| [独り学習」の全国展開 |
| 私たちの頭脳は,その使い方を誤るといろいろな面での支障を来すことになります。子供たちの頭脳の使い方を「人間が持って生まれた本来の使い方」に戻せば,現在の学習内容の数倍の学習内容を消化出来て,なお時間的に余裕が生じることになり,更に優しい子へと育っていってくれます。現在の記憶に偏った教育では,学習内容をいくら軽減したところで,その効果は期待出来ないものになります。 前編の“薦田式「独り学習」とは?”の「これからの活動の展開」のところでも少し述べましたように,「独り学習」の素晴らしさを著書やインターネットのHPによって発表しただけでは「教育の向上」への大きい働き掛けにならないことが分かりました。それで,平成17年度より「独り学習」の普及活動を新しく起こすことにしました。それが,この“「独り学習」の全国展開”です。 活動の形態は,文部科学省によって定められた学習指導要領の規制を受けるところでの活動かそうでないかによって,大きく分かれることになります。この規制を受けるところは「イ学校教育法によって定められた全ての学校」で,受けないところは「ロ私塾」か「ハ文部科学省により特別に認められた教育特区内の学校又は研究指定校」ということになります。 従って,「独り学習」を完全に採用して,在籍学年よりも上級学年の算数や数学を先取り学習としてどんどんさせることが出来るのは,上記のロかハということになります。(上記のイロハ以外にもいわゆる「先取り学習」としてこのように学習を進めることも考えられますが,それは「形態のV」のところで触れることとします)上記のイの学校では「学習の遅れ」を取り戻す段階までにしか採用出来ないということになります。このようなことを考慮しますと,活動形態は大きく分けて次の3つになります。 現場の情況に合せて,いずれかの形態で「独り学習」の方法を弾力的に採用して頂き,素晴しい成果を挙げて頂きたく思います。指導法につきましては,出来る限りの大いなる支援をさせて頂きたく思っております。 ★ ★ 「独り学習」の普及活動に於ける形態 ★ ★ |
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| T 学習成果の芳しくない子供の補習個別指導として採用(補習型で,後追型 ←A型) | ||||
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| @ 小学生 | ||||
| 5,6年生の学習成績が芳しくない子供を対象にして,小学校第1学年算数教科書からのやり直し学習(復習ではない)をさせる。そのようにして,第4学年教科書終了までに「独り学習の方法」をほぼ身に付けさせる。どのように遅くても第6学年教科書終了までには「独り学習の方法」を完全に付けさせる。(毎日1〜2時間の学習で,3ヶ月〜6ヶ月で修了できる) | ||||
| A 中学生 | ||||
| 上記の@同様に,小学校第1学年算数教科書からのやり直し学習をさせる。 小4教科書からは全問解答させる。毎日1〜2時間の学習で,次の期間を要する。 ・小学校6年分の教科書を全部終えるのに2〜5ヶ月 ・中学校3年分の教科書を全部終えるのに5ヶ月〜1ヶ年 |
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| B 高校生 | ||||
| 上記のA同様の方法で学習させる。毎日1〜2時間の学習で,次の期間を要する。 ・小学校6年分の教科書を全部終えるのに2〜4ヶ月 ・中学校3年分の教科書を全部終えるのに3〜8ヶ月 ・高等学校教科書の数T・数A・数U・数B・数V・数Cの各1冊の教科書を終えるの に1〜2ヶ月(6冊を終えるのには6ヶ月〜1ヶ年) |
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| C 大学生 | ||||
| 上記のBとほぼ同様である。 | ||||
| D 不登校の児童・生徒・学生 | ||||
| 上記の@〜Bに準じて行えばよい。 → 精神的な問題をかかえている場合には,算数・ 数学の学習そのものをセラピー的要素を持つものとし,「算数・数学セラピー」とい うような位置づけをして,学習させるとよろしい。この場合の始める段階は,個々 の子供の様子によって弾力的に定める必要があります。 (当研究所には「算数・数 学セラピー」の実績があります) |
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| [注] 上記の指導は,学校内で行うか,学校外で行うかによって,教科書をどの段階まですすめるか |
