1964/31/12/2004
 毎年恒例、友人宅での忘年会は、某氏が仕事で大幅に遅れての参加とはなったものの、いつもの如くほのぼのとした空気に包まれつつ、楽しい宴会となった。なんとか全員揃って良かった良かった。この会を無事に終えないと年が越せないぜ!。いつもいつも美味しい料理を振る舞ってくれる奥様に感謝。いつかキチンとお返しをしなくちゃねえ。愛犬のオリバー君も相変わらずの童顔振り。カワイイのぉ。

 友人の車で実家へ送ってもらったのだが、なぜか大晦日に大雪。ノーマル・タイヤを履いていたその車は、なんとか僕の実家までは辿り着けたものの、それ以上の運転を断念。車を乗り捨てて、電車で帰宅する羽目に・・・(苦笑)。という訳で、家の前に車が駐車したままでの年越し。にしても、、凄い雪よねえ。年末ムードって感じではあるけれど。

 そんでもって、実家で穏やかな大晦日。今年の紅白はいつになく面白く無いねえ。今年はまあまあ、それなりにイイ年だったと思う。仕事が忙しくて自分の時間があまり持てなかったのが心残りだけれど、それでも振り返ってみると得た物は多かったような気がする。仕事もプライベートも稼働率が高かったな(笑)。来年も今年に負けないように良い年になりますように。

1963/30/12/2004
Free as a bird,
it's the next best thing to be.
Free as a bird.
1962/29/12/2004
 気が付けば師走なのだ。今年は正月休みが短いのだねえ。残念。でも、だからこそ貴重な時間を有効に使わねば!と決心するも、いきなり雪が降ってるし・・・早々に断念。大掃除もそこそこに(結果、小掃除に・・・)、のんべんだらりと年末のひとときを過ごしている。いかんねえ。

 年賀状を書こうと思ったら、会社の住所録(Excelファイル&Textに変換したもの)が開けない事が今日になって判明。Textに変換したはずなのだが、なぜか中身が空っぽ。おまけに僕はMac用のOfficeを持っていない。さて困った。

 あちこちWebを探しまわって、やっとの事で見付けたのがicExcel。30日間のトライアル版だが、なあに文書を開けてTextでエクスポートが出来さえすればそれで良いのだ。ホッ、助かった。

 と思ったら、年賀状をレイアウトするソフトを持っていない事に気が付いた。そう言えば去年はMac OS 9用のPageMakerを使っていて、デフォルトでMac OS Xを使うようになったのは今年からなのだった。ガーン。取りあえず、今のMacにPageMakerをインストールして、Mac OS 9モードで使えるように四苦八苦。何とかPDFで出力できるようになった。ホッ、助かった。

 なんつーか、パソコンとかプリンタなんて年賀状を作るときぐらいにしか活躍しないんだから、その位の環境は常日頃から準備しておけって感じではある。我ながら(汗)。

 そんなこんなで、家でのんびり過ごす休日はこれでおしまい。明日は友人宅で恒例の忘年会。そしてそのまま実家へ戻って、これまたのんびりとお正月を迎える予定。今年もお世話になりました。来年が皆さんにとって良き年でありますように。

1961/25/12/2004
そう、今日はクリスマスなのです
今年はどうだった?
また、ひとつ年が過ぎていって
新しい年が始まるのです

そう、今日はクリスマスなのです
楽しんでくれてるといいな
親愛なる皆さんへ
爺ちゃん婆ちゃん、お孫さんも

改めてメリー・クリスマス!
新しい年が始まります
来年も良い年でありますように
皆さんが幸せでありますように

- Happy Xmas (War is Over) -

1960/22/12/2004
 今月号のレコード・コレクターズ誌の特集は「ビートルズ米国進出とブリティッシュ・インヴェンジョン」。つい最近に発表された所謂、アメリカ編集盤の解説を軸に、イギリス勢がアメリカ音楽界に進出し始める切っ掛けとなった当時の出来事について記載している。

 1964年4月に全米チャートの1位から5位までをThe Beatlesのシングルが制覇したのは有名な事件であるが、その根拠としてなかなか全米リリースを許可しなかった大手レコード会社に業を煮やしたジョージ・マーティンがマイナーレーベルのVee-JayやSwanと契約し、Capitolレコードに先駆けてThe Beatlesのレコードを全米でリリースしていた事実を挙げているのが面白い。

 大手のような宣伝力を持たない弱小レーベルからリリースされたこれらのレコードはセールス的に惨敗であった。がしかし、満を持しての全米上陸&エド・サリバン・ショーへの出演を機にThe Beatlesの人気が大爆発、それ今だ!と言わんばかりにVee-Jay、Swan、Capitolからドバドバとシングルが連発されていた状況があったのだ。同時期に数社からリリースされた数多くのシングル盤は、それぞれが爆発的なセールスを記録し、結果としてチャートの1位から5位までを独占、100位以内に14曲がチャートインしたのであった。

 Vee-Jayの販売権は10月で切れたのだが、4月にCapitolがリリースしたセカンドアルバム「The Beatles Second Album」においてはVee-Jayが販売権を握っている楽曲を除いた11曲をなんとか捻りだしてアルバム化した、という異様な状況だった。ロック界の有名な伝説にはこんな裏話があったのだ。いつの時代も、レコード会社の商魂はたくましいのだねえ。

1959/19/12/2004
 そんなつもりは全く無いのだけれど、ちょっとした一言で相手を傷付けてしまうってのは良くある事ではある。軽はずみな冗談を言ったりする時なんかは特に危ない。そんなの冗談に決まってんじゃん!という論理は実際に傷付いちゃった人には通用しないのだ。もう傷ついちゃってる訳だから。

 僕はその辺りの事を比較的に意識をしている人間だと思っているだが、ここ最近の諸々を見ていると、どうやらそうでもないらしい。と言うか、平気でバンバンと人を傷付けちゃってる可能性すらある。う〜ん、なんつーか、一番面白い冗談というのは、ギリギリのところで踏みとどまって相手(もしくは自分)をバカにするって視点がどうしても必要なのであって、それは相手がその冗談を解する人であった場合に最大限の効力を発揮する。スレスレのところが面白い、みたいな。

 そういう性質が僕には染み付いちゃってるようで、そのレベルにすら達しない、どーでも良いような、冗談とも言えないような小さな一言ですら相手を不快にさせたり、混乱させたりしてしまう事があるようなのだ。所謂一つの「毒舌」なのかねえ、僕は。良く分からない。結局のところ、そのギリギリのラインをお互いに認識し合っている状態、落とし所が分かり合えている状態ってのが理想的なんだろうけど・・・難しいねえ。自虐的な冗談ってのが一番、当たり障りが無いのかな?。良く分からん。

 なんてことを考えていると、僕のこれまでの日々の中で破綻してしまった人間関係というのは、そういうところに原因があるんじゃなかろうかと。少なくとも相手のボーダーラインを超えそうなことを僕が言っちゃったときに、それとなく「それはラインを超えてるよ」って事をそれとなく教えてくれるような人が相性が良い人ってことになるんだろうなと。にしてもだ、ちょっと発言には気を付けなくちゃいかんな。

 ところで本日の画像。これはこの話に全く関係無い。暇だったので携帯の待ち受け画像を作ってみただけである。

1958/12/12/2004
 なかなか凄まじい攻防であった。自社製品を某企業ブランドで出荷するのだが、その会社の中の製品担当と品質担当の攻防があって、こちらは製品担当の援護射撃をするような感じ。なんでも、製品を出荷するには膨大な資料を提出しなくちゃならんらしく、それに関連する資料をこちらからも提供する必要があり、矢継ぎ早に要求される様々な情報についてこんな資料ないか?こんなんでどうでしょう?こういう資料もないですか?それならこっちでどうでしょう?みたいな感じで、さながら大砲の打ち合い状態。メールにして何十通やりあっただろうか?。向こうの求めている情報に近いモノを如何に迅速に打ち返すか、みたいな状態であった。いやはや、とにかく疲れた。そもそも、正規ルートだと3ヶ月もかかるものを3週間でやろうってんだから無謀ちゃー無謀。ウチの社内でもかなり大騒ぎになってたのだが、結局は僕が殆どやんなきゃいけない羽目になっちゃって、この土日が潰されたって感じである。自分で言うのも何だが、僕がいなかったらどうなってたんだろう?。上の人は早々に帰っちゃうしなあ。アホくさ。

 つー訳で、疲れました。寝よっと。

1957/11/12/2004
 明日も休日出勤。ぐはぁ。
1956/10/12/2004
 とうとう会社からタクシーで帰宅する羽目になってしまった。40分で1万円。どうして顧客の偉いさんから僕にじきじきに電話がかかってくるんだよぉ(答;ウチの一番目の偉いさんも二番目の偉いさんの電話も繋がらなかったから)。なんで僕が対応してるんだよぉ(答:偉いさんはお休み&直行直帰してるから)。ぜーんぶ押し付けて帰っちゃうんだから酷いよな。おまけに明日は休日出勤になっちゃったよ。とほほのほ。
1955/08/12/2004
 ニューヨークのクラシック・ロック専門ラジオ局Q104が選ぶ、史上最高のロック・ソング1043曲。1位がStairway To Heaven(Led Zeppelin)なのはまあ良しとして、2位がFreebird(Lynyrd Skynyrd)ってのが渋すぎる(笑)。Rolling StonesよりLed Zeppelinのエントリーが多いのもらしいっちゃらしい。こっそりとBilly Joelが紛れ込んでいるのが謎。

 今月号のSIGHTは米ローリング・ストーン誌が選定した「究極のロックアルバム100枚」の特集。1位のSgt.Pepper'sを含めベスト10までにThe Beatlesが4枚(なぜかAbbey Roadは12位)、2位がThe Beach BoysのPet Soundsなど、それなりに順等ではあるのだが、12位にMiles DavisのKind of Blueが入っているのが異色。20位までは一枚ごとに渋谷陽一氏によるコメントが添えられている。

 そう言えば、今日はJohn Lennonの命日なのであった。

1954/07/12/2004
 Soup Stock Tokyoも好きである。東京ボルシチ。旨いんだなこれが。腹ぺこじゃないんだけど、ちょっと小腹が空いている。でもハンバーガーは嫌だ。という時なんかに非常に重宝している。スープだと侮るなかれ。ちゃんと食の満足感が得られるボリュームになっているのだ。もうちょっと店舗が増えてくれると良いんだけどねえ。将来、自社ビルを持つような身分に成ったら、是非とも一階に誘致したい心境である。

 で、最近気になっていたのが店内で流れているBGM。ほのぼのしたカヒミカリイみたいな声で「♪ボルシチ〜ボルシチ〜」と繰り返される、軽やでヘンテコな脱力系の曲なのである。で、早速問い合わせてみた。以下、回答メールの抜粋。

いつもスープストックトーキョーをご利用頂きまして、
誠にありがとうございます。

また、この度はお問い合わせ頂き、ありがとうございます。

ご質問頂いた店舗で流れている曲は、弊社スープストックオリジナルに
作成をした「くださいボルシチ」という曲になります。

社内で作詞、歌って、オリジナルCDを作りましたが、
一般には販売をしておらず、スープストックトーキョー全店の
店舗BGMで流しております。
 「くださいボルシチ」(笑)。なかなかイイ味出しているじゃないですか。オリジナルだとは思ったが、まさか社内で作ってたとはねえ。♪ボルシチ〜ボルシチ〜。
1953/06/12/2004
Come fly with me。ちょっと素敵なFlash。

 一人暮らしの身としては、うどん屋チェーン店「はなまるうどん」を良く利用する。 たぶん、吉祥寺の駅前にあるからってのが、利用する最大の理由ではある。うどん屋って意外に無いんだよねえ。とびっきり美味いって訳じゃないのだが、まあそれなりに重宝はしている。ただ、改善して欲しい点はたくさんある。

  • うどん、そのものをもう少し美味しくできないか?
  • オプションの天ぷらの種類が少ない。おまけに冷めている(電子レンジは使い放題だったりするけど)
  • おにぎりが乾いている。最近、ビニールで包むようになったが、なぜかセロハンテープで留めてある。開けにくいっつーの。
  • 店内の雰囲気が安っぽい。BGMは山田花子の語りテープ(「キャンペーンガールの山田花子で〜す」)。
 少なくとも、これだけ改善されたらかなりイイ感じになるのだけれど・・・。うどんってのは、それ自体はあまり主張をする食べ物では無いのだから、オプションをもう少し充実させて欲しい。まあ、吉野屋の系列だから仕方ないっちゃー仕方ない。将来、信じられない位に金持ちになったら、はなまるうどんを買い取って抜本的に改革を遂行したい心境である。

 と、半ば諦めていたのだが、これらの欠点を全て克服した、それでいてコンビニエントなうどん屋チェーン店が存在した。その名も「本場讃岐うどん丸亀製麺」。店内に掲げられている「麺のコシを大切に守るため、ゆであげ20分以内の麺しか提供致しません」と書かれた書は、うどん屋としての心意気を感じる。おまけにオプションの天ぷら類は造り置きでは無く、その場で揚げているホクホクサクサクの逸品なのだ。素晴らしい。将来、武蔵野市長になったら丸亀製麺を大々的に誘致したい心境である。

1952/01/12/2004
 注文していたT-FALの電気ケトルが到着。ポットが壊れてから早半年、買わなきゃ買わなきゃと思っていたところにコイツを発見したのであった。一人暮らしに丁度良いサイズ。水を入れて台座にセットするだけで、あっという間にお湯が沸く。この台座が良くできていて、360度どの位置からでもセットできるのだ。こういうちょっとした工夫が嬉しい。逸品。しかーし、キッチンには余ったコンセントの口はもうありませんからっ!。残念っ!。

 コピーコントロールCDを徹底的に総括する。面白い。良く書けている記事だと思う。CCCDの動向には、その導入時から今までずーっと注目して来た。結局、破綻したも同然な訳なのだが、

音楽業界の最大の誤算は「CCCDが消費者に受け入れられる」と早合点したことだろう。日本の消費者の特徴の1つはクールさだ。フランスではCCCDを購入したユーザーが「カーステレオで再生できない」と訴訟を起こした。日本の消費者はこういう行動をあまり取らない。単純に「買わなくなる」のだ。反対の声が少ないのは、受け入れられている証拠」と業界が思っているうちに、いつのまにか客が消え去っている。日本とはそういう市場だ。このことは重い教訓として記憶されるべきだろう。
 全てはこの記述に集約されると思う。結局、技術的にも啓蒙的にもあんまり意味が無かった訳だ。こんな簡単な事が分からなかったんだから、単純にレコード会社が、いや日本レコード協会がバカだっただけなんだと思う。導入を決定したお偉方は、音楽を愛してないどころか日常的に音楽(CD)に接していないのだろう。これをおも〜い教訓として肝に銘じておくべきだろう。レコード会社が次々とCCCDから撤退していく中、東芝EMIだけが未だに推進を続けている。みんなで指差して笑ってやれば良い。や〜い、バーカ、バーカ。
もう1つ、音楽業界が読み違えたのは、iPodに代表される、デジタルコピーを活用した音楽の楽しみ方が急速に普及したことだ。これは良くも悪くもCDというパッケージビジネスが曲がり角に来ているということを表している。音楽業界にはこれまで「ネットには無料で入手できる違法コピーがあるから、ノンパッケージは商売にならない」という声が強かった。しかし違法な音楽ファイル交換が日本よりはるかに多い欧米でiTunes Music Storeが成功したように、ニーズに合致したサービスを提供できれば、人々はノンパッケージにもお金を払う。
 読み違えと言うか、iPodなどの爆発的な普及を予測できなかったのは、とにかくお粗末としか言いようが無い。こんな僕でさえ、初めてiPodに接した時は「これで音楽に接するスタイルが劇的に変わる!」と直感したんだけどなあ。ここまで大きなパラダイムシフトが起ころうとしている(もう起こっている)のに、それを未だに理解してないような気がする。
11月、日本最大の音楽配信サービス「Mora」は、購入した楽曲をCD-Rに焼いたり、携帯プレーヤーへ無制限に転送したりできるようにソフトを更新した。CCCD撤退の拡大も、Moraの使い勝手向上も、デジタルがもたらす新たなビジネスモデルの可能性に目を向けたためだろう。遅きに失した感は否めないが、手遅れではない。CCCDの「失敗」を教訓として、音楽ファンとアーティストの信頼を取り戻す作業に全力を傾けて欲しい。
 僕はもう手遅れだと思う。楽曲の全てがCD-Rに焼ける訳では無いし、コア・ユーザの多くは海の向こうでiTunes Music Storeが大成功している事実を知っている。レベルの低い後手などに誰も見向きはしないだろう。結局、日本版のiTMSがブレイク・スルーになるのだと予想。来年は更に大きなパラダイムシフトが起こるだろう。残念ながらそれは日本レコード協会からではなく、Apple社によって行われるはずだ。結果、moraAny Musicは自然消滅するだろう。こんなの普及する訳ありませんからっ!残念っ!
1951/30/11/2004
 気が付けばもう11月もおしまいなのです。冬の到来。いよいよ今年初めてコートを卸した。寒いんだもん。マフラーを新調。年賀状を買ったは良いが、この分じゃ書き始めるのはまだまだ先になりそう。過ぎ行く日々をボーッと眺めているとあっという間に大晦日だなこりゃ。マスケン・サンバはやっぱ変だ。早く誰か教えてあげた方がイイと思う。

 平日にも係らず、異様に早く帰って来た。本当はこの位のペースが普通なんだと思うのだが・・・。久しぶりに早く帰って来ても、なんつーか手持ち無沙汰と言うか、何やって良いのか分からなかったりする(苦笑)。ペ・ヨンジュンの来日ドキュメントなんか観てしまった。この人、フツーにイイ人っぽいねえ。ただ、やっぱりカリスマ歴が浅いなあという感じはある。ポール・マッカートニーだったらああいう事故は起こらなかっただろう顛末。つーかオバサマ、凄いパワーですな。ウチの母親もハマってるかと思いきや「一応、冬ソナは友達からビデオ借りてみたけど・・・そんなでもなかった」との事。とは言う物の、韓流ドラマの専門誌なぞをこっそり買っていたり、夜中にNHKで放映されている韓国ドラマを一緒に観つつ、しっかりとストーリ解説してくれる辺りに予備軍としての素質が徐々芽生えている雰囲気がなんとも。まあ、楽しみがあるってのは良い事だ。こっちはエルビスのDVDを観てシビれてるんだから。血は争えませんな。

 などと言う駄文を書き連ねる取り留めの無い夜。BGMは細野晴臣の「銀河鉄道の夜」。寒い季節になると、ふと聴き返したくなる、地味ながら心地良い作品。

1950/25/11/2004
 相も変わらずヘビーな毎日。

 「夢工場」ってバンドをふと思い出した。80年代半ば頃、フジテレビの同名イベントの冠だかなんだかでデビューしてた、チェッカーズの亜流(つーかチェッカーズの方が後か?よく分からん)みたいなイメージだったボンヤリとした記憶。早速、検索していると・・・なんと、まだ現役で活動してるっぽいじゃないか!。名前をThe Blimp Clubに変更して(そもそも最初はHOTCAKEというバンド名だったらしい。件のイベントで一時的に「夢工場」を名乗っていただけみたい)、地味ながら活動を続けている模様。メンバーの一人が会社を設立してるんだが、その名も「夢工場」(笑)。う〜む。♪フォトジェニック・エーンジェール、僕だけの物〜。

1949/23/11/2004
 と思ったら、俄に秋めいた休日。

 ここ最近、リムネットのメールサーバの調子がよろしくないようだ。言われてみれば、頻繁にタイムアウトが発生する。サーバの増強をしたって書いてあるけど、状況はあんまり変わってないような・・・と思ったら、なんか設定に不備があったらしく。 ほいで、サーバのレスポンス低下時にお客様側でお取りいただける対策ってのが掲載されてるのは良いんだけど、Mac OS XでMailを利用している場合の対策が、なんつーか「何コレ?」って感じ。気持ちは分かるんだけど、メーラーを移行しろってのはどうもねえ(苦笑)。

1948/22/11/2004
 気が付けばもうクリスマス・シーズンなのであった。空飛ぶサンタもとい吊り下げられてるサンタ。

 U2の新譜と共に「Joshua Tree」も買い直し。確かにこの頃のU2のサウンドは今のU2には出せないだろうね。立ってる位置が全然違うんだから、見えてるモノも全然違うんだろうし。ただ、金太りして柔になっていくバンドが多い中で、U2は比較的に健闘している方だとは思うのだ(ある種の自己防衛とも言えなくも無いけど)。

 そういや、MTVのアンプラグドってまだあるのかな?。U2は出演して欲しいアートスト、と言うか出演する事でそのアーチストの本質が見えてくるだろうと思うアーチストのベスト5に入るね。ちなみに1位はDavid Bowie、2位はMichael Jackson、

 まだあった。2.0にバージョン・にアップしてるし(笑)。

1947/18/11/2004
 "Do They Know It's Christmas?"(1984)
  • Bananarama
  • Bob Geldof
  • Culture Club
  • David Bowie
  • Duran Duran
  • Eurythmics
  • Frankie Goes to Hollywood
  • Heaven 17
  • Human League
  • Kool and the Gang
  • Midge Urge
  • Paul McCartney
  • Paul Young
  • Phil Collins
  • Spandau Ballet
  • Status Quo
  • Sting
  • The Style Council
  • U2
  • Wham!
 うん、みんな知ってる。キラ星の如くスター勢揃いって感じ。

 "Do They Know It's Christmas?"(1984)

  • Paul McCartney、
  • Chris Martin (Coldplay)
  • Dido
  • Robbie Williams
  • Sugababes
  • Fran Healy (Travis)
  • Justin Hawkins (The Darkness)
  • Bono(U2)
  • Will Young
  • Jamelia
  • Ms Dynamite
  • Beverly Knight
  • Group of 10
  • Joss Stone
  • Tom Chaplin (Keane)
  • Dizzee Rascal
  • Busted
  • Chris Martin(Coldplay)
  • Tom Yorke(Radiohead)
 やばい、殆ど知らない(苦笑)。ちなみにワーナーのサイトで1984年の映像がちょこっと観れます。

 米アップル、日本で音楽配信・来春メドに10万曲。いよいよ新時代の到来か?。

1946/16/11/2004
 U2新譜「How to Dismantle an Atomic Bomb」が到着。

 なんでも、バンド・エイドの「Do They Know It's Christmas?」が再レコーディングされるらしい。知らんかった。確かにボノのあのフレーズは印象的だった。そう言えば、あの頃のU2ってなんか若造って感じだったよねえ。誰これ?みたいな(苦笑)。

 そういやクリスマス・シーズンなんだねえ。

1945/13/11/2004
 ここ最近、どう考えても運動不足な毎日。一念発起してランニングしてみた。長い事、タンスの肥やしになっていたスポーツ・ウェアを着込み、iPodにBGMを詰め込み、やる気満々準備万端。近所の公園のグラウンド(多分、1周250mぐらい)を黙々と走り込む。がしかし、ものの10分も走っただけでもうヘロヘロ&気持ちワリー(苦笑)。グラウンド5周がやっと。おまけに左膝を痛めてしまった。アイテテテ。うーん、確実に体力落ちてるね。少しずつ慣らさないとダメなんだな、きっと。週一回ぐらいのペースでできれば良いなと思うんだけど、次の機会はいつだろか?。なんか楽に運動できるような仕組みって開発されないかな・・・こんなこと考えてるウチはダメだろな。
1944/12/11/2004
 待望のU2新譜「How to Dismantle an Atomic Bomb」。直訳すると「原子爆弾の解体方法」。今月号のrock'in onにはBonoとThe Edgeのインタービューが掲載されているのだが、なんつーか「War」の頃の真っ正直ロック路線を超えて「Achtung Baby」で自らのロックモンスター振りを嘲笑しつつ、前作の「All That You Can't Leave Behind」である種の境地と言うかロック・ミュージックの到達点みたいな所に着陸しちゃって、そして次はどうするか?みたいな雰囲気を確実に自己認識しているところが、他のバンドと決定的に違う部分なのかなあと思う。

 ロックの持つ時代的な「カッコ良さ」は、その時代が過ぎると共に確実に「カッコ悪さ」に変化していく。音楽的なクオリティーは普遍かも知れないが、その時代にとっての必然性みたいなものはどんどん希薄になって行く、っつーのは当たり前と言えば当たり前の事ではある。U2が稀な存在なのは、そういう「カッコ悪さ」に対して常に有効な回答を提示し続けていることにあると思う。マイノリティー故の反体制がロックだった頃、世界的スターになることで自らが体制側に組み込まれて行った頃、大物とか重鎮とか言われ始めた頃、そういう諸々の時代を通過した今、これら全てに対してその枠に留まらない画期的なサウンド提示し、絶妙のバランスで「カッコ悪さ」を回避し続けているのだ。それどころか、確実に前進し続けている風さえ感じさせる。

 結局、プリミティブな感情でロックを演ることの恥ずかしさ、みたいな空気が90年代頃から脈々と継続していて、それでも絶対的にカッコ良いロック・サウンドというものが存在できるのだという証明をし続けているのがU2というバンドなのだろう。他にもカッコ良いロック・サウンドを出すバンドは無くは無いんだけど、何となく諦めモードと言うか、時代と真っ正面に勝負することを避けていると言うか、リアルタイムのロックとは違う独自のフィールドの中でのロック、という範疇を脱却できているバンドは殆どいない。今の若いロック世代の演るロックはあくまでもスタイルがロックなのであって、問答無用でひれ伏させる吸引力みたいなモノは無かったりするし、かつてのロック世代が演るロックはノスタルジーという呪縛から逃げ出すのに必死である。The Eaglesは形式上は現役バンドであるが、その存在はThe Ventuersのそれと差異が無いような気がするし、The Rolling Stonesなんかは、その境界線ギリギリ踏ん張っている感じがする。最前線で現役感覚をフルに固辞しているロック・バンドという存在自体、今の時代には成立しないんじゃないか?という仮説すら立ててみたくなる状況ではある。簡単に言えば「ロックは死んだ」ってやつだ。

 しかし、そういう仮説をスルッとすり抜けてしまうのが今のU2の存在だ。iPodのCMと連動した新曲「Vertigo」なんかは、ロックの方法論としてはその前のiPodのCM曲だったJETの「Are You Gonna Be My Girl」と何ら変わりはないのだが、JETがこういうサウンドを出す事の意味と、U2がこういうサウンドを出す意味ってのは、何かが根本的に違うようなするのだ。何だか良く分からないのだが、とにかくU2の方が圧倒的なモノを感じさせる。なんだろな、JETは「ダサイことを承知しているカッコいいロック」という諦めムードな感じなのに対して、U2は「ダサイことを承知」はしているものの、そこに諦めムードは全然なくて、それを踏まえた上でのプリミティブな感覚を兼ね備えた「ダサくないロック」という感じ、とでも言えば良いのだろうか?。音そのものも、U2の存在自体も殆ど奇跡的とも言えるスタンスを確立している。

 今時、ロックなんて青臭いしカッコ悪いよね。バンドって形式自体がなんか古いし、「ロックスター」なんつー存在もかなりダサいよ。でも、そんなことは分かってるんだよ。そういう足枷を全て振り払う位のカッコいいサウンドを突きつけてやる!って感じ。どうだい、ロックって最高だろ?。グゥ〜とでも言ってみろ!。

 そんな風に言われているようなサウンドである。もう圧倒的なカッコ良さ。そして僕は言うのである。「グゥ〜」。ロックという音楽が持つ可能性はU2に託されたと言っても過言じゃないだろう。いったい、どこまで行くのだろうか?。僕はその行く末をこの目で、この耳で確かめたい。

1943/09/11/2004
 片付けても、片付けても、次から次へと問題が発生する。え?、そんな話は聞いてないぞ!って事が多すぎる。詳細を全く詰めないまあ、あちこちで勝手に話を進めといて、後始末をするのはいつもこっち側(つーか僕)。なんなんだよ〜。ちゃんとできないんだったら、何もしないで欲しいんですけど・・・ふぅ。
1942/06/11/2004
 秋到来。とか言ってても、どうせすぐに終わっちゃうのである。来週頃にはもう寒くなっちゃうのだろうし。秋が2〜3ヶ月あれば良いのにねえ。そろそろコートをクリーニングに出さなくちゃ。
1941/05/11/2004
 前回、大撃沈した件の打ち合わせ再び@新横浜。二進も三進も行かない状況をお互いに少しずつ泣きましょう、と言う大人な落とし所で決着した。予想通り&許容範囲の結果。ホッ。しっかしあの担当者、よく喋るなあ(苦笑)。

 打ち合わせ後、同行した後輩とマックで遅めの昼食、と言うか夕食。後輩から「この先について、どういう構想を持ってるんですか?」という問いに対し、回答に窮してしまった。ごめんねえ。正直、なーんにも考えてないのよ。今の状況を僕が築き上げたとは思ってないし、それをコントロールしてるとも思ってないんだよ。何か夢や希望や目標がある訳じゃなくて、目の前に出された課題を、手持ちの資源でどのぐらいベストを尽くせるか、って事の繰り返しなんだよね。いろんな制約の中で、どのぐらいバランスの取れた結論が出せるか。そんな事ばっかっ考えて来たような気がする。どうやら、僕の仕事は夢を語ることじゃなくて、誰かの夢を具現化するために頭を悩ませる事みたいです。カッコ良く言えば、映画監督っつーよりはプロデューサー的な位置付けかな。そんな立派なモノじゃないけど。自分で主張しない分、上手く利用されてる訳です(苦笑)。まあ、どうせ踊らされるんだったら楽しく、できればカッコ良く、そしてあんまり疲れないように踊れれば良いかなと。そういう事です。

1940/05/11/2004
 会社内で使ってるPHSのストラップを変えてみた。PHSは社員一人に一台が割り当てられてるのだが、充電器が集中して設置されているので、自分の端末がすぐに見付けられない事が多い。よって、こういう人より目立つストラップにしておくと都合が良いのだ。ただ可愛いだけじゃなくて、お腹の部分が携帯の画面なんかを磨く為のマットになっていたりもする。素材が柔らかいので電話中に筐体に当たってカチカチ音を鳴らす事も無いしね。
1939/03/11/2004
 ほんの一瞬だけ垣間みる事ができた秋のシーン。
1938/31/10/2004
 時間があったので、手持ちのDVD「ショーシャンクの空に」をまた観た。何度観ても良い作品だ。感動する。押し付けがましい感動じゃなくて、なんかこうサラッととしている。泣け泣けーという感じが全く無い。辛く悲しい物語かと思ったら、後半で突然に雰囲気がガラっと変わって行く様が他の作品にはない清々しさがある。知らない間にその伏線がしっかりと存在しているのも見事だ。こんなに素晴らしい脚本に名優ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの競演と来れば、良 くならない訳が無い。とにかく秀作。

 ピアソラのCD「ラ・カモーラ:情熱的挑発の孤独」を購入。内容は良いに決まっているのだが、とにかくタイトルが凄い(笑)。

 ブライアン・ウィルソンの「SMiLE」も購入。ロック史上最大の伝説が今ここに!。ああ神様、夢じゃないんですね。これが37年前にリリースされていたらロック界の歴史は今とは全然違っていたかも知れない。何がどう伝説なのかはこちらを参照の事。

1937/29/10/2004
 最近、ギタリストの持つヒロイズムってのは、ボーカリストのそれとは根本的に異なる感覚があるんじゃないか?って事を考えている。まだ上手く考えがまとまっていないのだが、ボーカリストは自分の声(と歌詞)で自分をパフォーマンスするのに対し、ギタリストはギターのサウンドのみでそれらを表現する。声を出さないところに秘密がありそうだ。僕がカッコいいと思うギタリストはボーカル兼ギタリストでは無く、あくまでもギタリストという佇まいだったりする。クラプトンのボーカルはカッコいいが、一番カッコいいのはギターソロを弾いている瞬間だ。ギターという楽器に歌わせているある種の不自由さがあり、それ故に独特の表現手法を確立しているような気もする。ピアノと違って、出してしまった音を後からでもコントロールできる。和音と単音を織り交ぜられる。大胆にエフェクターをかませられる。敏腕ギタリストほど、ギターが体の一部になっているように見える。デイブ・ギルモアはルックスは冴えないけれど、ギタープレイは冴えている。ドラムやベースと比べて、奏者の個性より明確に出る。バッキングが上手いギタリストもカッコいい。リフの持つカッコ良さのポテンシャルも見逃せない。ボーカルよりも表現力があり、ピアノよりも禁欲的であり、オーケストラと違い一人で完結する。幾らでもファクターは出てくるが、考えがちっともまとまらない(苦笑)。
1936/27/10/2004
 今日も午前様。

 iPod Photo。あまりに芸の無いネーミングにズッコけた(苦笑)。Apple曰く「音楽と写真は似ている。自分のお気に入りをたくさん持ち歩きたいからだ」という主張は?ではある。iPhotoという画像管理ソフトがあるにも係らず、あえてiTunesでの同期を採用したってのは、微妙なようなそうでないような・・・音楽の再生中にアルバムジャケットを表示できるのは、ちょっとだけイイ感じ。それにしても「画像の連続再生は5時間可能」って言われても、そんなに写真ばっかり見ないってば(笑)。

 イイなと思ったのは画面表示用のフォントが変更されているところだったり。

 でも、一番イイなと思ったのは、こっちのU2バージョンだったり。

1935/26/10/2004
 何となくだけど、やっとこさっとこ仕事の方針っぽいものが決まり始めて来た。随分前から「んなもんこうやるしかないじゃん」と思ってた場所に着地したので、少しほくそ笑んでる僕なのだが、ここまでの時間のロスが本当に勿体ないと思う。今日の主要メンバーの打ち合わせの前半で、事業部長がこれまでの事の成り行きを説明してくれたのだが、いろいろな雑音のせいで本人ですら自己矛盾に気が付いているんじゃないかというぐらいに、辻褄の合わないストーリーであった。散々っぱら話を大きくしておいて、挙げ句の果てに「この先どうなるか誰も予測が付かない」ってのは無いんじゃないのかしら?。まあ、個人的に突き上げても仕方ないんだが・・・。こちとらサラリーマンなので、製品が負けようが会社が無くなろうが、あんまり切迫感は無い訳で、そういう命運を現場の技術力に全て託しちゃうような会社はそもそもダメなんだろううなあって感じはする。ダメな時はダメなんだわ、これ。そして、こういうドタバタ状態を根性論で説かれても、僕には全く説得力が無いのだな。あそこのプロジェクトがいつまで経っても軌道に乗らないのは、たぶんこれが原因。何が言いたいのか分からなくなってきたけど、要は自分がやらなきゃならないことを粛々と、それも合理的にやるだけ。取りあえず、できないものを「できます!」と言わされなかっただけでもマシかもね。さ、今月に入って何度目かのスケジュールの練り直しをしなくちゃ。ベンチがアホやから、って言葉を思い出すねえ。
1934/23/10/2004
 もう嫌になるまで眠り続けてやると固く決心し、眠れるだけ眠りまくった。目覚めたのは土曜日の夕方。十数時間も眠っていた計算になる。こんだけ眠れるってことは、僕もまだまだ大丈夫だな(苦笑)。
1933/22/10/2004
 通常、致命的なバグでなければ次の改版時にまとめて解決しちゃう、って策を選択するのだが、そうするとそのバグが致命的かどうかという判断が重要になってくる。そのソフトを使うとWindowsがダウンする、ソフト自体がダウンする、メインの機能が使えなくなる、データが壊れる、運用で回避する方法が無い、などのバグは致命的と判断するのだろう。要は今すぐに修正をしないと二進も三進も行かない問題を抱えちゃった場合、である。代替手段がある場合や影響範囲が限定される場合は制限事項や注意事項として、取りあえずの回避とする場合が多い。で、今日になって発覚したバグは、範囲は限定されるけれどその範疇に含まれると問題を引き起こす、というモノであった。こうなると、その製品の面子というか単純に「対応しとかないとカッコ悪い」というニュアンスも含まれてくるので、やっぱり緊急で修正をしなくてはならない。内部的な仕様変更が発生していたのにそれを誰も知らなかった、おまけにそれをお客に指摘された、という非常に情けない原因であった。ソフトの修正、テスト、マスタCDの作成などを大急ぎで進める。結構、ガックリ来ちゃったが、起こっちゃったモノは仕方ない。今日はプロジェクトの打ち上げだったので、メンバーを先に帰して僕だけ居残り。トホホ。

 夜中の21時過ぎ、全ての作業を終えてやっとのことで打ち上げに参加。リーダーのくせに仕切りを完全に人任せにしちゃってたので、申し訳ないなあとか思いつつ、現場に到着すると・・・なんか妙なテンションで盛り上がってる(苦笑)。気が付けば総勢20名の大宴会だったのである。そうか、こんなにいたんだねえ。最後の最後までトタバタ続きだったし、もう次のプロジェクトが始まっているのだけれど、取りあえずは一区切り。皆さん、お疲れさまでした。

 23時過ぎ、三々五々で解散。りんかい線に乗って帰途に付いたのだが、事故があったらしく電車の中で1時間近くも閉じ込められてしまう。電車は大崎の目前まで行ってたのだが、ホームに電車が詰まっているとか何とかで、延々と立ち往生。だったら大井町から発車するなよ、とにかくどこでも良いから下ろしてくれ、という思いは届かず、大崎に到着したのは翌日であった。携帯で乗り換え検索すると・・・ガーン、到着は朝の5時過ぎ、電車がもう無い。帰れないじゃーん!。とほほ。

 どーしても家に帰りたかったので、渋谷まで出てタクシーを拾おうと道に出たら、なんと吉祥寺まで直通の深夜バスを発見。凄い偶然。1500円だったけど、タクシーで帰るより全然マシなのねん。ウトウトしながらバスに揺られて吉祥寺へ。気が付けば、打ち上げでは何も食べてなかったので、急にお腹が空いてきた。駅前のラーメン屋で深夜の夕食。この辺りでそろそろ体力の限界、駅前でタクシー拾ってやっと自宅に到着。夜中3時過ぎ。疲れました。眠ります。おやすみなさい。

1932/20/10/2004
 金曜日の敗北感をやっと上司や他の部員と共有することができた。これを報告するまでのムズムズ感ったら無かった。しっかりと耳を傾けてくれる人、俺には関係ないじゃん的な人など反応は様々だが、取りあえず自分内思考シミュレーションによる悪循環は断ち切られた模様。上司の口から出た「まずは言いたい事を全部言え。君一人で悩めって言ってるんじゃない。皆で悩もうと言ってるんだ。」との言葉にちょっと救われた。予想通り、これと言った解は出なかったのだが、それでも随分と気が楽になった。
1931/17/10/2004
 金曜日の惨敗、そして来週から始まるであろう気が重い対応作業が頭から離れず、ちっとも休んだ気がしない。むぐぐぐぐ。

 久しぶりに実家へ。元々、予定していた帰省ではあったのだが、こんな気分の時は一人で過ごしてると気が滅入るので、 そういう意味では良いタイミングではあった。心配かけても何なので、今の仕事の状況についてはあまり詳しい話をしなかったのだが、何となく状況は察してくれたようである。昨日は親子水入らずですき焼き食べて、早々に就寝。今日はノンビリ寝坊して、これまた久しぶりのお墓参りへ。昨日の寒さとは打って変わって、とってもイイお天気であった。きっと「まあ、そんなにキャカリキにならんでも良いんじゃないの?」と言われてるんだろう、と勝手に解釈。あんまり細かい事を気にしない、豪快で楽天的な人間に憧れて早34年ではあるが、多分このまま小心者で神経質な人間として生きて行くのであろう。こういう大人になっちゃったんだから仕方ない。この先どうなっちゃうのかゲームを観戦するように、この状況を少し面白がっていく位の覚悟で臨もうかなと。今年の年末辺り、自分がどういう状況に置かれているのか全く想像が付かない、という状況も考えようによっては面白いかもね。

 キムタク出演の話ばかりが注目されている映画「2046」。予告のトレーラーをどこかで観たのだが、デカダンな雰囲気がひょっとして僕好みかも、などと妄想している。よく考えたらウォン・カーウァイ監督の作品って観た事無いんだよな。この作品を観る前に、ちょっと予習をしておきたいんだが、そんな時間あるんだろうか?。

1930/15/10/2004
 つまらん研修の後、仕事の打ち合わせで新横浜まで。相手が提案してきた仕様をそのまま採用すると後々まで酷い苦労(リスク)を背負わされる、という切迫した議題である。研修中もこの件で頭がいっぱいであった(よって何にも習得できてない)。こっちの出席者は僕+後輩+偉い人。相手は協力な技術的バックボーンを持つ強者2名+偉い人。正直、相手の提案は技術的な観点から見ればある意味では正論なのだ。しかし、単純な可否だけで語れないのがパッケージ製品の宿命。いくら技術的、理論的に正しくても使い勝手が落ちては本末転倒である。その辺りを如何に納得させるか、説き伏せるかが今回の命題。ただ単に「使いにくくなる」だけでなく、相手の正論に匹敵するような根拠を提示しなくてはならない。今回は非常に厳しい戦いになる。そんな予感を抱えつつ、打ち合わせに望んだ。

