AOR(Adult Oriented Rock)系のミュージシャン


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    Airplay
      1970年代中盤からロスアンゼルスのスタジオ・シーンで活躍し、その名を轟かせていたスーパープレイヤーの2人 Jay Graydon(Guiter)David Foster(Keybord)に ハイトーンボーカルのTommy Funderburkでひとつのユニットとして結成された。 きっかけはデヴィッドとジェイがデモ・テープを作ろうということになって Should We Carry On がつくられた。 そしてデヴィッドがそれをトミー・モトーラの所にもっていくと彼はとても気に入ってくれてRCAと契約した、 当初のデモテープでは Jay がボーカルをとっていたが、ハイトーンのボーカルパートが必要になり(何曲かはそのまま Jay がうたっているが)Tommy が加入することになった。アルバムの内容は、当時の歌謡曲の模範とされた斬新なアレンジ、 プレイ、エンジニアリングが収められていて。1978年にデビューしたスタジオミュージシャン集団 TOTO をさらに 洗練させたようなギターとキーボードの絡み。そして、都会派ソウルと呼ぶのがピッタリなメロウな曲風や美しいバラード はブームで終わることのない、高い評価を受けつづけている。この3人の他には TOTO Jeff Porcaro,Steve lukather, David Hungate,Chicago Bill Champlin などが参加して素晴らしい演奏を披露してくれている。 AORファンでなくても是非一度聞いて欲しいアルバムだ。
    Romantic /Airplay
    Stranded まさにオープニングを飾るにふさわしいスピード感あふれるロックナンバーだ。Tommy FunderburkのハイトーンボーカルとJayのギターソロDが聞きどころ。DavidのハードなバッキングDrumsJeff Porcaroだと思う?のプレーも冴えわたってる!
    Crying Allnight David Fosterのシンセ・ピアノの分厚いアレンジにJay Graydonのハーモナイズドギターが絡み合う、これぞAirplay!!
    It Will Be Allright しっとりとした上質のAORバラードだ。Jayのギターソロは非の打ち所が無い素晴らしさだ!
    Nothing You Can Do About It David Fosterのアタックの強いピアノにJerry Heyを筆頭に強力なブラスアレンジ、土台にはJeff Porcaroの必殺のパターンが絡む3連のナンバーだ。個人的にはこのアルバムのBest Trackといいたい。Jay のギターソロも凄いぞ!
    Should We Carry On これも、とても美しいAORバラードだ、おそらくリードボーカルはJay Graydonだろう。オブリガードのギターもとても美しいぞ!
    Leave Me Alone 元気のいいロックナンバーだ。ギターチチョッパーやワウなどで変化を付けているのも見逃せない。
    Sweet Body Davidのバッキングとシンセが光る、ミディアムテンポのロックナンバー、Jayのバッキングも重くてカッコ良い!
    Bix Tommy FunderburkのソウルフルボーカルとDavid FosterのピアノリフとJerry Heyらのホーンセクションが冴えるソウルフルなナンバーだ。
    She Wait For Me さわやかなLAの風を連想させるPOPなナンバー、リードボーカルはJayか?オブリのギターもさりげなくていいぞ。
    After The Love Is Gone EW&Fの大ヒットとグラミー受賞、また、たくさんのアーチストにカバーされることで良く知られるAORの名曲中の名曲だ。部分的に出てくるBill Champliのボーカルもポイントだ。Jay Graydonのハーモナイズギターソロは冴えまくる。

     


    Al Jareau
      Al Jareau といえば人間パーカッション!と言われるほどのリズム感とテクニックを持ったスーパーボJAZZーカリストです。 ニカウさんのような風貌からは想像できないような軟らかい歌声でバラードを歌ったり、あの名曲スペインを歌ったりします。 1996 11月来日 blunote では、KeyboardNeal LarsenDrumにはSonny EmolieGuitarに元PagesCharus Ikarus Jhonson久しぶりの歌声を披露! 素晴らしいLive Performanceを我々の目の前で見せてくれた。アルバムでは、ジェイグレイドンプロデュースの This Time,Breaking Away,Jareau,High Crime が特にお勧め!田島のお気に入りは、 なんてったってBreaking Away です。High Crime 収録の After All も泣かせるよ。

     

    Album
    Glow Larry CarltonJoe Sample参加 渋いプレイを聞かせてくれる。Tommy LipumaAl Shmitt のプロデュースによる1976年の作品。Elton JohnYour Song もカバーしている。
    This Time 初のJay Graydonプロデュースのこの作品、Fusion色の強い作品だ。ドラムのSteve Gaddのプレイが光る。なかでも、Spainは圧巻だ。なんでもSteve GaddJay Graydonとのこのプロジェクトの素晴らしいアレンジ・プレイと作品の出来にたいそう感激し、記念に使ったスネアにサインをして置いていったとか。
    Breaking Away 田島の大好きなこのアルバムJay Graydonロデュース、捨て曲無しのこのアルバム、特にJeff Porcaroの叩くタイトルチューンは素晴らしい出来だ。AORファンには絶対に聞いて欲しいアルバムだ。'
    Jareau 一連の作品の中でももっともPOPAORアルバムだ。なかでも David Fosterの参加したMorningはとても有名、個人的にはLove Is Waitingがお勧め! これまた、もちろんのJay Graydonのフルプロデュース
    High Crime 名曲After ALLを含むこのアルバムもJay Graydonプロデュース、ただ、時期的に前衛的なサウンドだった為、田島も当時はあまり評価していなかったが、後に聞いてみると時代の最先端のサウンドだったことがよくわかる。
    L is for Lover ChicNile RogerasPhilip Saissをプロデューサーに迎えたこの作品はちょっと、Black/Fusion色の強いサウンドだが、Alの魅力を引き出したNiceな作品だ。
    Herat's Horizon George DukeJay Graydon,Philippe Saisseのプロデューサーを曲により配置したこのアルバム、Bobby CaldwellのカバーAll Or Nothing At All'など、曲も揃っている。Paul Jackson Jrをはじめ有名所のMusisianが大活躍している。
    Heaven and Earth Narada Michael Waldenプロデュースのこの作品はいかにも、Naradaらしい元気のいい音作りとAlの繊細なボーカルが見事にマッチしている。
    Tenderness ぐっと落ち着いた雰囲気の超豪華メンバーによるスタジオライブアルバム。大人の雰囲気の強いアルバムだ、Jazz色が強い感じだ。プロデューヅはMacus Millor

    Balance
      当時は西のTOTO東のBALANCEと言われた実力派スタジオミュージシャンAORバンドで2枚のアルバムを発表している。VocalPeppy Castro,GuitarBob Kulick,KeyboardDoug Katsarosoの3人にスタジオミュージシャンで、Doobieなどにも参加していた、BassWillie WeeksDrumsAndy Newmarkがリズム隊を担当している。サウンドはハイトーンボーカルに、ドラマチック曲調になハードなギターのからむ、ハードプログレ系AORとでも申しましょうか?個人的には大好きなバンドです。元気なサウンドの好きな方にはお勧め!!

