トーン（名前選択）スクリプトは、あらかじめトーンファイルに記述された定義名（トーン名）を一覧表示し、それを選択することでレイヤーを作成する操作支援スクリプトです。２値化処理用の画像を作成する際に使用すると便利です。

ここで作成するレイヤーを「トーンレイヤー」とします。トーンレイヤーは指定されたトーン名で作成され、種類に応じて合成モードが設定されます。通常は乗算、ホワイトトーンを指定した場合はスクリーンに設定されます。

名前をつけてあるので、あとで見て内容が分かりやすく変更も容易です。

また複数選択し、一度にまとめてトーンレイヤーを作成することができます。

トーンファイル

トーン定義を記述したトーンファイルを指定します。トーンファイルは書庫に含まれています。

また、すでにBitmapConversion2系でカスタマイズしたトーンファイルを使用している場合は、同じものを使用することも出来ます（ただし[MODE]セクションは無視されます）。

トーンファイルの設定は、他のスクリプトと共用です。このスクリプトでトーンファイルを変更するとBitmapConversion3の他のスクリプトの設定も変更されます。

変更

トーンファイルを選択します。

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トーン名

指定したトーンファイルに記述されているトーン名の一覧です。内容はトーンファイルによって異なります。

この中から必要なものをチェックして「実行」するとそのトーン名のレイヤーを作成します。複数同時に作成することも可能です。

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キャンセル

処理を行わずにPhotoshopに戻ります。

実行

トーンレイヤーを作成します。

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オプション

２値化設定以外の、より便利に使用するための設定項目です。

現在のレイヤー名を置換する

スクリプト呼び出し時のアクティブレイヤーのレイヤー名を現在の設定で置換します。トーンを変更したい場合に使用します。この場合新規レイヤーは作成されません。

※置換設定の場合、複数トーン名がチェックされていると最後のトーン名になります

レイヤーセット

作成するレイヤーをレイヤーセットにします。

レイヤーセットを利用すると同じトーンでもレイヤーを分けておきたい場合に便利です。レイヤーセットは２値化処理時に初めにレイヤーに統合されます。そのためレイヤーセット内のレイヤーの名前は設定しても無視されます。

ホワイトトーン

作成するトーンをホワイトトーンにします。レイヤーの合成方法が「スクリーン」になります。

トーン位置調整を有効にする

トーン位置調整の有効、無効を設定します。

トーンの重ね貼りを実現するための機能です。重ね貼りについてはトーン（重ね貼り）のマニュアルもご覧ください。あらかじめトーン（重ね貼り）スクリプトを利用して設定値を決めておき、下記の「トーン位置調整」で値を設定して使用してください。

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トーン位置調整

トーン位置調整を行います。表示されるダイアログで縦、横それぞれに数値を指定します。