BQSF_GAME

2000年1月という日々

2000年を迎えたことでもありますし(?),日々をどう過ごしたか綴ろうかと思い,書き始めました。
と言っても,別にゲームしかしていない訳ではありませんので,念のため。

●八八
やはり年末年始,年越しでゲームをやるとなれば,日本の伝統カードゲーム八八でしょうというゲーム仲間の総意により久々にプレイしました。花札というとコイコイとカブあたりしか一般には知名度がないようですが,八八は出降りの機微と,いかにもギャンブルゲーム向きの豪快な得点体系で面白いです。今回は出ても出ても負けが積もるばかり,10月に試しに休んでみたら「出ておくんだった‥‥」と後悔することに。やることなすこと裏目裏目で歴史的大敗北‥‥。
アンドロメダのボックス
●スペースビーンズ
新年を迎えたところで気を取り直してSF風味の豆巻きゲームをプレイしました。ボーナンザという豆まきゲームの傑作のシリーズという触れ込みですが,モチーフ以外はあまり似たところはありません。手札を一回使ったら隣の人へ回してしまうため,「何を他人のために残してはいけないか」を考えて使わねばならず,かと言って自身の収穫を犠牲にもできず。着想は面白いです。プレイしてみるとキレがないのでイマイチ。

アンドロメダ
やっぱりお正月だから大宇宙に夢を賭けようではないか‥‥ということで,ドイツゲームの新作アンドロメダです。宇宙開発とは「人事を尽くして天命を待つものなり」と悟らされるゲームでした。個人的には面白いと思いますが,ラックが強いので好き嫌いは分かれそう。

●コスミックエンカウンター
リンクを貼ろうと思って探してみたら,なんと現時点で未紹介! これはB級SFゲーム分科会の沽券に関わる大失態! と大袈裟に騒いで良いくらいのSFゲーム界きっての大傑作。久しぶりのプレイということで,メイフェア版の基本ルールから,さらにフレアカードや特殊な超兵器カードを抜いてプレイ。それでも楽しいあたり,やはり基本アイデアの優秀さでしょう。ソーサラー族をもって,2人に呼びかけて3人相乗り勝利。
若紫
●スペースビーンズ
残り時間の都合で再び登場,宇宙豆まき。プレイしていてもう一つ面白くない理由の一つは,手札が一過性のものであるため,長期的な仕掛けや企みを持てないことがあるのではないかという気がしてきました。多くのSFゲームでは,秘密兵器を握って「フフフ,今に見ていろよ‥‥」というのが,たとえ実際にそれを使う機会が巡って来なくても楽しいものです。

●投扇興
新春の例会は必ず和室でというのが,ここ数年の慣わし(?)。理由は,投扇興をプレイするためです。日本の伝統の遊び,扇を的に投げかけて,その姿を見立てて争うという優雅,風流,その実,結構スキルの要るシリアススポーツ。今回は,画像の「若紫」が炸裂,KOS氏が宴を制しました。

アイアンドラゴン
鉄道ゲームとファンタジーゲームの魅惑的な融合体,アイアンドラゴンを初プレイしました。鉄道ゲームの計画性,建設性と,ファンタジーの幻想的な世界構築が上手に組み合わせられた傑作と思いました。単に鉄道ゲームとしてみても,世界が架空であるが故のプライアビリティとプレイバランスの良さが光るのでは? ここらへんの結論は,鉄道ゲーム分科会に譲ります‥‥???
サンダーズエッジのボックス
Warhammer 40,000:浄化ミッション
このゲームを始めて以来の因縁の対決,ブラッドエンジェル対スペースオーク。第3版は,部隊戦闘ゲームとしてまとまりが良くなった代わりに,奇想天外な個性の部隊がいなくなり,特にオークにとっては少し物足りない感じ。また,オークの射撃能力の低下は深刻。新版の総合評価を下すには,他のミッションや,他の部隊も見てみないとなんとも言えないでしょう。

サンダーズエッジ
「トワイライトインペリウム」のFFG社のヘクスタイルを組み合わせて地形を作るシリーズの第3弾。今回は,最果ての宇宙植民地で発生した利権を巡るゲリラ戦。題材も好みだし,コンポーネントも綺麗だし,ガジェット盛り沢山だし,魅力づくめ。問題は,肝心のヘクスタイルを配置するセットアップルールが初期配置段階での有力拠点の囲い込みを助長して,ゲーム展開を硬直化させること。また,細かいガジェットもバランスを吟味されていない印象が強い。とは言え,このまま押入に直行させるには余りに惜しい逸材か。

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