    Bill Champlin
      ファンキーでソウルフルなボーカリストで元Sons & Champlin のボーカリスト、R&Bに音楽的なルーツを持つパワフルなボーカルスタイルはBillならではのものであり、個性的な歌いかたと美しいファルセットは多くのファンを魅了している。ソロアルバムも沢山リリースしているが、まずはJay GraydonプロデュースのSingleと、David FosterプロデュースのRun Awayの2枚を聞くことをお勧めする!!この2枚のアルバムは曲の良さは当然ながら、参加ミュージシャンの演奏も素晴らしく、AORの名作には必ずといっていい程名前があがるアルバムだ。現在はChicagoのボーカリストとして活躍中。

    Bill Labounty
      独特のダミ声と素朴なメロディを持ち味にしているSinger Song Writerだ、決してうまくは聞こえないが、個性的な歌いかたと声はどこか心温まる感じがする。個人的には、渋いサウンドで夜一杯やりながら聞くと最高なセカンドアルバム Bill LabountyLarry CarltonJohn Robinsonも参加しているThe Right Directionが好みだ。このアルバムのThe Goodlife MrOでのLarry Carltonのギタープレイは冴えにさえまくっている!!Carltonファンは必聴よん!!

    Bobby Caldwell
      デビューアルバム風のシルエットの大ヒットで一躍 AOR 界に登場したマルチプレイヤーだ。ハスキーなボーカルも素晴らしいが、枯れたギターやキーボードもそつなくこなす天才だ。デビューアルバムは曲作りやアレンジも素晴らしく、いまでも安心して聞ける数少ないアルバムの1枚だ。最近はJAZZのスタンダードなどにもチャレンジしているようだが、1st,2nd路線のAORをもっとたっぷり作ってもらいたいものだ。たのんますぜ、Bobby のおっさん!!

    Boz Scaggs
      AOR 4天王の一人 Boz Scaggs そのブルースやロックンロールをルーツに持つ作風と We Are All Alone で聞かせてくれる甘い歌声と、Hard Times Miss Sunで聞かせてくれるソウルフルな歌声は元祖ブルーアイドソウル とも呼ばれている。LAの凄腕ミュージシャンをツアーやレコーディングメンバーに採用して、素晴らしいアルバムを リリースした。のちにこのバンドがTOTOになる。
    Album
    Silk Digrees AORというジャンルが大きくクローズアップされる原因となったいくつかの名アルバムのうちの1枚と言えるNiceなアルバムだ。David PaichプロデュースのこのアルバムでのプレイがTOTO結成のキッカケとなり、メンバー達が一躍脚光をあびはじめた。特にLowdownでのJeffのプレイは素晴らしいノリだ。
    Down To Then Left Michael Omartianプロデュースのこのアルバムは全体的に落ち着いたサウンドだ。Hard Timesでは、ブルーアイドソウルともいえる、雰囲気たっぷりのVocalを聞かせてくれる。また、バックのミュージシャンも素晴らしくA CrueでのSteve Lukatherのギターソロは素晴らしい出来だ!まさにAORの名アルバムだ。
    Hits Lowdown,Jojo,Breakdown Dead Ahead,Miss Sun,など、ベストアルバムに+新曲という非常においしい選曲だ。とりあえず持っていて損のないアルバムだろう。
    Middle Man David fosterプロデュース、TOTOのメンバーが大活躍!このアルバムでの演奏はそのまま、TOTO1stと並ぶ最もTOTOらしいプレイではないであろうか?Bozの大人の魅力とバックの若さ溢れる演奏が素晴らしい!JOJOSimoneなどのヒット曲収録
    Other Road 久し振りのニューアルバムでもあり、ファンは非常に期待していたのだが、AORの要素はほとんど感じられず、商業的にもあまり成功したとはいえないアルバムだった。
    Somechanges ぐっとおちついたこのアルバムもどちらかといえば先祖帰りの色合いが強く、R&B的な色合いも強く、AORファンとしては物足りない作品といえるであろう。

    David Pack
      天使のような透明感のある歌声を持った元Ambrosia のボーカル&ギタリスト、最近Bestアルバムも発売された、この Ambrosia自体はプログレ色の強いAORバンドで、How Mach I feel などのヒットも飛ばしている。Davidの素晴らしい歌声は、AORファンなら是非とも聞いて欲しいベルベットボイスだ! ワン&オンリーのソロアルバム Any Way You Goは一部のファンには片面大将とも言われているが、A面だけでも購入する価値はあると思う。Michael McDonaldJames Ingramのコーラスが素晴らしい I Just Can't Let Goと、pianoの奇麗なThat Girl Is Goneは是非聞いて欲しい!また、Pattie AustinDavid Benoitとの親交も厚く、彼らのアルバムにもゲストVocalやアレンジ・プロデュース等で参加している。これらのセッションでのボーカルの中ではTom ScotnKeep This Love AliveAORファンは必聴だ!!

