もそうなのかもしれないが、楽器の心得がある人はこの手のゲームが楽しめない体なのかも知れない。でも、キーボードを指一本で華麗に弾きこなしても、ちっとも格好良くないぞ。それはいいのだろうか（苦笑）。

565/20/04/2000

　ソフトウェアの衝突（コンフリクト）は取りたてて珍しい話ではない。ＡというソフトとＢというソフトを同時に動かすとＡの動作がおかしくなる、なんつーことは良くあることだ。システムに常駐したり、システムの下位層で動作するソフトなんかはそういう傾向がある。ちょっとパソコンに詳しい者にとってコンフリクトは半ば常識化している。ソフトウェア（即ちＯＳを含むパソコン）ってのは不安定なもの。それを承知でパソコンと付き合っていかなければならない。テレビのような家電製品とは違うのである。しかし、そういう状況を知らない一般のユーザーにはこの常識は通用しない。単刀直入に「どうして動かないんだ」ってことになる。ＯＳが不安定だから、なんて答えは受け付けてくれないのだ。僕が開発したソフトウェアもここ数年間、コンフリクトに悩まされ続けてきた。このソフトは他社には無い特殊な機能を売りにしているのだが、それを実現するためにＯＳのかなりコアな部分で動作するように設計されている。これが同じくコアな部分で動作するウィルス駆除ソフトの多くとコンフリクトを起こすのだ。もちろん、それぞれを単独で起動すると正常に動作する。しかしこれらを同時に動かすとウィルス駆除ソフトの方が動かなくなるのだ。こちらのソフトが動かないんならまだ回避方法もあるんだろうが、相手が勝手に動かなくなるんでは対処のしようがない。何が原因でおかしくなっているのか分からないからだ。この不具合は長い間、商売上の妨げになってきた。ウィルス駆除ソフトと一緒だと動きません。ああそうですか。じゃあだめですねえ、となるのは至極当然の流れ。営業さんからも何とかして欲しいとずっと言われ続けてきた。ソフト開発者の端くれとして苦い思いをしてきたのである。なんでこんな話をしてるのかというと、長い間苦しめられてきたこの不具合が解消さできそうなのだ。ひょんなことから得た情報を元にソフトウェアに細工を入れてみたのだが、これが効果がありそうなのだまだ正式にテスティングを行ったわけではないが、恐らく大丈夫だと思う。これでまたひとつ肩の荷を下ろせそうだ。ひゃっほう！(^o^)/

564/17/04/2000

　このところ、新しいデジタルカメラが欲しいなあとあれこれ検討中の僕なのである。本当ならばSONYのCyber-shot DSC-F55Kで決まりだったのだが、悲しいかなこいつはシリアル（RS-232C準拠）でしか接続できないのであった。おまけにMacOS未対応。ソニーのデジカメはマック陣営に冷たいのである。ぶぅ～。それからも続々とデジカメは新製品が発表され、MacOSに正式対応しているものも多くある。しかしカメラの大きさ、性能、価格、デザインを天秤にかけたときにちょうど良いものが見当たらなかった。僕の求めるパワーバランスとは「とても小さい」「最低限の機能」「それなりの値段」「かっちょいい筐体」である。もちろんMacOSに対応していることが大前提となることは言うまでも無い。今朝方、MacWireを読んでいると、SONYの新機種DSC-S70がMacOSに接続できるとの記述を発見した。記事の内容は、DSC-S70はUSBののストレージクラスに対応しており、接続するとMacOSのデスクトップにストレージとしてマウントされる、というもの（単なるスペックの比較ではなく、こういう具体的な記事はありがたい）。ソニーが正式に認めている使い方なのかは不明だが、USB準拠を謳っているのであれば確かに接続できて当然ではある。う～む。Macに接続できるとなるとこれは注目だ。Cyber-shotシリーズは性能と価格のバランスがなかなか良いのである。問題なのは改悪されたデザインとでっかい筐体。DSC-F55K はなかなか格好良いデザインだったのに、どうしてこんなにずんぐりむっくりにしちゃったんだろう？スタミナアップのため？ついでと言ってはなんなのだが、「Mac対応メモリスティックリーダ」なんつーものも発表されてるみたい。日本での発売はまだですか？

563/16/04/2000

　Exhibition に Fast Sync No.0016 "MADNESS" を掲載。

562/15/04/2000

　友人宅で「マグロ・パーティー」を開催する。３月まで築地に勤めていた友人の伝でマグロの中落ちを大量購入。鰺ヶ沢スキーツアーの面々が久しぶりに集合し、マグロ三昧の食事に舌鼓を打った。旨い旨いとバクバク食べた結果、ものの３０分もしないうちに完食（笑）。食後は持ち込んだドリームキャストで「スペースチャンネル５」を楽しむ。基本的にはいわゆる「リズムゲー」なのだが、それだけでは表現しきれない独特の雰囲気を持っているゲームであった。強いて言えば映画「オースティン・パワーズ」と「アベンジャーズ」を近未来風にアレンジした「パラッパラッパー」って感じだろうか（これじゃ全然分かんないな）。わざわざドリキャを買ってまで遊びたいとは思わないが、高いハードスペックを上手く利用した、なかなかの力作であった。その他「ギターフリーク」や「クレイジークライマー２０００」などで深夜まで遊ぶ。その日はそのまま友人宅に宿泊。

561/13/04/2000

　新宿の某所にてセミナーの講師を行ってきた。仕事の話を聞いたときには憂鬱だったが、実際やってみるとそんなでもなかった。それほど緊張もせず「なんだ、ちゃんと説明できてるじゃん」って感じだった。できてることに関してはそれでよいのだが、正直言って面白くはなかったねえ（笑）。貴重な経験ではあったけれど、あんまりやりたいとは思わない。向いていないって事かな？。もっと場数を踏めば違ってくるんだろうけど。

560/12/04/2000

　仕事場でWindows98SEを使うようになって早一ヶ月。どうにもこうにも具合の悪いＯＳであることが分かってきた。何しろ不安定なのだ。妙なソフトもインストールせず、設定もできるだけ変えず、腫れ物にさわるように（ちょっと大げさか？）大事に大事に使っているのに、このＯＳは何の兆候もなく突然ポックリ死んでしまう。ちなみに搭載メモリは２５６ＭＢ。Windows95はもちろん不安定な代物だったが、それでも少しずつ動作が怪しくなっていく過程というか感触というか、そういうものがあっただけまだ可愛気があった。一時間に一回とか再起動すれば使えたもんね。Windows98はそれがないのだ。調子よくテキストを入力している途中で突然フリーズしたりする。定期的に再起動していても不規則に調子が悪くなる、ＩＥとデスクトップのさらなる統合、高速化のためにキャッシュ処理、電源管理機能の改変、あたりが容疑者なのだろうが、なにしろ突然ダンマリになってしまうので原因を推察するためのネタが足りない。う～む、困ったもんだ。暇ができたらＯＳのチューンナップでもやってみるかな。明日はいよいよセミナー講師の日。ちょっと緊張。

559/10/04/2000

　Exhibition に Fast Sync No.0015 "ZONE" を掲載。

558/10/04/2000

　夕方から打ち合わせのために新宿へ。今週の木曜日に提携先の会社で開催されるセミナーの講師をすることになっている。新しく発表したソフトウェアのコンセプトの説明、それに実際のデモンストレーションを行うのだが、今日はそれに向けて講義内容や配付資料などの最終調整を行った。なにせ人前に出るのが嫌だからソフト開発者になったようなものである。どうして開発者がセミナー講師をやらなきゃならんのだ、とは思うがこれも仕事のうちだろう。象牙の塔に籠もって黙々とプログラミングだけをしているわけにも行かないのだ。提携先の担当者がとても良い人なのが唯一の救いか。

557/09/04/2000

　麗らかな日曜日、お昼過ぎまでぐっすり眠る。夕方頃になって、前々からやろうやろうと思っていたメールソフトの環境設定を行う。去年の秋頃から自宅ではARENAというメーラーを使っている。ARENAは「最高の電子メールソフトを作る」という使命感を持って集まった5人の若者が開発しているソフト。ユーザーの声を取り入れながら着々とバージョンアップを重ねていき、現在ではマックユーザーの間でもかなり評判になっている。「初心者でも使いやすく、ヘビーユーザーでも満足する機能」という姿勢はソフト開発者の端くれとして強く共感するところだ。そんなARENAだが、今日の今日までマニュアルにさえ目を通さずにいた。「初心者でも使いやすく」なのでインストールしただけでも取りあえずは使えちゃってたからである。もちろんそのまま使い続けても良いのだが、そろそろ「ヘビーユーザーでも満足する機能」をしっかり理解しようと思ったわけだ。数時間かけてゆっくりとマニュアルを熟読していくと、ちゃんとかゆいところに手が届く気配りのソフトウェアであるということが分かってきた。OutLookのわがままな作りとは雲泥の差である。最後にはすっかり自分の使いやすいようにカスタマイズすることができた。こういうのを見ると開発者としての意識が盛り上がってくるねえ。ソフトウェアの基本は「自分が使いたくなるソフト」なのかもしれない。

556/08/04/2000

　素晴らしいお天気の中、井の頭公園で会社の先輩後輩入り乱れてのお花見に参加。地元に住んでいる先輩に早朝から場所取りをしていただいた。そうでもしなければとてもお花見なんて悠長なことを言ってられないほどの大混雑であった。毎年そうなのだが、広い公園に敷き詰められた夥しい数のビニールシート、その上に所狭しと鎮座する花見客は、ウッドストックのフラワーピープルを思い出させる。とにかく想像を絶する人手である。爆発的に咲き乱れた桜の花は「サライ」の一節「桜吹雪のサライの空へ～」の正にそれである。絵に描いたようなお花見の風景であった。夕方になって地元の先輩宅へ移動。ソファーで横になっていたらそのまま熟睡してしまった（笑）。結局、終電ぎりぎりまで遊びほうけてしまった。楽しかったねえ。満足満足。

555/07/04/2000

　昨日、あんなに決意をしたにも関わらず、もう気持ちが揺らいできた（苦笑）。とにかくそのぐらいバタバタした一日。そんな僕を見て後輩が一言「よく頭が混乱しませんねえ・・・」。いえいえ、大混乱してますってば。明日はやっとお休み。待ちに待ったお花見だあ。

554/06/04/2000

　出張も終わってちょっと一段落というところ。本当に久しぶりに一日中ゆっくり思考する時間が取れた。新しいソフトを作成する前にはやはりこういう時間が必要なのだ。今、考えているのは秋頃に発表予定の新製品のコンセプトとそれを実現するための具体的なアプローチ方法。現状の製品は「ビジネスのタイミング」という理由で作成を急かされたあげく、あれやこれや余計な機能を無理矢理に実装させられたので、フォーカスのぼやけた中途半端な製品になってしまっている。今思えば時期的なタイミングによるメリットよりも中途半端なソフトであるが故に逃したチャンスの方が多かったのではと思う。断言しても良いが、現在のソフトウェアに求められているのは「巨大で多機能」ではなく「シンプルで使いやすい」である。誰がなんと言おうと、次の製品は自分の納得の行く形で仕上げるつもりだ。自分が作り始めたソフトである。ソフト開発者としての責任を取るまでは死んでも死にきれない。

553/04/04/2000

　日帰りで西明石まで出張。新幹線での移動は肉体的に疲れるのだが、見方を変えれば「じっと座ってるしかない３時間」は読書や音楽に集中できる貴重な自由時間であるとも言える。今回の移動中は先週末に購入した細野晴臣氏のボックスセット「ＨＯＳＯＮＯ　ＢＯＸ　１９６９－２０００」をゆっくりと鑑賞する。ＣＤ４枚組なので行きに２枚、帰りに２枚と丁度良い（丁度良い？）。途中、何度か睡眠モードに入ったものの、これでもかと繰り広げられる細野ワールドをたっぷりと堪能することができた。特に注目は今回初登場となる、１９７６年に行われたのアルバム「泰安洋行」発売記念ライブの音源である。僕はこのライブの存在を文献や写真でしか知らなかったのだが、まさか音源が残っていたとは・・・（沈）。ライブ・メンバーも明らかになり、細野晴臣、鈴木茂、林立夫、浜口茂外也、矢野顕子、坂本龍一とティン・パン・アレーからＹＭＯへの過渡期ともとれる興味深い人選である。さらに驚くべきは、後にＹＭＯ結成のきっかけとなる曲「ファイアークラッカー」を演奏しているのだ。正に歴史的な音源である。その他１４歳の頃の自宅録音やはっぴいえんど時代の未発表曲など大サービスの選曲になっていて、幅広く脈絡の無い音楽的指向の中にも細野氏独特のスピリチュアルな雰囲気が見事にまとめられている。満足。

