PhotoshopCSでのスクリプトの導入

プラグインのインストール
スクリプトの実行
ドキュメント/サンプル
ユーティリティ
スクリプトの登録

■プラグインのインストール

CSではスクリプト機能は標準でインストールされています。

■スクリプトの実行

  1. メニューの「ファイル->スクリプト->参照」を選択



  2. ダイアログから実行するスクリプトを選択して開きます。



サンプルスクリプトを実行するには、ダイアログから、「Photoshop CS\スクリプティングガイド\サンプルスクリプト\JavaScript」にあるスクリプトを選択します。

※スクリプト実行中にEscキーを押すとスクリプトを中断できます。一回で止まらない場合は何回か押してみると止まります。


※「読み込み」をクリックする時にAltキーを押しているとスクリプト実行時にデバッグダイアログが開きます。

  1. ダイアログからスクリプトを選択するとデバッグダイアログが開き、操作できます。



■ドキュメント/サンプル

PhotoshopCSのインストールフォルダの中に下記のドキュメント、サンプルがあります。(JavaScript関連のみ表記)

Photoshop CS\スクリプティングガイド\

JavaScript Reference Guide.pdf - リファレンスマニュアル
Photoshop Scripting Guide-J.pdf - 初期ガイド(日本語版)

Photoshop CS\スクリプティングガイド\サンプルスクリプト\JavaScript\

アクティブレイヤー.js - アクティブレイヤーを設定
エンボス.js - アクションマネージャーによるエンボスフィルタ適用
コピーしてペースト.js
コピーして回転.js - 画像の回転と切り抜き
ストロークの選択.js - 選択範囲の境界線を描く
チャンネルの設定.js - 表示チャンネルを設定
テキストを作成.js - Hello, World!
ドキュメントを開く.js
フィルタの適用.js
モザイクタイル.js - アクションマネージャーによるモザイクフィルタ適用
レイヤースタイルを適用.js
レイヤーセットに移動.js - レイヤーを複製してレイヤーセットに移動
レイヤーの種類.js - レイヤー作成及びレイヤーをテキストレイヤーに変更
レイヤーをリンク.js
レイヤーを回転.js
色の比較.js - 描画色と背景色の比較
色の変換.js - 描画色をRGBカラーに変換
新規ドキュメント.js
選択範囲の塗りつぶし.js
選択範囲を作成.js
選択範囲を読み込み.js - アルファチャンネルに選択範囲を保存し、呼び出し
定規単位.js
溶けた鉛を実行.js - アクション実行

またPhotoshopCSのプリセットフォルダに下記のスクリプトがあります。

Photoshop CS\プリセット\スクリプト\

レイヤーカンプから PDF.js
レイヤーカンプから WPG.js
レイヤーカンプからファイル.js
レイヤーをファイルへ書き出し.js

■ユーティリティ

Photoshop CS\スクリプティングガイド\ユーティリティ\ にある ScriptListener.8li を使用するとGUI操作を記録することが出来ます。

ScriptListener.8liを使用するためには、Photoshop CS\プラグイン\Adobe Photoshop Only\自動処理 にファイルをコピーしPhotoshopを再起動します。

起動ドライブのルートにScriptingListenerJS.logというファイルが作成され、この中に操作が追記されていきます。例えば、次のような文が記述されます。

// =======================================================
var id30 = charIDToTypeID( "Opn " );
var desc11 = new ActionDescriptor();
var id31 = charIDToTypeID( "null" );
    desc11.putPath( id31, new File( "D:\TMP\スクリプト\sample.psd" ) );
executeAction( id30, desc11, DialogModes.NO );

一つの操作がコメント文で区切られたひとかたまりのコマンドで記述されます。これを利用することで記述方法がわからない操作やプラグインフィルター等をスクリプトで実行することが出来ます。

ログファイルから必要な部分だけを抜き出してJavascriptファイルとして保存するだけで一つのスクリプトとして動作させることが出来ます。そのままではアクションと何も変わりませんが、必要に応じて条件分岐などの操作を加えれば立派なスクリプトになります。Photoshop用のオブジェクトがわからなくても記述できるので簡単です。

■スクリプトの登録

Photoshop CS\プリセット\スクリプト\ にスクリプトを置くとメニューに追加することが出来ます。Photoshop再起動後、「ファイル->スクリプト->」から実行できるようになります。

またメニューに追加したスクリプトにはショートカットキーを割り当てることも可能です。


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