BitmapConversion3 マニュアル

出来ること
メリット
デメリット
使い方
各スクリプトの概要
トーンファイルについて
トーンファイル変更時の注意点
Tips
その他

■出来ること

グレイスケールの画像を複数の設定で2値化します。例えばこんな具合です。

処理前後

実際には、レイヤー毎に設定を変更することでこれを実現しています。BitmapConversion3はそのための操作を簡単に行うためのスクリプト群です。

※このスクリプトはPhotoshopCS以降専用です。

■メリット

■デメリット

■使い方

  1. 書庫に含まれるファイルをディスク上に展開してください。置き場所はどこでもかまいませんが、Photoshopのプリセット\スクリプト内に置くとメニューに表示されるようになり、ショートカットキーを割り当てることが出来ますので便利です。
  2. はじめに2値化処理対象の画像を作成します。Photoshopを起動し、グレイスケールの新規ファイルを開いてください。

  3. スクリプトメニューから「トーン(名前選択)」を実行します。初回起動時のみ「トーンファイルを指定してください」と言われるので、参照から展開したtoneset.txtを選択します。
  4. ダイアログが表示されます。トーンの名前を1つ以上チェックして、実行を押してください。画像内に指定した名前のレイヤーが作成されます。
  5. 作成したレイヤーにグレーで何か描いて下さい。落書きでかまいません。面積が広い方が結果がわかりやすいです。
  6. 画像を保存します。
  7. スクリプトメニューから「トーン(2値化)」を実行します。ダイアログが表示されます。ここでは何もいじらずに「実行」を押してください。先ほど作ったレイヤー名の設定で2値化されます。
  8. 何枚か別のトーン名のレイヤーを作成して2値化を行うと動作がわかりやすいと思います。またはサンプルファイルを開いて「トーン(2値化)」を実行してみてください。
  9. トーン(名前選択)トーン(直接入力)を利用して画像を作成し、トーン(2値化)で処理を行う、というのが基本的な使い方の流れになります。

■各スクリプトの概要

トーン(2値化).js - BitmapConversion3本体。2値化処理を行います。

トーン(名前選択).js - トーンレイヤー作成支援。定義名をレイヤー名に設定。

トーン(直接入力).js - トーンレイヤー作成支援。コマンドを直接名前に設定。

トーン(重ね貼り).js - トーン位置調整支援。ずらす値をテストできます。

詳細については各スクリプト名をクリックしてください。

■トーンファイルについて

2値化設定を複数使用するために必要なのがトーン定義です。

トーン定義は「2値化設定の各パラメータを記述した独自のコマンド文字列に、わかりやすくラベル名を定義したもの」です。これを画像のレイヤー名に指定することでスクリプトに指示を行います。

このトーン定義をまとめて記録したものがトーンファイル(トーンセット)になります。このスクリプトにはあらかじめいくつかの定義を行ったトーンファイル、toneset.txtが同梱してあります。

詳細については少し高度な内容になりますので、必要があれば下記に進んでください。

トーン定義、トーンファイル詳細

■トーンファイル変更時の注意点

トーンファイルは各スクリプトで共通の設定になっています。トーンファイルを変更する場合は下記の点に注意してください。

■Tips

■その他