2346/25/12/2010
 腰の調子は相変わらず。このまま一生、こんな風に何となく痛い状態が続くのか?とか想像すると絶望的な気持ちになるね。ま、そこまで深刻には捉えていないのだけれど、ウンザリしてるのは確か。

 バタバタしているうちに、あっという間に年末になってしまった。クリスマスなんだねえ。嫁にナイショでプレゼントを買っておいたんだが、夕食の後に二人ともテレビを見ながら眠ってしまって、そのまま就寝。頑張って今日に間に合わせたのに、渡しそびれちゃった。あぁ〜あ。

 スカパーのキャンペーンで今月一杯、スターチャンネルを無料で観る事が出来る。映画「フロスト×ニクソン」とか「犯人に告ぐ」とか、他にもいろいろ観たんだが、何を観たか忘れてしまった・・・あとは購入したばかりのBlu-rayレコーダで「アバター」とか「THIS IS IT」とかも堪能。意外に今月は映画を観る機会を作れたな。こうなってくると劇場に行きたいのだが、腰が不安なのと、あんまり魅力的な作品が無いのがちょっとねえ。

 iPhone、もう完全に生活の一部になっている。iPodとしてはもちろんの事、メールもカメラもネットもスケジュールもToDoも、本来の意味でこれ一台で済ませられる。逆説的に、パソコンに向かう時間が本当に少なくなった。今の僕のMacはiPhoneデータ同期用マシンだ(笑)。もうちょっと国内でWi-Fi環境が普及してくれると助かるなあとか、電池があともう少し持ってくれればなあとか、細かい不満はいろいろあるけれど、圧倒的にメリットが上回っているし、使いこなせているので、今はこれで十分だ。あと、これはiPhoneのせいではないのだけれど、細かい文字が読めなくなって来たねえ、僕(苦笑)。ちょっとこれで電子書籍(紙媒体をスキャンしただけみたいなやつ)は読むのが辛い。きっと20代だったら平気で読めてたと想うんだが・・・

 iTunesでビートルズのクリスマス・レコード音源が無料配信されている。1963年にビートルズがファンクラブ会員限定でリリースしたソノシートの音源。ソノシートはこの後、1969年まで作成されていて、ブートレグなどでは割に有名な音源ではあるが、僕の知る限り、これが公式にデジタル化されてリリースされたのはこれが初めてだと思う。中学生〜高校生の頃、こんな音源を西新宿界隈で血眼に成って探しまわっていたのを思い出す(笑)。

 この更新が年内最後になるのだろうか?。取りあえず、皆さん良いお年を。

2345/05/12/2010
腰が痛い、腰が痛い、腰が痛い。そういや今年は前厄、来年は本厄なのであった。いよいよ身体にガタが来ているのか? あー腰イテテ。

Blu-rayレコーダとフロント・サラウンド・スピーカーを導入。えらい散財になったが結果にはほどほど満足。テレビも含めてSONY製品で固めたのだが、なんつーか製品間の連携がイマイチだねぇ。コンセプトが中途半端と言うか、これとこれはココで連携できるけど、これとそれはこっちでしか連携できないとか、で結局どう使えばイイの?っていう感じ。それぞれの開発部門が縦割りなのかねえ。全体を俯瞰した使い勝手が考慮されて無いような気がする。う〜ん。

一方、AppleのAirPlayは洗練されてるね。どういう機能でどういうコンセプトでどう便利になるのかが非常に分かりやすい。iPhoneの写真をテレビに映し出す、みたいな操作もあまりにアッサリ動いたので、さすがだなと。

それに付けても、あー腰イテテ。

2344/27/11/2010
さて、台北の松山空港ラウンジからの更新。台湾は日本人にとって外国ギャップが少なくてとても過ごしやすい。でも、北京とかのそれとはまた一味違うかな。東南アジア版の北京みたいな感じ(なんだそりゃ?)。

それにしてもiPhone。これはもう最強のデバイスであることを確信したね。キャリアの設定さえ気を付ければ他にはほとんど何もしなくてそのまま使える。佐川急便から不在通知の電話がかかってきたし(笑)。メールもWebもあまりに普通に使えて逆に拍子抜けだ。

あとMap機能は本当にスゴい。これさえあれば世界中のどこでも自由に散歩できると思う。GPSのありがたみを本気で感じさせてくれる。

さて、これから帰国の途に着くのだが、移動時間だけはなんともならんよね。iPhoneが提供してくれるのは暇つぶしの手段だけ。光速ジェットとかできないのかなと。

2343/25/11/2010
 突然ですが今日から3日間、台湾へ出張してきます。
2342/20/11/2010
 Apple TVを買った! もうどのぐらい前だろう。ビデオ・オン・デマンドって言葉を初めて聞いたのは。アメリカで実証実験に成功したってドキュメンタリーかなんかを見て、その時は専用の装置から見たい番組をリモコンで選択すると、10分以内にその映像がテレビに映し出されるって感じだったのだけど、その仕組みってのが「装置から連絡が来たら係員がビデオテープを探してデッキに入れる」っていう人力システムだったんだよね)。それって成功って言えるのかと(笑)。

ケーブルテレビなんかでなんとなく、そして少しずつ普及してってるな感はあった。実家はケーブルに加入しているので、そのシステムを少し試した事があるのだけど、なんつーか・・・インターフェイスが垢抜けないと言うか、テストしたんか?って位のモッサリした動作とか、まあ頑張れば使えない事は無いんだろうけど、使ってて楽しいもんではなかった。そうそう、ホテルのテレビなんかであるじゃん。ああいうダサイ感じ。ちっとも未来を感じなかったっけ。

 その後、デジタル放送の時代になって、大型テレビが普及して来て、そこにくっついて来たのが「アクトビラ」。おお、いよいよVODの本格化かと思ったのだけれど、まあもう冗談みたいなシステムなんだよね、これが。よーく観察してみると、テレビにインターネットを無理矢理に乗っけてるんだけど、メニュー画面が表示されるのに数分かかるとかザラ。故障かと思ったよ。ラインナップも一応、映画とかあるんだけど、専用コンテンツ(懐かしい芸能人がどうでも良いようなテーマをレポートするような番組)とかがあって、なんだかなーという印象。それ以来、そのシステムを試してないんで何とも言えないんだけど、仮にこれがキビキビ動いて、コンテンツが充実したとして、それでもこれを日常的に使うようになる日が来るとは到底思えなかった。当初は「家電業界が放送産業に殴り込み」的な記事が踊ってたけど、今はもう無かった事になってるんじゃないの?。誰か日常的に使ってんのかな?。

 そんなこんなで、もうずーっとVODのある日常を熱望していた。その想いはココに引っ越して来てからより強くなった。近所にビデオ・レンタル屋がないんだよ!。一軒も無い。これは切実。週に2〜3本の映画鑑賞が当たり前だった生活とのギャップが辛かった。結果、セルDVDを購入する機会が増えちゃった。つまり、購入動機に達しない作品は自動的にオミットされちゃう訳だ。そりゃ心も渇くって。

 そんな数年来の憧れを抱いていたところにApple TVが登場。正確に言えば、Apple TVでの映画レンタル・購入が日本国内でもサービス開始と相成った。そのニュースを聞いて僕は迷わずApple Storeでポチッとしたよ。この日が来るのをどれだけ待ってたかっつーの。発売初日に入手。小さい、とにかく小さい。チェルシーの箱ぐらいか?。いそいそと接続作業。セットアップ完了までの手順に多少の困難は覚悟していたのだけれど、(1) 箱から出す、(2) HDMIケーブルを差す、 (3) 電源を入れる、こんだけ!。ホントにこんだけ。簡単過ぎる!凄い!。メニュー画面には、決して多いとは言えないけれど、それなりに選ぶ楽しみを感じられる程度の映画コンテンツが並ぶ。ワクワク。

