2000年8月という日々

2000年8月にプレイしたゲームのメモです。SFゲームに限っていませんが,コンピューターゲームは入っていません。

マジカルアスリート
遠来のゲストのリクエストにより再登場。往年のFULL−NELSONブランドの白眉。3人プレイのため,ダミーを立てての4人プレイ。今回のクライマックスは,ダミーの哲学者が独走して他プレイヤーの有力選手たちに半周差を付けて圧勝したレース。キャラクターの組合せで,いつも思わぬことが起こる。全レース入賞を果たして勝たせていただきました。
タイムエージェント2000年8月
●メトロ
人数が揃うまでの時間調整として軽いスナックゲームとして登場。とは言え,それなりに悩む部分もあって楽しめた。個人的には合格点のゲームと思う。

タイムエージェント
6人フルメンバーでの丸一日プレイ。銀河の暴君ブラルティに強豪プレイヤーを据えての本気のプレイ。経験者と言うことで対抗勢力の要,ザイタールを持つが貧乏に悩まされる。ザイタールとルーが過去のブラルティとの大戦の結果を書きかえるために4番エリアを掘り返す展開に。,ブラルティはこれを叩こうとするがエージェントとスコードを一組にして運用しないとならないため,思うにまかせず。
ブラルティとの同盟を破棄して独立路線に出たフィオリが一時はトップに出たが,その後,哲学を維持したままブラルティの衰退で浮上したヴェネブにさらに抜かれる展開に。ブラルティはタイムマシン源発明の破壊を睨んで,勝利得点の微妙な綾を睨んでいたが,ザイタールが別のタイムマシン発明を掘り出して,ゲームは長期化。
長期化する中で一人,近過去を改変していた人類がついにトップに立つ局面も。最後は時間切れとなったが,諸勢力が,その特長を発揮した充実のプレイでした。
ショーマネージャー
操り人形
今年のドイツゲームの白眉。今回は5人プレイ。上家が王位に固執してくれたため,いつも2番目にポストを選ぶことができ順調に推移。暗殺や傭兵の妨害をかわしながらスイスイとプレイ。しかしながら,最後の最後でいちばん下流で淡々とプレイしていたプレイヤーと同点となり,基礎点の違いでアタマハネを食う。個人的には,最下流,案外ノーマークのため有力説に傾く。

●ショウマネージャー
解散までの時間を見ながら登場したミュージカル公演カードゲーム。ルールを烏鷺覚えで,プレイはさっぱり。借金のタイミングを間違えて苦しくし,NYでボロボロの興行を打ってしまい最下位に沈む。ショーほど厳しいビジネスはない‥‥。
スペースハルクミッション1−3
スペースハルク
夏だ,SFだ,ジーンスチーラーだ! ということで,スペースハルクの登場。今回は,新たなミッション1:3 レスキューに挑戦。収拾した情報を持ちかえろうとするスコードと,この脱出を支援しに来るスコードの2スコード編成任務。ジーンスチーラー側は,両者の合流点付近の狭隘な通路あたりで脱出阻止をはかる。ジーンスチーラーの増殖ペースは全任務中でも最高。
最初のプレイでは,ジーンスチーラー側を持って不慣れなスペースマリーンを圧殺。しからばと攻守を入れ替えて再戦。スペースマリーンで善戦,特に白兵戦で6を連続7回出しつづけるなど超英雄的活躍をするも,やはり任務は達成できず。この任務はバランスが悪いのではないかという話しに。中央の合流点付近のドアを減らした方が良さそう。
とは言え,作戦も重要だし,ダイスも重要で白熱するし,見栄えも豪華な傑作ゲームと改めて思う。

インベージョンアース
GDWの古典,きちんとプレイするのは実は初めて。最初に大艦隊決戦をしてしまうと後は宇宙はあまり関係ないとか,地上のゲリラ戦の戦闘システムが独特で少々うざったいとかいろいろの問題はあるものの,この時期のGDW社としては水準以上か。

ワンダーボーグ
ついに自分の昆虫ロボットが手軽に買えてプログラムできる時代が来てしまった。携帯電話もそうだが,昔はSF小道具だったはずのものがいつのまにか実現して普及していくという事例の一つか。センサー8種搭載でかなりいろいろできそうに見えるが,外界への働きかけの機能が少なく実際に遊び出すとすぐに物足りなくなる感じ。オプションの発売に期待。

インベージョンアース
前回途中までで終わってしまったので,再戦。今回は地上でのゲリラ戦がかなり進むところまで進行。ただ帝国軍は地上での消耗戦は非常に辛い。移動する対空砲台であるPDの存在で,思うように増援を送りこめないのがネック。これに補給事情の悪さから補給拠点を防衛する重圧が加わる。地球侵攻は地球人の抵抗を過小評価した愚行であったのか?
ヴィンチ
ミレニアム
インターナショナルチームのデカい平箱の一作。戦略級宇宙SFゲームとしては,結構,いい線。ルールの不明確さと,戦力のバランス設定で,議論百出。もうちょっと頑張れば傑作になりえたのに‥‥という感じ。

●ヴィンチ
時間が余ったので急遽登場。極端な能力の民族が次々に興亡する欧州戦国史。一応,ヒストリカルらしく時代設定はされているが,プレイしている気分は,ほとんどファンタジーゲーム。インストラクター以外の全員が初プレイなので,次々に登場する掟破りの民族の必殺作戦に阿鼻叫喚,興奮の坩堝。時間切れで閉幕したが,十分に盛り上がった。

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