嬉し・恥ずかし・楽しきかな『絶叫3連発』 (2004/01/10)

●中山参戦
 昨年末、さくともさんとうっきさんとの浦和オフミに、仕事で参加できなかったごとっぴさんから、『(3連休の初日となる)土曜に中山参戦しませんか?』とのお誘いを受け、大々的なオフミというわけではないが、気楽に二人で参戦することとなった。実はこのごとっぴさん、昨年途中から、馬券戦術の大幅な見直しを行っており、真の意味での『自在性』を身につけようとしていた。その第一段階として、堅軸馬/穴馬の的確な見極めを目的に、昨年一年はとにかく、『単複予想』に徹してきたわけであり、晴れてその公約が解かれ、いよいよ今年は連勝馬券の解禁。恐らくそれを試したかったのだろう、年明け早々、競馬場への突撃とあいなったのだ。

●ある決意
 午後一ぐらいに競馬場に着くよう、南浦和から船橋法典に向かい、JR武蔵野線に乗り込んだ私。のどかな田園風景を車窓に見ながら、JRA→地方と昨年末から続く絶不調状態をどう打破すれば良いのか、思いに耽っていたなか、ある一つの考えが浮かんだ。『今日は≪潰し屋≫モードで行こう』・・・。原点に立ち戻り、素直な気持ちで気楽に予想しようと。そして、もう一つ、、『今日ダメだったら≪放牧≫に出よう』。普段の現地への突撃競馬ならば『やる気全開/勝ち気満々』モードなわけであるが、既に気持ちは『ダメでもともと』。戦わずして敗れた者状態で、電車に揺られていった。

●ごとっぴさん登場!
 思ったより早めに競馬場に到着し、正面スタンドに立ったのは、ちょうど午前最後の5Rが終わったところだった。とりあえずここで、ごとっぴさんにTEL。しかし留守番電話に。「電車の中かな?」と思い、午後からのレースに向けて、とりあえず一服。と、ここでごとっぴさんからTELが。どうやら既に場内にはいたらしい。聞くとゴール板前にいるとのこと。早速、そちらに向かっていくと、いました、いました、ごとっぴさんが。あら?、誰かもう一人いるぞ?。知らない人だ。近づいていき、挨拶を交わす。どうやら会社の先輩の方で、別口で競馬場に来ていたらしい。軽く立ち話を終え、その先輩は自分の連れのところへと戻っていき、早速、ごとっぴさんと、午後一番、6R・3歳新馬戦のパドックへと向かった。

●いきなりの『被り』
 6R。芝マイルの新馬戦らしく、なかなか好馬体の馬が目立つ。一番人気はピースオブワールドの全妹・ピサノバーキン。姉と違い栗毛に出たものの、さすが良血馬、いい馬体だ。しかし、更に見栄えする馬がいた。エルコン産駒・トーセンリッジだ。何とごとっぴさんもトーセンが良いという。いきなりの被り。不調同士の被りほど危険なものはないが、本日最初の予想ということもあり、とりあえず自分を信じてこの馬から。そして迎えたレース、早めに抜け出したピサノバーキンが、ある意味、『如何にも来そうだった』バルジュー・フェザーレイが追い込んで2着に入り、被り◎・トーセンリッジは全くいいところなく惨敗。『これはもう方向転換が必要か?』、、心の中では早くも『警報』が鳴り出していた。

●潔い散りっぷり
 7R。ダートの長距離戦。ここは人気のチョウカイフライトが、やはり抜けている印象。今日は『潰し屋モード』という気持ちもあり、素直にこの馬から。相手はこれまた出来の良さそうなラスニアックにグッバイマイライフを本線に。人気の一角・タマモビクトリーは、パドック的には今一つながら、時計は十分足りるということで、押さえにとどめた。ごとっぴさんは、そのタマモビクトリーとチョウカイフライトから、穴目の3連複で勝負に。するとレースは、好位から抜け出したタマモビクトリーが、外から追い込むチョウカイフライトを押さえて勝利。3着にはミシシッピーハートが。馬連460円に、3連複760円。典型的な『当たりマイナス』で本日初的中させた私に対して、勝負に出たため、相手抜けだったごとっぴさん。しかし、ある意味、そのごとっぴさんの潔い散りっぷりの方が羨ましかったりして・・・。