 秀逸なのはインターフェイスだ。説明書を読まなくても使い方が分かる。サクサク動く。そして、デザインが美しい。これだよこれ。僕が夢見ていたVODってこういう感じだよ。素晴らしい。YouTubeやFlickr!にも接続できる。母艦Mac内の動画や音楽もテレビで楽しめる。う〜ん、現時点で考えられる全てができる。それもストレス無くスムーズに。何の問題も無い。というか確実にプラスだ。とにかく素晴らしい。

 早速、映画をレンタルしてみる。前から観たかったんだけど、DVDを購入する程では無かった「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」をレンタル。ちょっと心配だったのが、購入してから鑑賞できるようになるまで、どのぐらい時間がかかるのかという点。HD映像だし、早くて数分は必要だろうと思っていたのだが、なんと購入直後からすぐに観る始められたのだ。スゲー!!!。ご存知かも知れないが、Apple TVはHDDが搭載されてない。Wi-Fiで繋がってるだけだぞ。ウチのネット回線はADSLだぞ。言いたか無いけどそんなに速く無いぞ。なぜ、このレスポンスが実現できるのだ? 凄い、凄過ぎる。

 と言うか、ケーブルのPPVとかアクトビラがどんだけアホな作りになってたのか、って事なのかも知れない。たぶんApple TVには斬新な新しい技術があるのでは無くて。既存も枯れた仕組みをスマートに実装しているだけなのだ。う〜ん、久しぶりに唸らされた逸品。明日からの毎日は今日までと確実に違う。これこそ未来だ。現実的な未来。

2341/06/11/2010
iPhoneからの更新テスト。
2340/03/11/2010
 iPhoneを活用する日々を推進中。あの情報知りたいっ!あの機能を使いたいっ!と頭の中で思ってから、それを具体的な操作に変換して、その結果と効果が得られるまで、そのスピード感や所要時間が凡そイメージ通りになってきた。簡単に言うと、操作に慣れてきたのだ。やっとこ、僕にとって道具になりつつある。

 iPhoneという一つの小型端末を最大限、活用するためにいろんなクチコミ情報を集めて、日々いろいろとセッテイングしてきた。当初、思い描いていた諸々がやっと整いつつある。あとは使い込んで、使い勝手を良くする工夫をして、また使い込んでの繰り返し。昔からスタートダッシュは遅いのだが、慣れてくると強いってのが僕の特徴なので、あとは粛々と道具として活用するって感じかな。実質的に役に立つ道具でなければ、道具にしなければ意味が無いからね。

 仕込みで最初に悩んだのがTopDo管理。最初はWebと連携できるRemember The Milkを試用していた。ToDoとしての使い勝手はアプリもWebも申し分なく、牛のイラストも愛嬌あって割と好みだったのだが、惜しむべきは無料アプリだとWebとの同期が1日1回だけに限定されること。いつでも同期できる有料版は2500円/年(だったかな)。ちょっと敷居が高い。残念。

 で、いろいろ考えて結局、Googleカレンダーのタスク管理と同期できるGoTaskをチョイス。ToDoだけを管理する味気ないぐらい超シンプルなアプリなのだが、無料でGoogleと同期できるって条件だとこのソフトが最強か。まあ、GUI周りの改善は今後のバージョンアップに期待。

 という訳で結果的に、これまで(なんとなく)拒んでいたGoogleカレンダーを利用することになっちゃったのだが、う〜ん・・・Googleカレンダー・・・なんかパッとしないねえ。必要な機能は一通り用意されているけど、あくまで「用意されているだけ」って印象。クラウドとか仮想化とか盛り上がってる割には、旧態依然とした冴えないWebインターフェイスって言うか・・・これが世界最高のIT企業が提供しているスケジュール管理Webアプリ・・・なの???(-o-;)。あまりにも華が無いっつーか、とにかく使ってて楽しく無い。つまらん。

 シンプルっちゃーシンプルなんだけど、シンプルには「美しいシンプル」とそうでないシンプルがあるんとちゃいます?。なんか上手く言えないけど、最初の取っ掛かりは優しく、使いんで行くうちにいろんな発見があって、自然に習熟していく・・・みたいな感覚が全く感じられないのだ。そうそう、プログラマーの発想だけで作ったインターフェイスって言えば良いかな。ボタンの配置とか、メニューの表記とか、いちいちダサイんだよね。逆説的にAppleの強烈なアドバンテージがこの辺りにある事を再認識。GoogleとAppleが仲良く出来ないのが何となく分かる。ぜったい腹の中では「ダっせーなあいつ!」って思ってるはず。

 一応、iPhone標準のカレンダーとも同期できるようにセッティングしてみたが、ここまで来るともう一般の人には仕組みや設定は無理だね。あまりにも仕組みが複雑すぎる。なんで同期できてるのか分からないし(苦笑)

 とは言うものの、悲しいかな現時点ではGoogleに諸々を集約するのがベストか。ついでにGoogle Readerもセッティング。RSSリーダはGoogle Readerとの同期が充実しているMobileRSSを採用。こいつも無償アプリ。そもそもRSS自体をあまり活用してなかった(そんなに便利だと思えなかった)のだが、iPhoneを活用する中で有用性を再度、確認してみたいと思う。他にもいろいろお試し中なのだけれど、まだまだ精査の余地あり。最終的には骨の髄まで使い倒した、厳選されたアプリだけ搭載するみたいなのがゴールかな。

 あ、そうそう。iPhoneはiPodとしては操作性は最悪である。最大の原因は、再生や停止、曲選択などを操作する都度、スリープを解除=>画面ロックを解除 => iPod機能を選択 => iPodとしての操作を実行、という手続きが必要だからだ。無理。圧倒的に無理。最初に操作したとき、あまりの使い勝手の悪さに発狂しそうになった(笑)。 音楽プレイヤーを満喫したいなら迷わずiPod nanoをお勧めする。最新の正方形のじゃなくて、一世代前の長方形の奴ね。あれがデジタル音楽プレイヤーとしては最高峰だったと思う。

 このまま発狂し続けているのもアレなので、急遽ソニーのBluetoothヘッドフォンを購入。なんとか再生・停止/ボリューム調節の最低限の操作だけは手元だけでできるようになった。急いで購入したので、あんまり他の製品を吟味しなかったのだけど、Bluetoothヘッドフォンってろくなの無いのね(涙)。

 購入したソニーのやつは筐体が妙に太い直方体、材質がチープなプラスチックなのでどことなくグリコのおまけ風な安っぽさが漂う。なんかカッコ悪い・・・。そして最大の難点は、まぁとにかく、充電が持たないねぇ。こりゃ実用にちょっと無理があるよ。たかが通勤の行き帰りで3日持たないってのは、いくらなんでもチト辛い。もうちょっと酷使してみるけど、少しマシなデザインで電池持ちが良いのが出たら早々に買い換える予定。皆、iPhoneでのiPod操作ってどうしてるのかな?

