2000年4月という日々

2000年4月にプレイしたゲームのメモです。SFゲームに限っていませんが,コンピューターゲームは入っていません。
ファイアインミシシッピ
●FIRE IN MISSISSIPPI
新興DTPメーカー,ブルーギデオンの南北戦争会戦級。1862年秋のコリント戦。毎ターン互いに作戦カード(攻撃/準備/防御)を選択,これがじゃんけん関係になっていて,その結果,シークエンスが大幅に変わって有利になったり不利になるという斬新なシステム。ZOCが弱いこともあって流動性が高く,将棋を指しているような感じ。ゲームとして面白いが,シミュレーションとしては疑問な印象も。

第4帝国
核戦争後1938年。純粋人類帝国は,ヒュプノミュータント跋扈する東の大地へと進撃開始。WW2東部戦線のパロディと言うべき衝撃設定のSFウォーゲーム。プレイアブルで,ユニットの再生産マネージメントなど,考えさせるところもあり面白い。勝利条件が両極端なのが玉に傷だが,勝敗より設定と過程を楽しむゲームか。今回はヒュプノで意外にも完全勝利。

水晶庭園
関西創作ゲームの星,骨折ブランドのゲームが限定販売さる! 早速,入手しての二人で二色ずつ持ってのテストプレイ。市販小物を利用した美麗コンポーネント,単純で葛藤のあるゲームシステム,骨折ブランドの特長の良く出た作品。最終評価は,もっと大勢でプレイしてからでしょう。

スタートレックアドヴェンチャー
「宇宙,それは人類に残された最後の開拓地」,「宇宙大作戦」の醍醐味を見事に再現。パラグラフと,対戦ボードゲームをミックス,コスティキャンさすがの会心作。善と悪の戦い,コンピューターシミュレーションで悲惨さを排除した戦争,M113の吸血獣など,懐かしいエピソードが次々に。北海道の中学時代,クラスで大人気だった原作TVシリーズが感涙とともに甦る!
チキチキマシン猛レース
●チキチキマシン猛レース
これまた懐かしいTVシリーズ題材のゲーム。厚紙の組立式立体コースなどコンポは上等。しかし,ゲーム内容は,子供向けキャラクターゲームとしては頑張ったかなという程度。魅力的な題材だけに,もっと上手にゲーム化して欲しかった。結局は,欲しいゲームは自分で作るしかないのか?

水晶庭園
メンバーを揃え5人プレイ。前回とは打って変わって,適度に悩ましいゲームに転換。コントロールできる範囲が2/4から1/5に減って,気楽にプレイできるようになって良い感じ。ただし,蓋を開けてみたら,きちんと考えているプレイヤーの圧勝。メンバー間のスキル差が開くと上手くないゲームかも。
ドゥーユアナッツ

●DO YOUR NUTS
限定販売骨折ブランドの一つ。コースにナットをばらまいては拾うボルトのスゴロク。好きなだけ進めるが,進みすぎると苦しくなるので,マネージメントが重要。ランダム要素のチャンスカードが凶悪で,スキルに差がなければ最後はカード次第か? 明るく楽しいゲームで,特に大人数が吉。今回は6人プレイで,最後の周でバックしてナットを溜め一気にゴールする逆転勝利。

●CUCCO
デザートのアイスクリームの数が足りないため,アイスクリームを賭けてイタリア伝統のギャンブルカードゲームをプレイ。たった一枚,配られたカードを隣と交換するかどうかという単純なゲームながら,相場の読みや,強烈な特殊カードで,葛藤,決断,運命を感じる傑作ゲーム。
手抜き工事
●手抜き工事
ドイツのファミリーゲームの傑作。粘土でビルを作るのだが,きちんと木の立方体を埋めこんであるのが正規。粘土だけなのは手抜き工事。単純なブラフのゲームが,粘土でビルを作る作業でこんなに楽しくなるとは!

●モスラ対ゴジラ
6人という人数で残り時間で何をするかということで登場。いわゆるB面の怪獣バトルロイヤル。強力なキングギドラ,メカゴジラ,ゴジラが衝突。これにガイガンが宇宙怪獣としての仲間意識を持ちこんで反ゴジラに立ったためモスラとラドンがゴジラ側に。もう一つ練って欲しい気もするゲームだが,プレイするとこのままでもそれなりに楽しい。

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