新しい鈎の試作
いくつか鈎を使ってみて、ちょっとしたアイデアを元に鈎を作ってもらいました。ついでに僕の苦手な砥ぎも入れてもらいました。とても良い結果を得ましたので、紹介します。
形はOWNERの半月に似ていますが、サイズを少し下げてもらっています。
一番の特徴は鈎先の向きです。少々外側に向けてあります。これでアカムシを刺すのがとても楽になり、さらに上手に砥がれているのでアカムシのお汁が出づらいです。
バラシが多くなるかなァ?とも思ったのですが、使ってみるとそんな事はなく、快適に釣れました。掛かりもすこぶる良く、魚信に対する取り込み率が格段に上がりました。
欠点は、一流メーカーのものと違って材質がイマイチなのか?焼きが甘いのか?20匹も釣ると鈎先がアマくなってしまう事とコストです。
今回は僕の勝手な依頼を承諾してテストで作ってくれましたが、本人は『一本10,000円もらっても考えてしまう。』と言ってました。
で、僕の考えとしてはこれだけの鈎であれば5,000円くらいまでなら出して良いか?と。・・・それだけ素晴らしい鈎でした。
ただし、この鈎は僕らがやっているちょっと特殊な釣り方に合う鈎がなかったために試作した鈎で、一般的な、いわゆるタナゴ釣りに適しているかは判別が付きません。