2339/31/10/2010
 友人夫婦に第二子誕生!オメデトー!!!!(^o^/)。今度は女の子。母子共に元気そうで何より。対面する日が待ち遠しいねえ。
2338/15/10/2010
 相方と一緒に女性Sax奏者のキャンディー・ダルファーのLiveを観に行った@BLUE NOTE。デビューの頃、美貌と実力を兼ね備えたその姿はとても印象的だった。あれからxx年。その人、今年で41歳なので、ほぼ同世代だった事に驚き(笑)。最近のソウルフルな歌もの(本人も歌った!)や、昔ながらのファンキーなアドリブ吹きまくり曲など、存分に楽しむ事が出来た。ステージ真横のソファー席だったのだが、目の前50cmの距離で壮絶に演奏しまくるキャンディー・ダルファーは異様にカッコ良かった!!
2337/09/10/2010
 iPhone買った!。もう我慢できなかった。意を決してキャリアをauからソフトバンクに変更。結局、Androidとの一蓮托生を決めた auを見るにつけ、この判断が誤りではなかったと今では思う。ダメだと思うよ・・・Android。

 買ってから2〜3日。ま〜イライラしたのだ。とにかく、使い方が分からんのだ。いや、使い方はだいたい分かるのだ。それがApple製品の最大の魅力。何がイラついたかって、これまでの携帯電話でやってたメールや通話、カメラ、ネットなどの操作を、iPhoneでやろうとすると(慣れて無いせいで)エラくもたもたするのだ。最初の頃は「あちゃー見かけ倒しだったか?」と勘ぐったが、それも数日の事。使い方を一通り把握して、こなれてくれば何の事は無い。これが抜群のデバイスであることが分かる。もう完璧。携帯電話をトロトロ使ってた頃を振り返ると、なんてプアな端末を使ってたんだろう、バカみたい(苦笑)、と思える程だ。もう戻れん。

 今更なんだけど、iPhoneは電話ではなくて、圧倒的にパーソナルなコンピュータ(パソコン!)なのだなと思う。極端な話、所謂パソコンはもう必要無いかも知れない。もちろん、iPhoneの母艦としてのパソコンは必要なのだけれど。いやはや、これは凄いね。今、この時期にこのタイミングでiPhoneのアドバンテージを味合わなければ、後々後悔すると思う。痛快。未来だ(笑)。

 ここ最近はもう相当数が出回っている数々のAppを物色、インストールして楽しんでいる。いろいろ試して、やっとラインナップが固まりつつある今日この頃。あとはこれらを使い倒して、携帯では痒い所に手が届かなかった諸々の「便利」を享受したいと思う。

2336/08/10/2010
 雑記。

 肉や魚を食す時に骨から身が剥がれやすい状態を言う時に「身離れが良い」という表現を使う、という事をこの歳になって初めて知った。生きてるとまだまだ新しい発見があるのだねえ。

 ふと思い付きで、山口百恵のシングルコレクションを購入。個人的にミュージシャンとしての宇崎竜童は全くリスペクトしていないのだけれど「さよならの向こう側」だけは唯一、良い仕事をしてるよね。但し、この曲のクオリティの70%以上は阿木燿子の見事な詩にあるのだが・・・。同じく、さだまさしの「秋桜」も同様。それにしても、初期シングルの刺激的な歌詞はもはや伝説である。若干16歳の女の子が歌ってた(それも今よりもお茶の間への影響が絶大だった頃に)ってのは、ホント凄いと思う。

2335/25/09/2010
 一ヶ月ぶりの更新。もはや日記としての体を成していない今日この頃。とにかくこの夏は暑かったからねえ。天候のせいで体調が悪くなるなんて本当に久しぶりだったもの。日々、ブッ倒れない程度に忙しかったし、夏休みらしい夏休みも無かったしなあ。たまの休日は冷房キンキンの部屋で爆睡(結局、ブッ倒れてるんだが・・・)するのがオチだったしねえ。そういう意味では勿体ない夏だったと。

 んで、ここ数日やっと秋らしい天気になってきた。秋は良いねえ。一番好きなシーズンだよ、体調も回復傾向。なにしろ眠りが深くなったね。良い事だ。関係無いけど、一ヶ月前位から、ベッドマットをトゥルースリーパーにしてるんだが、なかなか良い感じ。万人にはお勧めしないけど、60日間返品保証があるのでまずは試してみるのが良いかと。個人的にはコレにしてから腰痛が確実に緩和されたね。これだけでもメリットあった。

 今日は嫁と一緒に東京都庭園美術館に行って来た。香水瓶の企画展示だったのだが、当時のヨーロッパの雰囲気とか、アール・デコ調の影響とか、マイセンとかラリックとかが香水瓶を製作してたとりか、そういう独特のデザイン感性が感じられて今日深かった。展示自体はこじんまりとしているのだが、この美術館は戦後の一時期、迎賓館としても使われていたという建物で、その場所自体が展示品のようなもの。独特な空気感と柔らかい照明の中を、ゆっくりとした時間と共に展示品を眺める空間そのものが本当に特別な体験であった。西洋、日本式に分けられた美しい庭園と併せてお勧めの場所である。

2334/29/08/2010
 アメリカで音楽修行している後輩の一時帰国を機会として、当時のサークル仲間で集合&飲み会。彼を囲む会が数年に一度あるのだが、会場はいつも大学近くの良い意味で普通の居酒屋なのだ。幾度、学生時代の町並みから少しずつ変化があって、今ではもう当時の面影を残す物の方が少ないくらいである。でも、その道程や距離感は体に染み付いていて、その雰囲気だけでも懐かしさがある。

 参加者は僕の同期生も含めて、なんだかんだでちゃんと合うのは数年振りの面々。やっぱこう、年齢を重ねてくると一同に会すって機会は中々無いのだ。そういう意味でも、後輩の再会と共にこうした機会が設けられる事にも感謝である。面白いもんで、もう20年位前から知ってる飲み屋に、20年位前から知ってる面々が並んで座っていると、20年位前の飲み会の雰囲気が完全に蘇ってくるんだよね。つか、当時の飲み会とほぼ同じ感覚。まあ、みんな歳を重ねたので弾けるような賑やかさは無いんだけど、他の友人との間では絶対に発生し得ない爆笑のツボとか、記憶の片隅にあるホントにどうでもい良いような些細な出来事でさえ、異様なまでのディティールまで話が通じたりして、この奇跡のような貴重な時間と空間に、海に漂うクラゲのようにプカプカ浮かんでいるのが心地良い。

 来ていた同期が全員既婚者ってのも、この年齢なら普通の事なんだろうけど、やはり隔世の感があるねえ。とにかく、みんな元気そうで良かった。参加できなかったメンバーの風の便りに触れられた嬉しかった。

 今日の主役の後輩はロス在住、9月中旬にはまた渡米するんだそうな。時差ボケでかなり眠そうだったけど、そんな中でもサービス精神たっぷりで再会を喜んでくれる事が、とても嬉しい事だったし、またアメリカで頑張って欲しいなと思う。彼を見ていると、成りたい自分になることを恐れていないと言うか、天真爛漫さの強さと言うか、ある種の生き方の才能をいつも感じるね。良い人生だと思う。今度は何年後か分からないけれど、またこうやって再会したいね。皆さん、お疲れさまでした。

2333/07/08/2010
 昨日の痛みを押して、Boys ll Menのコンサートに行く@東京国際フォーラム。正直、僕はBoys ll Menを良く知らない。90年代あたりのこの手のソフト・ソウル系は僕はあまり聴いてなかったのだが、嫁さんは当時好んで聴いていたって事で、ちょっと興味を持ってチケットを予約してみたのであった。今回の公演は「with New York Symphonic Ensemble」ってことで、オーケストラとの競演という企画である。なんでも、昨年もこのスタイルで来日してたらしいので、好評だったのだろう。