552/03/04/2000

　今日は早めに帰宅して、衛星放送の「第７２回アカデミー賞授賞式」を見る。既に結果は分かっているものの、やはり年に一度の華やかな舞台は見応えがある。盗まれたオスカー像を発見したという「おっちゃん」が招待されていたのはご愛敬。めっちゃ、いい人って感じだった。で、授賞式。こうやって見るまで全く気が付かなかったのが、映画「インサイダー」で主演男優賞候補になっていたラッセル・クロウはケビン・スペイシーと同じく「ＬＡコンフィデンシャル」に出演していた俳優。この人も実力派で好きなんだよなあ。今作の為に２０キロも体重を増やし、髪も白く染めたのだという。気が付かないはずだわ。まあ、全体的には去年の「タイタニック」のような派手な作品が無かった分、授賞式としてはちょっと地味ではあった。話変わって、今日から海外ＴＶドラマ「ＥＲ �」が放送開始。新人の研修生が一名メンバーとして増えるものの、基本的には「５つぐらいのストーリーが同時進行する」的なめまぐるしい展開は健在。このぐらいの情報量が詰まってないと、もはや満足できない体になりつつある（笑）。明日は西明石に出張。

551/02/04/2000

　ＣＤ「ＨＯＳＯＮＯ　ＢＯＸ　１９６９－２０００」を購入。音楽生活３０周年を迎える細野晴臣氏、初のＢＯＸセットである。３０年となるとその音楽的ボリュームも凄くて、ＣＤ４枚組と豪華ブックレット付き。お値段はなんと一万円！。全然、倹約していないじゃん（苦笑）。今週の火曜日に出張があるので新幹線の中でゆっくり聴くつもり。

550/01/04/2000

　待ちに待った休日。お昼頃までぐっすり眠り、午後から買い物に出かける。で、春物のスーツを購入。それも２着（笑）。自分へのご褒美のつもりだったのだが、予想外に痛い出費となった。倹約しよ～っと。

549/30/03/2000

　コラム「で、あなたは何をしたの？（完結編）」を緊急掲載。ここ３日間の騒動をまとめ、ちょっとした注釈と壮絶なエンディングを追加してある。

548/29/03/2000

　まだまだ続く「昨日、あんな事を書いたらi-mode のシステムがダウンしたんだって偶然とはいえ抜群のタイミングだねえあははははでおなじみの某携帯電話会社のＤ」の件である。結局、まるで納得が行かないままダミーのモジュールを作成する羽目になった。納期は今日の夕方。当然、こんな状況なので仕様書も何もない状態。口頭で受けた説明のみでの開発となった。こんなのがプロの仕事と言えるのだろうか？それでも決まったことは仕方ない。必死にモジュール作成に没頭する。が、そんな中も担当者からひっきりなしに催促の電話がかかってくる。夕方までにできれば良いって言っただろーが！担当者は電話の度に「本当に申し訳ないんだけど・・・」と繰り返すのだが、その言葉にはまるで心が入っていない。それどころか「申し訳ない」という枕詞さえ付ければ、どんなえげつない要求でも許されると思っている節がある。最悪だ。あんたのためにこちとら必死こいてやってんだよ。黙って見てろ！悶々としながらの作業の末、なんとか約束の時間より前にモジュールを完成させ、担当者に送りつけた。これでもう文句は言わせない。抱えている仕事を全部振り切って全力で対応したのだ。これ以上、いちゃもんを付けられる筋合いは無い。やることはきっちりやったのだ。今日こそは早く帰るぞ。ライブラリを送りつけてから約一時間後、予想通り担当者から連絡が入った。「モジュール受け取りました。どうもありがとう」当然、この「ありがとう」にも心は無い。「１８時頃から検証試験を行うので少しだけ会社で待機していて欲しい・・・」出たよ。そんな話は全く聞いていない。またもや自分に都合だけを考えている身勝手な要求である。まあ、こうなることは何となく察してはいたし、検証といえども１～２時間もあれば終わるはすだ（そんなにでかいモジュールでもないし）。もちろん品質には絶対的な自信がある。動かないわけが無い。これで最後だかんね、という気持ちを胸に「了解しました」とこっちも心の無い返事をして電話を叩き切った。２時間後、またまた担当者からの電話が入る。「別の検証作業をやっていて、モジュールの検証が遅れている。始まるのは２１時ごろになると思う」うが～っ、別の検証作業ってなんなんだよ！（怒）。こっちは早々にモジュールを提出してんだから、とっとと検証しろっつーの。ちんたらやってんじゃないよ。もはや文句を言うのもアホらしいので「はい」とだけ答えてまたもや電話を叩き切る。人に迷惑をかけるのは大嫌いだが、迷惑をかけられるのはもっと嫌いだ。他人の尻拭いばかりやらされて、本当に嫌になってきた。２２時頃になって、三度連絡が入る。「検証はもうすぐ始まると思う。どうしても今日中に終わらせたいのでもう少し残ってくれないか」おいおい、まだやってないのかよ（憤）。ここで一緒に残ってくれていたプロジェクト・リーダーに応対を変わる。「約束が違います。突然そんなことを言われてもこちらでは対応できません。終電が無くなるのでこれ以上は残れません。」「う～ん、そこを何とかして欲しいんだよ。帰れなかったらホテルに泊まるとかして・・・」出た。遂に本性をあらわした。この担当者は「バカ」だったのである。この件について何のネゴもせず、行き当たりばったりで無茶な作業を請け負い、挙句の果てには無償で対応している僕に対して徹夜をしろと言ってきたのだ。さっき最悪だと言ったが撤回する。これこそ最悪である。徹夜だろうが何だろうがとにかく動かせば良い、というは発想は全く駄目であるということをこの担当者はまだ気が付いていない。ソフトウェアにおいて最も大事なものは何か？顧客の要求？そうだろう。納期？もちろん大事だ。でも、それ以上に大事なものがある。それはソフトウェアの「品質」だ。徹夜してやっとこさっとこ動くようになりました。まあそれも良いだろう。でもそんなその場凌ぎの対応をした、継ぎ接ぎだらけのソフトを全国展開するのか？そんな信頼性の無いものを顧客に提供して何とも思わないのか？こんなのが堂々とのさばっているからソフト業界はダメなのだ。失敗プロジェクトにはこの手の人間が必ず紛れている。ここにもいたということだ。あまりの図々しさにすっかり呆れ果てた僕に代わり、リーダーはその要求を頑なに拒否してくれた（これは嬉しかったねえ）。僕が対応していたら「このどアホ！」と怒鳴ってそのまま帰っていただろう。結局、今日はこのまま帰宅して明日の早朝に対応する、ということになった。こんな時間まで、始まってもいない検証の為に待機していたのだ。アホらしい。お陰様で帰宅は午前様である。いよいよ全面対決の様相を呈してきた。ここまできたら作業うんぬんではない。プライドの問題だ。

547/28/03/2000

　いやはや大変な事になった。コラムにも掲載した例の「ようやくＰＣから半角カナや外字といった悪しき慣習が駆逐できる時代になったと思ったらi-modeを４００万台もばら撒いて半角カナをばんばん使わせやがって責任者出てこい！で有名な某携帯電話会社Ｄ」の件である。結局、ソフトがフリーズする原因は別会社が作成したライブラリにあることが判明。本社のラボに持ち込んでの本格的な調査を行うことになった。それはそれで良いのだが、そこは「ようやくＰＣから半角カナや外字といった悪しき慣習が駆逐できる時代になったと思ったらi-modeを４００万台もばら撒いて半角カナをばんばん使わせやがって責任者出てこい！で有名な某携帯電話会社Ｄ」である。この件に関して納期を遅らせることは認めないぞ、とのこと。もちろんそれに意義を唱える勇者などいるはずもなく、緊急に何らかの回避策を講じなければならなくなったようだ。本部の方はこの件で大騒ぎだったらしく、昨晩は遅くまで対処方法の検討が行われていたようである。ちなみに僕のソフトは正常に動作していることが証明されたのでホッと一安心。たいへんだねえ～、どなるんかねえ～、と事の成り行きを傍観していた。それが今朝になって急転直下。なにがどうなったのか、僕がその回避策の対応をすることになっていたのであった（なんでやね～ん）。その対処方法とは、問題のモジュールのと全く同じインターフェィスを持つ、単純に処理結果だけを正しく返すように細工したモジュール（即ちダミー・モジュール）を作成し、これに差し替えることで「見かけ上の正常動作」をさせようというものだ（なんじゃこれ？意味無いじゃん）。わざわざ別会社が作成したライブラリを利用しているのには、このライブラリでしか実現できない機能があるからである。それを「処理結果が同じになれば良い」という付け焼き刃的な発想が堂々とまかり通ってしまうことが、情けないというか恥知らずというか、動けば何でもいいのかコラ！根本的な解決になってないっつーの、ってのがまずひとつ。ふたつめは、別会社のライブラリに問題があるんだから、それを回避するためのダミー・モジュールはその会社が作成するのが筋なんではないの？なんで僕が作らなくちゃならんのさ、ということ。なにがなんだかよく分からんぞ。まあ「ようやくＰＣから半角カナや外字といった悪しき慣習が駆逐できる時代になったと思ったらi-modeを４００万台もばら撒いて半角カナをばんばん使わせやがって責任者出てこい、で有名な某携帯電話会社Ｄ」の鶴の一声だったんだろうなあ。恐ろしいことにこの方針が決まるや否や、この作業は「超緊急扱い」ということで予定されていた僕の作業は全て却下（すげ～いっぱいあるんだけど・・・）、救急車が赤信号をぶっちぎるが如く、最優先でダミー・モジュールの作成を命じられたのであった。物凄い威力を持った「鶴の一声」である。納期は明日（誤植ではない。本当に明日なのだ）。どうなることやら・・・。

546/27/03/2000

　第７５回アカデミー賞が発表された。下馬評どおり「アメリカンビューティー」が主要５部門を受賞。主演男優賞はケビン・スペイシーだ！。個人的に注目したいのは「マトリックス」が編集賞、音響賞、音響効果賞、視覚効果賞とＳＦＸ関連を総なめにしたこと。昔ながらのワイヤーを駆使したアクション・シーンが、何百万ドルもかけたＣＧ映像よりもインパクトがあったということだろう。ジョージ・ルーカスはどんな気持ちだろうか？「マグノリア」で期待されていたトム・クルーズは残念ながら受賞を逃した。相変わらずオスカーってスターに冷たいのね・・・話は逸れるが、今日は朝から会議やらなんやらでドタバタしていた。そんな中、会議の合間を縫ってＷＥＢでオスカーの結果をリアルタイムでチェックしている自分がちょっと楽しいかも。

545/26/03/2000

　久々にExhibition に Fast Sync No.0014 "WEAPON" を掲載。まあまあなんじゃない？

544/25/03/2000

　映画「マグノリア」を見に行く。L.A.サン・フェルナンド・バレー地区マグノリア・ストリート周辺にすむ人々がそれぞれの人生の悩みを抱えながら１日を過ごすという、スケールの大きなグランドホテル形式（複数の物語が同時進行する）の映画。監督は映画「ブギーナイツ」で注目を浴びたポール・トーマス・アンダーソン。L.A.サン・フェルナンド・バレーというのはこの人の地元である。出演者の中で最も目に付くのはトム・クルーズだろう。もちろん前評判通り、トム・クルーズのセンセーショナルで傑出した演技は必見。すっかり実力派俳優としての地位を確立したんじゃなかろうか（今年のオスカーでは助演男優賞にノミネート！）。が、しかしトム・クルーズだけが取り立てて主人公というわけではない。物語にからんでくる主要登場人物だけでも12人以上いる。ここで描かれているのはその誰しもが迎えている人生最悪の瞬間。病に身を蝕まれ、寂しく人生を終えようとしている者、悲惨な幼児体験がトラウマになっている者、取り返しの付かない過去の罪の呵責に耐えかねる者、過去の栄光と現在のギャップに悩み苦しむ者、自らの才能ゆえに周囲の人々が自分から遠ざかるのを感じている者など、この映画の登場人物は皆、不幸のどん底まで陥ってしまい、あとはそのまま死んでしまうしかないような所まで行く。しかし不幸は、そこで底を打つのである。物事が底を打てば、あとは浮上してくるしかない、というのがこの映画の主題だろうか。人間の孤独と不幸、そしてその先にある希望を描いた傑作である。もちろん不幸の後に希望がある、なんて話は珍しくもない。問題は、不幸から立ち直っていくターニングポイントをどのように位置づけるか、どんなパラダイムシフトが起こるか、なのだがこの作品ではそのために映画史上に残るであろうとんでもないクライマックスが用意されている。僕ははっきり言って度肝を抜かれました。こんなんあり？って感じ（笑）。見たことがないものを観せてくれるのが映画の醍醐味とは言えねえ。よくもこんな企画にＯＫが出たもんだ。凄すぎるう・・・。傑作。

