RZ-070 凱龍輝

全長/23.8m
全高/12.8m
重量/118t
最高速度/290km/h
武装:集光荷電粒子砲、バイトファング、キラークロー×4
補助武装:集光パネル×11、イオンブースター×2、マグネッサーウィング×2



共和国軍のTレックス型ゾイド。

セイスモサウルスの登場によって最強ゾイド・ゴジュラスギガを倒され、中央大陸を失陥した共和国軍は、
東方大陸へと脱出。現地企業であるZOITEC社と提携を結んだ。
ZOITEC社は地球移民の中でも平和主義を取る人々が設立した企業であり、BLOXを開発するなど
高い技術を誇ったが、BLOX技術を戦争に用いることを強要するネオゼネバスに対しては不満を抱いていた。
そのため失地回復を目指す共和国軍に技術を戦費を提供することにしたのである。
また東方大陸には大異変以来大型野生ゾイドが存在しないため、素体として共和国と同盟関係にある
ガイロス帝国がバーサークフューラー野生体を提供。この裏にはプロイツェンの反乱以来国力が低下した
ガイロス帝国にはネオゼネバスを相手にする余力がなく、共和国に牽制させようとする意図があった。
こうして3つの勢力が合同で作り上げたゾイド、それが凱龍輝なのである。

凱龍輝には共和国とZOITECの新技術がふんだんに取り入れられている。
まずひとつがBLOXゾイドを外装として纏うBLOXチェンジングアーマーシステム(B-CAS)である。
凱龍輝の外装は「飛燕」と「月光」という2つのBLOXゾイドに変形し、3身一体の攻撃を仕掛ける
ことができる。
もうひとつが集光荷電粒子砲であり、これは全身に配置された集光パネルより敵の光学兵器の
エネルギーを吸収、荷電粒子砲のエネルギーとして転用することで、強力な粒子砲を発射する。
その威力は凄まじく、バーサークフューラーの粒子砲を完全に無効化し、逆にフューラーを消し飛ばした程。
また当初からBLOXとのコンビネーションが確立されており、同時期に開発されたディスペロウ、
エヴォフライヤーと合体する事でそれらの機体のゾイドコアのエネルギーを転用できる。
まさしく、共和国の凱旋のために生み出された光り輝く龍なのだ。


キット的には設定同様バーサークフューラーのCAS的位置付けですが、それで片付けてはいけません。
単体としても非常に格好良いゾイドですし、BLOXとの連携が考えられているため、
BLOXを用いた改造がしやすいのもポイントです。
「共和国にTレックス型、それも荷電粒子砲なんて……」という意見も結構あったようですが、
そんなこだわりで手を出さないのは勿体無い良いゾイドですね。


集光荷電粒子砲発射形態。
電動2アクションはバーサークフューラーと同じです。



オフィシャル改造例のひとつ、凱龍機バスター。
バスターイーグルのバスターキャノンが無改造で取り付けられます。
中々の迫力でお気に入り。バスターイーグルはキャノンの転用範囲が広いので、
ブロックス嫌いの人でも買っておくことをお勧めします。





戻る