 公演中に気が付いたのだが、僕がこれまでに観て来たコンサートってバンドだったり演奏だったりが殆どで、今回のように本格的にシンガーがメインの公演って殆ど初めてに近いのであった。当たり前だが、歌上手いのだ(笑)。ソフト・ソウルってどれも似たような曲になりがちで、退屈するかなあと思っていたのだが、そこは時代の寵児にまでなったスターシンガーである。僕のような初めての観客でも、ちゃんと楽しめる内容なのであった。なんつーか、単に歌が上手いだけじゃなくて、もっとそれ以上の表現力とでも言えば良いのかな?シンガーとしてのキャラクターがちゃんとあって、それぞれが補完し合えているハーモニーって感じ。

 結局、知ってる曲は「オープン・アームズ」のカバーと、アンコールの超有名なヒット曲(聴いた事あるけど曲名は知らない・・・)だけだったのだが、それでもここに集まっているファンは、当時ホントにBoys ll Menが好きで、その曲と共に過ごした時間があって、それから十数年経って、出演者も観客も同じだけ年を取って、それでも昔の曲をちょっとだけクラシック風の味付けをして、単なるノスタルジアでは終わらせない、でもファンの懐かしさを裏切らないという、そのバランス感覚と会場に来ている一人一人の想い出を想像したら、少しホロリと来てしまった。大袈裟だけど、音楽ってやはり素晴らしい。

2332/06/08/2010
 負傷した。久しぶりにマジ負傷した。

 今年はまとまった夏休みが取れなさそうなので、週末と絡めて分散して取る事にした。この金曜日はその第一弾であった。夕方、自転車でクリーニングしてたワイシャツを取りに行き、少し暗くなりつつあった豊洲の駅前を家路に急いでいた。近所の会社の帰宅時間と被ったのか、歩道は人通りが多くて、その混雑を迂回しようとスーッと車道に出て、加速のペダルを踏み込もうとした瞬間、ハンドルに引っ掛けていたクリーニングの袋が前輪に絡まった。

 その直後からはスローモーションの残像。前輪がロックされ、そのまま自転車ごと大きな弧を描いて前につんのめり、見る見るうちにアスファルトが迫って来る。次の瞬間、左半身にもの凄い激痛が走る。強烈な勢いで道路に叩き付けられたのであった。あまりの激痛で身体を全く動かせない。悲鳴ともうめき声とも形容しがたい絶叫。具体的な言葉は思い出せないが、とにかく何かを叫び続けた。車道での大転倒だったので、無意識のうちに後続車両の接近を気にして、今の自分の危機的な状況を誰かに気付いて欲しかったのかも知れない。

 すると、通りすがりのサラリーマンだろうか。「大丈夫ですか?」と助けに入ってくれた。その人は一部始終を目撃していたらしく、声の様子から察するに、僕は相当な激しさで大転倒したのだろう事が感じ取れた。次の一声「救急車呼ぼうか?」。さて困った。激痛で体が動かせない事実は把握できているが、これが救急車を呼ぶ程の事態なのかどうかを、その瞬間に自分で判断するのは非常に難しい。ほんの一瞬で様々な事を考えた。大量の出血を伴っている訳では無い事、一応手足の感覚がある事、今は体を動かせないが、それは激しい打撲のためであって、骨折などはしていないだろう事、等々。僕はその人に「すいませんが、僕を端に寄せてもらって良いですか?」とお願いした。路肩の段差に辛うじて座る姿勢で置かれた僕の身体を改めて感じ取る。やはり骨折は無い、大きな出血も無い、左手と左肩、左足が激痛で動かせない、左肘を激しく負傷且つ出血、再度「救急車呼ぼうか?」の問いに僕は「多分暫く休めば大丈夫です、本当にありがとうございました」と答えた。

 15分位だろうか、その場で座った姿勢のままじっとしていた。辛うじて左足が動くようになったので、自転車を押して近くの公園へ移動。自転車の前輪は変形しており、正常に回転しない。おそらく修理不可能だ。公園のベンチに崩れるように座り込む。あー激しく転けたなあ、負傷したー、久しぶりだなあ、この激痛シャレにならんな、とかいろいろ考える。そこで一時間位休憩して、壊れた自転車を引きつつ、ヨロヨロと自宅へ戻る。

 瞬間を良く覚えていないのだが、前面に転倒したのに頭や顔は無傷、左手左肩左足が負傷ってことは、無意識にも受け身を取ったのかねえ。左手で地面を突いて、左側に崩れるように地面に叩き付けられたのだろう。左半身に寝返りが打てない。これが結構不便。傷は数日で治るだろうけど、痛みが長引きそうだな。40歳過ぎて自転車で転倒するとはね。トホホ。

2331/26/07/2010
 夏バテ?、年齢?、運動不足?、限界?、すんげ〜だりぃ〜・・・。もうちょっとこれ以上眠れないよ許してゴメンナサイ、ってぐらいに爆睡したい。

 休日の数少ない楽しみだったCS放送のドラマ「イーライの不思議な日常」や「キッドナップ」、そして「海外バーン・ノーティス 元スパイの逆襲(シーズン1、2)」が終わってしまい、寂しい思いをしている今日この頃。毎週、楽しみにしていたのにねえ・・・ちょっと脱力。

 その後、新しい楽しみを見付けようと、いろいろ試し観をしているのだが、自分の嗜好にバシっと合うプログラムなんて、そう簡単に見付かるもんでもない。そんな中、なかなか面白かったのが「THE MENTALIST / メンタリストの捜査ファイル」。アメリカでは2008年の放送開始から高視聴率を記録、新作としては唯一視聴者数ランキングTOP10に入っているのだそう。

 甘いマスクの主役パトリック・ジェーンは刑事じゃなくて捜査コンサルタント。かつてはニセ霊能者としてテレビで人気だった彼は、鋭い観察眼と読心術を駆使して犯罪心理のスペシャリストである。しかし、型破りな彼の行動に周囲のメンバは少し困惑気味・・・てな話。そのつかみ所の無い性格と、クレバーな推理、そしてちょっと捻り過ぎなんじゃないかという程に捻ったストーリー展開が楽しい。現代版コロンボなんて評判もあるそうな。

 今の所、まあまあちゃんと観ているのだが、アメリカTVのドラマの魅力は、続けて観ているうちに登場人物への思い入れが強くなって行くところ。友達感覚というか、少なくとも知り合いぐらいの気持ちになってくる。日常の中に溶け込んじゃうんだよね。このドラマは少しずつそうなっていってる気がする。数少ないお楽しみ。

2330/17/07/2010
 このページも最早、風前の灯だな、こりゃ。

 映画「インセプション」を観て来た。監督は映画「メメント」で一躍注目を集めたのクリストファー・ノーラン。「メメント」は面白いんだけど、何か手の込んだ演出がちょっと鼻に付く感じもあったのだが、それから「ダークナイト」の大成功を経て、満を持してのこの作品。これはもう傑作と呼んで差し支えないクオリティだろう。何と言うか、分かりにくさと分かりやすさのバランスが素晴らしい。心地良い難解さとでも言えば良いのかな。それはつまり、ちゃんとストーリテリングが機能してるってことであって、つまりは実力だ。お見事。久しぶりに食い入るように作品に没頭したねえ。秀作です。★★★☆☆。