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| という進度が異なって来ます。即ち,学校内での場合には,同学年生の進度以上には進められないという規制(文部科学省によって定められた教育課程)があります。学校外での場合には,そのような規制は受けませんので,同学年生の進度に無関係に,「修得した独り学習の方法」でどんどん先の学年の学習へと進ませて頂きたく思います。学校内の場合も,本人が自主的に先へ進みたいといって自主的学習を本人自らがする場合には,それは文部科学省の規制外であり,それを止める必要はありませんので,「修得した独り学習の方法」によって,先に進むよう促して頂きたく思います。 | ||||
| U 小学校4年生の冬休みからの採用(先取り型で,少人数型 ← B型) |
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| @ 私塾で行う場合(B1型) | ||||
| 学習塾のような私塾で行う場合です。先取り型学習で,運営は別紙「パイオニア教室の開設要項」で示されているような運営に順ずるものとなります。上記の「Tの@とA」に相当する学習内容を小4冬休みから行うことになり,学習者全員が小6末までに中3数学までの全部を修得することになります。 | ||||
| A 学校で行う場合(B2型) | ||||
| 学校の先生が学校で,正規の授業時間外の放課後等で試行として特定の希望児童を指導する場合です。指導内容は上記「Uの@のB1型」と同様で,学習者全員が小6末までに中3数学までの全部を修得することになります。これは正規の授業外での試行とはいえ,学校の中で行われますので,校長や教職員や親の賛同を要します。従って,実施への道はかなり困難と思われます。 | ||||
| [注] 上記の「TのA型」の学習終了後に「B2型」へと移行していくという方式も考えられます。 |
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| これを「B3型」としますと,「もともとA型は正規の授業外の放課後等で行われるものですから,学習内容が同学年の進度に追いついた時点からB2型に切り換えて,同じように正規の授業外の放課後等で学習内容を先に進める」というものが,「B3型」ということになります。「B2型」は,最初からこの「B3型」の手順を想定して,「A型」で出発した上でその切り換え時点で,その学校の関係者に賛同の話を持ち出すというようにすれば,よい実績が既に出ているので賛同が得やすくなり,実施が容易になるかもしれません。このようにして,学校全体に波及させて頂きたく思います。 | ||||
| V 学校で小学校5年生の4月から正規授業としての採用 (先取り型で,少人数型← C型) |
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| @ 文部科学省からの特区や指定を受ける場合(C1型) | ||||
| これは,学校で正規の授業として行うもので,文部科学省からの規制を受けます。従って,この場合には文部科学省からの教育特区の指定を受けるか,特別試行教育の指定を受ける必要があります。この場合は,指定を受けた上で,学級単位で上記「Uの@」と同じような教育内容(中3数学までの全部)を正規の授業時間帯に行うというものです。 | ||||
| A 文部科学省からの指定等を受けないで先取り学習として行う場合(C2型) | ||||
| 私立中高一貫校の現状は,教育特区や特別試行教育の指定を受けないままに,中学2年生までで「中学校3学年までの数学の学習」を終えて,中学3年生では「高校1学年の数学」を学習しているというのが一般的になっております。また,文部科学省も一昨年当たりから,特区や指定校でなくても,「先取り学習」を認めております。そのようなことから,「独り学習」を「先取り学習」の「超先取り学習」と位置づけることによって,小学校での正規授業として上記「Uの@」と同じような教育内容(中3数学までの全部)を採用することが可能と思われます。この場合には,4年生の3学期から実施するのが最も効率的ですので,5年生の4月からよりも,なるべくなら4年生の3学期から実施されますようお薦め致します。 |
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★ 「独り学習」の普及活動に関しての付帯事項 ★ ★ |
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| 1 指導上の好機(頭のよさを大きく左右する時期) | ||||