●方針転換
 8Rの呉竹賞(ダ千二)は芝でも好走続いていたクリスタルヴィオレが完勝。2着にスペシャルアタックが入り、馬連34倍の中波乱に。パドックの状態と、前走でも◎を打っていたことで、アドマイヤマジックから入ってドボンの私。この結果を受け、密かに考えていたある『仮定』が『確信』に変わりつつあった・・・。
 新馬での◎トーセンリッジの惨敗、そして、太いと考えていた大型馬・ランプランサスの3着好走と、この時から既に『パドックの読みが違う』と感じていた私。その後の7R、そして8Rとも、人気馬のなかでパドックの印象が悪かったタマモビクトリー、そしてクリスタルヴィオレの好走が続いたことで、ここで『方針転換』に踏み切る決心をした。普段、パドックを見る時、基本として、向こう正面を馬が通る時の姿(つまり馬体の左半身)を見て、評価している。これは家でパドック予想をする際に、この方向が最も良くTVで映してくれ、また、馬体が良く見える方向でもあるため、そのクセを現地でも生かすためにそうしていたわけであったが、それを今度は手前を通る時(馬体の右半身)を見て評価することに変更した。これは、どうしたわけか、我が眼力が未熟なためか(多分これが正しい)、向こう正面を通る時は太く感じる馬も、近くで見ると、さほど太くは見えず、どちらかというと、胴が長い円柱のように感じる印象だった。人間同様、逆三角形のような胴回りが好みではあるが、その好みが嵌まらない以上、意地を張っていても仕方が無い。この『方向転換』に賭けてみることにした。

●また被りか?・・・
 9Rは芝の6ハロン戦。人気のロコグリーンにナイキフェイバー、コスモラブシックが全然良く見えない。逆に良く見えるのはシャドロンガール、トップパシコ、ロードダルメシアンなど。ちょっと波乱の予感。そんな思いを持ちつつ、ふと、ごとっぴさんに目をやると、、、な、な、何と!、ごとっぴさんもトップパシコにロードダルメシアンをチェックしているではないか!。今日はやけに意見が合う。これが良い方向に感じるか悪い方向に感じるかは、お互いの成績が物語っている。『今度は被らないようにしよう』、心の中で決意する。ごとっぴさんはトップパシコから勝負。これをしっかり確認して、ロードダルメシアンから狙うことに。パドックは良く見えたシャドロンガールは、前走の大敗がどうにも気になり、『平坦巧者だけに中山の急坂は厳しい』と決めつけての叩き切り。逆に、実に3戦連続◎中のニシノブレスレットを▲に抜擢し、高配当を狙った。

●絶叫[1]〜恥ずかしい絶叫〜
 パドックを見終え、9Rの馬券を買い終えたところで、ちょうど京都8Rのファンファーレ。昨年から競馬場でも全場全R購入可能になったことで、密かにこの8Rを購入していた私。ごとっぴさんとともにモニターの前に陣取った。何故、京都の平場に手を出したのか、、それは、そこにワキノカイザーの名前を発見したからだった。休み明けの前走でも『核が違う』と自信を持って◎に推し、8着に敗れていた手前、どうしても取り戻したい衝動に駆られ、密かに馬券を買っていたのだ。スタートを切るや、我が◎ワキノカイザーは好位置をキープ。いい感じだ。ラヴァーズレーンの引っ張る淀み無い流れで早くも直線、何とワキノカイザーがあっさり抜け出したではないか!。勝利は既に確定。問題は2着争いだ。逃げたラヴァーズレーンが粘り込みを懸命に粘り込みを図る。この馬、買っていない、、やばい。そこへ白い帽子が大外から飛んできた。確か人気薄のインターマーベラスでは・・・。ここで絶叫開始、「1番、来い!、来い!」、建物内のモニターだけに、その絶叫は屋外より何倍も響き渡る。他に叫ぶ者はいない。至福の瞬間だ。そしてゴール、見事に2着には1番が差して入った。絶叫を終え、ふと我に返った時、急にその場にいるのが恥ずかしくなった。屋外の開放感の無い閉塞されたこの空間で、周囲からの見えない冷めたプレッシャーが襲い掛かる。ごとっぴさんの「やったじゃん」の言葉もそこそこに、とりあえず外へと出ていった。しかし、心の中ではやはり『高配当的中』の喜びに胸踊っていた。

