00/04/17 更新
第2回TS World Cup 終了!!
第2回TSWCが開幕しました。今回は全国各地から19チームが参加しています。
さっそく、すばらしい試合が続いています。今回は接戦が多そうですね。
抽選会による組み合わせでは、攻撃的なチームの多いAグループ、強豪・実力者ぞろいのBグループ、個性はチームの揃ったCグループ、テクニシャン揃いのDグループとなかなか面白そうです。しかし、この大会では通常のランク戦とは違い、メンタル面やその時のチームの調子や相性が非常に影響します。また、密かに必殺技を編み出しているチームもあるとか?
さて、決勝進出はどこのチームに??
セルジオ埼玉
予選試合結果
グループA SWAT GE コウソン mizu 罰巣忠太 勝ち点 得失点差 SWAT - 3-2 5-0 1-4 5-1 19 +15 4-2 4-0 3-3 3-1 GE 2-3 - 1-2 1-1 0-2 1 -12 2-4 1-2 0-2 0-3 コウソン 0-5 2-1 - 0-3 0-2 6 -15 0-5 2-1 1-2 1-3 mizu 4-1 1-1 3-0 - 4-0 17 +8 3-3 2-0 2-1 0-5 罰巣忠太 1-5 2-0 2-0 0-4 - 15 +4 1-3 3-0 3-1 5-0
グループB mjOyaji muka さっさ Dulix PNJ 勝ち点 得失点差 mjOyaji - 2-1 2-1 3-1 5-2 19 +16 1-1 2-3 5-0 5-0 muka 1-2 - 2-1 2-2 2-2 13 +6 1-1 2-2 2-0 4-0 さっさ 1-2 1-2 - 2-2 3-2 14 +6 3-2 2-2 4-0 2-0 Dulix 1-3 2-2 2-2 - 1-1 6 -10 0-5 0-2 0-4 3-0 PNJ 2-5 2-2 2-3 1-1 - 2 -18 0-5 0-4 0-2 0-3
グループC Wapio kuri FZE maru yaji 勝ち点 得失点差 Wapio - 0-2 2-1 5-0 2-2 13(棄権) -2 3-1 5-0 kuri 2-0 - 2-1 2-1 1-1 11(棄権) +4 1-1 2-4 FZE 1-2 1-2 - 2-2 0-4 3 -1 1-3 1-1 0-0 2-5 maru 0-5 1-2 2-2 - 0-4 2 -1 0-5 0-0 0-4 yajii 2-2 1-1 4-0 4-0 - 17 0 4-2 5-2 4-0
グループD TT500 tote いるか syuji 勝ち点 得失点差 TT500 - 1-1 1-2 3-4 4 -2 3-0 1-3 3-4 tote 1-1 - 2-1 2-3 1 -4 0-3 1-2 2-2 いるか 2-1 1-2 - 2-5 10 0 3-1 2-2 2-2 syuji 4-3 3-2 5-2 - 14 +6 4-3 2-2 2-2
決勝進出チームは、C組の進行が遅くなるなどして、ごたごたしまし結果的には棄権チームも出てしまいましたが、以下のチームが見事進出となりました。
A組からはSWAT、mizu
B組からはmjOyaji、さっさ
C組からはYaji、FZE
D組からはsyuji、いるか
準々決勝の試合結果
mjOyaji 3-2 いるか
syuji 5-1 mizu
yaji 3-1 さっさ
FZE 1-0 SWAT
準決勝の試合結果
syuji 4-3 yaji
mjOyaji 3-0 FZE
決勝 mjOyaji 2-1 syuji
TS-WC (Millenium Cup) Final 2000/04/16 (快晴)
前半
(↓mj↑syuji) mj 4-1-3-2 syuji 攻撃3-4-3 守備5-2-1-2
0分 ↓キックオフ
9分 ↑右FWから左FWへ絶妙のタイミングでDFラインの裏にパス出るも,キーパーキャッチ
12分 ↓右サイドMFからFWへのダイレクトパス!DFなんとか間に合いセンタリング上げさせず
14分 ↓右サイド突破からセンタリング! 左FWがヘッドをきっちり決めた! Gooooooal!! 先制点はmj!
26分 ↓ペナルティエリア内右FW,DFライン突破!と思いきやsyujiDFの身を挺したスラ
32分 ↑中央FWがドリブルでDFライン抜けるも,キーパーキャッチ
35分 ↑右FWからライン裏にパス!左FWがスライディングshoot!も決まらず
37分 ↓右MFがドリブルで中央に斬れ込む!しかし,shootまで行けず
40分 ↑左FWが裏へ抜ける! しかしセンタリングをキーパーキャッチ
41分 ↑右CKをいったんMFに戻して逆サイドのDF裏! も通らず
46分 ↓またも,右サイド突破! センタリング! しかし,左FWが合わず前半終了.
