コトブキヤ ”ヴァリアブル・インフィニティ”シリーズ
ミラージュC01-GAEA


待ちに待ったコトブキヤACプラモデルシリーズ、第一弾のミラージュGAEAです。
「ネクサス」の主役機を忠実に立体化しています。
ちなみに最初に断っておきますが、完全な素組みです!
スミ入れすらしてません。

パーツ構成は
頭部:H11-QUEEN
コア:C01-GAEA
腕部:A11-MACAQUE
脚部:LH99-COUGAR02
右肩武装:MAGORAGA
左肩武装:CR-WB91LGL
右腕武装:CR-WR93RL
左腕武装:WL-MOONLIGHT
エクステンション:FUNI

ボディパーツはすべてミラージュですが、武装はクレスト、キサラギ混交です。
ブレードを活かせるかどうかがカギかな。



基本的な関節は稼動しますので、アクションの幅も広いです。
が……若干立たせ辛いかも。


キャノンを構えてみる……
平手は付属しないので、ごまかしてるだけですが。


ある意味ACの「顔」、背面ショット。
情報量の多さに驚かされます。
「ゲーム中プレイヤーが見るのはACの背中だから、『後ろ向きの個性』を大事にした」
とはデザイナーの河森正治さんの言ですが、素晴らしいの一言です。


頭部アップ。
細かく細かく分割されたパーツが判るでしょうか?
ちなみに、頭部後ろにあるのがエクシードオービット(EO)。
指定ではセンサーは無色のクリアーパーツですが、好みでオレンジのクリアーパーツにしてます。


ヘビーユーザーにはおなじみのMOONLIGHT。
武器のパーツ割りは本体に比するとかなり単純です。
別途武器パーツのみの展開も行っているので、分割を複雑にしすぎて
単価の高騰を招かないための手段と思われます。
……が、ミサイルポッドが展開しないのは残念。


その別売りウェポンユニットセットから、CR-WR69M。
僕はハイレーザーライフル愛用者ですが、こういうごついマシンガンも好きです。


出来についてはとやかく言う必要はないと思います。一言、非常に良い出来です。
自分の組み上げた機体ではないとはいえ、ACのプラモがこの出来で手に入る、
ほんとにいい時代になったものだと思います。

造形のレベルには文句のつけようもないので、あとはコトブキヤが何処までこのシリーズを展開していくのか、
すべてはそれにかかっているような気もします。
今回はミラージュで固めてきましたから、次はクレストで……とも思いますが
本音を言えば、何でも良いからどんどん出してくれ、というのが正しいかも。

た・だ・し
組むのにはそれなりの覚悟が必要なキットであることには間違いありません。ガンプラだと思ってると痛い目見ます。
特に組立て説明書は親切とは言い難いので、何処にどのパーツがはまるのか、
自分の目で確認しながら組んでいかないとドツボに嵌まる可能性があります。
一例として、膝周りはD16にB12を嵌め、ブースターを取り付けたB39を取り付けてから、
脛パーツで挟み込みましょう。これくらい注意書きがあってもいいだろうに……
にしても、膝パーツの接合軸がブースターを貫通してるのがなんとなく笑える。

ロボットプラモデルに対するコトブキヤのスタンスが伺えるのは面白いんですが……
ついでに、全体的に接触部がかなりきつめに調整されているので、
EO部分など、塗装する人はくれぐれも気をつけてください。

ともあれ、次回作にも大いに期待できる良いキットが出てくれて本当に嬉しいです。
次はクレストってことなら是非ジノーヴィーのデュアルフェイスを……
あとジャック・Oのフォックスアイも良いよなあ。

頭部等パーツのみでの展開も視野には入れてるらしいので、組み合わせ次第でランカーACが組みあがる、
そんなラインナップも期待してしまいます。