543/23/03/2000

　故スタンリー・キュ－ブリック監督が長年構想を温めていたという幻のＳＦ作品「ＡＩ(Artificial Intelligence)」が映画化される！でもなんでよりによってスピルバーグなんだよ！やめてけれ～。

542/22/03/2000

　映画「ファーゴ」を見る。ミネソタ州ファーゴで、一人の男が借金返済のため自分の妻の偽装誘拐を計画し奇妙なコンビに依頼する。義父から身代金をせしめるはずが、事態は次第に悲劇へと向かっていく・・・という物語。アメリカの片田舎で実際に起きた犯罪事件を題材にしたコーエン兄弟の出世作である（監督はジョエル・コーエン、製作はイーサン・コーエン、脚本は共同執筆）。偽装誘拐を企てるダメ親父を演じるのはウィリアム・Ｈ・メイシー。大ヒットＴＶシリーズ「ＥＲ」のモーガンスターン博士役と言えばお分かりだろうか（関係無いが今週末からまた「ＥＲ」の新シリーズが始まる）。真面目なんだけど気の弱さが裏目に出る、って感じの役をやらせたら上手い。ヒロイン役（？）の妊婦の警察署長（凄い設定だなこれ）を演じるのはフランシス・マクドーマンド。今まであまり知らなかった女優さんだが、堅実で花のある演技は本当に素晴らしい。絶賛。この演技を見るために映画を見ても損はしないだろう（ちなみにこの作品で１９９７年度のアカデミー賞主演女優賞を獲得している）。ファーゴの冬の風景。全編を通して雪景色が印象に残る。雪の白を強調して象徴的に撮ったカメラワークが素晴らしい。カメラマンは「ショーシャンクの空に」を撮ったロジャー・ディーキンズかあ、なるほどねえ。映画は偽装誘拐の発端から結末までを描くと同時に、この事件を追いかける女警察官の姿を丹念に描くことで、物語に厚味を出すことに成功している。ヴァイオレンス（誘拐と殺人）をモチーフにしているにも関わらず、ショッキングな感覚はあまりなく、ユニークを交えてあっさりと描いている。重苦しい中になぜか滑稽さと哀しさが入り交じっている感じ。しみじみしちゃうぐらいだ。人間のいろんな側面を垣間見せられるからだろうか？コーエン兄弟がこの作品の次に撮ったのが「ビッグ・リボウスキ」である。こちらも誘拐をモティーフにした一風変わった作品であった。どっちにしろ非常に良質な作品。お勧め

541/22/03/2000

　コラム「で、あなたは何をしたの？」を掲載。今回でコラムも５０回目。塵も積もれば山となる。光陰矢の如し。石の上にも三年（ちょっと違うか？）。５０回目という記念すべきマイルストーンに向けて、いろいろと構想を練っていたのだが（過去のコラムを振り返るとかね）予定を急遽変更。またまた「怒りのコラム」である。お陰様で多くの人からコラムの感想をいただくのだが、概して評判がいいのは僕が激怒しているコラムなんだなあ。そういう意味では５０回目に相応しいのかも・・・

540/19/03/2000

　映画「摩天楼を夢みて」を見る。不況の時代、ニューヨークでは不動産を売れずに仕事をあきらめかけている社員たち。そこに、本社から成績2位以下はクビとおどしをかけてきた。古いネタしかないので社員は皆四苦八苦するが・・・という物語。とにかくキャスティングが激渋で、アル・パチーノ、ジャック・レモン、エド・ハリス、アレック・ボールドウィン、ケビン・スペイシー、ジョナサン・プライスと実力派ばかり。おまけに舞台がオフィスからほとんど移動しない（元々はピュリッツァー賞を受けたデビット・マメットの舞台劇）ので名優たちの凄まじい演技と演技のぶつかり合いがこれでもかというぐらいに堪能できる（即ちセリフがやたらに多い）。そういう意味ではもの凄く贅沢な作品。関係ないが、この作品についてネット検索をしていたら物凄いページを見付けた。その名もケビン・スペイシー新聞！！。この人は「L.A.コンフィデンシャル」や「交渉人」で一躍脚光を浴びている渋い実力派で、今年のオスカーでも主演男優賞にノミネートされている。個人的にも一押しの俳優なのだが、それを新聞にしちゃうとはねえ、渋すぎ（笑）。そういえばオスカー像盗まれちゃったんだって？

539/18/03/2000

　映画「ロリーター」を見る。アメリカの田舎町で下宿生活をしている男が家主の娘ロリータの美しさに心を奪われていく。異常性愛を描き、センセーショナルを巻き起こしたウラジミール・ナボコフ原作の小説を、脚本も原作者をむかえて完全映画化した作品。巷で言われている「ロリータ症候群」の語源にもなった。監督は巨匠スタンリー・キューブリック。これでキューブリック作品は一通り見たことになるのだが、この映画、キューブリック作品の中でもとりわけ分かりにくい。14歳（には見えないのだが）の少女が中年男をリードし、娼婦さながらに金を巻き上げるというエピソードそのものは、特に面白いものでもない。もちろんそんな中にも人間の精神的な狂気を描き出そうとする試みは感じられるのだが、それもいまいち中途半端に終わっている感がある。キューブリック作品でなければ、気に止めなかっただろう。面白くない。

538/17/03/2000

　映画「ビック・リボウスキ」を見る。無職で気ままに暮らすリボウスキの家に突然２人のチンピラがやって来る。女房の借金を返せと部屋中を荒らされるのだが妻などいない彼には全く覚えがない。チンピラは同姓同名の大金持ちと間違えたのであった。彼はその大金持ちの大邸宅に乗り込んでいくのだが、それが大いなる災厄の始まりだった・・・という内容。リボウスキを始めとするちょっとおかしな面々が自分の利益と価値観を基に動き出したらいつのまにかどうしようもない事態になってしまったどうしよう、っていう感じ。とにかく個性の強い出演者ばっかりで、内容もハチャメチャの極み。全編を通してボーリングがテーマになっているのだが、これもストーリには全く関係ない（苦笑）。とにかく初めから終わりまで全てがハチャメチャなのに、見終わった後の満足感はちゃんとある。これがよく分からない（笑）。人に勧めて良いものかどうか・・・

537/16/03/2000

　だめだ。風邪が治らない。午後になってあまりに頭がフラフラするので早退した。家に帰ってとっとと眠る。

536/15/03/2000

　予告通り、一日中コーディングに注力する。プログラミングに没頭しているときは無意識に頭がフル回転している。処理の実現方法を考えながらコードを入力し、それがベストな選択であるかを検証しながら次の処理をどうするかを考える。思考が止まるのはコンパイルが終わるのを待っている間ぐらいだ。Ｆ１レーサーがモンスター・マシンを操りながら、如何にファーステスト・ラップを叩き出そうかと思いを臨機応変に変化させていくのに似ているかもしれない。本当はじっくり納得のいくまで設計を煮詰め、確実なコードになるまで何度も見直し、いくつかのベータ版で隅々まで評価した結果をファイナルリリースに反映させる、というのが品質的にはベストなのだろうが、それが許される環境というのはこの業界には存在しないようだ（苦笑）。限られた時間のなかで如何に品質を高めるか。凝るところは徹底的に凝る。端折るところは思い切って端折る。このバランスを取るのがソフトウェア開発において最も難しく、また面白いところなのだ。久々に丸一日をコーディングに費やすことができたので、取りあえずのメドを付けることはできた。あとはひたすらブラッシュアップをするのみ。中途半端なものを送り出せば、そのツケは間違いなく自分に回ってくるのだから。

535/14/03/2000

　とりあえず治ったことにして出社する。まだ咳が出るし少しフラフラするが、それも無視できる程度だ。年度末だからなのか、一日休んだだけでもけっこうズシリとくる。本当は集中してコーディングをしたい（と言うかやらなければならない）のだが、会議やら伝票処理やらでちっとも注力できない。久々にピンチかも・・・明日、明後日でどこまでできるかが勝負。

534/13/03/2000

　と言うわけで行けなかった（苦笑）。とにかく頭が猛烈にフラフラして、座ってるだけでもかなり辛い。あと一日、ゆっくり休めばほぼ完治するだろうという打算も含め、欠勤を決意するに至ったのだ。でも、確実に回復してきているという実感はある。あと少しの辛抱だ。仕事がたまってるぅ～。

533/12/03/2000

　風邪の為、一日中布団の中で過ごす。喉の痛みや咳は少し引いたのだが（ハックション！）、くしゃみと鼻水が凄い。これは完治への（ハックション！）通過点なのだろうか？それとも悪化してるのか？　明日は会社に（ハックション！）行けるかなあ？　早く寝よ。

532/11/03/2000

　会社の方々と一緒にサエラスキー場へ行く。前々から楽しみにしていた企画だったのだが、ちょうどこの２～３日前から風邪をひいてしまっていた。普段なら無駄な抵抗はせず、とにかく風邪のウィルスを暴れるだけ暴れさせて、疲れた頃にそっと出て行ってもらうという対処を行うのだが、今回のスキーだけはどうしても行きたかったので、可能な限り症状の進行を抑える作戦を採った。効果があったのか無かったのか分からないが、取りあえずこの日の早朝、スキー場に向かう車中に僕はいることができた。頭フラフラ感と咳の欲求に耐えながら、何とかスキー場に到着。サエラはコースの特性もあってかスノーボーダーの比率が非常に高い。５０％はボーダーだったのではなかろうか？それでも全体的には空いていたので、シンプルなゲレンデの作りと共にかなり滑りやすかった。午後になってからは天気も回復、絶好のスキー日和となった。気温が低いせいなのか、ゲレンデにいる時は頭もすっきりしている。のど飴を片時も離さず、夕方までスキーを堪能した。楽しかったねえ。帰った後の風邪の具合が心配ではある。

531/08/03/2000

　仕事が遅くなってしまい退社したのが21:30頃。駅に着くと「宇都宮線、高崎線は全面ストップ」との表示が出ている。別段、驚きもせずに京浜東北線に乗る。超満員の高崎線に閉じこめられるのはもうたくさんだったし、時間がかかっても良いから座って帰りたかったからだ。ところがものの１０数分も走ったところで京浜東北線も止まってしまう。止まるだけならまだしも僕が乗っていた電車は急遽、十条駅までで運休（！）することが決定、乗客は強制的に降ろされてしまった。これで大宮方面に向かう電車は全て止まってしまったことになった。駅員に怒りをぶつける酔っぱらいに少しだけシンパシーを感じる。その後、やっとのことで到着した後続の列車も当然のごとく超すし詰め状態。こんなのに乗って一時間も我慢するなんてうんざりだったので、どこかで時間を潰すことにした。とは言え、なにせそこは十条。マクドナルドでもあれば良いなあと期待した僕が馬鹿であった（な～んにもないのだ）。半ばあきらめ状態でフラフラしていたとき、ふと京浜東北線の十条駅は埼京線の十条駅と意外に近いことに気が付く。歩いても１０分ぐらいで着くはずだ。思い立ったが吉日、トコトコと埼京線の十条駅に向かって歩き出す。予想通り、この二つの駅はかなり近い位置にある。埼京線の混雑は相変わらずだったが、すし詰め状態よりは全然良い。結局、帰宅したのは24:00少し前。思ったよりも早く着いた。ふぅ。