 結果、惨敗であった(涙)。開始早々、僕はコーナーに追いつめられて件の2名に物凄い勢いでコテンパンにやっつけられてしまった。一発のパンチを繰り出す余裕も無かった。ダウンしないようにするのがやっと。ここまでやられちゃったのは初めてかも知れない。所詮、僕の技術的バックボーンなど知れてる訳で、博士級の知識を持つ2名には全く歯が立たなかった。完全に敗北。おまけにうちの偉い人が「なんだ、それってウチの問題なの?」とビックリ発言。どっちの見方なんだよお。ああああああああああ。1ラウウンドKO・・・。

 若干の救いは、相手の偉いさんに「技術的に非常に困難である」「スケジュールの見直しが必要」の2点を納得してもらったこと。うちの偉いさんに「他のプロジェクトを止めてでも対応する」との発言を引き出した事。件の2名から技術的な協力を約束してもらったこと、などである。完敗ではあったにせよ、全くポイントが入らなかった訳でも無かった。もうこれは技術者としてのプライドだけで勝ち取ったポイントだ。 今後はこれを如何に有効活用していくか、である。難儀なのは違いないが、決まった事はやるしかない。長く厳しい物語の始まりの始まりだね。

 打ち合わせ後、偉い人と分かれて、後輩と2名で帰途へ付く。僕は敗北感でフラフラで、後輩はなんと徹夜明けだったらしく違う意味でフラフラ。反省と慰め、今後の展開などをボーッと話しつつ、駅で電車を待っていたのだが、待てど暮らせど電車はやってこない。ホームを間違えていた事に気が付いたのは10数分が経ってからであった。あらら。やっぱショックだよねえ。

 さて、これからどうなることやら。また落ち着かない休日を迎える事になってしまった。

1929/14/10/2004
 更新がままならない今日この頃。某氏を除いて特に反応も無いみたいなので、このままフェイドアウトしても気付かれないかもね。そもそも、誰かの為に続けてる訳じゃないので、いつ止めてもイイんだけど。

 いつかやるだろう、いやまさか、いやいやそれはないって、ってな感じでやっぱり出た「ザ・ビートルズ '64 BOX」。手早く解説。ビートルズ人気絶頂の60年代初頭、今No.1の人気を誇ったこのバンドですら、各国で発売されるアルバムの形態(ジャケ、収録曲、タイトル等)をアーチスト側からコントロールすることは許されなかった。レコード会社は独自の判断で勝手に編集アルバムをリリースする権利を持っていた。結果、各国ごとにまちまちの、オリジナル・アルバムとは似ても似つかないヘンテコなアルバムが矢継ぎ早にリリースされた。もちろん、ビートルズの許諾など取る訳も無い。このBOXに収録されているのは、米国のレコード会社が勝手に出した「アメリカ版ビートルズLP」をCD化したものである。故にこのBOXはアーチストの意向がっまるで反映されなかった当時の爪痕を垣間見せてくれるBOXと言うこともできる。

 問題なのはビートルズ音源がCD化される際、ジョージ・マーティン監修の元で「世界共通音源」として、英国オリジナル・アルバムのみがCD化され、それ以外の各国版でたらめLPは全て廃盤になったのだ。世界各国でぐちゃぐちゃになった音源を整理するという強い目的があったと思われる。なのに、なのに、このBOXである。結局のところ「何か出せば必ず売れる」というビートルズ音源の威光にずるずるとすがり続けるレコード会社の体たらくしか感じ取れないのである。はっきり言って音楽的な意味は皆無である。いやまさか、がまさかじゃなくなった瞬間である。あ〜あ。

1928/09/10/2004
 休日出勤。台風。暴風雨。打ち合わせ。ビルの横揺れ。取りあえずホッと一息。3連休じゃ無くなったけど、まあイイか。
1927/04/10/2004
 深夜、ふとテレビのスイッチを入れたら、坂本龍一+細野晴臣+高橋幸宏+小山田圭吾+ムーグ山本という仰天面子による演奏シーンが飛び込んで来た。ニュース23の特別企画らしいのだが詳細は不明。悲しいかな、演奏曲目は坂本龍一の近作「Chasm」に収録の凡作"War & Peace"であった。う〜む。

 10月に入って大幅な組織変更。組織の実態はあんまり変わってなくて(組織名が変わっちゃうのは毎度の事だが)、いろんな部署からいろんな人々が編入してきて、世にも奇妙な大所帯となってしまった。こういう場合、外の部署から放出される人材ってのは・・・まあ、いいか(苦笑)。とにかく、内部的な編成は大きく変更される模様。僕はプロジェクト・リーダーという現場的な位置づけから、なんか良く分からない大袈裟な位置付けに。う〜ん、この立場で僕に何をしろって言うんだろう・・・。組織変更の速報は各部員にもチラホラ流れ始めたようで、会う後輩みんなに「これからどうなるんでしょう?」とか「これでやっていけるんでしょうか?」みたいな感じで質問攻めに合う。皆が戸惑っているように僕も戸惑っているんだよ。どうなるんだろうねえ。とにかく、今までのような小回りの利いた動きは更にやりにくくなりそうではある。う〜ん。

 明日は早朝から名古屋へ出張。日帰り希望。

1926/02/10/2004
 記憶の為の記録。携帯に着信履歴が残っている事に気が付いたのが21:00頃。相手は例の「ウンタラ曲線」のお方。一応、仁義は切っておこうと電話すると、すぐさま「担当者に変わるんで直接、話してください」との事。あなたが担当者でしょ!(苦笑)。

 で、担当者(先輩)と直接に会話。障害原因の切り分け作業をしてみたところ、僕の担当するソフトの所でメモリリークしてる(ように見える)とのお話。仕組み的には僕の担当部分から別のソフト(先輩の担当部分)を呼び出してるのだが、先輩の担当部分だけだと現象は発生しない、連携させると現象が発生する、故にお手上げ状態・・・との事。間接的に「そっちが悪いんじゃないの?」と言われているような気分になる。僕の担当部分はそれなりに実績があり、先輩の方はここ数日間に突貫で急ごしらえしたモノ。どう考えてもこっちに非がある確率は低いのだが、電話で幾ら話してもそれは確率論でしかない。取りあえず、こういう観点から調査してみて下さいとお願いをして電話を切る。

 数分後、「ウンタラ曲線」のお方から電話。「申し訳ありませんが明日こちらに来て調査して欲しいんですが・・・」。この電話でキレた。これまでにもアホなスケジュールを策定したり、納品日がコロコロ変わったり、出来もしない事をやりますと言って結局はその作業を誰かに押し付けたり、とにかくこの人、自分では何にもしない。「いいえ、今からそちらに行きますんで(心の声:今から行って完全にこっちがシロだっていう引導を渡してやるから首を洗って待ってろ!)」。ムカつきモード100%で急遽、タクシーを飛ばして会社へ向かう。

 移動中にこれまでの事実関係と調査結果、想定し得る障害の原因を頭の中でリストアップ。2時間で全てを解決して戻ることを決心。22:00過ぎ会社に到着。まずは切り分け作業。ソースコードを確認してメモリ解放忘れなどが無い事を確認。これはOK。逆に僕の担当分だけでメモリリークが発生しないかを確認する。これもOK。別のソフトの呼び出し部分のみを削除したデバッグ版を大急ぎで作成し、実証実験を試みる。メモリリークは発生しない。こっちは完全にシロだ。ここまでで1時間。よ〜し。

 次、原因の推測。メモリリークは別のソフトを呼び出した後で発生する。つまりこの部分に何らかの問題があるはず。単独で動作させれば問題は発生しないし、ソースコードも隈無く見直したとの事。開発者の能力から察するにこの情報は間違いないだろう。同じような呼び出しは別のソフト内でも行われている。こちらではメモリリークは発生していない。ここまでの情報で僕が出したキーワード「呼び出し方、呼び出し回数、呼び出し頻度の差異は無いのだろうか?」。ここで先輩が構造上の重大な欠陥に気が付いた。もちろん別のソフトの構造である(だって、こっちは完全にシロなんだもの)。詳細は省くが「ああ、そういう構造にしちゃったらソフト的にどういう挙動をするか保証できませんねえ」という感じの内容。もうちょっと言うと「そりゃダメだろうて」という造りになっていたのだ。それが原因であることを実証的に確認するには時間切れになってしまったが、ほぼ間違いなくこれで解決だろう。その修正を行うための最短距離を簡単に相談して(なんで僕が相談に乗らなきゃイカんのだ?という疑問はあるにせよ)その日はおしまい。これで2時間ぴったり。

 振り返ってみれば、自分の担当部分に問題ない事を証明し、相手の疑わしき部分を指摘し、その対応方法の指針を示しに行って来た、という事だ。なんだよこれ?。おまけにここまでの作業をボーッと横で見ていた「ウンタラ曲線」のお方が一言。「もしかしたら明日も電話するかも知れませんので対応をお願いします」。僕「(冗談っぽく)いいえ、僕の責任は完全に果たしたのでもう電話には出ませんから(苦笑)」。ウンタラ曲線「いやでも、期日が迫っていますので、そこを何とかよろしくお願いします」。僕「(今度はちょっと本気モード)い〜え、絶対に出ませんから、もう電話しないで下さいね(ニッコリ)」。このやり取りを聞いていたその場の関係者は僕の裏の真意を感じ取って、お穏やかに苦笑していたんだけど、肝心の本人だけが気が付いていない。プロジェクトじゃなくて自分の危機管理をした方が良いかと思いますが・・・。

 その後。、タバコを吸いに行って戻ってみたら「ウンタラ曲線」のお方は先にお帰りになったようで。ふ〜ん。

1925/26/09/2004
 映画「ヴィレッジ」を観に行く。ある閉ざされた村。村人達はある掟に縛られてひそやかに生活していたが、とある事件をきっかけに、その村で生まれ育った子供達が疑念を持ち始める。そして彼らが知ったのは、驚くべき意外な事実だった・・・という物語。製作、脚本、監督は今やハリウッドで一番金を稼げる脚本家のM・ナイト・シャマラン。今回もそれなりに重要な役としてカメオ出演をしている。当初から盗作疑惑が囁かれてはいたのだけれど、「現実社会から隔絶されたコミュニティ」と「最後の大どんでん返し」というキーワードから導きだされるオチは自ずと決まってくるのである。ただし、そのオチの度合いがあまりに世俗的でそこは意外にビックリした(苦笑)。映画としてはそこそこ面白い。なんたって前作の「サイン」のオチは酷かったもんねえ。それなりに世界観がちゃんと出せてて良かったんじゃないの。★★☆☆☆。

1924/25/09/2004
 ごぶさた。

 昨日、冷静に数えてみたのだが、掛け値無しに11ものプロジェクトが同時進行している。いろんなバッドタイミングが重なった結果なんだけど、ここまで揃うと逆に可笑しくなってくるもんだ。自分の置かれている状況を楽しんじゃってる感じ。次々と現れる無理難題、手持ちの武器を駆使して時間内にクリアしなければならない。どことなくゲームっぽい。ゲームっぽいのは良いのだが、肉体的な疲労はリアルにやってくる。ちょいと風邪気味です。

 大学時代のサークルOBライブ。先週末だったんんだが、参加どころか観に行く事もできなかった。早い段階から幾つかのバンドからお誘いがあったのだけれど、その時は先の予定が読めない事もあって全て辞退させてもらってたのだ。結果的にはその判断は正しかった事になっちゃったねえ。悲しいかな。何故か僕の楽器(キーボード)だけが参加してた模様。

 結局「スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX」を買っちゃった。「ジェダイの復讐」が「ジェダイの帰還」に変更されてたり、映像的にもエピソード1〜3との辻褄を合わせる為の修正が施されてたりと、いろいろ手が入ってる。実はまだ封も開けていないけれど・・・。

 ジョージ・ルーカス本人はエピソード7〜9の製作の可能性を完全否定しているけれど、本人がどんなに嫌がろうとも、後々には絶対に制作されると僕は予測する。少なくともルーカス存命中は製作されないとしても、それ以降には「故ルーカスの意思を受け継いで」とか何とか言っちゃって製作されちゃうんだよ。恐らく映画会社が主導で。ジョージ・ルーカスの息子がプロデューサーに名を連ね、マーク・ハミル(ルーク・スカイ・ウォーカー)やキャリー・フィッシャー(レイア姫)を担ぎだし、最後の目玉として爺さんになったハリソン・フォード(ハン・ソロ)を登場させ、SFX担当として初期の製作スタッフも招集する(実際には引退してるんだけど看板として)。とにかく、ありとあらゆる手段を駆使して、その作品が「スター・ウォーズ」の正当なシリーズ作品であることを必死で説明するだろう。そうそう。A.Iを製作したときのスピルバーグのように。絶対、製作されるよ。エピソード7〜9。間違いない。

 最近の楽しみはNHK BSで深夜に放送されている「ザ・ホワイトハウス2」。なんでも10月から第3シリーズが放映されるとかで、その予告の意味も込めて、第2シリーズを一日2話ずつ再放送しているのだ。真夜中にひっそりと帰宅し、コンビニで買った弁当を食しながら、大統領とそのスタッフたちの慌ただしい日常を観るのも悪く無い。激務だねえ。何気に声優陣も豪華だったりして。ちなみにマーティン・シーンはチャーリー・シーンの実のお父さんです。

1923/11/09/2004
 やっとお休みなのだ。ふぅ。

 なんでこんなにバタバタしてるんだろう。ちゃんと数えてみたら、10個位のプロジェクトが同時進行してるんだよな。なんだこれ?。そのうち本来の自分の担当は2つで、それだけは何とか無事に完了させないとねえ。あとは知らん。これが世に言うデスマーチってやつか?。端から見てると、どうやらイントロが始まってるみたいだね。

 傑作な話。以前にウチの部署に新しく配属されたプロジェクト・リーダがいて、そもそもリーダー級の人材不足を補う為に部長がつれて来たんだが、敏腕とか凄腕とか所謂「鳴り物入り」な人だった訳だ。某保険会社の大きなプロジェクトを任されていて、報告会などでその進捗を聞いていたのだが、その時の提出資料が凄いんだ。奇麗なシートにきちんと整理された進捗表、細かくカテゴライズされた問題管理表、MS Projectを使いこなし、なんちゃら比率とかウンタラ曲線とか、そりゃもうプロジェクト管理の知識バリバリなのだ。ほー、スゲーなー、とか思いつつ、僕はその辺りの「プロジェクト管理術」てきな理論って丸っきり信じてないので、その成り行きに注目していたのだ。

 で、事態が急変したのが今週の初め。誰がポカしたのか知らないけど、来月1日に納品ってスケジュールがいきなり発表されたのだ。スケジュール表を貰ったら、基本仕様書の作成期間はたったの1日。なんじゃいこれ?。これ見よがしに資料に書いてた、なんちゃら比率とかウンタラ曲線とかはどこ行ったんだよ(爆笑)。スゲー可笑しい。おまけにそのプロジェクトに必要なソフトウェアの基本的な仕組みとか、顧客の案件を具体化させる知識とか、その人はまるで入ってないの。今になって慌てて、いろんな人に根掘り葉掘り話を聞き回ってるんだけど、その質問がまたチンプンカンプンなんだ。もうね、後輩達とかから悪評さくさく。一夜にしてヒール。あはははは。どうなるのかねえ。

 つかね、僕はもうだいぶ前から「あれ?この人は大丈夫なのか?」と思っていたからね。あんまりショックは感じてない。そもそも自社製品の提案をしようって人がなんで自社製品を触った事がないんだよ。もうその時点で「あれえ?」って思わなくちゃ。今、僕が考えているのは如何にそのプロジェクトに巻き込まれないように責任分担を明確化しておくかだ。日々、外堀を埋めるべく土砂を搬入しているって状況。言っておくけど、冷たいんじゃないからね。自分がやんなきゃいけない仕事を確実にこなす為に、その障壁となる部分を排除してるだけだから。こっちまで潰されたらウチの部署は完全にアウトだもん。そういう意味では責任重大。

1922/08/09/2004
 一日があっと言う間に過ぎてく。

 担当してるソフトウェアの引き合いがあちこちから来ていて、バタバタ続きの毎日なのである。このご時世、以前から問い合わせは多かったのだが、ここへ来て大手から同時に2つの提携話が舞い込んで(というか誰かがそう仕向けたんだろうけど)その煽りが現場レベルにまで吹き荒れている。そもそも、10月初旬に2製品のバージョンアップ版を同時にリリースする予定なのだが、そこへWindows XP SP2のリリースが重なったり、こないだ就任したばかりの社長があれこれ言い始めたり、もう右へ左への大騒ぎなのだ。日に日に目に見えて話が大きくなっていく。どうなっちゃうんだろう。ビビるとかプレッシャーとかの感覚はとっくに麻痺しているので、その辺は平気なのだが、もうホント他人事のように「どうなちゃうんだろう」という感じ。

 あ〜、どこか静かな山奥の温泉にでも浸かってノンビリしたいなあ。何にも考えなくても良い時間が欲しい。

1921/05/09/2004
 ま、神様になるのも悪くは無いかもね。

 ってな訳で休日出勤。関係者を一同に集めて、部長から各人へ次々と指示を出し、それぞれが資料を作って、最終的に取りまとめる、ってな進め方だったのだが、案の定と言うかそんなにテキパキ機械的に指示が出る訳も無く、明らかに待ち時間の方が長かった。この程度の作業なんだったら予め指示を出しといてくれればサクッと作っといたのにねえ。

 いやね、言いたい事は分かるんだよ。資料を作るのが究極的な目標ではなくて、各人が各人なりに自発的に責任を持って現在の大きな流れを変えていって欲しい、その意識を持って欲しいって事なんでしょ。それはその通りなんだけど、その意識付けとして休日出勤を強要するってのは、やっぱ方法論としてどうかと思う訳だ。実際問題として、会う人会う人みんなブツクサ文句言ってたもんなあ。そりゃそうだよ。せっかくの正論が詭弁にしか聞こえなかったってのは、いろんな意味でちと残念。

 この事故を知って、映画「スピード2」を思い出した人は少なく無いだろう。つーか、そのまんま。ゆっく〜りと船が陸地に乗り上げて行くシーンは、今考えてもタイトルに似合わねえなあと思う。映画と現実の大きな違いは、後者はどうやら居眠り運転だったっとの事。途中で気が付いても止められないよなあ、これは(苦笑)。

1920/01/09/2004
 やっと、つまらんセミナーから解放された!いぇい!。

 と思ったら、いきなり今度の土日に休日出勤が決定(涙)。

1919/31/08/2004
 会社から要請(強制)されたセミナーへ出席。なんとかスペシャリストだか何だか知らんけど、業務には全く関係ないわ、説明は中途半端だわ、なのに自社製品の宣伝はしっかり盛り込んでるわ、殆ど説明の無いまま実習に突入するわ、もう信じ難い程にしょーもない内容。こんなんにン万円も払うんだったら、自分で勉強するから直接くれっての。これまで参加したセミナーで「これは役立つな」と思った事は一度もない。だから行きたく無かったんだよ。コーヒー飲み放題だからいっぱい飲んでやる。セミナーは明日も続く。とほほ。
1918/29/08/2004
 いよいよbamboo garden再始動か?
1917/28/08/2004
 友人宅で小宴会。サイパン帰りの友人によるお土産受け渡しの場だったのだが、僕もついでにお邪魔させてもらったという感じ。いつも美味しい食事を出してくれる奥様は、4人集まったら麻雀大会という目論みがあったようなのだが、何となくオリンピックのレスリングを観ているうちに、各人のノリのタイミングが微妙に合わなくて、ついに野望は叶わなかった。別にやりたく無かった訳じゃないんだけど・・・なんでだろ。ワンちゃんは相変わらず、物欲しそうな目で僕を見るのだが、それがどうやら作戦らしいことが少しずつ分かってきた。何の作戦だろ?(笑)。そのままお泊まり。
1916/25/08/2004
 2日振りに社会復帰。体が鈍っているせいか、とても怠い。眠り過ぎたせいか、頭がフラフラする。でも風邪は治った。たぶん。ドリスタンって凄いな!。

 ここ最近、読みに値する映画評論って町山智浩氏ぐらいしか思い当たらないのだが、他に誰かいないのかしら?。「評論」ってぐらいなんだから、その映画の見所とか製作の裏話とかスターのゴシップとかじゃなくて、映画史の中でどのような位置付けであるか、どの作品に影響を受けているか、その国の文化とどのようなスタンスにあるか、制作者(主に監督)はどのような意図でどのような手法を用いているのか、というような考察をして欲しいのだ。という訳で氏の著書「映画の見方がわかる本」を購入。今宵、じっくりと読みふけろうと思う。

 明日は早朝からISOの外部審査なのだ。結局、書類は穴だらけのままだが、もう仕方ない。実状を赤裸々に告白しよう。

1915/24/08/2004
 もう一回休み。
1914/23/08/2004
 とうとうダウンしてしまった。一回休み。ゴホゴホ。独りで病床に臥せるっていうのも、なんだか慣れてしまったねえ。昔は寂しくて仕方なかったんだけど。
1913/22/08/2004
 風邪、継続中。ゴホゴホ。

 エルビスのDVD「68カムバック・スペシャル-デラックス・エディション」の続きを鑑賞。ボーナス・トラックは未使用シーンを含む、所謂「没テイク集」なのだが、他と大きく違うのは現存する録画テープを「全部」収録しているところである。だから1時間番組なのにトータルで7時間もあるのだ。ちょっと大味だけど、これぞ正に決定版ではある。収録開始前の前説やエルビスのスタジオ入りの状況、機材のトラブルで音声が中断したり、エルビスが歌い出しを失敗したり、ちょっとした空き時間にサービスされた即興演奏なんかを全て観る事ができる。大げさに言えば、こういうちょっとした瞬間に人間エルビスが垣間見えるようで非常に興味深い。但し、基本的には没テイクであり同じシーンが何度も繰り返されるので、コアなファン以外には退屈な映像集なのだろうとは思う。僕だって繰り返し観る事は無いだろうけど、記録としては間違いなく貴重。エルビス関係者は「記録」としてのソースの整理を本気で始めているようだ。

 その後、落ちるように漠睡してしまう。気が付いたら深夜だった。テレビを付けたら丁度、女子マラソンのゴールだった。これはラッキーなのか?。

1912/21/08/2004
 ちーとも風邪が治らん。酷くならなければ良くもならない。ずーっと微熱。たまに咳。ゴホゴホ。

 寝込んでる程でも無いのでレイトで映画「永遠のモータウン」を観に行く。 デトロイトに設立されたブラック・ミュージックの総本山、モータウン・レーベルはマーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダー、ジャクソン・ファイブ、ダイアナ・ロス、スモーキー・ロビンソン、テンプテーションズ、 フォートップスなど、キラ星のごとくのスターを輩出した名門レコード会社。その洗練された音楽制は“モータウン・サウンド”と呼ばれ、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ストーンズ、エルヴィスを全部足したよりも数多くのNo.1ヒットを世に送り出した。しかし、その黄金期を支えたスタジオ・ミュージシャン達・・・その名を「ファンク・ブラザース」と言う・・・はレコードに演奏者の名前がクレジットされていなかった事もあり、その名を知られる事も無く、名声を得る事も無かった。この作品は再結成されたファンク・ブラザースのコンサート・シーンを中心に、貴重な当時のインタビューや演奏シーン、過去の追想シーン、そしてニュース映像などを織り交ぜながら、彼らの実像を浮き彫りにしている。次々に繰り広げられる名曲の数々は正に圧巻。彼らの半数近くは既に故人であるが、存命している殆どが現役ミュージシャンってのがまた凄い。彼らが一斉に音を出すとちゃんと“モータウン・サウンド”になっちゃうところがまたまた凄い。音楽は魔物だ(笑)。個人的には、マービン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」のベースはこの人が弾いていたのか!ってのがプチ感動。派手な展開は無いけれど、見応えはアリ。ただ、もう十年早く製作してれば良かったのになあ、とは思う。★★★☆☆。

1911/19/08/2004
 エルビスのDVD「68カムバック・スペシャル-デラックス・エディション」が到着。アメリカNBCが1968年に製作したエルビス・プレスリー初のTVスペシャル番組である。「68カムバック・スペシャル」というのは俗称で、当時のタイトルはまんま「ELVIS」。視聴率42%を叩き出したこの番組は、後のエルビスの活動に大きな影響を与え、ライブ・ステージへの復帰を果たす一因ともなった、ロック史上における特筆すべき事件であった。これまでにも何度かビデオ化されていたようなのだが、未発表シーンなど現存する関連映像をほぼ丸ごと収録し、DVD3毎組、トータル7時間という「完全版」での登場となったのである。

 という訳で鑑賞。最初は放送当時をほぼ正確に再現したオリジナル・バージョン。「ほぼ」というのは、当時はスポンサーの意向で削除されていた「娼婦のシーン」が復活しているからだである。番組冒頭、エルビスのドアップが映ったかと思うと、そのまま1曲目「トラブル」を熱唱。いきなり最初から爆発的なボーカルの炸裂である。シビレる。番組は昔の仲間とジャム・セッションを行う「シット・ダウン・ショー」、ソロでステージに立つ「スタンド・アップ・ショー」を軸に、ゴスペル特集や「ギターを抱えた渡り鳥」的なショーなどを交えた、とにかくエルビスの存在自体に注目させるような構成である。司会はおらず、MCなども最小限に抑えられて、エルビスの歌や演奏のシーンが淡々と、しかし見事なテンポで綴られて行く。今の時代では考えられない番組の作り方だ。もちろん時代的な古さが否めない部分はあるものの、エルビスとしては前期と後期のターニング・ポイントだった訳で、一世一代の壮絶なパフォーマンスが繰り広げられている。月並みな言い方をすれば、このとき既に「大物」だったのだ。エンディングの「明日への願い」の熱唱はエルヴィスの歴史の中でも重要な一瞬である。とにかく凄いの一言。感動的。素晴らしい。

 このDVD、なにせ全部で7時間もあるのだ。今日はここまで。追々、未発表シーンなどを観て行こう。NGシーンなどもそのまま収録されているとの事なので、興味津々である。

1910/18/08/2004
 と言う訳で法事。時が経つのは早いもので、もう一周忌なのである。お昼前にお坊さんに来ていただいて、一周忌の法要と有り難いお話を頂く。人は皆、死んで行く。だから生きている、生かされているこの日を大切にしなくちゃいけない。要約すると何て事は無い話なのだが、改めて思い起こせば正にその通りだなあと深く思う。死は必然、病気は縁なのだ。しっかりしなくちゃねえ。父親と親しかった友人の方も駆けつけて頂いて、こんな暑い日にこんな田舎までわざわざ来てくださるというのは、凄いなあというか、僕が死んだ後にこういう人が存在しているかなあ、なんて思う。この辺りの部分は父親にまるで敵わないね。頼られる存在であって、且つその期待に応えられる、それも押し付けがましくなく、というのは簡単そうで難しい事だと思う。僕が死ぬまでに、どこまで近付けるだろう?。

 午後、車を飛ばしてお墓参り。もの凄い熱波で墓石が石焼ビビンバ状態になっている。水をかけて冷やしてあげて、缶ビールをお供えする。なんだか昨日の事のように思えるんだけど、そう言えばあの日もこんな暑い日だったっけ。あれから僕は少しは成長しているのだろうか?。まだまだ修行が足りないねえ。精進、精進。夕方頃に帰宅。

 なんだかんだで忙しかったので、風邪ひいてることを忘れていたのだけれど、まだちゃんと残ってるね(苦笑)。う〜、ちゃんと治したい。だが、その余裕は無い。だましだまし、やるしかない。う〜。

 ちっともオリンピックを観てないのだが、卓球の愛ちゃんだけLIVEで観た。単純にカッコ良いねえ。15歳の少女に男前を感じる。天才と言うのは、プラス努力なんだろうなあ。耳が痛い。

1909/16/08/2004
 3日振りに出社。良く考えたら1日しか余計に休んでないんだな。

 金曜日の真夜中に電話があった件。なんか、そこら中が大騒ぎで大勢の人間が必死で対応しているみたいな話だったのに、誰もそんなことやってないじゃないか。ったく話がデカいんだから・・・っていつものことですが。で、悪意ある濡れ衣を払拭するための(後ろ向きな)調査。断片的な情報を横一列に並べて、必死こいて論理(真っ当な言い訳)の構築に勤しむ。そもそも、その断片的な情報ですら不正確だったりするから、殆どパズルのような状態である。報告されている現象と周辺の情報がどうも噛み合ないなあ、と思っていたら、ウチが悪いんじゃなくて、その他の周辺環境が正しくないんじゃないかという目からウロコな仮説を思い付く。そうか、そうだったのか。とココからが素早い。仮説を証明するための新たな情報の収集と、テストプログラムによる実証実験、AそしてB故にCと言うこれでもかって位の見事な理論立てを完成させて担当者に送りつけてやった。わはははは。完勝。我ながら、こういう才能には長けていると思うのだが、これをもう少し人生に役立てられないだろうかと思い始めると暗くなる(苦笑)。

 それにしても件の担当者。後輩が勝手に携帯電話の番号を変えた事に激怒してたけど、それってちと違わないか?。どうしても連絡を取りたい気持ちは分からなくはないけど、管理職しか操作できない社内DBを使って自宅の電話番号を割り出そうとしてるのはどうなの?。どこかで何かを捨てて来ちゃったのだろうねえ。何をそんなに恐れているんだろう。そう言えば僕も昔、同じ理由で携帯の番号変えた事あるねえ、と思い出す。変えても時間の問題なんだけどね。もうちょっと経つと諦めが付くようになるよ。

 AirMac Expressは至って快調。Mac内のMP3データもそうなのだが、インターネット・ラジオをステレオで流しっぱなしにできるのが楽しい。ある意味では有線放送みたいなものだ。つーか有線なんだけども。

 明日から2日間、お休みを貰って実家に戻る。法事。

1908/15/08/2004
 風邪ひいた。あ〜、面倒くせ〜。

 ふとベランダを見ると、帰るに帰れない状態になっているカエルを発見。ウチのベランダは地面から一段下がった感じになっているので、ウッカリ迷い込んじゃうと外へ出れなくなっちゃうのである。必死に壁をよじ登ろうとしているのだけれど、そうそう簡単に外には出られないのだ。可愛そうなので、神の手となってカエルくんを外の世界に帰してあげた。無事に生き延びろよ。僕にも神の手が差し伸べられないかしら。

1907/14/08/2004
 サイパン帰りの友人がウチに遊びに来た。お土産に謎めいた調味料3点セットを貰った。このチーズのデカさは何なのだ?(苦笑)。

 どうも上手く動作しなかったので、すっかり興味を失っていたAirMac Express。 昼食を取りながら友人と会話している中で「アンテナの向きとかで感度が変わったりするからねえ・・・」との発言。ん?アンテナ?。そう、どうも電波の受信状態が良くなかったと思ったら、アンテナを付けるのを忘れていたのであった(苦笑)。パッケージの箱をガサゴソと探してみると・・・ありました、T字型のアンテナ。接続すると、これがバリバリ反応する。いや〜、そうだったのか。(^_^;)>

 で、結局、Macに接続したAirMac Extremeカードをベースステーションンとして内蔵Ethernetを共有にし、AirMac Expressをそのネットワークに接続するようにして設定は無事に完了。キーワードはAirMac Expressで新規ネットワークを作成するんじゃなくて、既存のワイアレス・ネットワークに参加するように設定すること。これに気が付くまでちょっと時間がかかった。試行錯誤の末。Mac上のiTunesの音楽データをステレオで鳴らすことに無事に成功した。この状態でAirMac Expressを拡張アンテナにする(AirMac Express経由でのネット接続)のはできないのね。ふ〜ん。ついでにリビングルームからCLIEでネット接続を試みると、これが一発で成功!。これで我が家の無線LAN環境の構築は完了。

 夕食、豚肉とジャガイモの炒め物(カレー風味)を作る。我ながら上出来。謎の調味料を少しだけ使ってみる。う〜ん、この不思議な味を生かすための料理を探さなきゃイカンな。友人はそのまま一泊。

 久しぶり、 Bamboo Gardenのページを更新。Binary Clockの画像&動画を掲載。なんつーか、バカだよねえ(笑)。

1906/13/08/2004
 やぁ。久しぶり。

 今日は自主的に夏休みを取った。長期休暇は難しいので、隙を狙って休むことにしたのであった。という訳で疎らな夏休みの一日目。それなりに予定があったのだが、夕方になってぶっ飛んでしまった。慣れない事をするからイカんのだな、きっと。

 なんかスゲー変な夢を見た。今までで一番変だったんじゃないだろうか?。どんな夢だったかを文章にできない位に、奇妙でグロテスクで頓珍漢な夢だった。断片的に覚えているのは、体を動かしているのに自分の視点は静止している感覚。ある画像だけが見えている盲目状態、とでも言えば良いだろうか?。あとは時系列でヘンテコな形に変化していくAKIRA的な物体の行列。遠目に見えるクリスマスツリー、眠りから覚めようとしている自分を客観的に見ている自分。なんだろな、心境のアッパーとダウナーが交互に入れ替わっている状態なのかな?。良く分からん。

 友人夫妻から「お台場で食事してるんだけど来ない?」とのメール。何と言うバッドタイミング。

 近所の定食屋「コタン」は夏休み中だった。

 そして休日にも係らず、真夜中にも係らず、問答無用で私物の携帯に仕事の電話をしてくるアホ。キレた。

1905/05/08/2004
 わざわざページを更新する程のことも無い日々が続く。毎日、何をやってるのかと言えば・・・会議である(苦笑)。なんでこんなに会議が多いんだろう?と改めて思ってみる。さて、今週はいくつの会議があるでしょう・・・答え:12。あらら。
1904/01/08/2004
 あらら、もう8月。

 辛うじて無線LANで接続できるAirMac Expressの設置場所を発見。ステレオの後ろからひょっこりと顔を出すように横向きに設置しなくてはならない。いろいろ試したけど、現実的な設置場所としてはココが一番マシであった。マシって言ってるのは、ココの場所でさえ音が途切れちゃう時が度々あるのだ。ひょっとしてこれ以上は無理?。たぶんAirMac側での調整はこれ以上無理だろうから、あとやるとしたらMac本体の設置場所を工夫するしかない。無線LANの信号レベルを強くする方法ってないのかしら?。

1903/31/07/2004
 やっとのことでAirMac Express到着。待たせたな。さっそくセッティングに励むのだが・・・どうにもこうにも上手く繋がらない。いや、繋がらなくは無いんだけど、繋がったり繋がらなかったりする。iTunesの音源をリビングのステレオで鳴らしてみるも音が途切れ途切れになってしまう。なにかしら設定のチューニングができないかといろいろ試してみたのだけれど、結果は芳しくない。う〜む。やっぱ根本的に電波が届かないか?。AirMac Expressを無線LANの拡張アンテナにする方法も良く分からない。ソファーに座ってiTunesの音源をステレオで聴きながらCLIEでWebブラウジング、という生活は夢物語なのであろうか?。なんつーか、目に見えない物をコントロールするのは大変なのね(苦笑)。困った。
1902/30/07/2004
 仕事帰り、会社の元同期と元後輩の3人で久々の会合。前回、会ったときに「次は新年会だね」と言っていたので、かなり季節外れの新年会ではある(笑)。渋谷の牛タン屋さんで繁々と語る。静かな雰囲気の店でナイス!と思ったのだが、運悪く隣のテーブルのアホな客が騒いでいて落ち着かない。場の空気を読めよぉ・・・。続いて二次会。同期の彼女が途中から合流。気が付けば終電の時間はとっくに過ぎていて、久しぶりの朝までコースなのであった。一人で酔っぱらってしまい、勝手に眠りに入ってしまう同期のスタイルは相変わらず(苦笑)。その後、3次会で始発電車を待っていたのだが、今度は後輩が眠気の限界に達して来たらしいので、急遽タクシーでの帰宅。なんか良く分からない会合だったけど、まあいいか。
1901/29/07/2004
 iSyncに並ぶ、我が家のガジェットたち(笑)。左から、.Mac(未加入)、CLIE、iPod mini、ソニエリの携帯電話。データを同期してくれるのは便利なのだが、御陰さまでMacの周りはケーブルだらけである(苦笑)。これ、もうちょっと何とかならんのかなあ。無線LAN?、Bluetooth?、う〜ん。

 確かに「携帯電話や電子手帳などに個別に住所や電話番号を入力するのは面倒」という問題に対して、iSyncはひとつの解ではあると思う。MacのアドレスブックやiCalで情報を一元管理し、個々のガジェット(笑)に一括でデータの同期を行う、という方法論は至極当然というか自然の成り行きと言うか、フツーの考え方ではある。但し、根本的な泣き所はデータの形式が各機器ごとに区々である事だ。もちろんApple製品、例えばiCalとiPodとの間では奇麗にデータの同期ができるんだけど、携帯電話やCLIEなんかでは各データ項目の取り扱いが無理矢理っぽいところがある。携帯電話で入力した指名は姓と名を合わせた状態で「名前」になるのだが、Mac上のアドレスブックに取り込むと「姓」の部分に「名前」が丸ごと取り込まれちゃって「名」の所は空白になってしまうのである。これをいちいち手入力で修正する元気は無い。とほほ。この辺りの情報の取り扱い方も共通化してくれると助かるんだけどなあ。

 AirMac Expressが到着した模様。模様、というのは郵便ポストに福山通運(Apple Store御用達の運用会社)の不在連絡票が入っていたからだ。この会社、なぜか頑にマンション備え付けの宅配Boxを使おうとしない。なぜ?。悲しいかな、再配達を土曜日に指定するのであった。先輩からのメールでは「アップルストア(店頭)に山積みされてたよ」との事。とほほ。

1900/28/07/2004
 比較的に穏やかな日々が続いているのだが、逆にそれが何かの前兆なんじゃないかと思ってしまうのは何故だろう(苦笑)。

 今日は定時退社日だったので仕事は早々に切り上げて、後輩が主催する中国交流会に参加。うちの会社は中国に支社があったりして、職場にも中国の人が多く勤務しているのだが、仕事を通しての付き合いだけに成りがちで、交流したくてもなかなかその機会が無かったりする。元々、その後輩は中国語に興味があったこともあり、勤務時間の後に中国語を教わったり日本語を教えたりする場を設けているのだ。なかなか良い企画だと思う。前々から参加の意向を示していたのだが、その日に限って緊急(と向こうが言ってるだけのような気もするのだが)の作業が割り込んだりして、今回が初参加なのである。さっそく中国語の基礎を教えてもらう。

 がしかし、中国語って大変なのね(汗)。なんだっけ?母音が6個あって、それぞれに発音の仕方が4種類あって、子音が20個ぐらいあって、これだけで6×4×20=480通りの発音がある。日本語で該当する発音が無いのは知ってたのだが、この数の多さにはビックリした。おまけに母音+母音の発音まであるという。先は長そうだな、こりゃ。でも、日本語のローマ字にあたるアリファベット表記(らしきもの)を教えてもらったので、これまで謎だった発音の区別の仕方は分かるようになった。これは収穫。あと、今まで気が付かなかったけど、中国語って漢字一文字に対して発音が一個なのね。漢字一個に発音1種類。日本の漢字みたいに音読み訓読みの区別は無い。なのである意味、全部が平仮名みたいな漢字なのだ。へぇ〜。妹は「妹妹」って書くのだが、姉は「姐姐」って書くらしい(笑)。なんとか自己紹介ぐらいはできるようになりたいねえ。

 映画音楽界の巨匠、ジェリー・ゴールドスミス氏が死去。享年75歳。映画「スタートレック」のテーマ曲はこの人の手によるものだ。

1899/25/07/2004
 ジャジャジャーン!。遂にiPod mini到着!。僕がセレクトしたのはBlue。公式ページによるとBlueのイメージは「遊び心を感じるカジュアルにこそ似合うのかも知れない。服も音楽も肩に力の入らないものがお気に入りだけど、でも実はアイロニーがこっそり効いているような、そんなものがイイ」。う〜ん、意味が分からない(苦笑)。それはともかく、とっても小さくて、とっても薄い、このiPod miniが丁度良いのは確かだ。ただし、問題がひとつ。これと一緒にiPod mini DockICE WEAR iPod miniケースを購入したのだが、この2つは共存できないのね。ケースを装着すると、Dockに設置できないという・・・(涙)。つーか、Dockと共存できるケースってあるのか?。

 予想通り、先に注文しているAirMac ExpressよりもiPodの方が先に到着してしまった。いったい、いつになったら手に入るのだ。予測を大幅に超えてバカ売れしてるんだろううけど。

 こんだけ生きていると、ビックリするような偶然ってあるもんだ。それが今後、吉と出るか凶と出るかは分からないけど。

1898/24/07/2004
 寝過ごした。目覚めたら16:00。放っていたら何時間でも眠れる今日この頃。疲れてるのかなあ・・・。

 毎年恒例、先輩ん家での夏会に参加。日々の忙しさにかまけて、なかなか連絡を取れなくて申し訳無かったのだが、参加するといつものようにスムーズに馴染んでしまうのが嬉しい。久しぶりに再会する同期の面々(と言っても2名だけ)も元気そうでなによりである。先輩の愛娘さんも既に4歳。もう完全にコミュニケーションが成立する年齢なのであった。もちろん、子供ならではのトンチンカンな会話も多々あるのだが・・・。今年の公式ゲーム(?)はゲームキューブの「ドンキーコンガ」。どこかで見た事あるゲームに似てるなあ、と思ったら、しっかりとNAMCOのロゴが・・・大人の世界である。基本的には音楽に合わせてコンガ型のコントローラーを叩くのだが、この単純かつ奥深いゲームは4歳の子供にとっては楽しいらしい。延々と競演させられました(苦笑)。飲んだお酒が悪かったのか、先輩は途中でダウン。挨拶もそこそこに終電間際に失礼させていただいた。いつも美味しいお食事、ありがとうございます。

1897/21/07/2004
 残念ながら、ゆっくりと更新している時間がない。

 映画「ディープ・ブルー」。面白そうだ(予告編を見よ)。以前に公開されてたへなちょこ海洋パニック映画とは同邦題異作品。こないだのWATARIDORIもそうだけど、ここ最近のドキュメンタリーってッテクノロジーの発達もあって、また新たな段階へ踏み出しているような気がする。「野生の王国」の時代とはひと味違う。結局、人は普段は観れないようなシーンが観たくて映画館へ足を運ぶ訳なのだから、そういう意味では正しい進化かも知れない。リアリティーの無いCGなんかより、よっぽど迫力がある。

 AirMac ExpressよりもiPod miniが先に到着する方に50カノッサ。

1896/19/07/2004
 お昼頃に帰宅。暑いねえ。

 DVD「シリアス・ムーンライト」を観る。David Bowieの83年のライブ「シリアス・ムーン・ライト・ツアー」の模様を収めた作品である。ずーっと前に購入して、封も開けずにそのままにしてあったのだ。83年と言えば、ポップスターとしてのBowie気が頂点に達していた頃である。ビデオ(フィルムでは無く)による映像は、独特のノペっとした感じが如何にも80年代っぽい感じ。1曲目の「Look Back In Anger」から、飛ぶ鳥を落とす勢いのボウイのカッコ良さが炸裂。水色のスーツを来たBowieはステージ登場時から後ろを向いたまま歌い始めるのだが、サビの「るっっくばっくいんあんが〜!」のところでシャウトしながら客席に振り返るのだ。しびれる。ギターはCarlos Alomar、ドラムはTonny Tompson、ある意味で最強の布陣か。個人的に、ライブ映像ってのは途中で飽きちゃう事が多いのだが、これといった大きな仕掛けが無いステージにも係らず、じっくりと見入ってしまう自分がいる。今思うと、この時期がピークだったのかもしれないと思うほど、Bowieのボーカルにはハリとツヤがある。文句無しにカッコいい。売れるはずだわ。このツアー、観たかったなあ。歌詞の字幕が出るもの良い感じ。絶頂期のBowieの姿がここにある。80年代を知らない人の目にはどう映るのだろう。

1895/18/07/2004
 ちょっと早起きしてお墓参り。もうすぐ一周忌なのである。この墓、慌てて建てた割には、なかなか良い場所を選んだと思う。長閑。

 母親の誕生日だったので、一緒にプレゼントを買いに行く。「何が欲しい?」という問いに、回答はなぜか「ラジカセ!」(笑)。駅前の大型店で立派なラジカセを購入。時々、CDを買って送っていたのだけれど、車の中でしか聴けなかったそうな。これでゆっくりと音楽が楽しめるねえ。良かった、良かった。

 ドラマ「逃亡者」を観る。元祖は米国のTVドラマで、ハリソン・フォード主演で映画化もされた名作のリメイクとの触れ込み。ちょっと期待してたのだが、なんつーか作り過ぎと言うか、第一回目を観ただけで「これはつまらない」という雰囲気がいっぱいである。ちっとも迫力が無い上に、ストーリーが分かりにくい。一緒に観ていた母親は「?」って感じだった。たぶんもう観ない。

1894/17/07/2004
 お起き抜けのボヤっとした頭のまま、久しぶりに実家へ戻る。洗濯物はそのまま。やっぱ、家の夕食が一番なのである。ただただ、ノンビリと過ごす。
1893/16/07/2004
 相変わらず会議漬けの日々。会社で僕が喋る量は、自宅にいるときの何千倍だろうか?。結構、疲れる。3連休で良かった。

 仕事帰り、後輩と飲みに行く。会社の方針が大きく変わろうとしているので、いろいろと戸惑う事もあるようだ。残念ながら、僕も戸惑っている一人なので、明快なアドバイスはできなかった。成るようにしか成らんよ。話題は途中から男っぽい話(硬派じゃ無い方)へと変化。詳細は自粛。なんか、学生時代みたいな気分だった(笑)。

1892/15/07/2004
 暑い!

