阿波と淡路の狭間の海は(1)

高松を中心に活動しているゲームギャラリーさん、そこのWGG合宿に参加してきました。
二泊三日、ゲームと讃岐うどんを満喫した合宿でした

クロノノーツ
前々から気になっていた時間系のカードゲーム、クロノノーツをゲームギャラリーのHAL99さんにインストしてもらってプレイ。なるほど、これはシステム的にはとても面白い。惜しむらくは最近のイベントはアメリカ国内色が強くて、その原因も含めて、日本人には馴染みが薄い。
ゲーム自体は、じわじわと進んで行く中、突然、「実はもう勝っていました」という宣言が出て、いささか拍子抜けの終わり。システマティックな思考を要するように見えて、他力本願でタナボタで勝てるという変な雰囲気のゲーム。
ワイアットアープ
●あたり矢
高松へ来たなら讃岐うどんは欠かせない。という訳で、まず「あたり矢」へGO! もちろんゲームではなくて、うどん屋の屋号です。メニューに「ひやあつ」「あつあつ」「ひやひや」とあってなんのことやらと思ったら、麺と汁をそれぞれ熱くするか冷たくするかの組み合わせのこと。お薦め(?)の「ひやあつ」に野菜天と爆弾を付けてトライ。うーむ、やはりうどんは高松で食べな。

●ワイアットアープ
ウェスタンの世界を題材にしたラミーゲーム。
指名手配犯を逮捕するために証拠を揃えるという設定でセットをプレイし、それによって賞金も増加していくという趣向。
場がクローズされるときに、それぞれの犯人に最大の証拠を集めている人に賞金が配分されるという仕組み。
ほかのシェリフとの得点差を睨みながら、場合によっては他の保安官の妨害をして犯人の逃走を促したりすると言う変なゲーム。ゲームとしては面白いが、ウェスタンらしい爽快さに欠け、ちょいと足の引っ張り合い模様。
最終ラウンド開始時点で3位ながらも、すくみ合いの状況から奇跡的に最終ラウンドでひっくり返して合宿初勝利‥‥(^o^)
ちなみに終わってみれば、これが最初で最後の勝利でした‥‥(^_^;
ビッグディール
●ビッグディール
マネージメントゲームの新作「ビッグディール」をプレイ。
株式カードをツモってくると、その会社の設立に必要なリソースの組み合わせが指定されており、これを市場から購入してきて設立する。
設立後は増資、分社、乗取、計画倒産、再設立となんでもありのヘヴィーな内容。ゲームボードは見ての通りゴージャスで機能的なものでなかなかそそるが内容は深刻なので要注意。
ルールが間違っていたようで、一部のカードが極めて強力すぎ、そのカードをツモれたかどうかが順位に直結してしまった。正しいルールでプレイしてみたい気もするが、かなりヘヴィーなので躊躇もするところ。とは言え一見の価値ありな作品。
ラビリンスカード
●ラビリンスカードゲーム
ラヴェンスの古典「ラビリンス」のテイストをカードゲーム化したという作品。
ビッグディールの口直しに軽いものをということで登場。迷路を進んでいく訳ではないので、ダンジョン探検ものの趣はなく、「メトロ」のようにアブストラクト的な印象が強い。モチーフはカードを置くルール制約だけに生きているタイプ。

●リミット
既に夜戦に入っており、当人はビールingでのプレイ。
バースト系のカードゲームで、プレイされた各色のカードの枚数をカウントしておいた方が良いゲーム。これは飲酒プレイヤーには不利かと思われたが、隠しウィドウの絡みがあって、度胸と勢いが冷静なカウンティングと伍して戦えることを証明(?)、2位タイに食い込むことに成功する。5−6人くらいで手軽で面白いカードゲームと思う。
EVOのプレイ
●EVO
初日のメインイヴェント。
恐竜の進化ゲーム、「EVO」をプレイ。
あの名作「Ursuppe」をプレイアブルにしたとも評される進化ゲーム。気候の変動に合わせて高度を上下して移動する恐竜たちだが、生き残るために移動力を増したり、繁殖力を増したり、紫外線耐性を上げたり、毛皮を厚くしたり。さらには角を備えて他の恐竜を襲ったり、特殊な能力(カード)を身につけたり、自分の都合の良いイベントを起こしたりという。
軽いとまでは行かないものの進化ゲームの醍醐味が十分あって「Ursuppe」よりは手軽。
途中まで順調に行ったが、それが目立ったためか急激な気温低下を起こされて全滅寸前に追い込まれて最下位に沈没。うーむ、こうして恐竜は滅びたのかぁ‥‥。
負けても納得の一作。

ということで初日は面白いゲームばかりの当たり日。幸せな気持ちで床に着くことができました。
続きは次のページにて。

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