530/06/03/2000

　会社の開発マシンを交換。COMPAQ 社製の PROSIGNIA でPentium3の700Mhz、メモリは256MB。それまで使っていたマシンはとっくの昔に時代遅れになっていたので「待ってました」という感じ。マシンスペックは開発効率へもろに影響するからだ。そもそも、マシン購入に動き出したのは去年の１０月。稟議書やら伝票処理やらで延々と書類手続きにてんやわんやであった。さらに運の悪いことにはWindows2000の発表時期とぶつかってしまったため、せっかく見積もりを作成し、社内で許可を取り付けても、その頃には該当モデルが生産中止になっていた、なんてこともあり（COMPAQ 社製のマシンは冗談抜きで日替わりメニューである）。えらい苦労させられた。しかし何のことはない、一旦注文さえしてしまえばものの３日で到着したのであった。さっそくマシンのセットアップを行うも・・・やっぱり丸一日つぶれてしまうのね（涙）。今までは頑なにWindows95（OSR2-IEなし）を使っていたが、いよいよWindows98ユーザーになる羽目になってしまった。で、最初の雑感。Win98ってフォルダをコピーするときに、フォルダ全体のサイズを元にプログレスバーを進捗させるんだね。Win95はファイル単位だからプログレスバーがビュンビュン動いて面白かったのにい（あいろにい）。

529/05/03/2000

　映画「隣人は静かに笑う」を見る。大学講師のマイケルは道で大けがをしている見知らぬ少年を見つけて病院に運ぶ。この少年は最近向かいに越してきた家族の一人息子であった。マイケルは自分の隣人の名前や家族を全く知らなかったのだが、この事件をきっかけに、両家は急速に親しくなった。だがある時、「隣人がテロリストではないか？」との疑問を抱くようになる・・・というサスペンス・スリラー。主演はジェフ・ブリッジス、謎の隣人をティム・ロビンスが公演している。二転三転する巧妙なプロット、それを必然だと感じさせる用意周到な人物配置、現代人における「近所づきあい」を「煩わしいもの」とする風潮を巧み引用した素晴らしい作品に仕上がっている。最後のどんでん返しには開いた口が塞がらなかった。この映画、文句なしに面白い。

528/05/03/2000

　映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」を見る。チャイニーズ・マフィアの内部対立の中で、台頭していく若き幹部と赴任したばかりの荒くれ刑事がお互いの信念をかけて決死の対決を繰り広げる・・・という物語。刑事役にミッキー・ローク、若き中国系マフィアにジョン・ローン。監督は名匠マイケル・チミノ。脚本ではオリバー・ストーンも絡んでいる。名作と誉れ高い作品ではあるが、さすがに８０年代的な作風は少し古く感じてしまう。展開がかったるいというか、伏線がまどろっこしいというか、面白いんだけど「時代の検証」には絶えられなかった、という感じ。マフィアものは全般的に好きなんだけどねえ。おまけに個人的にはミッキー・ロークという役者があまり好きではない。この人の演技はオーバーで大味過ぎる。今思えば、この頃が全盛期だったのかも。一方、ジョン・ローンは大好きな役者。「ラストエンペラー」で一躍ハリウッドスターの仲間入りをしてからというもの素晴らしい仕事をしている。最近あまり見掛けなくなったのが残念ではある。まあ、それでもラストシーンにおける一対一の真剣勝負はなかなか見ごたえがある。もちろんジョン・ローンの演技が光っているのだが。

527/04/03/2000

　映画「００７　ワールド・イズ・ノット・イナフ」を見に行く。ピアーズ・ブロスナン主演の007シリーズ最新作。今回の任務では旧ソ連から中東にかけて張り巡らされた石油パイプラインをめぐり、スペイン、フランス、イギリス、トルコ、アゼルバイジャンを舞台にテロリストとの体力と頭脳の攻防を繰り広げる。暗殺されてしまう石油王の娘をソフィー・マルソーが演じる。既存の有名女優がボンドガールを演じるのは異例のこと。あえてそういうキャスティングをする必然性があったわけなのだが、それを説明してしまうとスポイラーになってしまう（笑）。今回の作品はアクションはもちろんのこと、ヒューマン・ドラマとしての側面も織り込まれている、とだけ言っておくことにする。根っからの００７（「だぶるおーせぶん」と発音するように！）ファンとしてはおなじみのオープニングアクションからタイトルバック、テーマ曲、盛りだくさんのアクション、そしてラブシーンまで隅から隅まで満足のいく内容であった。今回、改めて気が付いたのは「そんなアホな！」というようなアクションシーンでもそれが洗練されたものならば見ている者は納得するということ。オープニングからいきなり始まる高速ボートのチェイス・シーンなんかはまさにそれ。これでもか、これでもか、というほどにリアルな緊迫感で観る者を離さない。とにもかくにも「２０世紀最後の任務」も相変わらず素晴らしい冴えを見せていた。エンディング・テーマがＬＵＮＡ・ＳＥＡなのはなせ？

526/29/02/2000

　映画「誘拐」を見る。他社製作映画の配給や他社との提携作品が多い東宝が、満を持して放つ自社製作作品。企業重役を誘拐し、身代金受け渡しのテレビ中継を要求した犯人と、それを執拗に追う刑事たちの対決を描いている。ベテラン刑事役に渡哲也、生意気な新人刑事に永瀬正敏とを配している。久々の自社製作ということもあってか、冒頭の大空撮や日本映画では珍しい大規模な街中でのロケーションなど、この作品に対する力の入れようが感じられる。ただ、前半の派手な盛り上がりに比べ、後半の犯人探しの部分はガクっとパワーダウンする。殆ど渡哲也と永瀬正敏しか画面に出てこなくなる（予算が尽きたか？）。ストーリーは予想外にきちんと作り込まれている。渡哲也、永瀬正敏の熱演（紋切り型ではあるが）も見応えあり。問題は撮影と編集である。せっかくの大ロケーションも古くさいカメラワークのおかげで迫力が半減しているし、その見せ方（つまり編集）も退屈極まりない。どんなに良い素材があってもそれを生かすことができなければ意味がないのだ。個人的に、邦画における最大の弱点はこの部分にあると思っている。なんて思ってたらこの作品、１９９７年度の日本アカデミー賞で撮影賞と編集賞を獲得していたんだねえ（笑）。まあ、この年の作品賞に「もののけ姫」を選んじゃうような審査員でしょ。どーでもいっか。

525/29/02/2000

　ソフト開発に携わるようになって早７年。毎日のように Windowsに触れていながら、今日になって始めて気が付いたことがある。それは Windowsアプリケーションのメニュー項目に付加されている「...」の意味だ。例えばメモ帳のメニューは「新規作成(N)」「開く(O)...」「上書き保存(S)」「名前を付けて保存(A)...」ってな感じになっている。よくよく見ると「開く(O)...」と「名前を付けて保存(A)...」の終端には「...」が付加されているが「新規作成(N)」と「上書き保存(S)」には無い。付加されている項目とされていない項目があるのが分かる。この違いは何だろうか？正直言って存在には気が付いていたが、今まで気に留めたことはなかった。「...」は、それが付加されている項目を選択してもすぐに処理を実行するのではなく、何らかのダイアログやウィンドウを表示させる、という意味なのである。すぐに実行しないので、ユーザーは安心してメニュー項目を選べ、ウィンドウを表示させてから実行するかどうかを考えれば良い、ということなのだ。メモ帳の「開く(O)...」ではファイル選択画面が、「名前を付けて保存(A)...」ではファイル保存画面がそれぞれ表示される。一方、「...」が付加されていないものはその項目を選択すると即、処理が実行される。メモ帳の「新規作成(N)」と「上書き保存(S)」は確かにそのまま処理が実行される。言われてみれば「ああなるほど」ってな感じなのだが、恥ずかしながら今日の今日まで全く知らなかった。まだまだ修行が足りないねえ。

524/28/02/2000

　細野晴臣の新譜「ＩｎＤｏ」を聴く。ＹＭＯの最後の未発表曲、「インド」が遂に発表された。１ｓｔ制作中の７８年８月１５日に細野氏によって録音された１コードの反復曲。他の曲と方向性が違い過ぎるとしてミックスダウンされる前にお蔵入りされた、という曰く付きの作品である。完成された楽曲ではなかったので、当時のテープそのままというわけではなく、細野氏本人の手による再レコーディングバージョンと他にも６アーティストのリミックスを収録している。ちなみに楽曲のの名義は「Pre YMO」となっている（笑）。で、ワクワクしながら耳を傾けた訳だが・・・う～ん、間違いなくミニマルだ。サウンド自体は確かに初期ＹＭＯを彷彿とさせる部分もあるが１ｓｔに収録されなかったのも納得がいく作品である。暴言覚悟で言うなれば「インドのクラフトワーク」って感じだろうか。未発表曲が未発表になる理由は得てしてこういうものである。

525/27/02/2000

　映画「８ｍｍ」を見る。一本の８ｍｍフィルムに収められていた戦慄の映像。それは作りものか、或いは本物か？そして誰が、何のために撮ったのか？　謎の解明を命じられた私立探偵が潜入した禁断の世界・・・その闇の奥深くで彼は、この８ｍｍを生み出した底知れぬ人間の欲望と遭遇し、自らもその闇に侵されていくことになる・・・という物語。主演はニコラス・ケイジ。脚本的に見れば、謎の提示の仕方はまあまあだと思うのだが、それが真っ正直に謎解きになってしまうと、ちょっと徒労という印象がなくもない。「次に何が映るかわからない恐怖感」が無いのだ。ストーリーは驚くほどテンポがよく展開していく。ただ、ニコラス・ケイジの押さえた演技は（賛否はあるだろうが）一見の価値があると思う。安全地帯にいたニコラスが急速に危険に堕ちていくときの落下感みたいな感じが結構ヤバくて面白い。惜しむべきは、アンダーグラウンドな世界という危険な設定に全体が振り回されてしまったという点だろうか。想像以上に地味で怖くない作品。

524/26/02/2000

　映画「私立探偵濱マイクシリーズ第一弾　我が人生最悪の時」を見る。横浜黄金町で生まれ育った濱マイクは、横浜日劇（映画館）の２階に探偵事務所を構えていた。いつものように仲間と麻雀をしていたが、ヤクザと台湾人の店員のケンカの仲裁にはいる。それから間もなく、その台湾人から兄を捜してほしいと依頼を受ける。しかし、その裏では香港マフィア「黒狗会」と台湾マフィア「ドラゴン・ユニオン」の抗争が・・・。濱マイクはこのマフィアの抗争に巻き込まれていくが・・・永瀬正敏が演じる探偵の濱マイクが横浜を舞台に様々な事件を解決していく、というシリーズもの。前々から是非見てみたいと思っていた作品である。客演には南原清隆、南果歩、宍戸錠、佐野史郎とインディーズっぽい作風とは裏腹に脇役人が豪華である。率直な感想を言えば、良くも悪くも「予想通り」の域を出ない作品であった。永瀬正敏の演技はもちろんのこと、監督の林海象の手法も独特の雰囲気（モノクロ映像、時代背景をぼかしている、無国籍）を醸し出そうという試みも評価に値するが、こちらの期待を裏切るような尖った「何か」を期待していただけに、この「予想範囲内の尖り方」には物足りなさを感じた。永瀬正敏という役者はこの程度のレベルで収まる器では無いはずだ。もちろん一般的な邦画のレベルから見れば圧倒的に斬新な作品であることには違いない。シリーズ第二弾、第三弾でどうなっているかを期待したい（近所のビデオ屋には置いてないみたいだけど・・・）。

523/26/02/2000

　インター・コミュニケーション・センター（ＩＣＣ）の企画展示、「サウンド・アート　音というメディア」を見に行く。ＩＣＣに行くのはこれで２回目。東京オペラシティー内にあるメディア・アートを専門に扱う日本唯一の美術館である。入場料は常設、企画展示共通で８００円、おまけにオフィスビルだからなのか週末でもかなり空いている。個人的には「新宿の穴場」である。今回の展示はタイトルの通り「音」がメイン。マルチメディアという言葉からも連想できるように、メディア・アート作品には視覚はもとより聴覚という受動的な感覚を重要な要素としている作品が多い。そんな中、今回の展示は意識的に「音」に重点を置いた表現活動を行う作家に終点を当てている。「音」がテーマだけに、通常の展示空間だけではなく無響音室や展示室以外の空間を利用して展示されており「音」にまつわるさまざまな局面をかいま見ることができる。こういう前衛的なアート作品には常に興味があるので、もちろんそれなりに楽しめたのだが、今回はその対象物が「音」という目に見えないものだったので、いつになく難解な作品が多かったのが印象的である。一言で言えば「ちょっと地味」という感じだろうか。それでも池田亮司氏による「マトリクス（無響音室のための）」という作品は完全暗転した無響音室（理論上のすべての反響音はすべて吸収されてしまう特別な部屋）での音響体験は、特筆に値するものであった。密閉された空間で発せられる音圧としての「音」はその波動が自分の体の中を振動していく感覚が強烈で、恐怖さえ感じさせるものであった。今までありとあらゆる音響効果を体験してきたが、そのどれよりも圧倒的なインパクトを受けた。こればっかりはいくら説明しても実際に体験して貰わないと分からないだろう。たまには一風変わった場所で遊びたい、という人にはお勧めである。