 CLIEの液晶保護シート、剥がしちゃいました。スタイラスの反応悪すぎ。

 KRAFTWERKの再発CD(国内盤)が揃ってCCCD化。リマスター台無し。

 明日も会議が3つ。さすがにちょっと疲れました。

1891/14/07/2004
 メインの開発から離れて早2週間。ちっとは余裕ができるかと思ったら・・・その逆なのであった(苦笑)。 直属の担当は2名2チームの計4人。それぞれが9月末リリースに向けて動き出しているところなので、来る日も来る日も仕様検討の打ち合わせ。これまでのように、自分で考えた事を自分で実現して行くってのは、全て自分の中で完結している訳だから、そういう意味では楽だったのかも知れない。しかし、そうも言ってられない。まずはこの2チームの作業がスムーズに運べるような環境を作り出すのが今の僕のタスクなのである。メンバーからの質問や相談に対して、即座に決断を迫られるシーンも多く、常に頭をフル回転させておく必要がある。連日の打ち合わせも熱が入るのだが、さすがに1日に4つの会議は体力を消耗する(汗)。明日は2つ。明後日も2つ。とほほ。

 平行して進めているのが某企業へのOEM提供の話(なんか流れちゃいそうだが)、別プロジェクトとの調整、鬱陶しい割り込み作業(工数はどっから出るんだ?)、ややこしい事務手続き、9月以降の製品企画、研究開発の相談、顧客からの問い合わせ、営業からの問い合わせ、そしてトラブル対応(苦笑)。このマルチタスク状態はいつまで続くのだろうか?。ま、それなりに楽しくやってはいるんだけど。

 CLIE用のケースが到着。黒のレザーってのがパッとしないのだが、デザインさえ目を瞑れば機能的には申し分無い。 ついでに液晶保護シートを貼ってみたのだが、スタイラスの反応が極端に悪くなってしまった。2〜3日使ってみて違和感があるようなら撤去する予定。何の事は無い。CLIEは金食い虫なのであった。

1890/13/07/2004
 「具体的な要件が分からないんで、どういう動作をさせれば良いか判断ができないんですけど・・・」と言う問いに対して「それは常識の範囲でやって下さいよ」っていう答えを平然と返してくる、ってのはどうなんだ?。怒りを通り越して、呆れを通り越して、グルッと一周しちゃって、無感動な状態になっちゃったじゃないかよ。これがお客さんだったら分からなくもないんだけど身内のSEだからな。それも敏腕SE(との評判)。凄いな。
1889/12/07/2004
 さっそくCLIE批判(苦笑)。MacとCLIEの接続は、製品サポートの範疇には含まれていないのだけれど、実は微妙にサポートされていたりする。 正直、あまり心配してなかったし、繋がる事は繋がったのだが、その方法たるや、あまりに微妙すぎる。

 まず、CLIEが接続できるパソコンとして正式にサポートされているのはWindowsマシンに限定されている。これが大前提(VAIOを作ってる会社だから当然と言えば当然かも)。

 しかしながら、CLIEってのはPalm OS搭載のPDAである。いわゆるParm端末はMac版のPalm Desktopソフトウェアを使えば、Parm端末に保持されているアドレス帳やスケジュールのデータをMac上で同期(HotSync)することができる。

○:Parm PDA -> Mac -> Palm Desktop
 ところが、CLIEはPalm Desktopを使ってMacと同期が取れない。意地悪なのである。
×:CLIE -> Mac -> Palm Desktop
 これを可能にするソフトとして販売されているのがMissing Syncである。これはソニーのポータルサイト"sony style"でもダウンロード販売されている。こいつをMacにインストールすると、CLIEとPalm Desktopとの同期がMac上でも可能になる。
○:CLIE -> Mac -> MissingSync -> Palm Desktop
 で、Macのデータ同期ソフトと言えばもちろん"iSync"である。"iCal"などのデータをPDAと同期を行うソフトだ。iSyncはPalm端末にも対応してはいるのだが、専用のiSync 1.2 Palmコンジットをインストールする必要がある。このモジュールはPalm Desktopのデータを横取りする感じになる。
○:Palm PDA -> Mac -> Palm Desktop -> Conduit -> iSync -> iCal
 そしてCLIEの場合は先のMissingSyncと絡むので、こんな感じになる。
○:CLIE -> Mac -> MissingSync -> Palm Desktop -> Conduit -> iSync -> iCal
 う〜む・・・微妙だ。ちゃんと繋がるし、データの同期も取れるんだけど、あまりに微妙である。マルコもびっくりの長い道程。普通に考えるならば
?:CLIE -> Mac -> iSync -> iCal
こうなるべきだと思うのだが。これは誰の怠慢なんだろう?。
1888/11/07/2004
 選挙に行って来た。昨今のサラリーマンとかって、各候補者の選挙公約とか、その人がどんな人かってのを知る機会がとても少ないと思う。選挙が大事なのは良くわかるんだけど、選択するための情報が有権者に届いていないってのは根本的な問題のような気がする。ネット上での選挙活動って相変わらず禁止事項なのかな?。

 映画「ゲロッパ!」を観る。近日中に収監される予定の暴力団組長。彼には刑務所に入る前にやり残したことが2つあった。ひとつは生き別れになった娘と再会すること。もうひとつはジェームズ・ブラウンの名古屋公演に行くことだった。そんな組長の願いを叶える為、組員達はジェームズ・ブラウンの誘拐を試みる・・・という物語。主演に西田敏行、監督は自腹の井筒和幸。井筒氏なりのエンターテイメント映画の総決算という事なのだろうとは思う。ただ、脚本は陳腐だし、各所に散りばめられたギャグも妙に「手堅い」感じ。この場合の「手堅い」は誉め言葉ではない。結果。今ひとつパワー不足の感はある。それでも何とか成立しているのは西田敏行という役者がいてこそ。キャスティングも映画技巧の一つな訳で、そういう意味では秀作なのかも知れない。という訳で、四の五の言わず気軽に楽しむのが正解。ちゃんと楽しい作品には仕上がっている。蒲郡という設定が微妙でイイ感じ。★★☆☆☆。

1887/10/07/2004
 AirMac Extreme Cardが到着。さっそくMacに装着してみるも、これだけだとMacから無線LANの電波が送信されるだけで、何の役にも立たない。意味無し(苦笑)。これに合わせて、CLIEとかAirMac Expressとかを使えば、その楽しさが広がるのだが・・・。Mac側の設定が良く分からんのだけれど、要はインターネット接続を共有しとけば良いんだろうか?。この辺りの設定画面はネットワークの基礎知識が無いと、今ひとつ分かりにくいな。なんつーか、頑張れば繋ぐ事はできるんだろけど、最適な設定を選択するのができない感じ。

  ってなことを思っていると、続けてCLIE PEG-TH55が到着。ワクワクしながらパッケージを開封して説明書を読む。最初は何をすれば良いのだ・・・ん?「クリエを初めてお使いになるときは必ず充電してください(5時間)」。とほほ。

 で、5時間後。やっとのことでCLIEを初起動。ちゃんと動くね〜(って当たり前なのだが)。これまで使っていたHP200LXよりも二周りぐらい小さい感じ。更に二周りぐらい小さくすると携帯電話ぐらいになる感じ。そうか、これが今のParm環境かぁ・・・昔、Parmが一世を風靡していた頃、個人的にはPDAとしては物足りないなあと感じていたっけか。これなら普通のシステム手帳の方が便利だ、とさえ思った記憶がある。今回、導入したCLIEもその延長線上にあるものには違いないのだが、機能は大幅にアップしている。えーと、機能ウンウンよりも、個人的には画面が大きいのが最大の選択ポイントだったりする(それでも200LXより小さいんだけど)。キーボード付きのPEG-UX50と最後まで迷ったが、結局は画面の大きさが最大の選択ポイントだ。同じように思った人が多かったのかも知れないが、とにかくこの機種、極度な品薄状態が続いているそうな。僕が注文したのは6月中旬だもんねえ。

 200LXと若干の使い勝手の差異はあるものの、一時間もあれこれ操作しているうちに使い方が分かってきた。ふ〜ん、って感じ。スケジュールって複数の日を連続で登録できないのね(「17〜19日まで実家に帰省」みたいなの)。デグマ手書き入力って、書き順がメチャクチャな僕には少し不利だね(苦笑)。でも、思いの外、快適。しばらくは試用期間だけど、それなりに使えそうな気がしてきた。慣れてきたら、世界中にあるParmwareを試してみるか。

 そして今回のお楽しみ「無線LAN」。良くわからないままにCLIE側で設定をしていると、いつの間にかネットに繋がってしまった(笑)。メールもWebもそれなりの速度で利用できる。ああ、これなら使えるね。使えるけど、やっぱりMacの近くにいないと繋がらない模様。リビングでCLIE片手にWebサーフィンってのはダメらしい(苦笑)。AirMac Expressが来ればちょっと違うのかな?。

1886/07/07/2004
 iPod mini きたーっ!。遂に国内発売が決定!。即購入。
1885/06/07/2004
 Appleからメール、来たーっ!
以下の商品を 2004/07/06 に発送いたしました。本日以降、1-2営業日以内にお届けにあがる予定となっております。なお、納品日は交通事情離島部および一部地域、その他天候によって変更される場合があることをご了承ください。この度はApple Storeをご利用いただき、ありがとうございました。またのご利用をお待 ちしております。

製品番号 製品名 数量
________________________________________________________
M8881J/A AIRMAC EXTREME CARD KIT-JPN 1

 あれ?、Extreme Cardだけ?・・・ショボーン(- -;)

 でも、こっちも来たーっ!

 大変お待たせ致しておりますが、ご注文頂きました商品は7月10日にお届させて頂きます。このたびは、大変ご迷惑をお掛け致し誠に申し訳ございません。それでは、よろしくお願い致します。

[商品]
液晶携帯端末 CLIE新製品PEG-TH55
カラー:(B)ブラック
価格 37800(円) x 1(個) = 37800(円) (税別、送料別)

 リビングルームでiTunesの音楽をステレオで聴きながら、CLIEでWebサーフィン(笑)するのはいつの日になる事やら・・・
1884/05/07/2004
 "美しいカデン(家電)"をコンセプトとするオリジナル総合家電ブランド、amadanaマルチリモコンを購入した。マルチリモコンってのは、予め主要メーカーに対応するリモコンのデータがメモリに内蔵されてて、所有してるテレビやビデオ、DVDのメーカーを設定することで、そのセットの操作が1つのリモコンでできる、って奴である。「インテリアとしての家電」を実現するブランドとして「これでいい」ではなく「これでなくては」というインテリアとしての愛着の対象を目指した「美しい家電」をコンセプトとしている・・・らしいのだが、これがとんだ一杯食わせ物だった。

 もちろん、テレビなら電源のON/OFFやチャンネルの切り替え、音量調節などはできるんだが、データとしてプリセットされている以外の機能、2画面への切り替えやワイドモードの操作なんかは全くできない。リモコンの操作を後追いで「追加」することができないのだ。いくらシンプルを追求したからって、これでは機能不足だ。

 デザイン。一見、カッコ良いデザインに見えるのだが、肝心の使い勝手がまるでダメ。一本の棒のような形なので、手に取った瞬間に正しい方向で持っているかどうかが分からない。ボタンが一直線に均等に並んでいるので、自分がどのボタンを押そうとしているのか、指の感触だけでは全く分からない。ボタンに記された数字も極端に小さく、暗いところでは視認しにくい。リモコンを操作するためにリモコンをじっくりと見なくちゃならんのだ。全く持って本末転倒。使いにくいったらありゃしない。

 おまけに、筐体が底面が擂り鉢上に細くなっているので、机に置いた状態でボタンを押すとガクっと傾いてしまう。おいおい、片手で操作できないのかよ。なんだこりゃ。

 そりゃね、家電に標準で付いてくるリモコンのデザインの酷さってのは筆舌に尽くし難いものはあるよ。でもさ、いくら見た目をカッコ付けたって使い勝手が落ちちゃうようじゃ全然ダメなのよ。これ、デザインした人は自分で使ってるのかね?。だとしたら相当の呑気者だよ。こういうのはデザインって言わない。虚仮威しも良いとこだ。

 改善要求。

  • プリセットデータの他に、固有に登録できる「メモリ機能」を付ける
  • ボタンに凹凸を付け、リモコンを直視しなくてもボタンの位置を判別できるようにする
  • ボタンに記された数字を見やすくする
  • 全ての質感を左右対称にしない。片面だけ材質を変えるなどの工夫が必要
  • 安定感のある形にする
1883/04/07/2004
 映画「ゴスフォード・パーク」を観る。とある貴族の家に猟狩パーティーで集まったゲスト達。階上で休暇を楽しむゲスト達に反し、階下で働く使用人達。全く違うはずの二つの世界だが、本当は実に似通っていて・・そんな中、階上に居た一人が何者かによって殺害される・・・という物語。監督ロバート・アルトマン。脚本のジュリアン・フェローズはこの作品でアカデミー賞脚本賞を受賞している。殺人事件がひとつのハイライトではあるものの、基本的には2つのレイヤーで繰り広げられる群像劇。とにかく登場人物が多い。そこらじゅうにバラ撒きまくった伏線が、最後の最後できれいに繋がるところは心地良い。これだけ多くの登場人物をさらりと自然に描き切った台詞、カメラワーク、音楽等々には感服するしかない。とっても舞台劇的な演出である。ただ、何が面白いのかは説明しにくい感じではある。群像劇が好きな方にはおすすめ。★★★☆☆。
1882/03/07/2004
 庭の草むしりに勤しんだ後、久しぶりに髪を切りにいく。サッパリ。

 Appleの次期Mac OS X "Tiger"。WWDC2004のキーノートをWebCastで視聴した。Apple Cinema Displayの30インチが登場したときの会場のどよめき(と笑い)は異様ですらあった。30インチ・・・やっぱ、笑うよねえ。考えもしなかったけど、2つ繋げてマルチディスプレイにもできるのね。これはもうディスプレイと言うよりも、全く違う別の何かという感じ。「狭いなんて言わせない!」って感じのスティーブ・ジョブスの自慢げな笑顔が印象的(笑)。大画面ってのは最近のトレンドなんだねえ。そしてやっぱりiChat AVの三面鏡ビデオチャット。これが登場した時、会場は沸きに沸いていた。単純に「スゲー!」という事なのだろう。多少、画像はカクカクするみたいだけど、ウチの会社のテレビ会議よりも100倍はスムーズである。とにかく、見せ方が上手い。さながらロックコンサートのような盛り上がりだ。やっぱAppleは面白い。

 映画「コンフェッション」を観る。人気のテレビ業界人が、ひょんなことからCIAの秘密工作員として暗殺の仕事を請け負うことになる。TVプロデューサーと殺し屋という二重生活を描いた奇妙な作品。ジョージ・クルーニー初監督作品。ドュー・バリモア、ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット、マット・デイモンなどお友達が多数出演。ちなみに主演はサム・ロックウェル。一言で言えば「頑張り過ぎ」な映画。演出もカメラワークも今時だけど、どこかで見た手法。悪くはないけど、心に残らない。★★☆☆☆。

1881/02/07/2004
 突然、システム導入先の某保険会社から名指しで電話が入って「げげげ、またトラブルか?」とビビっていると、実は単なる保険の勧誘だったりするから気を付けろ!。

 それはそうとAppleからのメール

さて、2004年6月29日(火)よりApple Storeでは 現在お客様よりご注文をいただいております製品の価格改定を行わせていただきました。

製品名: AIRMAC EXTREME CARD KIT-JPN
価格(税抜)  :¥ 11800  →  ¥ 8800

これに伴い、現在Apple Store、及びApple Store for Educationにご注文をされております皆様にも、新価格を適用させることによってさらにお安くご提供することができるようになりました。これに関してお客さまのほうで何か特別な手続きが発生することはございません。
 そんなことしなくても良いから、とっとと発送しなさい。金はあるんだよ、金は。

 そう言えば次期Mac OS XとなるTigerのプレビューがあったそうな。これと言って「うおぉぉぉぉっ!」って新機能は無いね。残念っん!(ギター侍風)。敢えて言うなら、iChat AVの三面鏡的なビデオチャット機能。複数人への対応は予測の範囲内ではあったものの、その見せ方がやっぱりApple風である。立体化された画面の反射が床面に反射してるってのがニクい演出。あと、地味ながら64bitアプリケーションへの対応。いきなり改訂じゃなくて、これまでの環境を保ちつう、必要な部分からこっそりと少しずつ移行させるって流れは正しいと思う。今すぐ必要な物じゃないからね。この辺のグランド・スケジュールが確実にこなせて行けるような造りになっているってのが素晴らしい。MSのLonghornがリリースされるのはいつだっけ?。

1880/30/06/2004
 でもやっぱり社内の事務作業はくだらない事が多すぎると思う。僕に何をやらせたいんだろう?。みんな好き勝手な事ばかり言ってるように聞こえるし、肝心なときに肝心な人はいないし、その尻拭いを全部やらされているのは何故なんだろう。なんか本当にくだらない事のように思えてきた。あ〜くだらねぇ。

 決められたリズムで踊ってさえいれば、それで全てOKなんだろうか?。そんなスキルは欲しくないんですけど。

 相談する人がいないんだよなあ。同年代の信頼すべき人が。誰も僕の抱え得ている(気になってるだけかも知れないが)問題を共有する人物がいないのだ。これは大きいかも知れない。

 仕事が所謂「お仕事的」になっちゃった所で、僕はどういう位置に立たなきゃならないんだろうか?。イメージが全く掴めない。

 明日もまたゴチャゴチャしたことやらされるんだろうな。気が重い。こんなに早い段階で熱が冷めるとは思わなかった。

 とは言う物の、僕が迷っていると、その下の後輩が迷ってしまう事になる。なんとかかんとか形にしなくては。やれることは全部やってみよう。それでダメなら潮時って事だ。

1879/28/06/2004
 なぜだか知らんが、昨日は全く眠れなかった。ほぼ徹夜。かと言って、意識が朦朧とするでもなく、至って普通な感じ。なんだろこれ?

 いよいよ開発のメインから離れて時間だのお金だのを管理する仕事に着手。 一日中、使い慣れない電卓と格闘。不慣れが祟って何度もやり直しをしたけれど、思っていたよりもこなせて一安心。なんだよ、やればできるじゃん。初日にして何となく分かったのだけど、要は辻褄が合うように数合わせをすれば良いのだね。ふ〜ん。

 最近のお気に入りバンド、JETのアルバム「Get Born」。輸入盤を買っちゃったので、あんまり詳しい事は分からないのだが、メルボルン出身の4人組のデビュー作らしい。今風に言うならばガレージ・ロックっぽいって感じか?(そもそも「ガレージ・ロック」ってのが死語かも)。このバンドの存在を知る世界中の殆どの人々と同じく、僕がこのバンドを知ったのはAppleのiPodのCM曲だったからだ。エッジの効いたギターのリフでグイグイ押していく感じのシンプルなサウンドは、ありそで無かった久しぶりの「体が動く」タイプのロックだ。純粋にカッチョイイ!!。勿体ぶってないブランキー・ジェット・シティーとでも言えば良いだろうか?。初期のThe Whoの趣もある。で、ちょっとロックに詳しい人なら、このバンドの楽曲の多くが某有名バンドの某有名曲のエッセンスを巧みに取り入れている(もっと言えばパクっている)ことに気がつくはずだ。バンドのリーダー、ジム・ディキンスンはこう語る

ロックン・ロールとは泥棒行為なのだ。重要なのは「盗むか、盗まないか」ではなく、「どんな理由で / どれぐらい上手に / いくら盗むか」だ。「誰から盗むか」と言い換えてもいい。
 僕のロック・ミュージック(少なくとも現在進行形としての)に対するスタンスと全く同じだ。レニー・クラビッツが出てきた時もこんな感じだったような気がするのだが、奴は途中からオリジナリティーみたいなものに固執し始めてから面白くなくなってしまった。くだらんアーチスト指向なんか無視して、ただただカッコいい音を追求し続けて欲しい。

 新しいロック・バンドの次は、元祖ロックの王様。エルヴィス・プレスリーの「68カムバック・スペシャル」と「アロハ・フロム・ハワイ」が未公開映像を大量に追加してDVDでリリースされる。前者は1968年に制作された、エルビス起死回生のTVスペシャル・プログラム。放映は1時間だったのだが、番組の為に収録された全ての映像(約7時間!)が3枚組DVDとしてリリースされる。ちなみに、僕はこの番組の冒頭で披露された「トラブル」のパフォーマンスに完全にノックアウトされた経験を持つ。後者は1973年にハワイから世界40カ国に宇宙中継されたコンサートの模様。ノーカット収録の上、リハーサル映像なども含まれる。こちらはDVD2枚組。また買わなくちゃいけないものが増えちゃったよ。

1878/26/06/2004
 昨日見た夢。僕は電話をかけようとしている。隣には40代前半と思しきオバさん。清楚なスーツを着て、落ち着いた雰囲気。その隣に20代後半ぐらいの金髪白人女性。こちらもスーツ。僕が電話をかける相手は名も知らぬ男性の外国人。どうやら、電話での英会話がどのぐらいできるか、っていう授業と言うか試験と言うか、そういうものらしい。二人の女性はたぶん英会話の先生。

 電話をかけると2〜3コールで男性が出てきた。「僕は誰々です何々の件で電話したんですが誰々さんいますか?」みたいな事を適当な英単語を並べて捲し立てる僕。文法めちゃくちゃだが、喋り方は妙に流暢。男性は「申し訳ないが今は誰々さんは留守です折り返しましょうか?」みたいなことを言ってきた。どうやら僕の言葉が通じたらしい。「それでは結構ですまた電話します」みたいな事を、またまた適当な英単語を並べて返答する僕。

 ここで電話は終わり。直後、隣の白人女性が異様なオーバー・リアクションで「もう最高!完璧!素晴らしい!あなたの英語は全く問題がない!」みたいな絶賛賞賛の嵐。それを隣のオバさんが戸田奈津子よろしく同時通訳している。英会話ってこんな適当な感じで良いのか?という戸惑いを隠せない僕。そして苦笑い。

 この夢は僕の日常を見事に抽象化していると思う。良い意味でも悪い意味でも。

1877/25/06/2004
 朝っぱらから思いっ切り雨に降られる。おまけに微妙に遅刻。

 例の「某大手保険会社」のプロジェクトから、今日中に***を用意して欲しいとの要請が来る。いつもの事なのだが、実際は「要請」なんてもんじゃなくて、「絶対に断る事のできない神の声」みたいなもんだ。そして、これもまたいつもの事なんだが、どういう***を用意すれば良いのかという具体的な情報が出てこない。誰からの指示かも分からない。泣き寝入りに近い、と言うかそのもの。どうせまた問題になるに決まってる。でも、用意するしか無い。適当に作って送って終わり。今月末にも似たような作業があるんだと。

 取引先の担当者さんが来社。デバイス認証を使ったデモを披露。概ね好感触。がしかし、それ以外の製品の情報が全く流れていない事が判明。新製品が来月初旬にリリースされる事すら伝わっていない。担当営業は昼寝でもしているんだろうか?。恥かいた。

 午後、部門再編成に伴う引っ越し。7人掛けるの長テーブルに8人を座らせようという暴挙。幅が狭くなるだけならまだしも、机の足を両足で挟み込むように座らなきゃならない場所が出てくる。コンセントの口が足りない。ポートの口も足りない。もの凄く狭い。この座席案にGOを出した責任者が誰かが分からない。相当のバカだ。だっておかしいだろ?。その案を見た瞬間に「そりゃ無理ですよ!」って言う奴は誰もいなかったのか?。こんなアホな座り方をしているのはウチの部署だけ。他部門は空席すらあるのに。そもそも、固定の座席を設けないフリースペース制にするんでは無かったか?。古くて狭苦しい作業環境から脱却して、気分一新、全社一丸となって頑張るためにココに来たのじゃなかったのか?。バカみたいだ。不信感。

 夕方。組織変更後初のリーダー会。課長、部長がそっくり交代させられて、そこでの文化でやって来たこれまでの努力はどれ程に役立つのだろうか?。論点から議事の進め方までまるで違う。向こうの言ってる正論は理解できなくは無いのだが、こっちが言っているこれまでのやり方はあまり理解されなかった模様。これからすごーく仕事がやりにくくなりそうだ。美しい理想論は大いに結構なのだが、現場の泥臭さをそんな美辞麗句でクリアできるのだろうか?。分からない。取りあえず、今日は求められていた答えを殆ど出す事ができなかった。沈没。「これまでは君に作業が集中し過ぎてたんだよ」みたいなことを言われる。どういう意味だよ?。

 部門の方針。平均的な生産性を持つ、平均的な開発者や管理者を揃えて、大量生産的なルールに則った作業の進め方で、本当に斬新なソフトウェアが構築できるのだろうか?。分からない。取りあえず、これからの僕は秀丸でソースコードを書く作業から、EXCELを駆使してお金の計算をする作業にシフトしなくちゃならんらしい。物を作らない自分という存在を想像できない。気が重い。気がおもーい。

 新人歓迎会&組織変更の懇親会&他部門との交流会(みたいなもの)に参加。リーダー会が長引いたので、数人でタクシーに同乗して会場に向かうも「こんなに混むのは珍しいねえ」とタクシーの運転手に言わしめる大渋滞。1時間ちょい遅刻。気が重いのを引きずりつつ、頑張っては見るものの、いまひとつ乗り切れていない自分。後輩の婚約発表。あっという間に終宴。物足りない感じはあるものの、二次会に参加する気分でもない。電車の中でKeith Jarrettの「The Koln Concert」を聴く。ちゃんとした気分の時に聴けば気持ちが良いんだろうな的な音楽。

 帰宅。冷蔵庫に水もお茶もジュースも無いことに気が付く。あんまり良い日じゃなかったねえ。昨日の爽快感はどこへやら。人の感情と言うか、気分みたいなものって本当に奇妙だ。

1876/24/06/2004
 今度こそ、本当に本当の出荷検査が終了(苦笑)。どうなる事かと思ったけれど、何とか無事にやり遂げる事ができた。それもこれも、常に協力的であったメンバーの努力の賜物である。感謝&お疲れさまでした<(_ _)>。やっと肩の荷が下りて「解き放たれた」って感覚しきり。

 開発メンバー(実際にプログラムを組む人)のメインとして動くのは、今回で一応は一区切りのつもりである。製品の数が増えてきて、それぞれの機能も増えてきて、別のチームとの連携も増えてきて、とにかく検討したり相談したり決定したりしなくちゃならない事が爆発的に増えて来ている状況。これらの全部をやりつつ、且つメインで開発作業を行うのはさすがに無理っぽい感じなのだ。今回の開発では特にその事を痛感した。もはや「自分でやっちゃった方が早い」を超えて「作業をいかに効率良く分担するか」を考えなきゃならない立場なのだという事を認めざるを得ないのである。クリエーターからプロデューサーへ。今日も次の製品の主な仕様を幾つか決定した。と同時に、これまでに蓄積してきた開発のノウハウを後進に伝授して行かなくちゃならない。そういう意味では、次の開発は今回よりヘビーになるかも知れない。でも、やり甲斐はあるね。来月から本格的に始動予定。それまでは、ほんのちょっとだけ息抜きの期間。

 製品出荷の書類に判子を押した直後、携帯電話にメールが来てる事に気がつく。「招集発令(^o^)」。友人らが新宿の紅虎餃子房で飲んでるとの事。よりによって今日と言う日に招集がかかるってのが、さすが長い付き合いなだけはある。そりゃもう、行くでしょ!(笑)。大急ぎで新宿に向かい、20:30頃に到着。名物「鉄鍋餃子」にパク付く。僕が参加したのは、ほんの2時間程度だったけれど、良い時間を過ごせたような気がする。個人的にはプチ打ち上げって感じ。今後、突然の招集がかかるのはいつだろうか?。

 なんか最近、iPodの調子が良くないんだよなあ。miniが発売されるのはいつなんだ?。と言う訳で、アップルコンピュータがiPod miniの入手可能時期をメールでお知らせすることとなってる模様。登録はこちら

1875/23/06/2004
 壮絶な岐路に立たされた状態のまま、眠れない夜を過ごした訳だが、今日の午前中は顧客先にて打ち合わせに出席。はっきり言って心ここにあらずで殆ど内容が頭に入ってこない。言われた事にハイハイと空返事をしていただけだった。

 会議の後、朝から引き続きの調査を進めている担当者に連絡。「原因が分かったかも知れない」との返事。少しだけ希望の光が差す。大慌てで帰社し、調査状況を確認。理論的に問題が発生しそうなシーケンスを発見したとの事で、その部分を修正した暫定モジュールにて再現テスト。がしかし、あっさりと現象は再現してしまう。うううううう・・・(涙)。

 その後、半ば絶望的な状況で再現シーケンスを再度、確認する。途中、現象は同じなのだが昨日とは発生するパターンが違っているような気がする。これまでは再現手順が全く分からなかったのだが、暫定モジュールは何となく動作がパターンかしている感じなのだ。必死こいて繰り返し、繰り返しテストを行う。結果、この辺りが怪しいんじゃないの?って処理を特定。もしやと思い、その部分の実現方法を違う方法に変更してみる。再現しなくなった。データの変換処理で利用しているAPIが、あるパターンの場合にこちらの望んでいる動きをしないことが判明。つまり、この現象は複合的な原因によるもので、その結果として再現手順が複雑化していたのだった。

 その後、2カ所を修正したモジュールはすこぶる快調に動作する。良かった。本当に良かった。例の担当者も昨晩は眠れなかったそうな。メンバーの努力に感謝。寿命がまた縮まったぜ。

1874/22/06/2004
 今日になって、例のソフトウェアにかなり深刻な問題が発覚。 なぜよりによってこんな時期に・・・直接に担当している部分じゃ無かったので、 担当者といろいろ調べてみたのだが、現象が発生する法則性すら掴めない状態。非常にヤバい。 もはや感覚レベルでしかないのだが、そもそもこの構造だと目的の機能を確実には実現できないんじゃないんだろうか?。 とすると解が無い事になる。最悪の場合、全てをストップしなくちゃならない。 その判断を下すのは誰だろう?。僕なんだろうか?。リリースまであと3日しかない。さあ、どうする。
1873/21/06/2004
 ただでさえ、いつも強い風が吹いているお台場にあって、今日はこの世の終わりかと思うような壮絶な強風が吹き荒れてた。凄いねえ。これが終わると本格的に夏がやって来るのだろうか?。

 直前にまたもや小さなバグが発覚したのだが、取りあえず無事にマスタを最終出荷検査に提出。これでほんの少しだけ心の余裕ができる。ふぅ。

 そんな訳で今日は久しぶりに定時退社した。そして平日では殊更に久しぶりの自炊。鶏肉の炒め物(照り焼き風)。やっぱ、ちゃんとしたご飯を食べなきゃダメでしょ。毎日、このぐらい自分の時間があればいろいろできるんだけどね。この静寂、いつまで続く事やら・・・。

1872/20/06/2004
 三鷹市上空にUFO現わる!(本当は珍しい形の雲)。もう少しUFOっぽいUFOの写真を見たい方はコチラを。

 昨日は一日中ずっと眠り続けてたので、今日はとても目覚めが良い(笑)。日曜日にこんなに早起きするなんて久しぶりだ。とは言うものの、目覚めたのは午前10:00をちょっと過ぎた頃なのだが・・・。

 映画「フォーン・ブース」を観る。舞台はニューヨークのとある公衆電話。自称一流宣伝マンの男は、ベルの鳴った公衆電話にうっかり出てしまったことで、とんでもないトラブルに巻き込まれる事になる、という物語。出演コリン・ファレル 。監督ジョエル・シュマッカー。ほぼリアルタイムで進行していくストーリーは、自分がその現場を目撃しているかのような臨場感を作り出すことに成功している。この手の「ワンスチュエーション」作品は、とにもかくにもスクリプトと役者の演技がキーポイントになる。そういう意味では、ラストまで緊張感を持続させたコリン・ファレルの実力を認めざるをえないだろう。最初から最後までしっかりと楽しませてもらった。単純な良いサスペンス映画。犯人は実際に登場させなくても良かったんじゃ無いかなあ。★★★☆☆。

1871/19/06/2004
 映画「カルテット」を観る。音大生のかつての仲間4人は、それぞれの事情から弦楽四重奏団を組むことになる。最初は演奏も考え方も合わない4人だが、ドサ回りのツアーを通してお互いに通じ合っていく。コンクール用に選んだ曲「Quartet」の秘密とは・・・という物語。多くの北野武作品や宮崎駿作品で音楽を手がけている作曲家、久石譲の初監督作品である。音大生の青春映画、と言えばとても分かりやすい表現になるかも知れない。ドサ回りのシーンなどはある種のロードムービーっぽくもある。そういう意味ではオーソドックス。でも、一番のテーマは、各人が向き合わなければならない「自分と音楽」の距離感のようなものだ。「たかが音楽にそれ程の価値があるというのか?」「私から音楽を取ったら何が残ると言うの?」なんつーセリフがグサグサと突き刺さってくる。これは生粋の音楽家である久石譲の自問自答なのかも知れない。そういう部分は興味深いのだけれど、映画としては無難な感じ。おすぎが絶賛していたのは何故なんだろう?。★★☆☆☆。

 来年2月にポールがやって来る(ヤァ!ヤァ!ヤァ!)。新たな演奏曲目として挙っているのが「For No One」に「Helter Skelter」ときて「I've Got A Feeling」ですと!!!。こないだのコンサートの最後に「マタキマス!」と言ってたのは嘘じゃなかったのだ。もちろん、行くでしょ!。会社休むでしょ!。

1870/18/06/2004
 システムテスト最終日。総勢4名で2週間かけて叩きまくったのだから、それなりにバグは出尽くしているはず。これと言った問題も無く、あとはマスタリングして、出荷検査しておしまい・・・のはずであった。夕方頃、何気なしに操作していると「ん?」という動き。もう一度、同じ事を試してみると現象は再発しない。またまた「ん?」と思い、パソコンを再起動して試してみる。やっぱり変な動きをする。ある操作をすると、操作していない部分が勝手に動いちゃってる感じがする。まだ残っていた後輩にお願いして、他のパソコンでも試してもらう。やっぱり現象は再現する。瞑想するかのように熟考すること5分・・・あ、分かった!。状態が変化するときに一度リセットしてるのだが、それを完全に元に戻せていなかったのだ。凡ミスだけど、これはかなり致命的なバグだ。ガーン(-_-;)。それにしても、この程度の不具合がどうして今まで検出されなかったのか?。そっちの方が不思議、と言うか不安。テスト項目を追加&月曜日に再テスト。とほほ。

 未だに深夜ラジオを聴きながらじゃないと眠れない僕なのだが、日曜の深夜(寝坊してるので特に寝付きが悪い)は早くに放送が終わってしまうので何か良い方法は無いかなあと思案していたのだ。テレビの録画はビデオなりパソコンなりハードディスク・レコーダーなりで、かなり充実している世の中なのだが、ラジオに関してはかなりお寒い状況ではある。タイマー予約が可能で且つデジタル録音ってな感じのものを探していたらこんなのを見付けた。MP3で録音、USB経由でパソコンへ転送し、必要ならばiPodでも聴く事ができる。タイマー設定は50パターン、最大350時間分が蓄積できて、液晶モニタから即座に呼び出し可能、FM放送もステレオ録音が可能。もう完全に要望通りの製品なのだが、唯一にして最大の問題点はその価格。¥88,000ってなによ?。機能を1/10にして\8000にしてくれないかなあ。

 映画「ラスベガス万才」を観る(こんな邦題だったんだ・・・原題はもちろん「Viva Las Vegas」)。貧乏レーサーが、レースの勝利と恋を賭け、伯爵レーサーとしのぎを削る,というエルビス・プレスリー主演のさわやか恋愛アイドル映画の名作(?)。競演は健康美人のアン・マーグレット。エルビス主演作の中で唯一、ヒロインの演技が主演を食ってしまったと言われた作品である。とにかくエルビス、アン・マーグレット共に歌って踊りまくる。そしてビックリするような唐突なストーリー展開。しつこくデートに誘うエルビスに対し、最初は冷たくあしらうアン・マーグレットなのだが、ある瞬間を境にべた惚れ状態になってしまう。その切っ掛けがさっぱり分からない(笑)。喧嘩別れをした二人だったのだが、最後は結婚式のシーンが突如として挿入される(爆笑)。映画としてはかなり無茶苦茶である。エルビスは「ビバ・ラスベガス」など9曲も歌うのだが、強く印象に残っているのはアン・マーグレットのエモーショナルなパフォーマンスの数々。節操が無いと言うか、なんじゃこりゃ?という感じ。アイドル映画としては究極の形かも知れない。当時はエルビスの動く映像ってだけで貴重だったのかねえ。いや、面白いんだけどさ。★★☆☆☆。

