インストール手順

 インストールの大まかな手順を説明します。Makefile や form.html の編集の細かい部分は,後のセクションで解説します。


《まず,ネットワークに接続する前に,以下の作業をします》


(i) Makefile の書き換え

 パッケージを展開すると,たくさんのファイルの中に,Makefile.orig というファイルがあるはずです。このファイルを,Makefile(または makefile)という名前でコピーします。あとはこのファイルを,Web ページが置いてある環境に合わせて書き換えます。

 書き換え方法は,「Makefile の書き換え方法」で解説します。


《以下は,ネットワークに接続しての作業です。》


(ii) ftp でソースなどをプロバイダのサーバに送信

 ftp ソフトで,プロバイダのサーバに接続し,新たにディレクトリを作ります。
このディレクトリは,public_html や WWW などの,Web で公開するファイルを,入れておくためのディレクトリ(プロバイダによって,名前が違うと思いますが)の下には,作らない方がいいでしょう(作る必要がありませんし)。

 そして,そのディレクトリの中に,先ほど書き換えたファイルを含めた,パッケージに含まれていたファイルや,(i) で新しく作ったり書き換えたりしたファイルなどを,すべて送信します。

 ftp ソフトに,ディレクトリ丸ごとを,送信する機能があれば,それを使って,ファイルの入っているディレクトリを,丸ごと送信してもいいでしょう。

 以下では,ユーザーディレクトリ直下に,keiko というディレクトリを作り,その中にすべてのファイルを入れたとして,話を進めます。


(iii) telnet で接続して make を実行

 プロバイダが提供している telnet サーバに,telnet クライアントソフトを使って,接続します。
 接続して,ユーザ名と,パスワードを入力すると,最初にメニュー画面が出てくるプロバイダが多いと思います。そのメニューの中に,「シェル」といったようなメニューがあれば,それを選択します(詳しくは,契約しているプロバイダが,提供している情報を,参照してください)。これで,

akagi%

という感じのプロンプトが表示されたら,シェルに入れたことになります。
ここで,ftp で作ったディレクトリに,cd で移動します。

cd keiko

(iv) make を実行する

 CGI をビルドするために,make を実行します。通常は,引数無しで

make

とすれば OK です。

 RIMNET などの,gcc がインストールされていない環境では,

make rimnet

としてください。

 特にエラー無くビルドが終了したら,keiko.cgi というファイルが作成されているはずです。最後に,

make install

を実行して,インストールを実行してください。特にエラーが出ていなければ,インストール完了です。

 カウンタを表示させたいページに

<img src="cgi-bin/keiko.cgi" alt="とてもたくさん" >
(src="〜" や alt="〜" の部分は,環境などにあわせて書き換えてください)
という行を適当なところにおけば,カウンタの設置完了です。

 正常に動作している事がわかった場合は,送信したファイルはもうサーバに置いておく必要がないので,すべて削除してかまいません(ローカルにあるファイルは,保存しておいてください)。ディレクトリごと削除する場合は,rm-r オプションをつけて,

rm -r keiko

とします。


SUZUKI, Mitsuhiro <s_mitu@os.rim.or.jp>