522/24/02/2000

　映画「スター・トレック／叛乱」を見る。新スター・トレックの劇場公開作品の第三弾である。日本ではスター・トレックの人気がいまいちだからなのか、今までの作品はこれらがテレビ・シリーズの番外編であることを全面に出さずに公開してきた。それはタイトルにも現れていて１作目が「ジェネレーションズ」、２作目が「ファースト・コンタクト」だった。今回は新シリーズでは初めてタイトルに「スター・トレック」という表記が入った。今回クルーたちが降り立った星は、永遠に歳を取らない不老不死の種族、バクー人が住む美しい惑星。進化した化学文明を持つソーナ人がその星を奪い取ろうとするのだが、彼らはピカード艦長の上官と密かに共謀を計っていた。正義心に燃えたピカード艦長はバクー人を守るため宇宙艦隊に対して叛乱を起こす、という物語昔っから思うのだが、スター・トレックの劇場作品は良い意味でも悪い意味でもＴＶ版をそのまま映画にしたような雰囲気がある。もちろんＴＶ版大好き人間としてはそれで良いような気もするのだが、せっかく大金を投じて映画にするんだったらもう少しでかい花火をあげても良いような気もする。自宅のビデオで見たりなんかすると、なおさらそう思えてくるのだ。もちろんＴＶ版のクオリティーが如何に高いかという証明でもあるわけだが。ただ今回の作品に限って言えば、スター・トレックに関する予備知識が無い人はストーリー的に理解できない部分が多い。つまりこの作品はスター・トレックのファンに向けて制作されているようなのだ。異論もあるだろうが、無理に一般客を狙って中途半端になってしまうよりはずっと良いと思う。主演はＴＶシリーズでおなじみ、ツルツル頭のパトリック・スチュワート。今回は自ら制作も手がけているからなのか、全体を通してピカード艦長の独壇場と化している（笑）。ソーナ人の悪役を演じるのはＦ・マーリー・エイブラハム。映画「アマデウス」でサリエリ役だった人である。強烈な特殊メイクをしているので分かりにくいのだが、眼を見れば必ず「あ、そうか」と思うはず。壮大で分かりやすいＳＦストーリーは相変わらず健在で、スター・トレックが好きな人にはお勧めである。

521/22/02/2000

　ホームページ用のディスク容量がかなり切迫してきたので近々にＬＯＵＮＧＥにあるＭＰ３ファイルを撤去します。必用な方は早めにダウンロードしておいてください。

520/20/02/2000

　10:00 - 起床。全身に激痛(苦笑)。そのまま朝風呂へ。12:00 - チェックアウト。13:00 - 昼食。カツカレー。15:30 - バスにて青森空港へ出発。17:00 - 青森空港着。お土産を物色。18:40 - 全日空４０６便にて出発。19:55 - 羽田空港着。解散。22:00 - 友人宅にて休憩。23:30 - 帰宅。24:30 - 就寝。あ～楽しかった。

519/19/02/2000

　10:00 - 起床。11:00 - 昼食。いくら丼。12:00 - 鰺ヶ沢スキー場へ。大快晴。これで採算が取れるのか不安になるほど空いている。とにかく絶好のスキー日和。15:00 - 休憩。肉まんを食す。15:30 - まだまだスキー天国。18:00 - ゲレンデのレストランで夕食を済ませる、という作戦。\800のカツカレー。19:00 - ナイターを楽しむ。殆ど貸し切り状態のゲレンデに絶句。20:00 - スキー終了。ヘトヘト。そのまま露天風呂へ。21:30 - ホテルの部屋で宴会。「やわらぎ」登場。24:00 - 就寝。

518/18/02/2000

　6:00 - 起床、友人の車で出発。7:30 - 羽田空港着、その他電車、バス組と合流。今回は遅刻者無し。8:40 - 全日空４０１便にて出発、熟睡。9:50 - 青森空港着、曇天。10:30 - バスにて鰺ヶ沢プリンスホテルへ。熟睡。12:00 - 鰺ヶ沢プリンスホテル着、昼食にピラフを選択。失敗。14:00 - 鰺ヶ沢スキー場へ向かうも吹雪の為、早々に退散。18:00 - 夕食。\3800のバイキングにブーイング。19:00 - 吹雪の中、露天風呂を堪能。20:00 - ホテルの部屋で宴会。23:00 - 就寝。

517/16/02/2000

　仕事の合間にウェブ・ブラウジングをしてた時にふと、「yamanaka（僕の名前）はもうドメインとして登録されてるんだろうか？」という思いが頭を過ぎった。さっそく"www.yamanaka.co.jp"へアクセスしてみたら・・・あった、あった、ありました。その名も「山中事業団」！（笑）。あまりにもベタな結果ににヨロヨロしながらも、とりあえず会社概要なんぞを見てみる。なんとこの会社、創業は安政５年(1858年)。黒船来航の５年後だぜ。すげ～。サムライ・ジャパン（意味無し）。元々は大阪の銅地金商だったのね。山中事業団のあゆみというページはもう立派な歴史年表。山中特許金属瓦なんてのも登場する。大阪城の天守閣にも使われてるんだ。すげ～。続いて"www.yamanaka.ne.jp"、"www.yamanaka.net"、"www.yamanaka.org"、などを試してみるも、これらは全部スカ。次に、"www.yamanaka.com"へアクセスしてみると・・・わっ、なんだこりゃ。「おたくの御宅」・・・ですか？。デザイン的には「いけてないページ」の典型って感じ。見るからにコッテコテだ。内容から察するに作者は筋金入りのＭａｃユーザーで、おまけに大宮在住らしい。う～ん、悪い人ではなさそうなんだが・・・。ああ、貴重な com ドメインがぁ・・・（爆）。

516/14/02/2000

　チャールズ・シュルツ氏死去の続報。死去の翌日、１３日付の米紙の日曜版連載が奇しくも最後の新作掲載であった。息を引き取ったのはその朝刊が届けられる数時間前だったという。ちなみに、シュルツ氏と新聞社との間で交わされていた契約は前代未聞の「死ぬまで連載し続ける」という内容であった。偶然と言ってしまうにはあまりにもドラマチックな、真の意味での「ライフワーク」であったのだ。静かなるプロの仕事に敬意を表する。

515/13/02/2000

　スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツ氏が亡くなった。享年７８歳。今年の始め、体調不良を理由に５０年にも及ぶ執筆活動にピリオドを打ったばかりであった。僕は昔からスヌーピーのちょっとクールな感じの作風が大好きであった。こんな言い方は大嫌いなのだがとても「人間っぽい」温かさを感じるのだ。それでも決してお説教っぽくなることはなく、控えめなウィットにあふれ、ちょっととぼけたような感覚の中に、時折グサっとくるような台詞が隠れている。僕が一番好きだったのは「自分が間違ってるかもしれないって思ったことがあるかい？」というセリフだ。この言葉は僕の人生のコンセプトと言っても過言ではない。追悼の意を込めてフロントページを変更した。シュルツ氏には本当にお疲れさまでしたと言いたい。

514/13/02/2000

　ビデオ「兄弟」を見る。昨年末に放送されたテレビ朝日系のドラマ作品。ビートたけしと豊川悦司が激しい愛憎を振りまく兄弟を演じた秀作である。このキャスティングを見たときから興味を持っていたのだが、本放送は仕事の都合で泣く泣く見逃していたのだった。あれから３ヶ月もたたないうちにビデオ化されてて驚いた（もちろん有り難かったのだが）。取り立てて一般的なＴＶドラマの枠を越えるような作品ではないのだが二人の演技のぶつかり合いが見られるだけで十分である。キャスティングが如何に重要であるかを思い知らされる作品。

513/12/02/2000

ビデオ「ＥＲ　救急救命室　ＬＩＶＥ　ＥＡＳＴ」を見る。全米で大人気のＴＶドラマ「ＥＲ　救急救命室」をなんと生放送で実現したもの。この作品のめまぐるしい展開を知っている者なら、この作品をＬＩＶＥで放送することの無謀さ加減が理解できるだろう。控えめに言ってももの凄いことになっている（笑）。面白いのはアメリカには時差があるので同じ内容で２回の生放送が行われたということ。最初が「ＥＡＳＴ」で２回目が「ＷＥＳＴ」である。人気におんぶにだっこしないで、こういう挑戦をしていく姿勢が素晴らしいと思う。日本ではこのクオリティーは出せないんだろうなあ（涙）。

512/12/02/2000

映画「ルパン三世　ルパン暗殺指令」を見る。この作品の存在を全く知らなかったのだが、山田康夫氏がルパンの声を担当している中でもかなり後期の作品だろうと思う。面白いんだが、ルパンならではという痛快さに欠ける。僕らの世代はルパン三世に強い思い入れがあるからなのだろう。それもこれも全て「カリオストロの城」のせいだと思う。

511/12/02/2000

　映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を見に行く。細かい説明は公式ホームページに任せるとして率直な感想。コンセプトや方法論には興味深い点が多いのだが、はっきり言ってこの作品だけを見ても全く楽しめない。ちっとも怖くはないし、ドキドキもしない。至極退屈である。なぜこんなに観客を動員できるのかさっぱり理解できなかった。要はこの作品（映画）だけを見てどうこう言うのではなく、ホームページや解説本で語られる、このフィルムを取り巻く状況を仮想的に楽しむというのが本当の楽しみ方なのであろう。映画のみを期待して見に行くと１００％後悔する。要注意作品。

510/11/02/2000

　映画「ラッシュアワー」を見る。トラブルメーカーの黒人刑事とバリバリ硬派の中国人刑事がコンビを組み中国領事令嬢の誘拐事件を捜査する、という内容。主演はジャッキー・チェン、クリス・タッカー。クリス・タッカーってどっかで見たことあると思ったら「フィフス・エレメント」に出てたオカマのＤＪだ（笑）。人種の違う二人がお互いの文化の違いに戸惑いながらも、次第に強い友情を築いていく、っていう設定はもう星の数ほど繰り返されてきたが、そういう王道的なスクリプトを基本にしつつも非常に丁寧に作り込まれている。娯楽作品という表現に相応しい出来である。ジャッキー・チェンはこの作品でハリウッド・スターとしての地位をやっと確立した感じ。長かったねえ。一連のジャッキー作品でおなじみだったエンドクレジットでのＮＧ集はここでも健在。

509/11/02/2000

　コラム「お～い、サブチーフですよ」を追加。久々の、そして２０００年最初の執筆の割にはお気楽極楽（死語？）な内容になっている。

508/09/02/2000

　その昔、IBM のノートパソコン ThinkPad701C は「分割収納型キーボード」というラップトップを開くとフルサイズのキーボードが「にゅっ」っとという仕組みを採用したことがある。その「にゅっ」っという様が蝶々が羽を広げたようになるため別名「バタフライキーボード」とも呼ばれ話題を振りまいていたのだが、価格が高かったからか強度に問題があったからか、いつのまにか市場から姿を消してしまった。どうしてこんな話を持ち出したかと言えば、つい最近発表された Think Outside の Targus Stowaway という折り畳みキーボードを見付けたからである。バタフライの時も驚いたが、こっちにはもっと驚かされた。キーボードはここまで小さくなるのか！使い勝手がどうのという話を越えて、その仕組みだけでもう脱帽ものである。まずはハンドスプリング社のホームページのみで販売され（即ちVisor 専用キーボード）、今後はPalm ／WindowsCE 仕様のキーボードも登場するとのこと。HP200LX が生産中止になってからというもの、次の PDA をいろいろと物色しているのだが、これにはかなり揺り動かされるものがある。やっぱ行き着くところはPalmnなのだろうか・・・

