2001年の初夏の日々

2001年5月/6月にプレイしたゲームの備忘録です。
イスリの星間マップでのプレイ
クロノノーツ:ソロノーツ
クロノノーツの一人プレイシナリオ。
8人の時間飛行士たちをそれぞれの時間線へと帰してやるという味な設定のソリテアゲーム。
各年代のパッチカードは1枚しかないという制約の中で、どういう順序で事象を反転/復帰させるか非常に考えさせられるゲーム。こう言っては失礼だが、本線の多人数プレイより醍醐味が味わえる。

●イスリ
メタゲーミングの初期作品。ポール・アンダースンの「風の民」を題材としたジップロックゲーム。
星間マップから惑星に降りて地上戦闘をしていくというタイプのゲームで、「バーナード星」あたりとゲーム構造は近い。
年代の古いゲームで、コンポーネント、ルールともに練れておらず、今一つ面白くない。

●FLUXX
奇妙な味わいの小品を作るルーニーラボのカードゲーム。ルール自体が場に出ているカードでどんどん変化し、勝利条件まで変わっていくという怪作。メタゲームという意味では、メビウス便初期の「みんなで決めたこと」を思い出させる。ただし、こちらはカードゲームの小品ということで、ずっとプレイアブルで軽く終了する。ルールも目的もどんどん変わって行くので、そのときのルールに合わせて成り行きでプレイするしかなく、勝利条件の方が自分の状態に近づいてくることでタナボタで勝ったりしてしまう。
モルドールにて
銀河大戦記
TACTICSの晩年のオリジナル付録ゲーム。銀河辺境から中央を目指す諸勢力の銀河帝国マルチ。
雑誌の付録ゲームながら、上手にSFゲームのガジェットを適度に詰め込んであり、よくできた佳作。
ただ、それでも銀河帝国の泥試合が縺れて時間切れ決着。

指輪物語:3人プレイ:モルドールで力尽きる
なかなか多人数で自分が参加してプレイする機会の得られなかった指輪物語。初めての多人数プレイでは、このゲームのために参加してくれたというゲストの方も交えて原作知識もチームワークも十分での3人プレイでの挑戦。最後の舞台、モルドールまで辿り着くことができたが、惜しくもここでサウロンに呑まれてしまう。

指輪物語:4人プレイ:シェロブに絡め取られる
しからばということで、一人加えて4人での再挑戦。決してチームワークが悪かったとは思えないが、4人になると自分の手番が次に回ってくるまでに状況が変化する度合いが大きく難しい。ライフトークンの配分も4人だと困難になるし、全体での持ちカードは増えるもののトータル難易度が上昇するのではないかという印象を受けた。シェロブに絡め取られてしまって、モルドールに入れず。無念!
セブンパインズのプレイ
SGBOH:マグネシア
古代戦戦術級ゲームのルネサンス、SGBOHシリーズ。この登場でGBOHシリーズの諸作品に新たな命がもたらされた‥と言っても大袈裟ではないだろう。今回は、ローマ軍が登場する大きめのバランスの比較的よいシナリオということでマグネシアをプレイ。前回プレイしたラピアより作戦の考える余地があり、シナリオブックの見込み時間を大幅に越える長時間プレイに。結局、ローマ軍の長所を上手く運用できなかった反省を残す敗北。捲土重来を期す!

●セブンデイズバトル:セブンパインズ
南北戦争の序盤、半島戦役のクライマックス。これをブルーアンドグレイのシステムで再現したデシジョンゲームズの比較的新しい作品(?)。今回は7日間戦役に先立つセブンパインズの戦い。ブルーアンドグレイは非常にプレイしやすくゲームとしては悪くない。もう少し歯ごたえがあってもいいかなという印象も。
7日間戦役全体のキャンペーンゲームでは、コマンドルールや再編成ルールもあるようなので、そこまでやってみたい気がする。

2001年7月という日々に進む
阿波と淡路の狭間の海は(2)に遡る

トップへのボタン