    David Roberts
      ProducerにはGreg MathiesonExective PuroducerにはJay Graydon 、メンバーにはDavid FosterTOTOの面々を従えてリリースされたこのたった一枚のアルバム。Bill ChamplinRun Awayにも通じる元気で明るいサウンドとちょっと舌足らずなDavid Roberts Vocalがなんともいい。Jeff Porcaroの刻むタイトなビートが AORファンの心をゆすぶる!Steve Lukatherのギターソロも、サウンドフレーズともに非常に素晴らしく、捨て曲無しのNiceAORアルバムだ。ジャケットにも遊び心が感じられるナイスなアルバムだ。

    Earth Wind & Fire
      何故EW&FireAORなの?とおっしゃる方がいらっしゃると思いますが、確かにEW&Fire自体は元々ファンクバンドであり、明らかにSoul/Black Musicというカテゴリーに分類されるであろう。しかし、David FosterプロデュースのI amFacesという2枚のアルバムについては、かなり強力!!ルカサーのナイスなギタープレイもおいしいぞ!あえてAORと言わせて頂く!

    Eric Tagg
      Lee Ritenour のソロアルバムで、そのせつない、少年のようなナイーブな ボーカルを聞かせてくれていたが、突然消息不明となっていたあのエリック・タッグ がニューアルバム[Through My Eyes]をひっさげて帰ってきた!1997年1月にはプロモーションの為に来日し渋谷Roftなどでミニライブを行なった。1997年夏にはパルテノン多摩野外ステージにて、Larry CarltonDon GrusinLAオール スターズでライブを行なってくれた。ここでは、あの名曲Mr.BreafcaseWhat Say?Main Manを熱唱してくれた。
      Album
      Smilin' Memory 幻のFirstついにCD化される!!VIVIDさんありがとう!若々しいエリックの声は粗削りだが魅力たっぷり。曲もいいぞ!エリックファン必携アルバムだぞ!
      Randevous 内容はすこぶるいいぞ!現在CD化に向けて動きがあるという話だ。早くCD化して欲しいものだ。エリックのVocal素晴らしいが、作曲のセンスもただ者じゃないぞ!
    Dream Walkin' Lee Ritenour一派のサポートを得て、Eric独自の世界を作り出した。ここでもエリック自ら曲を書きLee Ritenourの作品とは違った趣の落ち着いた感じ、かつどことなく異国の香りのするアルバムだ。
    Through My Eyes ファン待望の復帰作! 相変わらずの少年ぽい切ないVocalは若干キーが低めになった気がするが、ロマンチックな作風は健在!What's Say?でのMichael Tompsonのギターソロは泣かせるぞ!最近のAORの新譜のなかでは、素晴らしい出来だ!!

    Finis Henderson
      BlackAOR系のシンガーといえば、Stevie WoodsLeon Wareと並んで、このFinis Hendersonの唯一のソロアルバム「真夏の蜃気楼」ははずせない!!これは最近CD化されたこともあるので、是非手に入れて聞いて欲しい!EW&Fireのスーパーギタリストアル・マッケイのプロデュースしたこのアルバムは、Michael LandauSteve Lukather,Jeff Porcaro,Carlos Vegaなど多くの有名ミュージシャンも参加して素晴らしいプレイを聞かせてくれる。また、Stevie Wonderが曲を提供したりしているところも興味深い。なかでもNite Flight Sandy Trano作曲のBlame It On The Nightは秀逸!!

    Jay Graydon
      Jay Graydon はじめてこの名前を聞いてからいったいどのくらい経つのであろうか、 つい一昔前の出来事だと思っていたのが、とんでもないことに、もうすぐ20年弱も経ってしまうのだ。 当時AORに初めて出会い、その直後にJay Graydonのサウンドに出会っているのだ。Jay Gradon 暦も、も うかなりのものになるんだなあ。。。遠い目、そうそう、本当は Jay のサウンドクリエイターとしての 素晴らしい仕事についても思い入れはあるのだが、他の方にお任せして Jayを師匠と崇めるギタリストの はしくれとして、今日は少しギタリスト Jay Graydonについて書かせていただきたいと思う。 当時は私もハードロック小僧だった。しこしこ小遣い溜めて買った Greco のストラトをYAMAHAの チビ黒J-25につないで、Detoroit Rock City Smoke On The Water を一生懸命弾いている普通の?? 高校生だった。そんなある日、FMTOTOHold The Lineを耳にし、そのサウンドのカッコ良さ、 ギターの上手さに偉く感動し、早速LPを買い何度も何度も聞いては友人に勧めてまわるというような ことを続けていた。 Hard Rock TOTOの他にも、カッコイイギタープレイを求めて、山本ちゃっぴーの 軽音楽をあなたになどのFM番組をエアチェックしていた。当時 はクロスオーバーブームのでもあり Larry CarltonRoben FordLee Ritenour などのディストーションプレイも出来るFusion系の ギタリストも多くなってきていた。なかでも Larry Carlton は私にとっても大好きなギタリスト として別格でありYoung Guiter Player Magazine などでもしきりにインタビューが取り上げ られていた。その Larry Carlton がインタビューの中で、最近注目している一押しのギタリストと いうのが Steve Lukather だった。当時の Lukather はバカテクのオールラウンドな若手スタジオ系 ギタリスト・TOTOのギタリストとして非常に注目されていて、Larry Carlton も「Scheduleの合わない 仕事は Steve Lukatherに任せとけば安心さ」なんて言っていたのが思い出される。Larry Carlton 自身もソロ活動に力を入れはじめた時期とも重なり、自分の穴を埋めてくれる腕利きのスタジオ ギタリストとして Lukathet を推していたようだ。そして、当時の Larry Carlton が大好きな ギタリストでSteve Lukatherの兄貴分(これは、その頃は全然知らなかった。)にあたるのが、 我らが師匠 Jay Gradon であったのだ。しかし、当時私は実際には Jay Graydon のギタープレイ というのはまったく聞いたことがなく、どんなギタリストなんだろう?でも、あの MR335 こと Larry Carlton 大先生が誉めているし、Lukatherの兄き分なんだから、さぞかし凄い奴に違いない だろう。などと一人で勝手に思い込んでいた。しかし、Jay Graydonなるギタリストのプレイはどこで 聞けるのかも当時は知るわけもなく謎は更に深まるばかりであった。 いつしかそんなことも忘れかけたある日、友人から勧められた Romantic / AIRPLAY で初めて Jay Graydonのプレイを聞くことになるのだが、当時は私もまだまだ Hard Rock小僧で、 ギタープレイの奥深さ、音使い、音色の良さなどの素晴らしさがわかる訳もなく、また、 どんどん膨らんでいっていた Jay Graydon のプレイへの期待度が、あまりにも高かったせいだろうか? どうしても Luketherの派手でスピード感のある早弾きを多用したプレイの方が好みであった。しかし、 その直後に Blue Desert / Marc Jordan Knok The Walls Down / Steve Kipner 2枚の名盤 での強力なプレイを立て続けに耳にして、その考え方が間違っていたこと、そう Jay Graydon の 素晴らしさにやっと気づき、師匠と崇めるようになるのであった。それ以降現在に至るまで最も好きな ギタリストとして常にトップに君臨することになるのだ。