1869/17/06/2004
 その後、システムテストは無事に進行。何とか明日までには間に合いそうである。ふぅ。どうやらボーナス出てたらしいのだが、相変わらず上がってるのか下がってるのか良くわからない。前の冬のボーナスって幾らだっけ?。皆下がってるって言ってるから下がってるんでしょう、きっと。目的意識の無い一人暮らしの身にはあまり重要な事じゃなかったりする。出るだけ良いじゃないのよ。そういう心持ち。頑張ろうが頑張らまいが、変動率にあまり影響しないので面白みに欠ける。

 埼京線の渋谷駅のホームで、いつも決まった時間に決まった場所から電車に乗るのだが、そこにいつも決まって朝っぱらからベタベタしっぱなしのバカップルがいるのだが、男も女も微妙にイケてない感じで、あらあら幸せそうで何より何よりと思いつつ、iPodでThe Whoなんかを大音量で聴きながら通勤している訳なのだが、なんとその二人は僕と同じく吉祥寺から渋谷経由でりんかい線に乗っていることが判明した。もちろん大混雑の井の頭線においてもベタベタしっぱなしなのであった。だからどうした。

 なんか書こうと思ったのだが、この一瞬で完全に忘れてしまった。最近、異様に忘れっぽくなっている。自分の名前まで忘れてしまいそうだ。いっその事、すっかり忘れちゃったら、いろいろリセットできて良いのかも知れないねえ。

 とかなんとか言いつつ、もう寝る。

1868/16/06/2004
 システムテストもあと3日。いよいよ大詰め。おおよそのバグも取れたので一安心してたのも束の間、怪しげな動作が発覚してしまった。詳細は省略するとして、Windows側の問題なんだったら制限事項とするのだが、どうして不穏な動作をするのかの原因が掴めない。とにかく時間がない。焦る。結局、いろいろ試して現象が発生する環境までは突き止めた。諸々の設定をし直すとちゃんと動作する。少なくとも回避方法は分かったので、取りあえずは良しとした。さすがに疲れてきた。プレッシャーが凄い。しかし機敏に動く元気が無い。今週も観ないまま返却するDVDが出ちゃうのだろうか?。

 HP200LXの後継としてCLIE PEG-TH55を選定。さっそく注文したのだが、かなり売れているらしくどこも在庫が無い状態である。その理由は機能豊富なソニーの独自アプリ「クリエオーガナイザー」ではなく、単純に画面がデカいからだろう。デカい割に筐体が薄い、ってのもあると思う。要はそれなりにバランスが取れたPDAだって事なのであろう。逆にこれまでは、そういう選択枠が無かったとも言える。そそ、キーボード付きのPDAと言えばsigmarion lllの事を忘れてた訳じゃないのだが、この会社の製品には金輪際、近付かないと心に決めているのだ。ただそれだけの理由。

1867/15/06/2004
 韓国映画が急速に盛り上がった理由その1:アジア通貨危機により財閥解体 -> 多くの映画会社が財閥から切り離される -> インディペンデント系の映画会社が次々と設立される -> 若い才能の発掘が進む(特にシナリオ)-> 国民最大の関心事がテーマの「シュリ」が記録的ヒット -> ハリウッド的超大作化の傾向 -> 市場規模の拡大。

 韓国映画が急速に盛り上がった理由その2:「スクリーン・クウォータ制度」。韓国の映画館は自国の作品を一定以上上映しなくてはならないと言う制度。興行成績ベスト10は殆どが韓国映画。

 問題点:予算投入型の企画映画と、ドラマ性の強い小品に二極分化しつつある。「シュリ」や「JSA」が大ヒットしているとき、他の作品が興行的に破滅的なダメージを受けていた。

1866/14/06/2004
 愛用していたお風呂スピーカー「HAPPY AQUA」が壊れてしまった。ステレオ・スピーカーのうち一つが鳴らなくなっちゃったのである。そんなに値段の高い物じゃないので普通なら買い直せば良いのだが、ちょっと売れたもんで色気を出したのか、これまでのモデルは廃止されちゃってて、新しいモデルは全て乾電池が必要な仕様になっている。ガーン(@o@;)。と、その時、無印良品で旧モデルをOEM版を売ってた事を思い出した・・・そそくさと無印良品へ。結果、如何にも無印っぽい真っ白なOEM版「HAPPY AQUA」をゲット!。恐らくこれも店頭在庫のみだろう。必要な方はお早めに。やっぱメンテナンス・フリーってのは重要なファクターなのだ。
1865/13/06/2004
 マンションの理事会に参加。なんか知らんけど、管理会社を解約して自主管理にするって話になってる・・・う〜む。

 またもや近所に味わい深い定食屋さんを発見!。その名も、中華&洋食の「コタン」。「中華&洋食」の枕詞の通り、元は中華屋さんだったのだけれど、品数を増やしていくうちに訳が分からなくなっちゃって、何でもありありの謎の店になった、って流れだろうか(推測)。案の定、一般的な中華屋さんのメニュー+ポークカレー的な洋食メニューが並列していて、なぜか丼物までラインナップされている。看板、店構え、映りの悪いテレビ(もちろん野球中継)、調理担当のオッちゃん、接客担当のオバちゃん、手作りな感じのお品書き、コレといった売りになるメニューが無い、無造作に積み重ねられたスポーツ新聞、床がベト付いていて椅子の出し入れがしにくい・・・などなど、街の定食屋さんとしては理想的なシチュエーションである。来客している面々も程良くウラビレていて良い感じ。Hanakoの「今、街の定食屋がオシャレ。あなたの街の名店特集」って企画にも間違いなく引っかからないだろう。「コタン」というネーミングも謎なら、定休日が金曜の夜と土曜日というのも謎。フツーに肉野菜炒め定食を注文してみる。フツーに美味しい。素敵じゃないか!。

 映画「歌え!フィッシャーマン」を観る。北極圏に近い人口1200人の小さな漁港ベルレヴォーグで、1917年に創設された伝統ある男声合唱団。そのメンバー達の過ごす日常を通して、雄大な自然と調和した絶妙なコーラスと共に人生の誇りや仲間達との友情を描いたドキュメント・ミュージカルである。平均年齢60才という合唱団、様々な自然の中で美しいコーラスを聴かせてくれる様は、ただただ単純に美しい(吹雪の中で歌ってるシーンはちょっと面白かったが・・・ギャグ?)。ドキュメントなのでこれと言ったストーリーは無いのだが、様々な人々が自分の事、街の事、仲間の事を淡々と、しかし幸せそうに語る姿とオーバーラップさせることで、見事な表現を勝ち得ていると思う。年老いた人々の顔のアップ、表情だけで心が動かされてしまう。そして、音楽の持つパワーみたいなものを感じずにはいられない。とにかく皆が皆、歌うことに至上の喜びを感じているのが素晴らしい。こういう風に歳を取れたら最高だ。それにしてもノルウェーの寒そうなこと・・・。★★★☆☆++。

1864/12/06/2004
 DVDの返却日は今日だ。半ば強引に、映画「座頭市」を観る。言わずもがな、北野武の監督・主演による時代劇作品。ベネチア映画祭では「HANABI」に続いて監督賞を受賞している。「座頭市」と言えば問答無用で勝新太郎なイメージなのだが、そこへ敢えて「好き勝手にやっても良いのなら」を条件に挑んだ姿勢は素晴らしい。そして、これまでの勝新による座頭市のイメージを完全に崩壊させているのがまた良い。辛うじて残っているのは「盲目」と「剣術の達人」ぐらい(これですら完全には残っていない)。北野作品としては、その雰囲気を残しつつも、よりエンターティメント寄りになっているところが、絶妙のバランスと言うか、単純に面白い作品としても成立させている。乱暴に言えば「時代劇+北野作品+マトリックス」なのである。見応えアリ。唯一ツッコむとすれば、鈴木慶一が担当している音楽。クオリティーうんぬんの前に、サウンドが妙に安っぽいのが残念。これは本人の才能と言うよりも、日本における音楽製作の環境が問題なのかも知れない。限りなくB級サウンド。とは言うものの、それを補うだけの映像的な面白さはあるし、恐らく時代劇初の試みであろう「スタイリッシュな血しぶき」は観る価値があると思う。この人はどこまで映画製作が上手くなっていくのだろうか。さ、返却に行ってこなきゃ。★★★☆☆++。

 返却ついでに吉祥寺のラオックスに寄って来た。最近、気になっている諸々のハードウェアを実際に手に取ってみたかったからだ。

 最大の目的はCLIE PEG-TH55CLIE PEG-UX50。心はキーボード付きのPEG-UX50にかなり傾いていたのだが、実物を見ちゃうとそのあまりの小ささに物欲が冷めてしまった。筐体は定期入れぐらいの大きさで、液晶画面はその定期入れの小窓から見える定期券ぐらい。とにかく小さい。小さすぎる。個人的にPDAはヘビーに利用するので、これから毎日この小さな画面を覗き込まなきゃならんのかと想像すると辟易する。Yシャツのポケットに入るというボーダーラインはそんなに大事なのだろうか?。キータッチも思いの他良くない。残念!。一方、PEG-TH55は解像度はPEG-UX50と同じなのだが、単純に画面のサイズが大きくなっている。表示される情報量は同じなのだが、この差は大きい。手に取った時の感触もちょうど良い感じでズッシリとしている。大きさはHP200LXを縦にしたのと同じぐらい。う〜む。やはり見ると聞くでは大違いだ。結局、TH55ぐらいの大きさでキーボードが付いていれば全く問題は無いのだが、そういう端末は全くと言って良い程に存在しない。敢えて言うなら、Zaurus SL-C860がそれに近いのだが、インターフェイスが垢抜けないと言うか、Linux臭さ、シャープ臭さが鼻に付く。これも残念。ってことで、今のところTH55が(積極的ではないにしろ)最有力候補。

 ディスプレイの並びに電子ブック閲覧用のLIBRIE EBR-1000EPも置いてあったのだが、悲しいかな電源が入らない状態であった。軽くて薄い。持ち歩くのに最適な大きさだとは思うのだが、電源が入らないんじゃ何の判断もできない(苦笑)。残念。

 次に見たのはVAIO type U(VGN-U50)。実際に手に取ってビックリ!。これが異様に重いのだ。確かにコンパクトではあるのだけれど、こんなに重いものを常日的に持ち歩こうとは思わない。インゴットじゃないんだから。過って落としたりしたら間違いなく壊れちゃうと思う。どうなのこれ?。

 次にiPodキラーと噂されるVAIO Pocket(VGF-AP1)。新感覚の操作感を実現するタッチパッド「G-sense(ジーセンス)」(ソニー談)が思いの他に使いにくい。操作用のコントローラーはこれだけなので、如何ともし難いものがある。確かに「新感覚の操作感」なのは間違いないんだが・・・。画面のインターフェィスも説明書を読まないと判断できないだろうこれ、って感じの抽象的なもの。どう考えてもこれがiPodの牙城を崩すとは思えない。半年以内に消滅すると断言。ソニーは何を考えているのだろう?。

 ついでにパソコンのフロアもぶらぶらして来たのだが、FMVのTシリーズってのが凄いと言うか、かなり珍妙である。一体型パソコンでディスプレイが22型ワイドなのだ!。どっから見ても液晶テレビ。22型ワイドテレビの画面の左上にマイコンピュータのアイコンがちょこんとある図を想像してみるべし。富士通には「いくら何でもこれは変ですよ」って言ってあげる人はいなかったのか?。笑える。不思議なのはAppleの23インチCinema HD Displayとは印象が全く違うということ。こっちはあまり違和感が無い。何が違うんだろう。

 深夜、友人とiSightでビデオチャット。延々とAirMac Expressによるワイアレス環境のレクチャーを受ける。結局、AirMacカードとAirMacベースステーションの関係を、僕は「携帯電話と基地局のアンテナ」みたいな概念で捉えていたのだが、根本的にその考え方が違っていたようだ。単純にネットワーク上のLAN接続がワイアレスに置き換わったと考えるのが正解(らしい)。なので僕の希望に即した環境を構築するにはAirMac ExpressAirMac Extremeカードを購入すればOKのようだ。ADSL --(有線)--> Mac <--(共有)--> Extremeカード <--(無線)--> Express <--(無線)--> CLIE。さっそく注文しなくては。散財。

1863/11/06/2004
 あ〜もう疲れた。やっと週末なのに台風来てるって言うし、日曜日はマンションの理事会があるし、レンタルしてるDVDは観てないし、今週に食った米粒はコンビニのおにぎりだけだし、お台場はデート慣れしてないバカップルばっかりだし、お腹は痛いし、相変わらず携帯電話にはウィルスメールばっかり来るし、庭は雑草が生え放題だし、こんなことやってて何か良い事あるのかしら?。どよ〜ん。

 それでもくAirMac Express。Appleが配布しているAirMac Extreme Technology Overviewなんかを通勤電車の中で熟読してみる。

  • AirMac Extremeベースステーションは、AirMacのWANポートにADSLを接続、LANポートとMacを接続することで、有線で経由してネット接続できる。
  • AirMac Expressはこれができない(WANポートしか無い)。
  • AirMac Extremeカードを搭載したMac同士(だけ)で直接ワイアレス通信できる。
ってことは昨日言ってた「AirMac Expressを2つ買うのがベスト」というのは嘘かも知れない。Mac、ステレオ、CLIEを希望通りに繋ぐには、AirMac ExpressベースステーションとAirMac Expressの組み合わせが一番コンパクトなのではないだろうか?。まだ良く分かってない。

 Ray Charles死去。享年73歳。歌っている姿を最後に見たのは、数年前のグラミー賞の授賞式だったような気がする。「かつての大物に懐メロを歌わせよう」みたいな安直な企画のひとコマ的な扱いだったのだが、その時の声の出てなさ加減、全くリズムに乗れてない様は、アメリカ音楽界の歩く自由の女神と言われた大物歌手としての寿命が、明らかに終わっていることを証明するに過ぎなかった。とにかく見ていて悲しかった。僕らの世代で最も印象深いのは「ブルース・ブラザース」に出演していたレイ・チャールズの姿ではなかろうか?。今、思い出したのだが、人が歌っている姿を見て鳥肌が立ったのは、あの「シェイキン!」の時が初めてだったかも知れない。「凄い」とか「カッコイイ」ではなくて「イカす」って感じだった。We are the Worldの時のパフォーマンスも忘れ難い。この人にも「ありがとう」を言わなきゃならんな。 "the Genius"の称号がこんなに相応しい人もいないかも知れない。

 とにかく疲れた。とにかく寝る。

1862/10/06/2004
 昨日、今日に渡って携帯電話にウィルスメール来まくりなんですけど・・・出元はどこですか?。久しぶりにメールが来たと思ったらこの有様。寂しいじゃないのよ。

 しつこくAirMac Express。友人にいろいろと相談をした結果、どうやらAirMac Expressを2つ買うのがベストらしい。もうちょっとワイアレス通信のことを知っとかないとね。これを機会にいろいろ読んでおこう。

 もう3日ぐらい悩んでいたバグの原因をやっと突き止めた。 ロジック的にありえないと思っていた現象だったのだが、もう百万光年ぐらい離れた部分のロジックが関係していた。無事修復。しかし、バグの原因が分かりにくいって事は、ソフトウェアの構造が美しく無いってことなんだろうと思う。明らかに昔ほどの集中力も丁寧さも無いしなあ、困ったもんだ。どこかのタイミングでリファクタリングしないとダメかも。まあ、今夜はゆっくり眠れそうだ・・・って今日も午前様。

 CLIEはこっちこっち、どちらが良いですか?。現物が見たいんだが、見に行く時間がない。

1861/09/06/2004
 今日も相変わらず・・・何かいいことないか子猫チャン。もちろんウチには子猫チャンなぞいやせん。

 AirMac Expressの件。未だに良く分かってないのだが、AirMac Extremeカード(Mac本体用)とAirMac Expressを1つ購入すれば良いんじゃないの、という説アリ。G5をルータとして接続できたりするのかしらん?。ついでと言っては何なのだけれど、ソニーのCLIEは無線LANにハードウェア・レベルで対応しているから、AirMacを導入すればコイツもネットに接続できたりする訳だね。ふふふ(野望)。

 新しいPower Mac G5が発表されてますが、どうします?。オール・デュアル化。

1860/08/06/2004
 またまた午前様。今月一杯はこんな調子か?。

 AppleからAirMac Expressが発表された。 要はAirmac Extremeの弟分みたいなモンなのだが、 目玉は、Mac上のiTunesで再生した音声をワイヤレスで受信し、AirMac Expressに内蔵した「AirTunes」機能でデコード、音声出力端子につないだオーディオ機器から音声を出力する、という機能。これは以前に僕が言っていた「MacのiTunesで鳴らしている音楽をステレオのスピーカーで聴く事ができないだろうか」という希望にドンピシャ!の製品である。あまりにピッタリだったので少し驚いてしまった。

 ちなみに、以前に探し当ててたのはREX-Link1というUSBポート経由でワイアレスに音声データを送信する製品。散々、探してこれしか見付からなかったので、友人には「そんなニーズ無いんじゃない?」とアッサリ切り捨てられたっけ(苦笑)。それにしても、やってることはAirMac Expressと殆ど同じなのに、何故にこうも印象が違うのだろうか?。「デザインが良い」とか「見せ方が上手い」って言うレベルでは無いような気がする。Appleの提示するイメージには「そうそう、こんなの欲しかったんだ!」と思わせる何かがある。スゲー。

 で、良く分からないのだが、僕がやりたいことを実現する為には何を買えば良いのだ?。AirMac ExtremeベースステーションAirMac Extremeカード(Mac本体用)とAirMac Express(オーディオ用)か?。おいおい、いったい幾らになるんだよ?(苦笑)。

1859/07/06/2004
 佐野元春に続いて、矢野顕子もEpic Sonyからヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズへ移籍した模様。同社は「音質面での不安」からCCCD導入を見送っていて、これが移籍の理由のひとつであるらしい。
1858/06/06/2004
 もうコレ無しでは日々の生活を過ごせない程に使い倒して来たHP500LX。購入したのは確か1996年(ちなみに販売元ではとっくの昔に生産中止になっている)。友人の助けでクロックアップしたり、調子が悪いのを何とか騙し騙し使ってきた。しかし今日、遂に裏蓋が完全に壊れてしまった。電池剥き出し。セロテープで固定してみたけど・・・やっぱダメだね、こりゃ(苦笑)。ハード的に壊れちゃったインパクトは大きい。もはや限界。そろそろ勇退させてあげても良いだろう。正に「酷使」というに相応しい使い方をしてきたので、ここまで持ちこたえたのは賞賛に値する。見事な仕事振りであった。

 で、その偉業を継承する次の端末を決めなくてはならない。もうずーっと前から買い換えたいとは思っていたのだけれど、それでも買い替えなかったのは500LXの使い勝手を超えるような魅力的なPDAには遂に出会わなかったからである。しかし、背に腹は代えられない。完全に壊れてしまう前に何とかしなくては。Windowsベースじゃなくて、キーボード付きが良いのだけれど、そうすると選択枠はソニーのCLIEかシャープのZaurusしか無くなってしまう悲しい現実。う〜む。

 映画「インファナル・アフェア」を観る。秘密裏に香港警察へ入隊した若きマフィア組員は内部調査課長に昇進し、恋人との結婚を控えていた。成績優秀だった故にマフィアの潜入捜査官に任命された若き警官は10年もの潜入捜査に疲れきっていた。ある夜、大きな麻薬取引の際、マフィアと警察は互いに情報漏れに気付き、それぞれ内通者を探すよう命じられ、2人の距離は次第に近づいていく・・・という物語。主演はトニー・レオン&アンドリュー・ラウ。ラウはこの作品の監督でもある。とにかく「警察とマフィアそれぞれに内通者がいる」という「ダブル潜入」な設定が斬新(というか無理っぽ過ぎて誰もやらなかった?)である。裏の裏を如何に先に読むか。そこから波及するハードボイルド的な展開はスリリングで面白い。無茶な設定ではあるのだけれど、プロットがしっかりしていて不自然さを感じさせないのが見事である。主演の2人のキャスティングが的確だし、脇を固める役者陣も上手い。特に欠点らしい欠点も見当たらないし、そういう意味では良く出来てるのか出来てないのかを悟らせない程に良く出来ている秀作とも言える。ワーナーがプラッド・ピット主演でのリメイク権を史上最高額で買い取ったのも納得がいく。あれ、本家は3部作になる予定?。★★★☆☆++

 映画「華氏911」の予告編がWebで公開。マイケルムーアは一段と太っちゃってる模様。

 またもや近所の友人とファミレスで無駄話の夜。ついつい話が長くなっちゃって、帰宅すると真夜中なのだ。そんな大した話はして無いんだけどなあ。会話をしてる時は良いんだけど、帰宅してから「ああ、明日は仕事かぁ・・・」って思うのが嫌だね。日曜日の夜を一人で過ごすのは憂鬱。テレビもラジオも早くに終わっちゃうし、なかなか寝付けなくて、その結果として寝不足の月曜日になるのである。ちっとも学習できてない。

1857/05/06/2004
 天気が良かったので自転車に乗って、久しぶりに日中の吉祥寺へ。ついこないだまで寒々しい感じだったのに、もうすっかり初夏の雰囲気すら感じられる。近所に緑があるのに、あまり接する機会が無くて残念。散歩を趣味にしようかな。

 延滞していたDVDを返却。またもや3枚借りて2枚を観ていない。困ったもんだ。入れ替わりに借りてきたDVD「アホでマヌケなアメリカ白人 」を観る。映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」に先駆けて「アポなし突撃取材」スタイルを確立していたマイケル・ムーアのTVシリーズ「Awful Truth」を何本かまとめた形でリリースされたDVDである。この人の言っていることが全て正しいとは思わないのだが、問題に対するアイディンティティーの表現の仕方と言うか、どんなときでもユーモアを忘れちゃ行けないという信念みたいなものにシンパシーを感じる。一言で言えば政治的ブラック・ジョークか?。大統領候補をモッシュ(ライブ会場の観衆がアーティストと共に歓喜、興奮し、押し合いへし合いする様)へダイブさせる企画には大爆笑させられた。すんげーおバカ(笑)。

 「出没!アド街ック天国」でまたもや吉祥寺の特集。あんまり吉祥寺を盛り上げないで欲しいんだが。そっとしておいて下さい。

1856/04/06/2004
 ボノ、「ライブ・エイド」第2弾開催を否定。ん?・・・まあ、良くあるロック界の都市伝説って感じかな。発起人がボノってのが噂としては絶妙。

 知人の紹介で中目黒にあるAWkitchenというお店で夕食。この手の店は雰囲気だけ良くて味はいまいち、ってのが僕の中では定説化しているのだが、ココはちょっと違った。ちゃんと美味しいのである。テーブルごとに担当の人が付いてくれて、料理の説明なんかもしてくれるのだが、これも押し付けがましく無くて良い意味でサラっとしている。所謂ひとつの良い感じ。静かな空間で会話を楽しみながら少し贅沢な料理を食したい、なんて時にはお勧めである。ただし、お値段もそれなり(篦棒に高い訳じゃないけど)。

 誕生日を覚えてくれてた人。どうもありがとう。そうそう、虫歯予防デーの前日です。

1854/03/06/2004
 age++
1855/02/06/2004
 久しぶりに定時退社してみる。チームの後輩が全員残っている状況で退社するのはちと気が引ける。

 駅で後輩とバッタリ出会い、これから飲みに行くので一緒にどうですか?、とのお誘い。一も二もなくOK。恵比寿でもう一人の後輩と待ち合わせ、ナイスビューなお店へ。出だしは新婚ホヤホヤの後輩をじっくりと尋問。照れくさそうな感じが何とも言えず良い感じ。第一報を聞いた時には「ホントに良かった(右脳)」と「先を越された!(左脳)」って感覚が同時に押し寄せたのだが、とにかく幸せそうでなによりである。若いのに一軒家(愛の巣)まで買っちゃって、これから大変だろうけど、まあ愛の力があれば大丈夫でしょ!。末永くお幸せに。

 今回の面子は去年の秋に偶然(というか必然)に集まった3人なのだが、これがもうバカっ話の応酬で、笑い疲れた&喋り疲れたって感じ。勝手に「テルミン3」というチーム名を付けてみる。なんだろね、笑いのツボが似てるのかねえ。小ネタが多すぎて笑うタイミングを掴めないこと多数。普通、「スチュワーデス物語」と言えば「ドジでのろまな亀」は出てくるけど「この、薄ぎたねぇ〜シンデレラ」は出てこないと思うんだが・・・。今度、会ったら「わかりました、お客様は私の阿波踊りが見たいとおっしゃるのですね。♪チャンカチャンカチャンカチャンカ」とでも言えば良いのだろうか?。ある意味、真剣勝負の場でもある。何の勝負だか(笑)。

 結局、サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」が高中正義のベスト・パフォオーマンスなのではないだろうか?。もはや彼はこの演奏を超えられないと思う。

 準備はいいかい?

1854/01/06/2004
 U2のボノが1985年に開催された世界的チャリティーコンサート「ライブエイド」の第二弾を計画中(らしい)。ボノか・・・さもありなんという感じ。興味深いのは第一報では一回目のライブエイドの企画者ボブ・ゲルドフが関与すると伝えられているのに、第二報では関与を完全否定しているという事。これはなんだ?。ボブ・ゲルドフの「これはアフリカの貧困という悲劇を懸念していた人々の一致団結した多くの努力を台無しにするだけのものだ」という発言が妙に気になる。元祖ライブエイドの否定(もしくは後悔)とも受け取れる。何があったのだろう、何を見ちゃったのだろう、何が分かったのだろう。すごく気になる。

 昔、バンド活動をやってた頃、夢中になって読んでいたのが「キーボードマガジン」である。パソコンのキーボード専門雑誌なんてマニアックだなあ〜とマジな顔で感心していた友人の事はさておき、数ある音楽雑誌、バンド系雑誌の中でも群を抜いて地味な本だったように思う。結局、ギターとかベースとかドラムとかはその時代ごとに「スター・プレイヤー」的な人物の存在があったのだが(今は知らない)、鍵盤楽器はそうじゃなかったのだ。なので巻頭の特集なんかは、同じ面子でグルグル回しているような感じだった。キース・エマーソン(ELP)、リック・ウェイクマン(Yes)、ジョン・ロード(Deep Purple)、ジェフ・ダウンズ(Asia)などなど。あの頃ですら、所謂「終わっちゃってるスター」だった訳で、あのマイナー感というか秘密クラブ的な雰囲気というのは読者じゃなければ理解できないだろう。要は「キース・エマーソン2万字インタビュー!」なんかを嬉々として読み耽っていた謎のグループがいた、ってことだ。今思えば、かなり異様な学生時代を過ごしていたように思う。

 なんでこんな話をしてるかというと、この雑誌でも度々取り上げられていたアナログ・シンセサイザーの名機「ムーグ(Moog)」のイベント「ムーグフェスト」が開催されたという記事を読んだからだ。先に挙げた面々、キース・エマーソンリック・ウェイクマンの勇姿がそこにあった。なんつーか、ノスタルジアと言うか「あの頃と同じだ(笑)」というか、微妙な感情が湧いてくるねえ。あれから早十数年、未だにキーボードの「スター・プレイヤー」は登場していない、つーかたぶんこれからも登場しないと思う。

 ちなみに先の4人のキーボード・プレイヤーのうち、ジョン・ロードを除く3人を生で観た事がある僕なのであった。

1853/31/05/2004
 週末はトータルで20時間以上も眠っていたことになる。なんでこんなに眠いんだろう。という訳でスッキリサッパリの月曜日。

 ここ最近、バカみたいにCDをバカバカ買ってるのがバカバカしくなってきたので、もう十数年振りにレンタルCDを利用し始めている。コンセプトとしては「買うほどの興味は無いけど聴いておきたい」というアルバム。それも、所謂「名作」と呼ばれる作品群だ。そんな訳で、こないだ借りてきたCrosby, Stills, Nash & Youngの「4 Way Street 」はなかなか良い感じ。2枚組のライブ盤なのだが、2枚目の方がよりドラマチックでカッコいい。ただ、如何せん音が良く無い。CDリリースが1992年なので仕方ないんだけど・・・リマスター盤がでたら買おうかな、ってこれじゃちっとも節約になってない(苦笑)。

 その他、The Chemical BrothersとかRadioheadとかも聴いてみたりしてるけど、やっぱりピンとこないんだな。この手のバンドが台頭し始めた頃から、リアルタイムの音楽シーンへの興味を失っていったのだけれど、それは自然の成り行きだったんだろうなと思う。その傾向は未だに続いているのだけれど。

 やっと今日になって、新作ソフトのモジュール結合まで漕ぎ着けた。ホントは2週間ぐらい前に終わってなきゃいけないんだけど。まあ、これでちょっとだけ先が見えてきた。あとは踏ん張ってやるしかないな。

 あ、もう6月だ。今年こそは良い年になると思ったんだけど、いつもとあまり変わらないな。

1852/29/05/2004
 うっかり「朝まで生テレビ」を観てしまい、気が付いたら朝だった。そこから眠り始めて、目覚めたら夕方だった。なんですかこれは。

 夜。休日出勤していた友人から電話があり、近所のファミレスで遅めのお茶会。間違えて貸しそびれていた「マトリックス レボリューションズ」を無事に手渡す。仕事に絡んだ和やかな会話を楽しむ。握り寿司を自動的に作る機械のデバッグとか楽しそうだなあ、とかいう話。テストの時とか寿司をたっぷり食べられたりして。でも、バグちゃうとシャリとネタが逆になっちゃったりしたら嫌だなあ、とか(笑)。それにしても、友人がこのタイミングで遊びにこなかったら、僕は延々と眠っていただろうな。

 深夜。映画「インソムニア」を観る。猟奇殺人事件の捜査でアラスカに赴いたベテラン警部。白夜の中不眠症に陥り、次第に精神のバランスを崩していく・・・というサスペンス作品。監督は「メメント」で世界中を沸かせたクリストファー・ノーラン。主演に名優アル・パチーノ、謎の作家役にロビン・ウィリアムス。今回は初の悪役として臨んでいる。この監督でこの配役、そしてこのテーマということで、かなり注目していたのだが、良い意味でも悪い意味でも思いの外に無難にまとまっている作品であった。面白くない訳じゃないんだけど、どこかB級臭い。ロビン・ウィリアムスの悪役も、これといって観るべきものは無い。まあまあ、★★☆☆☆。

1851/28/05/2004
 杞憂。早朝に某生保案件の担当者から突然「31日の納品に向けて準備されたし」というメールが来た。まず、31日に納品があるという事実を僕は知らなかった。少なくとも正式にはそういう情報は届いていない。おまけに、以前とは異なる運用を想定した内容を盛り込まなくてはならないらしい。その話も聞いていない。担当者に「以前とは異なる運用」ってのがどんな内容なのかを問いただすと、はっきり分からないので今すぐ確認すると言う。要はその担当者も理解していなかったのだ。自分が理解してない内容をよくも平気で人に依頼できるもんなねえ・・・という議論はさておき、その新しい内容というのがこれまで聞いていた仕様の前提条件を覆す運用方法が含まれていたのだ。予め確認していない使い方をされても、それでちゃんと動作するかどうか知ったこっちゃない。「そんなこと言った覚えないよ」と担当者は言うのだけれど、そもそもキチンと仕様の打ち合わせをしてないんだから言った言わないの問題では無いような気がしないでもない。少なくとも僕が入手した情報は「そんな運用はあり得ない」だったのだ(ま、もうどうでも良いんだけど)。そもそも、何故こんな大事な話を直前になってするのか?。段取りが悪いとかってレベルじゃないような気がする。嫌がらせか?。で、どうやらプログラムに改造を入れなきゃスムーズに運用できないと思われる部分が思い当たった。どうするか?。その担当者は「何とかそっちの改造だけで済ませられないか?」という要望(つーか、もっと強制力をもった何かだったような・・・)。結局、またもや悪いのは僕だみたいな雰囲気を作られてしまって、憮然としながらソースコードを読み直す。すると、あれれ・・・ちゃんとその処理が入ってるじゃん!。対応してんじゃん!。以前に別件の問題が発生したときに、ついでだったので更に包括的な修正を入れといたのだった。あとから聞いた話なのだが、この新しい運用におけるシステムテストを他部門の方々が散々っぱら叩いてくれてたらしいのだ。だから論理的にも統計的にも問題は無かったのである。杞憂であった。杞憂で良かったとこんなにホッとしたことは無かった。あー良かった。ちなみに、そのシステムテストを実施していたという事実も僕は知らされていない。これを失敗プロジェクトと呼ばないなら、失敗プロジェクトなんてこの世に存在しないと思う。

 ホッとしたので帰りに会社の先輩・後輩の飲み会に合流。僕に取っては限りなく夕食の時間。

1850/27/05/2004
 残業の日々が続くと比例して食生活はボロボロ状態になっていく。観ないまま返却するレンタルDVD。封を開けていない小包。増殖を続ける空のペットボトル。

 「Any Music」のサービスが始まった。以下の条件にピタリと当てはまるのなら、今すぐこのサービスに加入すべきだ(苦笑)。

  • 音楽の配信サービスを利用したい。
  • CDをオンラインで購入したい。
  • FMラジオで流れている曲を検索したい。
  • パソコンは持っていない
  • でもブロードバンド回線はある。
  • これが全部できるなら月々350円ぐらい払ってもいいかな。
  レビュー記事をチラっと読んだだけでも、ウンザリする程に中途半端なコンセプトであることが分かる。新しいライフスタイルの提案とか、ユーザが得られるメリットなんかはそっちのけで、音楽を売りつけるための新たなルートの確立に躍起になっているようにしか見えない。誰もこんなサービス使わないよ。きっと「Lモード」よりも普及しない。つーか「パソコンは持っていない」けど「ブロードバンド回線はある」って人は多分いないのだ。この時点で終了なのである。誰をターゲットにしているのかサッパリ分からない。

 ちなみに、音楽配信サービスならiTunes Music Store(国内未対応なのが玉に瑕)、CDのオンライン購入ならAmazonが現在の主流だろうか。使い勝手の良さだけでなく、新しい何かをキチンと提示できていることがそれぞれ共通の勝因であるような気がする。当たり前なのだが「今までよりグット便利だ!」って思えるサービスじゃないと誰も使わないのだ。余程の物好き以外は。

 FMラジオで流れている曲を検索する方法と言えば、一時期「見えるラジオ」ってのを盛んに宣伝していて、放送中の曲目だけでなくニュースの情報などを表示できる専用のラジオ端末なども発売されていた(最近はとんと見かけない)。この「見えるラジオ」をパソコン上で表示する「RadioBar」ってのや「見えるラジオブラウザー」ってのもあったのだが、もう随分と前に開発は終了している模様。たぶん「見えるラジオ」そのものが廃れてるからだろうとは思う。廃れたってことは、そういうニーズ(例:FMラジオで流れている曲を検索したい)自体があんまり無いのかもしれない。

 ちなみに、J-WAVEのサイトでは現在オンエア中の曲をリアルタイムで確認することができる上、その横にはご丁寧にCD購入へのリンクボタンまで用意されている。さて、「Any Music」が目指したものは何だったのか?(あえて過去形)。

 ライブドアのMP3変換サービス、利用にはCDの権利者からの承諾が必要に・・・って承諾手続きはユーザー自身が行えってか?。そんなサービス、誰が使うねん。

1849/23/05/2004
 ほんのちょっぴりだけサイトのレイアウトを変更。
  • 本文のフォントサイズをsmallに指定
  • 本文の文字色を濃く
  • linkの文字色を明るく
  • blockquoteをメモ風に表示
 最後のやつは例えばこんな感じになる。所謂ひとつのPost-it風。背景と写真を除けば、右上の折り目の部分はこのサイト唯一の画像である。
著作権者の許諾を得ずにasahi.com を利用できるのは、一般の方の場合、以下の【著作権の制限】に記載した「私的使用のための複製」及び「引用」などに限られます。ただし、利用が認められる場合でも、著作者の意図に反した変更、削除を行うことはできません。また、記事の概要がわかる形で要約することも、一般に著作権者の許諾が必要です。
 Safariでしか表示を確認していないので、他のブラウザだとどう表示されるのか不明。ちょっとしたバランスで随分と読みやすさが変わってくるもんだ。

 映画「ピノッキオ」を観る。主演・監督は映画「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ。イタリア映画としては破格の予算をかけて映画化した作品で、イタリアでは「ロード・オブ・ザ・リング」を抜いて興行記録を打ち立てたそうな。がしかし、この作品の最大の問題点はベニーニ演ずるピノキオが、どう転んでもピノキオに見えて来ないところだ。ピノキオを演じていると言うよりは、ただのオッサンが生意気な子供を演じている風にしか見えない。辛い(ちなみにベニーニは50歳)。あと、当たり前なのだが、みんなが良く知ってるピノキオのストーリーがほぼそのまま再現されている訳で、純粋なファンタジー以上の何かはココには無いように思う。美術とか音楽とかはそれなりに高水準なので、割り切ってみれば良いのかも知れない。僕は途中で眠くなった。ベニーニ・ミーツ・ピノッキオという取り合わせを聞いた時には「おおおっ!」と思ったんだけど、ひょっとして駄作?。★☆☆☆☆。

 あ、そうか。純粋なファンタジーをまともに観られない歳になったと言う事なんだな。そう考えれば「ハリポタ」も「ロード・オブ・ザ・リング」もピンと来なかった理由が分かるという物だ。すっかりスレた大人に成ってしまった。

1848/22/05/2004
 あのですね、一人で過ごしている時に独りぼっちなのは割と平気なのです。どっちかと言うと快適だったりもする。でも、たくさんの人がいる中で独りぼっちなのがダメなのね。楽しそうにやっている人たちの傍らで、ポツンと一人でいるってのが寂しいんだよ。ちょっとした恐怖感すら覚えるほど。この傾向、最近は特に某著で、だから出不精になるのです。一人で行動するのは嫌いじゃないのに一人で行動しにくい状況、とでも言えば良いのかな?。だから、そういう動きをする時にはかなりのパワーが要るんです。今はそのパワーがありません。ゴメンナサイ。スゲー贅沢を言ってるんだろうことは理解してるつもり。もうちょっとしたら徐々に回復していくと思います。いつもの事なので。

 場所は某巨大プール施設、僕は福山雅治と共に誘拐されたお姫様の救出に向かっている。人混みをかき分けながら、目的も無くただただ前進して行く。で、遂に拘束されているお姫様を発見(ただし登場はしない)。犯人である山賊風の5人組はドリフターズの面々であった。という夢を見た。はて?

 iTunes コントロールのホットキーを自由にカスタマイズできるSizzlingKeys4iTunes for Mac OS Xがなかなか良い感じ。Macに向かっている時は常にiTunesを利用しているので、単純にショートカットで制御できるだけでもかなり便利だ。おまけに曲を切り替えるタイミングには、カバーアートを含むフローティン・グウインドウが表示される。クドくなく、シンプル過ぎず、これまた良い感じ。これまでは、KonfabulatorのWidget「Sputnik」なんかを使っていたのだが、もう要らないかな。

 映画「戦場のピアニスト」を観る。実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの実体験を基に、戦火を生き延びたピアニストを力強く描いた作品である。監督のロマン・ポランスキー、主演のエイドリアン・ブロディがオスカーを受賞している。てっきり感動大巨編だと思ってたのだが、過剰な演出は抑えられていて、どちらかと言うと史実に忠実な映像化というスタンスであった。なので、どこそこのシーンで号泣という事は無かったのだが、しっかりとした見応えはある。状況が悪化するにつれ、主人公がどんどん薄汚れていく様は、本人の心が荒んでいく様なのだろうか?。途中から、食べ物のことしか頭に無い状態になってくのが凄いリアリズムである。動物に近い状態、人間としての最底辺の状態から、後半部で登場するピアノ演奏シーンで人間として最高の喜びへと一気に駆け上っていく様がとにかく素晴らしい。このシーンのためにこの作品を観ても損はないだろう。音楽で世界は変えられないけど、人の心は変えられる。そんな言葉を思い出したりした。秀作。★★★☆☆++

 深夜、中学時代の友人と近所のファミレスで密会。若い頃のキース・ムーンに似てると言われた。むむむ。

1847/21/05/2004
 どうもここ最近、気持ちに余裕が無いのか、有り難いアドバイスであろう事に対して拒否反応的なピリピリ感を露にしてしまうことが多くなってるような気がする。ちょっとでも意見が噛み合ないシチュエーションに陥ると、いつの間にか反発モードになっている。それが自分で分かっちゃってるので、その後の徒労感がどっと来てブルーになるのだ。なんかこう、もうちょっと建設的な思考に切り替えられれば良いんだけど、今はちょっと難しいのです。心の中で謝っておこう。ゴメンナサイ。