507/08/02/2000

　「サブチーフ」という役職が付いた。どうやら昇進したらしい。とは言うものの、これと言った特別な仕事を任されるでもなく、給料が上がるでもなく、業務的には今までと何ら変化は無い。会社のシステムがよく分かってないのだが、要は単純に「役職名が付いただけ」らしいのだ。役職が上がったことで妙にご機嫌な人もいるようなのだが、僕にはどうもピンとこない。この事実をどう受け止めればい良いのかまだ頭の中で整理が付いていないのだ。しばらくはゆっくり考えてみることにする。

506/07/02/2000

　「伊勢エビキャッチャー」って言われてもねえ（苦笑）

505/07/02/2000

　憂鬱な月曜日。と言うのも先週の金曜日、それも夕方頃になって顧客先から「システムが正常に動作しない」という連絡が入り、急遽打ち合わせをすることになったのだ（おかげでこの週末は少しブルーなのであった）。そのときの話では「１００％不具合が発生するシーケンスがある」という。自分の作ったものにはそれなりの自信はあるのだが「１００％再現する」と断言されてしまうと、やはりぐらついてしまう。ソフトウェアの世界ではどんな奇妙な不具合が起こるか想像も付かないからだ。憂鬱・・・・・・。午後三時過ぎ、顧客の開発担当が会社に到着。簡単な状況説明を受けた後、さっそく不具合の再現を試みる・・・が、起こらない。先週の金曜日に時点では百発百中で発生していた不具合が今日になって再現しなくなっているのだ。おかしいおかしいと何度も繰り返しているうちに５０回に１回ぐらいの頻度でやっとエラーが発生。う～む、これはうちのソフトが原因じゃないような気がする。いや、そうに違いない。全く関係が無いとは言わないが、少なくとも直接的な原因では無いことは確かだと思う。その後、４時間以上も検証作業を続けてみたのだが最終的な原因を特定するまでには至らず、今日のところは様子を見ることになった。どうなることやら。ふぅ。

504/05/02/2000

　映画「スネーク・アイズ」を見る。1万4000人者観客を集めた巨大スタジアムのボクシングの試合中に国防長官が殺される。試合を観戦に来てた地元の刑事は、長官の警護の任に就く旧友の名誉を守るため、独自に捜査を開始するもさまざまな証言と事実の断片が錯綜する、という物語。監督は「ミッション・インポッシブル」のブライアン・デ・パルマ。出演はニコラス・ケイジ、リック・サントロ。「スネーク・アイズ」とは賭博用語でゾロ目の１のこと。決定的な負け、親の総取りという意味があるらしい。一番の見物は、映画史上初のスティディ・カムによる13分間ノンストップ撮影シーン。ハイテンションのキレたケイジが移動しながら雑多な人々と会話していく。これのためだけにこの作品を見ても構わないだろう。かなり見応えがある。リック・サントロの生真面目な演技も冴え渡っている。ただ、ケイジとこの人が親友だという設定はちょっと無理があるかも。ストーリー的にはありがちなサスペンスだが、それがどうした面白ければ良いじゃないか、と言う人にはお勧めできる。ちなみに音楽は坂本龍一。完全に職業作曲家に徹してます（苦笑）。

503/04/02/2000

　やっぱり来ました携帯電話の着メロ機能。３和音の次は遂にＦＭ音源の搭載である。ＮＴＴドコモのデジタル・ムーバ N502i HYPER」（NEC製）は4和音対応で、音色にはピアノ、ギターなど16種類が収録されている。ＦＭ音源とは某楽器メーカーのシンセサイザーに搭載されている音源方式と同じもの。「シンセサイザー並み」と言うよりはもうこれは完全にシンセサイザーである。次はどうなるんだろ。

502/04/02/2000

　と言うわけで「クレイジークライマー２０００」を買ってきた（笑）。問題の“新時代の3D版クライマー”だが・・・う～ん、3Dねえ。これを3Dというのだろうか？確かにクライマーや落ちてくる植木鉢なんかは立体的になっているのだが、ゲーム的には殆ど同じ。同じであることが良いことなのか悪いことなのかかなり微妙なラインだ。まあ、楽しめることは楽しめるのだが・・・個人的にうれしいのはやっぱりオリジナルの「クレイジークライマー」である。いや～、地味だねえ（苦笑）。この地味さ加減が何とも言えず感慨深いものがある。今も昔も、僕はこういうストイックなゲームが好きなんだなあ。我ながら呆れてしまう。ノスタルジーにどっぷりと浸りたい方にはお勧め。

501/03/02/2000

　おおおおおっ、プレステ用ゲーム「クレイジー・クライマー2000」が発売決定！やっぱり発売元は日本物産(株)で価格は3,980円。改めて知ったのだが「クレイジー・クライマー」ってもう２０年も前のゲームなのであった。そう言えばこれで遊んでたのって小学生の頃だもんなあ。懐かしや。セールスポイントに“元祖「登りゲー」'80年のオリジナルゲームに新時代の3D版クライマーをパッキング！！”とある。この「3D版クライマー」って記述を見て、クライマーの視点から見た映像が３Ｄになって、植木蜂とか鉄骨とかが猛スピードで画面に迫ってきたりするのかなあ、と一瞬思ったのだがどうやらそれはなさそうだ（笑）。ごく普通に３Ｄ化されている。そうか、デュアルショックのコントローラーにはジョイスティックが装備されてたっけか。あれなら自然に操作できるはずだ。買っといて良かった（持ってることがバレちゃったな）。ビル登りという呑気なゲームにしてはパッケージデザインが凄い迫力（笑）。映画「タワーリング・インフェルノ」を思いだす。メーカーレビューが泣かせるぜ！頑張れ、日本物産。発売日は２月３日。あれっ？今日じゃないか！早速、買いに行かなくちゃ。

500/02/02/2000

　この数日間でＸファイル　シーズンシックス「電界」「ミラグロ」「荒野の三人」「アンナチュラル」「トリップ」「創世記」を一気に見る。シーズンシックスはこれで完結である。総じて言うなればこのシーズン、重要なエピソードが含まれているにも係わらず全般的に「ぬるい」感じがじた。さすがに政府の秘密組織が壊滅した後では、これというネタも無かったのだろう。悪い意味での安定期なのかもしれない。やっぱり最終回は不可解な謎を残したままとなった。結局、次のシーズンも見ることになるだろう（苦笑）。

499/30/01/2000

　高校時代の友人が自宅にやってきた。彼の職業はハード屋さん。あんまり良く分からないのだが、電源回路を作ったりハンダ付けしたりする仕事である。その彼に例の「電源の入らない外付けハードディスク」を診断してもらう。持参した（謎の）七つ道具を駆使していろいろとチェックしてみたところ、どうやら電源アダブタのケーブルが断線しているらしいとのこと。僕だったらこの時点で諦めてしまうところだが、友人の考えたことは違った。それは「ハードディスクを取り出してＭａｃの内部に取り付けよう」ということである。ハードディスクを取り出す？・・・そうか、外付けだろうと内蔵だろうとハードディスク自体は同じなんだ！言われてみればそうなのだ。内蔵型ハードディスクに筐体を取り付けた物が外付けハードディスクなのだ。恥ずかしながら、この事実に初めて気が付いた（笑）。さっそく大宮のソフマップへケーブル類を買いに行き、取り出したハードディスクをＭａｃの内部に装着する。いろいろ試行錯誤した後、見事ディスクのマウントに成功！　これでデータのバックアップができるう～っ。いやはや凄いねえ。やはり持つべき物は友達だね。感謝感謝。

498/29/01/2000

　東京アイマックスシアターに「ファンタジア２０００」を見に行く。1940年に公開された「ファンタジア」はアニメ映像とクラシック音楽の融合という映画史上画期的な作品であった。ウォルト・ディズニーにはこの作品を再公開するたびに構成されるエピソードのいくつかを新作と入れ替えて、新陳代謝するアニメ映画とする構想があったという。「ファンタジア２０００」は当初の企画通り、エピソードのいくつかを入れ替える形での新作上映である。エピソードはベートーベンの「交響曲第５番」、レスピーギの「交響詩ローマの松」、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」、ショスタコビッチの「ピアノ協奏曲第２番」、サン・サーンスの「動物の謝肉祭」、ポール・デュカの「魔法使いの弟子」、エルガーの「威風堂々」、ストラビンスキーの「火の鳥」の全部で８作品。ミッキーマウスが魔法使いに扮する「魔法使いの弟子」以外は全て新作である。個人的に最も印象深かったのはレスピーギの「ローマの松」。アイマックス（世界最大のフィルム形式(従来の３５ｍｍフレームの１０倍)を使用し、最大で８階建のビルの高さにも匹敵する巨大スクリーンに鮮明な画像を映し出すシステム）の巨大スクリーン一杯にザトウクジラの親子が泳ぎ、飛びはね、飛翔する様子には、鳥肌が立つような凄味がある。家庭用のビデオでは絶対に味わえない感覚だ。オリジナルに含まれていた「魔法使いの弟子」が新作にまるで引けを取っていないことにも注目したい。如何に最初の「ファンタジア」のクオリティーが高かったかということだろう。驚異的である。上映は５月まで。是非、アイマックスシアターでご覧になることをお勧めする。

497/27/01/2000

　　仕事の打ち合わせで西明石まで出張。日帰りである（苦笑）。片道３時間半、往復で７時間、たっぷり熟睡させてもらった。ちなみに打ち合わせは３時間弱で終了。かなり中身の薄い一日であった。移動中に坂本龍一の「LIFE IN PROGRESS」を聴く。去年話題になった総合舞台芸術、オペラ「LIFE」のためのスコアをラフ・スケッチとしてシンセサイザー・バージョンで発表した作品。音楽的にはかなり前衛的な内容且つＣＤ２枚組なので、こんな時じゃないとゆっくり楽しめないのだ。行きに前編、帰りに後編を聴き込んだのだが、これが思ったよりもかなり良かった。実際の舞台ではオーケストラと共演し、斬新な映像と舞台美術が導入されたというから興味深い（やっぱり見に行けば良かった・・・）。もうすぐビデオ（あれ、ＤＶＤは？）が発売されると言うことなので、それを待つことにする。楽しみだ。

496/26/01/2000

　Exhibition に Fast Sync No.0013 "PROPERTY" を掲載。

495/26/01/2000

　会社帰りに秋葉原へ行く。本来の目的は仕事用のマシンの調達であったが、店員さんの「在庫がない」という一言であっと言う間に終了（笑）。せっかくなので懸案だったＭａｃ用のバックアップ・ディスクを物色することにした。いろいろ考えたのだがハードディスクにするかＭＯにするか、外付けにするか内蔵型にするかで今だ悩んでいる。外付けハードディスクではRADIUS 社製のFirePowerシリーズに惹かれている。FireWire 接続というのが（何となく）魅力なのだが、それ以上にとにかくデザインがカッコ良い。マシンの横にドン！と置きたくなる存在感だ。問題なのは価格。Fire Drive HDD 9.1GB で７万円はちと高い。価格の事を言えば内蔵ハードディスクにすれば格段に安く済むのだが、データのバックアップを取るという目的とはちょっと外れてしまう（別に良いんだけどね）。ＭＯだったらやっぱり電源周りを気にしなくて良い内蔵型だろうか？ YANO 電気の MO640i-AT TypeYとADTECの AD-M640FB はどちらもＧ３マシンに装着することを前提とした内蔵型ＭＯドライブ。場所を取らない上、外観もすっきりして非常に良い感じ。価格は前者が４万円、後者は５万円ぐらい。今の心境としては徐々にＭＯに傾き始めている・・・う～む。

494/24/01/2000

　とある友人からのメールへの回答。
---------------- ここから ----------------

「無題」

雅恵は何も言わず、肩を小刻みに震わせながら顔をう
つむけていた。額からは嫌な汗がポタポタと滴り落ち
ている。ただただ自分の感情を抑えようともがき苦し
むこと。それが彼女にできる唯一のことだったのであ
る。この沸き上がる精神の高ぶりを押さえつけなけれ
ば取り返しの着かないことになる。雅恵はそれを悟っ
ていた。

しかし、抑えようとすればするほど体中を流れる血液
は煮えたぎるマグマのように雅恵を変化させ、体内に
宿っているこの得体の知れない「邪悪」なものは次第
にコントロールできなくなりつつあった。

