相談事例21の相談内容と回答(H13.2.21)

●相談文
 30歳の会社員です。昨年3月に就寝中、胃に激痛があり胃カメラ検査をしたところ出血の後があり生検をしましたが異常なしとのことで胃炎と診断されました。その後も胃に不快感があり、6月頃から軽い頭痛と左顎のあたりが張るまた下痢などがありました。7月に一旦全快したかと思ったのですが臍の上あたりの表面に近い部分に触れるだけで痛い箇所が現れ続いて胸焼け背中に痛みなどがあったため。8月に病院にて再度胃カメラ、腹部レントゲン、血液検査(腫瘍マーカー込み)検尿、検便をしましたがどれも異常なしと診断されました。その後症状は軽快したのですが、9月頃腹部の表面に指の頭ほどの大きさで触れるだけで痛い箇所が出来ては消え、また別の所に出来ることが続き、その後胸、首、脇の下、太股などにも同様の部分が次々と一カ所に出来てそこの痛みが引くとまた別の箇所と言った具合に出来るようになりました。さらに軽い頭痛、皮膚の痒みなども出たため前回の病院で血液検査、胸部レントゲン、超音波検査、CTスキャンをしましたが異常なしで医師も首をかしげ、気のせいでは?と言われました。納得が行かないため別の大学病院にて再度胸部レントゲン、超音波検査、検便、検尿、血液検査、心電図を取りましたがやはり異常なしでただ咽頭炎が起きていると言われ抗生物質を処方されました。その後腹痛はなくなりましたが喉と首、胸の痛みが続いていた為、耳鼻咽喉科を紹介されて治療を続け徐々に改善しつつあったのですが年末年始に38度の熱と共に下痢を起こし、熱の下がった後も後頭部から左扁桃に掛けての痛みが続き、どうも腹部のすっきりしない状態が続いていました。そしてこの2月に入って胃腸の痛みが続き便秘でも下痢でも無いのですが便がよく出る状況で後頭部の頭痛も良くなったり悪くなったりで時折37度前後の熱がます。今日も朝から体が重く、寒気がすると思い熱を測ると37度ありました。体調の悪い時期があまりにも長いため精神的にも参ってしまっていて、夜体への不安から寝付けない時や動悸がする時もあります。症状にうちのいくつかは精神的なものもあるかと思いますがそれだけではないと思います。原因が分かれば直すために頑張ろうという気持ちにもなるのですが原因不明の為、不安でしかたがありません。
その他の状況としてはこの一年間で運動不足から8キロの体重増があり、脂肪肝になりつつあると指摘されています。また左扁桃から耳にかけて痛みがあり左顎下のリンパ線が小豆大に腫れています。ここ2年程台湾に一年の三分の一程度出張しておりますが関係ありますでしょうか?性交渉は7年間付き合っている彼女以外には一切ありませんので性病の可能性はないと思います。彼女とは婚約していて年内に結婚を考えているのですがもし大きな病気に掛かっていたらと思うと踏み切れません。
宜しくご見解をお知らせください。


●回答文
 多くの検査を受け多数の先生に御診察いただいてすべて異常がなかったということですから、身体的な病気は無いように思われ」ます。
1)体温を測るのは止めましょう。仕事中などは正常でも体温は思いがけないほど高いことがあります。
2)いろいろと考えすぎるのが原因です。考えすぎるから憂鬱症になるのです。最近は気分失調症ムード失調症)と呼ぶとになりました。抗不安作用がある安定剤を処方していただいてはどいですか。
3)自信をもって結婚して下さい。