 会社の後輩&その友人とお食事会。この歳になると、仕事以外で新しい人と出会う切っ掛けって極端に少なくなるので、その事だけでちょっと楽しい気持ちになる。それなりに当たり障りの無い話題が主ではあったのだが、中でも興味深かったのは僕より5つ下の後輩の野望・・・というか将来設計。一言で言えば、彼は良い意味での「貪欲」なタイプであって、仕事でも遊びでもより上を目指したい、という考え方の持ち主である。多少のデフォルメが含まれているのだろうけれど「結局、お金が全てですよ!」「お金で買えない物はあるとは思うけど、95%はお金で何とかなる!」ってなことを、嫌みじゃなくてサラッと言い切れるカッコ良い奴なのだ。正直、自分の考え方とはかなりの隔たりを感じたのだが、それでも「お金で買えない物がある」「お金で買えない物こそが重要」という説を、僕はただただ妄信的に思い込んでいるだけなんじゃないか、という気はする。お金で買えない物ってのが存在するとした場合、少なくともそのうちのあるパーセンテージはお金の無いところには集まってこない、ってのもある意味で真なのかも知れない。

 その意味するところは何となく分からなくも無いんだけど、それでも僕はある種の妄信者である道を選んでしまうような気がする。確かに「今の社会構造の面倒くさい部分をすっ飛ばす為に自分がトップに立ってバリバリやってみたい」という願望はかなりの部分で理解できるんだけど、それよりも僕が望むのは「世界中に星の数ほどある音楽の中から可能な限り美しい音楽に接したい」とか、そういう類いの物だ。それを知らないままで死んでしまうのが嫌と言うか悔しいというか、そのためだったらどんな努力も惜しまないって気はする。自分でもあまりに純粋過ぎる願望だとは思うけど、そういう風な人間になっちゃったんだから仕方ない。ギラギラできないタイプだってのは百も承知なのだ。半分は納得、半分は諦め。もうこのまま行きます。

 どちらにせよ「極めたい」ってのは同じベクトルな訳で、そういう部分においてシンパシーを感じるからこそ、あまり反発心が生まれて来ないのだろうとは思う。心のどこかで賛成したい気持ちがあるのかも知れないし。ただ、どちらが最終的に勝ち組になるかと言えば、その結果はもう分かっちゃってるんだけどね。将来、大物に成り上がった暁には、お抱え運転手として雇ってください。大事な愛車をピカピカに磨き上げます(苦笑)。

 誕生日の歌。ハッピー・バースデー・トゥー・ユーって奴。曲自体は100年前以上に書かれたもので、今はパブリックドメインになっているのだが、歌詞の方は1935年に登録された後に権利が何度か転売されて現在はAOLタイムワーナーが著作権を所有している。つまり、曲は自由に歌えても、歌詞を商業的に利用する場合はワーナーに使用料を払わねばならないのだ(少なくとも2030年までは)。事実、ワーナーが「誕生日の歌」から得る使用料は年間2億円を超えているそうな。知りたく無かった話を知ってしまったような気がする。

 一時期、ポール・マッカートニーがこの曲の著作権を保有しているという噂があったらしいのだが、これはビートルズの版権をマイケル・ジャクソンにゴッそり買い取られちゃった件に対する皮肉的な噂話だったようだ。しかしながら、そのマイケルの会社はソニーが投資して共同経営になっているので、マイケルが破産するとビートルズの版権はソニーの手中に収まる格好になってしまう。気が付かなきゃ良かった事に気が付いちゃったような気がする。

 輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ 。ピーター・バラカン氏が指摘したような「3000円のCCCDしか買えなくなる」という時代がマジでやって来てしまうのだろうか?。僕のささやかなる野望でさえ、今や風前の灯火である。

1846/18/05/2004
 ライフナンバー占い。僕の番号は8。曰く・・・
ライフナンバー8は前世がハイクラスという点ではライフナンバー1と同じだが、1が単にリッチで贅沢三昧していたのに対し、政治的な立場にいたナンバーとされる。 前世で高度な教育を受け、修業によって鍛えられたは現世でも非常に洗練され、スキのないアカデミックなキャラクターを備える。 正し、指導的立場ゆえに多くの犠牲者を生んだとされ、矢面に立つのを避ける傾向があり、実力のわりに控えめな人が多く、防衛本能からか夢見がちで一見頼りなさそうにしている人もいる。プライドは高いが、生活態度は比較的質素で地味、一般に秘密主義の傾向がある。 全ナンバー中もっとも業の深い数であり、占い、宗教など心霊的な分野にも縁が深く、また不倫や倒錯愛とも関りを持ちやすい。何らかの形で家系を継承する人が多く、世襲財産などにも恵まれる。
 どちらにでも受け取れる表現は占いの常とは言え、なかなかどうして気になるキーワードが多いじゃないか。自分でそう思ってるのと、人が思ってるのは違うだろうから、その辺はどうなんだろうねえ。ま、占いはレジャーだから(笑)。
1845/17/05/2004
 昨日、友人に「マトリックス レボリューションズ」のDVDを貸したはずなんだけど、どういう訳だかそのDVDがウチにあったりする(@_@)。どうやら間違って「リローデッド」の方を渡しちゃったらしい。申し訳ないんだが、取りあえず2作目の復習をしといてください。

 レコードコレクターズ増刊の「オール・ユー・ニード・イズ・ライブ」を購入。以前のレココレで掲載されたライブ盤特集の発展版といった感じの本である。データ本としての価値もさることながら、ライブ盤の存在意義に関するディスカッションや、シカゴやサンタナのライブ盤の製作に携わった人へのインタビューなどが興味深い。海外アーチストの情報量が極端に少ない時代では、ライブ盤それ自体が情報であった訳で、来日したしないと同じようにライブ盤を出した出さないでは、日本におけるその後の評価に大きな影響を与えている(引き合いに出されていたのはディープ・パープルとブラック・サバス)という記述は、単なる実況録音に留まらないライブ盤の存在意義を感じるに十分である。巻頭のライブ・イン・ジャパン60選は意外な顔ぶれ(バート・バカラックも出してた!)で楽しい。

 「あげくの果てに僕のCDにはわけのわからない暗号が埋め込まれてしまった」by 佐野元春。

1844/16/05/2004
 本日のベストショット。

 昨日の夜(つーか朝)、「起こされるまでずーっと寝てるよ」と宣言した通り、目覚めたら午後3時を過ぎていた。この週末、トータルで24時間以上も眠っていた計算になる。いくら何でもこれは眠り過ぎだろうて(苦笑)。自慢じゃないけど。放っておいたら本当にいつまででも眠り続けるからね、僕は。自堕落でスイマセン。

 起き抜けてしばらくすると、またもや食事(?)の準備ができていた。焼きそば。日曜日の昼食のメニューとしてはベストかも。ワンちゃんと戯れながらボンヤリと時間を過ごして、午後6時頃に帰途へ。またもや、友人の車で送ってもらう。この週末、自発的に何にもやってないなあ(苦笑)。

 どうして日曜日の夜って、テレビがこんなにつまらないんだろう?。一週間の中でこの時間が一番嫌い。

1843/15/05/2004
 友人宅に遊びに行く予定だったのだが、目覚めてみれば既に午後2時。大寝坊(苦笑)。身支度を整えて、夕方頃にやっと到着。有り難い事に夕食の準備ができていて、美味しい食事にありついたのでした。毎度の事ながら感謝です<(_ _)>。夜も更けた頃、奥様の希望であった麻雀大会に突入。なんでも、最近ハマっているのだとか。ゲームでちょろっとやった事はあるものの、実際に牌を使ってやるのは何年振り(十何年振り?)だろうか。一般の高校生と同じく、大人びた事を試したい盛りの頃には少しだけカジッたことはあるのだけれど、その時ですらそんなにハマらなかった訳で、今となってはルールとかボンヤリとしか覚えていない。つーか、僕は向いていないんだよねえ、この手のゲームは(苦笑)。案の定、終わってみればダントツの最下位。まあ、それなりに楽しめたんだけど。気が付いた朝になってるし・・・そのまま漠睡。
1842/14/05/2004
 所属する部署の歓迎会・・・に参加しそびれた。あぁぁぁぁ。

 相変わらず風当たりが強いと言うか、失礼な言葉を平気で発する輩がいてウンザリする。それをわざわざメールに書いてCCしてたりする。最初っから無い物を、後から「なんで無いんだ?」って言われてもねえ。人から言われて初めて気付いたくせして、あたかも「自分は前からそう言っていた」みたいな言い方をする。同じような言い方で反論したら、きっと逆上させてしまうだけだろうから、あえてほっとく。次のフェーズは「そんなのはデファクトだから、あって当たり前」みたいなことを言い出すんだろうと予測。

 えーと、ずらずらと並べてみる。

 これで分かる事はただ一つ。どういうシステムなのかが非常に分かりにくいって事。自分がちゃんと支払っているかを確認する術すら良く分からない、って事なのだろう。たぶん、この中に意図的に支払わなかった人は一人もいないはずである。良く分からないんだけど、ローンとか税金とか保険料とかを入金しなかったら、それなりに通知が来るはずだよね?。んで、払った行為に対しても「あなたはちゃんと払ってますよ」って通知が来るもんだ。そのどちらもやってない、ってのが理解に苦しむのだが、これはなんでなの?。あ、そうそう、ついでと言っちゃなんだけど、これって「究極の個人情報」なんじゃなかったでしたっけ?。

 僕はこのシステムの分かりにくさってのは恣意的なものだと思っていて、自分が年とった時に年金の受給を申し込みに行くと「あなたは*年*月から*年*月までちゃんと支払っていませんねえ。なので100%の受給はできませんよ」って言われるんだろうと、年金を支払い始める頃に感じていた。「義務」って言葉で全てを片付けちゃおうって姿勢がダメだ。誰も何にも言ってくれないんだよ?。そういうのはシステムとは呼ばない。

 ソニーに何かが起きている、って感じてるのは僕だけだろうか?。

1841/13/05/2004
 自信家ってのは昔から嫌いなのだ。つまり「自分が間違ってるかもって考えたことあるかい?」だ。自己批判ができない輩に限って、他人を批判したがる。自分の目的があたかも公の利益みたいな言い方をする。責任を負わなきゃいけない部分に関しては、他者に強要したYESを根拠にする。うんざり。

 世界で一番カッコいいロックのリフはGuns N' Roses。そうか?。

1840/12/05/2004
 恵比寿でお食事。39Fの展望レストランから見える夜景には目もくれず、南国リゾートの土産話に耳を傾ける。日常から完全に切り離された世界というのも、なかなか良さそうな感じ。快楽的な地で何にも考えず、ただただ時間が流れていくような体験を僕もしてみたいもんだ。リクエストだった和食と言うのが、お刺身とおでんという奇妙な組み合わせになっちゃったのだが、それも美味ければ結果オーライ。そう言えば、じわっと美味しい夕食ってのも久しぶりなんだよねえ。緩やかな強制力が無いと、平日の遅い時間に料理をするってのはパワーがいるのだ。いろいろ面白い話はたくさんあったのだけれど、ちょっとここには書けない(笑)。装置というより仕組み・・・ってのは何だろう?。

以下、キューブリック作品の正しい見方。

  • 光(炎)。賭博場の蝋燭、戦場の炎、迷路の照明、コンピュータのライト。どれも氷のように冷たく輝いている。
  • 人間=野蛮な動物。暴力を振るう生き物。それがキューブリックにとっての人間である。
  • 奥行き+左右対称。四角い枠の中の秩序。偏らない安定した、不自然で人工的な世界。この世のものならぬ美。
  • 人形/人間。キューブリック作品の中の人間は非人間化され、人形となってしまう。感情の極端な抑制。
  • 顔。非人間化される者が抵抗する戦いの場が顔である。体から切り離された顔は、現実の顔とは違う一種の物と化す。
  • 照明。影はあくまでも黒く、光はあくまでも白い。テクニカラーの裏側にある、暗く冷たい現実的な世界。
  • 神。目に見えない大きな力。超人、超能力、霊魂、精神。最高の映像美の中にある、映像化されていない何か。
1839/11/05/2004
 なんかソフトの動きがおかしいみたいなんですけど・・・って質問される度に寿命が3時間位、縮んでいくような気がする。ドキドキの毎日(苦笑)。

 DVD Audioの音質はそんなに良くないんじゃないか?という説。 そのメディアの特性を生かすような録音、マスタリングが不可欠ってのは当然っちゃー当然の話。昨今のCDリマスタリング・ブームは、当初のマスタリング技術があまりに情けなかったのに加えて、旧作品のリサイクル商法の一環という側面もあるのだろうけれど、アーチスト本人から望んでリマスタリングを行うパターンも少なくないのは注目に値する。明らかに目に見える(耳に聴こえる?)効果があるからこその現象であろう。一介の音楽好きに過ぎない僕でさえ、ハッキリと効果を感じられることも多い位なのだから。自分の作品をできるだけ良い形でリスナーに届けたいというのは、真っ当な音楽家として当然の性である。にしてもDVD Audio。なし崩し的に普及はするのだろうけれど「ディスク仕様に96kHz/24bitと書かれていても,実際には48kHzまたは44.1kHz相当の特性しか得られていないものが多い」ってのは明らかに詐欺だよなあ。可聴領域を超える高周波音声で得られる効果ってどの程度のものなのだろうか?。興味はある。

1838/10/05/2004
 月曜日から早速くじけてしまいそうなバタバタさ加減。疲れる疲れる。

 噂されていた物(その1)。iPodに対するソニーからの回答はVAIO pocket。イボイボ形状が目を引くスタッチパッド「G-sense(ジーセンス)」、CDジャケットを表示できる2.2型QVGAカラー液晶などが目新しくはあるものの、それ以外は良くも悪くもソニー的な感じ。肝心の連携ソフトウェア「SonicStage Ver.2.0」の使い勝手が気になる所ではあるが・・・音楽配信(EMD)サイトに直接アクセスできるのは良いんだけど、結局は内部ブラウザ経由なんだよねえ。う〜ん。

 噂されていた物(その2)。VAIO-Uシリーズの最新作VAIO type U。ソニーが昔から提案している「アウトドアへ持ち出すアイテムとしてのパソコン」の流れに沿った製品であることは分かるんだけど、結局このマシンで何をさせたいのだろう?。限りなくPDAのスタイルに近いのだが、そういう用途としての提案では無いらしい。映像を見る為には母艦となるVAIOが必要みたいだし・・・う〜ん。

1837/09/05/2004
 近所に新しいスーパー「肉のハナマサ」が開店してた。今日がオープンの日だったらしい。今までに無い混雑振りである。「プロのための24時間コンビニスーパー」ってのが売りらしく、商品もごっつい肉の塊とか業務用の冷凍ハンバーグとか、その手のものが多い。一応、野菜なんかも置いてはあるのだけれど、1パックの単位が「にんじん5本」てな具合で、一人暮らしの身にはちと厳しいかも。まあ、背に腹は代えられない。無いよりはずっとマシ。

 変な夢を見た。舞台は某大手デパート内。何かの競技なのか、大勢の参加者が一斉に店内に散って、何かを必死に探している。会社で良く見かける顔もチラホラ。僕はエレベータに乗って最上階へ。子供服か何かの階なのか、休憩所には赤ちゃんを連れたお母さんが沢山いる。ごった返す人並みをかきわけながら進んでいくうちに、ふと気が付くと僕は服を着ていないことに気が付く。身動きが取れないでいると、側にいた子連れのオバさんが子供服を分けてくれた。もちろんサイズが合う訳も無く、でも仕方なくそれを着る羽目になる。ピッチピチ。マトリックスの予言者よろしく、そのオバさんに車に乗ってどこそこへ行けと指示され、何の疑問を持つ事も無くそのまま車に乗り込んで、どこかへ向かってドライブを始める。ここで自分の携帯電話を無くしている事に気が付く。ああ、また無くしちゃったよと困っていると、いつの間にか誰もいないはずの後部座席に両親が座っている。それを見た僕はなぜかホッとして涙を流している・・・なんだこの夢?。理解不能。

 映画「ザ・ロイヤル・テネンバウム」を観る。天才一家と呼ばれながらもバラバラに暮らしていたテネンバウムズ家の人々、有能な弁護士である父、考古学者の妻、実業家の長男、劇作家の長女、テニス選手の次男は、成功とは裏腹にそれぞれ日陰の道を歩んでいた。そんな中、22年振りに再びひとつ屋根の下に集うことになってしまう・・・離散した天才一家の再生をユニークに描く人間ドラマである。主演はジーン・ハックマン、共演にアンジェリカ・ヒューストン、ダニー・グローヴァー、ベン・スティラー、グウィネス・パルトロウ、ビル・マーレーなど豪華出演陣。ニューヨー・タイムズ紙が2001年度ベスト・ムービーにあげるなど、各マスコミでも絶賛された映画である。如何にもアメリカっぽい寓話性を持ったストーリーに加え、独特な画面構成や個性的なキャラクター設定などにより、非常に明快なイメージを構築することに成功している。この手の作品はその手法にばかり注力してしまい、肝心の主題がボケてしまうことが多いのだが、それぞれの奇抜な手法が効果的に作用していて、素晴らしい人間賛歌に仕上がっている。一言で言えば快作。奇抜なキャラ設定を無理なくストーリーに溶け込ませているのが考えてみれば出演者は皆、かなりの芸達者なのであった。それぞれの個性がバッチリと噛み合っているのも凄い。ジーン・ハックマンのいたずらっ子振りが最高。音楽もイケてる。監督のウェス・アンダーソンって人、ただ者じゃないね。ビックリするような大作では無いけれど、これはなかりお勧め。★★★★☆。

1836/08/05/2004
 優雅な独身貴族である僕は、今日も優雅に庭の草むしりである。

 映画「ロジャー&ミー」を観る。ミシガン州フリントは世界一の自動車会社GM(ゼネラル・モータース)の工場町として知られ、かつては豊かだった。ところが不況(を口実にして)続々と工場が閉鎖となり、人口の1/5にあたる3万人が失業する町の危機に直面する。大量クビ切りを重ねるGMのやり口に腹を立て、ともかく会長ロジャー・スミスに町の現状を見せようと彼を追うのだが・・・というストーリー。「ボウリング・フォー・コロンバイン」で注目を集めたマイケル・ムーアの初期作である。いわゆるアポ無し突撃取材のスタイルはこの作品の頃から確立していて、GMの関係者(CMキャラクタだったパット・ブーンも登場!)への率直なインタビューに好感が持てる。語り口はユーモラスで深刻ぶらないのだけれど、それ故に町の置かれた状況の厳しさが痛切に伝わってくる。自動車の街から観光都市への転換が大失敗に終わるくだりなどはとても興味深い。ドキュメンタリーとしてなかなか面白いのだが、肝心のGM会長ロジャー・スミスとの謁見のシーンがちょいと物足りない気もする。★★☆☆☆

 深夜、BSで映画「バッファロー66」をやってたので、ついつい最後まで観てしまった。これを最初に観た時「こりゃどエライ天才が現れたな」と思った。なんと言うか、ストーリーの肝は冴えない男の前に天使が舞い降りた的なオーソドックスなテーマなのだが、その描き方があまりにも斬新だったのだ。ビンセント・ギャロは大のプログレおたくで、映画でもクリムソンやイエスの曲を挿入している。これがまた効果的というかクールというか、センス的にどう考えてもダサい男の代名詞って感じなのに、それが異様にカッコ良く映っていたのが凄いと思った。この人は今、どこに行っちゃったのだろう。

1835/07/05/2004
 Duran Duranの最高傑作「Rio」。独特のクネクネ唱法、スクエアなドラム・パターン、妙にハード・エッジなギター、チープなキーボードの音色、何気に複雑なベースライン、これらの相容れない要素をテクノに成りきれない微妙なサウンドで強引にねじ伏せている感じが異様にカッコ良い。今聴くとスゲーCoolだ。昨今のフニャけた音楽に足りないのは恥ずかしいぐらいに蒼くてエモーショナルな躍動感なのかも知れない。 80年代ブームうんぬんではなくて、正当な再評価を切に願う。

 今から振り返ってみると、この独特なサウンドの特徴を薄めつつ、よりポップな方向へ流れたのが大ヒットした「The Reflex」。その当時、リアルタイムで聴いていた一介の中学生だった僕ですら、微妙にDuran Duranっぽく無さを感じていた記憶がある。その後も幾つかのヒットを飛ばしてはいたものの、それはある種の惰性的な現象だったのかも知れない。同じように、Huey Lewis & the Newsなんかもも音楽的なピークはアルバム「Sports」までで、ファンからすれば大ヒット曲の「Power Of Love」などは微妙にHuey Lewisっぽく無かったし、Hall & Oatesも「Out Of Touch」の辺りから本来のサウンドから微妙にズレてきたような気がする。明快なポップ・ソングに走っちゃうのは時代の流れだったと言えばそれまでだが、それ以降の急速な衰退(80年代のポップス全体に言えるのだが)の引き金になったのかも知れない。そういう意味ではThe Policeが「Synchronicity」でやり逃げ的に解散したのは、ある意味でクレバーだと思う。その真逆を行ったのはChicagoだろうか?。

 映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」でオスカーを受賞したマイケル・ムーア監督の新作「華氏911」が、配給元のミラマックスの親会社のディズニーから全米の配給を拒否されていた模様。いつも忘れてしまうんだけど、ミラマックスってディズニー傘下なのだ。つーか、インディペンデント系の映画が台頭し始めた頃、脅威を感じたディズニーは金に物を言わせてミラマックスを買収しちゃったのである。なので今やちっともインディペンデント系では無いのは周知の事実。作品のタイトルは言わずもがな、レイ・ブラッドベリが書いたSF小説「華氏451」のパロディ。ブッシュ一家とオサマ・ビン・ラディン一家の家族ぐるみの癒着を暴く突撃ドキュメンタリーのようだ。恐らく、彼の著作「おい、ブッシュ、世界を返せ!」を元にした作品なのであろう。それにしても、最初から無視するならまだしも途中まで付き合うふりして最後に「やっぱやめた」ってのはヒドいんじゃないかしら。いろんな意味で思わせ振りってのは罪だよね(苦笑)。あ、言っときますけど今のディズニーは嫌いですから。

 ムーア繋がりでロジャー・ムーアの公式サイト。かつての007はユニセフ親善大使として活躍中。

1834/06/05/2004
 業務連絡。純正のPowerMac G3(B&W)ではiChat AVのビデオ機能は動作しません。TILのシステム要件には「600 MHz 以上で動作する PowerPC G5、PowerPC G4、PowerPC G3 マイクロプロセッサを搭載するコンピュータ」とあります。がしかし、僕の知る限りでは600MHz以上で動作するPowerMac G3ってのは存在しません(CPUをアップグレードしたマシンなら可ってことかな?)。で、システム要件に合わないってのは、単に「スムーズには動きませんよ」ってレベルだと思っていたのですが、実際に手持ちのG3マシンで動かしてみると「このマシンでは動作しません」って弾かれてしまいます。なんとなんと、ソフトウェアがCPUを判断して要件に満たない場合は機能自体を殺しちゃうのです。そこまでするこたないじゃない、って感じではありますが、Appleっとしては醜態を晒したくない(満足に動作しない状態をユーザに見せたくない)のでしょう。という訳で、我が家のPowerMac G3でビデオ通信はできません。iMacでも買ってください。あしからず。

 吉祥寺駅ビル内のLONLON(HPありやんの!)の食料品街(の一部)がリニューアルオープン。奇麗になったのは良いんだけど、それまであったお惣菜屋さんの大部分が無くなっちゃってるじゃないのさ!。その代わりにオープンしたのはケーキ屋さん。行きつけだったお惣菜屋「献身亭」はどこへ?。困る。それは困る。非常に困る。全く持って困る。僕の食生活はどうなっちゃうのだろう。100gが450円オーバーの小洒落たサラダを買えっていうのか?。とほほ。とりあえず、お気に入りのベーグル屋さんは生き残ってたけど・・・。巷の皆様、あまり吉祥寺を「おっしゃれ〜な街」って盛り上げないでください。HANAKOで特集を組まないでください。お願いします。

1833/05/05/2004
 実家に帰省。母親と一緒に近所にオープンしたステラモールに行ってきた。所謂ひとつの複合型ショッピングモール。まあ、これと言って珍しい物は無かったのだけど、この手の施設が宮原にできちゃう時代なのだなあという感じ。冴えない住宅街のど真ん中にポッコリと巨大な建物は鎮座している不思議な光景。オープンして間もないって事で、それなりの人出ではあったけれど、果たしてこの盛況がいつまで続くのだろう。敷地の1/3以上がイトーヨーカドーってのも埼玉っぽくって母親には好評(苦笑)。

 ジャズ強化週間。Return To ForeverのジャケはJazz界でNo.1では無かろうか。額に入れて飾っておく為だけにアナログ盤が欲しくなってきた。素晴らしい。

 映画「蝶の舌」を観る。喘息持ちで小学校への入学が遅れた8歳の少年は、引退間近の老教師から勉強だけでなく自然界の神秘を教えてもらいながら成長していく。しかし、スペイン内戦が勃発し、彼らの平和な生活は一変してしまう・・・という物語。ほのぼのとしたスペインの田舎の風景を織り交ぜながら、誰しもが少年時代に感じていた日常的なシーンを描いているかと思いきや、いきなりビックリのラストシーンに唖然としてしまう。要は、このラストシーンのための作品と言っても過言じゃないだろう。良いラストシーンだとは思うし、とても印象的なのだが、だったら最初と最後の15分だけでいいんじゃない?って話もある。途中で別枠のストーリーを絡ませている事が、何となくタルい雰囲気に繋がってしまったのかも知れない。配役が良かっただけにオシイ。悪い作品ではないんだけど微妙に消化不良。★★☆☆☆。

 あ〜あ、連休が終わってしまう。思っていたより充実していたんだけど、あんまりノンビリできなかった気がするのはナゼ?。

1832/03/05/2004
 今日の一本目。映画「ソラリス」を観る。謎の惑星ソラリスの宇宙ステーションから救援要請を受けた心理学者、彼がそこで目にしたのは飛行士の死体、生き残った科学者の奇妙な言動、不可解な音、死んだはずの妻との再会、次々と起こる謎の現象に心理学者は精神的に追いつめられていく・・・という物語。1972年にアンドレイ・タルコフスキー監督の伝説のSF作品「惑星ソラリス」のリメイク件を獲得したジェームズ・キャメロン(製作)がスティーブン・ソダーバーグを監督に指名、噂を聞きつけたジョージ・クルーニが出演を懇願、というのが今作である。いくら飛ぶ鳥を落とす勢いのソダーバーグとは言え、伝説のSF大作に真っ正面から挑むのは、ちと荷が重すぎたんでは無いだろうか?。誰がどうしたってあの奇々怪々なオリジナル作品と比較される訳で、そういう意味ではどう撮ったって分が悪い。一応、現代版アメリカン・ニューシネマっぽい仕上がりにはなっているんだけど、妙にロマンチックな方向へ流れてしまっていて中途半端な印象。物語のフォーカスが鮮明になっている分、映画としての魅力は半減してしまった。何でリメイクすればイイってもんじゃない。★☆☆☆☆。

 今日の一本目。映画「WATARIDORI」を観る。撮影期間3年、世界40カ国以上を訪れ、100種類を超える渡り鳥の旅物語を記録したドキュメンタリー作品である。オスカーの長編ドキュメンタリー部門にノミネート。とにかく、どうやって撮ったんだろうと思わずにはいられない圧倒的な「鳥の飛行シーン」の映像は、その迫力に圧倒されてしまう。このシーンを撮影するために、鳥を卵から育てて人間の声や撮影用機材の音に慣れさせるなど、かなり入念に下準備をした上で素材を演出しているという。そういう意味では正確には純粋なドキュメンタリーでは無いのかも知れない。しかし、そういう事実があったとしても、そこには確実に渡り鳥の「リアリティ」が存在すると思うのだ。こうした手間をかけたからこそ、編隊を組んで大空を飛行する鳥の群れに自分が加わっているかのような映像が撮影できたのだ。

 よ〜く考えてみると、魚の泳ぐ姿ってのは水族館なんかでマジマジと見ることができるけれど、鳥の飛ぶ姿ってのはなかなかじっくりと見られないものだ。いや、飛んでる姿は良く見かけるんだが、それは地上から見上げた空中の点のような存在であって、水族館のそれとは根本的に違うものだ。そんなことに今更ながら気が付かされた。それにしても、渡り鳥がその旅の途中で目にする壮大な地球の姿ってのを想像するにつけ、人間が一生のうちに目にする光景なんかはホントにちっぽけな物なんだなあと思う。観て損は無い。観るべし。★★★★☆。

 後日談。Winged Migrationってのはこの作品の米国でのタイトルだったのね。同じような時期に同じような作品が出てくるなんて不思議だなあと思っていたのだ。同じ作品だったね(苦笑)。現代はLe Peuple Migrateur。全て「渡り鳥」って意味です。

1831/02/05/2004
 いよいよレンタルDVDを解禁!。単に観たい作品が無くなっちゃったので、品揃えが充実するまで休止してただけなんだけど。で、復帰第1作目は「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」。第一作では、そのハチャメチャさ加減にすっかり魅了されてしまったのだが、今作もそのパワーは衰えていない。とにかく、場面ごとに意味なく衣装チェンジしてるし、ストーリーの辻褄は合ってないし、ルーシー・リューとの仲違いで降板したと噂されるボスレー役(1作目はビル・マーレイ)は黒人(バーニー・マック)になってるし、ダサカッコいい80年代の名曲が目白押しだし、TVシリーズ時代の本物のエンジェル(ジャクリーン・スミス)は登場するし、元妻のデミ・ムーア(元エンジェル役)に殺される役でブルース・ウィリスがカメオ出演してるし、とにかくカオスのようなハチャメチャ振りである。ストーリー解説は不要!。おなじみのテーマ曲が大音量で鳴ってくれれば、それでもう満足なのだ。公開当時には前作ほどの興行成績を上げられなかった事を指して「ストーリーのまとまりがない」なんて批評を見かけたりもしたが、これが如何に的外れな指摘だったかがやっと分かった。断言するが「まとまりがない」というのがこの作品のコンセプトである。もう勢いだけで作ってる。そこが良いんじゃない!。この勢いでTVシリーズを復活させてくれないかなあ。★★★☆☆。
1830/01/05/2004
 お昼頃に起床。電機関連の仕事に就いている友人が何となく電力会社のHPを観ていると、各社それぞれにマスコットがいることに気が付く。その中でも一押しなのは沖縄電力の「ピークちゃん」(トップページの左下にぶら下がっているのがそうだ)。ある種の脱力系キャラ。なかなかよろしいようで。九州電力の「みらいくん」(ページ最下部)の微妙さ加減も捨て難い。

 今日の夕食は僕が作る事にしたので、近所のスーパー(エコナ、旧たいらや)に買い出しに出かけたのだが・・・なんと、気が付かないうちに閉店しちゃってたのだ!!!。ウチから歩いていけるスーパーはここだけだったので、僕の食生活にモロに影響が出るのは必至。ちょっと離れた場所に別のスーパーがあるにはあるのだが、とても歩いて行ける距離じゃない。おまけに吉祥寺駅ビル内の食料品売り場(ここも僕の食料庫になってる)もタイミング悪く改装中なので、これはマジで由々しい事態だ。本気で対策を考えないとヤバいかも知れない。期せずして超食糧難時代の到来である。とほほ。

 仕方が無いので、遠い方のスーパーで買い物をして、食材を調達してきた。メニューは鮪のレアステーキ。我ながらなかなかの出来映え。友人にも概ね好評。どんどん料理が上手くなっていくのだが、素直に喜べないのは何故だろう(苦笑)。

1829/30/04/2004
 高校時代の友人が遊びにきた。例のブラック・マウスの持ち主である。ウチのMacと彼が持ち込んできたPowerBookを並べて延々と続く雑談の開始。いつもそうなのだが、ウチに来て何をするって訳じゃないのだ。そういう適当な感じが結構好き(笑)。今回のトピックは発表されたばかりのiTunesについて。最初は「どこが変わったんだ?」ってな感じだったのだが、しばらく操作しているうちに「これは凄いソフトだ!」ってな感想に変わっていく様が面白い。そうそう、使っていくウチに全体的なバランスの絶妙さに気が付くんだよねえ。こないだ作ってあげたThe Beatlesのベストアルバムがどうもシックリこなかったらしく、今回は大メジャー作品&物量作戦でかなりしっかりとした選曲をしてあげた。全部でCD3枚組。ベスト盤と言うよりはBoxセットに近いねえ。もちろんiTinesのCDジャケ印刷機能を駆使。

 前々からMacのiTunesで鳴らしている音楽をステレオのスピーカーで聴く事ができないだろうか、と思案していた。Macから出力されるサウンド情報を電波で飛ばして、ステレオ側で受信してのアンプで鳴らせるような装置が欲しいのだが、なかなか見付からない。友人に相談してみると「そんなニーズ無いんじゃない」とアッサリ(苦笑)。FMで送信してFMラジオで聴けるようにする装置は結構あるんだけど、これだとFMチューナーが必要だもんねえ、なんてことを話しながらあちこち探してみると・・・これがあったのだ。ラトックから発売されているREX-Link1はUSBポートに接続された送信機から(なんと)デジタル信号でステレオに接続された受信機に音声データを送信するのだ。正に僕が欲しかったのはコレ!。やっぱニーズはあるんだよ(苦笑)。機能的には何の問題も無いのだが、唯一の欠点はそのデザインだろうか。「ジュークボックスをイメージした」というこのヘンテコなデザインはどうにかならないのだろうか。温泉たまご作り器ってこんな感じだよね。う〜ん。

 夕食は近所の焼き肉屋へ。一人暮らしだとなかなか行けないのよねえ。久しぶりにガッツりと肉を食す。満腹。友人はそのまま一泊。

1828/30/04/2004
 こないだ再結成&来日してたデュラン・デュランの国内版がCCCDになってる。(「デュラン・デュラン」「セヴン・アンド・ザ・ラグド・タイガー」)。こんな80年代の懐かしバンドのアルバムをCCCDにしてどうしようってのかねえ?。僕の一番好きなアルバム「リオ」だけは何とかCCCD化を免れている。というのもCDエクストラ仕様だからだ。今のうちに手に入れておこう。ポチッと。最近、この手の駆け込み購入が増えているような気がする。
1827/29/04/2004
 Appleマウス(白・黒)の揃い踏み。黒い方はこないだ遊びに来た友人が忘れていったのだ(笑)。

 連休の初日。昨晩、何故だか無性に眠くて夜の21時には就寝してしまった。で、起きたのが翌日の11時。14時間も平気で眠れてしまう僕はまだまだ大丈夫なんだと思う(苦笑)。寝てろって言われたらいつまででも寝てるからなあ。充電バッチリで取り組んだのはリビング、書斎、和室の掃除。予め決めた範囲を段階的に掃除していく方が、いっぺんに全ての部屋をやるよりも却って効率がイイんだ、ってことに今更ながら気付いた。我ながら遅すぎる。夏休みの宿題を一夜で片付けようとする暴挙と同じレベルだ。こうやって、また一人暮らしが上手になっていく・・・。

 ずーっと前に買ったままになっていたDVD「マトリックス レボリューションズ」をやっと鑑賞。「これで全部観た!」って達成感はあるものの、正直この作品は理解不能(前作も消化不良気味だったが・・・)。結局、夢オチに近い終わり方なのか、これは?。困った。とにかく「現状の映像技術を詰め込めるだけ詰め込むとここまでやれる」っていう試金石というかサンプルというか、そういう感じはあるねえ。いろんな意味で「オーバーフロー」って言葉が頭を過った。オスカーに完全に無視された理由が分からないでも無いね。★★☆☆☆。

 SF三部作の元祖、スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXの予約が開始されている。TV放映のビデオ録画も、後に発売されたビデオも持ってて、トータルで何百回も観ているはずなのだが、それでも「限定品」ってのにグラグラ来ている僕なのであった。う〜む。

 しつこいけどiTune Music Store。今まで気が付かなかったけど(って最近、そうなったのかも知れないけど)、iTunes上でミュージック・ビデオが観られるようになってるのね。スゲー。スゲーってのは、とにかく音楽に接する機会をどんどん増やしちゃえっていう姿勢が凄いのと、iTunesの機能の広がり方って言うか、Appleの技術はこんなこともできますよ!っていう懐の深さみたいなものを軽々と披露しちゃってる感じが凄い。EaglesのHotel Californiaの映像とか観ちゃった(笑)。iTunesはもう完全に一つの独立したプラットフォームだな。Windows上のiTunesでも同じように使えるのかな?

