2001年残暑の日々

2001年8−9月にプレイしたゲームの備忘録です。
#7 エスケープフロムハイブ
●エスケープ・フロム・ハイヴ
SPIのSF/Fゲーム誌「Ares」の一作。SPIのSF世界であまりにも有名な敵役ハイブにさらわれた使節とその令嬢を救い出すミッション。ともに部隊編成を秘密裏に決めて、対空戦闘から突入、船内の捜索から脱出とプレイしていく。小マップ、ハーフシートユニットの小品ながらも、結構しっかりとした内容。ハイブのクイーンによるマインドコントロールなど、SFゲームならではの凶悪ガジェットも。突入部隊は分散しすぎたようで、敵のマインドコントロールによる一本釣りも受けて、グループごとに窮地に。任務失敗、いつの日か捲土重来したいもの。

ウィザード・キングス:バーバリアン 対 アンデッド
今回はターン数制限方式でのプレイ。種族も総入れ替えでバーバリアン対アンデッド。バーバリアンは強いのではないかと思っていたが、やはりなかなか。アンデッドでは強力でフライングであるヴァンパイヤの使いこなし方が難しくカギを握りそう。バーバリアンを持って海賊による上陸作戦で小利を得て、さらに平原での大戦闘で砂漠化魔法を使って勝利し中押勝ち。

●仮面ライダーレジェンド:ショッカー 対 グロンギ
抱腹絶倒、近頃こんなに笑ったことはないというくらいツボにはまってしまったゲーム。
FALさんが組んできてくれたショッカーデックを操り、同じくグロンギデックと対戦。個体能力が高いが、作戦を見抜かれるとデフェンスが脆弱なグロンギ。対して、個体能力は低いが、組織としての陰謀画策力が高く怪人資源に富んでいるショッカーという対戦。メ・バチス・バに制空権を握られて、すわと思ったが、そこはショッカーの作戦能力の高さ。毒ガンダーを繰り出して首領の命令で日本中を自在に飛行してバチスを撃破。バチスが復活するのも怪人量産計画で毒ガンダーを量産して圧倒し、制空権を確保。
さらにアイキャッチカードで、敵のラ族のバックアップ部隊を一層して優位を拡大し、後はゾル大佐の狼作戦連発でグロンギを日本から駆逐して快勝。
ショッカーの悪の組織としての特徴が鮮やかに描き出された傑作ゲーム!
リスクのセットアップ
ユリウス・カエサル:シナリオ1
長年の懸案であった「ユリウス・カエサル」をついにプレイ。
タイトルの通りカエサル側の視点で作られたゲームという印象を受ける。ガリア側をプレイしていると、非常にゲーム的でトリッキーなプレイになるのでシミュレーションというよりゲームな印象を受けた。だが、カエサルの視点で見て、モグラ叩きのようなガリア戦記の正しいシミュレーションになっているのかなとも。
システムが独特でルールの運用の仕方が最初はわかりにくい。しかし、慣れてくれば予想以上にプレイアブルな感じ。いつかは挑戦してみたいキャンペーンゲーム。と言ってもガリアでキャンペーンをやるのは辛いかも。

リスク2210
なぜ今になって「リスク」が?‥‥という疑問は鮮やかに裏切られた。
新しい設定、新しいガジェットを盛り込んで、見事に新時代の傑作ゲームとして甦った作品。前大戦の負の遺産であるノーマンズランド。新天地である月。種々のコマンダーが投入する新兵器や怪作戦。
こういうゲームを出してくれるのなら、ハスブローも立派なSFゲームメーカーと言えるかも。向こうがそう呼ばれたくないって???

●エスケープ・フロム・アトランティス
アトランティス大陸の栄華は一夜にして海に沈んだ‥‥。
いわゆるパニックエスケープものの先駆者にしてゴージャスなコンポでファミリーゲームとしても有名な作品。
ただ実際にプレイすると、凄い勢いで死人が出ていくので雰囲気としては楽しくない。かなり殺伐としてプレイした後味が良くないゲームの一つかも。
同じパニック脱出モノであれば、バンダイの「日本沈没」の方がサヴァイバルの希望が見えていて楽しいように思う。
#11 アルビオン
●マウストラップ
大仕掛けなネズミ取り罠を作り上げて最後に動かすという他は、本当にただのスゴロクなゲーム。
プレイして組み立てていく途中で部品欠品が発覚し、なんともしまらない途中挫折。このゲームでは部品がなくては存在価値がないので、緊急に欠品クレーム中。部品が揃ったらまたやる予定。

●アルビオン
SPIのSF/Fゲーム誌「Ares」の一作。かつてブリタニアにエルフとトロールが住んでいた時代、人間が海峡を渡ってトロールと同盟しエルフの要、アルビオン帝国を襲った戦争を描く作品。
フルマップ、フルカウンターシートに、個人と部隊と魔法のすべてをスマートにカヴァーしたシステム。かなりの力作で、ガジェットもたっぷりあり、今回も一部しか使わない入門者ルールで短期シナリオのプレイが精一杯。
以前にプレイしたときより印象は随分と良くなったが、繰り返し取り組んでフルガジェットの長期シナリオをプレイしようと思うほどではないかも。近日、紹介予定。

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