    独断と偏見で選んだ Jay 師匠 Guitar Solo BEST10
      私自身まだまだ聞いたことのないソロもたくさんあるし、何故これが抜けているんだ! と思われるようなものもあると思われるが、私の知っている物の中から好みのものを悩んだ挙げ句 ピックアップしてみた。Jay師匠のギタープレイの特徴は、なんといっても左手の表情豊かな フィンガリングテクニックと、チョーキングやビブラートの振幅の大きさからくる粘りと溜めの 「気持ちが入っていてよく歌うギター」に尽きる!、又、ピックの当てかた1つでハーモニクスを出したり、 開放弦を使ってトリッキーな一面もあり、プレイに緊張感や意外さのようなアクセントを加えているのも 見逃せない。そのうえ曲に合わせてソロ自体をあたかも曲の一部のように構成しているところがとても 素晴らしい。エアプレイでところどころに登場するハーモナイスギターサウンドは、多くのギタリストに 影響を与え、その影響は日本の歌謡曲にまで及んだ。

     

    独断と偏見で選んだ Jay 師匠 Guitar Solo BEST10
    On The Boulebird / The Manhattan Transfer スリルスピードサスペンス、3拍子そろった素晴らしいプレイ。音色は最近のものほど歪んでいないし、 音も良く伸びて非常に色っぽく、スライド、ハンマリングオン、プリングオフの左手のテクニックを多用した 緩急自在の表現力は、あえて抑えたようなクールなフレーズではあるが、そのフレーズのなかこいつはただ者 ではない!という雰囲気を十分に感じさせる。 Steve Gadd のタイトなノリの隙間をぬうプレイはまさに完璧! 鳥肌もんだ!
    I'm A Camera / Marc Jordan これだけ気持ちの良いソロは、なかなかないであろうというくらい、フレーズも音色も素晴らしい! 爽やか度は100点満点、そのうえトリッキーさもある。ためる、ためる、伸びる、伸びる、歌う、歌う、 これが気に入らない奴はいない!と断言しよう。
    Twilight Tone / The Manhattan Transfer スピード感、タメ、完璧なハモリ、Jay Graydonを語る上では、絶対にはずすことの出来ない有名なプレイだ。 テクニック的にも素晴らしくまさにツインギターの最高峰だ!
    It Will Be Allright / Airplay 完全に曲の一部になっている表情豊かな計算されたプレイだ。ここでも左手のテクニックの表現力は素晴らしく、 後半は得意のハーモニーがこれまた素晴らしい。地味だが完成度の非常に高いソロ。
    Roxanne / Airplay For The Planet 最近のプレイにしては、音色もフレーズも昔の感じに近いく、なんともメロディアスななかにも Jay節 がしっかり盛り込まれている。計算されたプレイは曲に大変マッチしている。簡単そうに聞こえるが、弾いてみると意外に難しいぞ!
    Nothing You Can Do About It / Airplay ちょっと変わった独特の雰囲気の音使いだ。伸びやかな音色でのフレージングとこれまた滑らかな左手のテクニックに加えトリッキーさも、またGOOD
    Release Your Self / Marc Jordan いきなりボリューム奏法攻撃と得意のトリッキーなペンタトニック早弾きや開放弦を使ったフレーズがアップテンポな曲を更に盛り上げる。エンディング直前のセカンドソロも出来がよく一粒で2度おいしいとはまさにこの曲のことだ。
    Call Me Romantic / Janey Clewer 最近のプレイの中では20/20と並んで素晴らしいプレイだ。ここ何年かの音色の変化後のソロの中ではとても良く出来ている。 切れ味鋭い刃物のようだ。
    After The Love Is Gone / Airplay これぞ完全に曲の1部になっている完成されたソロだ。一見簡単で誰にでも弾けそうだが、単純にメロディを弾いただけではああは聞こえないのだ。ベノワ&フリーマンや、Bill Champlin のライブでのプレイを聞いてもなんか違うんだよなあ。
    Pass This Time / Peter Allen 出だしから相手のタイミングを狂わせる意表をついたスローカーブのような攻撃だ!短いなかにもJayの個性がはっきり感じられるソロ。音色もいいし後半のハモりも自然だ。

    Jay Graydon といえばギタリストとしては 自らのユニットである Airplay での粘りとタメとハーモニーを駆使した計算された素晴らしいプレイは当然ながら、その他にも Manhattan Transfer Twilight Zone でのツインリードソロや Steely Dan のアルバム『Aja』に収められた Peg でのギター・ソロが有名であろう。 そのソロにはリー・リトナー、トム・スコットほか、超一流と呼ばれるソロイストたちが次々に挑むが、どれもOKを取ることが出来なかった。 そして7人目のチャレンジャーとなったジェイ・グレイドンのソロが見事に採用され、彼の株は一気に上昇した。 また、1979年からはプロデュース業にも力を入れ、Steve Kipner Knok The Walls Down, Bill Champlin Single,Manhattan Transfer Extentions,Al Jareau This Time, Breaking Away』と次々に大ヒットを連発させる。さらに、George Benson,El Debergeを始め、80年代以降も確実にヒットを放ち、その緻密なサウンドと洒落たアレンジは、今ばお、多くのマニアから絶賛され AORのバイブル、無人島の一枚必携のアイテムとも言われている。 91年にはClif Magness & Gren Ballad と結成した PLanet3 でアルバムを発表。 93年には初めてのソロ作『Airplay For The Planet』をリリースし、翌94年1月の 初ソロ公演では ,Bill Champlin,Steve Porcaro,Bill Cantos 等と Jay Graydon Band として来日し、 Stranded を演奏!その音楽的な集大成を披露してくれた。96年1月には Tommy Funderburk を連れて 再びわれわれの前に姿を現しオープニングから Crying All Night をぶちかまし、BIX It Will Be Allright まで演奏して、AORオヤジたちを涙させてくれた。 サーフミュージックじゃない、AORアルバムを聞かせてくれ!