●勘違い
 スタンドに出て、あらためて、新聞を開いた。そこで、信じられない『勘違い』をしていたことを知らされた。1番、、それは人気薄・インターマーベラスではなく、断然人気のルポルタージュであったのだ。がちがちの本命馬券・・・急に『絶叫』したことが恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなくなった。何てことを・・・絶叫派として、これは『醜態』以外の何物でもなかった。
 ちなみに、このレースを買っていないごとっぴさんが、パッと新聞を見ての直感予想で、3着に粘ったラヴァーズレーンであったことを付け加えておく。

●パドックを信用していれば・・・
 恥ずかしい思いを多少引きずったまま、9Rの発走。レースは好スタートを切ったシャドロンガールがそのまま直線でも後続を突き放して快勝。2着に追い込んだ◎ロードダルメシアンが入り、きれいな『抜け』。パドックを信用していれば・・・これはもう後の祭りであった。

●奇妙な一致
 10Rは、昨暮、雪で延期となった中山大障害。人気は昨春の覇者・ビッグテーストにウインマーベラス、ブランディスといったところ。そんななか、私には、ある1頭が非常に良く見えた。3番・ユウフヨウホウだ。あのゴーカイの弟で以前にこのレースを勝っている実績馬。ひょっとすると・・・。そして、この馬が良く見え、この馬から行こうかと決めた瞬間、もう一つ、ある出来事が頭の中を横切った。3番・・3番・・赤・・赤帽・・・・。実はこの前のレースをスタンド前で待つ間、ごとっぴさんが、ある『赤帽の集団』を見つけていた。それはゴール番前に陣取る取材カメラ陣で、3人揃って赤帽を被っていた。そんな赤帽を見て、ごとっぴさんがふと『ユウフヨウホウ・キャップを被ってんじゃないの?』と言っていたのだ。実際、その帽子が『ユウフヨウホウ・キャップ』かどうかは定かではない。また、ごとっぴさんは赤の3番にユウフヨウホウが入っていることを、この時は知らない。たまたま、この日が大障害で、過去に優勝歴のあることから、ふいに口に出ただけだったらしい。何なんだ、、、この奇妙な一致に、パドックのこの出来、、根拠など全く無いが、これに賭けてみたくなった。ユウフヨウホウから本線・ビッグテーストへ馬単&馬連の厚め勝負に出た。ごとっぴさんは大穴・ミヤノシャダイから勝負。『お前は一体誰なんだ?』デマリアに全てを賭けてきた。

●奇妙な一致(2)
 スタンド前に出て、本馬場入場を見守る。この日の本場馬入場は(この日だけかはわからないが)、いつもの入場曲ではなく、80年代頃に流行った海外の曲を流しており、この10Rで流れてきたのは『スカイハイ』であった。するとここでごとっぴさんが、恐ろしい事実に気づいた。『スカイハイ』と言えば、言わずもがな、あのミル・マスカラスのテーマ曲。メキシカン・プロレス『ルチャ・リヴレ』の英雄だ。そして、ごとっぴさん◎ミヤノシャダイの鞍上・デマリアは、何と『ルチャ・デ・マリア』。何なんだ、、この奇妙な一致は、、。この事実に気づいたごとっぴさんは興奮を抑え切れない。この大障害は、大変な『サイン対決』になってしまったのだった・・・。

●悪夢が現実に・・・
 大障害のファンファーレが高らかに鳴り響く。普段はさほど障害に興味の無い観衆も、さすがはGT、柔らかい歓声が起こるほど、テンションは上がっていた。そしてスタート。ブランディスを先頭に、全馬13頭が、綺麗な隊列を形成する。さすがはGT。飛越も安定している。そして迎えた最初の難関・大土塁。13頭が一団となってこれに挑む。全馬飛越。思わずスタンドから大歓声が上がる。ペースをかき乱す馬も無く、隊列は以前形成されたまま。我がユウフヨウホウも、抜群の気合乗りで好位をキープ。あまりの行きっぷりの良さに、次第に希望が期待へと膨らむ。そして迎えた第二の難関、大生垣。「これさえクリアできれば・・・」そんな言葉が脳裏をかすめる。これがあの前兆だったとは・・・。迎えた大生垣、ユウフヨウホウの踏み切りのタイミングが一瞬、速かった。「あっ!」、コンマ数秒後の悪夢の光景が現実となる前に、我がシナプスが爆発した。後ろ脚が生垣にかかり、前のめりに大転倒!。「あーーー!」、ここで夢がついえた。結局、終わってみれば、ブランディスの逃げ切りに、2着にウインマーベラスと順当な結果。一体、あのサインは何だったんだ・・・

