■オフミ回想録
■中山馬主席観戦(@ネクタイ着用での観戦) 2013/12/21(土曜)
●突然の招待
はじまりはのんくん
からの一通のメールでした。
『お誘いのメール』と題されたそこには、
『馬主席ご招待のお知らせ』とある文章のコピペとともに、
12月21日(土曜)、中山に行きませんか?、
とのお誘いが書かれておりました。何が何だかわからないままに文章をじっくり読み返すと、
ここ最近、好調続くのんくんが、今の勢いならとJRA-HPにあった『馬主席招待』に、
冗談半分で応募したところ、見事にペアご招待が当たったとのこと。
その応募の際の同伴者の欄に、何の承諾も無く私の名前が。
しかも名前も年齢も適当で間違いだらけ。
もっと言えばのんくん自身の名前すら間違えているといういい加減さ。
そんな状況でも当たってしまうのんくんのまさに神懸かり的な幸運に、
少なからず便乗しようとばかりに、このお誘いに二つ返事で承諾。
というわけで、有馬記念前日となる土曜に、
中山への参戦となったわけです。
●ネクタイ着用
これまで指定席での観戦はあるものの、馬主席での観戦なんて勿論初めての経験。
一体、どんな空間なのか期待と不安が膨らむ。そんな気持ちをあおるかのように、
中山馬主協会より当選者各位へと送られた注意事項の欄には、下記のような内容が。
・馬主エリアに相応しい言動・振舞いをお願いいたします。
・服装はジャケット・ネクタイ着用。
ジーパン・Tシャツ・スニーカーなど、
馬主席に相応しくないと見なされる服装の方には入場をお断りいたします。
ネクタイ着用で競馬なんて、どんなセレブなんや。
緊張感が一気に増していったことは言うまでないことでしょう。
●最大の難関
こんな感じで既に盛り上がっていた生観戦でありますが、
実は最大の難関が実は待っていました。
私にではなく、応募した当の本人・のんくんに。
それは馬主協会から送られてくる招待状を、
奥方様に気づかれないように郵便ポストからゲットすること。
そう、のんくんが競馬をしていることを家族は知らないのだ。
この最大の難関をクリアするために、配達員の到着をマメにチェックし、見事にゲット成功。
封筒の表面におもいきり『中山馬主協会』と書かれていただけに、
ごまかしようのなかった状況に戦慄を覚えたことは想像に難くないところであった。
更にもう一つの難関が、21日土曜、どうやって中山に乗り込むのか。
要は家族への理由付けだ。
詳しく載せるのは自主規制をかけるが、見事に当日の参戦を可能にしてくれた。
このような苦難を乗り越え、いよいよ運命の当日を迎えたのであった。
●スーツ姿ののんくん
当日は中山競馬場、現地での集合。9時から11時までが受付時間ということで、
9時半ごろを狙って家を出る。シャレたジャケットなんぞ持ち合わせていない私は、
普段通りのビジネススーツに身を固めていざ競馬場へ。
この日は有馬記念前日ということもあり、思っていた以上に朝から人出はある感じ。
本日は入場料無料で、更にサービスとしてカイロと膝かけが配られており、
「いつも通り、リュックを背負ってきて良かった」と、
スーツとのミスマッチなど気にもかけずに安堵。
とりあえず駆けつけでたばこを一服くゆらせながら、のんくんに到着を知らせるメールを。
しばらくして、そののんくんからTELが。
既に到着している模様で、受付入口付近にいるとのこと。
TELをしながらその場所で周囲を見渡すも見つからず、
すると「後ろにいるよ」との声が。
おおーー、いました、いました。のんくんです。
短パンとTシャツのイメージしかないのんくんの超レアなスーツ姿。
相変わらず満面の笑顔で登場だ。
「朝メシはしっかり食べてきましたか!」と早くも気合満点だ。
とても前日に忘年会で自主制限を掛けたとはいえ、持ち前の人気者気質で、
同僚が簡単には帰してくれなかったその翌朝とは思えない元気だ。
そんな我々はいよいよ、
『馬主来賓受付』の入り口よりその一歩を刻むのだった。
≫Aへ続く
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