    David Foster
      David Foster はカナダ生まれのキーボーディストで、アコースティックピアノとエレピを重ねた独特のサウンドと クラシックタッチを取り入れたテクニックと抜群のセンスを武器にLAを拠点に参加したセッション活動は数知れず、 ミュージックシーンに一躍その名を広めた。また、70年代後半には売れっ子プロデューサとしてHall & OatsEW&Fire ほかにヒットをもたらす。 以後も Chicago の「素直になれなくて」からNatalie Cole などで数え切れないほどのヒット曲を製作した。 また、83年からはソロ活動も行ない、映画『セント・エルモス・ファイアー』のサントラから自身のピアノによる「愛のテーマ」 が大ヒット。これまでに7枚のソロをリリースし、94年の4月には”JTスーパー・プロデューサーズ”の第一回目アーティストに 抜擢され、僚友 Jay Graydon や秘蔵っ子 Waren Wiebie,ピーボよりうまいのはピーボだけの Peabo Bryson などの豪華メンバーを 引き連れ2時間半にわたる見事なステージを披露してくれた。しかしこのころから、ロックスピリッツをなくしたバラードおじさんと 化してしまうのであった。確かにプロデューサーとしては絶大なる支持を得ているし、富も栄光も手にしたと思う。しかし、 われわれが聞きたいのはバラードだけではないのだ!現代のアメリカのミュージックシーンにおいては、NAC・AORの ミュージシャン・プロデューサーとしてのデビッドの70年代から80年代にかけての素晴らしい仕事の数々を評価してプロデュースを 依頼してくるミュージシャンはいないのだろうか?ビッグネームゆえのギャラの高さがそうさせているのだろうか? 最近のデビッドはAOR全盛期の仕事に関しては否定的な意見さえ持っているという話も聞く。 田島にとってのデビッドフォスターの好きな御仕事といえばブラック系のミュージシャン系の仕事になる。 バンドのメンバーと時間を掛けて共作を行い、御助けメンバーにはTOTO系のスタジオミュージシャンを配置、 当然ホーンセクションはジェリー・ヘイ、ラリーウィリアムスらのシーウィンドホーンズで固めるのだ。 そして仕上げにデビッド自身がアロンルファで固めたアコースティクピアノを使ってコードを叩くのだ! 3連であればさらにいい! デビッド・フォスターがロックを思い出すのは何時の日になるのだろう?

    David Fosterの詳しい情報は吉村さんのHomepageをご覧ください。

    田島のお気に入りのFoter Works
    Chicago 16 /Chicago 衰退気味だったシカゴを復活させたDavidの功績は凄い!Steve LukatherBill Champlinを起用し、シカゴの復活と以後の新しい方向性を打ち出した。これがきっかけで、Bill Champlinが正式メンバーとして迎え入れられることになる。なかでも超名曲Hard To Say I'm SorryAORファンでなくても耳にした事があるはずだ。
    Runaway / Bill Champlin アルバムの完成度の高さはTOTO一派やJay Graydonの力量によるところも大きいが、カラッとしたLAサウンドやシンセベースやホーンセクション等をうまく使ったアレンジ素晴らしく、捨て曲無しのお勧めAORアルバムだ!軽快なサウンドとBIllの表情豊かなボーカルは聞くものをそう快な気分にさせてくれる。
    Shine / Avarage White Band なぜかブラックミュージックとの相性のいいDavid Fosterだが、そのなかでもこのアルバムは素晴らしい出来だ!Ned DoheneyWhatcha Gonna Do For Meもカバーしている。Let's Go Round Againは当時ディスコでもヘビーローテーションだった。
    Two Eyes / Brenda Russell Davidのプロデュースではないものの、It's Somethingでのコンポーズとプレイはサウンド・プレイともに非常に素晴らしくBrenda Russell の魅力を十分に引出している。更にTommy Lipumaのプロデュースも素晴らしくBrendaの最高傑作だと個人的には思う!
    I Am /EW&F グラミー賞でも評価されたこのアルバム、EW&FのPOPな一面を大いにアピールした。EW&Fの泥臭さを抜き洗練されたPOPさを前面に押し出しセールス的にも成功したアルバムだ。AORではないがAORファンには是非聞いて欲しいアルバムだ。
    Faces / EW&F Back On The RoadでのSteve Lukatherのガッツ溢れるプレイは、Guitarファンでなくても是非聞いて欲しい!一般的には評価の低いアルバムと言われているようだが、そうは思わない。I Amに優るとも劣らない出来だと思う。
    Middle Man/Boz Scaggs Bozの大人の魅力+全盛期のTOTOのエッセンスを十二分に楽しめる素晴らしいアルバムだ。ところどころで聞くことができるDavid Fosterのピアノのバッキングは素晴らしく、一時代の作品の良きお手本として、Airplayと並んで内外の多くのミュージシャンのアレンジに影響を与えたといえるだろう。We Are All Aloneと並ぶ名バラードYou Can Have Me AnyTimeでは大御所サンタナが枯れたギターソロを聞かせてくれる。