この十数年来続けられてきた、雅恵の肉体をめぐる精
神と「邪悪」なものとの主導権争いは、今正にその最
終幕を迎えようとしていたのである。

雅恵は地鳴りのような不気味なうめき声を上げながら
ゆっくりとゆっくりと顔を上げると、メデューサのよ
うなおどろおどろしい眼光が富子に突き立てられる。

反射的に身を反らした富子ではあったが、彼女の目前
に立ちはだかる「邪悪」なものの存在は明らかに彼女
の理解を遥かに超えており、未だに悲鳴さえ上げる段
階では無かった。

不気味な静けさの中、視線と視線が交差するだけの数
秒が過ぎた次の瞬間、部屋中の空気が叩き付けられた
かのような衝撃と爆音が炸裂、棒立ちになっている雅
恵の背後から吹き出した強烈な熱風が、まるで巨大な
生き物のような大きなうねりを作り出している。

---------------- ここまで ----------------

493/24/01/2000

　とある友人からのメール。
---------------- ここから ----------------
　…おっと閃いた！今日は雪で客足もまばらだし、そ
れではちょっとした頭の体操をひとつ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
富子「ちょっと雅恵さん？こちらへいらっしゃいな！」
雅恵「はい、お母さま。何でしょうか？」
富子「あなた、ちゃんとお掃除はしているんでしょう
　　ね？」
雅恵「…はい。してますけど何か？」
富子「まぁ、呆れた！！じゃあ、コレは何かしらねぇ
　　、雅恵さん？」
（富子、そう言って障子の“さん”を人差し指で拭い
　　、雅恵に見せる）
雅恵「そ、それは…。」
富子「おだまりなさい！！あなたがズボラな嫁だって
　　ことくらい、とぼけたってお見通しなのよ！！ま
　　ったくどんな教育をされてきたのか…。いいこと
　　？ご実家では、さぞ甘やかされてきたんでしょう
　　けど、この橋本の家では通用しませんことよッ！
　　」
雅恵「す、すみませんっ！お母さま！」
富子「おや？頭の下げ方だけは一人前のようね。あな
　　たも家の人間である以上、橋本の名に恥じないよ
　　う、しっかりしてもらわないと困るのよ！まった
　　く、あなたがそんな風だから息子も出世できずか
　　わいそうだわ。」
雅恵「…。」
富子「秀蔵も何が良くてこんな嫁を選んだのかしら？
　　私の若い頃はそれはしっかりやったものよ。分か
　　っているのかしら、雅恵さん？」
雅恵「…。」
富子「ちゃんとお返事なさいッ！分かってるのかしら
　　ッ？」
雅恵「…。」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
　…さて、問題です。

１．このあと雅恵はどうするでしょう？
２．そしてどんな結末になるでしょう？
３．あなたならこのドラマにどんなタイトルをつけますか？

答えはありません。想像力を働かせ、ストーリーを完
成させて下さい。頭をリフレッシュしたくなったら、
暇つぶしに是非！あ、因みに物語りは全てフィクショ
ンです。あしからず！
---------------- ここまで ----------------

492/24/01/2000

　何だか知らないが目が回るほど忙しかった一日。自宅に戻ってヘナヘナしていると突然、父親が部屋にやってきて「インターネットで飛行機の予約をしたい」とお願いされる。両親は来月の連休に祖父の法事で能登半島へ行く予定なのだが、ＪＲ線は既に予約で一杯だったと言う。そこで思いついたのがインターネット。パソコンのことなどまるで知らない父親なのだが、どこで聞いたか飛行機の予約ができるということを誰かから聞いていたらしい。もちろんできるには違いないのだろうが、僕もネット経由で飛行機の予約など取ったことはない。面白そうなのでさっそく挑戦してみることにした。まずは全日空のサイトへ。初めての人は無料のユーザー登録をしなければならないのだが、それでもものの５分で予約を取ることができた。ふ～ん、簡単じゃない。ついでだったのでＪＡＬやＪＡＳのページも覗いたが、個人的にはＡＮＡが一番分かりやすかったように思う。まあ、横で見ていた父親はどうも半信半疑みたいだったけど（笑）。

491/23/01/2000

　待望の完全オフの日。昼過ぎまでぐっすり眠りこけたあと、調子の悪いＭａｃのメンテナンスを行う。懸案であったデータのバックアップなのだが、外付けハードディスクを持っている事をすっかり忘れていた。Ｍａｃを買い替えた時に、ＳＣＳＩの形状が合わなかったのでずっとそのままにしておいたのである。即ち、きちんと適合したケーブルさえあればこれにデータを待避することができる。なんだ、問題ないじゃん（笑）。早速、大宮のソフマップへ出向き５０ピンのＳＣＳＩケーブルを購入、とんぼ返りで自宅に戻り接続した。これでＯＫだ。さあバックアップをとろうと電源を投入・・・あれれ？電源が入らないぞ。あ～っ、壊れてるじゃないか。何度やっても全く電源が入らない。完全に壊れてるやん。こりゃだめだわ・・・トホホ（涙）。こうなったら本格的に大容量メディアを導入するしかない。参ったなあ。Ｍａｃ貧乏ふたたび・・・

490/22/01/2000

　会社の先輩の結婚式の二次会に出席。新郎、新婦のご両人とも大変お世話になっている方である。場所はこんな事でもない限り決して行くことのない六本木。ただ歩いているだけなのに、何となく恐いのは何故なんだろう？変な街である。さておき、二次会は殆どが会社がらみの人々。出席者は８０名程だっただろうか？　顔なじみの人が多くて終始、リラックスした雰囲気であった。三次会はカラオケ。それでも４０名以上はいたように思う。かなり大きな部屋だったのだがそれでも入りきらず、さらに別室を追加。僕はそちらに避難（笑）していた。ひょっとしたらと思ってはいたが、やはりここでも郷ひろみを歌わされることに・・・この１週間で３回目だ(^_^;)。それでも最後の方では何だか良く分からないままに盛り上がってしまい、振り返ってみると実に楽しい時間を過ごしていたような気がするのが面白い。まあ、こういうものは総じて結果オーライなんだろう。末永くお幸せに。

489/21/01/2000

　僕は小さい頃から読書が苦手だった。決して本を読むことが嫌いな訳ではないし、読みたいなあと思っている本もたくさんあるのだが、時間が無いという事以上に、僕が読書を遠ざけている理由としてあるのが本を読んでいるとすぐに眼が疲れてしまうという事である。他の人はどうだか知らないが、僕は一時間も本を読んでいるとすぐに眼が辛くなってくる。眼が疲れやすい体質なんだろうと思う。以前に眼科へ行ったときに「あなたは見えない物を見ようとする力が非常に強い」と言われたことがある。眼の構造はカメラのオートフォーカスによく似ている。視界に何らかの物体が入ってきた場合、それにピントを合わせようと眼の筋肉が自動的に働く仕組みになっている。この筋肉が働けば働くほど眼は疲れてしまうというわけ。僕の場合、この「ピントを合わせようとする力」機能が人一倍強いらしいのだ。よって、眼が疲れて当然なのである。あまり嬉しくない話だ。そんな僕が小さい頃から夢想していたのが、視覚で得られる情報を脳に直接送ることができないだろうか？という事である。眼というのはあくまでも情報を入力するためのデバイスの一つに過ぎないわけで、結果として脳に情報が到達すれば結果は同じだ。眼を使わなくても読書をすることは理論的には可能なのである。えっ？　どうやって脳に情報を送るかって？　そりゃあなた、頭に穴をあけてプラグを差すんですよ(^_^;)。ってな事を友人達に話すと決まって「そのプラグってどうやって差すんだよ（笑）」って突っ込まれる。やっぱりむりだよねえ、あはははは・・・ってな感じでいつもこの話は終わるのだが、なんとこの「脳にプラグイン！」な技術が開発されたというニュースが入ってきた！！。この程、発表された「ドーベル・アイ」は眼鏡に取り付けられた小型テレビカメラと超音波距離センサーの情報を本当に「脳にプラグイン！」してしまうのだ。これぞ正に僕が小さい頃から思い続けていたシステムそのものである。もちろんこれは楽して読書をする為のものではなく(^_^;)>、視覚障害者に人工的な視力を与えるというのが目的である。まだまだ実験段階に過ぎないが、これがあると無いでは大違いだろう。充分期待できる技術だと思う。こんなサイバーな発想を真面目に研究し続けて、実際に使えるところまで持って来ちゃう人がいるんだねえ。凄いっす。

488/20/01/2000

　Exhibition に Fast Sync No.0012 "DESIRE" を掲載。前々から感じていたのだが、Photoshop経由とブラウザ経由では画像を表示させたときの色の再現性が微妙に異なる。今回の作品は特にその傾向が某緒に現れている。暇な方は画像をダウンロードして比べてみて下さい。

487/20/01/2000

　仕事の打ち合せ＆納品で新宿へ。開始が午後からだったので、近くにある新宿パークタワーで昼食を取る。隣のテーブルの一団はこのビル内に勤めているＯＬさんだったのだろうか。黄色い声（死語か？）で「キムタクがさぁ～」「それってＴＭレボリューションの人？」「超カリスマなんだよ！」「あのビデオ、もう出てるんだ」と如何にもＯＬという感じの会話が聞こえてくる。そう言えば、うちの会社は如何にもＯＬって感じの人はあんまりいないなあ。なんでだろ？　それはさておき一昨日、昨日と２日連続で午前様だったこともあり、朝から版まで強烈に眠かった。今日はさっさと就寝しよう。

486/19/01/2000

　会社の若手が集まっての飲み会（新年会だったのだろうか？）。２日連続の強行スケジュールである。これだけの人数で集まるのはかなり久しぶりだったからか、異様なまでの盛り上がりを見せた。特に二次会のカラオケ（こっちも２日連続）は凄まじいものがあった。非常に楽しかったのだが、疲れもピークに達している。お願いだからもう僕に郷ひろみを歌わせないで（涙）。

485/18/01/2000

　会社の開発チームだけでの新年会＆最近入社した中国の方の歓迎会。うちのチームは飲兵衛な人がいないので、こういう面子で飲みに行くのは珍しい。どんな雰囲気になるんだろうと多少不安ではあったが、なんてことは無い。真面目な話から馬鹿な花島でちゃんとそれなりに盛り上った（笑）。たらふく飲み食いしたあと、なし崩し的にカラオケへ。残念ながらその店は中国の歌があまり入っていなかった。皆で困ったねえなんて話をしていたら、突然その中国の方が「チャゲ＆飛鳥なら知ってます」と宣言。そうか、中国もチャゲ＆飛鳥の曲は有名なのね。（もちろん歌詞は中国語なんだろうけど）で、そのままみんなで合唱。この年になって「Ｓａｙ　Ｙｅｓ」を歌うことになるとは思わなかった・・・。ところで、どうしてみんなは僕に郷ひろみを歌わせたがるんだろう？

485/17/01/2000

　あいかわらず具合の悪い僕のマックである。本格的なクリーン・インストールは週末まで実施できなさそうなので。暫定措置として既存のディスク上にもうひとつシステムをインストールすることにした。MacOSでは起動システムの入ったディスクが複数ある場合、どの起動ディスクを使用するかあらかじめ設定し、任意にマルチブートさせることが可能なのだ。マルチブートと言っても Windowsの95/NT のそれとは訳が違う。外付けディスクからの起動はもちろんのこと、極端なことを言えば、同一ディスク上に同じＯＳを複数インストールすることも可能なのだ。例えばＯＳのフルセット版、最小構成版をそれぞれインストールし、必用に応じて起動する環境を丸ごと切り替えることができる。で、今回はその極端な例を実施した訳だ（笑）。当然、システムの各種設定は初期状態に戻ってしまうがいつでもクリーン・インストールと同じ状態に戻せるというのは精神衛生上かなり助かる。これでとりあえず週末までは何とかなりそうだ。