 にしても渡辺謙。もうしっかりとハリウッド・スターである。日本人役者が「ハリウッド作品で準主役に抜擢!」みたいな触れ込みで、いざ作品を見てみるとチョイ役だったりするのだが、今作では正真正銘「準主役級」である。近年でここまで、本来の意味でハリウッド・スターと呼べる日本人は唯一だろうね。もっともっと活躍して欲しいと素直に思える。かつて、病床に伏せる前の頃、夜のヒットスタジオでなぜかマンスリー・ゲストとして出演し、子供の頃に少しかじったとい言うトランペット(正直、あんまり上手く無い)を吹きまくってた姿が懐かしい。

2329/27/06/2010
 また暫く更新できんかった。ちょっといろいろバタバタしとるんでね。モチベーションもちょっと・・・。

 J-WAVEの放送終了時に流れるエレクトロニック・リラクゼーション・ミュージック的な曲、Richard Burmerの「Across The View」って作品なんだけど、ずーっと入手できない状態が続いていたんだけど・・・なんの事は無い、iTunesで購入できるのね。この曲聴いて眠れば良い夢見れそうだね。

2328/01/06/2010
 元イエスのトニー・ケイとビリー・シャーウッド、そして元TOTOのボビー・キンボールが結成した新バンド、その名もYOSO(笑)。なんじゃこりゃ〜っ。何がどうなるとこうなるのだ?。サウンド的には、90125時代YESとTOTOのボーカル(まんまだよ)。ネーミングがとにかくダサすぎる。う〜ん。

 YOSO / 「Yoso Live in Mexico 2009」

 YouTubeの専用ページでは、RoundaboutやAfricaの演奏も視聴可能。う〜ん。

2327/22/05/2010
 ミュージカル「ドリームガールズ」を見て来た@オーチャードホール。残念ながら映画は観てないのだが、シュープリームスとモータウンの栄枯盛衰をベースにしたであろうストーリーと、随所に盛り込まれる「初期モータウン風(白人受けを狙って制作されたソフトな楽曲)」がたっぷりと堪能できる、お腹いっぱいになる作品だ。オリジナルキャストのうち、やはり歌唱力あるエフィー役(映画ではジェニファー・ハドソンが演じた、オスカー助演女優賞)の歌いっぷりが印象に残った。舞台装置が秀逸で、映像が映し出される可動式のパネルが5枚、これがステージの舞台裏やテレビ出演などの雰囲気を非常に良く演出していて、シンプルで且つ効果的。頻繁に切り替わる衣装も当時の雰囲気を上手く醸し出している。ちょっと時間が長い(途中休憩が20分入る)のと、あくまでも「初期モータウン風」っていう楽曲が、ちょっと如何にも過ぎる感じはあるのだが、それでも会場に響き渡る3人のコーラスは、それだけでも生で体感しておく価値はあるのかも。たまにはミュージカルも良いねえ。オーチャードホールって座席が狭いのがちょっと不満。
2326/18/05/2010
 弟夫婦にベイビー誕生!。男の子で母子共に元気との事。電話での連絡だけなので、全く持って実感が無いのだが、とにかく無事に生まれて良かったよ。ふぅ。まだ名前も考えてないようなので、これからいろいろ大変かな。早く対面したいなあ。
2325/17/05/2010
 以前から嫁が「アメリカ横断ウルトラクイズの曲が聴きたい」と言っていたので早速、検索して楽曲の在処を探ってみた。そうそう、僕が小学生の頃はこの番組の熱狂的なファンで、ホームビデオなんて無かったのでカセットテープに録音して、買ったばかりのウォークマン(大流行した2代目)で何度も何度も繰り返し聴いてたっけ。その頃に刷り込まれたクイズの知識は今でも時折、雑学として役立ってたりする。宝石の1カラットは0.2グラムだとか、アラスカからロシアに連なっている島々はアリューシャン列島だったりとか、「生まれてすいません」と言ったのは太宰治だとか。

 で、ウルトラクイズと言えばご存知オープニングのテーマ曲。Maynard Fergusonのアルバム「Conquistador」収録の「Theme from Star Trek」である。冒頭の壮大なファンファーレは、実は全く別の曲のとある部分を編集でくっ付けているので、この楽曲自体はトランペットのメロディーラインから始まるのであった。う〜ん、懐かしい。福留アナの煽るようなナレーションが蘇ってくる。

 続けて、高島忠夫と石川牧子アナがルート紹介するときの曲。The Salsoul Orchestraの「Magic Bird of Fire」。なんだ、この緊張感と高揚感は!。今更ながら気が付いたんだが、この曲は「火の鳥」だったのか!。ストラビンスキーか!。大人になって初めて分かる新事実。

オープニング〜ルート紹介

 そして次、後楽園予選での○×クイズの時のBGM。James Lastのアルバム「Seduction」の1曲目「Fantasy」。人生の岐路を思わずにはいられない独特の焦燥感。こうやって振り返ってみると、クイズ番組の選曲センスじゃないよね、これ。渋過ぎるというか、センスが良過ぎる。名曲ばかり。

 第一次予選の○×クイズ。

 取りあえず、現在でも比較的手に入れやすい曲はこんな感じ。他にもチェンポイント通過時のトロンボーンの曲とか、機内400問テストの曲とか、ニューヨーク決戦のヘリコプターの曲とか、いろいろ欲しいのがあるのだけれど、殆どが入手困難。せっかくなので気の済むまで捜索してみようかな。

2324/13/05/2010
 展示会でのデモ対応。肉体的にはタイトだが、普段は外部の人とのアクセス機会も多くはないので、そういう意味でも貴重な仕事だ。自分で思うに、あまり営業トークは得意じゃないのだけれど、現代のサラリーマン世界ではしゃべり=プレゼン能力が嫌が上にも求められるのであった。今更だけど。展示会はもちろんビジネスが主役だけれど、ある種の村祭り効果(そんな言葉はないんだろうけど)も大きいよね。何かのイベントを皆で協力して遂行するという。

 CSで再放送していたドラマ「ハゲタカ」をうっかり見入ってしまう。やはり抜群に見応えがある。筋も役者も演出も音楽も、ほぼ完璧だ。この手に汗握る感じは奇跡的ですらある。映画「インファナルアフェア」の奇跡にも似ている気がする。DVD買おうかな。

ドラマ「ハゲタカ」。腐ったこの国を買い叩く!