1826/28/04/2004
 お台場のMagic Time。高い建物がポツリポツリとある環境なので、意外に空が大きく感じられる。こんな時間に家路に向かうなんて久しぶりだ。

  iTunesが4.5にバージョンアップ。主な機能は以下の通り。

  • プレイリストの曲を自動的に並べ替えて連続再生する「パーティシャッフル」
  • CDケースに入れるジャケットのプリント機能(収録曲のカバーアートや曲順を印刷可)
  • 音質を下げないでサイズを半分にできるApple Lossless Encoder
  • WMA形式の曲をAAC形式に変換できるようになった(Windows版のみ)
  • ライブラリの曲やアーティスト名から直接iTunes Music Storeにジャンプできる「ライブラリリンク」
  • 自分のプレイリストをiTunes Music Storeで公開できる「iMix」
  • iTunes Music Storeで購入した曲を最大5台のPCで聴けるようになった(従来は3台まで)
 iTunes Music Storeとの連携が主な強化点なので、サービスが開始されていない日本のユーザは指をくわえて見てるしかない。そういう意味ではかなり地味なバージョンアップではある。ただ、地味ってことは枯れてるって事なので、それはそれで良いのかも知れない。iMixは、カセットテープの時代に誰しもが作った「自分だけのベストアルバム」を共有しちゃおう!って機能。これにどのぐらいの意味があるのか未知数だが、友達から教えてもらって「あ、この曲いいじゃん!」っていう体験は、新しい音楽に接する重要な機会な訳で、必死に囲い込み作戦を推進している音楽業界とは真逆のベクトルなのが興味深い。さて。
1825/27/04/2004
 トラブル続きだった今月も明日でおしまい。ようやく普段の落ち着きを取り戻しつつある。もちろん暇になった訳じゃないんだけど(苦笑)。やんなきゃいけないことに着手できる余裕(こういうのは余裕とは言わんのか?)が出てきた。そんな中、某社の某部署の方から製品の連携をより強固にするための提案があった。以前に一度だけお会いした事があるのだが、製品に対するスタンスと言うか考え方みたいなものが良い意味でとても常識的で、この人となら上手く協調していけるんじゃないかと感じていたのだ。センスが似ている、とでも言えば良いのだろうか。既に部分的な連携は済ませているのだが、今回の提案はより一歩進んだ形の内容。お互いに最小限度の調整で最大限の効果を引き出せるかも知れない。これが上手く行けば理想的だ。取りあえずコイツとコイツをくっつけちゃえば何とかなるんじゃない?っていう無責任な提携話を進める誰かさん(そういう人に限って上のポジションにいるから質が悪い)の事は放っておいて、こっちはこっちで勝手に進める事にしよう。
1824/26/04/2004
 社長に呼ばれた!。例の「どうなっても知りませんからね!」の件だったのだが、向こうも向こうだけど、こちらもそれなりの体制を整えなければならないという事で、会社のトップから直々に指示が出ているようだ。これまでの経緯のヒアリングって感じだったし、あまりにも上の人なので却って緊張しなかったのだが、同席していた僕の直属の上司の面々はそれなりにそれなりだった模様(笑)。ここだけの話、社長ってどんな人なのだがあまり良く知らなかったのだが、当たり前の事を当たり前にやって行く事の大切さをちゃんと認識している、落ち着いた紳士という雰囲気であった。オーラみたいなのは無かったけど、地に足は着いている感じ。
1823/25/04/2004
 久しぶりに横浜へ。しばらく来ないうちに、すっかり充実した町並みになっていてビックリ。それなりの施設がそれなりの間隔で建てられていて、しっかりとした計画があっての事なんだろうなと思う。みなとみらい線って便利ね。インフラを整備するだけじゃなくて、ちゃんと使える物に仕上げてるのがエラい。お台場とはひと味違う(苦笑)。ちょっと欲張りすぎちゃった感もあるけど、なかなか充実した休日。心地良い疲れ。明日からまた仕事だけど、3日行けばまた休みだしね。頑張ってみますか。気が付けばもう4月も終わりだ。
1822/24/04/2004
 結局、そもそもスケジュールに組み込まれていない作業をこちらの好意でサービス的に対応した事も、どんな修正を施したかを明示した文書が提出済みであった事も、運用変更の通達から一時間以内に何とかしろ!と無理難題を突きつけられた事も、そういう諸々を全て無かった事にして、とにもかくにも「こちらのミスでございました」って事になった(というかさせられた)らしい。おまけに、そのせいで遅れた分を取り戻す為に数名を連れてきて手伝わせろ、というペナルティー的な作業を要請(強要)されたようだ。もちろん、断るだけの度胸や政治力なぞある訳もなく、この週末に関係者が現場へ飛んでいった。僕はメンバーに選抜されなかったのだが、それは万が一に何かあったら、こっちで対応しなくちゃならないからだ。取りあえずは自宅待機。いつでも連絡が取れるように、との「命令」が出た。

 朝の早よから上司から電話。その後も断続的に連絡や問い合わせが続いて、これじゃちっとも気が休まらない。実際に現場に行かされている人に比べれば天国なんだろうけど。なんかもう・・・ダメね、これ。考えうる最もダメなパターンだ。要はこういう対外的な調整力がまるで無い会社って事なんだろう。そして、またもや僕はヒールに祭り上げられちゃったみたいだし。もういいけど。

1821/23/04/2004
 昨日の運用変更に伴う修正の続き。とある機能を「使わない」運用に変更するとのお達しに従って、使わなくても問題が無いようにわざわざ修正したのだ。ところが、今日の夜になってその「使わない」はずの機能のテストをしてたらしく、エラーが発生したぞどーなってるんだちゃんと確認したのか責任者出てこい状態になってる模様。「使わない」ようにしろつーからそうしたのに、なんで「使わない」機能を使おうとしているの?。もう分けわからん。どう考えてもこっちが悪いとは思えないのだが、そこは大人の社会の力関係。完全にこっちがミスったってことに話の流れが向いている。最初は「こっちは悪くない」と強気だった上司も、いつしか「使わない機能のテストを想定していなかったのはこちらにも落ち度がある」とか言い始める始末。まあ、そう言わざるを得ない状況ってのは分かるけどね。で、気が付いたら僕がミスったみたいな話になってる。責められちゃいないんだけど、「誰も君を責めちゃいないよ」みたいな同情的な空気が僕に降り掛かってて、なんだよそれ?みたいな。悪いけど僕はこれっぽっちも自分が悪いなんて思っちゃい無いんだけど・・・。だから急な仕変はダメだって言ったじゃない。アホくさ。終電にて帰宅。
1820/22/04/2004
 帰宅途中、上司から携帯に直電「今すぐ戻ってくれ。緊急事態だ!」。なんでも、某大手保険会社に納入直前のシステムで、この期に及んで運用を変更するというお達し。実現可能かどうか1時間以内に回答を出せ!との事。判断しようにも情報がまるで入ってこない。こんな状況で何を判断しろというのだろう。おエラいさんで輪になって、限られた情報から推測に推測を重ねて何とか結論を出す。慌てて設定ファイルの修正。こんなことして誰もハッピーにならないと思うんだが。この世の最大の害悪というのは人の迷惑を顧みないバカな人だと思っていたのだが、本当に悪なのは人の迷惑を顧みない「すんげー高いところにいる」バカな人なんだと分かった。誰もNOって言えないのかよ。どうなっても知りませんからね。終電にて帰宅。
1819/21/04/2004
 一回休み。でも、ちっとも気が休まらなかった。電話は緊急時だけにしてくんないかな。休んどいてなんだけど・・・。

 前々からずーっと探していた本「ビートルズ&アップル・マテリアル」。Amazonのページは長らく在庫切れの状況が続いていたので、別のサイトで検索してみた。すると紀伊国屋書店 のサイトで同書を発見できたのだが、オンラインでの在庫はやはり品切れであった。しかし、ここで終わらないのが紀伊国屋の凄いところ。同じページ上で全国にある各店舗の在庫を確認できるのだ。結果、なんと徳島の紀伊国屋に在庫があることが判明。さっそく、徳島から取り寄せたのであった。さすが本屋の老舗。おなじオンライン書店でも一味違うのであった。それにしても、雑誌ならまだしも2年前に出版された本がこんなに早く入手困難になってしまう状況ってのはどうなんだろう。ここ最近、本が売れなくなってきている原因は、CDが売れなくなってきている原因と似ているような気がする。

  はっぴいえんどBOXの中の一枚「The Happy End」。85年6月に国立競技場で開催された音楽イベント「All Together Now」にて特別に再結成されたはっぴいえんどのライブ演奏を収録したアルバムなのだが、これがなんつーか・・・テクノなのだ(笑)。シーケンサーと思しきリズムがバックでピコピコ鳴ってる感じ。なんじゃこりゃ?。長らく廃盤状態だったこのアルバムなのだが、その理由が分からないでも無い。なんだろな、YMO後遺症と言うか、普通に再結成したんじゃ面白くないとでも思ったのだろうか?。このアレンジで「風をあつめて」を演奏されてもなあ。魔が差したんだろうねえ。珍盤。

1818/20/04/2004
 今日は比較的に落ち着いた一日だった。結構バタバタしてたのに、それでも落ち着いてたって感じるのは、トラブルらしいトラブルが何も無かったせいだろう。無くて当たり前じゃないとダメなんだけど。

 ジョン・レノンが射殺される15分前に書かれたと言うサインがネット上で売りに出されている。これ、本物かしら?。サインの写真も掲載されている。う〜む。ちなみに、マーク・チャップマンにサインしたDouble Fantasyも同サイトに掲載されている。こちらは5時間前(not for sale)。

1817/19/04/2004
 んなさあ、あれもこれもできるわけないじゃん。そっちから見たら僕は一人かも知れないけど、僕から見たらそっちはたくさんなんだよ。
1816/18/04/2004
 麗らかな日曜日。リラックスと気分転換を兼ねて髪を切ってきた。これだけでもかなり違う。

 あれだけの栄華を誇っていたRealNetworks社だが、音楽配信サービスを巡って今や斜陽の時代を迎えつつある。つい先日、飛ぶ鳥を落とす勢いのAppleに向けた「戦術的同盟」の申し入れを、冷ややかに拒絶された腹いせなのか、Real社CEOのRob Glaserは、AppleのiPodとiTunes Music Storeがクローズドなソリューションであることを指して、こんな発言をしている。

「Appleがこの方針を続けるなら、同社の(市場)シェアは下がっていくだろう」とGlaserは3月に開催されたPC Forumのなかで述べている。同氏は、顧客が「iPodを買ってみたが、楽曲を買える店が1つしかない。これは一体どういうことだ?まるでソ連じゃないか?」と思うにちがいないと発言した。
 個人的にはこれはちと違うと思うのだ。店が一つしかなくても、それで不便が無ければユーザはそれで良いのだ。そこがソ連であろうが何であろうが関係ないのである。コンシューマー・レベルで捉えた場合、ある特定の目的(この場合は音楽配信サービス)について望まれているのは、何でもできる「汎用性」ではなく、特定のサービスに特化した「専用性」なのだ。便利に使えればそれでいい。使わない機能は必要ないのである。家庭用ゲーム機で一人勝ちしたPlay Stationはゲーム専用機に特化したからこそ成功したのだと思う。余計な機能は値段にも使い勝手にも無駄な負担をユーザーに強いる事になる。Appleは音楽配信サービスにまつわる業界のごちゃごちゃした柵を整理し、それなりに著作権にも配慮し、分かりやすい形で、手頃な値段でユーザに提示した。それだけのことである。

 「Appleが考えを変えなければMicrosoftの技術を採用する」と強気の姿勢に出たとも報じられるReal社だが、業界No.1の地位を獲得しているAppleにすれば苦し紛れの虚仮威しにしか映らなかったのだろう。Apple CEOのSteve Jobs氏の「iPodは既に世界一の音楽サービスと連係している。iTunes Music Storeは世界一のデジタル音楽プレーヤーと連係している。既にナンバー2は大きく遅れているのに、どうしてナンバー2と協力したいと思うだろうか?」という発言は当然と言えば当然。今やこちらが圧倒的な主流なのである。ちょっとカッコイイ。

 凄く知ってるのに曲名やアーチスト名をいつも思い出せないこの曲。The Alan Persons ProjectのDon't Ask Me。この頃の曲ってどこが気イイのかハッキリしてて良いよね。イントロのドラムのエコー感、サビ終わりで転調したあとのフレーズ。

 深夜に友人2名とチャットしてみる。1名はWindowsなのでAIMでの参加。iChatのビデオ通信を見せたらどんな反応を示すだろうか?。巷ではあまり認知されていないが「これができるんだったらMacを買おう」と思わせるに十分なインパクトを持っていると思うのだが。なんでもっと宣伝しないんだろう。

1815/17/04/2004
 久しぶりに半強制的な休日出勤。以前、間接的に関わっていたプロジェクトで、僕の担当してた部分(というか全く別物なので「併用」なんだけど)は特に問題は無かったのだが、もう一方のソフトに品質的な問題が頻発。お客さんが怒っちゃって、関連する担当者全員に招集がかかり、エラい人が監視する中、全部を合わせた形での総合「再」テストを要求されたのであった。正直、僕の担当部分は関係無いんだけれど、外から見れば同じ会社の製品。そこは連帯責任なのだ。何か起こったら即対応というレベルの所謂「待機」だったし、実際に何も起こらなかったのでそれは良かったのだが、今週はこれも含めたトラブルが続発してて、肉体的にはかなり疲れてしまった。昨日も終電での帰宅だったしねえ・・・。まあ、ひとつひとつ片付けて行くしか無いよね。と言う訳で、明日は泥のように眠りこける予定。おやすみなさい。
1814/14/04/2004
 今日も比較的にコーディングに没頭。どうすべきか迷っていたインターフェィス上の課題をクリアするためのちょっとしたアイデアを思い付いた。本当にちょっとした事なんだけど、こういう事の積み重ねが全体的な使い易さに繋がっていくのだ。ちょっぴり気分が良い。

 一見、何事も無い平和な一日なのだが、こないだのトラブルの影響は未だに残り続けている。信頼を積み重ねていくのは本当に大変な作業なんだけど、それが崩壊するのはホンの一瞬だったりする。まあ、また最初からひとつひとつ積み上げていくしかないんだけどね。このことは強烈な教訓として残ったのは事実だから、少しずつでも良い方向に進めなくちゃだな。やるべきことを黙々とやりつづけるしかない。

  はっぴいえんどBOX到着。買おうかどうしようか迷っていたのだが、5月のリリースされる紙ジャケ再発盤がCCCDになるという情報を聞きつけ、慌てて注文したのであった(あ〜あ、またavexのCDを買っちゃったよ)。そもそも、BOX収録のCDがCD-EXTRA仕様なのは、CCCDを回避する為の手段だったのでは?という噂もある。CCCD盤の発売を告知することで、駆け込み需要を狙ったんじゃないよね?。だとしたら凄いけど。

1813/13/04/2004
 本当に久しぶりに丸一日かけてコーディングに没頭。やれ障害管理を明確にしろ、品質計画を徹底しろ、などといろいろ言われているようだけど、最後の最後に重要なのはどのぐらいそのソフト(コード)に目を通す時間を確保するかだ。何度も何度も見直す、繰り返し改善する、また見直す、これの繰り返し。品質確保の為の究極の是正措置はこれだ。誰もやってくれないので、自分で環境を整えるしかない。だからそうした。これで幾分はマシになるはず。つーか、元の状態に戻しただけなんだけど。自分の座席にいる時間を増やさなきゃどーにもならん。

 佐野元春氏の新作ライブ盤「in motion 2003 - 増幅」がCCCDを巡って二転三転している模様。元春氏と言えば早くからこの手の問題に対する自分なりの確固たる主張を繰り広げてきた事で有名だ。話の流れとしては、LG2(レーベルゲート2、コピープロテクト仕様)でのリリースを予定->佐野側がSMEの意向に反発する形で通常仕様でのリリースに変更->再びLG2仕様に差し戻し->SMEとの協議の結果、佐野元春が主催する独立レーベル 「GO4」レーベルの原盤・発売とすることで合し、通常仕様CDでのリリースが決定、という感じ。そもそも、このライブ盤はトータルで69分で通常仕様CDなら1枚に収録できるのだが、LG2仕様の場合は技術上の理由で64分58秒までしか収録できず、2枚組みに分割された体裁での発売を求められていたと言う。ただただ、SME側の見苦しさを露呈するだけでしかなかった混乱である事が分かる。

 かつて、清志郎が扮するタイマーズがアルバム「カバーズ」に収録された曲の歌詞を巡って、発禁を決定したレコード会社と対立し、インディーズからの発売となった「事件」があったが、CCCDに関連するゴタゴタでメジャーレーベルに所属するアーチストの作品がインディーズからのリリースを余儀なくされた「事件」は今回が初であろう。元春氏に個人的な思い入れは無いけれど、それでも天下の佐野元春でさえこうなのだ。アーチストの意向、ファンの意向を完全に無視した愚行だね。こんなレコード会社からは早く移籍した方が良いと思う。ちょっと呆れた。

1812/11/04/2004
 もう指摘するのもアホらしいんだが、東芝EMIのビートルズのページに巧妙と言うか奇妙なリリースが掲載されている。「George Harrison the dark horse years 1976-1992」ってのは、こないだ僕がAmazonで輸入版を購入した例のアレだ。国内版がリリースされないって話をどこからか聞いて即、輸入盤に走ったのだが、どうやら東芝EMIは輸入版のBOXに日本語解説を付けて販売するつもりだったようだ。このページの冒頭に書かれているのは、その取り扱い予定が中止になったという事なのだが・・・
輸入予定でお知らせしておりましたジョージ・ハリスン「ダーク・ホース・ボックス US輸入盤(日本語解説つき)」は、 ボックス本体の本国での生産の大幅な遅れ(SACD部分)と、予想を上回るアメリカ国内の需要に対応するため、アメリカ国内向け以外の出荷が出来なくなったという連絡が入りました。そのため大変遺憾ながら、日本は輸入をすることが出来なくなりました。ご期待いただいたファンの皆様には大変なご迷惑をおかけし申し訳ありません。今後も、US輸入盤(日本語解説つき)の入荷は一切ございませんことをここにお知らせいたします。
 輸入ができなくなった理由に「生産の大幅な遅れ」と「アメリカ国内の需要に対応するため」を挙げている。限定版では無いのだから、この問題はそれなりの時期がくれば解決するはずである。奇妙なのは「日本は輸入をすることが出来なくなりました」の後にいきなり「今後もUS輸入盤の入荷は一切ございません」と続けている事だ。まるでアメリカの事情で輸入自体が完全に不可能になったかのような物言いである。「〜という連絡が入りました」とか「〜ことが出来なくなりました」って、誰のせいにしたい訳?。

 そもそも「アメリカ国内向け以外の出荷が出来なくなった」ってのは何だろう?。僕が購入したBOXはどこから出荷されたのだ?。もう一度、Amazonのページを見てみよう。バッチリと[FROM US]って書いてあるねぇ。おかしな話である。レトリックとしても三流以下だ。

 で、このページの続きに掲載されているのは、ジョージのソロアルバム6枚の日本盤の紹介である。最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック、および歌詞・未発表フォト、ジョージによる自身のコメント、などを満載した豪華ブックレットつきで発売・・・と耳障りの良い言葉が並んではいるのだが、ジャケット写真をクリックして各アルバムの詳細ページに飛ぶと、そこで初めてCCCDという記述が見付けられるという仕掛け。巧妙である。

 とどのつまり、東芝EMIから発売される国内盤は6枚のソロアルバム(CCCD)だけなのである。がしかし、アルバム紹介のあとにはBOXセットの紹介文が延々と書き綴られている。東芝EMIの主張によれば、このBOXセットは「アメリカ国内向け以外の出荷が出来ない」上に「日本は輸入をすることが出来ない」のであり、更に「今後もUS輸入盤の入荷は一切ない」のにである。この主張通りならば、日本国内では特典DVDをどう転んだって入手する事ができないって事になる。じゃあ、こないだ僕が観たDVDは何なのだ?。摩訶不思議としか言いようが無い。

 要はコレ絡みの話なんだとは思う。国内で輸入盤が購入できなくなったら、本家のAmazon.comで買えばいいんだろうけど・・・万が一、それすらも禁止されるとなると、これはもう立派な検閲である。こんな事してたら本当に音楽業界ダメになっちゃうぞ。萩原健太氏も、現状の音楽業界の方針、馴れ合いを痛烈に批判している。東芝EMIが言う「大変なご迷惑をおかけし申し訳ありません」って本気でそう思っているのか?。どうせ嘘をつくなら、もう少し上手にやれって。

1811/10/04/2004
 ページのデザインを変更。過去のJornalも制御タグを共通化した。CSSでレイアウトを制御するようになってから、構成を大幅に変えるんじゃなければ、こういう作業はとっても楽になった。

 昨日の深夜、友人と再びiChat(with iSight)してみた。相変わらずイイ感じ。展示会や何かで、所謂「テレビ電話」の試作機みたいな物に触れた機会は何度かあるし、仕事でTV会議をしたこともあるのだが、導入から実際の運用まで含めてiChatほどスムーズに動作する物にはお目にかかった事が無い。これまでに見てきた物は「近い将来には実用として使える」というレベル(つまり現状は実用的でない)だったが、iChatは間違いなく実用レベルだ。TV電話なんかもう要らない。

 その友人から「Yahoo!メッセンジャーでもMacとiSightでビデオ通信ができる」と聞いてさっそく検証してみた。インターフェイスがダサダサなのは仕方ないとして、問題なのは肝心のビデオ機能。とにかく動作がチョー重い。動画と言うよりは静止画でやり取りしているような印象。1秒に1回ぐらいの頻度で映像が更新されてるような感じだ。なんですかこれは?。紙芝居じゃないんだから。更新頻度が妙にカッチリしていたので、本当に1秒おきに静止画をやり取りしている「だけ」なのかも知れない。とにかく僕も友人も、ものの数分で「全く使い物にならない」という結論に至った。即、ゴミ箱行き。

 すっかり夜更かししてしまったせいか、今日は丸一日、ボーッと過ごしてしまう。明日の休日出勤は取りあえず無しになった。作業が無くなったんじゃなくて、僕が行く必要が無くなっただけ。上手く事が運んでくれれば良いのだが。

1810/09/04/2004
 つー訳で、これまでの実績なんかまるで無かったかの如く、一夜にしてヒールに祭り上げられたのでした(苦笑)。実態は超ケアレス・ミス(条件文が1行抜けてた)なんだが、見る見るうちに話がデカくなっちゃて、部門がひっくり返る程の騒ぎになってる。自分で言うのもなんだがスゲーなあって思ちゃう。この数年間、ひとつのバグも出さないできた事なんか誰も覚えてないらしい。別に良いんだけど。ショックだったのは、こんなケアレス・ミスを自分がしでかしちゃったという事。もうちょっと複雑なところで間違えちゃったというならまだ分かる。本当にビックリする程にアホなミスだったのだ。

 つい数日前まで営業部門からひっきりなしにかかってきていた問い合わせの電話がピタリと止んだ。あまりの事に呆れちゃってるのか、この状況に気を遣ってくれてるのか、分からないんだけど。

 そりゃもちろん、たっぷりと落ち込んではいるんだけど、それでも幾つかホッとしたことがある。どうしてこういう状況になっちゃったかを理解してくれてる人がちゃんといたってこと。これは大きな救いだ。親身になって今後の改善策を考えてくれてる人。敢えてその話題に触れず、いつものようにしている人。現状の問題点を見事に指摘してくれる人。さりげなくギャグに昇華してくれる人。黙々とサポートをしてくれる人。ちゃんと味方はいたのであった。僕もなかなか捨てたもんじゃないらしい。一方、現場の状況認識どころか、現場に一度も顔を出した事すらない人間に「所詮、こんな程度なんでしょうかね?」と切って捨てられる場面もあった。こんな屈辱は初めてだ。悪いけどアンタの言葉は一生忘れないよ。

 更にもうひとつ分かったのは、自分の作ったソフトウェアが、こんなケアレス・ミスでさえこれほどの大騒ぎになる程の製品になって来ているという事だ。大勢の人を巻き込んで、僕が思っていた以上に確実に成長している。それがこんな形で露呈したのは残念だけど、それはそれで収穫ではある。遠くを見渡せる望遠鏡で覗いてみたら、この国は以外に大きいんだということが初めて分かった、って感じ。もう僕一人の物じゃないってことだ。

 今になって思えば、この状況に置かれたのが僕で良かった。チームの他のメンバーにこんな思いはさせられないよ、絶対にね。

 それにしても、僕も随分と打たれ強くなったもんだ。数年前の僕なら寝込んでたかもね。寝込んでる暇が無いって話もあるんだけど・・・。これから政治的に面倒くさい手続き(お仕置き?)が待ち受けているんだろうし、課題も山積みだけど、まあいいさ。行けるところまで行ってみようじゃないの。行った先に何かがあるなんて思っちゃい無いけど、これを始めたのは僕なのだから、その終末もしっかりと見届けてやる。それだけ。

1809/07/04/2004
 参った。さすがに今日のは効いた。99.99%、もう間違いなくこちらの責任だ。こんなミスをするなんて・・・かなりショックだ。今更、悔やんだところで何も始まらない。今回の件を重く受け止めて、次を頑張るしか無い。ただ、一言だけ言わせてもらえるなら、どうしてこんな事態になっちゃったか?ということだ。勘の良い人間ならもう分かってくれているはず。直接的な原因は間違いなくこちらにあるのだけれど、それを超えた視点を持って、全体的な遠因を感じてくれている人はどのくらいいるのだろうか?。それが少数派なら、今後もこの状況は改善されないだろう。それでもショーは続く。明日は山形へ出張。
1808/06/04/2004
 30分ばかし寝坊した。会社に着いてみると、プロジェクトのメンバーが誰一人として席にいない。あれ?。午前中は打ち合わせの予定が入ってたので、そのままミーティング・ルームへ。部屋に入るとプロジェクトのメンバー全員がそこにいた。そうか、そういうミーティングだったのか!。僕一人だけ、堂々と遅刻。恥かいちゃった(苦笑)。

 新製品のリリースも終わって、そろそろ落ち着きを取り戻す頃なんだが、どうやらそうでもないらしい。今日は一日を通してトラブル(?)続きであった。自分の席に座っている時間がない(苦笑)

 出張続きで必死に対応していた件。実際は大した問題では無い事で、いつの間にか複雑な問題に発展している。どこかの誰かがゴネちゃってるのか、初期消火の仕方がまずかったのか、大人の世界の政治的な駆け引きなのか。この状況ではどう考えても、結論はひとつしかないんだけどねえ・・・納得が行かないまま、報告書を作成する。エネルギーの無駄。

 次。製品のバージョンアップ版の最終マスタ試験にて、如何ともし難い重めの問題が発覚。どう考えても調査、改修に数日は要するため、あえなくリリースは延期。結果、リリースを約束したお客様には平謝り。最近、謝ってばっかりのような気がする。それに慣れちゃって来てる自分が怖い。謝って済むんなら幾らでも謝りますよ(苦笑)。

 提携先の会社から「アンタんとこのソフトにはこんな重大な欠陥がある」と「顧客が言っている」という連絡。またもや丸投げ。指摘された部分の機能は「欠けている」のではなくて意図的に「省略している」のだ。それを指して機能が足りないと言われてもねえ。CDラジカセでDVDが観れなくても「欠陥」とは言わないでしょ?ふぅ。

 希望の数だけ失望は増える。それでも明日に胸は震える。どんな事が起こるんだろう? 想像してみるんだよ(くるみ/Mr.Children)

1807/05/04/2004
 もの凄く立派な、まんまるお月様。新しい携帯電話のデジカメは夜景モードが搭載されているのだが・・・まあ、若干はマシか。

 たまたまテレビを観ていたら英語でしゃべらナイトって番組に、ジミー・ペイジが出ててビックリ。独占インタビューだ。良く分からないのだが、この番組では英会話と絡めて(?)の著名人へのインタビューって事なのだろうか?。動くジミー・ペイジ(それも現在の)なんてなかなかお目にかかれる物ではない。そのままボーッと見続けていたら、こんどはジーン・シモンズが出てきて2度ビックリ。それも、こっちはスタジオ収録だ。釈由美子とジーン・シモンズの2ショット。なかなかお目にかかれる物ではない。なぜかそのとなりに大江千里も・・・なぜ?。

 iSight後日談。PowerMac G5にはFireWireポートが3つある。全面に1つ、背面に2つ。全面のポートはテレビの全面に付いているビデオ端子みたいなモンで、動的に着脱させる場合に使うのだろう。で、背面の2つ。2つあるからiSightとiPodを同時に接続できるだろうと思っていたのだが・・・ポートの形状が違うのだ。1つは平べったい形、もう一つは四角っぽい形。iSightとiPodはどちらも平べったい形。ダメじゃん!。これは、FireWireのハブを買えってことなのかな?。Apple Storeでも売ってるけど、なんかこれカッコ悪いなあ。

1806/04/04/2004
 iSight到着!。

 3連休の最終日は生憎の雨模様。親戚から貰った圧縮鍋を使ってカレーを作ってみる。材料を入れ、蓋を閉めて火にかけると、おなじみのシュパシュパシュパという音が鳴る。なんか良く分からないけど、これで良いのかな?。15分後、蓋を開けてみるとちゃんとカレーができていた・・・って、これって圧縮鍋を使ったメリットって薄くないか?。。やっぱ、豚の角煮とかじゃないと意味無いのかも。う〜ん。少なくとも、大きな鍋としては便利だな(苦笑)。

 DVDで映画「ショーシャンクの空に」を観る。やっぱ名作なのである。ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンが競演しているってだけで駄作じゃないに決まってるのだけれど、スクリプトの緩急が心地良いと言うか、シリアスな部分と痛快さと押し付けがましくない感動がキチンと同居できている感じ。これで2000円は安すぎる。

 夜、いよいよ友人とiChatでビデオチャットに挑戦。友人からのメッセージ通知に答えて、カメラのスイッチを入れるだけ。これだけですぐにお互いの映像がちゃんと映るのだ。こんなに簡単で良いのだろうか?。フルスクリーンにしても映像は滑らかだし、音もちゃんと聞こえる。時差も殆ど感じない。いやはや、これはもう完全にテレビ電話である。僕が学生の頃、先輩宅でリリースされたばかりのQuickTime(画面はとても小さくて、動きはカクカク、もちろんモノクロ)を初めて見せられた時、先輩が冗談まじりに「これが未来だ!」と言ったのだが、あれから10数年。遂にここまで来たかという感じである。この手のテクノロジーは技術的な先鋭さばかりが注目されるが、これは完全に実用レベルに到達しているのが凄い。テレビ電話なんかもう要らない。iChatとiSightとブロードバンドがあれば十分だ。この楽しさ、驚きは実際に体験してみないと分からないだろう。このページを見ているMacユーザの方々、僕とビデオチャットしてみませんか?(笑)。

1805/03/04/2004
 高校時代の友人がウチに遊びに来た。「iChatでビデオチャットがやってみたい!」という誘いに2つ返事でOKしてくれたPowerBookユーザである彼は、その翌日には早々とiSightの注文を済ませていた(笑)。好奇心の為には金に糸目を付けない。これ鉄則。

 久々の来客だというのに、駅前の待ち合わせに大幅に遅刻。スマンこって。昼食を済ませて自宅に戻り、恒例になっているPowerMacの内部解析。彼はハード屋なのでパソコンの内部がどうなっているかに興味があるのだ。僕でさえ開けた事の無いPowerMac G5の蓋を開けてみる。内部を4つの区画に分けて、それぞれの空気の流れを9つのファンを駆使して個別に制御する設計はAppleならではのデザインである。マザーボードが異様にデカイ!。友人は各種に利用されている接続ケーブルが黒い(恐らく見た目の美しさを考えた施策)ことに驚嘆していた。その他、あれこれ「へぇ〜、こうなってんだ。なるほど、頭イイなぁ〜」を連発していた友人なのだが、生粋のソフト屋である僕はその半分も理解できてなかったかも(苦笑)。とにかく、ハード屋さえも唸らせるデザインである事は間違いなさそうだ。ちょっと目を離した隙に、勝手に部品を取り外してるし・・・。

 で、本題のiChat。良く考えてみるとビデオチャットするために、わざわざウチに来る必要は無いのだが・・・それはそれ。しかし、午前中に到着するはずだった僕のiSightはまだ届けられていない。宅配会社に連絡してみると「大変申し訳ありませんが、本日中のお届けはできません」というつれない返事。トホホ。仕方が無いので友人が持ってきたiSightの動作確認をやってみる。このカメラ、実際に手に取ってみるとかなりデカイ。カメラのフィルムぐらいの大きさだと勝手に想像していたのだが、大きめのコショウの瓶ぐらいはある。AppleのサイトにはPowerBookのディスプレイ上部に取り付けられた様子が掲載されているが、こんなデカいものをくっつけるのはちょいとカッコ悪い。まあ、オートフォーカスでマイク付きだから仕方ないのかも。接続は超簡単!。MacのFireWireポートにiSightを接続すると、自動的にiChatが起動して、それでおしまい。すぐに画像が表示されるのだ。あまりのスムーズさに友人は肩すかしを食らったようだが(苦笑)。G5マシンだとフルスクリーンにしてもスムーズに表示される。画質もかなり良い感じ。

 ここまでやって、iSightが1台しかないので、他にやることがなくなってしまった(笑)。ここで友人が(これも恒例だが)閃いて、「FireWireってネットワーク接続できるよな?」と言い出したかと思うと、僕のG5とPowerBookをFireWireで接続し、G5のインターネット接続を2台で共有できるかを試してみた。1時間程の試行錯誤を繰り返した後、見事に2台でインターネットを共有することができた。ネットワーク関連に疎い僕はただただ見ているだけだったのだが・・・。

 2台それぞれがネット接続できたのだから、この状態でiChatを動かしたらどうなるか?。もちろん繋がる!。同じ部屋で、それも一本のネット回線を共有したMac同士でのチャット。なんじゃこりゃ(爆笑)。PowerBookにはマイクが内蔵されているからオーディオチャットもできる(かなりハウっちゃってたけど)。一方向だけならビデオチャットもできる(その相手は隣に座っているのだが)。バカバカしいけど面白い。こんなことをしながら土曜日の夜は更けていく。なにやってんだか・・・(笑)。

1804/02/04/2004
 久々の休暇。本当はもっと早くに休むはずだったんだけど、諸々の理由で延び延びになってたのを、やっと今日で取得したのだ。でも、それが却って良かったのかも知れない。とにかく天気がイイ!。サイコーの散歩日和。久しぶりに井の頭公園に足を運んでみたら、桜はもう爆発寸前。9.9分咲き(笑)。明日はきっとトンでもない人出になることだろう。そういう意味では今日が見頃だったのかも。

 プロジェクト完了時の恒例、自分で自分にご褒美の巻き。今回はPaul Smithの腕時計「No.7」にした。クロノグラフ・モデルと迷ったのだが、よりPaul Smithっぽい方を選択。ま、こんなもんでしょう。先月〜今月にかけて激しく散財しているような気がする・・・(汗)。

 壊れていたビデオデッキなのだが、今日になって動かしてみたら何故かちゃんと動くのだ。はて?、なんで勝手に直っちゃったの?。考えられる理由としては・・・温度?。寒かったから動かなくなってたとか?。世の中には人間の想像を超えることが沢山ある。

1803/31/03/2004
 担当プロジェクトの打ち上げ。最初は2人でスタートした、その存在すら忘れ去られるような弱小プロジェクトだったけど、今や13人を抱える大きなチームになっている。こんな風になるなんて欠片も想像していなかった。最初から携わっている身としては感慨深い物がある。そして、なかなか良いチームだと思う。リーダーとしてこなさなきゃならない作業やプレッシャーは爆発的に増えたけど、その見返りとして得た達成感みたいなものはしっかりと感じ取れたし、なによりもこのメンバーで仕事ができる事が嬉しい。とてもラッキーだと思う。宴会も妙に盛り上がって、楽しくて疲れてしまった(苦笑)。皆さん、本当にお疲れさまでした。なんとか無事に乗り切れたのは各人の頑張りがあったからこそです。この日が来る事をずーっと待ち望んでいたのだ。やっと打ち上げができた。満足。
1802/29/03/2004
 マンションの管理会社に電話したら、管理人室にマスターキーがあるはずなので、明日にでもBOXを開けて新たにNoをセットしておきます、との事。帰ってきたら早くも新しい番号にセットされていた。こういう対応の早さは嬉しい。何が届いていたかと言うとコレだ。こんな名作で1,905円は安い。

 少しはヒマになるかと思っていたが、どうやらその考えは甘かったらしい。リリース早々に発覚した不具合のせいで出荷は一時ストップ。明日の午前中までに新マスタを出さなくちゃならない。要はその位に致命的な問題だったという事だ。自責バグじゃなくて良かったけど。

 営業さんと商談連絡会。リリースした新製品についての今後の要望をヒアリングした。案の定、突っ込まれるべき所を突っ込まれたという感じ。分かっちゃいるんだよ。分かっちゃいるけど、パワーは限られている。だから悩んでいるのだ。さて、どうするかな。

 ER Xl。今日から新シリーズが始まったのだが、いきなり凄い事になっている(驚)。これからどうなるのだ?。

1801/28/03/2004
 そのまま、お昼頃まで眠りコケる。の〜んびりした休日。友人宅のワンちゃんも相変わらず元気ハツラツゥ?。

友人がオークションで落札した車のシートをみんなで取り替える。車のシートを取り替えるという概念が僕には無いので、これはこれで興味深い作業だった。ふ〜ん(苦笑)。その後、大量のソーメンで昼食を取り、友人の車で自宅まで送ってもらい帰宅。久々に休日らしい休日の過ごし方って感じだね。厳密に目的を定めちゃうと、それに縛られちゃって十分に楽しめない事があったりするけれど、そういう意味ではこのメンバーは理想的かな。良く言えば臨機応変に対応できる。悪く言えばまとまりがない(苦笑)。それでいいのだ。

 自宅マンションの宅配BOXに荷物が届いているのだが、不在連絡票に書いてあった暗唱番号が間違っているのか、どうやってもBOXを開ける事ができないのだ。生モノじゃないから急ぎはしないんだけど、こういう時ってどうすれば良いんだろう?。宅急便に連絡しても仕方ないよねえ。困った。

1800/27/03/2004
 友人たちと車で遠出。事前の打ち合わせがあんまりできてなくて、具体的に何処に行って何をするのか良く理解しないままに当日を迎えてしまった。面白そうだったので、あえて詳細を聞かないまま車に乗り込む。マジカル・ミステリー・ツアー(笑)。

 で、着いたところは清水。友人の奥様のリクエストによりイチゴ狩りだったのだが、渋滞やら何やらで到着が遅れて、今日の分のイチゴは全て終わってしまったとの事。わはははは。名物の甘エビをたっぷり使ったかき揚げ丼とイチゴのアイスクリームを食す。近くの港でイカ釣りにも挑戦してみたが、釣果はさっぱり。まあ、天気も良かったし、富士山の勇姿もバッチリと拝めたし、楽しいドライブってことで。久しぶりに海を眺めてホッコリできたしね。休日としては上出来。

 そうそう、買ったばかりの携帯電話を落っことしてしまい、これでもかって位にバッチリと傷が付いてしまった。ガーン。最初はそうでもなかったのだが、時間が経つに連れ自分がブルーになっていく。トホホ。

 そのまま友人宅に戻って小宴。清水で買い求めた生シラスと(なぜか)餃子を食しながら穏やかな時間を過ごす。時間の進み方が恐ろしく速かったのだが、楽しかったという証拠なのだろう。良い感じでお腹がふくれたところで就寝。ガッツリと眠る。

1799/26/03/2004
 そして新作パッケージも完成。数日前にリリースは開始されていたのだが、出張続きだったのでゆっくりと対面したのは今日が初めてなのだった。こうやってリアルに手元に来ると、なかなか感慨深いものがある。それにしても長かったなあ。こんなに紆余曲折があるとは思わなかった。唯一、自分を褒める部分があるとすれば、殆ど別次元に移動するかのような仕様変更が何度も何度も発生して、その度にコンセプトを1から練り直して、どうにかこうにか結実させたってことだろう。振り返ってみれば貴重な経験だったとも言えなくはないが、正直なところ二度とこんな目に遭うのはゴメンだね(苦笑)。

 安堵感も束の間。来月からは早くもバージョンアップについて検討し始めなきゃならない。ファースト・リリースなんてそんなもんだ。関係者には申し訳ないけど、完成度と言う意味ではまだまだ課題が山積みなのだ。何とか今年中には起動に乗せないとね。それは分かっちゃいるけれど、ちょっとの間だけリラックスさせて欲しい。

 iPod miniの世界発売が7月に延期。ガーン。

1798/25/03/2004
 そして再び大阪へ出張。今日で全ての任務が完了した(はず)。やっと終わったよ。ほっ。良く考えてみると、今回の案件は規模的に今までで一番大きな仕事であった。作業に追われている間は、正直そんなことを考えて不安になってる余裕は無かったのだが、それでも無意識のうちにプレッシャーみたいなものを感じていたのかも知れない。全ての作業を終えて、休憩室で煙草に火をつけた瞬間、大きな安堵感と疲労感がどっと押し寄せてきた。誰も褒めちゃくれないだろうけど、そんなことはどうでも良い。全てを終えた後のこの気の抜けるような感覚が欲しかったのだ。これだけで十分。しばらくは新幹線に乗りたくないね(苦笑)。

 新しい携帯電話に搭載されているデジカメは130万画素で、夜景を撮影するモードが付いている。結構、キレイに撮れるね。端末を閉じたままでもデジカメを起動することができることに気が付いたのだが、夜景モードに切り替えたり、デジカメを停止させるためには端末を開かなくちゃならないのだ。なにこの仕様?。

1797/23/03/2004
 今日も出張。岐阜の外れの小さな町。降りる駅を間違えて、引き返そうとしたら次の電車は30分後という僻地であった。次の出張は明後日。さすがにちょっと疲れてきたかも。

 iSync覚え書き。携帯電話に記録されているデータをMac上のアドレスブックに取り込もうとすると、アドレスブック状に携帯電話のデータ専用に新たなカードが追加され、結果として同じ人のカードが2つ登録されてしまうのだ。 同じ人名で複数のカードを登録できてしまう、というのがアドレスブックの仕様らしい。良く考えてみれば、携帯電話の電話帳も同じだ。同じ名前で2件を登録することができる。とどのつまり、双方が双方のデータの持ち方に合致している訳で、動作としては正しいのであろう。

 で、回避策。まず、携帯電話側で全てを網羅した完璧な電話帳を作成する。次にアドレスブックに登録されているデータを全て削除。この状態で同期を取る。これで携帯電話とアドレスブックのデータが完全に一致する。う〜ん、いまひとつ納得できてないのだが、取りあえずこれでやりたいことはできるようになった。電話帳が同期できるようになったら、今度はiCalのデータも同期を取りたくなってきた。ってことはPalm系のPDAを買わなくちゃ。順番が違うような気がしないでもない(苦笑)。

 「僕と彼女と彼女の生きる道」は今日が最終回。穏やかなエンディングであった。

1796/22/03/2004
 携帯水没!。携帯電話をトイレに落っことしてしまった。いやもう、絵に描いたようにポチャンと。もちろん、大急ぎで拾い上げたのだが、完全に水に浸かっちゃったので、その次の瞬間には「ああ、だめだこりゃ」と理解した。背面にある液晶の小窓(クイックディスプレイ)は直後に一瞬だけ全点灯状態になり、その後すぐに何も表示されなくなった。これがショートした瞬間なのだろう。

 割と冷静にこうやって報告できているのは、昨日ちょうど到着した携帯シンク Plus for Macでデータのバックアップと取っておいたからだ。なんという偶然だろうか!。携帯シンクの到着が一日でも遅れていたら・・・バックアップを取っていなかったら・・・考えただけでもゾッとする。そうならなかっただけでも御の字だ。いや、却ってラッキーだったのかも知れない。やっぱ今年はイイ年なのだ。結構、気に入っていた端末だっただけに、ちと残念だが致し方ない。

 という訳で新しい端末に機種変更した。一度でもソニエリの携帯電話を使った者は、二度と他のメーカーの端末を手にしなくなる。そのぐらいジョグダイアルの威力は凄いのだ。殆ど迷う事もなくA5404Sに決定。実際に触ってみると、デザインは悪くないんだが、材質が如何にも安っぽい。多少、重くなったり値段が張っても良いから、シルバーの部分は金属にして欲しかったな。ちょっとガッカリ。QVGAはやっとまともに使える環境が整っている。前の機種もQVGAだったのだが、驚くなかれ内蔵されてるフォントがQVGAに対応してなかったので「すげー高密度にジャギーが見える」と言う、なんじゃそりゃな試用だったのだ。今度のは小さいフォントも用意されていて、クッキリパッチリ表示される。充電器が使いにくい。とにかく使いにくい。設置した時の手応えが無いし、取り外しも両手を使わないと上手くできない。なんだいこれ?。

 明日は出張(あれ、どこだっけ?)なので、新幹線の車中で説明書を片手に使い倒す予定。

1795/21/03/2004
 もう週末が終わっちゃう。掃除して、洗濯して、Yシャツをクリーニングに出して、スーパーで買い物して、おしまい。はやいなぁ。来週は分かっているだけで出張が3回もある。むむむ。

