2001年7月という日々

2001年7月にプレイしたゲームの備忘録です。
コンタクト、凶暴なエイリアン
スナイパーバグハンター:コンタクト!
長年の懸案であったスナイパーバグハンターをついにプレイ!
シナリオ1「コンタクト」は宇宙船内で逃亡した標本エイリアンを捜索するシナリオ。最初はネットと電気棒で探し始めるのだが、これで手に負えそうになくなるとフレイマーやトランキライザーガンを持ち出すという設定。
ところが、このエイリアン異常に凶暴で、白兵戦能力+5(+4と+1の2枚コンボ)、加えて本能的な恐慌をもたらす不気味な外見(ホリッド)。迂闊に遭遇してしまったクルーは簡単にバタバタ‥‥。

スナイパーバグハンター:コンタクト!
あまりと言えばあまりの展開に早々に再戦。ところが、今度は電気棒が決して効かない強靱な外殻(×4)と、驚くほどの俊敏さを持つエイリアン。有効な手段を打てぬまま追尾され一人また一人と捕捉され、作戦を立て直す暇もなく‥‥。
掃討するはずが
スナイパーバグハンター:モッピングアップ
しからばと人類側が優勢でエイリアンを掃討していくという設定のモップアップシナリオに変更。舞台は打って変わってスペースコロニー。今度こそはと思ってみても、なんとさらに強靱な外殻(×4、×2の2枚コンボ)を持つエイリアンが待ち伏せていて、これまた大変なことに。凶暴さ(白兵戦能力+3)もかなりのもので、しかも機敏(スナップアタック)と来てはどうにもならず。6人の犠牲を出しながら1体のエイリアンしか仕留められずに任務中止に!

●フォーカス
シド・サクソンの20年前のゲーム大賞受賞作品(1981)。
カプセル状のコマを移動させて他のカプセルにかぶせていく不思議な感覚のアブストラクト。背が高くなると移動力が大きくなり、大きくなりすぎると一番下の方からコマが消えていくという。手詰まりになった方が負けと、勝利条件はわかりやすいが、どうすれば勝てるのかは難しい。
シンプルで悩み深く独特の味わいを持っており、なかなかの傑作。「チェーンリアクション」と共にシド・サクソンのアブストラクトの傑作なのではないかと思う。
エイリアンは必ず勝つ???
スナイパーバグハンター:コンタクト!
性懲りもなくコンタクト! ただし今度はエイリアン側でのプレイ。
今回は、凶暴(白兵戦+4)、恐怖(ホリッド)をそそる外観に加えて、犠牲者に卵を植え付けて殖える可能性(インフェクシャス)があり、酸性の体液(コロージブブラッド)を持つというスーパーエイリアン。
負ける要素なし、死角なしの布陣とも言える凶悪エイリアン。人類側は健闘して2体の内の1体を倒すも、犠牲者から新たな1体が孵ってしまっては戦力が減ってしまってはもはや為すすべなしに。

スナイパーバグハンター:ファイナルアウトポスト
人類側が攻撃するから辛いのだという仮説のもと、エイリアン側が人類の立て籠もる最後のアウトポストを襲うシナリオをプレイ。
フレイマーのルールで火炎が一向に鎮火しない問題点が指摘されるも取りあえずそのままプレイ。この消えない火をファイアーウォールにして立て籠もる人類側に対して、今回は珍しくスウォームエイリアン(小型の群生エイリアン)を選択。能力カードノ引きがショボく、事実上は無能力。しかし、それでも群れの数の威力は恐ろしく、50体のエイリアンの半数を消耗するも人類を全滅させることに成功する。
エイリアン必勝説や、人類やられ役の美学プレイ説を語り合い、反省戦も盛り上がった。

●オークズ・ダ・ボードゲーム
FFG社の新作。
バトルミストやディスクウォーズの世界のオーク軍の総攻撃の内幕を描いた小品。
一種のオークションゲームなのだが、オークによる他種族(ナイト、ドワーフ、エルフ、アコライト)への総攻撃をモチーフにしている。敵は倒さねばならないが、そのときに味方の中で最大の活躍をしなければならず、そのためには余分の味方は蹴散らしてしまうこともありというオークならではの戦争ぶり。
情報不足で作戦性が低いという声もあったが、所詮、オークのやることだからこんなものではという意見もあり。時間切れ決着着かず。
フォーカスのペア戦
●フォーカス:4人ペア戦
急遽、評判急上昇のフォーカスが再登場。今度は4人プレイでのペア戦。青とオレンジ、ピンクとグリーンが組んでいる。パートナーの一人が手詰まりになると負け。
画像は既に終盤、トップになっている色のプレイヤーだけがそのスタックを動かせるが、青は盤上にトップがない。仕方がないので持ちゴマ(自分で自分の色のコマを取ると持ちゴマになる)を打たされているところ。
非常に考えさせられるゲームで、またペア戦ならではの綾もあり、二人対戦より数倍オモシロい。これは意外な掘り出し物か!
ただし長考もやむなしの悩ましさでプレイタイムは意外に長く2時間コースに。考えさせられるのが嫌いな人には最期まで付き合えないゲームかも。
ブロウルのプレイ
●ブロウル:トレーニングモード
最近、話題のチーパスのリアルタイム格闘カードゲームが丁度到着したので早速のプレイ。
最初は交互に1枚ずつプレイするトレーニングモードでの対戦。でもこれは練習で、やっぱり本番はリアルタイムか。

●ブロウル:リアルタイムモード
要はトランプのスピードと同じでどんどんカードを早い者勝ちでプレイしていくモード。スピードのように手札を4枚も置かず、単純に山からめくるか、捨て札の一番上を拾うかして場にプレイしていくだけ。ところがどっこい、意外なことにキャラクターデックごとの個性もあって、作戦もそれなりにいろいろありそう。それをリアルタイムの混沌の中で判断していくのでパニっくることもしばしば。決まり手で反則勝ちがいちばん多いのは不慣れもあるが、ベース札を出すタイミングによっては不可抗力に近い反則負けも。
とにかく面白い。プレイ時間、数分。ただし、カードは消耗品か?

バトルミスト:ヒストリカルセットアップ
ヘクスプレイシリーズの売りでもあり、共通の大問題でもあるヘクスセットアップルールを廃してのヒストリカルセットアップでのプレイ。バランスの良いセットアップのため、全勢力が多少の有利不利はあれど順調に成長。その中でもクエストが順調だったドワーフと、魔力で部隊を維持できるアンデッドがリード。両勢力がついに北西部でぶつかり合い雌雄を決するかに見えた。
ところが、その際に首都の防衛網から戦力を引き抜いてしまったドワーフ軍。それを空かさず衝いてバーバリアン軍が頓死的勝利。
決着はともかくとして、セットアップルールは有効なことを確認。また、プレイの収束性も予想していたより高いこともわかった。惜しむらくはルールが多い割に生きていない部分が多いことか。

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