2323/07/05/2010
 予想通り、連休明けはキツい。バタバタ、ジタバタ。

 久しぶりに後輩らと飲み会@渋谷。なんかこう、気兼ね無く脈略の無い会話を交わせる空間って、どんどん少なくなっている今日この頃だが、この場は相変わらずだ。楽しい。上から目線ではないのだが、皆がこう一人前にバリバリと仕事をしている感じを見ると、感慨深いモノがあるねえ。あの頃、遠くに思っていた大人という立ち位置に、僕はもう立っているんだね。全然、自覚が無いのだけれど、自覚を促される事柄が怒濤のようにやってくる。これが大人って事なのかも知れない。プライベートでの終電越えは久方ぶり。タクシーで帰宅。

甘い囁き(細川俊之)。パローレ。中村晃子だったのか。

2322/05/05/2010
 ああ、いよいよ連休が終わってしまう。そうか、5月病ってこういう感じでなっていくのだね(苦笑)。

 嫁と近所のスーパービバホームで日用品の買い物をした後、家でノンビリと録画しておいたドラマ「新参者」を一気に観る。なんというか、なんだこのキャスト陣は!。出てくる人、出てくる人、みんなそれなりに名のある人ばかりではないか。豪華っつーか、三谷映画みないな詰め込み感はあまりなくて、それなりに渋い人選になってるところが良い感じ。阿部寛はホントに良い役者になったねえ。「はいからさんが通る」の頃が懐かしい。ストーリー展開も、意外に予測が付きにくい捻られたモノになっているし、最初はちょっとトゥーマッチな感じもしたけど、慣れちゃうと見応えあるね。役者の力が大きいのかも知れない。これ、下手するとTBSの古畑任三郎になるかも知れん。来週が楽しみな番組があるってのは精神衛生上、悪く無いね。国内のドラマでは久々の手応え。

 ちなみに最近観ているテレビ。「バーンノーティス 元スパイの逆襲」「弁護士イーライの不思議な日常」「キッドナップ」全部CSだけど、つまらない地上波を観るよりずっとマシ。普通の時間にテレビが観られない日常って理由も大きいのだけれど。

 さあ、明日から仕事だぁ。あのバタバタとした日常へ。

2321/03/05/2010
 嫁と四万温泉へ。宿泊した四万たむらは、なんつーか、昔の宿風の新しい建物とでも言えば良いのだろうか、良くも悪くもそういう雰囲気の旅館。大小合わせて7つの温泉が楽しめるのが売りである。料理は今ひとつだったけど、大自然に囲まれた部屋から臨む、美しい清流の心地良い音がとても良い感じであった。 しっかり温泉にも浸かったし、これで慢性化している肩の痛みが少しでも和らげば良いのだけれどね。飲んでも体に良いとの事で、勢い良く口に運んだら、これが熱いのなんのって(苦笑)。

 四万温泉の近隣の売りは何と言っても四万川の美しさ。とにかく水の透明感はハンパではない。水が奇麗さを突き詰めると、美しい青色になるのだね。翌日、四万ダム四万の甌穴(おうけつ)群にも立ち寄ったのだけれど、まあなんでこんなにただの水がこんなに青く見えるのだろう?という感じ。ほんと、あの美しい青を堪能できただけでも、ホント行って良かったと思う。天気も良かったしね。連休って感じ。

2320/30/04/2010
 「ノーザン・ソングス〜誰がビートルズの林檎をかじったのか」を読了。前々からビートルズの版権の過去の経緯や、現在の状況について非常に興味があったのだが、それについて言及した資料という意味では、現時点ではこの本が決定版だろう。とにかく公開/非公開の情報から関係者へのインタビューまで、徹底的にリサーチされている。

 最大の疑問は、なぜビートルズの版権の殆どをビートルズ本人が保有していないのか、なぜマイケル・ジャクソンが版権を買い得たのか、そして今はどういう状況なのか、だったのだが・・・これらの疑問に対して一口に説明できない程、ビートルズの版権は奇々怪々な状況になっていることだけは分かった。あと3回位読み直さないと、しっかりとは理解できないような感じ。

 マイケル・ジャクソンが版権を買い占めた後、偶然再会したポール・マッカートニーが「自分に買い戻させて欲しい」と懇願したのだが、それにマイケルは「ああ、その件だね・・・もう僕一人ではどうしようもないんだよ」と答えたとされる逸話がある。この本を読んで、そう答えざるを得なかった状況の一端が理解できたような気がする。若きビートルズがサインした契約書はアートスト側にとても不利だった事(但し、当時はそれは普通だった)、ブライアン・エプスタインの死、ビートルズの解散、著作権ビジネスの進化、名義が「レノン・マッカートニー」二人名義になっていた事、マイケル・ジャクソンの天文学的な資産と音楽愛、音楽に愛の無い投資家、そして未だ輝き続けるビートルズナンバーの魅力そして価値。こうした諸々や巡り合わせ、タイミング、偶然と宿命により・・・なんか良く分からない状況になっているのであった。

 ちょっと興味深かったのは、ポール・マッカートニーは版権を買い取るチャンスが何度かあったのに、あくまで「適正な価格」に拘ったために、そのチャンスを逃したことが記されている。あんなに買い戻しを熱望していたのになんでだろ?と思ったのだが、よくよく考えてみれば、自分で作った曲を、法外な値段で買い取るなんて、常識的な思考では考えられないかもね。また、ポール・マッカートニーは世界的に有名な音楽出版社のオーナーでもあるし。同情・・・と言うか、人生の矛盾に共感。

The Beatles - Only a Northern Song

2319/29/04/2010
 最後、ギリギリのところで、強引にゴールデンウィークを死守。いよいよ、土俵際ギリギリになってきた。

 正月以来、本当に久々に実家に帰省。嫁は仕事の都合で行けなかったので、今回は僕一人。まずは母親と二人で父親の墓参り。この歳になってやっと、父親の抱えてた仕事の重さと言うか、苦悩というか、悲哀というか、プライドというか、対峙していた何かみたいなものが少しずつ分かって来たような気がする。今、話すとしたらどんな事を話しただろう、ふと考えたり。その後、時間のゆっくりながれる実家の居間で、とにかく何もせずノンビリと過ごす。ネットもビデオも無い、時間に追われない空間って、もうココだけなのかも知れない。自分の家にいると、絶対なんかしちゃうもんね。半ば、強制的な休養。そのまま一泊。何にもないのが素晴らしくて幸せ。

 翌日、9月に閉館が決定しているジョン・レノン・ミュージアムに行ってみた。今回で2回目なのだけれど、まあ・・・熱心なファンであればそれなりに見所はあるのだけれど、一般の人々にどこまで訴求できたのか?ってのは正直、疑問ではある。ミュージアムってそういうものなのかも知れないけれど。ファン心理としては、貴重な品々を間近で垣間みれるのは興味深いんだけどね。記念にNewYork CityのTシャツ購入。

2318/25/04/2010
 やっと暖かくなって来た。

 テクテク散歩がしなくなったので、嫁と一緒に亀戸天神の藤まつりに行ってみた。満開にはまだ一歩、二歩手前って感じだったのだが、それでもなかなか美しい景観。人混みをかき分けながら2つの太鼓橋を渡ると、水辺に慎重に配置された藤棚から薄紫の花が淑やかに軒を連ねていた。体感する程では無いのだけれど、こういう体験はきっと精神衛生上、良いんじゃないだろうか。屋台の焼きそばとラムネを楽しみながら、短い午後のひとときを堪能。こういう純和風な景色に、少し心落ち着かせる時間がちょっと愛おしい。

2317/11/04/2010
 The BeatlesのHey Jure。ちょっとしたファンなら、そのビデオのバージョン違いが複数存在している事は有名なのだけれど、具体的にどこがどう違うのかってのは正直ピンと来てなかった。そんな曖昧さを一機に解消してくれた映像がYouTubeにアップされてた。

The Beatles - 'Hey Jude' - 4 screen comparison

 まあ、なんつーか・・・誰もこんな事、気にしないよな(苦笑)。ただ、違うバージョンってのは認識してたけど、こんなに違ってるとは思わなかった、David Frost Showバージョンはテイクそのものが違うってことか?謎だ。