    Larry Carlton
      ミスター335、感性のギタリスト、なんて呼び方がぴったりのラリーカールトン、クルセイダーズへの衝撃的な参加からもう 何年経つのであろう、昨年も来日しブルーノートで渋いプレイを聞かせてくれた。Jazzやブルース、ビバップのエッセンスにロックフィーリングを ブレンドした独特のスタイルはいまだに他のギタリストの追従を許さないであろう。当時はリー・リトナーとともにクロスオーバーブームの火付け役 としてギター雑誌のインタビューなのでは常に取り上げられるほどの人気だった。そしてそn頃のファンは今もなお、ファンとして応援し続けているのだ。 ギブソンES335とブギーアンプによる。ダイナミクス豊かな表情のある色気のあるギターは、一聴してラリー・カールトンであると分かるほど独特なもの であり、数々のフォロワー達も到達出来ない領域ではないであろうか。現在は335に拘らず、いろいろなギターを弾いているが、そのタッチは 何を弾いてもラリー・カールトンのものであり、凶弾に倒れてからも奇跡の復活をとげ、今もなお、ミュージックシーンの第一線で活躍している息の長い 素晴らしいギタリストであり、私の中でもジェイグレイドンと並ぶ最も好きなギタリストとして常にトップに君臨することになるのだ。

     

    Album
    With A Little Help My Friends 1969年録音のもろJazz Guiterアルバム、ジャケットにもあるように、フルアコやアコースティックギターを使ってあまいトーンで、チョーキングやビブラートなしで渋く決めている。BeatlesElenor Rigbyもカバーしている。Peole Get ReadyJazzアレンジでのギターソロがめちゃカッコイイ!
    Singing Playing 1974年のソロ第2弾で、ちょうどCrusadersに参加した頃でもあり、まさに売り出し中の頃だ。すでにブルージーな泣きのギターは片鱗を見せはじめている、夜のさまよいほどの弾きまくりのアルバムではないが、随所に素晴らしいプレイを聞かせてくれる。歌ものも素朴でなかなかいい。MIchael OmartianWilton FelderJoeSampleが参加している。
    Larry Carlton ご存知超名曲Room335を含むこのアルバムはFusion Guiterのバイブル的な作品でLarry Carltonの最高傑作だ。全曲にわたって感性に訴えるLarryの伸びのある素晴らしいGuitarが歌いまくる。とにかくギターサウンドが素晴らしく、ボリューム奏法やピッキングのニュアンスにより、プレイに多彩な表情をつけて、聞くものの耳を釘付けにする。参加メンバーはJeff PorcaroGreg MathisonAbe Laboriel
    Strikes Twice BassRobert PopwellDrumJohn Feraroを迎えたこのアルバム演奏全体としては、前作をしのぐ勢いだ。1曲目テーマからいきなり素晴らしいスピード溢れたギターを聞かせてくれるので驚きだ。テーマなのにこんなにテクニカルなのってあり?ギターソロではハーモニクスを多用した伸びやかなフレーズをたっぷり聞かせてくれる。また、裏335と言われているMulbery Streetも収録
    Sleep Walk Last Nightは後にLiveでも良く演奏される曲でもあり、Larryもお気に入りの曲のようだ。DrumJeff PorcaroKeyboardsTerry TrotterGreg MathisonBassAbeLaborielを迎えバンドっぽい演奏を聞かせてくれる。カントリーテイストのSong For Katieや、タイトルチューン夢飛行'まさにタイトルどおりのロマンチックなギターを聞かせてくれる。
    IFriends かなりBluesの影響が強く感じられるこのアルバム。Guotarのトーンも心なしブルージーに感じる、もしやGuitarGibson ES335からVarley Artsに変えた頃かな?DrumJeff PorcaroKeyboardsTerry TrotterJoe SampleBassAbeLaboriel、このアルバムで特に変わったところではあのAl JareauTequilaにスキャットで参加、また、SaxMichael Breckerもこの曲と補かにも参加している。BluesGuitarの大御所BB Kingとの共演も興味深い。
    Alone/But Never Alone Acoustic Guitarを使ったナチュラルで透明感のあるサウンドが魅力なアルバムだ。曲調は全体的には渋く控えめにキメている。Larry独特なピッキングのニュアンスやタッチはAcoustic Guitar に持ち替えてもすぐにLarryとわかる独特なものだし、単なるFusion Guitaristの枠に囚われない音楽性の広がりを見せている。
    Last Nite 1986/2/17Baked Potatoで行われたLiveを収録したLive Albumだ。メンバーはKeyboardsTerry TrotterAbe LaborielJohn Robinsonの他にもJerry HeyGary Grantも参加している。まさにLiveという掛け合いたっぷりの切れのある演奏を聞かせてくれる。ここでのDon't Give It Upは、教則ビデオに一部収録されているものと一緒だろうが、なかなか枯れたサウンドでいかしたギターを聞かせてくれる。ここでは335ではなくVarley Artsのホワイトのストラトを使っている。
    Discovery 全編Acoustic色のこのアルバムはとてもPOPな仕上がり。Doobie BrothersMinuite By Muiniteを取り上げている、また、この曲では作者のMichael McDonaldKeyboardで参加している。BassにはJohn PenaDrumsRick MarottaKeyboardsにはTerry Torotterが参加している。
    On Solid Ground あの忌まわしい事故から8年間の沈黙を破って発表した復帰第一弾!はっきりいってここまで回復するとは思わなかった。以前よりもギターテクニックは上がっているのではないか?Steely DanJossieやデレク&ザ・ドミノスのLailaなども演奏している。
    Christmas At My House Larry Carltonのクリスマスアルバム??と思うでしょ。これが結構Jazzyでいいんだ。甘いトーンで、またはAcousticな暖かみのあるサウンドとシャレたアレンジがモダンなクリスマスを演出してくれるだろう。
    Kid Gloves アコースティックとエレクトリックのバランスの取れたナイスなアルバムだ。タイトル曲をはじめ楽曲もいい曲が揃っているしサウンドもいい。最近のアルバムの中では田島の一押しだ!ジャケットをよく見てねまだ髪の毛もあるぞ!
    Renegade Gentleman ハーモニカのTerry McMillanFeatureしたbルーズアルバム、今までのアルバムやLiveで聞けるようなブルーズではなく、泥臭いストレートなブルーズを演奏している。ここまで泥臭いと田島にはちょっときついです。
    The Gift カントリーぽい曲や奥さんに歌を歌わせたり、(素人?意外にいけるよ)なんか余裕を感じさせるアルバムだ。タイトルチューンの The Gift は枯れたアコギのトーンが泣かせるよ。Osaka Coolはまさに Larry節だ。コードを多用したメロディーのアプローチが渋い。