●3連複初的中!
 メインRはダ千八・アレキサンドライトS。ここは断然人気でも、ヒシアトラスがとにかく抜群。逆らう気力も無く、ここから、相手も人気・カフェフロリデアンで仕方ないとして、後は出来が良さそうな人気薄に色気を出して流した。ごとっぴさんはベラージオから狙った。馬券を購入したところで、京都10R・万葉Sがスタートの時間を迎えた。この日の京都9,10Rは頭数が少ないため、購買意欲をそそらない。となれば、オフミ恒例・1点勝負対決。今回は馬連・3連複のダブル1点勝負を、お互いに貼った。9Rは見事に外れてのこの10R。レースは予想通りのスローペースで上がり勝負。早々と好位からナムラサンクスが抜け出し、2着には追い込んだエリモシャルマン、3着には逃げたマヤノモーリスが入り、何とここでごとっぴさん、枠連(8頭立てのため)・3連複ともに見事に1点的中!。実は馬単も1点勝負していたのだが、こちらは惜しくも1着2着の裏目。とはいえ、いやー、まいった。どうやらこれがごとっぴさんにとって、初の『3連複的中』。さて、この記念すべき的中配当は・・・枠連210円、3連複は何と180円!?・・・。確かに人気3頭だったとは言え、この配当・・・思わず苦笑のごとっぴさん。私の3連複初的中も、やはりオフミでの新潟の新馬で、確か480円だったが、それ以上のインパクト。ごとっぴさん、恐らくこの的中、忘れられないよ(笑)。

●絶叫[2]〜思い出させてくれた絶叫〜
 いよいよ迎えたメインR。リワードゲインが引っ張る流れを、絶好の手応えで、ヒシアトラスとベラージオが好位を進む。そして迎えた直線、先に抜け出したベラージオを、外から楽な手応えでヒシアトラスが交わして先頭、問題は2着争いだ。内で粘るベラージオに後続勢が襲い掛かる。人気勢の争いだけに、周囲の皆がそれぞれの思いで絶叫する。「そのまま〜」「差せ〜」。そんななか、一人、周囲と明らかに違う絶叫をかました。「バクシーーン!」。ベラージオをぶった切っている私の前に、押さえた1頭、単勝200倍以上の超人気薄・バクシンヒーローが突っ込んでくるのが見えたからだ。これまで、絶叫といえば、大概、周囲が沈黙するなかでのものだっただけに、今回の絶叫は、明らかに異質なものだ。「そのまま〜」「そのまま〜」の中での「バクシーーン!」。そして、、「あ〜〜」、絶叫がため息ともへたり笑いとも取れるものへと変化していった。4着同着・・・。終わってみればヒシアトラスーベラージオのがちがち馬券。馬連で抜けた私、3連複で抜けたごとっぴさん。結果には結びつかなかったが、何故か妙にすっきりした私。久々に味わう『穴党の醍醐味』、そして、『穴党の喜び』。勿論、普段も競馬は楽しんでいるのだが、本当に久々に、純粋な気持ちで『楽しかった』瞬間だった