ついでにRevolutionにも別テイクが存在する。

The Beatles "Revolution" Video Mix

 ビートルズ道の険しい道程はまだまだ続く。

2316/06/01/2010
 毎年、春の楽しみの一つ。我が家のバルコニーから臨む東雲水門に、一本だけの凛々しい桜の木が鎮座する光景。立ち入り禁止なので、その麓に近づく事ができないってのが、これまたどこか禁欲的で羨望の対象となる理由を高めている。いつか忍び込んで最高に贅沢な花見をしてやるのだ。桜って良いよねえ。



2315/03/04/2010
 辰巳の森海浜公園まで、桜を観に嫁とお散歩。割と近所にあるのだが、大通りからはちょっと分かりにくい所にあるので、あまり意識してなかったのだが、これが意外に穴場的に良い感じ。立派な桜並木はあるし、屋台は出てるし、なのに混雑具合が丁度いい具合。混み過ぎず空き過 ぎない。ちょっと肌寒かったけど、たこ焼きなんかを食しながら、ささやかな春の訪れを感じるひととき。


2314/30/03/2010
 デジタルサイネージって言葉を聞いたとき、またなんかそれっぽい新語を作り出して嘘っぽい未来を語るいつもの流れだなと思っていた、つまり悪い冗談だと思ってたのだが、どうやら本気で普及させようとしてるっぽい。

 品川駅のレインボーロードの両サイドに、非常に下品な感じで大型ディスプレイが幾つも設置されていた。ここに四六時中CMが流されている。いや、イイんだけどさ、もう少しスッキリとした形で設置できなかったの?これ、完全に大型テレビをぶら下げてるだけなんだよ。カッコ悪い。センスない。こういうのがイヤなんだよねえ。すんごい下品。

 近所の AEONでもレジの全ての列に、広告用ディスプレイが設置されていて、その日のお買い得品や料理のレシピ、キャンペーンなどの映像がループ表示されている。とどのつまり、人が通るありとあらゆる所に広告を設置して行くという事なのだろう。通勤電車はもうすでにある。公衆トイレの個室、立ち食いそばの壁、ファストフードのテーブル、スポーツジム、車の信号待ち、そのうち広告が設置されていない場所を探す方が、難しくなるだろう。映画「マイノリティリポート」では、ディスプレイの前を通り過ぎる個人の嗜好を瞬時に判別して、その人に相応しい広告が自動的に表示される、という世界が描かれていたけれど、デジタルサイネージの未来系はそこなんだろうね。技術的には今すぐにも出来そうだし。

2313/29/03/2010
 映画「ハートロッカー」を観て来た。言わずもがな、今年度のオスカー受賞作。映画の見方というモノを問いかけてくる映画であった。良い映画ってのは、表面上に描かれている内容が、何かの暗喩になっている事が多い。言葉で説明するのではなく、何かの想いを何かに象徴させることで、その事の構造の本質を描く、とでも言えば良いだろうか。逆に言えば、駄作には説明的なシーン(主人公のナレーションとか)が多かったりする。

 そういう意味ではこの映画、解釈のしようによっては、ほとんど真逆の解釈も可能だ。反戦映画とも取れるし、戦争賛美とも取れる。そのどちらでもない現代社会の闇という解釈も可能。世界情勢の複雑性、人間にとっての信頼とは何か、ある種の戦争ドキュメンタリー等々。その複雑性を、ある意味シンプルな形(この映画自体は意外にアッサリしている)に集約させているところが、この作品をオスカー足らしめた理由なのかも知れない。

 この映画の批評を巡って宇田丸氏と町山氏が激論していたのだが、う〜ん、これを観てあのラストシーンを「全てに幻滅(達観)した男が、それでも自分ができる最前を尽くす決意を(諦めも込めて)している」と読み解くのは、できなくないけど、難しいかも。自分の理解は冒頭シーンにあったアドレナリン・ジャンキーの一例、と解釈するのが自然だったかなと。ただし、「このシーンはこうも解釈できる」ではなくて「僕はこう解釈した」というのが評論である、と言い切った町山氏の発言はちょっとグッときた。討論は少し大人げなかったけど。

2312/20/03/2010
 文化村にレンピッカ展を観に行く。20〜30年代に活躍したアールデコを代表する女性画家。キュービスムを彷彿とさせる、その独特の構図や画法が特徴である。YMOの「Ballet」はレンピッカからインスパイヤされたと高橋幸宏氏がつぶやいてた。なんとなく納得。

 久しぶりに渋谷に足を踏み入れたけど、なんかこう更に混沌としてるっつーか、計画的な無秩序というか、90年代レトロフューチャーがすでに始まっているようなゴチャゴチャ感。どこの街とも似ていないのが面白いねえ。

2311/14/03/2010
 何だか月一ペースの更新になりつつある今日この頃。

 珍しく毎週欠かさず観ていたドラマ「不毛地帯」が終了。こういうドラマ、基本的には好きなんだけど、壮大なスケールの原作をどうにかこうにか無理矢理2クール枠に収め込んだような印象。こういうのは1年ぐらいのスパンでじっくりドラマ化しないとダメなんちゃうかね。最終回も「は?」って感じであっけなく(そして強引に)終わらせちゃった感じ。今のテレビ界では2クールってだけでも異例なんだろうけど・・・。結局、人物像として印象に残ったのは大門社長(原田芳雄)と里井副社長(岸部一徳)ぐらいか。とどのつまり・・・作り方がヘタって事?

 ホワイトデーだったので嫁とマンハッタン・トランスファーを観て来た@有楽COTTON CLUB。彼らの音楽に最初に触れたのは高校生の頃、ブラスバンドの曲目としてBirdlandを演奏したのが最初。あれから20年以上が過ぎ、こうやって彼らの生コーラスが聴けるなんて夢にも思っていなかった。良い意味で予想通りのステージだった。芸達者で人の良いアーチストのステージってのはやっぱ楽しい。

Manhattan Transfer - Birdland

この動画は1986年の来日公演より。今日観た4人はちゃんと年齢を重ねていました(笑)。

2310/13/02/2010
 映画「ゴールデンスランバー」を観て来た。伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化。首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、二日間に亘る逃亡劇を描いた作品。タイトルの「ゴールデンスランバー」はビートルズ後期の名盤「アビーロード」に収録されている曲である。作中でもこの曲が重要なアクセントとして組み込まれている・・・んだろうなあ、と思ってたのだけれど、そうでもないんだよね(苦笑)。作品のテーマ(?)とか、ストーリー展開とか、なにかしらに関連しているのかと思ったのだが、実際にはそんなに関係無い。「ゴールデンスランバー」ってタイトルの小説を書きたかっただけでしょ!。

 映画は、ストーリー展開としてはまあまあなのだけど、なんつーか「それは無いでしょ?」的な、ちょっと無理な設定が多すぎるんだよねえ。そこかしこに無理な設定、もしくはあまりに唐突で説明が足りない箇所が多くて、リアリティに欠ける=感情移入できない=ドキドキしない、というこの手の作品としては致命的な欠陥を持っている。あの時間であの人数であの人があんだけの仕掛けを整えるのはどう考えたって無理でしょ。日本のベストセラー作家のストーリーでもこのレベルなのか・・・・ガックシ。文章で読むと説得力あんのかねぇ?。

 あと、ビートルスの曲として引用される「ゴールデンスランバー」って呼び方がスゲー気になる。確かに邦題は「ゴールデンスランバー」なんだけど、実際には「「ゴールデンスランバーズ」なんだよね。あー気になる。「黄金のまどろみ」って訳も気になる。直訳すればそうなんだろけど、子守唄の一節として、心地良く眠りなさいねって事だから、なんか言葉のイメージが違うんだな(かと言って、代案がある訳じゃないんだが)。まあ、★★☆☆☆ってことで。