 注文していた携帯シンク Plus for Macが到着。さっそく試してみたのだが、使い方が今ひとつ分からない。携帯シンクの方じゃない。同期を取るアドレスブックの方の操作だ。データの同期はフリーでされているiSyncを使って行うのだが・・・Appleはどういう使い方を推奨したいのだろうか?。アドレスブックで住所や電話番号のデータを入力して、それを携帯電話へ転送しろ、ってことなのだろうか?。う〜ん。

 ついでにCDも到着。もう店頭でCDを買うことは殆ど無くなってしまった。オンライン通販よりも店頭販売の方が優れているファクターとは何であろうか?。今は思い付かない。

 銀行のキャッシュ・カードも届いた。ずーっと「さくら銀行」のカードのままだったので、こないだ銀行に行った時に「三井住友銀行」のカードへの変更をお願いしておいたのだ。もちろん、そのままのカードでもATMは使えていたのだが、統廃合によって支店名や支店番号があまりに頻繁に変更されるもんだから、カード記載の番号と実際の支店番号が合わなくなってたのだ。支店番号の変更のたびに、通知のハガキなんかは届いてるんだけど、こう何度も変更されたんじゃ、どれが最新なのかを認識しておくのもかなり面倒な作業になってくる。カードを作り替えれば、カード自体に番号が刻印されているので、それが間違いなく最新の番号。ってな訳で申請を出して2週間、やっとカードが到着したと言う訳だ。

 そりゃね、大事なカードだから手続きに時間がかかるのは分かるんだけど、このご時世で2週間ってのはちと致命的なんじゃないの。本人が銀行に出向いてて、身分証明書も実印も持って来てるんだから、その場で発行しますよぐらいのサービスぐらい提供できんか?。だから銀行はダメだって言われるんだよ。銀行に申し込みに行った時も、接客担当のおばさんは親切にしてくれたけど、窓口に出てきた若い兄ちゃんは申請用紙を持ったまま、どこかに行っちゃって帰ってこなかったもの(昼飯と推測)。待ちぼうけの僕。結局、そのおばさんが確認してくれたんだけど「申請は受け付けましたんで今日はお帰り下さい」だって。早く言えよコラ。

1794/20/03/2004
 お昼前に新大阪で母親と合流し、そのまま法事へ。父親の遺骨を大阪の祖母の墓へ分骨するためである。誰に頼まれたって訳じゃないのだが、大阪出身の父親が抱いていた大阪への思いは特別なものがあっただろうし、それは僕も母親も同じである。大阪に帰してあげたい、という気持ちは葬儀の時からごく自然に抱いていた思いだ。生憎の雨模様であったが、多くの親戚の人々に見守られながら、無事に作業を終える事ができた。生前、父親が好きだったタバコに一本火をつけて、コーヒーや饅頭なんかと一緒に墓前に供えた。これでやっと、一通りの事が終わった。日々の仕事に追われていると、ふと忘れてしまいそうになることもあるけれど、それは確実に僕の中に存在する。そして、これからも存在し続ける。要するにバトンタッチなのだ。終わりなのではない。僕は生きていると同時に、生かされているのだ。改めてそんな事を思う。昨日の夜、母親が夢を見たと言う。父親が「ほら、こんなに元気になったよ」と良いながら手足を大きく動かしていたのだそうだ。きっと、元気になったのだろう。最寄りの駅から帰りの電車に乗って外を眺めていると、さっきまでの雨が嘘のように、雲の間から柔らかい光が射してきた。これで良かったんだと思う。
1793/19/03/2004
 仮納品の為、再び大阪へ。さっそく、担当者のパソコンにインストールしてみると・・・いきなりエラー発生。その画面に表示されたのは「実際には起こるはずの無いエラーなんだけど、念のために仕込んでおいた」というエラーメッセージであった。なんじゃこりゃ?。その後、何度か再起動してみたのだが、何回やっても同じエラーが出る。あり得ないエラーが出てるんだから手の施しようが無い。ダメ元で別のパソコンにもインストールしてみる。こっちはエラーが出ない。ってことは何かしら動作環境が違うってことだ。こういう時、最初に確認しなければならないのは何か?。こっちが意図されているようにセットアップがなされているかどうか、である。注意深くエラーの起こっているパソコンの環境やモジュールを検証してみる。と、モジュールのうち1個だけ版数が古い事に気が付いた。担当者によくよく聞いてみると、ずいぶん前に試用版をインストールした「気がする」と言うではないか。一旦、すべてをアンインストールした後、再セットアップを試みる。エラーは出なくなった!。解決までの所要時間およそ15分。振り返ればあっと言う間だったのだが、その時は永遠に感じる程に長い時間だった。久しぶりに本気でビビったよ(汗)。いざ現場で動かす時に限って、こういう事が起こるんだよねえ。パソコンの神様は相変わらずイタズラ好きなのである。まあ、終わりよければ全て良し。まだちょっとだけ作業は残っているもの、取りあえず山は越えた。

 明日は大阪で法事があるので、そのまま駅近くのビジネスホテルで一泊。

1792/18/03/2004
 当時、僕は軟式テニス部に所属していて、Live AidがTV中継される日はテニスの地区大会に当たっていたので、家を出る前にビデオ録画を3倍モードで回しっぱなしにして行った記憶がある。番組はフジテレビ系列で放映されたのだが、恐らく「Live Aid」という呼称では何のイベントであるかが理解されにくいと思ったのだろう。数日前から「地球コンサート」という番組名で盛んにCMスポットを打っていた。当日、イベントは世界規模で衛星生中継された訳なのだが、事前の情報は極端に少なかったに違いなく(出演者の交渉はギリギリまで行っていた、と主催者のボブ・ゲルドフが後に語っている)、またフジテレビも「何か凄いイベントらいし」以上の事は分かっていなかったのだろう。事実、CMスポットの内容はかなり抽象的であったし、そのCMから僕が感じ取れたのは「世界的」な「コンサート」が「あるらしい」というぐらいを認識するのがやっと。おまけに、番組の司会進行は故逸見政孝氏と南こうせつ氏であった。良く分からないけど「無難に司会進行ができそうな人」と「無難にアーチストの解説ができる人」という人選だったのだろう。今では語りぐさになっているのだが、この時の番組構成は散々で、演奏途中でCMが入るのなんて当たり前。ステージを丸々カットされたアーチストも少なくなかった。Neil YoungとNeil Diamondを平気で間違えてしまう南こうせつ氏にもイライラさせられたし、無神経という言葉では到底言い尽くせないヒドさであったのは確かだ。

 コンサートはイギリスとアメリカでの同時開催で、僕の記憶が正しければ先にイギリスの方からの開幕であった。どんな有名アーチストが登場するのだろうとワクワクしていたのだが、序盤に登場したのは、中学生の僕に取って馴染みの薄いバンドばかり。正直に言って「誰?」って感じであった(後に Status Quo、The Boomtown Rats等であった事を知る)。洋楽にハマり始めたばかりの中学生ではあったのだが、知っているアーチストがなかなか登場してこない状況に、ちょっと苛立った記憶がある。暫くするとアメリカの方も開幕。小太りのおばさんがアメリカ国家を朗々と歌い上げていたっけ。この時もやっぱり「誰?」であった(後に Joan Baezであることを知る)。

 とにもかくにも、急ごしらえのコンサートであったのは間違いない訳で、満足なリハーサルやサウンドチェックなどできるはずもなく、出演者にとっては演りにくかった事この上無かったと思うのだが、そんな中に状況においても特筆すべきパフォーマンスを披露したアーチストも存在する。中盤に登場したQueenのステージングは、今でも語りぐさになっている程の伝説的なパフォーマンスであった。ん万人が大合唱するボヘミアン・ラプソディーから始まり、最新ヒットのラジオ・ガガでこれまた、ん万人が両腕を突き上げる。恥ずかしながら、Brian Mayが凄いギタリストであることに気が付いたのは、正にこのステージの時である。Live AidのベストライブはQueenであった、という意見は多い。

 その他、ポップスターとしての全盛期を迎えていたDavid Bowie、楽器の音量バランスに泣かされながらも楽しいステージを披露したElton John、トリ前に花を添えたPaul McCartneyなどが印象に残っている。イギリス側のフィナーレは出演者全員による「Do They Know It's Christmas」の大合唱で幕を閉じる。

 一方、アメリカ側のステージでは、その頃に飛ぶ鳥を落とす勢いだったDuran Duran、Robert Palmer不在のPower Stationなどを覚えている(なぜかアメリカ側のステージに出演)。Mick JaggerとTina Turnerのデュエットによる「State Of Shock」は凄まじい物があったのだが、それ以外はあまり印象に残ってないのがホントのところ。なんでだろう?。こちらも最後は「We Are The World」の大合唱で締めくくられたらしいのだが、日本でのTV放映では時間切れで、尻切れトンボになってしまった。番組の終盤頃に、南こうせつ氏が「今、マイケル・ジャクソンがステージに向かっているとの情報が・・・」と繰り返し言っていたのだが、終わってみればマイケルがこのイベントに参加したという記録は残されていないのであった。あれはなんだったのだろう?。あ、そうそう「ビートルズが再結成するという噂 が・・・」とも言っていたっけ。僕が南こうせつ氏を認めなくなったのは、この時からかも知れない。

 あとから知ったのだが、The WhoやBlack Sabbathも再結成してたりとか、 Howard JonesやThe Cars(この2組、日本での放映は何故かカットされた)も出演していたらしい。出演者や演奏曲目についてはwww.live-aid.infoを参照の事。それにしても20年前かぁ・・・懐かしいねえ。

1791/17/03/2004
 1985年に開催された伝説のチャリティー・コンサート「LIVE AID」がDVD化される模様。マジですか?。1985年と言えば、洋楽にどっぷりハマり始めた頃。中学生だった僕に取っては、そりゃもう大事件だった訳ですよ。断片的な部分は今でもかなり鮮明に覚えている。ゆっくりと記憶を辿りたいのだが、如何せん時間がないので、またの機会に。
1790/16/03/2004
 断片的ではあるものの、それなりに見続けてきた「僕と彼女と彼女の生きる道」。それにしても、草なぎ剛の演技はなかなか味がある。役者として結構イケてるような気がする。関西では視聴率27%越えるという驚異の数字が叩き出されていたりもする。中盤あたりで気が付いたのだが、要はドラマは「クレイマー、クレイマー」なのだ。ハッキリ行って「クレイマー、クレイマー」は大好きな映画の一つだ。こないだBSでやってたので、また観てしまったが、また泣いてしまった。それも同じシーンで。ん?って事はこのドラマ結末もああなってこうなってそうなるのだろうか?。思いつく結末としては3パターンぐらいしか無いんだが。来週が最終回。ビデオが壊れたままなのでリアルタイムで見るしか無いのだが・・・。

 今月号のレコードコレクターズはDeep Purple特集。パープルってまだ存続してるのね。知らなかった。ジョン・ロードもリッチー・ブラックモアもいないパープルって、ジョン・ウエットンもスティーブ・ハウもいないASIAと変わらんような気がしないでも無い。アクセル・ローズのいないガンズは、潔くバンド名を変えている。つーか、パープル脱退してレインボーを結成したと思ったらレインボーのボーカルを引き連れてパープル再結成に合流したと思ったら再脱退してレインボーを再々結成というリッチーの不思議な挙動・・・転職癖のある人ってのはそう珍しいもんでも無い。パープルの微妙な垢抜けなさは楽曲のカラーでは無くて、リッチーのステージ衣装のダサさに起因している説アリ。

1789/15/03/2004
 と言う訳で、坂本龍一作品による「坂本メロディー」プレイスリスト。
  • A Flower Is Not A Flower / The Very Best Of Gut Years 1994-1997
  • Bring Them Home / Smoochy
  • The Wuthering Heights / 1996
  • Undercooled / Chasm
  • Floating Along / The Very Best Of Gut Years 1994-1997
  • Acceptance (End Credit) / Little Buddha
  • Sweet Revenge / Sweet Revenge
  • Seven Samurai - Ending Theme / Chasm
  • Rain (I Want A Divorce) / The Last Emperor
  • 真夏の夜の穴 / Smoochy
  • Anna / Sweet Revenge
 リストを考えてて思ったのだが、所謂「坂本メロディー」と呼ばれる物には2つあるような気がする。1つ目は、主に初期〜中期に見られる「東風」「千のナイフ」「きみについて」「戦メリ」に代表される、どちらかと言うとアッパーな坂本メロディー。異質なポップミュージックとでも言えば良いだろうか?。メロディーやコード進行に普通じゃない要素が含まれている作品群。もうひとつはラスト・エンペラー以降に見られる、メロディーの自己主張が適度に抑制されていて、且つドラマ性を兼ね備えている作品。今回のリストはこっちをメインに選曲してみた。恐ろしく渋い。1つ目の要素も2つ目の要素も兼ね備えている作品もある訳で、一概には言えないのだが、超人的な作曲能力を自ら弄んでいるような余裕と言うか、したたかさみたいな感じにどうにもこうにも惹かれてしまうのであった。

1788/14/03/2004
 髪を切りに行った。ちょっとだけ春仕様。

 うちの近所のモスバーガーがある日突然に無くなってしまった。気が付いたら蛻の殻。改装とかそう言うんでは無いようだ。困った。大事な食料庫だったのに・・・。コラム「買い物王の憂鬱」にも登場する、思い出深い時計屋さんも閉店セールをやっていた。「完全閉店」ってチラシが貼ってあったので、店そのものを畳んでしまうのであろう。ここ最近、気が付くとあの店やこの店が無くなっていたりする。春は別れの季節なのだろうか。ちょっぴり寂しい気持ち。

 久しぶりにDVDで「未知との遭遇」を観た。やっぱり名作なのである。どんな形であれ、思いが伝わるってのは尊い事なのだ。また泣いてしまった。大人になってから知ったのだが、博士役のフランソワ・トリュフォーとは、あのフランソワ・トリュフォーその人なのであった。大人は判ってくれない。

 iTunes上で、坂本龍一作品による「坂本メロディー」というプレイリストを作ろうと思い立ったのだが、時間が無くてまだ出来ていない。

1787/13/03/2004
 良い音楽ってのと好きな音楽ってのは必ずしも一致しない。良い音楽ってのは一言で言えば、音楽として確率してるって事だ。聴くに値する音楽。音楽ってのは音の集合体なのであって、最初のハードルとしては、その集まり具合が程良い感じで無いとダメだ。ここのファクターは多岐に渡っていて、楽器なら音色の選択や演奏技術、ボーカルなら声質や歌い回し方、歌詞であれば内容はもちろん音としての言葉の響き、音源としての録音状態やミックスなんかも含まれる。これらの要素が作者の意図にそった形で集約されている状態。これが良い音楽だ。完成度が高い、ってのと少し似ているが、完成度が高いからって良い音楽とは限らない。作者が出したいと思っている音が、どの位の純度で聴き手まで届いているか。そこが重要。例えば、Love Psychedelicoなんかは作者の出したい音と作品としての音楽がかなり一致していると思う。

 好きな音楽。僕の好きな音楽ってのは「良い音楽」でありつつ、僕の嗜好に合っている音楽ってことになる。かなり前から、自分の音楽の嗜好って奴を自分で系統立てて捉えられないかと思っているのだが、これがなかなか難しいのだ。音楽として好きだってのもあるし、作者の音楽に対するスタンスが好きだってのもあるし、そのどちらでも無い場合もある。サウンドの全体像に惹かれる時もあれば、全体の中のある一部分、1パートに強烈に惹かれる時もある。自分の傾向がもっと明確に分かれば、自分の好きな音楽に辿り着く為の指針になるだろうとは思うのだけれど、未だに判然としない部分が大きいのだ。Love Psychedelicoで言えば、音楽としては良いとは思うんだけど、そんなにハマる感じではない。

 音楽でさえ自分の事が分からないのに、それ以外の自分の事なんかもっと分からなくて当たり前なのだ。視力検査のように、指された対象に対して「右」とか「上」みたいに、その場その場で反応して行くしかないのかもね。次に何を指されるか分からないし、視力だってずっと今のままって訳じゃない。考えたって無駄なのかも知れない。ただ思うのは、「これは好きだな」って思える音楽にたくさん出会えれば、それは僕にとってとても幸せな事なのだ。悲しいかな、そんな幸運なタイミングは良くて年に1回あれば良い方で、下手すると何年も巡り会わないことすらある。理想が高すぎるんですよ、ってのはまるで関係ない部分で良く言われる事なんだけど、音楽だけじゃなくて、それは僕のウィークポイントなのであろう。それは自分でもボンヤリと分かってはいるんだが、でもやっぱり出会った時の高揚感、運命的な瞬間ってのは筆舌に尽くしがたいものがあるんだよ。だから辞められないし、同時に恐ろしくもあるのだ。なんてね。

1786/12/03/2004
 この期に及んで仕様変更って・・・どうなることやら。もう、なるようにしかならんな。それで良いじゃないか。

 仕事をブッチ切って、久しぶりに会社の後輩と食事@恵比寿へ。その後、どうしているのだろうと思いつつも、日頃のバタバタであまりアクションを起こせないでいたのだが、それなりに落ち着いているようでホッとした。それなりに、ってのが実はベストなのかも知れないね。こっちもそれなりな話題が提供できれば良かったのだが、まあ無いもんは無いので仕方ない(苦笑)。それにしても、何ヶ月もブランクがあるにも関わらず、即座におバカな話で盛り上がれるってのは、とても嬉しい事である。とどのつまり、不必要な想像力が似てるって事なのであろう。どうってことない単語から、勝手な妄想が膨らんで、勝手に笑っているという図。確かに「汁」に対して「何汁?」って切り返しは無いよなあ。反省(笑)。クドいようですが、体だけは大事にするように。

 映画「フットルース」の頃のKevin Baconの髪型が、ある次期のDavid Bowieのそれだ、という説は面白かった。中途半端にテクノ、ニューロマの影響が残っているって感じね。そういう連想は僕には無かった(笑)。ちなみに、Bowieが出演しているVittelのCMが結構イケてると思うのは僕だけだろうか?。今のBowieがそれぞれの時代のBowieに扮しているのか?。まさかCGじゃないよね?。つーか、なによりも今のBowieのカッコ良さにクラクラしてしまう。何を食ったらこういう大人になるのだろうか?。あ、花か!(苦笑)。

1785/10/03/2004
 大阪出張。移動に6時間、実働30分。ふぅ。

 坂本龍一「CHASM」。素晴らしい仕上がりである。甘く、切なく、しかし容易な解決を拒否する旋律。そしてミュージック・コンクレート的なノイズ。恣意的なテーマを持たない、リラックスした雰囲気の中において、坂本龍一と言うアーチストが今一番奏でたいサウンドが凝縮されている。インダストリアルであり、アンビエントであり、ポップである。そして美しい。

 小山田圭吾による無機質で金属的なギター、銀塊の怪しげな光沢のようなデビッド・シルビアンの声、そして断続的なメロディーとノイズ。前衛的でありながら、無理に背伸びをしているような、インテリぶっているようなカッコ悪さ、「力み」をまるで感じさせない。あくまでもサラッとしている。バランス感覚が絶妙である。

 細野&高橋によるユニットであるSketch Showからの明らかな影響が感じられる。ただ、Sketch Showがロマンチシズムから逃れることができなかったのに比べ「CHASM」は過去のどの作品とも似ていない。こんなに過激な事を、こんなにアッサリとできるんだよ、とでも言いたげである。そういう意味ではかなりソフィスティケイトされたサウンドではある。

 最後の最後に当て付けのように坂本メロディーが登場する。かなり意地が悪い。今更ながら職業作曲家とアーチストとのパースペクティブを提示しようと言うのだろうか?。意地が悪いと分かっていながらも、いとも簡単に心を鷲掴みされてしまう自分に苦笑いするしかない。とにかく秀作だ。この期に及んでこんな作品が、あの「大御所」からディストリビュートされてくるとは夢にも思っていなかった。

 アフリカで像と遊び始めた時にはどうなることかと思ったが、いやはや坂本龍一、恐るべしである。この孤高のアーチストはこれからどこへ向かうのであろうか。戦場の跡には作品だけが残されていく。

1784/09/03/2004
 風邪を「治した」と言うよりは「抑えた」って感じの今日この頃。復帰早々、作ったり、指示したり、調整したり、連絡したり、確認取ったり、質問に答えたり、修正したり、テストしたり、資料を作ったり、打ち合わせしたり、相変わらずジャグラーな日々っは続く。とにかく、今月一杯は何とか乗り切らなくては。

 坂本龍一の新作「CHASM」が到着。まだ聴いてない。久しぶりに新作らしい新作であるらしい。明日はまたまた大阪出張なので、新幹線の中でゆっくりと堪能しようではないか。そのうちに寝過ごして博多まで行っちゃいそうな気がする。

 「サンダーバード」の実写映画化。思っていたよりも面白そうだ。いや、思っていたよりもバカ映画っぽくて良い感じ、って言った方が良いな。程良く笑えそうな予感。ちょっと観たくなってきた。

1783/06/03/2004
 風邪ひいた。タイミングわるっ!。週末は寝込みます。おやすみなさい。
1782/02/03/2004
 SoniqCast。これもかなり僕の未来像に近い。設定された時間になると、パソコン内の音楽データを無線で同期を取ってくれるのだ。とは言う物の、iPodは専用のDockに奥だけで充電&同期を取る訳だし、そもそもパソコン側で同期を取るデータを用意しておきゃなきゃならないので、単にワイアレスになっただけって気はする。それでも、この手の製品の次の流れはある一定の方向に確実に進んでいる感じはする。問題はやっぱりインフラ&著作権か。

 携帯電話が無かった頃に、待ち合わせ場所で相手と出会えなかった時、どう対処してたかをすっかり忘れてしまった。お互いが連絡しそうな場所(相手の実家とか)に公衆電話から伝言をお願いしてたんだっけかな?。あとは場内アナウンスか。「ピンポンポンポ〜ン、三鷹市からお越しのジキル様〜、ハイド様がハチ公前でお待ちです」みたいな。

1781/01/03/2004
 都内某所にてデモのサポート。この作業にどれぐらい意味があるのかは不明。

 侍、破れたり。とは言うものの、万が一にも受賞なんてしてたら金星も金星、大金星ってな感じだったのは周知の事実。残念というよりは、なるようになった感が強い。いいじゃないか、バットマンで頑張れば!。その他、主な部門も順等な結果だったと思う。作品賞の「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」は全三部作に対する受賞と捉えるべき。内容うんぬんはさておき、あれだけの事をあれだけの規模でやられたらどうしようもないっしょ。「タイタニック」の時も言ったけど、ハリウッドは「ハリウッド大作」を待望しているのだ。よって監督賞のピーター・ジャクソン氏は即ち努力賞だ。主演男優賞は三度目の正直でショーン・ペン。実力は誰もが認めるところなんだからこれも順等。主演女優賞は良く分からないのでスキップして、助演男優賞。候補者5人のなかで誰かと言われればティム・ロビンスなのであろう。この人もかなりの実力派だ。助演女優賞はレニー・ゼルウィガー以外の候補者は「誰?」って感じなのだけれど、この人もやっぱり実力派なので順等っちゃ順等。いわゆる裏方系の部門は殆どLOTRが受賞。やっぱり「タイタニック」の時の記憶が蘇ってくる。長編アニメ映画賞もやっぱり「ファインディング・ニモ」。今や完全にアニメ制作会社のキングとなったPixar、方や提携を解消されてしまったDisney。アニメ映画歴代Top10のうち、5作品がPixar製作(つまり最初から今までハズレ無し)という事実と、「ライオンキング」以降の全て失敗作のDisney、という構図を改めて認識させるシーンではある。いよいよ背水の陣、更に20年の軟禁が決定している黒ネズミを主演にした新作の登場なるか?。そうなったらホントに終わりだと思うけど・・・。最後に付け加えておくと、Matrixシリーズは完全にシカトされた模様。予想通りだけど。そう言えばここ最近、すっかり映画から遠ざかってるなあ。

 TunesAtWorks。これはちょっと凄いかも。自宅のiTunesにブラウザからアクセスするためのソフトウェアである。ちょっと考えれば仕組みは大した事は無いのかも知れないが、この流れの行き着く先に興味がある。音楽を外に持ち出す手法を初めて提示したのは間違いなくSonyのWalkmanだ。それがCDになりMDになり、今はMP3である。代表格はもちろんiPod。それと並行して、今や巷は携帯電話や無線LANで溢れかえっている。僕の考える最終形は「自宅のミュージックライブラリを無線を搭載したヘッドホンで聴く事ができる」という図だ。持ち歩くのは小さなヘッドフォンだけ。iPodのようにデータを転送することすらしなくて良い。「音楽を外に持ち出す手法」は究極形と言えるだろう。ほとんどラジオに近いね。

 やんなきゃいけない事がてんこ盛りで、気持ちがかなりダウナーなんだが、こういうときの解決方法はただ一つ、難題を一つ一つ地道に解決していくしか無いのだ。頭を抱えて「あ〜もうダメだぁ」とパニクってても仕方ない。どんなに気の遠くなるような道筋であっても、少しずつ前に進んでいけば、いつの日かスッキリとする日が来るもんだ。やるしかないんよ、結局は。だからやる。

1780/29/02/2004
 ジョージ・ハリソンのCDをやっとリッピングした。特典のDVDでは各アルバムについてジョージ本人がコメントしている。ってことは生前、既にこのBOXセットの企画があったってことなんだろうな。懐かしの東京公演(withクラプトン)を久しぶりに体感する。いや、もう動いているジョージ・ハリスン(Dark Horse時代)ってだけでかなり貴重ではある。それにしても、ジョージの作品はとても慎ましやかで、温かくて、ちょっぴり遊び心があって、元ビートルってことを差し引いても十分に素晴らしいアーチストだったなあ、と改めて思う。

 Hot Wiredの記事「iPodの社会的影響〜メディア文化研究者にインタビュー」。英サセックス大学でメディア・文化研究の講師であるマイケル・ブル博士のインタビューなのだが(「携帯ステレオ機器の社会的影響に関する世界有数の〜おそらく唯一の〜専門家」ってのが可笑しい)、音楽の違法ダウンロードとiPodの成功の関連性がちょっと強引ではあるのだが、それなりに興味深い発言もある。

音楽によって、今起こっている出来事で物語を作ることができる。思考をコントロールするのにも使える。多くの人は、自分自身の思考と孤独に向き合うことを好まない。それを避ける最善の手段が音楽を聴くことなのだ。
 これは、こないだ記した僕がミスチルを支持する理由をかなり端的に説明していると思う。もちろん、音楽の全てがそうだとは思わないけれど、音楽を聴くという行為のそれなりの部分は、その事によって「自分をコントロール」しているのだ、というのは何か真を付いているような気がする(あくまでも直感的にそう思うだけで、根拠はないんだけれど)。こんな事を言うと怒られちゃいそうなのだが、音楽ってのはその個人のイメージを想起させるための道具である、という言い方もできるのだと思う。音楽の送り手は自分の思っている事、感じているイメージを音に変換して発信する。音楽の受け手には純粋に音として伝わり、自分の中で自由にイメージに変換していく。同じ音楽でも、人によって感じ方が違うのは当たり前の事であって、それはその人独自の手法によって自分なりの物語を再構成するからである。その構成に伴う作業ってのが、より全体的なものなのか、よりパーソナルなものなのか、って差のような気がする。曲名とか歌詞とかコードチェンジなんかは、あくまでのそのヒントみたいなものなのであろう。ミスチルの音楽はその辺のヒントがかなり曖昧になっているので、より多くの人のイメージを想起させるのだと思う。これは音楽的に優れているかどうかという事とは別の話なのかも知れないが、音楽の魅力の一つ(自分なりの物語を構築しやすい)である事は間違いないだろう。井上陽水なんかは、その辺りを恣意的に操作して楽しんでる節もあるしね。

 あー、明日からまた仕事じゃ。気が重いなあ。

1779/28/02/2004
 もう随分と前に注文しておいて、その事をすっかり忘れていたDVD「プット・イット・ゼア」が到着。ポール・マッカートニーのアルバム「フラワーズ・イン・ザ・ダート」(日本語で言えば「掃き溜めに鶴」?)の録音風景と89年のワールドツアーのスタジオリハーサルを収録している。エルビス・コステロとの和気あいあいとした演奏シーンはなかなか興味深いのだが、音楽DVDと言うよりはドキュメンタリーに近い上に、インタビューなどもこれと言って目新しい事を言っている訳でもないので、正直ファン以外にはお勧めできないものではある。それでも、アルバム「フラワー・・・」収録の"Distraction"や"Put It There"などの演奏は、これらの曲が地味だけど間違いなく秀作であることを再認識させてくれる。
1778/27/02/2004
 会社の協賛行事ってことで、日比谷の高級中華料理店でのお食事会に参加。場の雰囲気に流されて紹興酒をちょっとだけ飲んじゃったのだが、バッチリと酔っぱらってしまった。だからダメだって言ったのに(苦笑)。それにしても、宴会の最中にあちこちで携帯が鳴る(もちろん仕事絡み)って現状を憂いてしまうってのは、もはや時代遅れなのかも知れない。悲しいかな。

 いやはや、今週は仕事がヘビーだった。肉体的にはもちろんだけど、メンタル的にもけっこう来たねえ。トラブってる訳じゃ無いんだが、トラブりそうな事がいろいろとあって、その対応に追われているって感じだろうか。全てに目を配りきれてない、ってのが自分でも分かるだけにキビシい。心がささくれだっっていて、いろんな人への対応がツッケンドンになっちゃっている自分に気が付いているだけに辛い。果たしてこんな状況で僕に現場が回せるのだろうか?。ま、やるしかないんだが。早く春にならないかなあ。

 週末のスキーは友人の奥さんが風邪のため延期。いや、仕事がこんな状況だったので、延期になってちょっとホッとしたような(苦笑)。週末はガッツリと睡眠を取らせていただきます。

1777/26/02/2004
 昨日から大阪に前乗りして、顧客先で早朝会議に出席。でっかいトコが相手だと、情報の風通しが悪くてストレスが溜まる一方だ。資料を山ほど作らされて、手持ちの作業は全部放り出して、挙げ句の果てに好き放題に言いたい事を言われて・・・つーか、本来はサポートって事で参加を要請されたのに、なんでメインでSE活動してんだろ?。頼むぜオイ。

 僕がミスチルを支持するのは、俺ってこんなに頑張ってるのにどうして結果が出ないんだろう孤独だ寂しい空しいでも負けない皆だって同じように悩んでいるんだ強く生きよう最後にはきっと良い事あるさ、という孤独のヒーローになる「振り」ができるからだ。

あぁ 何処まで行けば解りあえるのだろう?
歌や詩になれない この感情と苦悩
君に触れていたい 痛みすら伴い歯痒くとも
切なくとも 微笑みを 微笑みを
(NOT FOUND)
 悲劇の主人公になりきっている自分を相対化することで、ある種の優越感、悦楽感みたいなものをゲーム感覚でシミュレーションすることができる。そういう意味では男性特有のロマンチシズムを上手く昇華していると思う。「自分探し」というキーワード(ホントはそういうの大嫌いなのだが)に酔いしれることで気持ち良くなれる瞬間があるということだ。マジで感傷的になっちゃうようだと正直かなりイタイと思うけどね。

 ジョージ・ハリソンのBOXセットが到着しているのだが、如何せん聴く時間が全然ない。リッピングする時間もない。困った。

1776/23/02/2004
 From The Asia Archivesと銘打ったASIAのオフィシャル・ブートレグ・シリーズ(シリーズ?)の2枚を衝動買い。ベスト盤やら編集盤やら、果ては複数の版元から複数のライブ音源が発表されるという、いよいよ乱発気味になってきたASIA。何故、今、ASIA?などという質問をしてはいけない。こんなことでもしてなきゃ人生やってらんないでしょ。というのは半分ウソで半分ホント。ストレス解消の意味合いが濃くなりつつある今日この頃ではある。

 1枚目は「Live In Buffalo」は1st「ASIA」が発表された'82年、オリジナル・メンバーによる初のライン録音の音源である。正真正銘のブートレグ(?)においても最初期のライン音源はあまり出回っていない事もあり、それなりに貴重であることは間違いない。がしかし、そこは「オフィシャル・ブートレグ」の悲しい性なのか、確かにライン録音だし、各パートの音も良く聞こえるけど・・・う〜ん、という感じの音質。買ってから気が付いたのだが、このシリーズはどうやら「ブートレグ」と「オフィシャル化」するシリーズなんだな、こりゃ。

 2枚目は「Live In Hyogo」。「Hyogo」ってどこの都市だろうと思ったら「兵庫」なのであった(笑)。90年の再結成ツアーの音源、U.K.やKING CRIMSONの曲なんかも演奏している・・・って、よく考えてみると、このツアーの音源は「Live in Moscow」として正規リリースされているのであった。あちゃー。肝心の音質も正真正銘オーディエンス録音。バランスは悪くないんだけど、音の塊がグワングワン反響している感じ。正にブートレグ。はっきり言って、コアなファン以外にはお勧めできない。

 つー訳で、ささやかなストレス解消も再びストレスを生む結果になってしまった。こんなこともあるさ。

1775/19/02/2004
 カーテンを変えてみた。派手過ぎるかな?と思ってたけど、それなりに良い感じ。

 ある意味、凄い光景だった。あんなに静まり返った会議ってのは今まで無かった。全員、呆れ返っていたのだと思う。誰にも情報を提供することなく、コソコソと勝手に進めていた案件をいきなり提示し、強引に関係者を集めて「明日、顧客に提案するんだから何か考えろ」と言い放ったのである。実際にそういう言葉を発した訳じゃないのだが、内容は全くもってこの通りだ。少なくとも、お願いしようって姿勢じゃなかった。何をまとめたかったのかさっぱり分からなかったので「この条件に対してこちらで何が提供できるかをまとめれば良いんですか?」と問いただしたら、何をバカな事を言っているのだもっと具体的に詳細に分かりやすく説明できなきゃダメに決まってるだろお前は何も分かっちゃいないなやる気あるのか、みたいな態度を取られる。殆ど沈黙のまま2時間が経過。バカバカしいので最後まで黙っていようかと思ったが、こんなくだらない会議に付き合わされる程に暇では無いので、理論的にガンガンと問いつめてみた。結局、まとまったのは「この条件に対してこちらで何が提供できるか」であった。要は当の本人も何が要求されていてどんな答えを出さなきゃいけないのかを全く理解していなかったのだ。なんなのだ、あれは。どうしちゃったのだ。まるで晩年のハワード・ヒューズではないか。以前から強引な人ではあったのだけれど、もはや強引を通り越して無謀の域に達している。何が悲しいって、コソコソやってるのが情けないんだよ。残念だけれど、僕の力ではどうすることもできない。これ以上、被害が拡大しない事を祈るばかりだ。

 1分前にクリアしてくるってのは・・・神様、これは運命ですか?。

1774/18/02/2004
 自分で自分を追い込んでいる時、思い込んでいる時ほど辛い事は無いと思う。なんつーのかな、目の前にオバケが出てくるよりも、隣の部屋にオバケがいると思い込んでいる方が何百倍も怖い、ってのと似てるのかな。実際、オバケはいなかったり、いたとしてもあんまり怖くなかったり(苦笑)。悩んでいるときは、僕って最低だ!この世の終わりだ!生きてる価値なんて無い!うわぁぁぁ・・・ってな感じで、さも巨大な何かに支配されてるような感じになるのだけれど、大抵は自分が思っている程の事で無い事が多い。多いと言うか、殆どそうなのだが。所謂、一人相撲ってやつ。ここまで分かっているのに、相も変わらずその罠にハマり続けてるってのは、もうこれは性分なのだろうね。一生、こいつと付き合っていかなくてはならんのだろう。悲しいと言うよりは面倒臭い。
1773/17/02/2004
3/3にリリースされる予定のジョージ・ハリスンのDark Horse時代の作品群。  久しぶりに本気でムカついた。全部CCCDである。よーし、そっちがその気ならこっちも徹底的に対抗してやる。もう迷う事は無い。こっちを購入だ。ふざけるな!東芝EMI。

 主要メンバーほぼ全員集合(残念ながら1名欠席)でソフトウェア製品のロードマップ策定会議。今後一年間における製品開発の指針(つーか営業さんに対する「こんなん出ますよ」というお約束)を知恵を出し合って話し合った。パッケージを開発している部署なのに、今までこの手の会議が無かった事自体かなり不自然ではあったのだが、ともあれ正式に開催されたのは一歩前進であろう。自分で言うのも何なのだが、基本的には僕の想定した通りの結果。主軸は来月出荷予定の新製品の更なる強化。並行して既存製品の微調整。更に並行してソリューション仕立ての為のコンセプト作成、といった内容。困っちゃうのは、響きの良い言葉だけを投げかけてくる外野の存在。やれ専用サーバだの、やれ機能統合だの、やれナンチャラ対応だの、口当たりの良い美辞麗句ばかりを並べ立てて、それを付け加える事で得られるメリットは?という問いに確固とした回答を持たない輩ばかりだ。あれこれ要望を出してくれるのは結構な事なのだが、その根拠がハッキリしないものについては、何かしらの回答を出す事は頑として拒否していくつもり。頑張って開発して、リリースしてみたものの反応は今ひとつ、なんつーのはゴメンである。自分で自分を忙しい身だとは言わないけれど、勝てない勝負をしいている暇はないのだ。ただ、外野の声にウッカリ耳を傾けちゃった某氏が集中砲火を浴びる形になっちゃったのは、ちと可愛そうだったな。

1772/16/02/2004
 本当に会いたいと思っている人には会えない。伝えたい事が伝わらない。ウルトラCを決めても誰も褒めてくれない。ちっともタイミングが合わない。数少ない楽しみをうっかり棒に振ってしまう。必要の無い物ばかりを見付けてしまう。やらなきゃならないことが山ほどある。やりたいことが何なのか今ひとつはっきりしない。イライラしている原因が良く分からない。遠くに見える漠然とした不安。時間ばかりが過ぎていく。それでも努めて笑っていよう。笑っていればきっと良い事があるはず。焦っても仕方ない。最初は物真似でも、繰り返していれば自分の物になるはずだ。
1771/15/02/2004
 おさるのジョージ(だっけ?)。あんまりカワイいんで思わず購入。

 やっとと言うか今更ながらと言うか、STAR WARSの旧3部作がDVD化される模様。収録されるのはオリジナル版では無くて、数年前にリマスター+CGシーンを追加した方らしい。そう言えば、我が家に初めてビデオデッキがやって来た頃(当時、中学生)、テレビ放映されたSTAR WARSを嬉々としてビデオ録画して、繰り返し繰り返し観たっけか。1作目なんか50回以上観てるはず。ビデオそのものが珍しかった、ってのもあるんだけど。あれは何だったんだろう。その頃から、STAR WARSは全9作になるって話は知ってたような気がする。今のところ、ジョージ・ルーカスは後半3部作の製作を否定してるけどね。つーか、旧3部作のDVD化も頑に否定してたから・・・(苦笑)。

 George HarrisonのBOXセットDark Horse Yearsの国内発売が決定!。長らく入手困難だったDark Horse時代の作品がやっと入手できる。もちろんデジタルリマスター(まさかCCCDじゃないよね?)。特典DVDには1991年の来日公演から4曲の映像の収録されている。まだAmazonのリストには載ってないみたい・・・。

 密かに部屋の模様替えを進行中。まずはカーテンとラグを購入した。部屋の雰囲気が変われば、少なからず生活も変わるだろうという淡い期待。次はソファーなんだけど、手持ちのソファーを処分しないと次のソファーが買えないんだよねえ。リサイクルショップに引き取ってもらえば良いんだろうけど。道程は長そうだ。

 Desktop Managerってソフトがかなり良い感じ。4つの仮想デスクトップを切り替えて、狭いデスクトップを有効利用するソフトなのだが。 デスクトップ切り替え時のエフェクトがかなり凄い。OS標準のユーザ切り替えのようなエフェクトや、グルグル回転しながらワープするエフェクトなど、使い勝手のみならず、ちょっとした楽しさも提供しているのがミソ。

1770/11/02/2004
牛丼屋に牛丼が無いとは何事だ!」。確かにその通りではある。これまで経緯を全く知らないで吉野家に行ったら、の話だけど。それよりも、これが現実だってのが凄いと言うかB級パニック映画のプロローグっぽいと言うか・・・。「全部検査しなきゃ買わないかんね」の日本に対し「ノープロブレム」の米国、振り上げた拳の落とし所が難しいねえ。吉野家を特に愛好している訳じゃないんだが、お世話になっているのは確か。もはやサザエさん並に日本の文化なっちゃっってるので、何とか上手く解決して欲しいとは思う。松坂牛で作った高級牛丼ってのはどうですか?