| これには2つの時期があります。「0〜3歳の時期」と「小学校高学年(5年と6年)の時期」です。これは私の指導体験上等から出て来た結論ですが,頭脳活動の司令塔に当たる前頭葉の著しい発達の時期と一致するもので,医学的にも明らかにされています。この世に誕生したときに,既に遺伝的要素による違いはありますが,どの子も大きい可能性を秘めて生まれて来ていると思われます。それをうまく生かすかあまりうまく生かさないかは0〜3歳の乳幼児期をどのように過ごさせたかによって決まって来ます。従って,小学校入学時に,既に頭の良し悪しや特徴(頭脳的個性)を持って来ているのは事実です。それでも,「小学校4年生末くらいからよい頭の使い方を集中的にさせることによって,その違いもカバー出来て,素晴らしい学習方法(頭の使い方)を身に付けられる」と私は申し上げているわけです。そして,中学校以降では小学校高学年のようにはいかないけれども,大いに可能であることも申し添えます。「A型のA〜D」でも大いに希望を持って「独り学習」を押し進めて頂きたく思います。 | ||||
| 2 指導教師 | ||||
| この「独り学習」の指導者には,「独り学習」を既にして来た人が最も望まれるし,「問題解答のためのパターン暗記当てはめ式学習」をして来た人は適さないということになります。しかし,そのような不適切な先生でも,子供たちが小1教科書からやり直す際に,先生自身が同じ目標に向かってやり直し学習をするつもりで,共に小1教科書から学んで頂ければ,問題点はほぼ解消します。前編(“薦田式「独り学習」”)では「超一流の先生」と申しましたが,この方法によって「超一流の先生」になって頂きたく思います。(薦田が不必要になる時期まで,薦田が応援に参上します) | ||||
| 3 所要の指導時間 | ||||
| 上記の“「独り学習」の普及活動に於ける形態”のところで,学習成果を挙げるのに必要な時間の大略を述べて参りましたが,これは指導者の力量によって大きく左右されます。即ち,子供の頭の中の様子をどれだけ見られるかによって左右されます。これは,子供に接するという経験によって直ぐに上昇するものです。「子供に接する機会のあまりなかった方」で「考える学習をして来られた方」が指導された場合を想像して,時間の大略を記しました。薦田が直接指導する場合には,これよりも少ない時間で済みます。「考える学習をして来られた方」でしたら,子供さんと接しているうちに,直ぐに薦田並みかそれ以上になれると思っております。大変失礼なことを述べましたが,大切なことですので,お赦し下さい。 | ||||
| 4 教育改革(学習革命)のポイント | ||||
| 今の教育の問題点は新聞紙上等いろいろなところで多く述べられています。しかし,その解決方法については殆ど述べられていません。例え述べられていても,その殆どは急場凌ぎのものばかりです。私は,その解決方法について,既に著書10巻で具体的に詳しく述べて参りました。要点は,頭脳の使い方と基礎・基本を大切にすることです。このこともよく言われていますが,どのように具体的に大切にし,どのように具体的に学習を展開させていくかになると,全く述べられていないのが現状です。そこのところについて詳しく具体的に述べているのが私の著書であり,その著書に述べられていることが私の主張するところのものです。 それをここでもう一度簡単に申しますと,「小学校の算数教科書を使って,第1学年のところから算数のやり直し(復習ではない)を行い,同時によい学習方法(頭脳の使い方)を身に付け,独り学習によってどんどん上級学年の算数や数学を身に付けていく」というものです。小学校第1学年の算数からやり直すのは,その学習内容が易しいので,数学的な考え方を培うのには,最適であるからなのです。そして,これは短期間にやり直す程,知識の一体化が容易になりますので,効率も益々上がるということになります。この「数学的な考え方」は,早ければ小4算数教科書の終了までに,遅くても小6算数教科書終了までにどの子も付けることが出来ますので,それから後は「独り学習」の方法でどんどん先へ進んで行けるということになります。 頭脳の使い方に並んで大切なのは,基礎です。ここを疎かにして,中学や高校で「中学校や高校の学習内容」にこだわるから,いつまで経っても数学好きにはならないのです。基礎のしっかりしていない建築物はいくら上部を手直ししても直ぐに傾いたり崩れたりしてしまいます。これと同じです。「小学校1年の算数からやり直す勇気があるかないか」,あるいは「小学校1年の算数から学ぼうという真剣な気持ちを子供に生じさせられるかどうか」のここのところがポイントです。