    私自身まだまだ聞いたことのないソロもたくさんあるし、何故これが抜けているんだ! と思われるようなものもあると思われるが、私の知っている物の中から好みのものを悩んだ挙げ句 ピックアップしてみた。Larry Carltonのギタープレイの特徴は、なんといっても表情豊かなピキングのタッチ とJazzyなスケールを生かしたフィンガリングテクニックと、ブルージーなチョーキングやビブラートくる ウイックイッという溜めの「枯れたよく歌うギター」に尽きる!、トライアドやコードについても非常に詳しく あえて、スケールをはずしてプレイに緊張感や意外さのようなアクセントを加えたりもする。

    独断と偏見で選んだ Larry Carltoin Guitar Play BEST10
    Room335 まさにギターのディズニーランド!微妙なタッチやあらゆるテクニックを駆使した歌心あるフレーズは、20年近くたった いまでもまったく色褪せていないのは驚異的だ、これだけ表情のあるプレイを出来るギタリストは見たことがない。ギターフリーク は避けて通れないこの名演にあなたはどこまで近づくことが出来るか?
    Spiral / Crusadaers 緊張感のあるリズムセクションをバックに泣く泣く、溜める溜める、のながーいギターソロだ。歪みも少なくナチュラルなディストーションを使ったフレーズはなんともいえない色気のある、とても滑らかなソロだ!
    Stlikes Twice テーマがこんなに難しいのってあり???? しかしギターソロも負けず劣らず凄いものがある。ピッキングハーモニクスを使った超ロングトーンのフィードバック奏法やSAXのようなフレージングは、聴くものを圧倒する。
    Kid Charlemagne / Steely Dan 曲想によくまっちしたソロ!枯れたトーンで、なんともいえない、繊細なトーンがいやがおうでも曲を盛り上げる、後半のダブルノートチョーキングを使ったフレーズはここでいれるなんて、 斬新だよねえ。
    Point It Up とにかく早いぞ!テーマから早い。ソロに入ればボリューム奏法を駆使してなんとも絞り出すような叫ぶようなフレーズを連発、ペンタトニックやブルーススケール中心ではあるが 、あのくらいのスピードで弾くってのは難しい。普通は出来ないぞ!
    Good Life / Bil Labounty イントロから、癖のあるカッティングが何ともいえない。ちょっとらしくないトーンを使ったソロも絶品だ。GIbson LP Special使用か?
    Night Crawler 右手を使ったハーモニクスのアイディアといい、ハモリといい、爽やかなテーマです。ソロはのびやかに良く歌うなかにもブルース臭さが漂うプレイ、渋いですねえ! 大好きです。クルセイダーズのバージョンとは全然ちがうんだ。
    Mr.O / Bill LaBounty このアルバムで聞ける太いナチュラルなトーンによる強弱・緩急の変化をつけたソロは、数あるプレイの中でも珍しいタイプのソロだ。ファンの方は要チェック!!
    It Was Only Yesterday ピッキング・ボリュームによって、音色をコントロールするという技術が非常にうまい!しかしこれだけギターを泣かせられるってのは凄い!タイプ的にはサンタナっぽいかもしれないが、 その中にもラリー・カールトンの魅力(らしさ)が充分に聞ける1曲だ。
    Kid Groves アコースティックを使ったとてもPOPな曲、ギターソロもアコギながらもカールトンの匂いのする素晴らしソロだ。

     


    Maxus
      Michael Landau,Jay Gruska,Robbie Buchanan,Mike Bairdらで結成したスーパーAORバンド、アルバム一枚のみで解散してしまったようだが、そのサウンドは当時はTOTOとよく比較された。個人的にはTOTOよりも、Nealsen&Pearsonに近いサウンドだと思っている。曲もなかなか揃っているし、Jay GruskaのハスキーなVocalと、アグレッシブなMichael Landauのギターがすばらしい!!テクニシャンぞろいのバンドなのでとても安心して聞けるお勧めの1枚だ。是非ともCD化が待ち望まれるNiceなアルバムだ。といってたらついにCDになりました!!好きな人はCDで持っていたいアルバムだ。

    Nealsen&Peason
      リード・ニールセンとマーク・ピアソンからなるAORユニット。時代的にもアルバム・サウンドの変遷についてもPagesと常に比較されるユニットだ。Nielsan Peason Bandを含めて、3枚のアルバムを発表しているのも、Pagesのギタリスト Charles"Ikarus"Jhonsonが参加しているのも興味深い。2nd、3rdアルバムの出来は素晴らしく、AORファンのマストアイテムともいわれている。3rd アルバム Blind LuckではTOTOのSteve LukatherやMaxusのMichael Landauも参加しているなんとも豪華な組み合わせだ。しかもこれが2nd/3rdの2in1でCD化されちゃった!!いやあ最近はいいのがCD化されるんで嬉しいなあ!!

    Pages
      Richard Page(Bass,Vocal)Steve George(Keyboad,Vocal)John Lang(Lirics)を中心に活動したグループ、 ハイセンスなアレンジと美しいハーモニーを持ち味とする、通好みの AOR です。のちに Richard PageSteve George Mr.Mister を結成し大ヒットを飛ばすようになる。また、数多くのAORのセッションに参加しており、この二人のコーラスはAORの定番と言われている。
    Richard Page(Bass,Vocal)
       
    Steve George(Keyboad,Vocal)
       
    Charles 'Ikarus' Johnson(Guiter)
       
    John Lang(Lyrics)
       

     

    Album
    Pages(1st) 素朴ななかにも鋭いコード進行と透き通るような透明感のある美しいハーモニーを取り入れ、 pages の作曲能力とセンスを感じさせるアコースティック色の強いファーストアルバム This Is For The Girl, Chemistry,If I Saw You などでははやくも 3rd で聞けるような Page の特徴がちらほら。Steve GeorgeVocalモ何曲かでフューチャーされているし、、pages の最高傑作!!
    Future Street 3枚のアルバムの中では一番ロック色の強く聞きやすい、このセカンドアルバムでは Charles 'Ikarus' Johnson Guiter が大活躍している。 聞きやすさ、popさはこのアルバムがいちばんか?田島はこのアルバムの中では異色の The Sailor's Song, Steve GeorgeVocalをとるTwo People,Who's Wright Who's Wrong が好きです。
    Pages(3rd) Jay Graydon (Bobby Corombyも2曲)プロデュースによる。超名盤、豪華なゲスト陣には Vinnie Coliuta, Jay Graydon,Jeff Porcaro,Steve Khan など。 AORファン必聴・必携アルバムだ。 You Need A Hero, Tell Me,O.C.O.E,Come on Home,Fearess,Only A Dreamer など捨て曲無しで、これでもかこれでもかの名曲がずらりとならんでいる。 こういう素晴らしいアルバムこそ是非再発して欲しいものだ。