後半(↑mj↓syuji)
0分 ↓キックオフ
10分 ↑相手DFライン前で,ドリブル! ほぼ1分にわたってキープするも,決定的パス出せず
13分 ↓ライン裏へセンタリング! も決まらず
17分 ↑ドリブルでDFライン突破! も決まらず
23分 ↓中央FWが中盤で溜めのドリブルから,ラストパス!左FWが裏へ抜けて...右FWには繋がらず
26分 ↑左FWペナルティエリア内でドリブル,syujiDFたまらずスラ!主審の笛がなりPK! mj落ち着いてゴール右隅に決まった! Goooooal!! mj2点目!
27分 ↓MFが上がって,3-3-4にシステム変更!
32分 ↓右に張り出したFWから中央MFへの折り返し!MFは前線右FWへパス!さらに左FWへ浮かしたボール!ヘッド!Gooooooal! syuji1点を返した!あとはsyujiさんの猛攻かと思いますが,おちちゃった(受信バッファあふれ)のでみれなかたっす.(記録・作成 FZE 加筆 Dulix)
寸評
ゲームメークレベルで両者の持ち味が十二分に発揮された好試合.しかし,互いに手の内が分かっているのか,最後の部分では両者とも決定的な仕事をさせない守備が徹底されていた.syujiの攻めは,1.5列目に位置する中央FWにボールを繋ぎ,そこから左右のFWへのスルーパス&シュート,もしくは,さらに左右FW間での短いレンジのパスからシュートが主体.しかし,mj側はDFラインの設定が絶妙で,深めのラインを引き,裏のスペースを作らず,syujiのスルーパスの威力を半減させていた.結果的にsyujiはゴール左右の非常に狭い範囲かつ悪い角度の位置からのシュートを余儀なくされた.mj側には目立ったライン操作は見られないだけに,フォーメーションのボトムライン設定に長年の経験と勘が活かされているものと考えられる.
しかし,むしろ賞賛すべきは,極端に狭い裏のスペースへパスを出し,シュートまでもっていけるsyujiのパス精度とFW間の連携の緻密さと捉えるべきかもしれない.限られたスペースの中で,あれだけFWの存在感を主張できるプレイヤーは他に類を見ない.また,フォメ変更後の追い上げには迫力があった.後半32分のシーン.1.5列目の右にせり出したFWが中央へドリブルで斬り込みDFを引き付け,中央MFへ戻す.さらに中央MFから1.5列目のFWを通り越し,空いたスペースにいた最前線FWへの鋭いパス.さらに逆位置のFWへ柔かい浮かせたボールを配給.狙いすましたヘッド.syuji本来の力でもぎりとったこの得点シーンは心を捕らえて離さないものがあった.他方,mjの攻めは「ダイナミック」で「抜け目ない」という言葉に尽きよう.はじめはsyujiの攻撃時フォメの3バックを意識してか,左右MF(特に右MF)がDFからのフィードをダイレクトで同サイドのFWに供給し,そこからラストパスを覗うといったサイドの裏を意識した縦横に大きな攻撃を主体としていた.しかし,syuji側も攻撃側の意図を読み,左右DF及び左右MFでサポート.syujiの守備フォメは3バックというよりも,左右のMFを下げた5バック.これにより,決定的なセンタリングをサイドから上げさせない守備が機能し,前半14分にサイド攻撃&ヘッドを1つ決められたものの,mjの「ダイナミック」な攻撃をしっかりと防いでいた.しかし,mjの「抜け目なさ」がここから発揮された.左右サイドの攻撃が効果的でないと判断するや,MFがドリブルで中央に斬れこんでみたり,DFライン直前で2FW3MFがパスを回し相手DFをつる動きをしたりと多彩な攻撃を行う.チームとしてのボールキープ能力では群を抜くmjではあるが,
ここで特筆すべきは,トーナメント戦しかも決勝という状況の中で,相手フォメの弱点を探り出すためのアイディアを試すという大胆さと落ち着きである.結果的に,このような攻撃の変化をつけることにより,サイド攻撃の効果をも上げることになった.
最終的に勝敗を分けたのは,mjの冷静さだったのかもしれない.syujiは緊張からか,全体的に堅さがあったように思う.サイドの守備を強く意識した5バックも,左右からの攻めというパタンのでにくさにつながっていた.フォメ&攻撃パタンの切り替えを何回か行い,mj側の守備の混乱を誘うなどの工夫がもう少しあれば,勝機を掴めたのではないだろうか.他方でmjのあの落ち着き&大胆さは一体どこから来るのだろうか?1点目を入れてからmjの攻撃の幅がさらに広くなったことから見ると,先制点の重要性が浮かび上がってくる.しかし,それを考慮してもあの落ち着き&大胆さは異常だ.TS界の江守徹といってもいいくらいだ.これはやはりOyajiの成せる業なのか…….日本のOyajiはまだまだがんばるなぁ,と強く感じた一戦であっ.
(セルジオ名古屋)
mjOyaji 優勝おめでとう!!
syuji 準優勝