ここの本題から逸れてしまうが、是非付け加えておきたい。従来のH/PC(640x240ドット液晶のハーフVGAマシン)とH/PC Pro 3.0の一番重要な違いは、画面解像度と周辺機器への対応度である。つまり、CE端末本来の特長だと我々が信じてきた「携帯性」より、「画面解像度の向上」と「幅広い周辺機器への対応」という部分に重点を置いたニュージャンルがH/PC Pro 3.0なのだ。ユーザニーズがあると踏んだからこそ、この3年の長き間をじ〜っと静かに待ち続けていた富士通が参入し、6月末現在で7社のハードメーカーが相次いで製品化に踏み出したのだ。
1)ハードウェアの新機能
●ディスプレイはフルサイズVGAやSVGAをサポート(画面解像度の向上)
●タッチタイピング可能なキーボードをサポート
●USBインターフェイスをサポート
●ポインティングデバイス(従来はタッチパネルのみ)をサポート
●対応するCPUの数が増えた(製品の設計仕様に合わせて選択可能)※
※VR41xx系MIPSプロセッサ、TX39xx系MIPSプロセッサ、SH3/4プロセッサ、
SA1100プロセッサファミリー等
2)新たな電子メールクライアント
●Microsoft Pocket Outlookでは、IMAP4やPOP3など多数のインターネットプロトコルに対応
●インターネットの標準アドレス解析規格LDAPをサポート
●添付ファイルの外部デバイスへの保存が可能
3)データベース機能の拡張
●Pocket AccessおよびActiveX Data Objectsをサポート
(Microsoft SQLサーバー等にアクセスが可能)
4)アプリケーション面
●Pocket Access / InkWriter / Voice Recorderを新規追加
●従来のPocket Word / Pocket Excel / Pocket PowerPointの機能を拡張
★関連資料
| Handheld PC Pro 3.0ハードスペック比較一覧(6/25/1999)
| Handheld PC Pro 3.0サイズ/重量比較一覧(6/25/1999)