2002年4月11日、午後。 東 直子 とある人を好きになった。 ある人もとある人を好きになった。 とある人を好きになったある人と、 とある人について語りあった。 ほくろの位置。 左目のうつくしさ。 声のたかさ、かすれぐあい。 生まれた場所。 名前の由来。 体重。 笑いじわ。 つめのかたち。 洋服の、衿のかたち。 いつまでもいつまでもいつまでも、 語り合える。 とある人と、あるひととわたしは、一度も出会ったことがない。 わたしたち、とある人を好きだけど、 とある人はわたしたちのこと知らない。 わたしたちのこころは世界の妄想の一部でしかない、 のかな。 わたしたちは、 雑音だらけのラジオから、 とある人の声を聞き分ける。 インターネットで、 とある人の姿と言葉のきれはしをひろう。 踊っているたくさんのひとのなかの、 たったひとりが、 たったひとりを思っている、 午後に、 どこかにいる、 あのかん高い声の持ち主は。 |
◆東直子さん情報
【オフィシャルサイト】 直久 http://www.ne.jp/asahi/tanka/naoq/ 綿々歌、とうすみ日記など。 ここでしか読めない東直子に触れてみよう。 【既刊著書】 第二歌集『青卵(せいらん)』本阿弥書店 海に魚ねむりて遠い声をきく〈わたしの鈴を探してください〉 第一歌集『春原さんのリコ−ダ−』(再版出来) 本阿弥書店 てのひらにてのひらをおくほつほつと小さなほのおともれば眠る 共著 『短歌はプロに訊け!』 本の雑誌社 定形の力は本当にあなどれません。 上の本はここで買えるよ→ http://market.bookservice.co.jp/top/index.html または、著者にメールで注文するといいことがあるかも。 naokoh@mx8.ttcn.ne.jp アンソロジー『現代短歌一○○人二○首』邑書林 『現代短歌最前線 下巻』北溟社 買うならこっち→http://www.bk1.co.jp/ 【近況】 ・『短歌はプロに訊け!』の続編が角川書店のPR誌『本の旅人』にて3月号よ り不定期連載中だよ。次回掲載は5月5日発売の5月号。ちぇきら。 ・「NHK歌壇」に出演!!4月28日(日)午前7時半〜8時。NHK教育TV。 日曜の朝は早起きしてテレビの前に集合だ。 担当 沼谷香澄 |
2001年
⇒10月号 ヤリタミサコさん
⇒11月号 さいとういんこさん
⇒12月号 いとうさん(poenique-詩の寄り添う場所-)
2002年
⇒新春号 上田假奈代さん(kanayo-net.com)
⇒二月号 寺西幹仁さん(詩学社)
⇒三月号 大村浩一さん(GOBLIN、黄金夜、浩一と詩書き隊)
ふみばこよりお知らせ
二月号の寺西さん
詩学社のHPが開設されました
今月より推奨リンクとしてご紹介しておりますので、
ぜひ、詩学社のHPもご覧になってください。
⇒推奨サイトリンク集へ
+詩集 「春の闇」
趣向を変えてテーマではなくタイトル指定です
どうぞ、お楽しみになさってくださいませね
+Web女流詩人コラム キキ 「睡魔」
ご存知ぽえふりのきれいさん!キキさんのコラムです、よ
待ちに待っていた人も多いのでは?
ごゆっくりとお楽しみくださいませ
+批評の部 まな板の上にコイ♪
4月号では総評に上田假奈代さんをゲストコメンティターとしてお招きしております
精力的に活動なさっている上田さん、なかなか毒舌?(笑)
まなコイ♪4月の特選めにゅう。
「花火」 - あおばさん (http://members.home.ne.jp/aoba/)
黒い窓 - 安部行人さん(KOSMONAUT)
花を沈めに - いとうさん(over the sin)
きみが「痴漢っ!」と叫んだ理由.. - Ohatuさん
(◎)
青い五角形 - 湖衣さん(湖衣のホームページ)
きみはひとりでねむる - ちょりさん(world's
end super nova)
キョクトウシンナーカウボーイ - 中村トクシさん
(詩群 呆夢頁)
寒緋桜と女 - 森 康彰さん(Happy? Hippie!)
作品投稿総数16作品のなかより上記8作品を
批評を添えて掲載させていただきました。
選外の作品も、どれも素晴らしく、一同大いに悩みました
みんなの感謝を込めて、ここで御礼申し上げます
そして、これも懲りずに、またご投稿いただけますよう
切にお願いいたします
+詩集 「笑う」
+Web女流詩人コラム
とかげ 「ナイス・アンバランス」
+批評の部 まな板の上にコイ!
5月号の総評は幽霊会員撲滅作戦 会員番号42番 コトウユウキ
元祖?(笑)ぽえどる、コトウユウキさんの登場
包丁も切れ味抜群!
◆批評の部よりお知らせ
まなコイ♪の投稿受付に関しての変更のお知らせ 皆様に好評をいただいております蘭の会批評の部まな板の上にコイ♪において、毎月たくさんの作品を投稿して頂き誠にありがたく思っております。 現時点の当会の投稿受付に於ける規程では多くの作品が時間外ということで選外になることが多く、また、投稿していただこうにも、翌日には締め切っているような状況では、多くの作品を読む機会を失っているのではないかと常々残念に思っておりました。 そこで、来月より蘭の会は投稿期間を設け、その間に投稿していただいた作品の中から選抜れた詩を更新時に5作品から8作品を批評を添えて公開し批評座談会においての討論の対象としせていただきたいと存じます。 投稿期間 毎月15日午前0時より20日午後24時までとする ⇒投稿フォームへ (投稿規定をご確認ください) |
◆当会をご利用にあたって
蘭の会ではご来場の皆様にも
詩作を通して相互に交流していただきたいと思います
相互批判ではなく相互理解を
詩人として詩を愛することを忘れず
詩を読み書く喜びを享受しあえる場であるように
蘭の会るーるぶっくで
投稿規定や利用規定などを必ずご確認ください
(ページ及びグラフィック製作 芳賀 梨花子)