●絶叫[3]〜至福の絶叫〜
 その後、京都のメインRも外し、やはりこの日も(事実上)タコか、、と半ば諦めモードを漂わせつつ、迎えた最終R。パドックを見る限り、前走2着のケイビイスパイダーに、1年ぶりのレースながら馬体はこのクラスのものではないプレシャスカフェの2頭が抜けている。普段なら一発逆転を狙って穴馬探しに入るのだが、『今日は素直に』の気持ちを押し通そうと考え、どちらか迷ったが、やはり馬体の良さからプレシャスカフェから。本線ケイビイスパイダーを厚めに、後は紐荒れ期待で旨味ある穴馬へ流すことにした。ごとっぴさんはデュアルコートから、こちらは一発逆転狙いだ。
 そして迎えたレース。抜群の手応えでプレシャスカフェが好位を進むのを見て、4角に入る前から既に勝利を確信していた私。その予感通り、直線、早々と抜け出してきたプレシャスカフェ。さあ、後は問題の相手だ。Hペースにより先行勢が壊滅する中、数頭がごったになって2着争いに突っ込んできた。何が何だか一瞬、わからなくなったが、その中に、▲ウエスタンウォーズが見えた。ここで本日3度目の絶叫、「ウエスタン!、ウエスタン!」。既に周囲は沈黙している。これはもらった。しかしそこへ1頭、大外から芦毛がぶっ飛んできた。白い帽子・ヒカルトクタイセイだ。「うわっ!、なんか飛んできた!、なんか飛んできた!、あ、よし!、どっちでもいい!、どっちでもいい!」。もう久々過ぎていつ以来か思い出せない『どっちでもいい!』の絶叫。まさに至福の瞬間。そしてゴール。2着には寸前に差した芦毛が入った。「よっしゃー!」。最後の最後で高配当的中。これはついたろう。ごとっぴさんからは「すっげー!」の声、嬉しい限りだ。周囲の冷たい視線など、関係無い。でも、ここで馬鹿みたいに喜んでは価値が半減する。心の中では喜びを爆発させながらも、さも『別にそう驚くことでもないじゃん』の態で、敢えて、冷静さを保つ。これが我がスタイルだ。「プレシャスは一番人気だったから、40〜50倍ぐらいかな。でも、確かヒカルは単勝万馬券だったキモするし。万馬券ならラッキーだな」、そんなことを考えていると、ターフビジョンに馬連の最終オッズが映し出された。9番の馬連がタテに表示される。さて、2-9はと・・・『435』。あー、43倍かー、、あれ?、あれれ?、、あれれれ!!!、、、435倍!?。全く想像もしていない配当だっただけに、無意識のうちに『小数点』のピリオドを当てはめていた。「ひゃーーー!、でっけーーー!」。思わずごとっぴさんと顔を見合わせる。馬連43510円。久々の高配当GET!。この時も出来るだけクールを装っては見たが、心臓の鼓動はドラムロールばりに激しく高鳴っていた。

●ファースト・インパクト
 そんな興奮状態の我々のところへ、昼に行き会った、ごとっぴさんの会社の先輩が駆け寄ってきた。初対面の方には最初のインパクトが大事・・・これで密かに『しょざわ株』も上がったのでは・・・なんて。

●今年こそ熱き対決を・・・
 京都の最終Rをきっちり『とんちんかん』で終え、向かったのはいつもの『南浦和』、いつもの『魚民』。当然、今日は私の『おごり』で、カンパ〜〜イ!。いやー、今日のビールは格別だ。やっぱり仲間に『おごれる』というのは、何とも言えない優越感がある。これがしたくて仲間と競馬に行くと言っても過言ではないほど。めったに実現しないけど・・・。この日のトークは、やはり昨年末に行った、さくともさん、うっきさんとのオフミの話など。まだ回想をUPしていなかったため、当時の様子をいろいろと話した。当然、『梅サワーの暴走』の件も(笑)。そんななか、ここでもやはり盛り上がったのは、『過去のダービー馬を思い出そう』というもの。ここでごとっぴさんの抜群の記憶力がフルに発揮される。ダービー馬はおろか、オークス馬・有馬記念馬など、、いやー、よく覚えているよ。そしてもう一つ、ごとっぴさんと言って忘れては行けないのが、今年の『思い入れ馬』。夢を賭けるクラシック馬だ。思い起こされるあのアドマイヤベガvs.ナリタトップロード。そして、ジャングルポケット・・・。昨年はマッキーマックスで志半ばで断念せざるを得なかった私。今年もまだ、今のところ見つけられていない。それに対して、ごとっぴさんは、今のところ、ブラックタイドだと言う。果たして今年は、あの頃の熱き対決が再現されるのだろうか・・・。
 今回は残念ながら、今一つ見せ場を作れなかったごとっぴさんであるが、人気馬に対する疑いを持つ目、そして、そこから導き出される穴予想が徐々に板についてきた印象は十分に感じられた。ちょっと後半は『暴走』とも『無謀』とも言える、穴予想に走った感はあったが・・・(勿論、ごとっぴさんにもこのことを話した)。昨年、単複予想に終始し、軸選定の能力を洗練してきたごとっぴさん。本命派から自在派へステップアップするための大きな壁に今、立ち向かっていると、本人も自覚しているであろう現状。しかし、それをぶち破って、次のオフミでは、きっと、きっと、『おごってくれるだろう』と確信している(笑)。次は府中だ!。

中山12R・古馬1000万下(2004/01/10)

◎ 9.プレシャスカフェ−△ 2.ヒカルトクタイセイ
馬連:2-9 43,150
▲ 7.ウエスタンウォーズ3着で3連複2900倍!。血迷って買ってたら・・・。