Warhammer 40k 3rd ed.
meat grinder : tyranids vs marine
ショートコメント
●久々の40k 初登場のティラニッドがスペースマリーンを殲滅!
●全力攻撃の独特のシナリオ、全力攻撃にふさわしいティラニッド部隊

Long awaited new force Tyranids suddenly assaulted space marine force.
All-out attack type scenario and most suitable force for this, Tyranids.
ミートグラインダー

 ミートグラインダーは、2版ではティラニッドのオリジナルシナリオだったアニヒレートに似た全力攻撃のシナリオです。
 勝利条件は単純で、攻撃側は防御側を全滅させること、防御側は生き残ることです。このため攻撃側には、サステインド・アタックという特別ルールが適用されます。トループタイプの攻撃側の部隊は、全滅したり損耗して使い物にならなくなった自発的に除去して、新たな部隊として完全戦力で新たに進入できるのです。
 これにより圧倒的な兵力で波状攻撃をする状況を再現します。
 こうした犠牲を省みず繰り返される波状攻撃にもっとも似合いな勢力と言えば、やはりティラニッドしかありません。
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ティラニッド

 ティラニッドは、40kワールドの中でも最もエイリアン的な勢力と言われています。つまり、理解し合えないという意味でエイリアン的だということです。
 ティラニッドは、軍隊化したイナゴや、映画「エイリアン2」に出てくるエイリアンのようなイメージを持っています。
 かれらは殺戮以外の目的も意思も持っていないかのごとく全力で疲れることなき波状攻撃を他のすべての勢力に対して行います。妥協も駆引きもない全力攻撃の連続です。
 最初の画像は第1ターンのものです。戦場の中央付近で、比較的オープンな地形に両軍が対峙しています。この部分にティラニッドは移動力の高いホーマゴーントと、それをサポートするためのティラニッドウォリアーを配置しました。地形が開けていて適当な掩体がないことからマリーンはエリートのターミネーター部隊と、重武装のドレッドノートを配置して待ち受けます。
 右翼と左翼は森林と山岳になっていて地形的に視線が通りにくく移動が困難です。マリーンは地形を頼りに此処に標準的なスペースマリーンを配置しました。しかし、ティラニッド側はインフィルトレーター(浸透戦術部隊)のジーンスチーラーを配置して、一気に近接して白兵戦に持ち込むことを狙っています。
 第2の画像は、3ターン目のものでホーマゴーントがターミネーターに接敵したところです。ホーマゴーントは、フリートオブクローというルールで射撃しない代わりに移動フェイズに少し余分に移動できます。
 さらに凄いのは最後に接敵するチャージのときに通常の倍の12”(30cm)をジャンプして襲ってくるのです。
 第3の画像は、5ターン目にスペースマリーンのドレッドノートが、さしもの重装甲にも関わらず敗れ去ったところです。ティラニッド・ウォリアーに後ろから襲い掛かられると、さすがに装甲を貫通するケースも出てきます。
 最後の画像は、一部隊ずつ壊滅させられたスペースマリーンの最後の部隊が森林の奥でジーンスチーラーに追い詰められているところです。
 このミッションでは、ランダムゲームレングスというルールが採用されます。このため4ターン終了後は、毎ターン、ダイスチェック次第でそこで終わってしまいます。勝利条件が全滅戦ですので、長くなれば攻撃側有利になります。
 今回のプレイでは、結局、6ターン目もあり、そこでマリーンが全滅しました。
感想

 久しぶりにプレイしたのですが、やれば面白いですね。二版と違って例外が少ないので進行はやはり速いです。スペースマリーンの硬さは最初は過剰なのではないかと思いましたが、意外にも進行するに連れジーンスチーラーのレンディングクロー(命中判定で6が出ると自動的に相手に1ダメ、セービングスローなどはできない)が効果を挙げてマリーンを殲滅してしまいました。
 ただし、ランダムシナリオレングス次第なところが強いので、勝敗を競うというより、やはりフィギュアを並べてパノラマ感とダイナミズムを楽しむゲームでしょう。