一流の音楽演奏家は演奏の直前でも基礎的な練習を大切にすると聞いております。これはすべての分野でいえることではないでしょうか。 1ヶ年程度で,算数が出来て,数学が出来るようになり,その結果他教科の学習でもよい学習方法で学べるようになり,短期間に殆どの教科で好成績が得られるようになります。これは人間が持って生まれた本来の頭の使い方で,本当に楽しい学習ですので,性格的にも明るく優しい方向へ向いてくれます。これは明るい未来への突破口です。是非子供たちに「独り学習」へと進ませて頂きたく思います。小1算数からやり直して,「独り学習」の方法を身に付けた子で,開成中学へ進み,部活動も生徒会活動も目一杯やって,東大理Tへ現役合格した子がいます。教育研究所クラフォサにはこのような実例が沢山あります。どこかの学校やどこかの学習塾が旗頭になって,この「独り学習」を採用して下さって,日本といわず,世界中へ広めて頂いて,子供たちを明るくし,よい未来へとつないでいって頂きたく思います。御協力を是非お願い致します。 |
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| ★ ★ 算数・数学以外の理科も含めての普及活動 ★ ★ |
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| 「だれでも理数が好きになる」という「考える教育」の薦田式「独り学習」を世間一般に広めて,子供たちの目がキラキラと輝くようにし,現教育の問題点を解消するための先導的私塾として,「パイオニア教室」を計画しました。そして,それにつづく普及型の私塾として「寺子屋教室」なるものを計画しました。詳しいことは,別紙の「パイオニア教室開設の主旨」・「パイオニア教室の開設要項」・「寺子屋教室の開設要項」を御覧頂きたく思います。 | ||||
| 1 パイオニア教室 | ||||
| 寺子屋教室の先導的な私塾教室で,寺子屋教室の普及と共に寺子屋教室へと移行させることになっている教室です。学習指導につきましては,薦田が中心になって行い,運営の助言にも薦田がかかわるという形で,このパイオニア教室を立ち上げ,ここでのノウハウは全て寺子屋教室へと引き継がれていくことになります。 | ||||
| 2 寺子屋教室 | ||||
| パイオニア教室につづく教室で,パイオニア教室の運営形態や指導形態をそのまま引き継いだ普及型の私塾です。パイオニア教室と異なる点は指導者の中心が「薦田」から「理数系の学問をして来られた方」や「理数系の教育に関心をお持ちの方」等に移るところです。私塾とはいっても営利を目的としないので,教場として「学校の空き教室」等を利用させてもらう場合には「半公的な学習塾」という意味合いが強くなります。また,教師陣として,これから定年退職される団塊の世代の方々になって頂けたらと勝手な期待もしております。多くの方々の御賛同を得て寺子屋教室が全国的に広まることを祈っております。 (2005年9月15日所長の薦田安美知執筆で,2008年4月1日に更新) 以上 |
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| 連絡先 教育研究所クラフォサ (Tel&Fax: 048-649-7398) 〒330-0805 埼玉県 さいたま市 大宮区 寿能町 1−159−2−302 (2006年3月27日 に上記へ移転。電話番号の変更はありません) お知らせ……昨年6月12日に「南会津町後援・独り学習寺子屋教室」が発足しました。 その経過 @ 平成18年7月21日〜同年8月3日 南会津町教育委員会舘岩分室主催の 「ホーホケキョ教室」でボランティア講師として「薦田式独り学習」の指導 A 平成18年11月10日 父母の会有志による「薦田式独り学習教室」発足(授業開始11月25日) B 平成19年3月25日 独り学習寺子屋教室と改名しての新しい出発 C 平成19年6月12日 「南会津町後援・独り学習寺子屋教室」となり補助金が交付されることとなった ※詳しくは「★5 クラフォサの紹介(教育研究所クラフォサのアウトラインの第5項)」を御覧下さい。 メールアドレス・・・・・・kulafosa@hotmail.com 下記の項目をクリックして頂くと,それぞれの項目のページへと移れます。 ・ パイオニア教室の主旨 ・ パイオニア教室の開設要項 ・寺子屋教室の開設要項 ・「薦田式独り学習」とは? ・著書の紹介 ・「独り学習」の全国展開 |
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