     


    The President
      ザリガニのジャケットが印象的アルバムを1枚発表しているオランダのAORユニット、曲・サウンド・ハーモニー・演奏のどれをとっても素晴らしく、普段聞きなれたLAサウンドとは、また違った、ヨーロッパ風味のちょっと憂いのあるAORの良さを堪能できる耳の肥えたAORファンならきっと気に入るNIceなアルバムだ。AORCLUBにもファンが多いと聞く。また、ギタープレイも素晴らしく、J Graydonばりの素晴らしい、のびやかで粘りのある感情のこもったギタープレイを聞かせてくれる。中古屋でザリガニと遭遇したら迷わず買う!これが合い言葉だ。

    Pauline Willson
      ザリガニのジャケットが印象的アルバムを1枚発表しているオランダのAORユニット、曲・サウンド・ハーモニー・演奏のどれをとっても素晴らしく、普段聞きなれたLAサウンドとは、また違った、ヨーロッパ風味のちょっと憂いのあるAORの良さを堪能できる耳の肥えたAORファンならきっと気に入るNIceなアルバムだ。AORCLUBにもファンが多いと聞く。また、ギタープレイも素晴らしく、J Graydonばりの素晴らしい、のびやかで粘りのある感情のこもったギタープレイを聞かせてくれる。中古屋でザリガニと遭遇したら迷わず買う!これが合い言葉だ。

     


    Tommy Funderburk
      教会で Earth Wind & Fire Bassist Virdaun White と席を隣り合わせになった偶然から、 スタジオへ遊びにゆく事になり、そこで Phirip Baily のパートを地声でうたうという離れ業を披露し ミュージシャン達のドギモを抜く。そんな噂が、ハイトーンボーカルを探している。David & Jay の耳に入り Airplay への参加となった。その後 Seawind,The Front,Boston,King Of Hearts での活動へと続いてゆく、 顔は恐い(個人的にはAOR界の鹿賀丈史と呼んでいる)が素晴らしいボーカルを聞かせてくれる。

    TOTO
      Boz Scagss のバックメンバーを中心に結成されたLAのスーパーグループ、ロック、ソウル、 ジャズ、クラシック等のあらゆる音楽性を持つ、テクニックに裏打ちされた、楽曲と素晴らしいコーラスワークで、 AORブームの中心として大活躍するが、リードボーカルが固定しないと言う悲しいパターンを繰り返し、 現在のルカサーがリードボーカルをとるというかたちにいたる。
    Jeff Porcaro(Drums)
      歌ものを叩かせたら Jeff の右に出るものはいない!といわれる程の今は亡きスーパードラマーだ。 ジョン/ボーナムやバーナード・パーディー等のの様々なジャンルの要素を採り入れて自分なりに消化した 独自のリズムパターン・スタイルは他の追従を許さない! その片手16ビートを多用したスタイルは、TOTOシャッフルと呼ばれ、AORにはなくてはならない一つの 定番スタイルとまで言われている。当然のことながら、ミュージシャン達からの信頼もあつくRockFUSIONから 歌謡曲まで数多くのセッションに参加している。そこでの数々の名演は、今もなお我々の心の中に生き続けている。
    Steve Lukather(Guiter,Vocal)
    ご存知われらがLUKE、数々のスタジオワークでの名演は我々に強いインパクトを与えてくれた。ルカサーのプレイスタイルは、どこか演歌の匂いのする日本人好みのメロディラインとさまざまなスケールを使った早弾きが特徴だ。
    David Paich(Keyboad,Vocal)
       
    David Hungate(Bass)
       
    Steve Porcaro(Keyboad)
       
    Bobby Kimball(Vocal)
       
    Joseph Williams
       
    Fargie Frederiksen
       
    Jan Michael Biron
       
    Simon Philips(Drums)
       

     

    Album
    TOTO 衝撃のデビュー作!スタジオミュージシャン集団のセンスとテクニック+楽曲の良さに個性が加わりロック・ジャズ・ブラックミュージック・ソウル等のエッセンスを取り入れたこのアルバムはAORの傑作といえるだろう。
    Hydrra よりロック色を強め更にプログレッシブな要素もあるアルバムだ。All Us BoysWhite Sisterなどのストレートなロックも爽快だ!
    Turn Back よりエッジの効いたハードなサウンドを聞かせてくれるこのアルバム、Hydra で見られたプログレッシブな要素は少なくストレートかつ、勢いのあるロックアルバムに仕上がっている。ききどころは JeffDrum Lukatherのギターが冴えまくる Good Bye Elenore だ。
    TOTO IV グラミー賞受賞のアルバム、RosanaAfricaなど商業的にも大成功を収めた。Rosanaで聞く事の出来るJeffの叩くリズムパターンは複雑かつタイトでJeffならではのアイディアとテクニックを感じさせてくれる。後半のブルースピアノっぽいPaichiのソロとLukatherのハードなギターもカッコイイ
    Isolation  
      Farenheight  
    The Seventh One なんていっても1曲めのPameraでしょう!David Paichiのダーティなピアノの刻み、Jeffの歯切れのいいリズムパターンといいJosephのハスキーなVocalといいLukatherのハードかつスピーディなGuitarといい初期のTOTOを思い出させてくれる素晴らしい演奏だ。
      Kingdom Of Desire  
      Tambu  
      TOTO XX 結成20周年を記念して発売された、未発表曲+ライブテイクのこのあるばむ、曲の完成度としては若干劣るものの、時代時代のTOTOのサウンドの変遷をたどるのはなかなか楽しいものだ。個人的には初期の作品が気に入っている。