1 DOSの系譜を辿る今なおユーザを惹きつけるパソコンOS
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Windows 95の登場によって過去のOSとなったように思われているDOSですが, 実はいまでも多くの人々に利用されています. 本章では,DOSの誕生から現在に至るまでの経緯を紹介し, いまだに多くのユーザを惹きつけるDOSの魅力を探っていきます. |
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はじめに |
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DOSの誕生 |
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パソコンの誕生 |
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IBM PCの登場 |
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IBM PCとMS-DOSの成功 |
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注3)クローン機は,IBM互換機としてではなくLotus 1-2-3が動く機械という謳い文句で売られたほどです. 注4)最初のIBM PCは,アメリカのテレビでも使えるようにクロック数を設定し,記憶媒体としてカセットテープ,ゲーム用にジョイスティックのインターフェースを採用していました. 注5)IBMはBIOSのROMに対する著作権を持っており,これをクローン会社がコピーすることはできません.そこでクローン会社は,ROMをプラックボックスとしてリバースエンジニアリングしました. |
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注6)86-DOSの存在を知ったKildallは憤慨し,著作権侵害であるという証拠を持ち出しました.そこでIBMは,著作権侵害に対処するため,MS-DOSと同じようにCP/M-86を売ることに同意しました. 注7)このとき,これらのOSの価格決定権はIBMにあり,OSの価格は販売権の値段によって決定しました. |
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MS-DOSの歴史 |
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MS-DOSとPC DOSについて |
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DOS Version 1.x |
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注8)当時は8インチディスク(normalと呼ばれていた)が主流であり,5インチディスクはmini-diskettesと呼ばれていました. 注9)UNIXでは,端末I/O(Input/Output)やディスクI/Oなどのドライバをディレクトリ構造内に含んでいますが,MS-DOSでは同じことをBIOSによって実現しています. 注10)ちなみに,UNIXは最初のバージョンから階層ディレクトリ構造を採用していました. |
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DOS Version 2.x |
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注11)実はMS-DOSという名前が初めて登場したのはこのバージョンからです. |
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DOS Version 3.x |
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DOS Version 4.x |
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DOS Version 5.x |
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DOS Version 6.x |
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注12)代わりにDriveSpaceとなりました. |
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PC DOS Version 7 |
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その他のDOS |
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OpenDOS |
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FreeDOS |
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PTS-DOS |
| 1975年 | MITS社から最初のパソコンAltairの登場 Microsoftの設立 |
| 1981年 | IBM PCの誕生 MS-DOS Version 1.0の誕生 |
| 1982年 | MS-DOS Version 1.1, 1.25 |
| 1983年 | PC/XT発売 MS-DOS Version 2.0, 2.05, 2.1, 2.11 |
| 1984年 | PC/AT発売 MS-DOS Version 3.0 |
| 1987年 | MS-DOS Version 3.1, 3.2 PS/2シリーズ発売 MS-DOS Version 3.3 OS/2 のリリース |
| 1988年 | MS-DOS Version 4.0 |
| 1989年 | MS-DOS Version 4.01 |
| 1991年 | MS-DOS Version 5.0 |
| 1993年 | MS-DOS Version 6.0, 6.2, 6.22 PC DOS Version 6.1 |
| 1995年 | PC DOS Version 7.0 |
| Version | Date | 概要 |
| 1.0 | 1981 | Settle Computer Products社の「86-DOS」をIBM PC用に手直しし、MS-DOS Version 1.0としてリリース。 |
| 1.1 | 1982 | 2D ディスクのサポートし、いくつかのバグをなおした。 |
| 1.25 | 1982 | 初めて、広くOEM供給した。 |
| 2.0 | 1983 | 10MBハードディスクのサポート。UNIXを意識したシェルの改良。 |
| 2.05 | 1983 | バイリンガル環境に対応。 |
| 2.1 | 1983 | PC jr.用につくられたが失敗。 |
| 2.11 | 1983 | 2.05と2.1をあわせたもの。 |
| 3.0 | 1984 | 1.2MBフロッピー、32MBまでのハードディスクをサポート。 |
| 3.1 | 1987 | ネットワークのサポート。 |
| 3.2 | 1987 | 3.5インチフロッピー、IBMトークンリングのサポート。ただ、バグが多すぎて使いものにならなかった。 |
| 3.3 | 1987 | IBM PS/2シリーズのサポート。1.44MBフロッピー、ハードディスクのパーティションなどサポート。 |
| 4.0 | 1988 | EMSメモリー、2GBまでのハードディスクのサポート。DOS SHELLを装備。 |
| 4.01 | 1989 | 4.0をバグフィックスしたもの。 |
| 5.0 | 1991 | HMA, 2.88MBフロッピーのサポート。Help機能が追加され、そのほかのユーティリティやコマンドが改良された。 |
| 6.0 | 1993 | DoubleSpace, Anti-virus,Defragmenterなどのユーティリティが追加される。 |
| 6.2 | 1993 | DoubleGuardの追加。CHKDSKはSCANDISKになる。また、いくつかのコマンドを改良。 |
| 7.0 | 1995 | IBM PC DOSのみ発売。DOSの集大成。 |