484/16/01/2000

　Macの調子がよろしくない。ディスク検証を行うと「修復できないエラー」が出てしまうのだ。今のところ使用上の問題はこれと言って無いのだが、だからといってこのままにしておくのは心情的に気持ち悪い。気休めにＭａｃＯＳを上書きインストールしたのだがこれが大失敗（涙）。エディタのスクロールが妙に重くなったり、アップルメニューのコントロールパネルが起動しなくなったりで、さらに状況が悪化してしまった。いじるんじゃなかった、トホホ・・・(;_;) 僕が初めて手にした Mac OS は漢字Talk 7.0 だったと思う。当時は日本語版 Mac OS を漢字Talkと呼んでいたのだ。7.0、7.5、7.5.1、7.5.3、7.5.5、ときて、Machintosh G3 に買い換えてからは 8.0、8.5、で現在に至る。OS のコアな部分はシステムフォルダという場所に取りまとめて格納されている。7.0 の頃は「あれ？こんだけなの」と思ったぐらい非常にシンプルな構成であった。シンプルな分、トラブルが発生したときの対応が容易だったのだが、Mac OS 8.0 あたりからこのシステムフォルダの構成が妙に複雑化してきている。特にシステムの各種機能をモジュール化している機能拡張ファイルはその数が半端ではない。とてもじゃないが、これを自分なりにカスタマイズしようなんて気にはなれない。ヘルプには、最終的にどうしても改善しなかった場合は「ハードディスクを初期化してください」と書かれている。やっぱ、それしか方法が無いんだろうか。やはり現行の Mac OS 路線はそろそろ潮時なのかもしれない。もちろん普通に使っている分には充分安定しているし、使いやすいのだが、ここまで複雑化してしまったシステムを２１世紀に持ち越すのはあまりにも重荷であろう。そういう意味では Mac OS Xの登場は良いタイミングだったのかもしれない。なんて感慨に耽っている場合ではない。ハードディスクを初期化しなきゃならんのだ。とりあえずバックアップをどうするかを考えなければならない。う～む、内蔵型のＭＯでも買おうかな・・・

483/16/01/2000

　友人達とスキー旅行の打ち合わせを兼ねた食事会。場所は新宿区役所の裏にあるガネーシャ・リンガというお店であった。各テーブルがパオで仕切られているなど、似非アジアン・テイストとでも言うような独特の雰囲気が楽しめる。スキー旅行は去年、一昨年と泊まりがけで北海道に行っているのだが、今年はちょっと気分を変えて東北地方を攻めることになった。アフター・スキーに関しては北海道ほどは望めないだろうが、その分スキー三昧を楽しめるだろう。スキー、温泉、スキー、温泉。予定は２月中旬なのだが、今からもう楽しみである。問題は予約が間に合うかどうかなのだが・・・

482/11/01/2000

　Exhibition に Fast Sync No.0011 "MODIFICATION" を掲載。

481/10/01/2000

　成人式の日を含めて３連休。正月休みから「食っちゃ寝、食っちゃ寝」の生活を続けたせいですっかり太ってしまった（苦笑）。今日は何にも予定がなかったので、大宮までブラブラしに出かける。ソニックシティーの前を通りかると、ちょうど成人式に出席したと思われる若人軍団に遭遇した・・・恐い、何故だか知らんがみんな恐い顔をしている。揃いも揃って男性陣は妙な黒スーツを着た浦和レッズの小野、女性陣は晴れ着た浜崎あゆみのような佇まいである。まれに個性的な人がいると思えば、紫の紋付き袴だったりして（落語家のようだったのは言うまでもない）僕の頃とはかなり様変わりしている。もう１０年前の話だもんなあ。で、今日の目的は携帯電話の機種変更を行うこと。前々から目を付けていたエリクソン社製のER207に乗り換えるのだ。手続きは思ったより簡単に済み、一時間足らずで新しい端末を手にすることができた。デザインが洗練されているのはもちろんのこと、インターフェィスもかなり練られたものになっている。さすがに説明書を読まないわけにはいかないが、それでも各種機能の呼び出しや操作方法がきちんと体系化されているので、ものの３０分もすれば一通りの使い方がマスターできた。某Ｎ社製のなおざりな作りとは全然違う。ボディーも非常にコンパクトで非常にシンプル＆ビューティフルにまとまっている。面白いのはプリセットに登録されている着メロ。外国製だからなのかロッシーニの「ウィリアムテル序曲」、ビゼーの「闘牛士の歌」、シューベルトの「即興曲ＯＰ９０－２」など、その殆どがクラシックなのだ。とりあえずはグリーグの「山の魔王の宮殿にて」を着メロに設定。すっかりこの端末が気に入ったのであった。その後、本屋に立ち寄りキューブリック関連の２冊「ザ・キューブリック」と「アイズ・ワイド・オープン」を購入。前者はキューブリック監督を巨匠として崇めるのではなく、数々の作品をもう一度冷静な視点から評論してみよう、という意欲作。幻の作品となった「Ａ．Ｉ」についての言及が非常に興味深い。後者は遺作となった「アイズ・ワイド・シャット」のプロダクション・ノート。この手の本は一度見逃すと、あっと言う間に絶版になってしまうので見つけたら即買っておかなければならない。そういう悲しい性なのである。あああ、お金が・・・。

480/06/01/2000

　サンフランシスコで開催されているマックワールド・エキスポでスティーブ・ジョブス（現アップル社CEO）がまたもや大きな花火を打ち上げてくれた。今回の基調講演では自社サイトであるapple.comを「iReview」「iCard」「iTools」によってサービスプロバイダー化する、というプランなど今後の展開を左右する重要な発表が相次いだのだが、そんな中でも一番衝撃的だったのは今夏に出荷が予定されている次世代ＯＳ「MacOS X」だろう。今まで公にされていた情報はＯＳの基本構造や信頼性、快適さについての内容が殆どだったので正直ピンとこなかったのだが、今回発表されたユーザーインターフェイスはそんな思いをぶっとばすのに充分であった。新しいインタフェースのコンセプトは「Aqua」。なんとｉＭａｃ調のトランスルーセントデザインを全面的に採用したのである！ウィンドウの基調はアイスホワイトで、ご丁寧に縞模様も入っている。おまけにボタンやスクロールバーなどはすべて光沢のある透明デザインで今までの落ち着いた外観はどこへやら。ポップ＆キュートな姿に変わってしまった。もちろん、この過激な変化については（特に熱心なマックユーザーからは）賛否両論あるだあろう。実際に使ってみるまではその実力の程は知るよしも無いのだが、少なくとも「使ってみたい」と思わせるのに充分な魅力を備えているのは間違いない。パソコンのインターフェィスもここまで行けばもう立派なアートである。単に可愛いルック＆フィールになったと言うこと以上の効果があるはずだ。個人的にはかなり期待している。俄然、楽しみになってきたぞ。勢いに乗ってフロントページをAqua風に変更（笑）。

479/06/01/2000

　仕事の打ち合せで西新宿へ。昼食は高層ビル街にポツンと建ってるロイヤルホストでのランチメニューにした。ライス、ドリンク付きで１０００円（場所を考えると結構安いかも）。メイン・ディシュはビーフ、ポーク、チキン、フィッシュの中から選べるようになっている。あんまりこってりした物は嫌だったので何とはなしにフィッシュにしたのだが、これが最悪。マグロのステーキだったのだが、運ばれたお皿にはマグロしかが乗っかっていなかった。何の付け添えも無し。マグロ、ご飯、それだけ（苦笑）。いくらなんでも寂しすぎやしませんか。二度と行かない。

478/05/01/2000

　ニュースサイトで妙に気になる記事を発見。内容はともかく、見出しに強烈なインパクトがある。超能力者も提訴するんだねえ（笑）。

477/04/01/2000

　冬休みも今日でおしまい。なんだかあっという間に年が明けてしまい、ちっともゆっくりできなかった気がする（苦笑）。そんな中、唯一最後に残された何の予定も入っていない日。とことんまでぐうたらして過ごすことを決意する。まずはビデオに録画しておいた正月特番を一気に見る。「チューボーですよ！新春パリからスペシャル」はマチャアキの芸風が好きな人には存分に楽しめる内容。レギュラー枠でもそうなのだが、この番組の編集の妙は特筆に価する。「２１世紀プロジェクト筑紫哲也・立花隆～ヒトの旅、ヒトへの旅～人類最先端・２０００年スペシャル」は民放では珍しい科学番組。ヒトゲノム計画を取り巻く世界の実状と研究成果が詳しく説明されるのだが、そのコンテンツが多すぎたのか個々の紹介があまりに短すぎて少し消化不良気味であった。広末涼子の存在意義もかなり疑問だ。以上、今年の正月枠で見たいと思ったのはこの２番組だけ。このところ年を重ねる毎に見たい番組が減っていく。

　続いて、年末に購入したものの殆ど放置状態だったＰＳ用ゲーム「ＸＩ(sai)ＪＵＭＢＯ」で遊ぶ。ご存知、一部の人に大好評だった「ＸＩ(sai)」の続編である。基本的なルールはほぼ以前のまま。より楽しくするための新しい動きやオプション機能がたくさん詰め込まれている・・・がしかし、これが僕にとっては余計な産物であった。このゲームのキャラクターである「ＡＱＵＩ」がメニュー画面などにたくさんフィーチャーされていて、最初はなかなか楽しいのだが慣れてくるとこれがかなりウザい。キャラクター戦略に注力するのは分かるがＰＳ電源投入からプレイ開始まで１分以上もかかるってのは如何なものか？本末転倒。あと、単純にゲームをエンドレスで楽しむ通称「さるモード」が特定の条件を次々とクリアしていく「ノルマ・モード」に変更された。ルールが増えると操作が複雑になる。操作が複雑になると面白味が拡散する。面白味が拡散すると集中して楽しめなくなる。典型的な悪循環。できることならオリジナルモードを残して欲しかった。グラフィックスの大幅な改善やサイコロの操作（持ち上げ、積み重ね）など、なかなか気の利いた改変も多かっただけに少し残念である。

476/03/01/2000

　オーチャード・ホールで行われた「ニューイヤー・ポップス２０００　ミレニアムスペシャルコンサート　～ワーナーブラザース映画と共に～」に行く。スクリーンに映し出されるワーナー作品を見ながら、オーケストラの演奏を楽しむ、というものである。第一部はバックス・バニーのアニメーションに合わせての演奏で「ワーナーブラザース版ファンタジア」って感じ。お馴染みのオープニング・ジングルまで演奏するという贅沢なものであった。ミッキーマウスとバックス・バニーの最も大きな違いは、後者は自分が映画スターであるということを認識している点であろうか。バックス・バニーが俳優としてインタビューに答えている映像には笑った。第二部は「逃亡者」「バットマン」「カサブランカ」などの映像に、その場でオケの演奏を被せるというもの。もちろん、こちらも最高に贅沢である。実際に録音するときにもこんな感じで演奏するんだろうなあという雰囲気が良く分かる。。その他、「風と共に去りぬ」「マイ・フェア・レディー」などのテーマ曲も演奏された。いわゆるクラシックのコンサートとは一風変わった雰囲気で面白かった。

475/02/01/2000

　毎年恒例になっている先輩宅での新年会に参加。今年はＹ２Ｋ関連なのか、例年より参加者が少なかった。おでんとタンドリ・チキン（これが絶品なのだ）を鱈腹堪能する。本年度の公式ゲームはドリームキャストの「チューチューマウス」だったのだが、これは僕には不向きなようだ（苦笑）。いがいな拾い物はプレイステーションの「ポイッターズ・ポイント」。丸い競技場の中に置かれている岩や爆弾などを相手にぶつけるだけのゲームなのだが、これが意外に面白い。やっぱり説明書を読まなきゃ遊べないようなゲームはダメなのだ（言い切り）。結局、その日はそのままお泊まりになる。

474/02/01/2000

　「Ｘファイル　シーズンシックス　スイートホーム／絶滅種」を見る。両方ともいわゆる怪物系の話なのだが、今回はいまいちなおざりな感じがする。こういう陳腐な題材でもそれなりに見せてくれるのがＸファイルの良いところだったんだが・・・。正月からＸファイルを見てるなんて変ですか？

473/01/01/2000

　Exhibition に Fast Sync No.0010 "MILENNIUM" を掲載。今年の年賀状のデザイン。

472/01/01/2000

　明けましておめでとうございます。今年もSITE-YAMANAKAをよろしくお願いします。どうなることかと心配していたＹ２Ｋ問題、とりあえず現時点では最小限のトラブルに留まっているようですね。志賀原発はもろＹ２Ｋだなこりゃ。あんだけ騒いでいたのに何をチェックしてたんだろ？。ま、大事に至らなくて良かったけど。ドコモの殿様商売は相変わらずだねえ。古いメッセージは消去すれば問題ない・・・って言われてもねえ。ちっとも対処方法になっとらんじゃないか！。ジョージ・ハリソンは大丈夫だろうか？