頭痛相談システムの概要   ホームへ戻る
●はじめに
 これは医師に対するコンピュータ診断支援システムではありません。頭痛や頭重感をお持ちのあなた、医師から見れば素人のあなたが、自宅にいながら、これからどうすればよいかを判断するときに試してみるソフトです。 人工知能頭痛相談システムは、インターネット上のサーバーにある人工知能のプログラムです。このシステムから頭痛症状の問診をいろいろと行います。人工知能は問診に対する答えをもとに次の問診内容を選んでいきます。 問診が完了すると人工知能は疾患(病気)を推定し、それに見合った医療行動をアドバイスします。たとえば、「病院に行くべきかどうか」です。





●問診について
 頭痛相談システムには25の問診画面が用意されています。利用者の選択する毎にサーバーにある人工知能が急性期とか慢性期とかの判断を行いながら、次の問診画面を決めていきます。 最も少ない場合で14、最も多い場合で21の問診画面が表示されます。 問診の途中ですぐにアドバイスして欲しいときは、「即アドバイス」を選択すると今までの問診内容だけでアドバイスを行います。(本機能は近い内にサポート予定) 但し、この場合は正確なアドバイスが得られない事を承知しておいて下さい。 また、問診であまり選択する項目が少ない場合や多すぎる場合には、病気の推定ができない場合もあります。 考えすぎないで自分に最も合った症状を選択するようにしましょう。


●アドバイス文について
 頭痛相談システムのアドバイスは、問診により推定した病気をもとに利用者の取るべき行動の指針をアドバイスしています。


●アドバイス文の作成について
 頭痛相談システムのアドバイスは、次の2つの要素に基づいて作成されます。
(1)病気の危険度  5段階に分類しています。
 例えば、脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血のように非常に危険で緊急を要する病気から、緊張性頭痛のように本人にはつらいけれど緊急に治療しなくても生命の危険のない病気まで、生命に対する危険度と治療の緊急性を考慮して分類しています。
(2)病気の可能性  システムが推定する各病気の可能性は、下記の4段階に分類しています。
  ・非常に可能性高い病気
  ・可能性を考慮すべき病気
  ・可能性を否定できない病気
  ・可能性を否定できる病気

 アドバイス文は、推定された病気群(病気が1つに絞られる事は少ない)の「病気の危険度」と「病気の可能性」により生成されます。

●典型的なアドバイス文の例
例1 「非常に可能性の高い病気」「可能性を考慮すべき病気」に危険度の高い病気がない場合.
しばらく様子を見ると良いでしょう。
心配ならば近くの医院を受診すると良いでしょう。


例2 「非常に可能性の高い病気」「可能性を考慮すべき病気」にあてはまる病気が無いが、「可能性を否定できない病気」に危険度の高い病気が推定された場合.
精密検査が必要な病気も考えられます。
明日にでも近くの医院を受診して下さい。


例3 「非常に可能性の高い病気」に危険度が高く、かつ緊急を要する病気が推定された場合.
精密検査が必要な病気が考えられます。
今日にも専門の[診療科]を受診して下さい。


例4 ほとんどの病気が「非常に可能性高い病気」「可能性を考慮すべき病気」「可能性を否定できない病気」に分類された場合
または、全ての病気が「可能性を否定できる病気」に分類された場合.
頭痛相談システムでは、病気を特定化することができませんでした。
近くの医院を受診して下さい。


●その他
 頭痛相談システムは、プライバシー保護のため問診で選択された内容等一切をサーバーで保存しておりません。 このため頭痛相談システムを利用した事に関するご相談等をご希望される方は、内容の記録を自分でおとり下さい。



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