2003年を迎える

2003年1〜2月にプレイしたゲームの備忘録です。

●Xバグ
スティーブジャクソンの各国、宇宙からのウィルスたちが戦うと言うアクション・おはじきゲーム。
毛足の長いカーペットで3人で対戦したが、はじきが良くて面白く遊べた。飛距離が出る代わりに最初はコントロールが定まらなかったものの、途中からはスキルも上昇傾向。
ゲームとしては、収束性が悪く、勝利判定はもう少しクリアにシャープにしても良かったように思う。またウィルスの種族ごとのユニットごとの個性はもう一つ。

●八八
昨年に続いて年越し八八から雪辱戦へと流れる展開に。年に1回から年に2回にプレイ頻度倍増か‥(^_^;

●史上最大の侵略
このタイトルはウルトラセブンのエピソードの一つ。タイトルから分かるとおりセブンの同人ゲーム。ただし怪獣物で連想しやすい怪獣バトルロイヤルではなく、宇宙人が波状攻撃してくるのをウルトラ警備隊が捜索し、発覚したところでカプセル怪獣やセブンが撃退すると言うキャンペーンゲーム。セブンの全体の構図を再現していて面白いが、少し平板な作業の繰り返しになってしまって長い気もする。TSR−SPIの「ユリウス・カエサル」のように大反乱のような全体のクライマックスとなる場面があって欲しい気もする。

●アシモフのスタートレーダー
懐かしいゲーム。久しぶりにプレイしたが、最後のクライマックスが意外に雑なのが気になった。どちらかと言えば地道に稼いでいくタイプのゲームでありながら、最後はいきなり判定テーブルを見ての一振り次第というのが唐突さは否めない。
それ以外は、ゲームシステム的には良くまとまっているだけに惜しい。逆転のチャンスを作ろうとしたのかも知れないが‥。

●封印の魔
●封印の魔
今年のゲームマーケット向けのB級SFゲーム分科会の新作の初テストプレイ。
一応は形になっているものの細部はまだまだ。特に魔の特殊能力のバランスは難しいかも。

●フォーエバーウォー:シナリオ1
ホールドマンの「終わりなき戦い」のボードゲーム。残念ながら「スターシップトルーパーズ」ほどには面白くない。
理由として相手のトーロンの個性が際立っていない点があるだろう。アレクニドが特殊な戦術を使い異質な敵として迫ってくるのに対して、トーロンは少しだけできの悪い類似品といった感じだ。
また、シナリオの妙味という意味でもやや薄い印象を受ける。いたずらにユニット数ばかりがシナリオ2からいきなり大きくなるのも少々いただけない。

●封印の魔
●封印の魔
●封印の魔
●封印の魔
新宿イエローサブマリン、ハイパーアリーナでのYOK氏との対戦テストプレイ。1ゲーム30分程度で終わることから、4回続けて攻守を入れ替えながら対戦した。プレイの面白さという点では、意外だが特殊な能力などない人間側が魔をチクチクとやっつけていって楽しかったりする。魔の側は消耗戦で非常に心理的に苦しい。
あと懸念していたことだが魔の特殊能力には当たり外れが激しく、ハズレをまとめて引くと厳しい。
魔の特殊能力を見直して魔の側にもチャンスがあるようにすること、ルールの枠組をキッチリとすることが当面の課題。

●NUBA
●NUBA
温泉旅行のおともに懐かしのクニッツアの奇妙な格闘&演奏お祭りゲーム。
相手のコマが見えた状態でプレイする軍人将棋とも言うべきシステムだが、クニッツアの才気が感じられるシャープなゲーム。少し先手が不利な気もするが、それを除くと非常に完成度が高いゲームで、クニッツアの中でもベストの一つかも知れない。

●NUBA
●NUBA
温泉旅行でちょっとしたブームになり帰宅してからもさらにNUBAの日々。ゲームの目的は最高の楽師を突破させることだが、ついついボード上での格闘戦の勝利に目を奪われることも。そうすると思わぬ楽師に突破されてしまい早くに大差で詰んでしまうこともある。
4戦してきわどい勝負も制しながら4連勝。

●封印の魔
●封印の魔
●封印の魔
●封印の魔
再び新宿イエローサブマリン、ハイパーアリーナでのYOK氏との対戦テストプレイ。
魔の能力を見直したもののどうしたものか今回は前回以上に魔が苦戦。
特に人間側に囲まれて団子になってしまう展開が良くない印象。マップでの人間側のセットアップ位置を見直し、魔の基礎体力を増加し、さらにショボいと思われる魔の能力を梃入れすることにして最終形とした。
都合テストプレイ回数10回。1回が手軽にプレイできるという意味では当初の予想以上。
「シーボイガン市を食った怪物」のようにポイント式で能力をデザインできるようにという意見も出たが、適切なポイントをテストプレイから決めていくには既にタイムリミット。

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