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B級インフォメーションスクエア

1998年ORIGIN賞SF部門ノミネート

受賞作 Crimson Skies  (FASA Corp)
Cults Across America  (Atlas Games)
Filthy Rich  (Wizards of the Coast)
Parts Unknown  (Cheapass Games)
Spammers  (Atlas Games)

クリムゾンスカイは,架空世界史もので,空賊が活躍する1930年代を描いた空戦ゲーム。カルツアクロスアメリカは,クトゥルフもので合衆国を制圧するカルト集団のゲーム? フィルシーリッチは,鬼才ガーフィールドの作ったトレカのアルバムを利用したネットワークモールのマネージメントゲーム。パーツアンノウンは,オークション系のシンプルなゲーム。スパマーズは,インターネットジャンクメイルを扱ったクールトピックなゲーム。

1999/6

なぜ入手困難なゲームの紹介が多いのか?

「紹介されているゲームのほとんどが入手困難ではないか!」と言うお叱りを頂戴しています。ご指摘の通りで,たいへん申し訳なく思います。

ですが,いくつかご理解をいただきたいことがあります。

第一に,ゲームの商品寿命は長くありません。特にSFゲームは中小メーカーのものが多く,この傾向が以前から強かったのです。また,近年,本などの他の出版物もそうですが,店頭回転率が重視されるなかで,ますます商品寿命が短くなっています。

第二に,SFボード/カードゲームの新作自体が決して多くはありません。コンピューターゲームのように月刊誌に毎号新作レビューが出せるほどは出版されていないのです。第1の理由と合わせると,「入手可能なゲーム」という範囲に限定してしまうと,とても寂しくなってしまうのです。

第三に,入手困難なゲームに数多くの傑作があるということです。こうした傑作ゲームが絶版になり忘れ去られつつあるとのは,とても残念なことです。今でも手に入るゲームについては,もし本当に興味があれば自分で手にとって吟味していただくこともできます。けれども,入手困難なゲームの素晴らしさを伝えるには,それをプレイしたことのある者が筆を取るしかないのではないでしょうか?

そんなわけで,これからも入手困難なゲームを多く紹介していくことになるかと思うのですが,悪しからずご了解ください。もちろん新作を扱わないということではありませんので,そこもご心配なく。

それでは今後ともよろしくお願いいたします。

1999/5

なぜA級やC級ではないのか?

「B級SFゲーム」と言う表現を聞いたとき,
「なぜA級やC級ではないのだろう?」という思う方もあるかも知れません。


それは,「A級」と言うと,「名作」や,「傑作」,「重厚な中身を持つもの」のように思えて
気が引けてしまうのです。
もっと「気楽に」「楽しいゲーム」であればいいと思っています。

でも「C級」と言ってしまうと,「駄作」,「時間つぶし」のように見られてしまって,
それは悲しいかなと思います。

と言うことで,重圧は受けたくないけれど,
それなりの気概はあるんだぞという意味で「B級」を名乗るのです。

1999/3

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