■オフミ回想録

■中山馬主席観戦(D白熱!大会の戦い方) 2013/12/21(土曜)

●思わぬTEL
 最終レースを終え、しばし座席に佇む。 ここでのんくんがようやく馬券の換金に。 テーブルに並べられた的中馬券の山。 勿論、高配当も含まれるが、とにかく午前中に稼ぎに稼ぎまくったワイド馬券が積み上がる。 「どれが当たったかわかんねー」とのたまうのんくん。 贅沢な悩みだと、既に換金を終えた私が横目で妬む。
 ようやく席を立ち、預けていたコートを取りにのんくんが行っている時、 携帯がバイブレーションした。何と岩ちゃんからだ。 「どうもーー!」と懐かしい声が耳に響く。 「どうでしたかー」と結果確認。 ここは私よりも今日の主役にと、コートを受け取り戻ってきたのんくんに携帯を渡す。 本日の戦果について、自慢げにとうとうと語るのんくん。 岩ちゃんといい、黒ちゃんといい、こうして影から支えてくれる仲間がいることに、 あらためて感謝したい。

●いざ東京へ
 ここでもう一つ、メールを送らなければいけない人がいる。 ナンチさんだ。 実は、本日のんくんが上京するということで、関東勢の有志数名に、 メールで夜の飲み会だけでも参加しないかお誘いをかけていた。 師走の多忙な時期だけにほとんど期待していなかったが、 それでもナンチさんが一人、少しだけでも顔を出すと承諾してくれたのだった。 普段であればこの後西船橋の『一源』という流れになるところであるが、 今回はナンチさんが参加してくれることもあり、 東京駅周辺で店を探すことに。 のんくんが換金と明日の有馬馬券購入を終えたところで、競馬場を後にした。
 西船橋から東京行きの電車に乗り換えて、東京駅へ。 実は全く土地勘のない場所。よくわからないが、八重洲口に出れば何とかなると信じて、 八重洲南口の改札を出た。 しかしこの南口には特に何も無し。よくわからないままに中央口へと向かう。 途中、いくつか店はあったが、いずれも高そう。 そのまま中央口まで出たところでさてどうしよう。 すると目の前に交番が。ここは素直に交番のお巡りさんに聞いてみることに。 「交差点を渡った先に飲み屋が何件かありますよ」との情報。 ありがたや。 そして地下道を通ってその方角に歩いていくと、 見慣れたチェーン店の飲み屋ビル発見。これで一安心だ。
 ここに向かう道中、何を食べようかというなかで、「鍋もいいね」となり、 またナンチさんと合流するまでの繋ぎとなる2時間の 安い飲み放題を狙い、 数名の呼び込みさんとの掛けあいのなか、『笑笑』をチョイス。 突撃した。

●かんぱーい!
 早速店内に入ると、既に呼び込みから情報が入ったようで、2時間飲み放題コースが用意された。 駆けつけに中生が届く。「かんぱーーい!」。 喉に沁み渡るこの至福の瞬間。たまらない。 運ばれてくる料理をつまみながら、まずは今日ここに至るまでののんくんの苦労話で盛り上がる。 招待状を家族に見つからないように受け取るための苦労。 実際にその封筒を見せてもらったが、 水色の封筒にデカデカと『中山馬主協会』の文字が。 これは確かに弁解のしようが無い。子供の相手をしながら郵便屋の到着に神経を研ぎ澄ますその苦労に、 爆笑した。
 更に難関となった前日の忘年会。 どこでも盛り上げ役で話題の中心にいるであろうのんくんのキャラが、 この日ばかりは仇となり、一次会で抜けようとし、同僚がタクシーを呼んでくれるという、 言葉を信じた自体で間違いであったことはもっと早く気付くべきだったところ。 当然、タクシーなど呼んでおらずに、まんまと二次会にまで引きずり込まれたのんくん。 お疲れ様でした。

●怒涛の生ビール攻撃
 そんな盛り上がりを見せる最中、突然、生ビールが運ばれてきた。 注文はしていない。 「え?」と困惑する店員。そこで「いいですよ」とそのまま受け取ることにした。 どうせ飲み放題だし。
 その後しばらくして、グラスが空になったことで、のんくんがチューハイを注文。 するとチューハイと、何故か生ビールが一緒に運び込まれてきた。 再び、「え?」となる我々と店員。「まあまあ、いただきましょう」と再び受け取る。 「ここは飲み物を注文するともれなく生がついてくるのか?」 注文タッチパネルを念のため確認。勿論、そんなサービスはどこにもない。 わははと笑い飛ばして、再び会話を楽しむ。
 するとまたしばらくして、生が2杯運ばれてきた。 「どういうこと?」。 さすがにここは「注文していませんよ」と断りを入れた。 怒涛の生ビール攻撃に笑うしかなかった。

