インストールの大まかな手順を説明します。Makefile や form.html の編集の細かい部分は,後のセクションで解説します。
《まず,ネットワークに接続する前に,以下の作業をします》
Makefile
の書き換え パッケージを展開すると,たくさんのファイルの中に,Makefile.orig
というファイルがあるはずです。このファイルを,Makefile
(または makefile
)という名前でコピーします。あとはこのファイルを,Web ページが置いてある環境に合わせて書き換えます。
書き換え方法は,「Makefile の書き換え方法」で解説します。
《以下は,ネットワークに接続しての作業です。》
ftp ソフトで,プロバイダのサーバに接続し,新たにディレクトリを作ります。
このディレクトリは,public_html
や WWW などの,Web で公開するファイルを,入れておくためのディレクトリ(プロバイダによって,名前が違うと思いますが)の下には,作らない方がいいでしょう(作る必要がありませんし)。
そして,そのディレクトリの中に,先ほど書き換えたファイルを含めた,パッケージに含まれていたファイルや,(i) で新しく作ったり書き換えたりしたファイルなどを,すべて送信します。
ftp ソフトに,ディレクトリ丸ごとを,送信する機能があれば,それを使って,ファイルの入っているディレクトリを,丸ごと送信してもいいでしょう。
以下では,ユーザーディレクトリ直下に,keiko
というディレクトリを作り,その中にすべてのファイルを入れたとして,話を進めます。
make
を実行 プロバイダが提供している telnet サーバに,telnet クライアントソフトを使って,接続します。
接続して,ユーザ名と,パスワードを入力すると,最初にメニュー画面が出てくるプロバイダが多いと思います。そのメニューの中に,「シェル」といったようなメニューがあれば,それを選択します(詳しくは,契約しているプロバイダが,提供している情報を,参照してください)。これで,
akagi%
という感じのプロンプトが表示されたら,シェルに入れたことになります。
ここで,ftp で作ったディレクトリに,cd で移動します。
cd keiko
CGI をビルドするために,make
を実行します。通常は,引数無しで
make
とすれば OK です。
RIMNET などの,gcc がインストールされていない環境では,
make rimnet
としてください。
特にエラー無くビルドが終了したら,keiko.cgi というファイルが作成されているはずです。最後に,
make install
を実行して,インストールを実行してください。特にエラーが出ていなければ,インストール完了です。
カウンタを表示させたいページに
という行を適当なところにおけば,カウンタの設置完了です。<img src="cgi-bin/keiko.cgi" alt="とてもたくさん" >
(src="〜" や alt="〜" の部分は,環境などにあわせて書き換えてください)
正常に動作している事がわかった場合は,送信したファイルはもうサーバに置いておく必要がないので,すべて削除してかまいません(ローカルにあるファイルは,保存しておいてください)。ディレクトリごと削除する場合は,rm
に -r オプションをつけて,
rm -r keiko
とします。