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Re: 夢 投稿者:管理者 投稿日:2026/01/23(Fri) 01:46 No.39

bear.gif 先日、21歳の大学生の話を聞いた。仕送りゼロ。学費は自分で稼ぎ、生活費は奨学金に頼る。それでも足りないから夜の仕事をしているという。彼女は言った。「働きたくない」「彼氏も結婚も面倒」「子どももいらない」「夢はない。ニートがしたい」と。

この言葉を「最近の若者は…」で片づけるのは簡単だ。しかし私は逆だと思う。彼女は怠け者ではない。むしろ“生きるために”必死に働いている。夢がないのではなく、夢を語る余裕がないのだ。

夢とは本来、衣食住が安定し、明日が見える社会で芽生える。だが今の日本では、若者ほど生活の土台が薄い。物価は上がり、税と社会保険料は重く、手取りは増えにくい。失敗すれば簡単に詰む。だから恋愛も結婚も子育ても「コスパが悪い」選択肢になる。夢を追うより、傷つかない生き方を選ぶのが合理になってしまった。

この国が失ったのは「夢」ではない。「夢を持っていい」という空気だ。若者に必要なのは根性論ではなく、余裕だ。働けば報われる感覚、やり直せる制度、安心して未来を描ける土台。余裕が戻れば、夢はまた戻ってくる。

夢を失ったのではない。夢を持つ余裕を奪った社会がある。私たちは、まずそこから直さなければならない。

「夢は贅沢品」になってしまった国で、
次に失うのは、未来そのものかもしれない。


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