●白熱!大会での戦い方
 もともと酒が強くない私。飲み放題は実は久しぶり。せっかくだからといつもより頑張る私。 さすがに酔いの回りが早い。さすがに後半はウーロン茶に逃げた。
 そんななかでの話題はやはり大会について。 まずはとにかく目立つメンバー、黒ちゃんについてや、急成長著しいラファエルさんについて。 不思議なことに黒ちゃんとのんくんはまだ会っていないし、 ラファエルさんに至っては謎が多い。「どんな人なんだろう」と妄想が膨らむ。 一方、私ものんくんも、今季は優勝が狙えるポジションだけに、 明日に迫った有馬での戦い方について語り始めた。
 まずはトップを走るhiroさんの戦い方について。hiroさんのポイントが110万(朝日杯終了時点)、 2位のパドック屋が80万。ここで私がまずは戦略について語る。 馬単3頭BOX勝負主体のhiroさんのこと。そんな無謀な賭け方はしないだろうと予想。 1点5万、6点勝負で30万と読んだ。外れてもパドック屋とほぼ互角のポイントだ。 そこでパドック屋の予想について私はこう答えた。 「hiroさん次第であるが、どうせ二人とも外れるんだから、hiroさんが大きく賭けるようなら、 パドック屋は≪見送り≫もあるよ」 と。 これにのんくんが噛みついた。 「なーに、言っちゃってんのよー」「ありえないでしょーよ」 「それでいいの?それで優勝して嬉しいの?」 「主催者が優勝してどうすんのよ」。畳み掛けるように異論を唱える。 しかし私も引く気はさらさらない。 「何が悪いんだ?」「勝ったもん勝ちでしょ」 酒の勢いもあり、 「ありえねー」「ありえねー」、連呼するのんくん。 妙な方向に白熱する議論であった。

●ナンチさん合流
 ここでナンチさんから東京駅到着のメールが。 そこでいったん店を出て、東京駅に向かう。仕切り直しだ。 八重洲中央口のところでTELをしながらお互いの位置を確認する。 お互いほぼ同じところにいるはずであるが・・・。 するとのんくんが「おーい」とナンチさんを先に見つけた。 不思議なもんだ。二人は面識が無い。 なのにお互い、わかったという。 オッサン特有、がっちり握手を交わして合流。 ナンチさんはこの日、忘年会掛け持ち。横浜からわざわざこのために出てきてくれたのだ。 再びあの飲み屋ビルに戻り、 今度は地下にある『魚一丁』に入った。

●伝説のメニュー
 お互いに既に十分出来上がっている状態での二次会。再び、「かんぱーい!」。 一杯口にした後、メニューを広げる。するとここに外せないメニューの名前が。 『ジャンボコロッケ』。 これはもう、どろどろのオフミには欠かすことのできないアイテム。 伝説のメニューにここで出会うとは。 後で確認したが、『一源』も『魚一丁』も同系列。納得できるものだ。 早速、注文したが、しばらくして店員さんから 「ジャンボコロッケ、本日売り切れてしまって」 と何とも残念なお知らせが。仕方なく、別のメニューで我慢した。
 ところが、またしばらくして店員さんが駆けつけ、 「ジャンボコロッケ、出来るそうです」 との朗報。腹一杯だろうが関係無し。ほぼ条件反射的に「お願いします」と注文した。 久しぶりに見る『ジャンボコロッケ』。別に何の変哲もないポテトコロッケ。 ただ大きいだけ。それでもこれはやはり外せないとあらためて感じた。

●議論再び
 前述した通り、のんくんとナンチさんは初対面。しかし初対面とは思えないほど、 会った瞬間から意気投合。 これがネットの力、競馬の力なのか。 しかも何故か私と対決するネタだと団結感が一層高まるのも不思議なものだ。 一次会で盛り上がったあの大会ネタを、ここでものんくんがぶちまけた。 「勝ち逃げなんてありえねー」。 するとナンチさんも同調、「そりゃそうでしょう」。 「こうなりゃ絶対勝ち逃げしてやる」と心に誓う私であった。

●再会の約束
 時はあっという間に過ぎていき、 そろそろのんくんの終電の時間が。 「このまま今日は泊ってもいい」と意気込むのんくんであるが、 家族も待っていることもあり、ここでお開きとすることに。 するとのんくん、気前よく諭吉さんをどーーんと差し出す。 「いやいやそういうわけには」とナンチさんとの押し問答が続いたが、 最後はありがたく頂戴することに。ごちそうさまです!。 再会の約束をし、がっちり握手を交わして、この場でのんくんとはお別れ。 楽しい時間を本当にありがとうございました。

●みんなありがとう!
 思わぬ当選連絡から始まった今回のオフミ。 暮れの忙しい時期に時間を割いて中山まで乗り込んでくれた のんくんは勿論のこと、 飲み会のハシゴになりながらもわざわざ来てくれたナンチさん、 そしてメールやTELで盛り上げてくれた岩ちゃん黒ちゃん、 更には、今回は参加こそできなかったけど、何とかしようと努力してくれた 関東メンバーの皆さん、 本当にありがとうございました。やっぱり仲間と楽しむ生競馬は一味違うね!。

P.S.
 のんくんが帰った後、ナンチさんと二人でまたもや、 カラオケに向かったことは言うまでも無い・・・。

−完−

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