 一日中ずーっと部屋の掃除をしていた。ずーっととは言うものの、休み休みだったので、実はあんまり片付いていない(苦笑)。自分からやる気を持ってやるときはバリバリやるのだが、やんなきゃ行けない事が溜まっているとちっともやる気にならない。この性分は何とかならんものか?。洋服ダンスの領域が不足気味になっていたので、この際思い切ってゴミデータを整理し、ついでにデフラグもしてみた。結果、45リットルのゴミ袋3つ分の洋服が破棄対象となった。思ったよりタンスの容量が空かなかったのは、これまで如何にデータを圧縮していたかってことだろう。でも、これで新しい洋服が買えるな(笑)

1769/09/02/2004
 生まれて初めて、ワンカートン買ってみた。最近、ちょっとヘビースモカー。

 すんげー嫌な夢を見た。セオリー通り、起きてすぐに細かい内容は忘れてしまったのだが、イメージとか空気感みたいなものはボンヤリと覚えていて、「すんげー嫌な夢」という印象だけが強烈に残ってしまうという悲しいパターンである。なにかこう・・・緊迫感があって、刹那的で、暴力的で、そして孤独感が漂うような感じだった。おかげで今日一日、特に嫌な事があった訳でもないのに、何となく気乗りしない日だった。

 自分が最悪の状態の時に見る夢ってのは、それなりに限定されている。いや、逆かな。夢を見たあとに自分で自分の状態を知るって感じだろうか。プレッシャーに追い込まれてる時は学校のテストの夢を見る。答案用紙を配られて、開始!って掛け声と同時に用紙を裏返し、問題を一通り読んでみると一問も分からない・・・って夢。心が弱っている時は飛行機が墜落する夢を見る。何となく遠くを眺めているとジェット機が飛んでいる事に気が付く。そのままボンヤリ見ていると、どんどんこちらに近づきながら高度が落ちてきて、最後には墜落して大爆発、炎に包まれた大きな金属片がもの凄い勢いでこっちに押し寄せてくる・・・って夢。精神的にボロボロで生きる力を無くしているようなときは、気が付いたら水の中で、息ができなくて、水面に這い上がろうと必死になるのだが、何かが邪魔して身動きが取れない、ぐるじぃ〜・・・って夢。これが僕の三大悪夢。

 そう言えば、この上なく悦楽的な夢って殆ど見た事がないなあ。なんの話だか。

1768/08/02/2004
 先週に引き続き、またまたマンション管理組合の理事会。理事会に留任することは先週の段階で決まっていたのだけれど、なんとなんと副理事長に選出されてしまった。あちゃー。ま、実際には最も仕事が少ない役職だったりして、ちょっとラッキーだったのかも。

 それにても例のガンコ爺さんもとい初老の男性。今回もやっぱり絶好調のワンマンショーで、理事長の就任をお願いすると、仕方ないなあ〜私で良いんですか〜という素振りをしつつも顔は満面の笑み、みたいな感じ(苦笑)。予算からたった六千円を削る為に一時間も熱弁を奮っておられた。管理費と修繕積立金の口座が別になってて、その振込手数料に六千円かかるからどうのこうのっって話だったのだが、要は同じ口座にすれば済む話。なんで一時間もかかるかね〜。結局、今回の理事会は2時間以上もかかった。先が思いやられる。ふぅ。

1766/06/02/2004
 つー訳で大阪出張。移動に6時間、打ち合わせ1時間。まあまあのアベレージかな(苦笑)。

 一人で新幹線に乗ってボーッとしていると、いつも決まってヘンテコなことに気が付いて、ひとりでニンマリする癖がある。今日、気が付いたのは以下の4つ。

  • ムーンライダースモンティ・パイソンのファンは、かなりの部分でリンクしている。
  • Thee Michielle Gun Elephantにも影響を与えた英国パンクの雄、Dr.Feelgood。日本語に訳すと「さわやか先生」(?)
  • 1970年に解散したThe Beatles。ところが正式な解散宣言がバンドから出された事は一度もない。
  • PRADAのバッグと無印良品のバッグ。素材もデザインもそっくりだが、価格と耐久性は反比例している。
  • 三十路を過ぎてMen's Non-Noなんか読んでる奴はダメだ(反省)。
1765/05/02/2004
 こないだスキーに行った時、後輩が「徒競走みたいなスキー競技があるんですよ」みたいなことを言ってて、どんなスポーツだか想像が付かなかったのだが、今日たまたまテレビを観てたらその競技を放送していた。なんつーか、スキーの大回転とスケートのショートトラックを足して2で割った感じ、とでも言えば良いのだろうか?。狭いコース状に5〜6人が一斉に滑り競う光景はちょっと異様である。初めて気が付いたのだが、スキーってのは引力で斜面を下っていくのが主な動きなのであって、スケートみたいに自力で推進力を得る事はできないのね。なので、抜きつ抜かれつっていうデッドヒートは無くて、どちらかと言うとライン取りが勝負の分かれ目になるようだ。ふ〜ん。

 最近、開発チームのリーダーとして痛感しているのは、各メンバーからの質問や確認事項などに常に即答できる状態にいなければならない、という事だ。複数人で作業を分担し、それぞれを平行して進めている訳で、即答しなければならないシチュエーションはランダムに、そして矢継ぎ早に発生する。その都度、そのメンバーが担当している部分の仕様を即座に思い出し、質問の意図を完全に理解し、その時点で最適と思われる判断を即座に下さなければならない。正確さとスピードが要求される。判断に迷ったり、間違ったりすれば、もろにプロジェクトの進行に影響が出てしまう。正直、もの凄いプレッシャーだ。一日が終わるとヘロヘロになってしまう。そんな中、どうしても指示が曖昧になったり、早口で説明しなければならない場面が出てきてしまって、そうなっちゃってるのが自分でも分かるのが辛い、と言うか申し訳ないなあと思う。リーダーって難しい。

 明日は大阪へ出張。開発者代表としての発言が求められている。こっちもプレッシャーだ。

1764/03/02/2004
 今日も一日、あっという間に終わってしまった。2月から作業も徐々に収束していくはずだったんだけどなあ。なぜだろう、なぜかしら。

 性懲りも無く「ビートルズ帝国アップルの真実」という本を読み始めているのだが、これがかなり面白い。ビートルズが設立したレーベル、アップルの足跡を辿る内容なのだが、数多くの関係者の証言や詳細なデータの羅列の中に、当時のピースでフワラーな時代の雰囲気や、ビートルズが目指そうとした理想、そして現実を見事に描き出している。純粋に読み物として面白いのだ。例えば、モーティマーというバンドがアップルと契約を結んだこんなエピソード。

僕たちはオフィスに通されると、ギターを抱えて自分たちの曲を演奏して時間を潰した。3人で曲を口ずさんでいると、オフィスのドアのひとつが開き、例のインド風の長いグリーンのジャケットを着たジョージ・ハリソンが現れた。彼は小躍りして部屋に入ってきて、手拍子を取り、音楽に合わせて踊り回った。僕たち3人は「なんてこった、ジョージ・ハリソンじゃないか」と思った。彼はスタッフに「彼らと契約しろ」と言うと、もうひとつのドアから出て行った。気が付けば、僕たちはアップル・パブリッシングばかりかアップル・レコーディングスとも契約を交わしていたんだ。
 なんとピースでフラワーな会社だろう。もちろん、こんなメチャクチャな事をしていたから潰れてしまったんだけど・・・それにしても、小躍りして部屋に入ってくるジョージ。見たかったなあ(笑)。
1763/02/02/2004
 フリーペーパーのTOKYO HEADLINE。無料で新聞が読めるのは嬉しいんだが、もうちょっと読み応えがある内容にならないかなあ。

 エド・サリバンショーのDVDを見て強く感じたのは、ビートルズの存在がかなり浮いて見えると言う事だ。この違和感は何なのだろうとずっと考えていたのだが、つまりは自分で演奏して自分で歌うという「バンド」という存在そのものであることに気が付いた。他の出演者の殆どは歌って踊れるショー・マンって感じで、ミュージカル・スターはもちろんの事、コメディアンでさえそれなりに歌えて、それなりに踊れて当たり前の世界。テレビという舞台上で繰り広げられる「出し物」、もっと言えばサーカスに近いのだ。当時のエンターティメントとは、そう言う「出し物」の事を指していたのだろうけれど、そんな中に突如として「バンド」という新しい形態が登場したのだから、違和感があって当たり前なのだ。この違和感はそのまま、当時それが如何に新しい物であったか、如何に衝撃度が高かったかを物語っているのだと思う。とにかく、他の出演者との雰囲気、立ち位置みたいなものがまるで違うのだ。異質=新鮮。

 ついでに購入したDVD「20世紀の巨匠 スタンリー・キューブリック」。これがヒドいんだ。何がヒドいって、こういうタイトルでリリースされていたら、キューブリック監督の生い立ちとか、映画製作のスタンスとか、関係者のインタビュー(本人の、とは言わないけど)とか、その人物像に迫るドキュメンタリーだと思うじゃない?。ところがこのDVD、キューブリックのドキュメンタリーと言うよりは、キューブリックのドキュメンタリーの製作に苦労するスタッフの姿を描いたドキュメンタリーなのだ。やれ「関係者とコンタクトが取れない」だの「滞在費が足りなくなった」だの、挙げ句の果てには取材が上手くいかなくてホテルのベッドで眠りこけるシーンまで収録されてる。キューブリックに関係がありそうな部分は全体の20%ってところか?。ヒドい、ヒド過ぎる。

1762/01/02/2004
 久しぶりに髪を切りにいく。スッキリサッパリ。帰りに映画でも観に行こうと思ったら、今日は映画サービスデーだったらしく、あまりにヒドい混雑振りだったのであっさりと断念。映画館が近くにあるからいつでも行けるよな、と思っているとなかなか行けないもんだ。その他、部屋の掃除や洗濯など、これと言って面白みの無い休日。今夜はちゃんと夕食を作ろうっと。

 そう言えば、昨日は珍しく輪郭のハッキリとした夢を見た。場所は学校の教室。たぶん僕の高校の教室だ。そこで何故かバンド演奏をしなきゃならないというシチュエーションで、面子を見ると大学時代にほんの一瞬だけ在籍していた「たなか」というバンドであった。本当はThe Whoとかジミヘンの曲をコピーするバンドだったのだが、その夢の中で演奏し始めたのは超ミニマムなテクノ。ギターとかドラムがいるにも関わらず、僕一人がキーボードでピコピコとアンビエントな音を延々と鳴らしているというシーン。あれは何だったのだろう?。テクノに走れと言う神の啓示か?。

 DVDの「エド・サリヴァン presents ザ・ビートルズ ノーカット完全版」を少しずつ観ている。ビートルズが出演した「エド・サリヴァン・ショー」全4回を収録したものなのだが、キモは「ノーカット完全版」ってところ。ビートルズの出演場面だけじゃなくて、当時のCMも含めて番組が丸ごと収録されているのだ。全米で視聴率記録を作った伝説の番組において、ビートルズがどんな位置付けで、どんな風に紹介され、どんな風に登場したかという流れみたいなものがく分かる。ただ、それよりも興味深いのは、当時のアメリカの人気番組がそのまま観れちゃうことだ。「エド・サリヴァン・ショー」ってのはスタンダップ・コメディーあり、アクロバットあり、マジックありという、要は品格のあるゴングショーみたいなものなのだ。なんつーか、テレビというインフラが整備された後、それを通して如何に楽しいコンテンツを配信するかという命題にダイレクトに反応した番組であったと言える。楽しめれば何でもアリって感じ。今はこういう番組って無いよねえ。あ、ひょっとして「エンタの神様」って・・・今は完全にお笑い番組になっちゃったけど、開始当初はそれっぽい雰囲気があったような。もちろん品格は全然違うんだけど(苦笑)。

1761/31/01/2004
 PixarDisneyとの契約延長の交渉を打ち切った模様。はっきり言って、ここ最近の純粋なDisney映画(外注してない作品)は興行的に軒並み苦戦している。と言うか、アニメーション作品はPixarの一人勝ち状態だ。「トイストーリー」の頃のPixarはDisneyのブランドイメージが欲しかったのだろうけれど、今やPixarそれ自体が立派なブランドに成長したので、もはや自力でヒット作が作れないDisneyは完全に足枷状態なのであろう。もちろん、フルCG作品という目新しさがPixarの成功を支えてきた大きな部分なので、これまでと同じようにヒット連発とは行かないかも知れないけれど、それ以上に今後のDisneyの行く末はかなり厳しそうなのは間違いない。さて。

 マンション管理組合の総会に出席。会計報告が主な内容だったのだが、住人の一人である初老の男性が妙にハッスルしていて、殆ど独演会のような雰囲気に。なんだかんだで2時間もかかってしまった。マンションの総会で2時間だぜ、どうなのこれ?。まあ、こういう良い意味でのおせっかいな人がいることで、助かっている部分があるのも確かではある。その人は来年度の役員に選出されたのだが「いや〜、まあ〜、しょうがないなあ〜」と言いつつも、妙に嬉しそうだったのが印象深い。問題なのは、僕も来年度の役員に選出されてしまったことだ。2年連続(涙)。マンション生活も楽ではない。

 ライブ盤その後。一通り聴いてみて好き嫌いと言うか、「おおおっ!」って思う作品と「まあ、こんなもんか」って思う作品が、割にハッキリと分かれたのが面白い。「おおおっ!」って思った作品は以下の3つ。

 Deep PurpleのSmoke On The Waterなんて何度も聴いているけれど、当時20代の若者たちが集まって「これが俺たちの出したい音なんだ!」と宣言しているかの如くに、武道館に響き渡るバンドの音は恐ろしい程にカッコいい。楽曲そのものはもちろんなのだけれど、そのスタンスと言うか、行動と言うか、その時代におけるその存在みたいなものが凄いのだ!ってことが良く分かる。今のDeep Purpleメンバーが演奏するSmoke On The Waterとは全然意味が違うのである。「こうしたいからこうなる」って感じ。間違いなくロック史の重要な1ページである。

 David Bowieの存在ってのは、最初からそれまでのロックスターとは似て非なる物であったのはご存知の通り。乱暴に言えばバーチャル・アイドルの元祖だね。もちろん、それだけじゃ珍しいだけで終わってしまうのだが、Bowieが紡ぎだすメロディーや、声そのものの美しさ、蒼い叫びが「ジギー」というコンセプトと相まって、見事な相乗効果を生み出していると言える。そんなサウンド空間の構築にミック・ロンソンが果たした役割も見逃せない。

 Jimi Hendrixは割と端的に、その存在を説明できると思う。僕の気に入っている表現は「こんな風にギターを弾く奴、他にいない」ってやつだ。ギターを燃やしてしまうというパフォーマンスだけを真似した吉川晃司とは何もかもがまるで違う。ジミにとっては、その行為は必然だったのである。唯一無比って言葉は、ジミヘンにこそ相応しい。

 去年の邦画の興行収入の1/4が「踊る大走査線 THE MOVIE レインボーブリッジを封鎖せよ!」であったと言う事実にめまいがしそうである。

1760/30/01/2004
 開発中ソフトウェアの社内デモ第二回。案の定、前日まで細かい問題がタケノコのようにヒョコヒョコと生えてきていたのだが、 ギリギリセーフで何とか間に合った。やっぱチームプレイは難しい。リーダーって大変(汗)。それでも、一通りデモを終えた後に、お偉いさんの口からソフトウェアを評して「恐ろしくシンプルだな!」と言わしめた事は、僕にとって一つの勝利だったのだと思う。ただその言葉には「こんなに金をかけて開発したのに、こんなにシンプルで良いのだろうか?」という意味も含まれていたようなので、ちょっとやり過ぎたかなという感も無くはない(苦笑)。まあ、取りあえずこの版はこれで良いんじゃないかと思う。リリースしてみないとリアルな反応ってのは分からないよ。作り過ぎは得てして自分の首を絞めてしまうからね。ただ、ライバル製品との比較をした場合、明らかにこちらの製品が劣っている部分があるのも確か。これがこのまま完成したとしても、製品の成熟度としては60%ぐらいだろう。まだまだやらなきゃならない事がたくさんありそうだ。
1759/28/01/2004
 映画「たそがれ清兵衛」って、英語で「トワイライト・サムライ」って言うらしい。ま、黄昏だわな。オスカーの外国語映画賞にノミネート。渡辺謙も助演男優賞にノミネート。巷ではダブル・サムライなんつーお粗末な見出しで賑わっていたりするのだが、この2作の重要な共通点に誰も触れないのは何故なのか?。真田広之である。 JAC出身だからか?。背が低いからか?。コータローまかりとおる!なんつー軟派な映画で主演をしてたからか?。密かにCDをリリースしてたからか?。謎。

 会社のバイト君の送別会に参加。とは言っても退社するのは来月末なので、随分と気が早い開催ではある。なんでも、今日のは第一回の送別会ってことで、これから何回かあるって話も(苦笑)。そういう訳もあってか、割とフツーの飲み会な雰囲気。会社の中国の人に、ここ最近にとても気になっている女子十二楽坊の事を聞いてみた。彼女たちは何者なのか?と。意外(?)な事に、このグループは中国でもそれなりに有名らしいのだ。もちろん、日本でデビューするに当たってはそれなりにイメージ戦略的な仕掛けが施されているのだろうけれど、少なくともグループの存在そのものは日本の誰かが計画的に企てたものでは無い事が判明した。ちょっとスッキリ。

 Queenのライブ盤「Live Killers」。こういうミックスは好きじゃない。

1758/27/01/2004
 Amazonに注文していたライブ盤CDがぎょーさん届いた!。リッピングするのも一苦労だなこりゃ・・・とは言うものの、たくさんのCDをまとめ買いした時のこのウキウキ感は何なのであろう(苦笑)。気が向いたらレビューでも。

 仕事の打ち合わせで某大手商社へ。でっかいビルの立派なエレベータに乗り込むと、 脇には各階の部門名が記されている。ITソリューション部門、ケミカル部門、宇宙部門・・・う、う、宇宙(!)。でっかい会社はスケールが違うのであった。今月は人工衛星がお求めやすくなっております。

 「ビートルズ帝国アップルの真実」って本を購入。アップルってのはビートルズが作ったレコード・レーベルである。当初は音楽だけでなく、映画や出版、エレクトロニクスまでも手がける壮大な計画だったのだが、そこはビジネス素人のビートルズが社長だった訳で、あっという間に行き詰まってしまったのだ。経営は上手く行かなかったのだけれど、ミュージシャンが自分のレーベルを持つという新しいスタイルの先駆けであったのは間違いない。この本、まだ1ページも読んでいないのだが、アップルの足跡を辿る事で、当時のイギリスの音楽シーンが別の視点から考察できるのではと期待している。アップル・レーベルに所属していた他のアーチストについての言及にも興味津々である。

1757/26/01/2004
 musicplasma。なんつーか、音楽アーチスト相関図を動的に再生してくれるFlash。アーチスト名を入力して検索を実行するだけ。プログレ・ファンは"ASIA"とか入力してみるべし。
1756/25/01/2004
 遅い朝食を済ませ、そのまま帰途へ着く。夜7時過ぎ、家へ戻って何となく布団で横になっていたら、そのまま眠ってしまった。日曜日はこれでおしまい(笑)、みなさんお疲れさまでした<(_ _)>。

1755/24/01/2004
 本年2回目のスキー。深夜に後輩宅に集合し、でっかい車(ノアだったっけ?)で岩原スキー場へ。久しぶりに自前のスキー板(not カービング)を持ち込んだのだが、最初の一発目を滑り始めて唖然とする。全くと言って良いほどに曲がれないのだ。特に左折(苦笑)。板が違うだけでこんなに滑れないもんか?と内心ドキドキしつつ、このまま丸1日ビクビクしながら滑り続けなきゃならんのかと青ざめてしまったが、なんの事は無い、2本目からは無難に滑れるようになったのだ。あれは何だったんだろう・・・。北海道で予習という贅沢なコンディションの元、緩斜面での滑りは極めて良好。おまけに北海道の時に負けず劣らずの大晴天で、これぞ正にスキー天国。ダイアモンドダストなんかも見れたして。どうやら今年はスキーの当たり年らしい。楽しい。素晴らしい。

 それにしてもだ、ゲレンデ上には圧倒的にボーダーが多く、少しだけショートスキー、それよりも更に少ない普通のスキーという感じ。たまに普通のスキーヤーを見かけるも、その殆どはかなりの上級者ばかりで、中途半端な滑りしかできない僕のようなタイプは殆どいなかったんじゃないだろうか?。かなりの少数派。ちなみに今回の参加者6名のうち、ボーダー3名、ショート2名、残りが僕である。一番年下の後輩はスキーをしたことすら無いと言う。とほほ。恐らく、僕の世代ぐらいが、スキーとボードの境目なんだろうと思う。

 ゲレンデも込み始めてきた午後3時過ぎにはスキーは終了。宿泊先である近くのリゾート・マンションへ。マンション(とは言っても別に豪華でも何でも無い)なので、食事は自分で用意しなくちゃならんので、近所のスーパーへ食料の買い出し。出来合いの揚げ物といなり寿司、チゲ鍋のセットを購入し、ささやかな夕食。こんなんでも皆で食べるとそれなりに美味いもんである。良い感じでグダグダした飲み会を経て、心地良い疲れと共に就寝。

1754/23/01/2004
 ディスプレイが薄く、軽くなるのは大いに結構。F研の電子ペーパーの肝は、コントラストで紙媒体とほぼ同じレベルってところだな。なかなか良い感じ。同じ薄く、軽くなるでもコイツはどうしたものか。「キャンプ・ピクニック・遠足など、いつでもお好きな所で演奏できます」・・・って、あーた。ダンパーペダルはどうなってるの?

 これから会社の仲間と週末スキーへ。どうなることやら。

1753/22/01/2004
 万全の対策と言う訳では無いにしろ、回避策は見付かった。取りあえずピンチは脱却。

 中国では今日がお正月らしい。僕の上司は中国の人なので週末を絡めて帰省中。日本では大晦日に年越し蕎麦を食べるけど、中国では魚を食べるそうな。何でも、中国語で言うところの「魚」は「余り」って言葉に発音が似てるそうで、大晦日に今年一年の余りを食べてしまえ!ってことらしい。さすが、四千年の歴史。ちなみにお正月に餃子を食べるのは有名な話だが、これは中国の昔のお金(銀塊)に形が似ているところから来ている習わしらしい。日本のそれとは考え方がまるで違うけど、ちゃんとそれなりに意味があるのが面白い。へぇ〜。

1752/20/01/2004
 ピンチだ。開発中のソフトウェアのβ版を今月末にリリースしなくちゃらなんのだが、ここへ来て致命的な問題が発覚した。単なるバグでは無い。今日、丸一日欠けて調査したのだが、根本的な原因には辿り着けなかった。怪しそうなところにSleepを挿入すると正常に動作する事から見て、どうやらタイミング障害らしい。厄介だ。困った。下手したらソフトの構造自体を変更しなくちゃならない。ヤバい。眠れん。
1751/19/01/2004
 え〜とHeavy Metalのイメージはだいたい分かるよね?。Death Meatlってのはより攻撃的、暴力的なサウンドや歌詞、超ハイスピードな演奏・・・って感じ。速度が増した分、メロディーラインはより平坦になっている。超高速のパンクっぽいヘビィメタルを思い浮かべると良いかも。Death Meatlをより強力により激しくしたのがSlash MetalとかSpeed Metalって呼ばれていて、もっともっと激しくしたのがGrindcoreってやつらしい。ここまで来ると僕も良く分からん。メタル系の音楽ってのは日々、新しいサブジャンルに枝分かれを続けていて、ある意味で先進的であり、ある意味で行き着くところまで行ってしまったジャンルだと言える。もはや正確なジャンル分けは不可能。

 ライブ盤。輸入版も含め、頑張って探してみた。それにしても、殆どを輸入版に頼るしかないっていう情けない状態。いわゆる名盤と呼ばれるモノぐらいは簡単に入手できるようにしとかないと若い音楽ファンが育たないぞ。CCCDとかSACDとか言ってる前にすることは沢山あるだろーに。猛省を求む。

 ストーンズのライブ盤は各ツアーごとにリリースされてるんだけど、1982年の「Still Life」はアルバム「Tattoo You」(最高傑作の誉れ高い)のサポートツアーであったにも関わらず、全10曲のこじんまりとした、選曲もどこか中途半端な内容。確かこのツアーの後に長い長い休止期間に突入するんだっけ。ミックとキースの不仲がその原因とも言われているが、このツアー自体メンバーにとってあまり良い印象が無かったのかも知れない。このツアーの音源はブートレグで埋め合わせるかな。

 あと何か忘れているライブ盤は無かったっけ?。ご意見募集中。

1750/18/01/2004
 間違って買っちゃったよ(涙)。Lucky Strikeをスーパーなマイルドにして、どうしようってんだ?。意味無いじゃん!。

 女子十二楽坊。個人的にはあんまり好かないのだ。いや、好かないってのはチョット違うな。なんつーか、露出の仕方が胡散臭いと言うか、企画モノっぽい雰囲気が怪しいと言うか、せっかくの二胡とか楊琴が台無しって感じがするのだ。それぞれの楽器に相応しい、それなりの音楽があるだろうに、何が楽しくて「世界にひとつだけの花」や「川の流れのように」や「希望の星」や「ラブストーリーは突然に」を演奏しなくちゃならんのか、さっぱり理解できない。どうせ「西洋音楽と中国古来の音楽の画期的な融合」とか言ってるんだろうねえ。はっきり言って、そんなものは要らないのだよ。僕がこのメンバー編成で聴きたいのは純粋な中国の音楽だ。優れた演奏家達であることは間違い無さそうなので、ヒジョーにもったいない気がする。

 今月号のレコード・コレクターズの特集は「ロック・ライブ・アルバム 1960〜1979」。ロックにおけるライブ盤の重要性は言うまでも無いのだが、この特集では実際のパフォーマンスから2〜3年以内に発表されたオリジナル・フォーマットの「定番ライブ・アルバム」と、それ以上の期間をおいてからのリリースまたは未発表部分を加えてリイシューされた「発掘ライブ」としてセレクトされているのが面白い。The Whoの「Live At Leeds」やDeep Purpleの「Live In Japan」なんかは両方で選出されている訳だ。

 また、ライブ盤がここまで一般的にリリースされるようになった理由として(1)ブートレグ対策、(2)スタジオ代が高くてライブ録音しかできなかった、(3)契約問題、が挙げられているのが興味深い。(1)は世界で2番目のブートレグとして有名なThe Rolling Stoneの「Liver That You'll Ever Be」がバカ売れした事が正規盤の「Get Yer Ya-Ya's Out!」の発売を促すことになり、(2)ではYardbirdsのデビュー作「Five Live Yardbirds」が予算の都合でライブ盤にならざるを得なかった事実が元マネージャーの証言で語られ、(3)はレコード会社と契約した枚数を埋め合わせする為のリリース、という訳だ。今ではロックにとって欠かせないライブ盤だが、そのきっかけは意外に後ろ向きだったのかも知れない。シングル盤がセールスの中心で、ライブ盤という概念が一般的で無かった時代、James Brownは「Live At The Apollo」を自腹を切ってまで制作したと言う。ちなみにこの作品はチャート2位まで上がるヒットを記録し、レコード業界のアルバムの概念を変えてしまった。きっかけはJBだった?

 この記事に触発され、ライブ盤を購入しようといざAmazonへ。ところが、Deep Purpleの「Made In Japan」は品切れ。David Bowieの「Ziggy Stardust: The Motion Picture」はCCCDになってる。だめだこりゃ。

1749/16/01/2004
 忘れた頃に突然やって来る「目黒駅20:00集合」の飲み会。仕事が押しちゃって1時間ばかし遅刻してしまったが、まあそれはそれ。どのみち、20:00にはメンツが揃っていなかったようだ。いつも思うのだが、このメンツで飲んだ時って、何を話してたかあまり覚えていないのだ。え〜と、正確に言うと断片的なキーワードは覚えてるのだが・・・アールデコ、ゴーヤチャンプルー、ミキサー、ナイスガイ、ガニメデ、クロスカントリー、チークダンス。う〜ん、関連性が全く無いな(苦笑)。あとはただただ、笑いこけていただけなのであった。楽しければそれで良し。

 Mac OS Xに入ってるテキストエディットってWord文書を開けるんだねえ。知らなかった。

1748/14/01/2004
 やっと出社(苦笑)。若干、く〜だらないバグに振り回されたが何の事は無い。全ての成り行きは予測の範囲内なのであった。今更、驚きもしない。こういう状況を黙認している周囲の方が驚きだよ。ヌルい。

 小さい方のクローゼットに小さい鞄を仕舞っておいたのだが、今朝見たら底にカビが生えてる(涙)。確かに日は当たらないし、風通しが悪いっちゃー悪いのだが、そんなに湿気てるのかねえ。謎。救出された鞄は一時退避して、山ほど買ってきた湿気取りを置いてしばらく様子を見る事にする。とほほ。

 北海道、大変な事になってるな。無事に帰れて良かったよ、ホント。

1747/12/01/2004
 休日も終わり、会社へ・・・と思いきや、大阪へ日帰り出張なのでした。

 今更、どうってことも無いのだけれど、僕の携帯電話(もち個人用)の番号がいつの間にか会社の人間に広まっている。北海道のゲレンデ上にまで電話がかかってくるのはそのせいだ。そして今日に至っては携帯のメールアドレスが関係者のメーリングリストでCcされている。どゆこと?。なんつーか、どこにいても連絡が取れるってのは便利な事なのかも知れないけれど、連絡先を教えた覚えの無い人から連絡がバシバシ入ってくる(それも個人用の携帯に)ってのは、あんまり良い気分はしないよねえ。そんなに一刻を争うような事って年に何回も無いでしょ?。昔は携帯なんて無かったんだから。まあ、もう諦めてるけど。

 はっぴいえんどのBOXセット。オリジナル・メンバー4人の監修の元、全曲リマスタリング+未発表音源+バックバンドの音源。オリジナル・アルバムは何枚か持っているんだけれど、ここで一揃えしちゃうってもの手かな。発売元はavex io。さすがにこれはCCCDじゃないよね?。

1746/11/01/2004
 北海道3日目。な〜んにも予定を立てていなかったのだが、まずはラーメンってことで、ホテル近くの 「欅(けやき)」へ。 結構な行列ができていたものの、30分ぐらいで店内へ。味噌ラーメンなんだけど、コクがあって、でもしつこく無くて、食べた後にも後を引く、何とも言えない美味しいラーメンであった。これなら並んでも食べたいって感じ。

 その後、某名(自分を含む)の案で小樽の石原裕次郎記念館へ。内容は思いの外に濃かった。これと言った奇抜な仕掛けは無くて、石原氏の映画やレコード、愛用品などが展示されているだけなのだが、それでも十分にその大きさが感じ取れる内容であった。昭和のスター、最後の映画スタ−って感じ。イカす。今年の目標は「ナイスガイになる」にしようかな。

 夕食は小樽運河付近のお店でネギトロ丼(やっぱり美味いのだ)を食し、千歳空港へ。21時45分のJAL540便(最終)で東京へ。友人の車で自宅に送ってもらい、無事に旅は終了。満足度100%なのでした。みなさま、お疲れさまでした。

1745/10/01/2004
 北海道2日目。送迎バスでキロロスキー場へ。昨日とは打って変わって悪天候。リフトもあんまり動いてない。♪吹雪、吹雪、氷の世界〜。 いつもならゲンナリするところなのだが、今回はテンションが上がっていたからか、個人的には満更でも無かった。食堂でコーヒー飲みながら「天気わるいね〜」なんてボヤいてるのもまた楽し(笑)。何本か滑って撤収。

 夜はホテルで海鮮丼を食す。ツアーのパックだったのだが、これが意外にイケル。その後、狸小路にある「じゃがいも亭」で所謂一つの飲み会。さすがに2日目は大人しく飲むのかと思いきや・・・(苦笑)。ま、旅の恥はかき捨てってことで。やっぱりドーナツを買ってホテルへ戻り、幸せな気分でそのまま就寝。

1744/09/01/2004
 待ちに待った北海道スキー旅行!。早朝、友人の車でいざ羽田空港へ。空港の駐車場の料金が高いってことで、地図を見ながら空港近くにある民営の駐車場に向かったのだが、どうも雲行きが怪しい。「だいじょぶ!だいじょぶ!」という友人を尻目にふと遠くを見ると、どこかで見覚えのあるビルが見えてきた。そういや、これと似た形のビルが会社の近くにあったっけ。続いて、視線を前方に移すと・・・ん?あれはもしやフジテレビ?その隣はウチの会社?・・・お台場じゃん!(驚)。どこかで道を間違えたらしい。慌てて進路を取り直し、ギリギリセーフで羽田到着。8:00発のANA53便でいよいよ北海道へ。

 9:35:千歳空港着。そのままルスツスキー場へ。お天気はピーカン、正に絶好のスキー日和であった。休憩も入れず、ここぞとばかりに滑りまくる。これまでのスキー経験の中でも最高のコンディションでは無かろうか。山頂からの眺望も素晴らしい。やっぱ、無理しても来て良かった!。途中、部長から携帯に直電話。「今、どこにいるの?」「あ、あの〜、北海道でスキーなんです」「スキー!(驚)余裕ですね〜(笑)」。その後、妙にテンションが上がったのは言うまでもない。ああ、余裕ですよ。

 心地良い疲れと共に、ホテル入り。そして、予約していたジンギスカン食べ放題へ。サッポロ・ビール園とサッポロ・ビール・ファクトリーを間違えて、少々トラブったももの、これまたギリギリセーフで店に到着。ラストオーダーまで一時間だったのだが、もう十分って程に食べて食べて食べまくる。「鱈腹」とはこの事だ。満喫満足満腹。

 帰りの道中でも肉まんやらドーナツやらを買い込んで、就寝直前まで休日を堪能し続ける。幸せな気分でそのまま就寝。

1743/08/01/2004
 個人的に、小沢健二の最高傑作は「強い気持ち、強い愛」だと思っている。絶妙な和製ポップ風味と心地良いダイナミズムが見事な共存を果たしていることに加え、オプチミスティックの極みとも言うべきオザケン・イズムここに極まれり!的な秀作である。事実、このシングルの発表当時が彼の王子様的人気の絶頂期であり、これ以降は水準はクリアしているものの、突き抜けた勢いみたいなものが欠けた作品が続き、セールスも徐々に下降線を辿る(と言うよりは加熱し過ぎた人気が落ち着いていく)事になる何よりも興味深いのは、最もオザケンっぽい、最も完成度の高いこの作品が筒美京平の手による物だという事実だ。なんでも、筒美氏の方からコラボレートのアプローチがあったそうな。結局、ポップの王子様はポップの神様の掌の上で遊んでただけなのかも知れない。筒美京平、恐るべし。

 今月号のCutの特集は「映画のトリビア100〜どんな映画も面白くする100の知」。思わずへぇ〜と言ってしまったものから、これのどこがトリビアなの?と苦笑してしまうものまで様々なのだが、その中でも一番面白かったのはコレ。

ジャン=リュック・ゴダールに取材のために質問状を送ったところ、「わたしは、日本のことを溝口健二や成瀬己喜男といった優れた映画陣を輩出した素晴らしい国だと思っていたが、このような下品な質問を送ってよこすとは!」と怒りの返事をされた日本のメディアはCutである。
この特集、要はこれが言いたかっただけなんだと思う(苦笑)。ゴダールを激怒させた質問状の内容が知りたい!。

 明日はお休みをもらって北海道へスキーなのだ。とは言うものの、仕事の状況が微妙になりつつあったので、他のメンバーに迷惑をかけてしまうのでは・・・と、ちょいと気が引ける。大丈夫かなあ。心の中で謝っておこう。取りあえず、今回は捻挫しないように注意しないと。

1742/07/01/2004
 行きつけの豚丼屋がいつの間にか牛タン屋になってた。びっくり。それにしてもタイミングの悪い事ったら・・・舌は危険部位じゃなかったんだっけ?

 新しいiPodが発表された。その名もiPod mini。その名の通りかなり小さい。今、使っている初代iPodがかなりボロボロになって来てたので買い換えようと思っていた矢先である。容量4GBってのは手持ちのiPodとほぼ同じなのだが、これでも不自由を感じた事は無いし、ちょうど良いんじゃないだろうか。日本での発売は4月か・・・う〜ん、取りあえずは実物を見るまで買い換えは保留。 ちなみにAppleの有名なCM。ちょっとだけオリジナルに手が加えられている(笑)。

 そう言えば、本屋で雑誌の記事を携帯電話のカメラで盗み撮りしている人(女性)を初めて見かけた。店の奥の方からチロチロリンって音が聞こえてくるから変だなあと思ったら・・・ホントにいるんだねえ。

1741/06/01/2004
 正月ボケは続く。ちっともエンジンがかからない。まあ、かかろうがかかるまいが仕事はせにゃならんのだが。

 小沢健二のシングル集(として予定されていたもの)の「刹那」。度重なる発売延期の末、やっとのことでリリースされたのだが、収録曲が当初の予定かなり異なっている。いったい何があったのだろう?。ヒット曲である「カローラⅡにのって」「戦場のボーイズ・ライフ」などがごっそり欠落していることに加え、シングルじゃない「いちょう並木のセレナーデ」が収録されているのも謎。収録された作品郡がアルバム「LIFE」の頃にリリースされた作品、即ちオザケン全盛期の頃の作品に偏っている事も何をか言わんや、である。ちなみにオザケンのシングル盤は全て生産中止になっており、ヤフオクなどで高値で取引されている。

 元パーフリ・ファンとして率直に思うのは、当初の曲目(つーかシングル集という企画自体)が小沢本人にリリースの了承を得る前に先走ってしまったのではないか?という事である。しかし、そこは自分の作品の版権を全て保有する王子様。素直に首を縦に振らなかった。度重なる交渉の末・・・いや「オザケンと東芝EMIでもめた結果」がこの曲目、というのが第一の仮説である。

 いくらなんでも本人の了承を得る前に発売の告知を打つほどEMIもバカでは無かろう。某所の宣伝文句には「本人がリマスタリング」という記述もあったことから、当初の段階ではシングル集としてのリリースの了承を得ていた可能性がある。しかし、そこは自分の作品の版権を全て保有する王子様。準備を進めているうちに単なるシングルの寄せ集めに満足ができなくなり、かつての傍若無人ぶりを発揮して、かつてのシングル曲を含む一つの「作品」(悪く言えばコンセプトがぼやけた謎の作品)としてのリリースを希望した、というのが第二の仮説である。

 なんで、こんな仮説を立てているのかというと、この作品のリリースに関する公式情報(延期の理由も含め)が全くと言って良いほど存在していないからである。公式HPも人を食ったようなFlashが掲載されているのみ。パーフリ解散当初、いち早くパーフリっぽいスタンスから脱却したと思われたオザケンであったが、とどのつまり未だにパーフリっぽい謎解きゲームを提示し続けているのもオザケンであった。かつて、NYで隠遁生活を送っていたオザケンに路上で突撃取材を試みたRockin'on Japanの活躍に期待したい。

 Rockin'on繋がりで、渋谷陽一がt.A.T.uの来日公演を絶賛している。なんか懐かしいっつーか、FGTHっぽいサウンドだなあと思ったら、プロデューサーがトレヴァー・ホーンだったのね。納得。

1740/04/01/2004
 急に思い立ってサイトの模様替え。構想から完成までおよそ3時間。これまでに無い超短時間での作業であった。調子のイイ時ってのは誰も寄せ付けないぐらいに、バリバリ作れてしまうのだ。この速度が仕事のコーディングでも出せれば良いのだけれど・・・(昔は出せたんだよ!)。あっという間に作ったにしては、我ながら渋い出来映え。背景の飛行機に特に意味はない。単に動きのあるイメージが欲しかっただけだ。年も明けたことだし、離陸する直前ってイメージも悪くないかも。新しい紹介文を書かなくちゃだな。

 ジェット機とか空港ってモチーフは前々から興味はあったのだ。どことなく大時代的でレトロ・フューチャーな雰囲気がある。世界一周旅行、日付変更線、アンカレッジで給油、パンナム航空、シャルル・ドゴール空港。

 この正月、ちょっとだけイイ事があった。我が家ではもう何十年も年末ジャンボを買い続けていたのだけれど、遂に当たりが出たのだ!。年末ラッキー賞!なんと1万円!初の黒字!(笑)。今年こそはイイ年になるかなあ。

1739/03/01/2004
 ガショー。喪中なんで年賀状は出さなかったのだが、送られてきた年賀状にはどう反応すれば良いのだろう?。返事とか出すものなの?

 実家に戻って、これ以上は無いと言うぐらいにノンビリとしたお正月を過ごしてきた。ホント、な〜んにもしなかった。食って、寝て、起きて、テレビ観て、また食って、寝て、の繰り返し。体脂肪率が跳ね上がってること請け合いである。正月のテレビは面白くなかったので、ケーブルテレビで映画ばかり観てた。もちろん、そんなに都合良く自分の観たい映画が放送される訳も無く、ただただ垂れ流される映画をダラダラと見続けていた。「13デイズ」とか観ちゃった。映画館で観たっちゅーの。「プロジェクトA」とかも観ちゃった。ジャッキー若い!。佐野史郎が監督した「カラオケ」も観ちゃった。まあまあだな。映画に飽きた頃、NHKでやってた「ちゅらさん」の総集編も観ちゃった。いいドラマだ。気が付けば、休みもあと一日。早いなあ。

 という訳で、今年もよろしくお願いします。

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