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知らない人でもいいから どこか連れてって
なつかしい虹の見えるあの場所へ ＡＣＯ「虹」より 何かやばいよな、この状態は。５月か。もう５月？ この速さは何なんだろう。瞬きすると、途轍もなく時間が過ぎ去っていくように思える。少しでも長く閉じていると、このまま一生を終えそうで怖い。 すぐそばを電車が走り去っていく。テラスのテーブルの上に光の粒を撒き散らしながら。アイスコーヒーの氷が解けてしまって生緩い。俺は何もせず、ただぼんやりと時を費やす。 旅をしなくなったよなあ。もうどれぐらい経つ。旅の支度が億劫になってしまってねえ。もう、なんか最近は一杯一杯に生きてしまって。とにかく全力疾走なんだ。ひとたびブレーキをかけたらどうなることやら。まあ、とにかく思いっきりペダルを漕ぐしかないのか。 何もかも捨ててしまって、「はい、さよなら」って、煙のように消えてしまうのも格好いいなあ。でもなあ、俺にとってはこんな生活もねえ。雑踏の中で慌しく生きることも捨てがたいんだよ。まあ、何も考えず、ただ自転車でガーデンプレスに行って、ベンチに寝そべって、ただぼんやりと青い空や流れる雲を眺めていることが性に合うのかな。 遠くからささやき声がする。「いつまで、ここで寝そべっているんだい」。雲が笑いながら去っていく。誘惑する気かい。まったく。 |
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メールマガジン「さがな。」の編集長。
ネット書店「さがなや。」の店長。 サブカル集団「死紺亭兄さんの過渡期ナイト・ミニマム」の芸人。 倫子姉御が仕切る「ラウンドカッツ」の謎のブローカー。 狂うてたもうの「下町ポエトリーリーディング」でカラオケポエムで息抜き。 あ、近々、私の作品も載っているらしい？ アンソロジー『王様ポップPOEM』が思潮社（だっけ。まあ、いいか）から 出るらしい。俺が詩を発表させるのも最初で最後だ！ 「さがな。」 http://sagana.reply-jp.com/ 「さがなや。」 http://www.246.ne.jp/~dada/ 「死紺亭兄さんの過渡期ナイト・ミニマム」 http://www.e-mile.com/cgi-bin/view_bbs.cgi?c_id=0401 「ラウンドカッツ」http://www6.ocn.ne.jp/~eigakan/ 「下町ポエトリーリーディング」 http://home9.highway.ne.jp/yukos/yukotopia/ |
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佐々宝砂
『仮想地下海の物語』 １８００円(税別)
詩の出版社ミッドナイト・プレスから発売されました
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◆3月号のコンテンツ
+詩集「揺れる」
耳を澄ませば、ほら、そこに。
ずっと、聞こえていた世界がある。
+Web女流詩人コラム
月音 「家族」
Ｔｈｉｎｋｉｎｇ about Ｐｏｅｔｒｙ Ｒｅａｄｉｎｇ
第７回 活舌 沼谷香澄（略称 ぬ
◆６号のお知らせ
+詩集「ないしょ」
こそこそひそひそ
ないしょのはなしはあのねのね
+Web女流詩人コラム
未定
+まな板の上にコイ♪は終了いたしました
一年以上ご愛顧いただいたまな板のうえのコイ♪は
４月号を持ちまして終了いたしました。
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（ページ及びグラフィック製作 芳賀 梨花子）