2309/08/02/2010
 録画してあった映画「20世紀少年〜終わりの始まり」を観る。僕は原作コミックを読んでいないけれど、なんつーか・・・酷いね、これ(苦笑)。いや、面白く出来そうな要素は結構、揃ってると思うんだけど、ちゃんと消化しきれてないというか、そもそも論として映画としてのレベルが低く無いか・・・?。なんかこう、ありとあらゆるモノが中途半端というか、全くストーリーに入り込めない。興味が湧かない。なんだこれ。「おまえ、あいつか?』ってもう(苦笑)。三部作モノってあんまり興味が無くても割に観ちゃうんだけど、これはもうないな。★☆☆☆☆。
2308/07/02/2010
 今年はもう少しちゃんと更新しようと思ってたのに、早くもこんな状況・・・(苦笑)。なんか、忙しいという言葉では表現しきれない何か。これは忙しいんじゃないんだよねえ、きっと。以前に自分の仕事を「沢山のバスケットボールをお手玉しているジャグラー」とか「積み重ねた沢山のダンボールをヨロヨロしながら歩いている人を心配そうに見ている僕(結果、助けの手を出さざるを得ない)」みたいに表現した事がある。今の状況を敢えて例えるなら「舟底から水が染み出してくる穴を必死に塞いでいるも、次から次へと染み出しポイントが増えてくる(そして塞ぐのが間に合わない)」ってな感じか。アップアップな状況はこれまでと同じなんだけど、これまでと少し違うのは「恐怖」とか「瀕死」みたいな切迫感かしら。沈んじゃうよ〜っ!(苦笑)。

 映画「アバター」を嫁さんと見て来た。ラッキーな事に観に行った映画館は3D上映だった。結論から言おう。こりゃ凄いよ!!。良いとか悪いとかじゃなくて、凄いのだ。だから観とかなくちゃダメです。映画館で。一番伝えたいのは、まずこれ。

 何が凄いのか。そうだねえ、例えばテクノロジーとしてのSFXのターニングポイントってこれまで幾つあったかな?。未知との遭遇、スターウォーズ、ターミネーター、ジュラシック・パーク、マトリックス・・・などなど。CG技術で「おお、これは!」と思ったブレイクスルーは、やはりジュラシック・パークだったと思う。実在しない恐竜が群れをなして草原を駆け抜けているという映像。でも、それはどこかで「ああ、このCGは凄いな」という事を観客も了解済みでの、本物じゃない事を前提での「凄いな」だったと思うのだ、

 「アバター」観て、こりゃ参ったなと思ったのは、ジュラシック・パークの時の「前提」なんか所詮インチキじゃねーか!ぐらいに、本当に宇宙のどこかにこういう世界が実際にあって、そこでこういう民族が本当にこうやって生活している、としか思えないような映像なのだ。もう何をどうひっくり返しても、この映像を観る限りそういう世界があるとしか思えないのだ。観ている最中、何度も「実際にはこんな世界は無いんだよ」と振り返らなきゃ行けない程、この世界観を形作っている映像は、存在感と説得力に満ちあふれていた。こりゃ、凄いね。陳腐な表現だけど、実写を遥かに超えている。

 今まではCG技術として、テクスチャーがどうしたとか、モデリングがなんだとか、モーションキャプチャーがあれだとか、どこまでリアルに近づけるか、もっと言えばどこまでCGと分からないような映像とできるか、が一つの超えるべき目標としてずっとそこにあったと思う。個人的には、テクノロジーは日々その目標にどんどん近づいている感覚はありつつも、最後の一歩で「それがCGであること」を判別できてしまう事に、CG技術の限界を感じていた。それと同時に、まだCG映像であることが判別できる安堵感みたいなものも。

 「アバター」は現段階における世界最高技術でのCGというだけでなく、それを更にブーストさせる飛び道具として「3D」を組み合わせて来た訳だ。飛び出る事よりも、奥行きを感じさせるため、慎重に且つ巧妙に適用された3Dは、これまでのCG映像だけではなし得なかった、圧倒的な説得力を獲得してしまったのだ。これが「もう、こういう世界が本当にあるとしか思えない」という感想に行き着かざるを得ない大きな理由であったと思う。

 世界観の構築も非常に素晴らしい。SFファンタジーの世界観の善し悪しは、ある一定の常識ラインを踏まえつつ、どこまで突拍子も無く、しかしながらそれなりにリアリティのある想像力を発揮できるか、それを映像としてデザインに結実できるか、に依存する。飛びすぎてもダメ、センスが無くてもダメ、技術が無くてもダメ、それらが高レベルで協調し合わなければ、観客を圧倒する世界観は生まれない。その点、「アバター」は見事としか言う他無い。圧倒的な想像力。美しく、荒々しく、且つ完成度が高い。幾ら技術力を注ぎ込んでも、それを使って何を描くのかが最後は問われるのだ。聞く所によると監督のジェームス・キャメロンは、この映画の構想は何年も前からあったのだが、映像化する技術が追い付くのをずっと待ってたのだそうな。この逸話は、この映画を見終わった後に振り返ると、非常に説得力がある。正に、満を持しての待望の映画化だったのだろう。

 ハッキリ言って、僕はジェームス・キャメロン作品はあまり好みじゃないし、今作だってストーリー自体は正直大した事無い(要はアラビアのロレンスだよね)。登場人物の描き方も古臭いし、オチも「おいおい、何でもアリかい!」と言う感じなんだけど、そういう細かい批評をぶっちぎるに十分な、映画史にとってメモリアルな、重要な作品であることは間違いない。良くも悪くも今年のオスカーは、今年を代表する「重要」な作品として、コレにあげるしかないだろう。そういう大きな何かを切り開いちゃった作品。言わずもがな、良い映画ってのと、観ておかなきゃいけない映画ってのは、往々にして異なるもの。なので得点としては★★★☆☆+ぐらいなんだけど、とにかくツベコベ言わずに観とけって事。それも映画館で観なくちゃダメ。そして可能な限り3Dで。映画というか「体験型アミューズメント」なんだな、これは。映画の未来が、それで良いかどうかは置いといて。

 蛇足。恐らく映画中の99%ぐらいは実在しない世界=CG映像だと思うんだが、もはやアニメーションとこういう作品を区別するのはナンセンスなんじゃないだろうか。何が言いたいかというと、オスカーの長編アニメーション部門ってもう要らないんじゃないかな。いろんな意味で「アバター」はもう完全にアニメーション作品だ。

2307/04/01/2010
 無事にあけました。おめでとうございます。本年もよろしくです。

 年始は、正月からドライブ(そうそう、車買い替えたのだ)、実家に帰省、初詣と厄払い(今年は前厄)と、なんだかんだでいろいろやった。寒かったけど、ずっと晴れ間が広がっていて、正に「春の海」が流れてきそうなお正月を過ごしましたとさ。

 そんでもって今日が仕事初め。面白いように去年からのペースが延長している感じ。今日ぐらいはボーっとしてたかったのだけど・・・さて、今年も頑張りますかね。

 学生バンドサークル時代の音源CD化作業がすっかり止まっちゃってる事をふと思い出す。今年は少し片付けておきたいな。ブルーレイ・ディスク・レコーダー、買おうかな、どうしようかな。悩み中。iPhoneもそろそろ欲しくなってきたが・・・さて。

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