2004年を迎える

2003年12〜2004年1月にプレイしたゲームの備忘録です。
クルー
●クルー
●クルー
「クルーの会」のキャッチフレーズで集まり、「クルー」の映画ビデオも見る。
実は個人的には「クルー」そのものは初プレイ。派生ゲームはいろいろとやっているので仕組は知っているが、改めてオリジナルをプレイするのは感慨深い。こういう場合、往々にしてオリジナルの古さが目に付いてガッカリすることもある。しかし、「クルー」の場合にはシンプルにして必要十分な作りが好感を持てた。
惜しむらくはいきなりズバリ真相を言ってしまったときの呆気ない展開が、いかにも間が悪いということだろうか。

●オメガウィルス
海外オークションで入手した往年のMBの巨大箱のLSIゲーム。空間的事情から手放そうかと思い、その前に一度プレイせねばとやってみたが、意外なほどにまとまりが良く手放せなくなってしまった。このテのLSIゲームとしては見た範囲ではベストと思う。

●仮面舞踏会
国産ゲームの新作。「あやつり人形」系の流れを汲むが仮面舞踏会という洒落たモチーフを上手に生かし、かなり攻撃的な側面も持っている。往年の「エンブレムマスター」の面影もどこか香る。なかなかの出来栄えの一作。

●エイジオブミソロジー
5年ぶりくらいの東京JAGA、最後にプレイしたのがASLで、久々にプレイするのがこのゲームというのも不思議なもので、どうしたものかJAGAには似合わないヘヴィー級のゲームを例会のほとんどの時間を費やしてプレイするということになる。ルール説明から始まって完全決着まで5時間。しかし、だるい印象はなく満喫できた。
インダストリア
●サンタフェレールズ
JAGAのゲームを遊ばせてもらうが時間不足で完全決着にいたらず。久々にプレイしたが、エアラインズや、このあたりはアラン・ムーンのベストだったという気がする。少しシャープさに欠け、ややスローなところがムーンの味なのか。

●アステロイド
7人の状態で人数が揃うまでということでやり始めたが、そもそもがシミュレーション系なのでルールが多い。挙句に大人数で分担してしまうと進行が遅く、およそ盛り上がらない展開に。早々に切り上げるべきところだったが、行き足が付いてだらだらとプレイしてしまい大いに失敗だった。

●インダストリア
ドイツゲームの新作。設定を聞いたときには技術開発系のゲームとして大いに期待したが、実際にプレイするともう一つだった。期待しすぎだったのかも知れないが、ボーナス点の付け方や技術の関連付けのイメージが自分のセンスに合わず、あちこちでなんとなく釈然としなかった。
ゲームシステムの筋自体は悪くないと思うし、モチーフもそれに見合うと思うのだがどうしてこんなにもどかしいのか?
プレイには勝利したが、なんとなくスッキリしない。
プロジェクトマルス
●プロジェクトマルス
「インダストリア」のもやもやを晴らすべく、システムの大筋を借用して火星開拓プロジェクトのゲームを作ることにした。
早々に形にしてみて、新宿の柏木村でのテストプレイに漕ぎ着けた。4人用のゲームだが残念ながら3人でのプレイとなり、そのことの問題も含めていろいろ課題が出てきた。早期に修整して再度のテストプレイを目指したい。

●タイムパイレーツ
アラン・ムーンの近作でSFネタ。なんとなくタイミングを逸して押入れで眠っていたが、先日の「サンタフェ」でムーンの見直し機運が高まって稼動。ルールブックを読んだ段階ではどこが良いのがもう一つ想像しがたかったが、プレイしてみると面白かった。多少、ラフな感じのところもあるがそこらへんがクニッツアとは違うムーンの味なのだろう。結構、良いゲームだと思う。

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