ひとしれず迷いながらもこっそりと意識していた20歳代半ばの転機、伏線はあったものの周囲の人からみれば唐突な思いつきと思われるような僕の一言「お
金ないから自転車乗ろうと思うねん」だって「乗っても乗ってもタダだから」。
人力であるという普遍的な魅力はあるけども、出発点は僕の個人的な経済的理由(わりと貧乏です)が出発点。 自転車をつくるという事業を成立させたい。
50年乗ってもつぶれない自転車をつくろうとして半年目に入りました。 ちなみに屋号は浪速自転車と申しまして、僕はとっても気に入っています。
白状すると、僕はそれほど自転車が好きだったわけではありません。実家が自転車屋さんでもありません。郊外のニュータウン育ちの僕は、市内で見かけるあ
の米屋の、氷屋の、豆腐屋の自転車と、それに跨り颯爽と仕事する人たちにいつの頃からか憧れていたのです。 その思いをかたちにすべく、会社を辞めて半年。
cocoroom(http://www.kanayo-net.com/cocoroom/)
で月一回催される金友トコトコ「業務用自転車について語ろう」、難波パークスで行われたヒューマンメッセージin大阪での業務用自転車人力発電音楽ライ
ブなどのイベントを行ってきました。
6ヶ月の間に簡単な自転車の図面を一枚も描けていませんガ、たった6ヶ月しかたっていないのに、恐らく僕がそのまま会社で働いていたら一生会わなかった
(あわずにすんだ?)人たちにたくさん出逢いました。
人生を自分の責任で生きようとするかっこぇえ人らと会い、お話するなかでそれぞれの考え方に触れる事ができました。
そんなおいしい経験を通して、付加価値やコストパフォーマンスとかお金や価値に対する沢山の問題はあるけれど、Just価値を見極め「僕がつくる自転
車」ということばを使って、事業展開したいんです。この気持ちを伝えて広げて繋がっていきたいと思うわけですよ、みなさん。
そんな訳で、これからもイベントを行いつつ、質実剛健、しかもお洒落でかっこぇえ自転車が出来る事を愉しみにお待ちください。
昨日、半年目にして漸く2台の浪速自転車を受注する事ができました。
蘭の会のみなさまも、それぞれ信じている何かをあきらめズ、トコトコやっていきましょうね。最後に偉そうなものいいになりましたが、色んな持ち場で自信
満々に生活する沢山の人が増える事を願ってやみません。 なぜならそれが僕の夢の環境なのです・・・ニシシシシ。
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