相談事例153相談内容と回答(H13.12.25)

●相談文
 大正生まれの母の事で、相談いたします。今年の夏から床ずれ等で入院し、秋には退院しました。また、床ずれが出来かかっていたのですが、現在はほとんど完治しかかっているようです。先日叔父が母の足を「按摩した。」せいなのか、かかとが黒く内出血をし足全体がむくんでいるそうです。
力任せに按摩したせいなのか、病的なものでしょうか。前回の入院中、関節部分が腫れる症状があり、右肩のレントゲンは、間接が写らない状態でした。ただしリュウマチの検査では陰性でした。


●回答文
 あなたの祖母がどのくらいの活動状況にあるかわかりません。一応日常生活はじぶんでできるのか, かなり寝たきりの状態に近いのか判断できません。床ずれがどこにできているか不明ですが, 床ずれができるということは自分で寝返りも困難な状況でかなり寝たきりに近い状態と推定されます。90歳で軽快して退院できたということはかなり日常生活の活動性がたもたれているとも考えられます。今後は疾病の治療に主眼を置くのではなく, 生活の質, いわゆるQOLがいかに保たれるかという点に重点をおいた医療ではなく福祉介護の観点から患者さんの状態を見てゆく姿勢が良いと思います。主治医の治療方針が解りませんが多分このようなことを話されていることと思います。