シモリウキの作り方
いきなりシモリウキを作るといっても、それなりの道具が必要です。
まずは糸を張る道具です。
一般的にはアユ用のものを使用したり、自作したりしている人が多いみたいです。
僕も自作しました。材料は、小木片と小ネジ2本以上とステンレス版で作りました。ステンレス版は車のワイパーの交換の時に出て来た細い物です。これを約半分の長さに切って、こんなふうにくっつけます。
このとき、小木片を付けるのにネジを一本にすると、回転してしまって使い辛いです。
またステンレス板の両端には下の写真のような切れ目を付けます。これは糸を止める部分ですので、なるべく鋭利端がないよう、ヤスリなどで丸めておきます。
これをホームセンターで買ってきたちいさな万力に付けます。
そして、ステンレス板を少々(好きなだけ)曲げて糸を付けます。
今回使用した糸はこれです。
本来僕はナイロン派ですが、最近みんな黒い糸を使っているので、僕は茶色でやってみます。黒の方がいいのかなぁ??
いずれにせよ、2sで切れる糸ですので強度は充分です。2s以上のタナゴが掛かって切られたら、それはそれで本望です(なんて言ってられませんね。僕は飛び込んで捕まえて来ます。)
冗談はさておき、糸の張り方は糸がステンレス板よりちょっと短い長さの所に普段ハリスを止める「自動ハリス止め」を付けて糸を挟みます。
これでセット完了です。
これからシモリ玉を付けます。
僕は歯医者で予防填塞で使うシーラント剤を使いました。
普通は樹脂系の接着剤などを使うようですが、このシーラント剤はある特定の波長の光を当てるとすぐに固まるので時間の短縮になります。これを糸に付けます。
特定の波長の光を出す光照射機です。
これで光を当てます。
だいたい20秒から30秒で硬化終了です。
こんな感じに白いシモリとなります。
このままでも良いのですが、より視認性を上げるために色を付けます。本当は黄色にしたかったのですが、今回は手持ちがなかったので、オレンジにしました。爪楊枝で色を置くようにしていきます。
オレンジ色なのですが、黄色に見えますね。
2時間ほどそのままにして硬化させ、その後に表面を透明な樹脂でコーティングします。僕が使っているのは、知り合いが勧めてくれたものです。塗り方は一緒です。
この表面保護剤は綺麗に塗れるのですが、硬化が遅いのが欠点です。24時間後が出来上がりです。
こちらは赤です。