パラノイア in White Dwarf
Paranoia in White Dwarf / Games Workshop

一言で言えば‥‥

パラノイアと言えばアメリカ製だが、イギリスではGWが出版していた
GW社のサポート誌ホワイトドワーフでは独自の記事をサポートしていた

Basicaly Paranoia is an American product, but is sold by GW in England.
GW supported original articles on its own magazine White Dwarf.

プレイ人数 コンピューター1人+市民4〜6人
プレイ時間 3時間〜
ルール難度 個性的RPG
入手状況 困難

ブリティッシュスタイル・パラノイア???

アメリカのウェストエンド社製の「パラノイア」ですが英国ではGW社が販売していました。そして、同社のサポート誌である「ホワイトドワーフ」でオリジナルの記事がサポートされていました。言わばブリティッシュスタイル・パラノイアと言ったところでしょうか。思えば「モンティ・パイソン」のブラックユーモアの伝統の国ですから、「パラノイア」のテイストはむしろお手の物かも知れません。

最初の画像は、81号に掲載された「ジ・オールニュー・コンピューターホラー・リアルアクションショー」です。長年忘れられていたセクションが発見されたのですが、そのセクションというのは実は往年の■■■■■■■■・■■■だったのです。しかも、その出し物が■■■■■■-■■■■■■■■■と来てはただでは終わりません。

2番目の画像は、83号に掲載された「チッパーラリーへの長い道のり」です。副題の「パラノイアにおいてA地点からB地点へ辿り付く方法」というのが内容をあらわしています。
思えばブリーフィングルームに出頭せよというミッションアラートをもらったは良いが、ブリーフィングルームへ辿り付くのが容易でない、‥というよりしばしば至難の業だったりするのはパラノイアの常です。
そんなパラノイアにおける移動の問題を扱った記事で、ゲームマスターのシナリオ作りの示唆になる‥かも知れません。

3番目の画像は、84号に掲載された「オペレーション・ユーファンス」です。
今回の主題は、いかにして一般市民からトラブルシューターに選抜されるかです。実はインフラレッドに対して、擬似任務を与えてみてその成果により選抜されるのです。このシナリオは初心者ゲームマスターに最適の手軽なミッションとして推奨されています。

4番目の画像は、87号に掲載された「幸せはレーザーの形」です。アルファコンプレックスでも、もっとも様々なものが渦巻くフードヴァットを巡って陰謀も渦巻きます。
フードヴァットでなにものかがなにかをなんらかの目的で混入しているという噂は、いつも絶えないのですがそんな噂の一つを究明しなくてはなりません。

5番目の画像は、89号に掲載された「トラブルシューターは電気羊の夢を見るか?」です。フィリップ・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」からそのまま引いたタイトルですが、内容的にはむしろテレビシリーズの「プリズナーno.6」のようなところもあります。
いずれにせよSF小説のテイストをたっぷりと感じさせてくれるアドベンチャーです。

6番目の画像は、91号に掲載された「小さな迷子のウォーボット」です。
アルファコンプレックスで迷子になるのは珍しいことではありませんが、それにしても迷子になるにこと欠いてウォーボットが迷子になるとは世も末です。まぁパラノイアの世界は実際、世も末なので仕方ないことかも知れませんが。
そして迷子になった場所がなんと■■■■■■なのです。そんなところに迷子のウォーボットを捜しに行くなんて‥。そんな訳で上級PC向けのミッションとなっていますのでご用心を。

7番目の画像は、101号に掲載された「クローンデイ・サープライズ」です。タイトルから推察される通り、GW社の開催するゲームズデイというイベント用にデザインされたものです。ゲームズデイでパラノイアのセッションをやっていた時代があったんですね。驚いてしまいます。
イベント用ということもあって、短時間でハードな展開になるようにデザインされています。

最後の画像は、112号に掲載された「ディメンジョンXより来るヴァルチャー・ウォリアーズ、夥しいプラズマガンを持ったオークに出会う」です。
タイトルから分かる通り、パラノイアのヴァルチャーウォリアーズがスペースオークたちと出会うというものです。
時期的にはパラノイアは末期に来ており、逆にGW社はRPGからミニチュアウォーゲームに軸心を移しつつありました。そんな中で、なんとパラノイアのミッションだと思ってブリーフィングを受けに行くと、なんとそこにはスペースオークのミニチュアフィギュアが並んでいて、ミニチュアウォーゲームをやらされてしまうという。
ほとんどワルノリに近い代物ですが、このシナリオが面白かったら、キャンペーンに拡張することもできるようにアドヴァイスまでされています。
ワルノリとは知りつつも、やってみてもいいかも‥と思ってしまうところが怖いです。

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